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EMC Documentum Content Services for SAPドキュメントコントローラ

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EMC Documentum Content Services for SAPドキュメントコントローラ
EMC® Documentum®
Content Services for SAP ドキュメ
ント コントローラ
バージョン 6.0
ユーザ ガイド
P/N 300-005-439 Rev A02
EMC Corporation
本社 :
Hopkinton, MA 01748-9103
1-508-435-1000
www.EMC.com
著作権© 2004 - 2007 EMC Corporation. All rights reserved.
発行日: 2007 年 9 月
EMC は、このドキュメントに記載されている情報は発行日の時点において正確であると考えます。この情報は、予告なく変更され
る場合があります。
このドキュメントに記載されている情報は、「現状のまま」提供されます。EMC Corporation は、このドキュメントに記載されている情報に
ついていかなる説明または保証を行わず、商品性または特定目的との適合性に関する暗示の保証を放棄します。
このドキュメントに記載されている EMC ソフトウェアを使用、コピー、および配布するには、該当するソフトウェア ライセンスが必要です。
EMC 製品名の最新のリストについては、EMC.com で公開されている EMC Corporation の商標を参照してください。
このドキュメントに記載されているその他の商標は、それぞれの所有者に帰属します。
目次
はじめに
第1章
第2章
............................................................................................................ 7
Content Services for SAP の概要
.......................................................
概要 .............................................................................................
Content Services for SAP アーキテクチャ ..................................................
サポートされる SAP ドキュメント形式 ......................................................
SAP および Content Services for SAP の用語 ............................................
12
Manage コンポーネントの使用
17
..........................................................
SAP への接続 .................................................................................
表示言語オプションの構成 .................................................................
リリースされたドキュメントとオブジェクトのリンク .........................................
リンクされた SAP ドキュメントの維持 .......................................................
Content Services クライアントを使ったリンクの表示 ..................................
ドキュメント リンクの表示 .................................................................
リンクされている項目とリンクされていない項目の変更 .............................
リンクされた項目に加えた変更を元に戻す ...........................................
ドキュメントからリンクの削除 .............................................................
バージョンの削除 ......................................................................
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
11
11
14
14
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22
23
24
24
24
3
目次
図の一覧
図 1.
Content Services for SAP と SAP .........................................................................
12
図 2.
[Content Services SAP リンクの管理] ダイアログ ボックス ..................................
19
図 3.
[Content Services SAP のオブジェクトの検索管理] ダイアログ ボックス .................
20
図 4.
[Content Services SAP リンクの管理] ダイアログ ボックス ..................................
22
4
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
目次
表の一覧
表 1.
用語と定義 .........................................................................................
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
14
5
目次
6
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
はじめに
このガイドの目的
このガイドは、product_name; 6.0 (CS for SAP 6.0 または Content Services 6.0) の Manage コン
ポーネントの使用方法について説明します。
Manage コンポーネントでは、Documentum リポジトリのドキュメントを、SAP R/3 システムにリ
リースおよびリンクすることができます。ドキュメントは、特定の材料、機能の場所、装置のマス
ター レコード、または SAP でサポートされるその他のオブジェクトにリンクできます。
対象読者
読者が自分に必要な情報の記載されているマニュアルを容易に識別できるよう、ユーザの種
類に応じて次のロールが定義されています。
•
システム管理者 : このロールは、Content Services for SAP をインストールおよび構成する
ユーザを対象とします。Content Services for SAP アプリケーションは、EMC Documentum
と SAP R/3 システムを統合します。したがって、システム管理者は、『EMC Documentum
Content Services for SAP リリース ノート』の「ソフトウェア要件」に示されているソフトウェア
製品についての経験を有している必要があります。
•
Content Services 管理者 : このロールは、WebAdmin を使用して Content Services を管
理するユーザを対象とします。
•
ドキュメント コントローラ : このロールは、ドキュメントを SAP にリリースし、それらのドキュメ
ントへのリンクを維持するユーザを対象とします。
•
Capture オペレータ : このロールは、ドキュメントをスキャンし、SAP の適切なレコードへの
リンクを作成するユーザを対象とします。
•
標準ユーザ : このロールは、Content Services の SAPGUI および View コンポーネントを
使用してドキュメントを表示するユーザを対象とします。
本書は、ドキュメント コントローラを対象としています。
改訂履歴
次表に、本書の改訂履歴を示します。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
7
はじめに
改訂履歴
改訂日
説明
2007 年 9 月
Content Services for SAP 6.0 ユーザ ガイド
初版発行
表記法
このガイドでは、次の表記法を使用します。
このガイドで使用する表記法
表記法
説明
>
ポップアップまたはプルダウン メニューを
表します。
<山括弧で囲まれたテキスト>
値を提供する必要のある変数名または定義
された用語を表します。
等幅フォントで示される情報
コードのサンプル、ユーザの入力、コン
ピュータの出力を表します。
[] 角括弧
メソッドのコマンド構文の仕様に使用されま
す。角括弧は、オプションの引数を表しま
す。
{} 中括弧
メソッドのコマンド構文の仕様に使用されま
す。中括弧は、2 回以上繰り返すことのでき
るオプションの引数を表します。
関連資料
このマニュアルは、Content Services のインストール、構成およびご利用になられるユーザをサ
ポートするためのドキュメント セットの一部です。製品およびドキュメント セットについては、
EMC Powerlink (http://powerlink.emc.com) を参照してください。
Powerlink から、Content Services の最新バージョンおよび関連するドキュメント セットをダウン
ロードできます。Powerlink 内のコンテンツにアクセスするには、登録時に割り当てられたログ
イン認証情報を入力する必要があります。
メモ: デフォルトでは、お使いのメール アドレスがログイン ID になります。パスワードが不明な
場合、ログイン ページの下の方に表示される [Password Finder] をご利用ください。
初めて Powerlink にアクセスする場合、アクセスを申請してユーザ名とパスワードを入手す
る必要があります。
8
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
はじめに
Content Services for SAP : ドキュメント セット
タイトル
説明
対象となるロール
EMC Documentum Content
Services for SAP インストー
ル ガイド Guide
Content Services のインストー
ル手順について説明します。
システム管理者
EMC Documentum
Configuring SAP R/3 for
Content Services for SAP
SAP と Content Services の通
信を実現するために、SAP
で実行する必要のある構成
タスクについて説明します。
システム管理者 (SAP)
EMC Documentum Content
Services for SAP 管理者ガイ
ド
WebAdmin ツールを使用し
て Content Services を構成す
る方法について説明します。
Content Services 管理者
EMC Documentum Content
Services for SAP ユーザ ガ
イド
SAP ユーザがドキュメントを
表示する方法について説明
します。
標準ユーザ
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
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はじめに
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EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
第1章
Content Services for SAP の概要
概要
EMC® Documentum® Content Services for SAP アプリケーションは、Documentum コンテンツ
管理システムと SAP R/3 システムを統合します。SAP の標準 Document Management System
(DMS) と ArchiveLink インタフェースをベースとした SAP R/3 システムのインタフェースです。
Content Services for SAP により提供される機能は次のとおりです。
•
ユーザが、多様な SAP モジュールから、Documentum リポジトリ内に格納されているドキュ
メントに容易にアクセスして、表示できるようにします。
•
Documentum に格納されたドキュメントと、多様な SAP ドキュメント間にリンクを設定します。
•
Documentum で ArchiveLink 認定インタフェースを介して、SAP データ、レポート、ド
キュメントをアーカイブします。
•
Documentum にレポートや出力ドキュメントを保存し、管理します。
この章では、以下のトピックについて説明します。
•
Content Services for SAP アーキテクチャ (12ページ)
•
サポートされる SAP ドキュメント形式 (14ページ)
•
SAP および Content Services for SAP の用語 (14ページ)
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
11
Content Services for SAP の概要
Content Services for SAP アーキテクチャ
図 1. Content Services for SAP と SAP
Content Services for SAP は次のコンポーネントで構成されます。
•
Agent Services
SAP オブジェクトからドキュメントへのリンクを自動作成し、これらのリンクの維持を可
能にするサーバ コンポーネント。これにより、生産性、情報の整合性、および情報の
可用性が大幅に向上します。
•
Capture
ドキュメントをスキャンし、Documentum リポジトリにイメージを保存して、SAP の該当するト
ランザクション ドキュメントへのリンクを作成できるようにします。リンクが作成されたドキュ
メントは、SAP クライアント インタフェースである SAPGUI からアクセスできます。Capture
コンポーネントは、ArchiveLink に統合された Documentum の一部です。
•
Manage
Documentum ドキュメントを SAP にリリースして、関連ドキュメントを維持できるようにします。
12
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
Content Services for SAP の概要
•
View
関連した Documentum ドキュメントを SAP 内から表示できるようにします。
View コンポーネントでは次のオペレーティング システムがサポートされています。
— Windows 2000
— Windows XP
— Windows 2003
View コンポーネントは、Documentum リポジトリに保存されているレポート、描画、お
よびその他のドキュメントにアクセスする必要があるすべてのクライアント コンピュータ
にインストールされている必要があります。
•
Rendition Services
次のレンディションを提供する組み込みのフィルタ:
— PDF レンディション
— ASCII テキスト レンディション
— HTML レンディション
これらの組み込みフィルタのいずれかを使用した場合、印刷リストがリポジトリにアーカイ
ブされると、適切なドキュメント レンディションが生成されます。
メモ: このコンポーネントは、使用環境に Content Services for SAP と Archive Services for
SAP が並列インストールされている場合にのみ関係があります。
•
WebAdmin
次の項目を実行するための管理コンソール:
— Archiving Services を実行します。
メモ: これらのサービスを活用するには、使用環境に Content Services for SAP と
Archive Services for SAP が共にインストールされている必要があります。
WebAdmin を使用して、次の Archiving Services を実行できます。
— アーカイブの作成、構成、および管理。
— アーカイブに使用する証明書の管理。
— Content Services 用のリポジトリ接続の作成。
— ワークフローの作成と、アーカイブされたドキュメントへの関連付け。
— Content Services 用のドキュメント アーカイブの構成。
— DMS に関連するサービスの実行。この場合、以下を利用できます。
— リンク設定タスクおよびレプリケーション タスクのバッチジョブの構成
— リンク設定ジョブとレプリケーション ジョブ実行のスケジュールおよび管理
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
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Content Services for SAP の概要
メモ: 特定の OS バージョンおよびサポートされているソフトウェア環境については、『EMC
Documentum Content Services for SAP リリース ノート』を参照してください。
サポートされる SAP ドキュメント形式
Documentum は、次の SAP ドキュメント クラス/形式をサポートしています。
•
入力またはスキャンしたドキュメント (FAX クラス、Tiff 形式)
•
出力ドキュメント (OTF クラス、PDF 形式)
•
アーカイブされたデータ (REO クラス、REO 形式)
•
レポートまたは印刷リスト (ALF クラス、ALF 形式)
SAP および Content Services for SAP の用語
このセクションでは、本ガイドで使用される用語とその定義について説明します。
表 1. 用語と定義
14
用語
定義
Content Services for SAP
Documentum と SAP を接続する製品。
HTTP Archiving Server
HTTP を使用して SAP に接続するサーバ コ
ンポーネント。SAP から Documentum リポジ
トリへのレポート、データ、入出力ドキュメン
トのアーカイブを可能にします。Archiving
Server は、SAP ArchiveLink インタフェース
をベースとする J2EE Web アプリケーション
です。アーカイブされたレポートおよびドキュ
メントは、後で SAPGUI および Documentum
を使って取得および表示できます。
ArchiveLink
SAP Basis システムを構成する、多様な機能
を持つインタフェース。ArchiveLink は、SAP
の外部にあるリポジトリへのドキュメント/デー
タの格納、およびリポジトリからのドキュメント
/データの取得を処理します。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
Content Services for SAP の概要
用語
定義
WebAdmin
次の項目を実行するための管理コンソール:
• Archiving Services を実行します。
メモ: これらのサービスを活用するには、
使用環境に Content Services for SAP と
Archive Services for SAP が共にインストー
ルされている必要があります。
WebAdmin を使用して、次の Archiving
Services を実行できます。
— アーカイブの作成、構成、および管理。
— アーカイブに使用する証明書の管理。
— Content Services 用のリポジトリ接続の
作成.
— ワークフローの作成と、アーカイブされ
たドキュメントへの関連付け。
— Content Services 用のドキュメント アー
カイブの構成.
• DMS に関連するサービスの実行。この
場合、以下を利用できます。
— リンク設定タスクおよびレプリケーション
タスクのバッチジョブの構成
— リンク設定ジョブとレプリケーション ジョ
ブ実行のスケジュールおよび管理
Capture
Content Services for SAP セットの一部であ
る Documentum および SAP のスキャン用
モジュール。
Capture Import
SAP ArchiveLink フロントエンド インタフェー
スを使用して、スキャンしたドキュメント (また
はその他のドキュメント) を SAP にインポート
するモジュール。このモジュールは、EMC
Captiva® InputAccel® のようなサード パー
ティ製のスキャン アプリケーションと共に使
用されます。このインポート モジュールは、
Content Services Capture と同じアプリケー
ションの一部です。Content Services Capture
は 2 つの異なるモード (スキャンとインポー
ト) で動作できます。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
15
Content Services for SAP の概要
用語
定義
SAP DMS
SAP Basis システムを構成するドキュメント管
理システム。AutoCAD や Documentum など
の外部システムと統合するための論理的な
レイヤーを提供します。ArchiveLink とは直
接関係ありません。
SAP PLM
PLM (製品ライフサイクル管理)。SAP PLM
により、製品開発、製造、サービスに携わる
すべてのスタッフが、迅速かつ安全に最新
情報にアクセスできる統合環境が提供され
ます。PLM は、Documentum などの外部シ
ステムが使用可能な BAPI 呼び出しのセット
を提供します。
SAP マスター レコード
顧客やベンダーに関するデータなどのマス
ター データのセット。SAP ドキュメントの作
成に使用されます。
SAPGUI
SAP グラフィカル ユーザー インタフェース。
クライアントと SAP サーバを接続するグラ
フィカルなメニュー/画面ツール。
オリジナル ドキュメント
紙媒体のドキュメント。
例 1-1.
サプライヤから受け取る請求書には複数の
ページが含まれる場合もあります。紙面の
ドキュメントはスキャンすることにより、EMC
Documentum に電子ドキュメントとして格納
できます。
SAP ドキュメント
16
電子的にやりとりされる、SAP のヘッダー
データおよび行アイテムのレコード。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
第2章
Manage コンポーネントの使用
Manage コンポーネントでは、Documentum リポジトリから SAP R/3 システムにドキュメントをリリースしてリンク
することができます。ドキュメントは、特定の材料、機能の場所、装置のマスター レコード、または SAP でサ
ポートされるその他のオブジェクトにリンクできます。詳細については、IMG の [Document Management
System] の [オブジェクト リンク] を参照してください。
ドキュメントが SAP にリリースされると、ドキュメントにリンクするポインタを含むドキュメント情報レコード
(DIR) が Documentum リポジトリに作成されます。Manage コンポーネントを使用すると、ドキュメントと
SAP トランザクション間の接続を維持できます。DIR を作成すると、選択した SAP オブジェクトにもド
キュメントをリンクできます。
SAP にリリースされたドキュメントには、SAPGUI クライアント インタフェース (SAP トランザクション CV03N)
からアクセスできます。リンクされたドキュメントには、リンクされたオブジェクトに関連した SAP トランザクショ
ン画面を通じてアクセスできます。たとえば、材料のマスター レコードを、関連した DIR と一緒に表示できま
す。ドキュメントは Documentum から取得されるので、ドキュメントを SAPGUI から表示することができます。
このセクションでは、次のタスクを完了する方法について説明します。
•
Manage コンポーネントを使用して、ドキュメントを SAP にリリースおよびリンクする。
•
SAPGUI コンポーネントを使用して、ドキュメントを SAP にリリースおよびリンクする。
•
SAP からリンクされたドキュメントを検索および表示する。
•
リンクされたドキュメントを削除する。
SAP への接続
ドキュメントをリリースして SAP にリンクすると、他のユーザが SAP からそのドキュメント
を使用できるようになります。ドキュメントをリリースするには、ドキュメントを選択してから
SAP に接続します。
Content Services クライアントでは、「Docbase コンテンツを表示する」オプションを使用して、
リンクするドキュメントを選択することができます。それにより、ドキュメントの最新バージョ
ンが表示されます。コンテンツのないドキュメントも表示されますが、これらのドキュメントを
表示しようとすると、警告が表示されます。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
17
Manage コンポーネントの使用
ドキュメントを右クリックして [すべてのバージョンを表示] を選択すると、最新でないバージョン
もリンクできます。この操作により、すべてのバージョンが表示されます。1 つのバージョンしか
存在しない場合は、そのドキュメントのコンテンツが表示されます。複数のバージョンが存在
する場合は、すべてのバージョンの一覧が表示されます。この機能を使用すると、リンクす
る特定のドキュメントの特定のバージョンを選択できます。
メモ: この機能を使用するには、Administrator クライアント オプションがインストールされてい
る必要があります。インストールされていない場合は、エラーが表示されます。
SAP に接続するには次の手順を行います。
1.
SAP にリリースする Content Services クライアント (DMVIEW.EXE) のドキュメントを強調
表示します。
2.
メニューから、[Content Services For SAP] > [ ドキュメントの管理 ] を選択します。
構成を読み取り中であることを伝えるメッセージ ボックスが表示されます。しばらくしてか
ら、SAP ログイン ダイアログ ボックスが表示されます。
3.
[システム] ドロップダウン リストから SAP R/3 システムの名前を選択します。
4.
[クライアント] フィールドに、SAP クライアント番号を入力します。
5.
[ユーザ] フィールドに、SAP ユーザ名を入力します。
6.
[パスワード] フィールドに、SAP パスワードを入力します。
7.
[言語] リスト ボックスから使用言語を選択します。
メモ: ここで選択した設定によって、SAP で表示される言語が決定されます。したがって、
説明フィールドは、ログイン時に選択した言語でのみ表示されます。
8.
[接続] をクリックします。
SAP システムに接続中であることを示す別のダイアログ ボックスが表示されます。
[Content Services SAP リンク] が表示されます。続けて、「リリースされたドキュメントとオブ
ジェクトのリンク (19ページ)」に説明されている方法でドキュメントを SAP にリンクします。
表示言語オプションの構成
[Content Services for SAP SAP への接続管理] ダイアログ ボックスの [言語] リスト ボックスで、
表示言語を構成することができます (「SAP への接続 (17ページ)」を参照してください)。
表示言語オプションを構成するには次の手順を行います。
18
1.
Content Services for SAP がインストールされているシステムで、<Root_Directory>\WINNT
にある dmslink.ini ファイルを開きます。
2.
次のコードを見つけます。 LANGUAGES_EXCLUDED=
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
Manage コンポーネントの使用
3.
特定の言語を除外するには、次の例の構文に従ってファイルを編集します。
LANGUAGES_EXCLUDED=PT:Portuguese,DE:ドイツ語
4.
ファイルを保存します。
メモ: Content Services for SAP によりサポートされている言語は次のとおりです。
•
EN:英語
•
DE:ドイツ語
•
FR:フランス語
•
PT:ポルトガル語
リリースされたドキュメントとオブジェクトのリンク
リリースされたドキュメントにオブジェクトをリンクするには、次の手順を実行します。
1.
クライアントから、リンクしてリリースするドキュメントを強調表示します。
2.
[Content Services] メニューから [ドキュメントの管理] を選択します。
[Content Services SAP リンクの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
図 2. [Content Services SAP リンクの管理] ダイアログ ボックス
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
19
Manage コンポーネントの使用
3.
[リンクの追加] をクリックします。
[Content Services SAP のオブジェクトの検索管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
図 3. [Content Services SAP のオブジェクトの検索管理] ダイアログ ボックス
4.
材料、装置、機能の場所、またはその他のオブジェクト タイプ情報を検索するには、以下
の検索基準を該当するフィールドに情報を入力します。
a.
[SAP クエリ タイプ] フィールドからタイプを選択します。
次のタイプのSAP オブジェクトをクエリすることができます。
20
•
素材 (説明)
•
装置 (ショート テキスト)
•
機能の場所 (テキスト別)
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
Manage コンポーネントの使用
b.
•
ドキュメント情報レコード
•
顧客
•
ベンダー
•
WBS 要素
[設定済みクエリ] リスト ボックスから定義済みクエリを選択します。
WebAdmin ツールを使用して、定義済みの SAP クエリを追加することもできます。詳
細については、『EMC Documentum Content Services for SAP 管理者ガイド』を参照し
てください。SAP クエリを実行していて問題が発生した場合、バージョン変更のた
めに Content Services BAPI が SAP BAPI と一致しなくなった可能性があります。
BAPI を同期する方法の詳細については、『EMC Documentum Content Services for
SAP 管理者ガイド』を参照してください。
c.
クエリ パラメータは 3 つまで選択できます。クエリを左側のリストからパラメータを選択
し、右側のフィールドに値を入力します。クエリに使用する特定の値が不明の場
合は、フィールドにアスタリスクを入力してください。
d.
[検索] をクリックします。
クエリ結果が、[Content Services SAP のオブジェクトの検索管理] ダイアログ ボックス
の [追加する項目の選択] に表示されます。
5.
ドキュメントにリンクする SAP オブジェクトを選択します。Ctrl キーか Shift キーを使用する
と、複数のオブジェクトを選択できます。
クエリによって返された値の一覧から SAP オブジェクトを選択します。
6.
[リンク] をクリックして、選択した SAP オブジェクトにドキュメントをリンクします。
[Content Services SAP リンクの管理] ダイアログ ボックスが再表示され、リンクされたドキュ
メントが表示されます。
リリースするドキュメントのバージョンと形式も選択できます。
7.
[適用] をクリックします。
この操作を行うと、ドキュメント情報レコード (DIR) が SAP に構築されてドキュメントが SAP
にリリースされます。選択した SAP オブジェクトに DIR がリンクされます。
8.
他のパラメータを検索するには、[リンクの追加] をクリックします。
9.
キャンセルするには、[元に戻す] をクリックします。
リンクされた SAP ドキュメントの維持
Documentum リポジトリと SAP に保存されている SAP ドキュメント間で作成、更新、および
削除することができます。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
21
Manage コンポーネントの使用
Content Services クライアントを使ったリンクの表示
リポジトリの特定のドキュメントで SAP へのリンクを表示するには次の手順を行います。
1.
Content Services クライアントを起動して、リポジトリに接続します。
2.
[Docbase コンテンツを表示する] を選択します。
3.
SAP へのリンクを表示するドキュメントを 1 つまたは複数選択します。
4.
[Content Services for SAP] > [ ドキュメントの管理 ] を選択します。
[Content Services SAP リンクの管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
図 4. [Content Services SAP リンクの管理] ダイアログ ボックス
ドキュメント リンクの表示
Content Services クライアントの [選択したドキュメント] フィールドに、選択したすべてのドキュメ
ントが表示されます。選択したドキュメントに DIR が関連付けられている場合、[リンク先]
フィールドに、SAP に保存されているキーおよび説明が表示されます。
22
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
Manage コンポーネントの使用
選択したドキュメントが SAP にリリースされていない場合は、設定されている属性値が表示
されます。選択したドキュメントがリリースされている場合は、説明テキストの前にドキュメン
ト記号が表示されます。
[Content Services SAP リンクの管理] ダイアログには、選択した 1 つのオブジェクトにリンク
された複数の項目が表示される場合があります。複数の DIR バージョンに対してリンクが
存在する場合や、Documentum リポジトリに保存されているドキュメントの複数バージョンが
複数の SAP ドキュメント バージョンにリンクされている場合は、複数のリンクを表示しな
ければならないことがあります。
メモ: 現在の SAP サーバにリンクされているドキュメントだけが表示されます。別の SAP サー
バに対してドキュメントがリリースされている場合、ユーザがその SAP サーバに接続しない限
り、Content Services はこれをリンクされていないと認識します。
リンクされている項目とリンクされていない項目の変更
SAP にリンクされていないドキュメントを Content Services クライアントから選択した場合、デ
フォルト設定の一部を変更できます。[適用] をクリックして変更を保存します。
メモ: この操作を行うには、ドキュメントに対する RELATE 以上の権限が必要です。
SAP にリンクされているドキュメントを Content Services クライアントから選択した場合、[SAP リン
クの維持] ダイアログ ボックスのフィールドで変更できないプロパティは Manage コンポーネント
によって単色表示されます。変更できる場所を変更し、[適用] をクリックして変更を保存します。
たとえば、SAP 項目と特定のドキュメントの間に新しいリンクを追加できます。
SAP 項目間に新しいリンクを追加するには次の手順を行います。
1.
Content Services クライアントを起動して、リポジトリに接続します。
2.
SAP へのリンクを作成、または削除するドキュメントを 1 つまたは複数選択します。
3.
[Content Services for SAP] > [ドキュメントの管理] を選択します。
4.
選択したドキュメントに新しいリンクを追加する SAP 項目を検索するには、[検索] をク
リックします。
[Content Services SAP のオブジェクトの検索管理] ダイアログ ボックスが表示されます。
5.
[追加する項目の選択] の項目をクリックして新しいリンクを選択し、[OK] をクリックします。
[OK]
6.
[SAP リンクの維持] ダイアログ ボックスの [適用] をクリックして、新しいリンク定義を
保存します。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
23
Manage コンポーネントの使用
リンクされた項目に加えた変更を元に戻す
ドキュメントのリンクやリリース パラメータに加えた変更を元に戻すには、[SAP リンクの維持]
ダイアログ ボックスの [元に戻す] をクリックします。
メモ: [適用] をクリックして変更を保存してしまった場合は、[元に戻す] をクリックしても変更を元
に戻すことはできません。この場合はパラメータを手動で変更し、[適用] を再度クリックします。
ドキュメントからリンクの削除
対応する DIR ファイルが SAP から削除されていた場合にオブジェクト リンクを削除するに
は次の手順を行います。
1.
[Content Services] クライアントからドキュメントを選択します。
2.
[Content Services for SAP] > [ドキュメントの管理] を選択します。
3.
[SAP リンクの維持] ダイアログ ボックスの [選択したドキュメント] フィールドからドキュメ
ントを選択します。
4.
[リンク先] フィールドで SAP ドキュメントを選択します。
5.
[リンク解除] をクリックして、リンクされたオブジェクトをリポジトリから削除します。
ドキュメントではなく、リンクだけが削除されます。
6.
[適用] をクリックして、リンク解除操作を実行します。
メモ: SAP から DIR レコードを削除するには、DIR の削除インジケータを設定して、
ABAP/4 エディタからMCDOCKEL ユーティリティを実行します (トランザクション SE38)。
DIR ファイルの削除の詳細については、SAP のマニュアルを参照してください。
バージョンの削除
Content Services 4.5 にはアーキテクチャ上の変更が加えられ、dm_relation オブジェクトを
通じて SAP リンク情報が保存されるようになりました。Documentum オブジェクトを SAP に
リンクすると、SAP リンク情報を保存するための dm_relation オブジェクトが作成されます。
この問題は、ドキュメントのバージョン削除に関連しています。ドキュメントのバージョンが
削除されると、Documentum Content Server は、整合性と指示の種類が正しく設定されてい
ても (Documentum Content Server 4.2x)、dm_relation オブジェクトを削除します。サーバが
dm_relation オブジェクトを削除すると、SAP によって呼び出される Content Services クライアン
ト (dmview.exe) には、リンク情報を見つけるための dm_relation オブジェクトがなくなります。
この制限は、Documentum Content Server の 4.x バージョンで Content Services for SAP の
4.5、または 4.5.5 バージョンを実行しているすべてのお客様に影響があります。
24
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
Manage コンポーネントの使用
回避策: パッチが提供されるまで、リンクされたドキュメントのバージョンを削除しないで
ください。
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
25
Manage コンポーネントの使用
26
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
索引
英数字
カ
Agent サービス, 12
ALF クラス, 14
ALF 形式, 14
Capture オペレータ, 7
Content Services for SAP
定義, 11
DIR, 17
FAX クラス, 14
MCDOCKEL ユーティリティ, 24
OTF クラス, 14
PDF 形式, 14
REO クラス, 14
REO 形式, 14
SAP, 18, 20
接続, 17
~でサポートされるドキュメント形式, 14
SAP でサポートされるドキュメント形式
OTF クラス, 14
SAP オブジェクトをクエリする, 20
SAP でサポートされるドキュメント形式, 14
ALF クラス, 14
ALF 形式, 14
FAX クラス, 14
PDF 形式, 14
REO クラス, 14
REO 形式, 14
Tiff 形式, 14
SAP への接続, 17
SAP へのドキュメントのリリース, 7
Tiff 形式, 14
WebAdmin, 13
管理コンソール, 13
Content Services for SAP 管理者, 7
ア
装置のマスター レコード, 17
属性値, 23
アーカイブされたデータ, 14
イ
印刷リスト, 14
ALF 形式, 14
キ
機能の場所レコード, 17
ク
クラス
ALF,
FAX,
OTF,
REO,
14
14
14
14
ケ
形式
ALF, 14
PDF, 14
REO, 14
Tiff, 14
サ
削除インジケータ, 24
シ
システム管理者, 7
必要条件, 7
ソ
タ
対象読者, 7
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
27
索引
テ
ヘ
定義済みクエリ, 21
デフォルト設定, 23
変更を元に戻す, 24
ユ
ト
ユーザ ロール, 7
ドキュメント, 23
出力, 14
SAP でサポートされる形式, 14
情報レコード, 17
スキャンされた, 14
ドキュメント形式、SAP でサポートされる, 14
ドキュメント コントローラ, 7
ドキュメントのスキャン, 7
ドキュメントのリリース, 17
特定の材料レコード, 17
ヒ
必要条件
システム管理者, 7
標準ユーザ, 7
フ
リ
印刷リスト
ALF クラス, 14
リリースおよびリンク, 17
リンク, 21 23
ドキュメント, 17
リンクされたドキュメントの表示, 23
リンクの維持, 7
リンクの作成, 7
リンクを更新する, 21
リンクを削除する, 21
リンクを作成する, 21
レ
レポート、印刷リスト を参照
複数のリンク, 23
28
EMC Documentum Content Services for SAP ドキュメント コントローラ バージョン 6.0 ユーザ ガイド
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