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第2期 八戸市中心市街地活性化基本計画 体系図(案)
第2期 八戸市中心市街地活性化基本計画 体系図(案) 第1期 八戸市中心市街地活性化基本計画の取組 八戸ポータルミュージアム「はっち」の整備や「はちのへホコテン」などの 定着、まちなか居住施策の展開等により、平成23年度の歩行者通行量 や居住人口などの各種指標の減少傾向に歯止めが掛かる。 現状分析 【居住人口】 第1期計画における分譲マンション新築事業や借 上市営住宅整備事業など、まちなか居住を促進す るための事業の成果により、市全体の人口が減少 傾向にあるなか、中心市街地の人口は平成21年度 以降、減少傾向に歯止めがかかりつつある。 【歩行者通行量】 歩行者通行量について、平成19年度に比べると大 きく減少しているものの、平成23年度以降、減少 傾向に歯止めがかかっている、 【都市機能】 事業所数や従業者数の減少から、中心市街地は事 業展開や就業の場としての求心力が低下している と考えられる。 【商業機能】 中心市街地の小売業売場面積は平成14年度以降横 ばいであるものの、年間販売額は減少傾向であり、 単位面積あたりの販売額が低下していると考えら れる。 【観光】 中心市街地の観光入込数の多くは、八戸三社大祭 や八戸えんぶりなどの、短期間の祭り期間に集中 している。中心市街地の特徴である都市型観光に 適したコンベンションの開催件数が、近年横ばい となっている。 【文化】 八戸ポータルミュージアム「はっち」を始め、中 心市街地に立地する公共公益施設に多数の利用者 があり、文化交流活動が主要な来街目的の一つと なっている。 【交通環境】 当市を運行するほとんどの路線バス系統は、中心 市街地を経由しているほか、JR八戸線の本八戸 駅を多くの乗降客が利用するなど、中心市街地が 公共交通の結節点となっている。 中心市街地における時間貸駐車場については、周 辺の大型ショッピングセンターと同程度の収容台 数や駐車枠を有している。 【市民ニーズ】 都市機能に関する満足度について、市役所や銀行 などの生活利便施設については一定の評価を得て いるものの、医療や福祉施設の充実を求める声が 多い。公共交通に対する満足度も比較的高くなっ ている。 多様な「都市機能」の集積に よる拠点の整備と回遊性の 向上を目指す。 課 題 【文化】 ・八戸ポータルミュージアム(はっち)の来 館者は当初の想定を上回ったものの、歩行 者通行量については、当初の想定ほど増加 していない。 ・南部会館や美術館、更上閣については、図 書館や公会堂などの文化交流施設に比べて 来館者数が少ない状況である。 【観光】 ・中心市街地の観光客入込数は近年横ばい傾 向となっている。 ・中心市街地の観光客入込数は、開催期間が 数日間のイベントに集中している。 ・都市型観光に適しているコンベンション開 催件数が近年は横ばい傾向である。 【商業】 ・老朽化した複数の大型商業施設が数年間空 きビルのままとなっている。 ・中心商店街に関する市民の満足度は、飲食 は高いものの、買い物については低い状態 である。 ・1階路面店の空き店舗数は、平成19年に 比べ高い状態であるが、平成23年以降は 増加傾向に歯止めが掛かっている。 ・中心商店街の各組織では、課題として商店 数の減少や組合員の高齢化を挙げている。 【居住】 ・中心市街地では高齢化が、市内の他地区よ りも進行している。 ・中心市街地の人口動態は、社会動態が増加 しているものの、自然動態がそれ以上に減 少している。 ・中心市街地における居住に対する市民の満 足度は低い状態である。 【交通】 ・中心市街地はバスを中心とした公共交通の 結節点としての機能を有しているものの、 来街手段としてバスの利用率は車に比べ低 くなっている。 ・中心市街地の歩行空間に対する市民の満足 度は低い状態である。 ・中心市街地の駐車場の収容台数は、商業機 能が低下しているなか、増加傾向にある。 基本方針と重点施策 ①魅力的な文化や観光資源が溢れる 賑わいのあるまちづくり ■重点施策1:文化活動の推進 八戸ポータルミュージアム「はっち」での アートイベントなど各種事業の継続を始め、 周辺の文化施設や中心商店街との連携など により、新たな来街者の確保を図る。 ■重点施策2:観光の振興 「八戸三社大祭」や「八戸えんぶり」のほ か、「八戸七夕まつり」や「はちのへホコ テン」なども「観光」資源と捉え、まちな か観光の通年観光化を図る。また、コンベ ンション誘致の強化による来街者の増加を 図る。 ②商業やオフィス、教育、福祉・医療、行政など 多くの都市機能 集積する活力あるまちづくり ■重点施策3:都市機能の集積 数年間空きビルのままとなっている大型商 業施設を複合ビルとして整備する。 民間事業者の新たな回遊拠点の整備に対し、 市が積極的に支援することで、更なる民間 開発の誘引を図る。 ■重点施策4:商業の活性化 起業のしやすさやテナント誘致をしやすい 商業環境を整えるために、多様な都市機能 の集積や、文化・観光イベントの実施など、 賑わいの創出を図る。 ③暮らしやすい住まい環境が整う まちづくり ■重点施策5:居住空間の整備 中心市街地において日常的に買い物等をす る人口が増えることで、まちの賑わい創出 に繋がることから、マンション等の共同住 宅の整備促進を図る。 目標 目標Ⅰ 来街者を増やす 文化活動の推進・観光の振興を図るとともに、都市 機能の集積や商業の活性化および交通アクセスの改 善による市民の利便性の向上を図ることにより、多 彩な人々が集い、賑わう中心市街地の形成を目指す。 指標Ⅰ 歩行者通行量調査 第1期計画と同様に、定期的なフォローアップが可 能な「歩行者通行量」を数値指標とする。 第1期計画では休日のみを対象としていたが、第2 期計画では、多様な都市機能の集積により、賑わい 創出を図ることとし、休日のみならず平日における 来街者の増加も期待できることから、平日及び休日 の歩行者通行量の合計を数値指標とする。 ■基準値(平成24年度) (仮)50,000人 ■目標値(平成29年度) (仮:集計中)57,000人 目標Ⅱ 定住を促進する 良質な居住空間を整備するとともに、都市機能の集 積や健康・福祉、子育て、教育、市民活動など、さ まざまな生活関連サービスを提供し、多様な世代が 安心して暮らせる居住環境を創出することで中心市 街地における居住人口の増加を目指す。 指標Ⅱ 市全体に占める中心市街地の居住人口割合 第1期計画と同様に、定期的なフォローアップが可 能な「居住人口」を数値指標とする。 第2期計画では、中心市街地への都市機能や居住機 能などの集積を進めることから、居住人口について も市内全域に占める中心市街地への集積度を高める こととし、市全体に占める中心市街地の居住人口の 割合を数値指標とする。 ■基準値(平成24年度) 1.89% ■目標値(平成29年度) 1.95% ■重点施策6:生活関連サービスの充実 日常の生活に身近な生活雑貨等が、より気 軽に手に入れることができるよう、生活環 境の改善を図る。 目標Ⅲ 空き床を解消する ④公共交通が充実し、歩行者に優しい まちづくり 指標Ⅲ 中心市街地空き店舗・空き地率 ■重点施策7:公共交通の充実 市営バスと民間バス事業者との連携による 等間隔運行の実施など、現在実施している バスの利便性向上策を継続して実施する。 ■重点施策8:歩行空間の改善 本八戸駅通りを歩行者優先の視点で整備し、 中心市街地の玄関口に相応しい趣のある歩 行空間の創出を地域住民と共に進める。 文化活動の推進・観光の振興および都市機能の集積 を進めるとともに、官民一体となって中心市街地へ の出店希望者を支援することにより、空き床の解消 を目指す。 都市機能の集積促進の達成状況を把握することが可 能な指標であり、かつ定期的なフォローアップが可 能な1階路面店の「空き店舗・空き地率」を数値指 標とする。 ■基準値(平成24年度) 16.9% ■目標値(平成29年度) 7.7% 各基本方針に基づく取組みを「交通」の面から サポートすることで、効果の促進を図る。 第2期八戸市中心市街地活性化基本計画事業一覧 (案) 分類 事業 ●八日町地区複合ビル整備事業 市街地の整 ●本八戸駅通り地区街なみ環境整備事業 備 ●くらしのみちゾーン整備事業 改善のための 事業 ●八戸都市計画道路事業3・5・1沼館三日町線 ●県道妙売市線交通安全施設整備事業 都市福利施 ●更上閣賑わい広場整備事業 設 ●美術館周辺修景事業 を整備する 事業 まちなかリノベーション事業 まちなか住宅取得支援事業 実施主体 事業年度 概要 民間事業者 H25~27 商業・オフィス・居住機能を有する複合ビルの整備 市・地権者等 H24~32 生活道路美装化、コミュニティ道路の整備 市 H16~30 ハナミズキ通り等の道路整備 県 H22~28 内丸地区の都市計画道路の整備 県 H18~26 三日町~長横町の道路整備 市 H26~28 更上閣別館の解体及び憩いの広場整備 市 確認中 美術館周辺の環境整備 市 H25~ まちなかを舞台にしたアート活動によるまちづくり 市 H21~29 まちなか居住 まちなかヘルスアップ事業 推進のための ●町組町共同住宅整備事業 事業 市 S58~ 健康づくりに関する普及啓発を図る健康教室の開催 民間事業者 確認中 共同住宅の整備 ●馬場町共同住宅整備事業 民間事業者 確認中 共同住宅の整備 ●三日町・六日町複合ビル等整備事業 民間事業者 確認中 旧レック・マルマツビルの複合ビル等への建替え整備 中心商店街空き店舗・空き床解消事業 市 H22~29 市・民間 H24~ 横丁活性化事業 ●十三日町テナントビル整備事業 まちなかチャレンジショップ設置事業 公会堂・美術館連携事業 民間事業者 H25 株式会社まちづくり八戸 H25~ 市 H23~29 住宅を新築・取得等した者に対する支援 空き店舗への新規出店者に対する支援 横丁関連イベントを一体的に実施 フラワーエイトビル(旧三元)の整備 創業希望者の起業を支援する店舗の設置 公会堂や美術館と中心商店街との連携による回遊性向上 タウンマネージャー設置事業 八戸市中心市街地活性化協議会 H20~ タウンマネージャーの設置 テナントミックス調査研究事業 八戸商工会議所 確認中 商業実態の調査・分析 八戸中心商店街連絡協議会 H25~27 商店街の共通課題の解決策等の検討 中心商店街コンセプト形成事業 商業活性化 の ●長者まつりんぐ広場活用事業 ための事業 まごころ宅配サービス事業 まちなか生業応援事業 市民・商店街・市 H20~ スケートボード場、山車展示等の実施 株式会社まちづくり八戸 H18~ 中心商店街での買い物客に対する宅配サービス 新規出店者に対する支援及び商店街活動への支援 市・県 H20~ まちなか講座事業 八戸中心商店街連絡協議会 H16~ 商業者による専門的な講座の開催 市日はちのへ楽市楽座事業 八戸中心商店街連絡協議会 H20~ 各商店街における市日の開催 アントレプレナー情報ステーション事業 市 H20~ 創業支援施設「アントレプレナー情報ステーション」の運営 横丁マップ発行事業 市 H19~ 朝市と横丁マップの作成 はちのへホコテン実行委員会 H21~ はちのへホコテンの開催 はちのへホコテン実施事業 まち歩き推進事業 商店街ポータルサイト運営事業 市、(社)八戸観光コンベンション協会 H23~ まち歩きを推進する各種ツアーの実施 八戸中心商店街連絡協議会 H16~ 中心商店街の各種情報をインターネットに掲載 ●八戸ポータルミュージアム運営事業 市 H22~ 中心市街地オフィスビルパートナー制度事業 市 H21~28 八戸三社大祭開催支援事業 市 S54~ 八戸三社大祭の開催に対する支援 八戸えんぶり開催支援事業 市 S56~ 八戸えんぶりの開催に対する支援 市・八戸市を緑にする会 S47~ はちのへ菊まつりの開催 はちのへ菊まつり運営支援事業 八戸ポータルミュージアム(はっち)の運営 オフィスビルへの誘致企業の入居に対する支援 まちなかイルミネーション運営支援事業 まちなかイルミネーション実行委員会 H22~ 冬期イルミネーション設置に対する支援 中心市街地活性化協議会運営支援事業 市 H20~ 八戸市中心市街地活性化協議会に対する支援 市民大学講座開催事業 市 S45~ 八戸市公会堂等における市民大学講座の開催 全ての事業と 八戸圏域定住自立圏路線バス上限運賃化実証実験 一体的に推進 する事業 企画乗車券「まちパス300」発行事業 市・バス事業者 市・バス事業者 H23~ 中心市街地におけるフリー乗車券の発行 市内幹線軸等間隔運行事業 市・バス事業者 H20~ 民間バスと市営バスによる等間隔共同運行の実施 ●美術館展覧会開催事業 市 S61~ 美術館における特別展の開催 ●公会堂舞台芸術公演事業 市 S50~ 公会堂における文化芸術活動の講演会の開催 ●街かどミュージアム運営事業 民間事業者 H24~ 民間による八戸市の歴史や文化を学ぶ美術館の運営 ●まちの駅はちのへ運営事業 八戸商工会議所 H20~ 「まちの駅はちのへ」の運営 (社)八戸観光コンベンション協会 H12~ コンベンションの開催に対する支援 コンベンション誘致事業 はちのへ七夕まつり運営事業 八戸商店街連盟 まちなか共通駐車券運営事業 株式会社まちづくり八戸 ※事業名の前に●がついているものは、図面に位置を示しています H23~25(上期) 上限運賃によるバス利便性向上の実証実験 S26~ はちのへ七夕まつりの開催 H22~ 共通駐車券「おんでカード」の発行 第2期中心市街地活性化基本計画 事業実施箇所図 本八戸駅 八戸都市計画道路事業3・5・1沼館三日町線 美術館周辺修景事業 本八戸駅通り地区街なみ環境整備事業 美術館展覧会開催事業 公会堂舞台芸術公演事業 街かどミュージアム運営事業 馬場町共同住宅整備事業 八戸ポータルミュージアム運営事業 八戸市庁 八日町地区複合ビル整備事業 十三日町テナントビル整備事業 更上閣賑わい広場整備事業 三日町・六日町複合ビル等整備事業 まちの駅はちのへ運営事業 県道妙売市線交通安全 施設整備事業 町組町賃貸住宅整備事業 くらしのみちゾーン整備事業 長者まつりんぐ広場活用事業