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LSI - ナノテクノロジービジネス推進協議会

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LSI - ナノテクノロジービジネス推進協議会
エレクトロニクス分科会
1
ナノテクノロジービジネス推進協議会
エレクトロニクス分野
エレクトロニクス分野におけるビジネスの重要領域であり、会員の多くが興味を持つ4テーマ
を選択し、それぞれの市場・技術の特性に合わせた切り口でロードマップを作成した。
作成方針
1. ナノテクがビジネスに大きな影響を与えるエレクト
ロニクス分野で、会員が興味ある領域に焦点を当
ててロードマップ作成活動を行う。
2.今年度は会員からの希望が多かった①LSI新材料
プロセス,②ナノ新デバイス,③ナノセンシング,
④ディスプレイの4テーマを取り上げる。
3. それぞれのテーマ毎にワーキンググループを構成
し、専門家のヒアリングをベースに技術調査を行い、
それぞれの領域の市場・技術特性を考慮して、独
自の切り口を出す。
4. ロードマップの中にナノテクの必要性を明記する。
今後の予定
1.作成したロードマップは公開し、それに対する反響 を次年度以降の活動に反映させる。
2. 次年度以降は今年度活動のブラッシュアップを行う
とともに、今年度除いた他の領域(光デバイス等)も
検討する。 WG構成
LSI材料・プロセスWG
ナノ新デバイスWG
ナノセンシングWG
課題
1.単なる技術ロードマップにならないようにビジネス・
製品との関連を分かり易く記載する。
ティスプレイWG
H16年度取組み
次年度以降
メモリ材料プロセス
SoC材料・プロセス
65nm、10nmCMOS
3次元ナノ実装
RM
RM
CNTデバイス・分析技術
CNTトランジスタ、CNTセンサ
デバイス分析技術
磁気/光メモリ
ユビキタスセンサ
NEMS
有機TFTアレイ
網膜ディスプレイ
RM
RM
ティスプレイ
壁面大画面,モバイル
ペーパーライクディスプレイ
分子デバイス
RM
RM
自動車用MEMS
セキュリテイ、安全安心、
ヘルスケア、ネットワーク化
ユビキタスLSI
材料プロセス
RM
RM
光デバイス
・・・・・
H16年度のエレクトロニクス分科会の取組み項目
エレクトロニクス分科会
2
ナノテクノロジービジネス推進協議会
LSI新材料・プロセス(1/4)
LSI関連のナノテク材料、技術において、エネルギー、スピード、価格をキーワードとしてナ
ノテクの必要性、 ナノテクの効果を浮き彫りにし、ビジネスロードマップを作成した。
作成方針
1.LSIのロードマップ上でナノテクが必要となる
分野を中心に、一部の関連分野も包含する。
2.モバイル分野を中心にする市場的潜在ニー
ズを実現できるナノテクにフォーカスを当てる。
3.パッケージおよびパッケージとつなぐ技術・
ビジネスも視野に入れる。
課題
1.社会における潮流との連動
2.ITRSロードマップのとの切り口の違いを如
何に明確にするか!
3.技術の相互関連性をどのように表現するか!
今後の予定
主要市場である電子・通信機器領域とともに、
次世代有望市場であるバイオ分野、ナノセンシ
ング分野で活用されるLSIのあり方についても
フォーカスを当てる。
LSI新材料・プロセス関連の全体像
1.ナノCMOSデバイスと3次元ナノ実装技術の融合
2.ボトムアップ型ナノテクによるスーパコネクト配線
3.微細化、高集積化→超微細化へ継続的に進展
技術
要素
潮流
製品
技術的潮流
ナノCMOS
ナノCMOS
デバイス
3次元ナノ実装
基板Si
材料
基板Si材料
リソグラフィ
必要
技術
ナノテク
加工
プロセス
材料
開発方向性と
ナノテクの必要性
・微細化の流れの維持
・他分野との融合の流れ
(MEMS、実装、3次元)
ITRSテクノロジ・ノード
・ばらつき低減、再現性確
保
・高速化&低消費化
・材料特性最大限利用
・多機能、高機能化
・3次元化
・異種基板実装
・ナノCMOS構造と一体化
・価格適正化,CD制御性
ゲート膜・
ゲート膜・ゲート電極 ・新材料導入+界面制御
配線(チップ内下層) ・新材料導入+プロセス整合
配線(チップ内上層 ・配線超多層化
&積層チップ間)
・薄膜チップの積層化
・MEMS技術との融合
チップチップ-PKG接合
PKG接合
・インタポーザ多機能化
部品内蔵
・ナノコンポジット化
プリント配線
・インクジェット配線
・ナノポーラス体製造
・新基板材料
プリント基板
2005年
2010年
2015年
従来からの本流の
微細化ビジネス限界により
従来からの本流の
微細化ビジネス限界により
微細化の追求
ナノ新機能素子との融合加速
微細化の追求
ナノ新機能素子との融合加速
融合によるシステムとしての
ユビキタス時代を迎え
融合によるシステムとしての
ユビキタス時代を迎え
高集積化、高機能化追求
低消費化,高機能多機能化,分散処理へ
高集積化、高機能化追求
低消費化,高機能多機能化,分散処理へ
hp90
hp65
hp45
hp32
hp22
歪Siバルク素子
高速PD素子
極薄積層素子
スタックPKG
歪Si基板
ArFリソ&レジスト
SiON
ポリSi
SiOC層間膜
バルク3次元構造素子
高速・低消費FD素子 3次元構造素子/SOI
3次元LSI
10nm
デバイス
マルチチップSiP
3次元PKG
3次元構造素子SOI・GOI
極薄化SOI・歪SOI
液浸ArFリソ&レジスト
EUVリソ&レジスト
La2O3
メタルゲート(Ru,Ta)
HfSiO, HfAlO
ポリSiGe
多孔質化膜
エアギャップ
メタル配線 : Cuめっき → Cu-CVD → → 原子レベル制御配線
CNTビア
CNT配線・光インタコネクト
低インダクタンス損インターポーザ、バンプ接合
キャパシタ、抵抗、インダクタ内蔵
金属ナノ粒子回路形成
ポリイミドポ-ラス膜
ナノポ-ラス絶縁膜
ナノ粒子ダイレクト接合
新材料&マイクロ化
光回路併用
高透磁率基板 : 磁性体分散 → 配向磁性体分散
エレクトロニクス分科会
3
ナノテクノロジービジネス推進協議会
LSI新材料・プロセス(2/4)
技術潮流と実現される製品
実現されるデバイス性能とターゲット
1.超低消費電力→次世代モバイル機器/ナノCMOS
2.超小型→次世代モバイル機器/3次元ナノ実装
3.超高速対応→メディアサーバ(端末) /ナノCMOS+スーパコネクト配線
5nm
1.技術潮流:LSI構造微細化の流れの維持と3次元ナノ 実装技術の融合により高機能化、低消費電力化小型
化動向が加速
2.実現される製品:カーエンターテイメント社会を支える多機能
無線機器用高集積SOC/SIP、ユビキタス社会の端末・ノー
ド機能を果たすマルチホップセンサー用超小型LSI
ナノゲートCMOS
ナノCMOS
技術
要素
新材料基板
潮流
新材料ゲート
開発方向性と
ナノテクの必要性
Siチップ
・ITRSテクノロジ・ノード
スーパコネクト配線
LCR部品
再配線層
デバイス
LCR部品
機能部品内蔵層
機能部品内蔵基板
バルクナノ
CMOS
SOIナノCMOS、
ナノ新機能素子
LCR部品
3次元ナノ実装
ナノCMOS
ナノCMOS
設計
ルールを
継承
・ITRSノンクラシカルCMOS
・消費電力の低減、
Vth制御、リーク低減
・バックゲートによる制御
・新材料による
キャリア伝導特性向上
・新規構造による
静電特性向上
・アプリケーションの潮流
・ SOC/SiPのイメージ
・高速高性能PKG
(高速サーバ、BB機器)
3次元ナノ
実装
・3次元PKG
(SiP)
・小型薄型PKG
(モバイル、ウェアラブル機器)
2010年
2015年
微細化のビジネス限界
微細化のビジネス限界
ナノ新機能素子との融合
ナノ新機能素子との融合
従来からの本流の
従来からの本流の
微細化の追求
微細化の追求
・微細化の流れの維持
・他分野との融合の流れ
(MEMS、実装、3次元)
製品
2005年
融合によるシステムとしての
融合によるシステムとしての
高集積化、高機能化追求
高集積化、高機能化追求
hp45
hp90
hp65
バルクSiMOSの
プレーナFD−SOI
スケーリング
微細バルク素子
歪Siバルク素子
低消費FD素子
高速PD素子
カーエンターテイメント化
高集積SOC
(多機能)
BGA
Ball Grid Array
スタックPKG
CSP
Chip Size Packaging
ユビキタス時代を迎え
ユビキタス時代を迎え
低消費化、高機能多機能化
低消費化、高機能多機能化
hp22
hp32
FinFET
極薄積層素子
バルク3次元構造素子
高速・低消費
FD素子
バリスティク素子
10nm
CMOS
新機能素子
3次元構造素子/SOI
マルチホップセンシング
ネットワーク
モバイルユビキタス
モバイル低消費電力
SOC/SIP
センシングLSI
高速SOC/SIP
FCBGA
Flip Chip BGA
3D-LSI
3D-PKG
WLCSP
Wafer Level CSP
MCP/SiP
Multi Chip Packaging
System in Package
エレクトロニクス分科会
4
ナノテクノロジービジネス推進協議会
LSI新材料・プロセス(3/4)
要素技術1: ナノCMOS
要素技術2: スーパコネクト配線
1.基板:キャリア移動度向上と特性ばらつき制御のため、 1.配線技術:究極のローカル配線、グローバル配線は、原
SOI系基板、縦型デバイス対応技術が急速進展
子レベル制御金属配線、さらCNT配線に移行による極
2.リソグラフィ:液浸ArF技術を軸に進展し、EUV技術へ
低損失化
も移行
2.配線層間膜:多孔質材料へ、ローカル配線はエヤギャップ
3.ゲート:新材料のHf系、La系ゲート導入と界面制御が
による極低誘電率化
ポイント、ゲート電極は新材料のメタルゲートが必須
技術
要素
製品
必要
技術
Si基板
バルク、エピ基
板
SOI基板
リソグラフィ
露光
材料
レジスト材料
ゲート
ゲート膜
ゲート電極
2005年
2010年
hp90
ナノCMOS
ナノCMOS
ナノテク
加工
&
プロセス
開発方向性と
ナノテクの必要性
・デバイス構造にあったSi
基板
・低消費電力向けのSOI基
板
・キャリア伝導特性の向上の
ための歪導入、
Ge導入
・マスク、レジストを考慮、
量産に耐えるリソ
・光源、マスク、レジスト、
装置の価格の適正化
・液浸ArF、EUV中心。
他は部分適用か。
・多層レジスト適用等によ
るCD制御
・超臨界乾燥等による高
A/R対応
High-k膜:
・SiO2匹敵の電気特性
(Vth、,リーク電流)
・界面特性、チャネル移動度
メタルゲート:
・仕事関数(ミッドギャップ)
・抵抗率、CMOS互換性
hp65
完全平坦化基板
hp45
hp32
hp22
Ge/Si基板
TSi=25nm
極薄化SOI TSi=15nm
歪SOI
GOI
3次元構造素子SOI
ナノ/Si積層SO、メタル基板SOI
hp65
hp45
hp32
hp22
ArFリソ
液浸ArFリソ
EUVリソ
PELリソ
ML2リソ
新EB
/STM
EPLリソ,NIPリソ
ArF新レジスト
自己
組織化
EUV新レジスト
Applicationに適合した新レジスト
EOT=1.5nm
SiON
界面層:SiO2
ポリSi
製品
極薄基板(110)
歪Si基板
hp90
技術
要素
2015年
EOT=1.0nm
HfSiO, HfAlO
界面層:Nitrided Oxide
La2O3
界面層無し
ポリSiGe
メタルゲート(Ru,Ta)
必要
技術
配線
(ローカル配線)
層間膜
2005年
hp90
スーパコネクト配線
3次元ナノ実装
層間膜:
配線層間(IMD)/CMP
ストッパ(HARDMASK)に
分類
配線メタル
加工
&
プロセス
配線メタル:
ローカル配線/Metal-1/
バリアメタルに分類
・Cuのマイグレーション耐性
・Cuの拡散防止策
チップ配線
(グローバル配線)
配線メタル
層間膜
チップ配線周波数
・ナノめっき(原子レベ
ル)
・導体形成(結晶粒制
御→原子レベル制御)
・ナノチューブインターコネクト
・ナノインプリント適用
・光インターコネクト
2010年
hp65
k=2.7
hp45
k=2.1
IMD : SiOC
2015年
hp32
hp22
多孔質化膜
エアギャップ
HARDMASK : SiN、SiO、SiC
・ダマシンプロセス対応
・高精度CMPと多孔質
膜のプロセス整合
ナノテク
材料
開発方向性と
ナノテクの必要性
LOCAL : Cuめっき
CNTビア
METAL配線 : Cuめっき
CVD-Cu
バリアメタル : CVD-Ti/TiN、Ta/TaN
3.5GHz
低散乱金属配線
(原子レベル制御)
ALD-Ti/TiN、Ta/TaN
7GHz
7GHz
低散乱金属配線
めっき銅配線
CNT配線
改質銅配線
光インターコネクト
層間膜:SiOC
フロロカーボン系膜
多孔質化膜
エレクトロニクス分科会
5
ナノテクノロジービジネス推進協議会
LSI新材料・プロセス(4/4)
要素技術3: 3次元ナノ実装
*ロードマップ作成における参考資料
1.チップ/パッケージ接続:チップ配線ルールを継承したダイ
レクト接合へ
2.部品内蔵:パッケージ/基板への受動部品内蔵から
MEMS融合へ
3.プリント基板:ポーラス化による低誘電率化とナノテク応用
による高透磁率化が進み、極低損失化が進行
技術
要素
製品
必要
技術
ナノテク
チップ/パッケー
ジ接合
メタル接合
インターポ^−ザ
材料
キャパシタ
インダクタ
能動デバイス
プリント基板
プリント配線
絶縁膜
プリント基板材
料
2005年
hp90
3次元ナノ実装
部品内蔵
加工
&
プロセス
開発方向性と
ナノテクの必要性
・ナノ粒子低温接合技術
・自己組織化
(インターポーザ基板)
・ナノめっき技術
・ナノインプリント適用
・ナノめっき技術
・低温結晶化蒸着技術
・樹脂と高誘電率セラミック
粒とのコンポジット
・ナノコンポジット・アプローチ
・MEMSとの融合
・フェムトリットル
インクジェット配線技術
・高効率加熱技術
・ナノインプリント適用
・ナノポーラス体製造技術
(自己組織化)
・異種ポリマーのナノレベ
ル複合化
・ナノレベルフィラーの分散
・絶縁膜の多孔質化
・樹脂/磁性体ハイブ
リッド技術+配向化技
術(自己組織化)
2010年
hp65
2015年
hp45
半田ボール/半田ポスト
hp32
hp22
ナノ粒子ダイレクト接合
低インダクタンス損
インターポーザ,バンプ接合
ナノインプリントインターポーザ
キャパシタ、抵抗
(コンピュータ)
キャパシタ、抵抗
(携帯・自動車)
インダクタ
(コンピュータ、携帯、自動車)
マイクロキャパシタ、
抵抗(携帯・自動車)
新材料インダクタ
低誘電損(高周波)
(コンピュータ、携帯、自動車)
基板融合MEMS
高精度アディティブ法
L/S:20μm
L/S:3μm
L/S:サブμm
300℃プロセス
金属ナノ粒子回路形成
220℃プロセス
低温プロセス
ポリイミドポ-ラス膜
k=1.7
SiO2ポラス絶縁膜
k=1.5
高透磁率基板
(磁性体分散)
光回路併用
高透磁率基板
(配向磁性体分散)
☆社会ニーズ
・e-japanの議論の骨子に関する資料:
・半導体理工学研究センター2003年ロードマップ
・21世紀の情報通信ビジョン IT-JAPAN for ALL
(平成12年3月)
・未来工学研究所 2030年の科学技術
・ LSI・デバイス関連要求動向
(総務省関連資料からピックアップ)
☆技術面
・SEAJ LSI装置ロードマップ
・SOCの今後の方向 MIRAI報告会
・ITRSロードマップ 2003 ABSTRACT版(抽出)
・NEDO H15調査報告リソグラフィ
・Nanoimprinting(Semiconductor SEP2004)
・2003日本実装技術RM(JEITA)
エレクトロニクス分科会
6
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ナノ新デバイス(1/3)
MOSFETとは動作原理が異なり、LSIに付加価値を与えるような新たなナノデバイスのロー
ドマップ作成を行う。本年度は、CNT新デバイスとデバイス分析技術に絞って作成した。
作成方針
1.調査分野として、カーボンナノチューブ(CNT)新
デバイス、分子エレクトロニクスデバイス、光ディ
スク、磁気ディスク、デバイス分析技術、単一電子
トランジスタ、不揮発性メモリ、他を設定する。
2.本年度は、チームメンバーからの意見にもとづき、
早急に手を打つ必要性の高い2分野に絞ってロー
ドマップを作成する。
課題
1.潮流部分は、エレクトロニクス全般に係わる項目
の記載となったが、具体的記述を追加していく。
2.技術部分に定量的目標値を追加していく。
今後の予定
1.来年度以降は、本年度取り上げなかった調査分
野に関するロードマップを作成する。
2.CNTとデバイス分析技術ロードマップを更新する。
CNT新デバイス
1.CNT新デバイス(システム)の出口イメージには、
トランジスタ、センサ、LSI(メモリ、配線他)、熱応
用(ヒートシンク他)、機械的応用(リレー他)、キャ
パシタ、FED、プローブなど多数ある。 本年度は主にトランジスタ、センサ、LSI応用に関
し、重点的に取り組む。
2.出口ニーズ調査と技術調査を並行して進める。
ニーズ調査では、トランジスタ、センサ、LSIの将
来用途について潮流から調査し、技術調査では、
目標(性能やコスト)達成のために必要な開発項
目を具体的に記載する。
3.CNT基板という新しい素材商品概念を取り入れ、
CNTの適用分野の拡大・促進の可能性を検討す
る。
エレクトロニクス分科会
7
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ナノ新デバイス(2/3)
CNT新デバイス
年代
潮流
技術要素
エレクトロニクス
機器技術
開発方向性と
ナノテク必要性
05
10
エネルギー消費が少
なく、環境に優しく、
使いやすく、どこに
いてもだれとでも話
せる技術が必要。
環境にやさしい低エネルギー社会
センサーネット社会
高度福祉社会
1円以下 RFID
センサ
トランジスタ
により、飛躍的な機能
向上が望まれる。
技術
基板技術
ナノ材料技術
・評価技術
廃棄可能なRFID
高感度センサ(バイオ、環境、水素、ロボット他)
超高周波FET
小規模回路
光/電子デバイス混載
LSI関連
プロセス技術
基板 (高品質)
基板(低品質)
高性能化,低消費
製品
20
ユビキタス社会
CNT基板
基板、センサー、FET、 電力化,低コスト化
LSI(含む配線、実装) の要求。従来にない
など半導体製品
ナノ新材料,ナノ構造
15
CNTビア補強/放熱/配線プラグ・ビア
CNTローカル配線
フレキシブル基板上に、 ドーピング・電極技術 低温プロセス技術 (<300℃)
特性の揃ったFETを集 ゲート絶縁膜・保護膜技術 アーキテクチャ、CAD、実装
システム設計
積化する技術, CNT
センサ要素技術
配線を含めた集積化
CNTビア・プラグ成長制御
横方向成長技術
技術、ナノデバイスの
機能配線技術
ためのシミュレーション、 装置インフラ技術
回路方式、実装技術が
デバイスシミュレーション
プロセスシミュレーション
必要。
デバイス作製のため、
CNT基板
(高品質)
CNT 基板(低品質)
CNTを揃えて並べる
完全半導体CNT基板形成
方向・密度の同時制御分散技術
技術が必要。
SWNTの直径制御
半導体の性質を持ち、
SWNTカイラリティ制御
半導体/金属分離
特性の揃った単層
CNTを合成・評価する 直径評価 金属・半導体分離評価 カイラリティ評価
技術が必要。
LSI
エレクトロニクス分科会
ナノテクノロジービジネス推進協議会
8
ナノ新デバイス(3/3)
ナノデバイス分析技術
1.半導体デバイスのテクノロジノード65nm以降のCMOSおよびナノ構造や大きさをナノサイズにすることによっ
て新たな特性を発現する新デバイスを対象とした。
2.デバイスに対する分析技術を対象とし、バルク材料に対する分析技術は含まない。計測と物性分析を2本
の柱として調査した。
3.オフラインでの分析技術に着目し、in-situ分析やインライン分析は対象外。また検査技術も対象外。
4.基本的に単一装置をベースとした分析技術調査となるが、これらを複合化したバリエーションも出現する。
10 15 20
年代
ITRSテクノロジーノード
潮流
hp90
hp65
hp45
hp32
hp22
デバイス(製品)へのナノサイズ効果(量子効果など)の活用
製造プロセスへのナノテクの導入(従来リソグラフィの限界)
製品
技
術
05 10 15 SPM:良質かつ安価なCNT探針の供給
SPM:探針形状モニタリングシステムの構築
SPM:SCM+SSRMおよび定量方法の改善/開発
FIB+質量分析
TEM:高分解能HAADF-STEM(元素種識別顕微鏡)+単原子EELS
SAP:走査型アトムプローブ+装置複合化
電子線モノクロメーター+EELSによる高エネルギー分解能分析
軟X線検出技術
TEM+WDXによる状態密度分析
近接場ラマン/赤外分光法/PL法の開発
SEM/TEM:STEMの高分解能化
モバイルSEM
シングルチップ/Dual Beam FIB
20
TEM:3次元トモグラフィ法による形状情報の3次元化
TEM-CLによる高分解能発光分光分析
SEM/TEM:球面収差/色収差補正による高分解能化
歪み
高精度測長
技
術
走査型電子顕微鏡(SEM)+周辺技術
集束イオンビーム(FIB)+周辺技術
透過-走査型電子顕微鏡(TEM-STEM)+周辺技術
走査型プローブ顕微鏡(SPM)+周辺技術
走査型近接場光学顕微鏡(NSOM)
NSOM
走査型アトムプローブ顕微鏡(SAP)
SAP+装置複合化
高精度測長 ドーパント分析 電子状態
05 年代
TEM:nano-EDおよびCBED
近接場ラマン分光法
エネルギーフィルタ+CBED
エレクトロニクス分科会
9
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ナノセンシング(1/3)
自動車が今後の広いナノセンシング技術の縮図となることを考慮し、自動車分野に注力
してロードマップを作成した。
自動車:エンジン/動力制御
作成方針
1.自動車に注目し、ナノセンシング技術のシーズ
とニーズの具体像が見えるようにした。
2.現状の技術レベルとの比較がわかるようにした。
課題
凡例
潮流
ロードマップとしてとりあげる項目を、シ
ステム製品レベル、要素デバイス製品レ
ベル、技術レベルの3種類に分け、階層
的な関係を明確にした。
今後の予定
1.ロードマップのブラッシュアップ
2.自動車以外の分野への拡大の検討
WS開始
時期
次世代技術
製品へ交代
システム製品
要素デバイス
製品
技術
技術開発
開始
技術
技術開発
終了
・環境対策やEV化に向けたセンシングの発展
エレクトロニクス分科会
10
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ナノセンシング(2/3)
自動車:走行制御/運動制御
・By-Wire化にむけ、センシングの応用が拡大
自動車:走行制御/安全走行支援
・将来の自動運転化に向けてセンシングが拡大
エレクトロニクス分科会
11
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ナノセンシング(3/3)
自動車:車載情報システム
・自動車のネットワーク化がナノセンシング
技術を牽引
自動車:快適/便利システム
・快適/便利制御をナノセンシング技術が可能に
エレクトロニクス分科会
12
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ディスプレイ(1/3)
フラットパネルディスプレイ分野での全体像に主眼を置き、社会潮流、製品・デバイス、
ナノ技術の三階層で把握し位置づけた。
作成方針
1.潮流は、ユビキタス社会およびそれを支える情報
通信インフラを位置づけた。
2.製品は、牽引するリーディングエッジとして大画面
TV、モバイル、ペーパーライクの三分野とした。
3.必要技術をアクティブ素子、プロセス、ナノ材料の
三構成で捉えた。
フラットパネルディスプレイ 全体像
1.ディスプレイと放送、BBアクセス、記録メディア、
電池のインフラとの関連性を示した。
2.製品三分野で共通性大きいが差異も大きい。
技術要素
社会全体潮流
社会の
潮流
課題
1.ディスプレイの構成技術は非常に広範であり、製品
三分野で共通性あるものの差異もあり多彩である。
2.上記広範性故に、三階層間個々の結びつきの明示
性が比較的薄れた。
3.図の矩形シンボルは時期として単純交代では無く、
並走する期間があることを前提としている。
今後の予定
1.次年度は、この全体像の中から特定Item領域に
フォーカスした検討を予定。
2.同時に、全体像の更新も予定。
放送&通信のブ
ロードバンドインフラ
技術
メディア、アクセス、電
池の高速大容量
技術
製品・
大画面TV;超高精細
HD、薄型、高色再現性
表示、低消費電力
デバイス
モバイルディスプレイ;省電
力,薄型軽量、高精細・動画
ペーパーライクディスプレイ;
超低消費電力,超薄型軽量、
(フレキシブル)
必要技術
ナノテク
アクティブ素子技術
開発方向性とナノテク
エネルギー消費が少な
く、環境に優しく、使い
やすく、どこでもだれと
でも交信・情報表示でき
るインフラが必要。
これを従来技術の高度
化だけでなく、革新的に
実現性を高めるナノテ
クが必要。
ユビキタス社会を担う
ディスプレイは、大画面、
モバイル、電子ペーパーが
リーディングエッジ製品三分
野。
これらに必要な高機能・
高特性化、をナノテクノ
ロジーにより、従来の延
長に無い飛躍的なレベ
ルでの実現が望まれる。
超低消費電力や超高
精細&低コスト形成を可
能化するナノテクによるアク
ティブ素子。
プロセス技術
超高精細や大面積パ
ターニングを低コストで可能
にするナノプロセス。
ナノ材料技術
高効率や高信頼・高精
細を可能にするナノ技術。
2005
2010
2015
ユビキタス社会/環境・低エネルギー社会
デジタルBS/CS
デジタル地上波
次世代DVD
ADSL
3.5G携帯
無線LAN
ポリマーLi電池
FTTH、PLC
4G&次世代携帯
UWB/次世代無線LAN
燃料電池
超高効率PDP 1080p
PDP 720p
LCD 広視野 高速・超高色再現LCD ⇒QXGA
薄型RPTV
超薄型、超大画面RPTV ⇒ QHDTV
FED-TV、 OLED-TV
TFT-LCD QVGA
OLED QVGA
TV携帯 VGA
電子Book モノカラー 電子Book・新聞カラー +フルカラー
フレキシブル モノカラー フレキシブル カラー
+フルカラー
+フルカラー
電子Tag モノカラー 電子Tag・ポスター カラー
a-Si/LTPS TFTアレイ
MEMSアレイ
HTPS/LCOS-LV
Org-TFT アレイ
大型壁面TV
高臨場感TV
大画面3D-TV
ロールスクリーンTV
パーソナルユビキタス
統合ハンドセット
省マスク LTPS / single grain-Si TFTアレイ +周辺回路高集積化
超高精細MEMS/フォトニック アレイ
→ QHDTV
→ QXGA
Org-TFT アレイ
⇒ 周辺回路等集積
自己組織化有機半導体薄膜
高精細インクジェットパターニング
ナノインプリントパターニング
高ガスバリア ナノコーティング
+大面積化
+高速化・多層化
+大面積化
+高屈曲耐久性
+リフレッシュ可能性
高効率高耐久ナノクリスタル蛍光体
+セルフヒーリング性
大電流高耐久カソード用CNT
高分散ナノ粒子
+高移導度
高Tg光学グレード透明プラスチックフィルム
+多機能特性(光学機能)
高靭性高強度ナノガラス基板 +超薄厚(フレキシブル)
エレクトロニクス分科会
13
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ディスプレイ(2/3)
大画面TVディスプレイ
モバイルディスプレイ
1.高精細、広視野角、動画、高色再現、動画省奥行、
低消費電力の同時実現がキーとなって推移する。
2.将来は高臨場感や3D表示などの特性がターゲッ
トになる。
技術要素
開発方向性とナノテク
2005
2010
ボリュームゾーンの最大サイズ
高精細化
低コスト化
製品機能
LCD-TV
製品・
デバイス
PDP-TV
リアプロジェクションTV
高速応答(動画追従性)・
色再現性改良
大型化・高精細化・消費電
力低減・蛍光体特性改良
薄型化・高精細化
有機EL-TV
長寿命化・フレキシブル化
FED-TV
カソード形成方法改良と
発光効率向上
40/42 → 45/50 → 60/70
XGA → WXGA → フルHD → UXGA
10千円/型
→ → → 5千円/型
アクティブ素子技術
プロセス技術
ナノ材料技術
高性能トランジスタ集積
技術および高性能電極、
マイクロデバイスアレイ
ラビングレス配向(液晶)
高精細リブ形成(PDP)
大画面形成(OLED)
高密度電極形成(FED)
蛍光体、電極及び半導
体材料、ガラス及びプラ
スティック基板材料
MEMSアレイ
HTPS/LCOS
大画面3D-TV
ロールスクリーンTV
製品・
TFT−LCD
デバイス
OLED
大画面高品位FED-TV
アクテイブ素子
技術
省マスクLTPS/single grain-Si TFTアレイ+周辺回路集積化
超高精細MEMS/フォトニックアレイ
→
QHDTV
QVGA
VGA
高精細化
システム化
可撓性(セルモジュー
ル)
高画質化
高視認性
可撓性(セルモジュー
ル)
高性能トランジスタ
集積技術及び高性能
電極が必要
ナノインプリントパターニング
高ガスバリア性ナノコーティング
大面積化
大面積化・電荷移動度改良
高速化・多層化
2D⇒3D表示へ
低温p-SiTFT液晶400mw/2.5インチ⇒2010年2/3へ
携帯電話3.5G
(QVGA)
自己組織性有機半導体
→高電荷移動度
高Tg光学グレード透明プラスティック基板 +光学機能包含
高靭性ナノガラス超薄基板 +超薄厚化・フレキシブル化
TV携帯
(VGA)
パッシブ型モバイル
⇒2015年1/2へ
パーソナル
ユビキタス
ハンドセット
アクテイブ型モバイル
a-Si/LTPSTFTアレイ
省マスクLTPS / single grain Si TFTアレイ
フルカラー
有機TFTアレイ → 周辺回路集積化
自己組織化有機半導体膜
必要技術
ナノテク
プロセス技術
高精細インクジェットパターニング
高機能化技術が必要
ナノインプリントパターニング
高ガスバリア性ナノコーテイング
大面積化
高屈曲耐性
高効率・高耐久ナノクリスタル蛍光体 +リフレッシュ可能性
大電流高耐久カソード用CNT +セルフヒーリング性
高画質
システム化(SoG)、基板の薄型化・軽量化・可撓性
有機TFTアレイ → 周辺回路集積化
高特性CNTトランジスタアレイ
ラビングレスTN液晶配向
自己組織化有機半導体薄膜
高精細インクジェットパターニング
2015
ユビキタス社会/環境・低エネルギー社会
高精細化・動画表示
高臨場感TV
超大画面(70型超)
QXGA
2010
エレクトロニクス機器技術
低消費電力化
長寿命化
有機EL-TV
フレキシブル化
発光効率向上・大画面化
2005
大型壁面TV
1080p
高発光効率PDP-TV
薄型RP-TV
社会の潮流
開発方向性とナノテク
薄型・軽量化
(高機能化)
高色再現性
720p
技術要素
製品機能
広視野角
高速応答
a-Si/LTPS TFTアレイ
必要技術
ナノテク
2015
ユビキタス社会/環境・低エネルギー社会
社会の潮流
1.低消費電力、薄型軽量、高精細、動画表示などを
キーに推移する。
2.携帯電話を軸に進展するが、ユビキタス対応のパー
ソナルハンドセットのディスプレイに向けて推移す
る。
ラビングレス配向技術
ナノ材料技術
高精細、高輝度可能
にする技術が必要
有機半導体
自己組織性有機半導体→高電荷移動度
高Tg光学グレード透明プラスティック基板
高靭性ナノガラス超薄基板
エレクトロニクス分科会
14
ナノテクノロジービジネス推進協議会
ディスプレイ(3/3)
ペーパーライクディスプレイ
1.機能や応用商品の定義が必ずしも明確ではないが、
紙印刷物に対応する電子ディスプレイである。
2.紙印刷物並みの反射コントラスト、薄さ、フレキシブ
ル性や低消費電力性がキーとなって推移する。
社会の潮流
製品機能
技術要素
開発方向性とナノテク
社会全体潮流
どこでもだれとでも相互
交信できるインフラ
視認性
紙のように見やすい
2005
2010
モノカラー
高精細カラー
コンパクト性
製品・
デバイス
紙のように薄い
・電子ブック
・電子Tag
・視認性
・薄型・軽量
・フレキシブル
・ディスプレイ
・低消費電力
・フレキシビリティ
・電子ポスター
・フルカラー化
・動画機能
などの機能が
望まれる
必要技術
ナノテク
アクティブ゙素子技術
プロセス技術
ナノ材料技術
超低消費電力やフレ
キシビリティを可能に
するナノテクによるア
クティブ素子が必要
酸素や水分を封止し、
長寿命を実現するナノ
プロセスが必要
高精細・高コントラス
トを可能にするナノ
技術が必要
2015
ユビキタス社会/環境・低エネルギー社会
フレキシブル
フルカラー
+
大画面化・ロール化
リジッド基板
モノカラー → マルチカラー → フルカラー
→大型化・精細化・動画
フルカラー動画対応パーソナル
ユビキタス統合ハンドセット
フレキシブル基板
フルカラー
モノカラー → マルチカラー → フルカラー →大型化・精細化・動画
低温プロセス新規透明電極膜
有機TFTアレイ
高ガスバリアナノコーティング +高屈曲耐久性
高分散ナノ粒子
高分散・高移動ナノ粒子
高散乱液晶材料
高耐久性エレクトロクロミック材料
Fly UP