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〈附属書〉 環境影響化学物質管理基準

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〈附属書〉 環境影響化学物質管理基準
〈附属書〉
環境影響化学物質管理基準
2012年2月(第6版)
0
目 次
1. 目的
2
2. 適用範囲
2
3. 用語の定義
2
4. 環境影響化学物質の管理基準
5
4.1
含有禁止物質
5
4.2
含有制限物質
10
4.3
含有管理物質
10
4.4
製造工程使用禁止物質
11
【参考】含有禁止物質の分析方法について
12
改訂履歴
13
別表1:環境影響化学物質制定に関わる国内外の主な法規制・自主基準
16
別表2:環境影響化学物質詳細リスト
17
別表3:オゾン層破壊物質詳細リスト
20
別表4:特定アミン詳細リスト
22
1
1.目的
本基準はリコーグループブランド機器製品を構成する部品、材料に含有する化学物質について、その含有状
況を把握、管理し、環境影響を及ぼす化学物質については禁止、削減を目指すことをリコーグループ取引先様
に周知徹底し、製品全体の環境負荷低減を図ることを目的とする。
2.適用範囲
2.1 製品への適用範囲
本基準はリコーグループブランド*を付した機器製品に適用する。
(1)リコーグループで設計・製造し、販売する機器製品。
(2)リコーグループが第三者に設計・製造を委託し、リコーグループブランドを付して販売する機器製品。
(3)第三者が設計・製造を行ったものを、リコーグループブランドを付して販売する機器製品。
*リコーグループブランドとは以下のブランドを指す。
2.2 部品・材料への適用範囲
(1)機器製品の本体・周辺機・オプション等を構成する部品、材料。
(2)機器製品の包装材料・包装用部品。
(3)取扱説明書類。
(4)サービスパーツ。
(5)グリス、接着剤、両面テープ、包装用テープ等の製造用消耗品。
(6)サプライ製品および包装用部材。
3.用語の定義
3.1 環境影響化学物質
(1)国内外の法規制または環境ラベル等の自主基準において、その使用、或いは用途、含有量等の制限が求
められている又は、将来求められることが見込まれている化学物質。
(2)国内外の法規制または環境ラベル等の自主基準において製品への含有情報の開示を求められている化学
物質。
(3)入札時などに顧客から製品への含有情報の開示を求められる可能性がある化学物質。
(4)上記以外にも、近い将来使用用途、含有量の制限もしくは情報開示の必要が見込まれるため、含有情報を
把握する必要がある化学物質。
3.2 アーティクル
生産時に与えられる特定な形状、表面又はデザインがその化学組成よりも大きく機能を決定する物体。
機器製品の場合は、製品、製品を構成する部品、また最終製品に残存する意図的に製品、包装材に付着させ
た製品用消耗品が該当するが、このうち意図的放出する部分は物質・調剤とみなされるためアーティクルではない。
サプライ製品の場合は、紙、インクリボン、サーマルペーパーなどが該当するが、このうち意図的放出する部分は
物質・調剤とみなされるためアーティクルではない。
3.3 物質・調剤
物質とは、化学元素及び自然の状態での又は、あらゆる製造プロセスから得られる化学元素の化合物をいい、
2
安定性を保つのに必要なあらゆる添加物や使用するプロセスから生じるあらゆる不純物が含まれる。しかし、物質
の安定性に影響を及ぼさないで又は、その組成を変えずに分離することのできるあらゆる溶剤を除く。
また、調剤とは 2 つ又は、それ以上の物質からなる混合物又は溶液をいう。
3.4 含有禁止物質
機器製品及び、機器製品を構成するアーティクルへの含有を禁止する物質。以下に、含有禁止の定義を示し
ます。
(1)機器製品及び、機器製品を構成するアーティクルへの閾値を超える含有を禁止する。但し、包装材中の重
金属(カドミウム、六価クロム、鉛、水銀)については、意図的添加も禁止する(表 4-1-3 参照)。
(2)閾値指定の無い物質は、意図的に添加している、サプライチェーン上流からの含有情報が入手できる、必要
に応じて分析して含有が分かるなど、含有を把握できる場合は禁止する。
(3)適用除外用途での使用及び、閾値以下の含有は認める。
【図1】 含有禁止物質の定義解説フロー図(包装材を除く)
※ 禁止物質含有部材とは、上記の定義に示す様な何らかの方法で含有している事を把握できる場合の事を言います。
禁止物質含有部材
含有情報
分析データ
など
該当
適用除外
用途該否
非該当
使
用
可
能
閾値指定
有無
無
禁止
有
閾値以下
閾値超過
有無
閾値を超える
3.5 含有制限物質
機器製品及び、機器製品を構成するアーティクルにおいて、特定の用途に限り、含有を禁止する物質。なお、
対象用途については、環境影響、安全性の観点並びに社会情勢により見直す場合がある。
3.6 含有管理物質
機器製品及び、機器製品を構成するアーティクルへの含有情報を把握、管理する物質。
3.7 含有
意図的な添加による含有もしくは、非意図的な含有がある。自社工程内での意図的な添加もしくは、サプライチ
ェーン上流からの情報、必要な場合には部材の分析など、何らかの方法で把握できている場合に当該物質を含
有しているとみなす。
3.8 意図的添加
当該物質が部品、材料に対して、性能向上や特性変更を目的として使用されることを指す。また、製造工程
3
等で当該物質が使用され、最終製品に含有することが明らかな場合も意図的添加とみなす。
3.9 非意図的含有
当該物質が天然素材中に含有され、精製過程で技術的に除去しきれない場合や製造工程において意図せ
ずに混入・付着した場合などを指す。いわゆる不純物を指す。
3.10 含有閾値
部品、材料に含まれる物質の含有量もしくは、含有濃度の最大許容値。部品中に、複数の素材(材料)が含ま
れる複合素材部品の場合、含有濃度は部品全体を分母とした値ではなく、対象物質を含有している均質素材
(Homogeneous Material)における濃度とする。
3.11 均質素材(Homogeneous Material)
機械的に、別々の素材(材料)に分離できない素材(材料)を指す。例えば以下のようなものを指す。
・金属合金、ポリマーアロイ、化合物等
・塗料、接着剤、インキ、ペースト、樹脂ポリマー、ガラスパウダー、セラミックパウダー等
塗装、印刷、めっきが施された部品は素材の部分と塗料、インキ、めっき部分が機械的に分離できるため、それぞれが
均質素材となる。「機械的な分離」とはネジの取り外し、切断、粉砕、研削、研磨等の機械的行為によって、素材(材
料)が分離されることを指す。
【図2】 コンデンサの例
リード足の表面に有鉛はんだめっきが施されている場合、基材とめっき層は機械的に分離可能なため、
それぞれが均質素材となる。
基材
コンデンサ
断面拡大図
めっき層
めっき層の鉛含有量
〈正〉 鉛の含有率 = めっき層の総質量
リード足
〈誤〉 鉛の含有率 =
めっき層の鉛含有量
コンデンサの総質量
3.12 管理レベル
含有化学物質について、法規制等に基づき以下の2つのレベルに分類する。
(1)禁止:法規制等で禁止されている。
(2)除外:法規制等で除外されており且つ、代替品が存在しない。
3.13 納入禁止時期
(1)即時:即日納入禁止。
(2)____/_/_より:指定時期より納入禁止。
(3)時期検討中:現時点では、納入禁止時期を指定しないが、社会情勢の変化或いは技術的・経済的に代替品
の導入が可能と判断した場合は、納入禁止時期を新たに指定する。
4
4.環境影響化学物質の管理基準
4.1 含有禁止物質
表 4-1-1 に、含有禁止物質を示します。
なお、表 4-1-2 には、含有禁止物質の管理レベル、用途・使用例、含有閾値及び、納入禁止時期について示
す。
◇表 4-1-1 含有禁止物質リスト
No.
物質名
英語名
1
ポリ塩化ビフェニル類(PCB類)
Polychlorinated Biphenyls (PCBs)
2
ポリ塩化ターフェニル類(PCT類)
Polychlorinated Terphenyls
3
ポリ塩化ナフタレン(塩素数が3以上)
Polychloronaphthalenes (Cl=>3)
4
ポリ臭化ビフェニル類(PBB類)
Polybrominated Biphenyls (PBBs)
5
ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE類)
Polybrominated Diphenyl ethers (PBDEs)
6
短鎖型塩化パラフィン(炭素鎖長:10-13)
Short Chain Chlorinated Paraffins
7
アスベスト類
Asbestos
8
オゾン層破壊物質
Ozone Depleting Substances
9
カドミウム及びその化合物
Cadmium and Cadmium Compounds
10
六価クロム及びその化合物
Hexavalent Chromium Compounds
11
鉛及びその化合物
Lead and Lead Compounds
12
水銀及びその化合物
Mercury and Mercury Compounds
13
パーフルオロオクタンスルホン酸及びその塩(PFOS) [※1]
Perfluorooctane sulfonates
14
特定アミンを形成する一部のアゾ染料・顔料 [※2]
Certain Azocolourants and Azodyes
15
三置換有機スズ化合物 [※3]
Tri-substituted organostannic compounds
16
ジブチルスズ化合物
Dibutyltin (DBT) compounds
17
ジオクチルスズ化合物
Dioctyltin (DOT) compounds
18
ジメチルフマレート(フマル酸ジメチル(DMF))
Dimethyl fumarate(DMF)
※1.パーフルオロオクタンスルホン酸及びその塩(PFOS)は以下の分子式に該当するものが管理対象となる。
【分子式】C8F17SO2X (XはOH基、金属塩、ハロゲン化物、アミド、ポリマーを含むその他の誘導体)
※2.分解により特定アミンを形成するアゾ染料・顔料。特定アミンの詳細リストは、別表4参照。
※3.ビス(トリブチルスズ)=オキシド(TBTO)、トリブチルスズ類(TBT類)、トリフェニルスズ類(TPT類)を含む
5
◇表 4-1-2 含有禁止物質の管理基準
(注)①用途・使用例は全てを網羅していないため、不明な点は発行元に確認のこと。
②管理レベルにおいて、除外用途を示していない物質は、“適用除外用途なし”となる。
③各物質群の詳細については別表2を参照のこと。なお、オゾン層破壊物質に関しては別表3を参照。
No.
物質名
管理
レベル
用途・使用例
含有
閾値
納入禁止
時期
1
ポリ塩化ビフェニル類
(PCB 類)
禁止
絶縁油、潤滑油、電気絶縁媒体、溶剤、電解液
―
即時
2
ポリ塩化ターフェニル類
(PCT 類)
禁止
絶縁油、潤滑油、電気絶縁媒体、溶剤、電解液
―
即時
3
ポリ塩化ナフタレン
(塩素数:3 以上)
禁止
潤滑油、塗料、樹脂安定剤、電気絶縁媒体、難燃剤
―
即時
4
ポリ臭化ビフェニル類
(PBB 類)
禁止
難燃剤
1000ppm
即時
5
ポリ臭化ジフェニルエー
テル類(PBDE 類)
禁止
難燃剤
1000ppm
即時
6
短鎖型塩化パラフィン
(炭素鎖長:10-13)
禁止
塩ビ可塑剤、難燃剤
1000ppm
即時
7
アスベスト類
禁止
ブレーキライニング・パッド、絶縁体、充填剤、摩擦材、電気
絶縁材、充填フィラー、顔料・塗料、タルク、断熱材
―
即時
8
オゾン層破壊物質[※1]
禁止
冷媒、発泡剤、消火剤、洗浄剤
―
即時
除外
副生成物として含まれる場合
―
―
・包装材
表 4-1-3
・携帯型電池、蓄電池
9
10
カドミウム
及びその化合物
六価クロム
及びその化合物
禁止
禁止
20ppm
・塗料、インキ
・樹脂(ゴムを含む)材料中の顔料、染料、安定剤等の添加
剤
・電気カドミウムめっき処理及びカドミウムコート処理された
材料及び部品
・カドミウムを含む光沢剤を使用した無電解ニッケルめっき
部品
・ガラス及びガラス塗料の顔料、染料
・カドミウムを含む銀ロウ材料
・亜鉛及び亜鉛合金、亜鉛化合物などの材料及び部品(快
削黄銅棒、ゴムベルト等)
・DC モータ、スイッチ、リレー、ブレーカ等の電気接点
・温度ヒューズの可溶体
・蛍光灯(小型蛍光灯、直管蛍光灯)
・ニッケル/カドミウム電池
・蛍光表示装置に含有される蛍光体
100ppm
・包装材
表 4-1-3
・塗料、インキ
・電気亜鉛めっき後クロメート処理された材料及び部品(一
般機械部品、電装購入品及び電源装置等に使用される板
金、ねじ、軸物、ベアリング等)
・クロメート化成処理(塗装前処理)されたアルミ、銅合金、亜
鉛合金等の材料及び部品
1000ppm
※1.オゾン層破壊物質は、製造工程での使用も禁止する。(第4.4項参照)
6
即時
即時
No.
物質名
管理
レベル
禁止
用途・使用例
含有
閾値
・包装材
表 4-1-3
・ポリ塩化ビニル電線被覆中の鉛
300ppm
[※2]
・塗料、インキ
・樹脂(ゴムを含む)材料中の顔料、染料、安定剤等の添加
剤
・鉛合金めっき処理された材料及び部品(すずめっきピアノ線
等)
・潤滑剤としての鉛を含む部品(ドライベアリング等)
・鉛を含有する各種合金(但し、除外対象の合金は除く)
・はんだ材料(Pb=85%未満のはんだ)
・はんだ付けされた部品、ユニット(プリント基板、電源装置、
モータ、クラッチ、センサ等)
・サーバー、ストレッジ(HDD)中の鉛
・FFC コネクタ接点部
納入禁止
時期
即時
1000ppm
・ガラス蛍光管であって鉛含有量が、0.2wt%を超えないもの
・機械加工目的のために合金成分として鋼材中及び、亜鉛
めっき鋼材中に含まれる 0.35wt%までの鉛
・合金成分としてアルミニウム材に含まれる鉛(0.4wt%以下)
・銅合金に含まれる鉛(4.0wt%以下)
11
・高融点はんだに含まれる鉛
(鉛含有量が重量で 85%以上の鉛ベースの合金)
鉛及びその化合物
除外
・コンデンサ内の誘電体セラミック以外のガラス中又は、セラ
ミック中に鉛を含む電気電子部品(例:圧電素子)、もしくは
ガラス又は、セラミックを母材とする化合物中に鉛を含む電
気電子部品
・定格電圧が AC125V 又は、DC250V 又は、それ以上のコン
デンサ内の誘電体セラミック中の鉛
・定格電圧が AC125V 又は、DC250V 未満のコンデンサ内の
誘電体セラミック中の鉛
※2012/09/30 に除外期間を終了し、2013/01/01 より前に上
市された電気電子機器用のスペアパーツは期日以降も
使用して良い
・光学用途に使用される白色ガラス中に含まれる鉛
・マイクロプロセッサのピン及び、パッケージ間の接合用に用
いる2種類超の元素で構成されるはんだに含まれる鉛で、
その含有量が 80wt%超且つ、85wt%未満のもの
但し、2011 年 1 月 1 日より前に上市された製品のスペアパ
ーツに限る
・集積回路パッケージ(フリップチップ)の内部半導体ダイ及
び、キャリア間における確実な電気接続に必要なはんだに
含まれる鉛
※2.米国カリフォルニア州 Proposition65 による。
7
―
―
No.
物質名
管理
レベル
用途・使用例
・包装材
禁止
水銀及びその化合物
除外
・電池、蓄電池(ボタン形電池を除く)
有効期限
3波長形蛍光体を使用し
た標準寿命且つ、ランプ 2011/09/30 まで
径 9mm 未満(例:T2)
2011/10/01 以降
3波長形蛍光体を使用し
2011/09/30 まで
た標準寿命且つ、ランプ
径 9mm 以上 17mm 以下
2011/10/01 以降
一般照明用
(例:T5)
途のダブルキ
3波長形蛍光体を使用し
ャップ式の直 た標準寿命且つ、ランプ 2011/09/30 まで
管蛍光ランプ 径 17mm 超 28mm 以下
2011/10/01 以降
中の水銀
(例:T8)
3波長形蛍光体を使用し 2012/09/30 まで
た標準寿命のランプ径
2012/10/01 以降
28mm 超(例:T12)
3波長形蛍光体を使用し 2012/09/30 まで
た長寿命(25000 時間以
2012/10/01 以降
上)のランプ
その他の蛍光 ランプ径 28mm 超の直管 2012/01/13 まで
灯に含まれる 蛍光ハロ燐酸ランプ
2012/01/14 以降
水銀
(例:T10 及び、T12)
2011/09/30 まで
短尺ランプ
特殊用途の
(500mm
以下)
2011/10/01 以降
冷陰極蛍光ラ
ンプ及び、外 中尺ランプ
2011/09/30 まで
部電極蛍光ラ (500mm 超 1500mm 以
2011/10/01 以降
ンプ(CCFL 及 下)
び、EEFL に含 長尺ランプ
2011/09/30 まで
まれる水銀)
(1500mm 超)
2011/10/01 以降
・プロジェクターの光源として用いられる高圧水銀ランプ
13
14
パーフルオロオクタンス
ルホン酸及びその塩
(PFOS)
特定アミンを形成する
一部のアゾ染料・顔料
禁止
納入禁止
時期
表 4-1-3
・顔料、塗料、インキ、プラスチックへの調剤
・水銀を接点としたリレー、スイッチ、セン
12
含有
閾値
5ppm
[※3]
1000ppm
5mg
4mg
5mg
3mg
5mg
3.5mg
5mg
3.5mg
8mg
10mg
禁止
制限なし
3.5mg
制限なし
5mg
制限なし
13mg
―
1μg/㎡
または
1000ppm
・アーティクル(上記以外)
1000ppm
・フォトリソグラフィープロセス用のフォトレジストまたは反射
防止用コーティング剤
・フィルム、紙または印刷原版用の写真コーティング剤
禁止
・人の皮膚(または口腔)に直接かつ長時間接触する可能性
のある織物製品および皮革製品・部品 [※4]
除外
・上記以外の用途
―
5mg
・織物、コーティングされた材料
除外
即時
2008/04/01
より
―
―
30ppm
即時
―
―
・防腐剤、かび防止剤、塗料、顔料、防汚顔料、冷媒、発泡
1000ppm 2010/04/01
剤、消火剤、洗浄剤、安定剤、酸化・老化防止剤、防菌・防
[※5]
より
カビ剤、防汚剤
※3.電池に含まれる水銀の閾値に関しては、欧州電池指令の定義と同様に、電池の総質量に占める水銀の質量(つまり電池一本あ
たりの濃度)にて算出する。
※4.図面や仕様書で指示したもののみ対象とする。
※5.金属換算したスズ質量による濃度とする。
15
三置換有機スズ化合物
禁止
8
No.
16
17
18
管理
レベル
物質名
禁止
・下記以外の用途
除外
【2014/10/01まで】
・ 1 成 分 及 び 2 成 分 室 温 加 硫 シ ー ラ ン ト ( vulcanisation
sealant)(RTV-1及びRTV-2シーラント)及び接着剤
・アーティクルで使用された場合で、触媒としてDBT化合物を
含むペイント及びコーティング
・それ自体または硬質PVCと共に共押出(coextruded)され
た軟質ポリ塩化ビニル(PVC)プロファイル
禁止
・2成分室温加硫鋳物キット(RTV-2 mouldingkits)
・皮膚と接触することを意図された織物のアーティクル
の2つの用途
除外
・上記2つ以外の用途
禁止
・革製品の防腐剤
・乾燥剤(シリカゲルパック)
ジブチルスズ化合物
ジオクチルスズ化合物
ジメチルフマレート(フマ
ル酸ジメチル(DMF))
用途・使用例
含有
閾値
納入禁止
時期
1000ppm
[※5]
2011/10/01
より
―
―
1000ppm
[※5]
2011/10/01
より
―
―
0.1ppm
2011/05/01
より
含有
閾値
納入禁止
時期
◇表 4-1-3 包装材の管理基準
禁止物質
・カドミウム
・六価クロム
・鉛
・水銀
管理
レベル
用途・使用例
・意図的添加
―
禁止
・機器製品の包装材料・包装用部品(段ボール、発泡スチロール、ポリ袋、粘着テ
ープ、乾燥剤、ワイヤーバンド、ステープルなど)
除外
・リコーグループへの部品・材料納入時に使用する包装材、マテハン類
合計[※]
100ppm
即時
―
―
※ 各包装材におけるカドミウム、六価クロム、鉛、水銀の合計濃度が 100ppm を超えないこと。
◇表 4-1-4 含有禁止オゾン層破壊物質リスト
製品含有禁止のオゾン層破壊物質の分類リストを示します。詳細は、別表3を参照願います。
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
物質名
特定フロン(CFC)
ハロン
その他のフロン(CFC)
四塩化炭素
1,1,1-トリクロロエタン
HBFC
ブロモクロロメタン
臭化メチル
代替フロン(HCFC)
モントリオール議定書におけるグループ
付属書AグループⅠ
付属書AグループⅡ
付属書BグループⅠ
付属書BグループⅡ
付属書BグループⅢ
付属書CグループⅡ
付属書CグループⅢ
付属書EグループⅠ
付属書CグループⅠ
◇供給部品の適用除外について
2006 年 6 月 30 日以前に販売された製品への供給部品(サービスパーツ、メンテナンスパーツ等)はリコーグ
ループが指定する対象製品の部品、材料を除き、原則として適用除外とする。
9
4.2 含有制限物質
表 4-2-1 に挙げる化学物質は、特定の用途に限って、含有することを禁止する。
表 4-2-2 は、含有制限物質の管理レベル、用途・使用例、含有閾値及び、納入禁止時期について示す。
なお、禁止の定義は、含有禁止物質と同一です。
また、各物質群の詳細リストについては、別表2を参照のこと。
◇表 4-2-1 含有制限物質リスト
No.
1
物質名
英語名
ポリ塩化ビニル(PVC)
Polyvinyl Chloride(PVC)
◇表 4-2-2 含有制限物質の管理基準
No.
物質名
管理
レベル
禁止
1
ポリ塩化ビニル
(PVC)
除外
用途・使用例
・リコーグループ専用の機器内部ハーネス
(例)電子部品認定制度(ΣE制度)に登録された電線、コネクタ等[※
1]を使用した一般AC、DCハーネス、高圧ハーネス及び高圧電
源の出力リード線
・リコーグループ専用のプラスチック部品及びシート
・上記以外の用途
(例)①多芯ケーブルを使用したハーネス(LVDS、SATA、USB用)
②モータ、クラッチ、ソレノイド、センサ等の電装購入品
③汎用電子部品の被覆、絶縁チューブ、テープ、スリーブ
④電源コード、ACアダプタ、インターフェースケーブル
⑤機内、機外を問わず、リコーグループの安全規格の要求を満
たす為に使用する場合
含有
閾値
納入禁止
時期
―
即時
―
―
※1.電子部品認定制度に登録された電線、コネクタとは、リコー部番の頭が 1 で始まる部品を指す。
4.3 含有管理物質
含有管理物質は、JAMP 管理対象物質リスト[※1](以下、含有管理物質リストと言う)に示し、アーティクルの場合
は、JAMP AIS [※2]及び、物質・調剤の場合は、JAMP MSDS plus [※2]/MSDS による含有化学物質情報の収集、
管理を行います。
4.3.1 含有化学物質情報収集対象品の適用範囲
(1)含有管理物質情報収集対象品の適用範囲は、サプライを含むリコーグループブランド機器製品及び、最
終的に顧客(エンドユーザー、ビジネスパートナー)の手に渡るこれらの包装材料に適用する。
(2)輸送用容器・包装材料(部材・製品用)、輸送荷台(パレットなど)、設備・治具で EU に輸入するものに適用
する。
なお、具体的な対象品は、リコーグループより含有情報収集依頼時に指定致します。
含有化学物質情報収集のご回答方法等に関する詳細は、附属書の製品含有化学物質情報収集システム
操作マニュアル[※3](以下、化学物質情報収集システム操作マニュアルと言う)、AIS作成ガイダンス[※3]及び、
附属書のAIS作成ガイド集[※3]をご参照下さい。
※1.含有管理物質リストは、JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)が公開しているリストです。URL は、文末参照。
※2.JAMP が提供しているアーティクルや物質・調剤の含有化学物質情報を開示・伝達するシート。
※3.化学物質情報収集システム操作マニュアル及び、AIS作成ガイダンス、AIS作成ガイド集は、RaVender NET ユーザーの仕
入先様へ公開しています。
10
4.4 製造工程使用禁止物質
以下に示す物質は、製造工程での使用を禁止します。仕入先様の自主的活動によって全廃(不使用)活動
を行って下さい。
◇表 4-4-1 製造工程使用禁止オゾン層破壊物質の管理基準
No.
モントリオール議定書
におけるグループ
物質名
1
特定フロン(CFC)
付属書AグループⅠ
2
3
4
その他のフロン(CFC)
四塩化炭素
1,1,1-トリクロロエタン
付属書BグループⅠ
付属書BグループⅡ
付属書BグループⅢ
5
代替フロン(HCFC)
付属書CグループⅠ
工程での禁止事項
・冷凍機・空調等に内蔵される冷媒
最終の製造段階および製 ・消火剤
品またはサーキットボード ・輸出入時の検疫燻蒸
の最終供給段階、部品の
再使用の為の洗浄
・空調等に内蔵される冷媒
・電子部品製造工程での使用
◇表 4-4-2 製造工程使用禁止塩素系有機洗浄剤リスト
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
物質名
トリクロロエチレン(トリクレン)
テトラクロロエチレン
ジクロロメタン(塩化メチレン)
四塩化炭素
1,2-ジクロロエタン
1,1-ジクロロエチレン
シス-1,2-ジクロロエチレン
1,1,1-トリクロロエタン
1,1,2-トリクロロエタン
1,3-ジクロロプロペン
工程での除外用途
CAS No.
79-01-6
127-18-4
75-09-2
56-23-5
107-06-2
75-35-4
156-59-2
71-55-6
79-00-5
542-75-6
11
【参考】含有禁止物質の分析方法について
含有禁止物質全般の分析方法について、以下にその概要を紹介する。
なお、RoHS指令対象6物質(鉛、六価クロム、水銀、カドミウム、PBB、PBDE)の分析方法については、「リコ
ーグループグリーン調達基準〈附属書〉環境影響化学物質分析ガイド」に詳細を記すので、そちらを参照のこと。
◇含有禁止物質分析方法の概要
大分類
金属及び
金属化合物
ハロゲン系
有機化合物
対象物質
分析方法
カドミウム及びその化合物
鉛及びその化合物
*原子吸光分析装置(AA)
*プラズマ発光分析装置(ICP-AES/MS)
*蛍光X線分析装置(EDX、WDX)
六価クロム及びその化合物
*可視光分光光度計
・・・ジフェニルカルバジド吸光光度法
水銀及びその化合物
*原子吸光分析装置(AA)
・・・加熱気化金アマルガム法
*蛍光X線分析装置(EDX、WDX)
ポリ塩化ビフェニル類(PCB類)
ポリ塩化ターフェニル類(PCT類)
ポリ塩化ナフタレン(PCN)
短鎖型塩化パラフィン
ポリ臭化ビフェニル類(PBB類)
ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE類)
*高分解ガスクロマトグラフ質量分析計
(HRGC-MS)←<抽出-クリーンアップ>
*フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)
*イオンクロマトグラフ装置
*蛍光X線分析装置(EDX、WDX)
パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)
及びその塩
*液体クロマトグラフタンデム質量分析装置(LC-MS/MS)
◇含有禁止物質分析時の注意事項
①蛍光 X 線分析装置(EDX)における測定
対象
樹脂
測定時の注意事項
・試料を大きくして測定する。(信号量を多くしてばらつきを少なくする)
・スポンジのように柔らかい試料は圧縮して測定する。(信号量を多くしてばらつきを少なくする)
めっき
・めっき部を分離し、めっきのみ厚みを増して測定する。
金属
・めっきされている金属母材はめっきを削除し,母材のみを測定する。
印刷
・インキ原料を色別に測定する。
②詳細分析(ICP/AA 等)における測定
対象
樹脂/金属等
測定時の注意事項
・溶解する場合は残渣を残さない。
・加熱する場合は蒸発させない。
・容器への付着を考慮する。
・めっき部の分離が出来ない場合、めっき付母材とめっきを剥がした母材をそれぞれ溶かして分析し、以下の計算
でめっき部の禁止物質の含有率を算出する。
めっき
めっき/樹脂
めっき付母材中の[対象元素濃度(A) めっき主元素濃度(C)]と
めっきを剥がした母材中の[対象元素濃度(B) めっき主元素濃度(D)]と
めっき中めっき主元素の濃度(E)から
対象元素のめっき中の含有率=A×((E-D)/(C-D))-B×((E-C)/(C-D))
(ただし、Eは通常100%と考えてもよい。なお、C≒Dの場合は誤差が大きいので注意)
・Cr(Ⅵ)については総Crの含有率に[Cr(Ⅵ)の濃度/全Crの濃度]をかけて算出する。
12
改訂履歴
改訂年月
版
2006 年 12 月 第 1 版
2008 年 4 月
第2版
2009 年3月
第3版
改訂内容
<附属書>環境影響化学物質 画像機器製品編として新たに制定
*グリーン調達基準第 4 版からの改訂内容
1)適用範囲をリコーグループブランド機器製品全体から画像機器製品分野に変
更
2)使用禁止物質を 16 物質群から 14 物質群に縮小
①ポリ塩化ビニル→使用制限物質(新分類)に移行
②中鎖型、長鎖型塩化パラフィンを使用制限物質に移行
(注)短鎖型塩化パラフィンは使用禁止物質に残す
③HFCs、PFCs、SF6を使用管理物質に移行
3)「使用制限物質」という分類を新たに設定
4)カドミウムの用途と閾値の見直し
・表面処理、顔料、プラスチック安定剤の用途に限り、非意図的含有時の閾値
75ppm を適用し、その他の用途においては 100ppm を適用
5)無電解ニッケルめっき中の六価クロムの意図的添加(閾値 100ppm)を適用対
象外とした。
6)使用管理物質を 50 物質群から 27 物質群に縮小し、且つ管理レベルを意図的
添加のみとし、その含有量を把握する物質リストA(10 物質群)と含有量の
把握が不要な物質リストB(17 物質群)に分類した。
7)使用管理物質に「欧州 WEEE 指令対象の耐火性セラミック繊維」を新たに追加
8)その他
①使用禁止物質の用途・使用例の見直し
・・・欧州RoHS指令除外用途の反映等
②用語の定義に「均質素材」の項目を追加
③化学物質群の詳細リストを追加(例示物質、CAS NO.)
<2007.1.15 誤記訂正>
1)P8.表 4-3-1 JIG リスト リスト A→レベル A、リスト B→レベル B
1) リコーグループブランド名に Infotec 追加
2) 使用禁止物質の説明文変更
3) 使用禁止物質に PFOS 追加
4) PCB、PCT の含有閾値を削除
5) カドミウムの含有閾値:75ppm を 100ppm に変更
6) 鉛の除外用途(合金の鉛)の文言変更
7) 水銀の除外用途から「ボタン型蓄電池」を削除
8) 中鎖型/長鎖型塩化パラフィンを使用制限物質から使用管理物質 B に
移管
9) 特定アミンを形成する一部のアゾ染料・顔料を使用管理物質 A から
使用制限物質に移管
10)使用禁止物質の分析方法の説明文変更、及び PFOS の分析方法追加
11)別表 2 環境影響化学物質詳細リストを変更
12)問い合わせ先の電話番号等を変更
1.改訂のいきさつ
EU REACH 規則対応やリコーグループの含有禁止物質の変更などにより改訂を実施し
た。
2.主な改訂内容
2.1.表題及び関連項目
(1)本書の名称を画像機器製品編の語句を削除し、環境影響化学物質管理基準と改め
た。また、文中で“画像”の語句は、全て削除した。
(2)使用禁止・使用制限・使用管理物質の用語を全文に渡り、含有禁止・含有制限・含
有管理物質に変更した。
13
2010 年3月
第4版
2.2.第 2.1 項 製品への適用範囲
(1)同項(3)に、RICOH|IBM のブランドロゴを追加した。
2.3.第 2.2 項 部品・材料への適用範囲
(1)同項(2)の注記文に、“納入時に使用する部品の包装材、マテハンなどは除く”とした
文言は、含有管理物質には適用する為、削除した。
(2)同項(6)のサプライ製品について、部品群の特定項目及び、別途規定による、とした
注記文は、同上の理由により削除した。
2.4.第3項 用語の定義
(1)第 3.2 項~3.3 項を追加定義し、第 3.4 項~3.7 項の定義変更を行った。
(2)第 3.4 項に、【図1】を追加し、含有禁止物質の定義の解釈を明確化した。
(3)第 3.4 項~3.6 項の“部品・材料”は、アーティクルという語句へ変更した。
2.5.第 4.1 項 含有禁止物質
(1)表 4-1-1 及び、表 4-1-2 の含有禁止物質リスト、管理基準に、含有制限物質(表
4-2-1)より、No.16 の物質を移管した(制限物質から禁止物質へ変更)。
2.6 第 4.3 項 含有管理物質
(1)含有管理物質の拡大に伴い、含有管理化学物質リストを新規制定・公開していること
及び、含有化学物質情報収集を行う事を追記した。
(2)第 4.3.1 項に、情報収集対象品の適用範囲を追記し、第 4.3.2 項には、現行通り環境
負荷情報調査を行う事を残した。
(3)同項に、化学物質情報収集システム操作マニュアル、AIS作成ガイダンスを新規制
定・発行している事を追記した。
(4)別表1~4は、構成変更を行い、上記含有禁止物質、制限物質、管理物質の管理レ
ベルに合わせた内容に修正した。
1.改訂のいきさつ
REACH 附属書ⅩⅦ制限や SVHC の物質追加などに伴い、リコーグループの含有禁止
物質及び、管理物質の追加を行う改訂を実施した。
2.主な改訂内容
2.1 第2項 適用範囲
(1)リコーグループブランドに、「IKON」のブランドロゴを追加した。
2.2 第3項 用語の定義
(1)第 3.2 項のアーティクルの定義に、最終製品に残存する製品用消耗品は、「意図的に
製品、包装材に付着させた」という文言を追記した。
(2)第 3.4 項(1)に、但し書きにて包装材中の重金属は、意図的添加も禁止する事を追記
した。米国包装材重金属規制(CONEG)において、意図的添加しないこと及び、それ
らの総量が規定値を超えない事が要求されている。本基準の第2版までは、意図的
添加を禁止とし、この要求に対応していたが、第3版改訂時の“意図的添加を廃止”し
た際に、この対応が漏れてしまった。その為、包装材に関しては、意図的添加の禁止
を追加(復活)した。同様に、表 4-1-3 の包装材の管理基準にも追記し、注記文は、
「各包装材における合計濃度が閾値を超えないこと」とした。
2.3 第4項 環境影響化学物質の管理基準
(1)表 4-1-1 に、REACH 附属書ⅩⅦ制限に伴い、増加した含有禁止の3物質(No.15~
17)を追加した。既に、禁止対象としていた、TBTO,TBT 類・TPT 類(旧版:No.7,8)
は、No.15 の三置換有機スズ化合物の一種の為、当該物質に含めた。
(2)同表のJIGリストの表記は、同リストを配慮項目とする事を廃止した為、削除した。同様
に、表4-2-1、4-3-1、4-3-2からも削除した。
(3)表4-1-2のNo.8(オゾン層破壊物質)は、界面重合法で製造したポリカーボネート樹
脂やポリカーボネートコンパウンド樹脂では、微量の副生成物として含まれる場合が
あるが、現在の工業技術において完全除去不可能で且つ、人体や環境に影響を及
ぼすレベルでは無い為、除外用途として追加した。
(4)同表のNo.11(鉛及びその化合物)、No.13(PFOS)の禁止用途をリコー標準に基づく
最新のものに書換えた。
(5)同表の除外用途の欄に、[EU RoHS 指令除外用途]と表現していた文言は、必ずしも
リコー除外用途とは一致しない為、全て削除した。
(6)同表の No.11(鉛及びその化合物)のリコー指定除外用途を削除した。
(7)同表に、今回追加した No.15~17 の物質の管理レベル、除外用途を明記した。
(8)新たに、表4-1-4を追加し、グリーン調達基準本文よりオゾン層破壊物質リストを移管
(追加)した。
14
2011 年3月
2011 年9月
2011 年 12 月
(9)第4.4項を追加し、グリーン調達基準本文より製造工程での使用禁止物質のオゾン
層破壊物質、塩素系有機洗浄剤のリストを移管(追加)した。
2.4 別表
(1)別表1に、今回増加した3物質を追加し、法規制を最新版のものに書換えた。
(2)同表の(2)業界標準は、JIG から JAMP へ変更し、(3)環境ラベル等の欄は、配慮項目
としない為、削除した。
(3)別表2に、増加3物質(No.15~17)の例示物質を追加した。
1.改訂のいきさつ
第5版
EU RoHS指令の改訂に伴い、含有禁止物質の追加や除外用途を見直した。
2.主な改訂内容
(1)第 2.1 項の製品への適用範囲におけるリコーグループブランドを最新のものへ更新し
た。
(2)表 4-1-1 の含有禁止物質に、DMF(No.18)を追加した。以下、表 4-1-2 及び別表1,
2へも追記し、閾値、納入禁止時期等を明確化した。
(3)表 4-1-2 No.9:カドミウムの除外用途を削除した(除外用途なし)。
(4)同表 No.11:鉛、No.12:水銀の除外用途について、EU RoHS 指令の改訂事項を反
映した(詳細は、該当項目を参照のこと)。
(5)同表 No.12:水銀について、リコーグループ独自の除外用途として、プロジェクター光
源用の高圧水銀ランプを追加した。
(6)第 4.2 項の含有制限物質について、表 4-2-2 に示す除外用途に、「④リコーグループ
の安全規格を満たす為に使用する場合」を追加した。
(7)第 4.3 項の「リコーグループアーティクル含有管理物質リスト」は、JAMP の管理対象物
質リストである事を明記し、文末へ URL を記載した。
(8)問合せ先部門名及び、裏表紙の発行元部門名を最新の組織名に更新した。
第 5.1 版 1.改訂のいきさつ
リコーグループの方針により、含有禁止開始日(除外期間)を RoHS 指令禁止開始日より
3ヶ月前倒しの日付とした。
2.改訂内容
(1)表 4-1-2 の No.11 鉛の除外規定(定格電圧が AC125V 又は、DC250V 未満のコンデンサ
内の誘電体セラミック中の鉛)において、期限終了日を 2012/09/30 に改めた。
(2)同表の No.12 の水銀の除外規定の有効期限をそれぞれ3ヶ月前倒しした。
1.改訂のいきさつ
第6版
従来実施しておりました環境負荷情報調査(43物質調査)を正式に収束させて、JAMP(アーティク
ルマネジメント推進協議会)が提供するAIS、MSDSplusによる調査に一本化したことにより、物質リス
トを見直しした。
2.改定内容
(1)4.3.2環境負荷情報調査の記述及び表4-3-1~表4-3-4の含有管理物質リスト及び用途・使用
例削除
(2)別表1の「含有管理物質A」及び「含有管理物質B」を削除。
(3)5.1版改定時の記述ミスを訂正
水銀及びその化合物の用途使用例「3波長蛍光体を使用した標準寿命のランプ径28mm超
(例:T12)」の有効期限を1年後ずらしし訂正した。
※本基準は法規制の動向或いは弊社の方針等により、原則として1年ごとに見直しを行います。
見直しの結果改訂が生じた場合には、RaVender NET のグリーン調達 DB 掲示板で通知し、最新版はグリーン調
達 DB とリコーホームページ(環境経営サイト)上で公開いたします。
《URL アドレス》
*RaVender NET:https://nit.notes.ricoh.co.jp/rvn/greenpro.nsf
*リコーホームページ
日本語 HP:http://www.ricoh.co.jp/ecology/guideline/index.html
英語 HP :http://www.ricoh.com/environment/guideline/index.html
*JAMP URL:http://www.jamp-info.com/list
15
別表1 環境影響化学物質制定に関わる国内外の主な法規制・自主基準
◇含有禁止物質
No.
物質名
(1)法規制
(2)業界標準
1
ポリ塩化ビフェニル類(PCB類)
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP(※)
2
ポリ塩化ターフェニル類(PCT類)
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
3
ポリ塩化ナフタレン(塩素数:3 以上)
―
JAMP
4
ポリ臭化ビフェニル類(PBB 類)
欧・2002/95/EC(RoHS)
欧・REACH(付属書 17 制限)
5
ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE 類)
欧・2002/95/EC(RoHS)
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
6
短鎖型塩化パラフィン(炭素鎖長:10-13)
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
7
アスベスト類
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
8
オゾン層破壊物質
欧・REACH(付属書 17 制限)
米・ODS ラベリング規制
モントリオール議定書
JAMP
9
カドミウム及びその化合物
グリーン購入法
欧・2002/95/EC(RoHS)
欧・REACH(付属書 17 制限)
欧・2006/66/EC(電池指令)
欧・94/62/EC(包装材指令)
米・包装材重金属規制
JAMP
10
六価クロム及びその化合物
欧・2002/95/EC(RoHS)
欧・94/62/EC(包装材指令)
米・包装材重金属規制
JAMP
鉛及びその化合物
グリーン購入法
欧・2002/95/EC(RoHS)
欧・REACH(付属書 17 制限)
欧・2006/66/EC(電池指令)
欧・94/62/EC(包装材指令)
米・包装材重金属規制
米・Proposition65
JAMP
12
水銀及びその化合物
グリーン購入法
欧・2002/95/EC(RoHS)
欧・REACH(付属書 17 制限)
欧・2006/66/EC(電池指令)
欧・94/62/EC(包装材指令)
米・包装材重金属規制
JAMP
13
パーフルオロオクタンスルホン酸及びその塩(PFOS)
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
14
特定アミンを形成する一部のアゾ染料・顔料
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
15
三置換有機スズ化合物
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
16
ジブチルスズ化合物
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
17
ジオクチルスズ化合物
欧・REACH(付属書 17 制限)
JAMP
ジメチルフマレート(フマル酸ジメチル(DMF))
欧・2001/95/EC
欧・REACH(付属書 17 制限)
※2011 年秋に追加見込み
11
18
JAMP
―
※ JAMP(Japan Article management Promotion-consortium):アーティクルマネジメント推進協議会
◇含有制限物質
No.
1
物質名
(1)法規制
ポリ塩化ビニル(PVC)
―
16
(2)業界標準
JAMP
別表2 環境影響化学物質詳細リスト
(注)本表の例示物質は、具体例でありこれで全てではありません。
含有禁止物質
物質名
No.
ポリ塩化ビフェニル類(PCB類)
[※1]
1
2
ポリ塩化ターフェニル類(PCT 類)
3
ポリ塩化ナフタレン
(塩素数が 3 以上)
4
ポリ臭化ビフェニル類(PBB類)
5
ポリ臭化ジフェニルエーテル類
(PBDE類)
6
短鎖型塩化パラフィン
7
アスベスト類
8
オゾン層破壊物質
9
カドミウム及びその化合物
10
六価クロム化合物
物質名
CAS No.
ポリ塩化ビフェニル
1336-36-3
アロクロール1254
モノメチル-テトラクロロ-ジフェニルメタン
注(Ugilec141)
モノメチル-ジクロロ-ジフェニルメタン
注(Ugilec121、21)
モノメチル-ジブロモ-ジフェニルメタン
注(DBBT)
ポリ塩化ターフェニル
アロクロール5442
ポリ塩化ナフタレン
ペンタクロロナフタレン
テトラブロモビフェニル
ヘキサブロモビフェニル
オクタブロモビフェニル
デカブロモビフェニル
ヘキサブロモジフェニルエーテル
ヘプタブロモジフェニルエーテル
オクタブロモジフェニルエーテル
ノナブロモジフェニルエーテル
デカブロモジフェニルエーテル
塩化パラフィン(炭素数:10-13)
アスベスト類
アクチノライト
アモサイト(Grunerite)
アンソフィライト
クリソタイル
クロシドライト
トレモライト
別表3を参照のこと
カドミウム
酸化カドミウム
硫化カドミウム
塩化カドミウム
硫酸カドミウム
クロム酸バリウム
クロム酸カルシウム
三酸化クロム
クロム酸鉛
クロム酸ナトリウム
重クロム酸ナトリウム
クロム酸ストロンチウム
重クロム酸カリウム
クロム酸カリウム
クロム酸亜鉛
11097-69-1
76253-60-6
―
99688-47-8
61788-33-8
12642-23-8
70776-03-3
1321-64-8
40088-45-7
59080-40-9
61288-13-9
13654-09-6
36483-60-0
68928-80-3
32536-52-0
63936-56-1
1163-19-5
85535-84-8
1332-21-4
77536-66-4
12172-73-5
77536-67-5
12001-29-5
12001-28-4
77536-68-6
―
7440-43-9
1306-19-0
1306-23-6
10108-64-2
10124-36-4
10294-40-3
13765-19-0
1333-82-0
7758-97-6
7775-11-3
10588-01-9
7789-06-2
7778-50-9
7789-00-6
13530-65-9
※1.これらの物質は正確には代替 PCB 類であるが、欧州の指令において規制されていることから、PCB 類の例示物質として記載し
た。
17
No.
物質名
物質名
鉛
11
12
13
14
7439-92-1
硫酸鉛(II)
炭酸鉛
炭酸水酸化鉛(亜炭酸鉛)
酢酸鉛
酢酸鉛(II)、三水和物
リン酸鉛
セレン化鉛
酸化鉛(IV)
鉛及びその化合物
酸化鉛(II,IV)
硫化鉛(II)
酸化鉛(II)
塩基性炭酸鉛(II)
炭酸水酸化鉛
クロム酸鉛(II)
チタン酸鉛(II)
硫酸鉛
酸塩基性硫酸鉛
ステアリン酸鉛
水銀
塩化第2水銀
塩化水銀(II)
水銀及びその化合物
硫酸水銀
硝酸第2水銀
酸化水銀(II)
硫化第2水銀
パーフルオロオクタンスルホン酸
パーフルオロオクタンスルホン酸(アンモニウム塩)
パーフルオロオクタンスルホン酸及び パーフルオロオクタンスルホン酸
その塩(PFOS)
(ジエタノールアミン塩)
パーフルオロオクタンスルホン酸(カリウム塩)
パーフルオロオクタンスルホン酸(リチウム塩)
特定アミンを形成する一部のアゾ染
例示物質については具体例の情報が無い
料・顔料
ビス(トリブチルスズ)=オキシド
トリフェニルスズ=N・N-ジメチルジチオカルバマート
トリフェニルスズ=フルオリド
トリフェニルスズ=アセタート
トリフェニルスズ=クロリド
トリフェニルスズ=ヒドロキシド
トリフェニルスズ脂肪酸塩
(脂肪酸炭素数:9-11)
15
三置換有機スズ化合物
(次ページへ続く)
CAS No.
7446-14-2
598-63-0
1319-46-6
301-04-2
6080-56-4
7446-27-7
12069-00-0
1309-60-0
1314-41-6
1314-87-0
1317-36-8
1319-46-6
1344-36-1
7758-97-6
12060-00-3
15739-80-7
12202-17-4
1072-35-1
7439-97-6
33631-63-9
7487-94-7
7783-35-9
10045-94-0
21908-53-2
1344-48-5
1763-23-1
29081-56-9
70225-14-8
2795-39-3
29457-72-5
―
56-35-9
1803-12-9
379-52-2
900-95-8
639-58-7
76-87-9
18380-71-7
18380-72-8
47672-31-1
94850-90-5
7094-94-2
2155-70-6
6454-35-9
1983-10-4
31732-71-5
56-36-0
3090-36-6
4782-29-0
トリフェニルスズ=クロロアセタート
トリブチルスズ=メタクリラート
ビス(トリブチルスズ)=フマラート
トリブチルスズ=フルオリド
ビス(トリブチルスズ)=2・3-ジブロモスクシナート
トリブチルスズ=アセタート
トリブチルスズ=ラウラート
ビス(トリブチルスズ)=フタラート
アルキル=アクリラート・メチル=メタクリラート・トリブチルスズ=
メタクリラート共重合物(アルキル=アクリラートのアルキル基 67772-01-4
の炭素数:8)
トリブチルスズ=スルファマート
6517-25-5
ビス(トリブチルスズ)=マレアート
14275-57-1
18
物質名
No.
15
三置換有機スズ化合物
(前ページよりの続き)
16
ジブチルスズ化合物
17
18
ジオクチルスズ化合物
ジメチルフマレート
(フマル酸ジメチル(DMF))
物質名
トリブチルスズ=シクロペンタンカルボキシラート及びこの類縁
化合物の混合物
トリブチルスズ=1・2・3・4・4a・4b・5・6・10・10a-デカヒドロ-7-イ
ソプロピル-1・4a-ジメチルフェナントレンカルボキシラート及
びこの類縁化合物の混合物
トリメチルすずクロリド
硫酸トリメチルスタンニル
トリメチルすず(IV)ヒドロキシド
トリエチルすず(IV)クロリド
トリエチルスズヒドロキシド
トリプロピルスズクロライド
ヨウ化酢酸トリプロピルスズ
ジブチルスズ
マレイン酸ジブチルすず
ビス[[(Z)-4-メトキシ-1,4-ジオキソ-2-ブテニル]オキシ]ジブチ
ルスタンナン
ビス(2-エチルヘキサン酸)ジブチルすず
ジブチルスズジクロライド; (DBTC)
ジブチルすずオキシド
ジアルキル(C=1~8)スズビス{アルキル(又はアルケニル,
C=6~18)チオグリコレート}
マレイン酸ジオクチルすず
ジオクチルスズ
ジオクチルスズビス(マレイン酸モノアルキル(C=6~24)エス
テル)塩
ジオクチルスズジクロライド
ジメチルフマレート(フマル酸ジメチル(DMF))
CAS No.
5409-17-2
26239-64-5
1066-45-1
63869-87-4
56-24-6
994-31-0
994-32-1
2279-76-7
73927-92-1
1002-53-5
10192-92-4
15546-11-9
2781-10-4
683-18-1
818-08-6
15571-58-1
16091-18-2
26401-97-8
33568-99-9
3542-36-7
624-49-7
◇含有制限物質
No.
1
物質名
ポリ塩化ビニル類(PVC)
物質名
ポリ塩化ビニル
CAS No.
9002-86-2
19
◇含有管理物質A
No.
物質名
A1 臭素系難燃剤
A2 アンチモン及びその化合物
A3 ヒ素及びその化合物
A4 ベリリウム及びその化合物
A5 ビスマス及びその化合物
A6 ニッケル及びその化合物
A7 セレン及びその化合物
A8 放射性物質
A9 フタル酸エステル類
物質名
テトラデカブロモ-P-ジフェノキシベンゼン
2,4,6-トリブロモフェノール
テトラブロモフタル酸ジメチル
トリブロモスチレン
デカブロモジフェニルエタン
テトラブロモビスフェノールA
1,1,2,2,-テトラブロモエタン
アンチモン
五酸化アンチモン
三塩化アンチモン
アンチモン酸ナトリウム
ヒ素
ガリウムヒ素
ヒ酸カルシウム
五酸化ヒ素
亜ヒ酸カリウム
ベリリウム
塩化ベリリウム
フッ化ベリリウム
水酸化ベリリウム
硫酸ベリリウム
ビスマス
三酸化ビスマス
硝酸ビスマス
ニッケル
硫酸ニッケル
炭酸ニッケル
セレン
セレン化水素
セレン化ナトリウム
酸化セレン
ウラン
トリウム
セシウム
ストロンチウム
フタル酸ジ(2-エチルヘキシル) (DEHP)
フタル酸ジブチル (DBP)
フタル酸ジイソノニル(DINP)
フタル酸ジイソデシル(DIDP)
フタル酸ブチルベンジル(BBP)
フタル酸ジ-n-オクチル(DNOP)
20
CAS No.
58965-66-5
118-79-6
55481-60-2
61368-34-1
84852-53-9
79-94-7
79-27-6
7440-36-0
1314-60-9
10025-91-9
15432-85-6
7440-38-2
1303-00-0
7778-44-1
1303-28-2
10124-50-2
7440-41-7
7787-47-5
7787-49-7
13327-32-7
13510-49-1
7440-69-9
1304-76-3
10361-44-1
7440-02-0
7786-81-4
3333-67-3
7782-49-2
7783-07-5
1313-85-5
7446-08-4
―
―
―
―
117-81-7
84-74-2
28553-12-0
26761-40-0
85-68-7
117-84-0
◇含有管理物質B
No.
B1
B2
B3
B4
B5
B6
B7
B8
B9
B10
B11
B12
B13
B14
B15
B16
B17
B18
物質名
物質名
ペンタクロロフェノール及びその塩及 ペンタクロロフェノール
びエステル
ペンタクロロフェノールナトリウム塩
五塩化アンチモン
三塩化ヒ素
塩素及びその化合物
塩化アルミニウム
三塩化アンチモン
ブロモ酢酸エチル
臭素及びその化合物
ブロモフェノール類
トリス(2,3-ジブロモプロピル)ホスフェート
フルオロ酢酸メチル
フッ素及びその化合物
フッ化ビニル
ブロモフルオロホスフィン酸ジエチルアミド
三酸化アンチモン
三酸化アンチモン
コバルト
コバルト及びその化合物
硝酸コバルト(II)
コバルトカルボニル
リチウム
硝酸リチウム
リチウム及びその化合物
水素化リチウム
2-ジイソプロピルアミノエタノールリチウム
バナジウム
塩化バナジウム(III)
バナジウム及びその化合物
五酸化バナジウム
塩化バナジウム(IV)
HFC-32
HFC-134a
HFCs、PFCs、SF6
CF4
C3F8
SF6
欧州WEEE指令において対象となる 本物質群の例示物質については具体例の情報が無い。
耐火性セラミック繊維
表4-3-2 含有管理物質Bリストの※5.参照のこと
エチレンシアノヒドリン
シアン化銅(II)
シアン化合物
イソシアン酸フェニル
シアン化バリウム
シアン化亜鉛
リン酸トリフェニル
有機リン化合物
トリフェニルホスフィン
ジブチルスズジアセテート
アセトキシトリメチルスズ
有機スズ化合物
ジブチルスズジラウラート
ジフェニルスズスルフィド
ベンゼン
ベンゼン
ビスフェノールA
ビスフェノールA
ノニルフェノール
ノニルフェノール
4-オクチルフェノール
4-オクチルフェノール
塩化パラフィン(炭素数:23、塩素化率43%)
中鎖型、長鎖型塩化パラフィン
クロロアルカン(炭素数:14-17)
21
CAS No.
87-86-5
131-52-2
7647-18-9
7784-34-1
7446-70-0
10025-91-9
105-36-2
―
126-72-7
453-18-9
75-02-5
758-71-4
1309-64-4
7440-48-4
10141-05-6
10210-68-1
7439-93-2
7790-69-4
7580-67-8
116120-29-7
7440-62-2
7718-98-1
1314-62-1
7632-51-1
75-10-5
811-97-2
75-73-0
76-19-7
2551-62-4
―
109-78-4
14763-77-0
103-71-9
542-62-1
557-21-1
115-86-6
603-35-0
1067-33-0
1118-14-5
77-58-7
20332-10-9
71-43-2
80-05-7
84852-15-3
1806-26-4
108171-27-3
85535-85-9
別表3 オゾン層破壊物質詳細リスト
No.
物質名
モントリオール議定書
付属書グループ
1
特定フロン(CFC)
付属書AグループⅠ
2
ハロン
付属書AグループⅡ
3
その他のフロン
(CFC)
付属書BグループⅠ
4
5
四塩化炭素
付属書BグループⅡ
1,1,1-トリクロロエタン 付属書BグループⅢ
6
HBFC
付属書CグループⅡ
7
8
9
ブロモクロロメタン
臭化メチル
代替フロン(HCFC)
付属書CグループⅢ
付属書EグループⅠ
附属書CグループⅠ
物質名
CFC-11
CFC-12
CFC-113
CFC-114
CFC-115
ハロン-1211
ハロン-1301
ハロン-2402
CFC-13
CFC-111
CFC-112
CFC-211
CFC-212
CFC-213
CFC-214
CFC-215
CFC-216
CFC-217
四塩化炭素
1,1,1-トリクロロメタン
ジブロモフルオロメタン
ブロモジフルオロメタン
ブロモフルオロメタン
テトラブロモフルオロエタン
トリブロモジフルオロエタン
ジブロモトリフルオロエタン
ブロモテトラフルオロエタン
トリブロモフルオロエタン
ジブロモジフルオロエタン
ブロモトリフルオロエタン
ジブロモフルオロエタン
ブロモジフルオロエタン
ブロモフルオロエタン
ヘキサブロモフルオロプロパン
ペンタブロモジフルオロプロパン
テトラブロモトリフルオロプロパン
トリブロモテトラフルオロプロパン
ジブロモペンタフルオロプロパン
ブロモヘキサフルオロプロパン
ペンタブロモフルオロプロパン
テトラブロモジフルオロプロパン
トリブロモトリフルオロプロパン
ジブロモテトラフルオロプロパン
ブロモテトラフルオロプロパン
テトラブロモフルオロプロパン
トリブロモジフルオロプロパン
ジブロモトリフルオロプロパン
ブロモテトラフルオロプロパン
トリブロモフルオロプロパン
ジブロモジフルオロプロパン
ブロモトリフルオロプロパン
ジブロモフルオロプロパン
ブロモジフルオロプロパン
ブロモフルオロプロパン
ブロモクロロメタン
臭化メチル
HCFC-21
22
化学式
CFCl3
CF2Cl2
C2F3Cl3
C2F4Cl2
C2F5Cl
CF2BrCl
CF3Br
C2F4Br2
CF3Cl
C2FCl5
C2F2Cl4
C3FCl7
C3F2Cl6
C3F3Cl5
C3F4Cl4
C3F5Cl3
C3F6Cl2
C3F7Cl
CCl4
C2H3Cl3
CHFBr2
CHF2Br
CH2FBr
C2HFBr4
C2HF2Br3
C2HF3Br2
C2HF4Br
C2H2FBr3
C2H2F2Br2
C2H2F3Br
C2H3FBr2
C2H3F2Br
C2H4FBr
C3HFBr6
C3HF2Br5
C3HF3Br4
C3HF4Br3
C3HF5Br2
C3HF6Br
C3H2FBr5
C3H2F2Br4
C3H2F3Br3
C3H2F4Br2
C3H2F5Br
C3H3FBr4
C3H3F2Br3
C3H3F3Br2
C3H3F4Br
C3H4FBr3
C3H4F2Br2
C3H4F3Br
C3H5FBr2
C3H5F2Br
C3H6FBr
CH2BrCl
CH3Br
CHFCl2
No.
物質名
モントリオール議定書
付属書グループ
物質名
HCFC-22
HCFC-31
HCFC-121
HCFC-122
HCFC-123
HCFC-123*
HCFC-124
HCFC-124*
HCFC-131
HCFC-132
HCFC-133
HCFC-141
HCFC-141b*
HCFC-142
HCFC-142b*
HCFC-151
HCFC-221
HCFC-222
HCFC-223
HCFC-224
HCFC-225
HCFC-225ca*
HCFC-225cb*
HCFC-226
HCFC-231
HCFC-232
HCFC-233
HCFC-234
HCFC-235
HCFC-241
HCFC-242
HCFC-243
HCFC-244
HCFC-251
HCFC-252
HCFC-253
HCFC-261
HCFC-262
HCFC-271
※ これらの物質の異性体を含み、商業上使用される可能性が高い物質を示したものである。
23
化学式
CHF2Cl
CH2FCl
C2HFCl4
C2HF2Cl3
C2HF3Cl2
CHCl2CF3
C2HF4Cl
CHFClCF3
C2H2FCl3
C2H2F2Cl2
C2H2F3Cl
C2H3FCl2
CH3CFCl2
C2H3F2Cl
CH3CF2Cl
C2H4FCl
C3HFCl6
C3HF2Cl5
C3HF3Cl4
C3HF4Cl3
C3HF5Cl2
CF3CF2CHCl2
CF2ClCF2CHClF
C3HF6Cl
C3H2FCl5
C3H2F2Cl4
C3H2F3Cl3
C3H2F4Cl2
C3H2F5Cl
C3H3FCl4
C3H3F2Cl3
C3H3F3Cl2
C3H3F4Cl
C3H4FCl3
C3H4F2Cl2
C3H4F3Cl
C3H5FCl2
C3H5F2Cl
C3H6FCl
別表4 特定アミン詳細リスト
物質名
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
4-アミノアゾベンゼン
o-アニシジン
2-ナフチルアミン
3,3'-ジクロロベンジジン
4-アミノビフェニル
ベンジジン
o-トルイジン
4-クロロ-2-メチルアニリン
2,4-トルエンジアミン
o-アミノアゾトルエン
5-ニトロ-o-トルイジン
3,3'-ジクロロ-4,4'-ジアミノジフェニルメタン
4,4'-メチレンジアニリン
4,4'-ジアミノジフェニルエーテル
p-クロロアニリン
3,3'-ジメトキシベンジジン
3,3'-ジメチルベンジジン
2-メトキシ-5-メチルアニリン
2,4,5-トリメチルアニリン
4,4'-ジアミノジフェニルスルフィド
2,4-ジアミノアニソール
4,4'-ジアミノ-3,3'-ジメチルジフェニルメタン
化学式
C12H11N3
C7H9NO
C10H9N
C12H10Cl2N2
C12H11N
C12H12N2
C7H9N
C7H8ClN
C7H10N2
C14H15N3
C7H8N2O2
C13H12Cl2N2
C13H14N2
C12H12N2O
C6H6ClN
C14H16N2O2
C14H16N2
C8H11NO
C9H13N
C12H12N2S
C7H10N2O
C15H18N2
CAS №
60-09-3
90-04-0
91-59-8
91-94-1
92-67-1
92-87-5
95-53-4
95-69-2
95-80-7
97-56-3
99-55-8
101-14-4
101-77-9
101-80-4
106-47-8
119-90-4
119-93-7
120-71-8
137-17-7
139-65-1
615-05-4
838-88-0
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グローバル購買本部
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