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50周年記念特集

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50周年記念特集
50周年記念特集
富士市展50年のあゆみ
部門・会期・会場
第 1 回(昭和42年) 書道展・美術展・写真展の3展でスタート(招待作家制度有り)
会期は、書道と美術・写真の 2 会期
会場は吉原市民会館または富士文化センター
吉原市民会館
富士文化センター
第16回(昭和57年)
第24回(平成2年)
第27回(平成5年)
第28回(平成6年)
会期が、書道、絵画、工芸・写真の 3 会期に変更
絵画展が、絵画・彫塑展と名称変更
この年で高校生の部終了。以後、一般の部と統合
会場が富士市文化会館ロゼシアターに変更
会期が、書道・写真と絵画・彫塑・彫刻の2会期に変更
第31回(平成9年) 部門が「書道の部」
「工芸の部」
「写真の部」
「絵画の部」
「彫刻の部」に変更
会期が、書道と写真・工芸と絵画・彫刻の3会期に変更
市展の開催に当たり専門的な支援をする実行委員会が、
サポート委員と名称が変更
ロゼシアターでの市展
第42回(平成20年)
招待作家制度が、点数制に変更
賞
第 1 回(昭和42年) 市長賞、議長賞、教育委員長賞、教育長賞、努力賞、奨励賞
の6賞でスタート
第18回(昭和59年) 新人賞、佳作を追加
第27回(平成5年) 佳作を廃止
第31回(平成9年) 賞が、大賞、優秀賞、奨励賞の3賞に変更
第50回(平成28年) 市制50周年及び市展の50回を記念し50周年記念賞が実施
第50回副賞
左:大 賞
中:優秀賞
右:奨励賞
副賞制作 松田裕康 氏
(日展会員)
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図録
第1回(昭和42年) 書道展と美術・写真展で、それぞれ図録を発刊
第1回図録
(左:写真・美術 右:書道)
題字 齊藤滋与史市長
(1~3回)
第16回(昭和57年) 毎年2冊の発刊が、1冊に統合
第16回図録
題字 渡辺彦太郎市長(4~23回)
第24回図録
題字 鈴木清見市長(24~35回)
第36回(平成14年) 作品掲載ページが白黒からカラーに変更
第36回図録
題字 不詳(36~37回)
第40回(平成18年) 『40周年記念富士市展歴代受賞者名簿』の発行
第40回図録
題字 平岡彦三教育長
(38~45回)
第48回(平成26年) サイズがB5判からA4判に変更
第48回図録
題字 山田幸男教育長(46~48回)
第50回(平成28年) 50周年記念特集掲載
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40周年記念
富士市展歴代
受賞者名簿
50周年記念特集
第50回富士市展のようす
1日目
受 付
出品票の確認
2日目
3日目
出品票ナンバリング
審 査
工芸の部
絵画・彫刻の部
写真の部
書道の部
展示作業
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4-7 日目
公 開
公募作品展示スペース(書道の部)
会場受付
7日目
招待作家作品展示スペース(写真・工芸の部)
表彰式
賞状の授与
主催者(市長)挨拶
50周年記念賞の実施
来場者の投票により選ばれた作品に「50周年記念賞」を授与しました。(敬称略)
■書道
勝亦 良枝(蘭汀) 趙渢詩
齊藤 明子(暁谷) 玉葉集より七首
佐野 明美(三麗) しあわせになろうよ
■工芸
伊藤 弘美 おひなさま
佐野 宏子 彫竹文扁壺
望月 教子 早春
■写真
後藤 尚 カップル
佐野 淑明 あと1.3㎞
関 嘉之 ダンス
■絵画
鈴木 山治 白馬村青鬼集落
二見 六男 清涼
渡辺 立志 S 婦人
小倉 一光 憧憬
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50周年記念特集
富士市展50年によせて
富士市制及び富士市展の50周年を記念して、招待作家の中から、過去
10年間で「富士市教育文化スポーツ奨励賞」を受賞された方に、メッセー
ジをいただきました。
大村 華谷 さん(書道)
石岡かつ子 さん(絵画)
三ツ岡瑾流 さん(書道)
村上 雅洋 さん(絵画)
鈴木 光子 さん(工芸)
瀧 正 さん(写真)
受賞の思い出
⃝昔は入賞点数の中に必ず市長賞がなくては招待作家になれず、
入賞の厳しさを感じていました。
⃝初めて市長賞を受賞した作品ですが、静浦漁港の先端の瓜島に、夕日が沈む時間帯になると海
鵜が一杯集まるので、この光景を見てこれはよい作品ができるのではないかと思い、2~3日
通って夕陽が沈む所と海鵜が舞い上がった所を狙って撮ったものでした。市長賞を受賞するこ
とができ、大変うれしかったことを覚えています。当時は仕事をしていましたので時間を調整
するのもなかなか大変でしたが、受賞した瞬間にその苦労も忘れ、これからも頑張ってよい作
品を作ろうという気持ちが湧いてきました。
⃝初めての賞は奨励賞でしたが多くの方から電話をいただき、主催や会場が地域であると身近の
人の関心がすごいと思ったものです。
⃝市長賞受賞の知らせを海外で受けた事、丁度、初孫誕生で日本を離れていたので二重の喜びと
なり心に残っています。
⃝2市1町合併により5回展より出品。当時は市長賞も含め上位賞を4回いただかないと招待作
家となれませんでした。25回展でやっと達成でき、毎年辛抱つよく書いてきた努力が実りま
した。45年間元気で市展に参加できましたので、50年目まで休まず出品できればいいなと
思います。
⃝市展に出品を始めたころはなかなか受賞できませんでした。現在招待作家となっている皆さん
が活躍されており、その方々を目標に作品を制作してきました。初めて4賞(当時は市長賞、
議長賞、教育長賞、教育委員長賞)を受賞した時はとてもうれしかった思い出があります。
⃝表彰式の後、受賞者の代表の挨拶があったものです。その時の副賞がシャープペンでしたがこ
れが愛着以上に長持ちして何年も使用したものです。まさに私の宝物です。
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会場の思い出
⃝市展会場は富士文化センターと吉原市民会館で交互に開催されていたと思います。市民会館は
会場が2階だったので器具や額を持って2階まで階段で上がるのが大変でした。またある時、
雨漏りの被害もあったということでした。
⃝吉原市民会館の時代から出品していて、学生の部、一般の部ともににぎやかでした。
他の公募展との違いや富士市展の特徴
⃝市展には多くの作品が応募され、多くの市民が関心を持つ特別な存在であり、富士市として誇
りを持ってよいのではないでしょうか。また、応募作品が何度か受賞すると招待作家になる制
度があり、出品者同志の交流も大いに出てきます。写真を例に取って見ると、毎年審査員の先
生が「富士市の写真のレベルは他市に比べて非常に高い」と評価されています。
⃝審査員が中央からきている事。審査員名の公表により公正な審査が行われています。レベルの
高い展覧会です。
⃝私の仲間の話も含めて出品作品のレベルが高度な物が多いと思います。それは一部の人かもし
れないけれどそれだけ富士市民は生活レベルが高いのかとも思います。
⃝近年の市展の審査員は、全国的にも著名な作家などが多く、他の地方自治体などが開催する同
様の公募展との違いだと思います。こうした審査員の方々に作品を見ていただくことは、市展
のレベルを高め、出品者が創作するうえでも有意義なことだと思います。
⃝地元の書道愛好家が出品しやすい作品サイズ・出品料。市民が関心を持って足を運べる距離感
の展覧会。
⃝地元の主催なので、多くの人が出品できる事、かつ作品の選評や審査員の先生の作品集を興味
を持って見に来てくださる市民が多いこと。
⃝ジャンルの異なる作品が展示されるので、地元の文化、芸術の向上が図れる点です。
⃝中央展と違って、市展は、市民、富士市内に勤務する方なら誰でも出品できる利点があります。
(年齢制限はありますが)高校生出品も以前のようにあると将来の基になると思います。
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50周年記念特集
これからの市展・出品者に期待すること
⃝市展は市内では最も権威があり、目標となる公募展であり、自分を高める絶好の機会です。た
だ、市展を到達点とせず、さらに上のレベルを目指してほしい。これからの市展が、今までと
同じような枠組や運営で行われるかわかりませんが、市展が長く継続され、更に発展するよう
祈ります。
⃝昔のように高校生が出品しやすいように募集要項を考慮して各高校への呼びかけもしたらどう
でしょうか。
⃝学生の部から一般へのつながりを希望。招待作家は後進の育成に力を注いでほしい。
⃝市展には多くの部門があり、展示を見る事によって自分の趣味にあった部門を見つけ、入会し
やすくなるチャンスがあります。色々学ぶ機会も多くなると思います。また今の出品者は高齢
者が多いように思いますので、将来のことを考えて、今から若い人達に関心を持って頂くよう
に、中学生・高校生を対象にした学生部門を特別に設けたら、若い人達の関心も高まるのでは
ないかと思いますがどうでしょうか?(以前には特別に学生部門が存在していた時期もありま
した。
)
⃝もっと若年層の出品が多くなるように気軽に応募してほしい。そのため、選外について検討し
てもよいと思います。
⃝展示がもう少しゆったりできたらと思います。
⃝何事も第一歩が挑戦する気持ちが大事だと思います。私の仲間でも、よい作品ができているの
に何故か出品には二の足を踏むというのか、入賞なんかしないのだからという諦めの気持ちが
あるからか、参加しない人がいてもったいないと思います。
⃝市展のポスターに、前年度の最高賞の作品を使用しているのはとてもよいと思います。
⃝入賞すると点数が与えられ点数の合計が50点になれば招待作家に昇格できるという楽しみが
有りますので意欲も出ます。賞は各分野の中から視野を広く見て審査してほしいと思います。
そのほうが公平かと思います。1人でも多くの方に出品を進めたいと思います。
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■ 第50回 富士市展ポスター
The 50 th Anniversary
FUJI CITY ART EXHIBITION 2016
第50回記念
富 士
市展
1期
第
書道
2期
3期
第
第
写真・工芸
絵画・彫刻
平成28年度のご案内
作品募集&受付日
展示会
第1期 6月13日
(月)
書道(毛筆・硬筆)
※入場無料
第1期 6月16日
(木)
~6月19日
(日)
第2期 6月30日
(木)
~7月 3日
(日)
第3期 7月14日
(木)
~7月17日
(日)
第2期 6月27日
(月)
写真(単写真)
工芸(陶芸・染織・七宝及び和紙造形等)
各期とも10時から19時まで
(最終日は16時まで)
会場(受付&展示会)
第3期 7月11日
(月)
絵画 洋画(油彩・水彩・グラフィックデザイン・版画)
日本画(日本画・墨絵)
彫刻(彫刻・造形・彫塑・オブジェ・立体)
富士市文化会館
(ロゼシアター)
展示室
■詳細は募集要項及び富士市ウェブサイト「富士市展」のページに記載
募集要項(平成 28 年 5 月上旬頃に富士市内公共施設に配布予定)
各期とも受付時間は10時から19時まで
富士市ウェブサイト(富士市トップページ>教育・文化・スポーツ>
※今年度は、
受付時間を延長します。
文化の振興>富士市展)
詳細は決定次第、順次公開予定
出品料1,
000円
(1作品につき)
■主催・問い合わせ/富士市 文化振興課 ℡ 0545-55-2874(直通)
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