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ハウス食品グループとフードロス・チャレンジ・プロジェクト 小学生を対象に
報道関係各位 2015年1月21日 ハウス食品グループ本社株式会社 特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド 株式会社博報堂 ハウス食品グループとフードロス・チャレンジ・プロジェクト 小学生を対象にした食育ゲーム 「もったいない鬼ごっこ」プログラムの提供を開始 ハウス食品グループ本社株式会社と特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド、株式会社博報堂(フ ードロス・チャレンジ・プロジェクト)は、小学校低学年の子どもがフードロスの問題を体感・学習できる食 育ゲーム「もったいない鬼ごっこ」プログラムを開発いたしました。 世界では人が消費するために生産された食料の約 3 分の 1(1 年あたり約 13 億トン)が、人の口に入る ことなく廃棄されてしまっていると言われています(2011 年 国際連合食糧農業機関報告書)。また、日本でも、年 間約 1,800 万トンの食品廃棄物が排出されており、このうちいわゆる「フードロス」とよばれる「本来食 べられるにも関わらず廃棄される量」は 500~800 万トンと試算されています。(平成 21 年度農林水産省推計) 「もったいない鬼ごっこ」はこの「フードロス」がどのように発生しているのか、子どもたちにわかりやす く伝えると共に、日常生活における「食べる」ことへの感謝の気持ちを啓発する、食育プログラムです。 当プログラムは今後、より多くの皆さまに教育の機会としてお役立ていただくため、ゲームの説明書や必 要な素材などを希望される教育機関や NPO 団体などに無償で提供する予定です。 『もったいない鬼ごっこ』ゲームキットの貸出はこちらから NPO 法人ハンガー・フリー・ワールド・公式HP http://www.hungerfree.net/download/onigokko.html 図:食材を追いかけるフードロスおに(左)と食品の生産→加工→流通→消費のプロセスを学ぶ教材(右) ●「もったいない鬼ごっこ」プログラム概要 「もったいない鬼ごっこ」はフードロス問題について口頭のレクチャーと体を動かすセッションを交互に 繰り返しながら学べるワークショップ型の食育プログラムです。 参加者は「食材」になり、「フードロスおに」から逃げる鬼ごっこを行います。食材が生産され、加工→ 流通→消費の拠点をめぐりながら、無事に消費されるまでをゴールとしています。各拠点を順番に鬼ごっ こしながら「どこでフードロスが生まれるのか?」をレクチャーし、フードロスの問題について学んでい きます。 例: 「生産規格外品が発生すると捨てられてしまう」「お店で売れ残ったら捨てられてしまう」 「家庭で食材が使われず、無駄になってしまう」など 図: 「もったいない鬼ごっこ」全体図 各拠点でフードロスの問題に関するレクチャーを受けると、鬼ごっこにハンデが発生します。例えば「生 産地では規格外品のニンジンは捨てられてしまう可能性が高い」などのレクチャーがあった後のターンで は、ニンジン役の参加者は「片足けんけんで鬼から逃げる」というハンデを背負いながら鬼ごっこに参加 します。 レクチャー4 セット、鬼ごっこ 4 セットを経てロールプレイが終わった後、全体で振り返りと追加レクチ ャーを行います。食べ物は長いバリューチェーンをたどり様々な人の手を経たうえで生活者に届くこと、 その過程で3分の1が廃棄されていること、その結果として食べ物を生産するための資源も無駄になり地 球環境にも影響が及んでいること、ロスの原因には我々自身の意識がかかわっていることなどのフードロ ス発生のシステムの一端を学習します。最後に子どもたち自身に、家庭でフードロスを防ぐためには?を ワークショップで考えてもらうことで、食べることへの感謝の気持ちを啓発しています。 お問い合わせ:博報堂 広報室 西本 (03-6441-6161)