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JAMP AIS、MSDSplus 作成マニュアル (仕入先様用)

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JAMP AIS、MSDSplus 作成マニュアル (仕入先様用)
JAMP AIS、MSDSplus 作成マニュアル
(仕入先様用)
2012年9月
Ver2.0
オムロン株式会社
目次
1.はじめに
・・・P3
2.情報伝達の概要
・・・P4
3.仕入先様の対応手順
・・・P5
4.個別要求事項
・・・P6
5.具体的な作成手順と作成例
・・・P8
別紙1.MSDSplus 作成手順と作成例
・・・P9
別紙2.AIS作成手順と作成例
・・・P10
別紙3.AIS作成手順と作成例(商社の場合)
・・・P12
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1.はじめに
2002年世界首脳会議(WSSD)で国際的な化学物質管理の方向性が合意され、その後具体的な取組
みを示した SAICM「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」が採択されました。
欧州では、その戦略的アプローチを踏まえ 2007 年 6 月より REACH 規則※1が施行されました。REACH
規則では、製品のライフサイクルを通じて含有化学物質管理を適正にするため、サプライチェーンにおけ
る含有情報の伝達を要求しています。
オムロンは、この規制への対応については業界全体で取り組むべき課題と考え、アーティクルマネジメ
ント推進協議会(JAMP※2)の仕組み・ツールを活用することにしました。
化学物質含有情報を効率的に情報伝達するためには、サプライチェーンを構成する仕入先様のご協
力が不可欠です。仕入先様には化学物質規制対応に向けた取り組みの重要性をご理解いただき、ご協
力いただきますようよろしくお願い申し上げます。
※1.REACH:Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals
EU 域内に流通する化学物質の登録・評価・認可・制限を行なうための総合的な枠組みを定めた規則
※2.JAMP:Joint Article Management Promotion-consortium
アーティクル(部品や成形品等の別称)が含有する化学物質情報等を、適切に管理しサプライチェーンの中で円滑に開
示・伝達するための具体的な仕組みを作り普及させるために設立した業界横断の自主的な活動組織
1.1 本マニュアルの目的
製品に含まれる化学物質情報をサプライチェーンの川上企業から川下企業へ情報伝達する仕組み
やツール等は、JAMPより AIS や MSDSplus の情報伝達フォーマット、各種ツール、およびその手順
書等の関連文書として提供されています。
製品の AIS や MSDSplus の情報は、基本的にはJAMPより提供される作成手順書等により作成可
能ですが、一部、企業間で取り決めなければならない事項もあります。本マニュアルでは、AIS や
MSDSplus を作成するにあたって、情報伝達の概要とその手順、オムロンと仕入先様との間で取り決
めなければならない個別要求事項を明確にすることを目的としています。
1.2 情報伝達の対象範囲
AIS や MSDSplus を作成し、情報伝達が必要な貴社製品は、オムロンと売買取引がある下記の商
品に使用される構成部材、またはその商品自体とします。
・欧州向け商品またはグローバル商品
・顧客より情報伝達要求のある商品
1.3 用語の定義
本マニュアルで「成形品(アーティクル)」とは、プラスチック成形材料を用いた成形工程で製造され
るものだけでなく、その化学組成よりも機能を決定するために、特定な形状、外面、またはデザインを
付与されたもので、電子部品、金属加工品、製品等広範囲の物体を指します。
その他の用語の定義については、JAMP 発行の解説書や手順書等の文書を参照してください。
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2.情報伝達の概要
製品の含有化学物質管理では、「原材料メーカ(川上)」→「部品メーカ(川中)」→「最終セットメーカ
(川下)」のサプライチェーン(SC)で含有化学物質の情報を伝達することが重要です。
図-1に SC における製品含有化学物質の情報伝達イメージを、そして手順の概要を下記に記します。
① 原材料メーカ等の川上企業は、物質や調剤に含まれる化学物質情報を MSDSplus に記載し部品
製造等の川中企業に伝達します。(MSDS も添付)
② 部品製造等の川中企業は、MSDSplus と MSDS の情報をもとに AIS を作成し、セットメーカ等の川
下企業へ伝達します。
③ セットメーカ等の川下企業は、製品を構成する部材の AIS 情報をもとに製品の AIS を作成します。
この情報伝達に使用する伝達シート(MSDSplus,AIS)や各種作成ツール、管理対象物質等は産業界で
統一した取組みができるよう JAMP が定め、無料で利用できます。
また、このJAMP取組みは SC の各企業が「意図的に添加している」または「なんらかの方法で含有が
既知」の情報を自主的に伝達することを基本としていますが、現在の普及状況から考え、オムロンでは
各仕入先様に対し、対象とする部材の情報伝達依頼をさせていただきます。各仕入先様におかれまし
ても、貴社の仕入先に対して同様に依頼し、SC における情報伝達が円滑に行えるよう取り組みをお願
いします。
図-1.サプライチェーンにおける製品含有化学物質の情報伝達イメージ
サプライチェーン
商流
(物の動き)
川
上
製品含有化学物質の
情報伝達
原材料メーカ
MSDSplus を作成する
・・・
発
注
納
品
貴社仕入先
川
中
貴社
MSDSplus
依
頼
情
報
伝
達
MSDS
MSDS,MSDSplus→AIS
を作成する
AIS
オムロン
・・・
川
下
最終セットメーカ
-4/13-
部材の AIS をもとに製
品の AIS を作成する
3.仕入先様の対応手順
3.1 事前準備
①JAMP の取組み内容や AIS・MSDSplus ツールの利用方法を理解してください。
ツール類は JAMP Web サイト http://www.jamp-info.com より入手できます。
②SC の川上企業(貴社仕入先)へ、AIS・MSDSplus による情報伝達の準備を依頼してください。
3.2
情報伝達の手順
図-2の情報伝達の手順に従って対応してください。
図-2.情報伝達の手順
フロー
補足説明
オムロンから要求がある。
オムロンから対象品の
情報伝達要求
(*)対象品が物質・調剤などで、貴社
保有情報で MSDSplus が作成できる
場合は貴社で作成する。「MSDSplus
入力支援ツール」を使用する。(別紙
1参照)
(*)
対象部材(納入品)を
貴社の購入部材に展開
対象品に構成される購入部材を特
定する。
貴社の仕入先へ
情報伝達要求
情
報
仕入先へ情報伝達を要求する。
伝
物質・調剤・・・MSDSplus と MSDS
アーティクル(成形品)・・・AIS
を入手する。
MSDSplus・MSDS,
AIS 等の回答入手
達
の
手
MSDSplus
ない
アーティクルへの変換
工程※1があるか?
ある
(調剤メーカ、商社など)
ない
加工・組立工程
があるか?
ある
②「AIS 入力支援ツール」を使用す
る。(別紙2参照)
揮発や化学変化がある場合は生成
される物質情報を記入する。
③
①
MSDSplus
・MSDS 作成
AIS
回答
フォーマット?
順
AIS修正
②
原部品の
AIS※2作成
(加工メーカなど)
(商社など)
①「MSDSplus 入力支援ツール」を使
用する。
商社の場合は、仕入先から入手した
MSDSplus を読み込み、必要に応じ
て修正する。
調剤メーカの場合は、複数の
MSDSplus の情報をもとに作成する。
またMSDSも作成する。(別紙1参
照)
④
複合アーティク
ルのAIS※3作成
(加工・組立メーカなど)
③「AIS 入力支援ツール」を使用す
る。
仕入先から入手した AIS を読み込
み、「発行会社情報」などは必要によ
り修正する。(別紙 3参照)
④「AIS 入力支援ツール」を使用し、
AISの複合化をする。(別紙 2参照)
オムロンへ情報伝達
オムロンへ情報伝達する。
※1.アーティクルへの変換工程:
例)塗装工程、印刷工程、接着工程、エポキシ封止工程、メッキ工程、樹脂成形工程、はんだ付け工程など
※2.原部品のAIS : MSDSplus の情報からはじめて作られるAIS
※3.複合アーティクルのAIS : 複数のAISから作られるAIS
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4.個別要求事項
MSDSplus や AIS は、JAMP より提供されている各ツールや作成手順書・操作説明書に従って作成す
ることを基本としてください。しかし、企業間で取り決めなければならない事項もあることから、下記にオ
ムロンの個別要求事項を記載します。
4.1 仕入先様の情報収集先
原則、部材の購入元または部材の支給元へ対象部材の情報伝達を要求してください。ただし、オム
ロンの指定部材などで供給元より情報入手が困難な場合に限りオムロンの窓口担当部門に相談して
ください。
4.2 AIS の「報告単位」
AIS 作成時に選択が必要な「報告単位」は、表-1のオムロン品番の単位に従って設定してくださ
い。
ただし、オムロン品番の単位が PCS「個」の場合は、当社との間で売買取引のあるオムロン品番1
個あたりの量でAISを作成してください。例)コネクタのコンタクトピン1個≠リール1巻
また、対象部材を梱包する梱包材(包装材、緩衝材、テープ、ラベル等)や捨て基板などの輸送後
や生産工程で廃棄される部分はAISの情報に含めないでください。
表-1.AISの「報告単位」
例)
オムロン品番の単位
AIS の「報告単位」
PCS(個)
個
MM、CM、M、KM (電線ケーブルなど)
m、cm
ML、L、KL、M3
m3、cm3
MG、G、KG (材料関連)
任意
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4.3 報告対象物質
報告必須とする管理対象基準は、表-2の通りです。
オムロンの「JAMP AIS、MSDSplus 作成マニュアル Ver 1.1」では任意報告となっていた「GADSL」
も報告必須となっておりますので、ご注意ください。
オムロン向け部材に使用する貴社の購入部材に対しても貴社仕入先に同様の要求をしてください。
表-2.報告管理基準(対象物質の該当法令等)リスト
記号
JP01
JP02
JP03
EU01
EU02
EU03
EU04
EU05
OT01
IA02
IA01
管理対象基準(法令等)
化審法(第一種特定化学物質)
安衛法(製造等禁止物質)
毒劇法(特定毒物)
RoHS 指令
ELV 指令
CLP [付属書Ⅵ Table 3.2 CMR-Cat1,2]
REACH 付 属 書 Ⅹ Ⅶ [CLP 付 属 書 Ⅵ Table 3.2
CMR-Cat1,2 を除く]
REACH 認可対象候補物質(SVHC)
ESIS PBT [Fulfilled]
JIG
GADSL
4.4 開示された情報の取り扱い
貴社から MSDSplus や AIS 等で提供された情報は、JAMP の定める MSDSplus や AIS 作成ルール
に基づき弊社製品の情報として作成します。この情報には機密情報はないものとし川下企業へ開示
しますことをご承知願います。(提供するデータに機密情報がないことを確認してください)
4.5 情報伝達に使用する記入フォーマット・ファイル形式など
1)情報伝達は、JAMP 等が提供する各種ツールから出力されるファイル形式の電子ファイルを使用
してください。また物質・調剤の場合は MSDS も一緒に提供してください。
・物質、調剤
: MSDSplus(XML 形式、またはPDF形式)および MSDS(PDF 形式)
・アーティクル(成形品) : AIS(XML 形式)
2)記入フォーマットおよび物質リストは、原則、回答時の最新バージョンを使用してください。
注意 : ツールを立ち上げた際に、「外部リストは最新ではありません。」と表示された時は、
JAMP のホームページから最新の外部リスト(ファイル名:JAMP_MSDSplus_AIS_EXLIST_XXXXXX.xls)
を入手の上、適用してください。詳細については、JAMP より提供されている各ツールや作成手順
書・操作説明書に従ってください。
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4.6 情報提供時のファイル名
情報提供時には、下記のファイル命名規則に従ってください。
<命名規則>
AISA*_仕入先コード_オムロン品番_作成日_任意文字列.xml
③
④
⑤
⑥
①
②
①AISA*・・・原部品の AIS
AISB*・・・複合化で集計された部品の AIS
MSDSp*・・・MSDSplus
MSDS・・・MSDS
※ *欄 : Ver4.0の場合は、「AISA4」 等になります。
②仕入先コード:半角8桁 例)02XXXXXX
③オムロン品番:半角9桁 例)9999999-9
④作成日:半角8桁 例)20090901
⑤型名、品名など任意の文字列(半角英数=1バイト文字)
⑥AIS・・・xml ,MSDSplus・・・xml または pdf、MSDS・・・pdf
4.7 情報の変更管理
MSDSplus や AIS の提供後、情報の変更が判明した場合は、速やかに AIS 等を改訂しオムロンの窓
口担当部門へ連絡ください。変更は主に下記の場合が想定されます。
・情報伝達内容(物質の含有量、材質情報など)に誤りが判明した場合。
・川上企業(貴社の仕入先)からの情報伝達内容に変更が生じた場合。
・新たに管理対象物質(SVHCなど)が追加された場合。
・貴社で4M 変更(材質、形状、加工方法等の変更)が生じた場合。
など
5.具体的な作成手順と作成例
MSDSplus、AISの具体的な作成手順と作成例を別紙に記載しますので参考にしてください。
別紙1・・・MSDSplus作成手順と作成例
別紙2・・・AIS作成手順と作成例
別紙3・・・AIS作成手順と作成例(商社の場合)
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別紙1.MSDSplus 作成手順と作成例
●シート:一般情報
MSDSplus 作成手順
確認ポイント①
MSDSplus 作成には、本マニュアルおよびJAMP発行の「JAMP MSDSplus 作成の手引き」「JAMP MSDSplus 入力支援ツール Ver.**操作説明書」
を参照ください。
下記に概略の作成手順を記載し、左図との関連を確認ポイントとして記します。
1)物質・調剤は、この MSDSplus の帳票を使用する。 例)はんだ、接着剤、成形材(ペレット)、塗料など
2)原則、最新バージョンの入力支援ツールを使用する。(使用書式は最新のこと:JAMP Web サイト確認)
ツール名:MSDSplus_input_support_XXX.xls
・・・確認ポイント①
3) 必須項目はすべて記入する。(*印のある欄は必須入力です)・・・確認ポイント②
4)「1.製品情報」「2.発行者会社情報」は原則 MSDS の記載内容と一致させる。
<参考情報>
シート:動作設定 にて、「B.発行者会社情報ひな形」で設定保存していることで、「ひな形から読出」ボタンで設定可能。・・・参考情報
5)「3.製品中の管理対象物質情報」で下記のどちらかを必ず選択する。・・・確認ポイント③
管理対象物質を含む場合 ・・・「1.~含有します。」を選択
管理対象物質を含まない場合・・・「0.~含有しません。」を選択
6)「1.含有します。」を選択している場合は、シート:成分表の3.製品中の管理対象物質情報(物質名、CAS 番号、最大含有率)と管理対象基準
の記入が必要。ツールで物質を検索・選択すると自動的に該当する管理対象基準に設定される。
・・・確認ポイント④
7)PBT、GADSL、JIG が対象。PBT、GADSL、JIG の該当物質について回答記入する・・・確認ポイント⑤
8)「XML 出力」ボタンを押し、XML ファイルを出力する。・・・確認ポイント⑥
ファイル名は、オムロンの定める命名規則に従う。 MSDSp*_仕入先コード_オムロン品番_作成日_任意文字列(半角英数).xml
※ *欄 : Ver4.0の場合は、「MSDSp4」 になる。
9)下記2つの電子ファイルをオムロンへ提供する。
MSDSplus・・・XML 形式、またはPDF形式、MSDS・・・PDF 形式とする。
確認ポイント②
参考情報
確認ポイント③
確認ポイント⑤
●シート:成分表
確認ポイント⑥
確認ポイント④
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別紙2.AIS作成手順と作成例
AIS 作成手順
■原部品の AIS 作成
AIS 作成には、本マニュアルおよびJAMP発行の「JAMP AIS 作成手順書」「JAMP AIS 入力支援ツール Ver.**操作説明書」
を参照ください。
「JAMP AIS 入力支援ツール」を使用し、「原部品の AIS」 と 「複合アーティクルの AIS」を作成することができます。
確認ポイント②
確認ポイント①
③
下記に概略の作成手順を記載し、左図との関連を確認ポイントとして記します。
■原部品の AIS 作成手順
1)原部品のアーティクル(成形品)は、この AIS の帳票を使用する。 対象品例)樹脂成形品、板金、金属材(板材)、電子部品など
2)川上企業(貴社仕入先)より伝達された MSDSplus、MSDS の情報をもとに作成する。
アーティクルへの変換工程時に揮発や化学変化が生じる場合は、加工後に生成される情報も入手しておく。
3)原則、最新バージョンの入力支援ツールを使用する。(使用書式は最新のこと:JAMP Web サイト確認)・・・確認ポイント①
ツール名:AIS_input_support_XXX.xls
「AIS編集」 ボタンを押す。・・・確認ポイント②
4)「A.シート:一般情報」 の処理をする。
5)「B.シート:成分表」 の処理をする。
A.シート:一般情報
確認ポイント③
参考情報
【シートのポイント】
A.シート:一般情報
1)「1.AIS に関する情報」「2.発行者会社情報」「3.成形品情報」を記入する。
必須項目はすべて記入する。(*印のある欄は必須入力です)・・・確認ポイント③
<参考情報>
シート:動作設定 にて、「B.発行者会社情報ひな形」で設定保存していることで、「ひな形から読出」ボタンで設定可能。・・・参考情報
2)「報告単位」はオムロン品番の単位に従って設定する。・・・確認ポイント④
オムロン品番の単位→「報告単位」 例(PCS「個」→個、M→m、cm、L→m3、cm3、G→任意)
ただし、「個」の場合は、1個あたりの量に注意する。 例)コネクタのコンタクトピン1個≠リール1巻
また、対象品を梱包する包装材や捨て基板など輸送後や生産工程で廃棄される部分は含めない。
3)GADSL、JIG が対象。GADSL、JIG の該当物質について回答記入する・・・確認ポイント⑤
4)「組成成分情報に関する宣言」で下記のどちらかを必ず選択する。・・・確認ポイント⑥
報告物質を含まない場合・・・「0.~含有は確認されておりません。」を選択
報告物質を含む場合
・・・「1.~含有を確認しております。」を選択
B.シート:成分表
確認ポイント④
確認ポイント⑥
確認ポイント⑤
B.シート:成分表
確認ポイント⑪
確認ポイント⑫
1)「部品」「材質情報」欄に記入(選択)する。「階層」欄は記入しない。・・・確認ポイント⑦
2)「1.含有を確認しております。」を選択している場合は、報告物質(物質名、CAS 番号、含有率質量、単位)と報告物質該当法令の
記入が必要。ツールで物質を検索・選択すると自動的に該当する報告物質該当法令に設定される。・・・確認ポイント⑧
ELV 指令、RoHS 指令等の適用除外用途に該当する場合は、「ELV/RoHS 適用除外等」欄に除外用途を、「JIG 備考」欄に使用用途分類
コードを必ず記入する。・・・確認ポイント⑨
3)すべての情報を入力後、「集計」ボタンを押す。・・・確認ポイント⑩
4)「エラーチェック」ボタンを押し、記入モレ等の確認を行う。・・・確認ポイント⑪
5)「XML 出力」ボタンを押し、XML ファイルを出力する。・・・確認ポイント⑫
ファイル名は、オムロンの定める命名規則に従う。 AISA*_仕入先コード_オムロン品番_作成日_任意文字列(半角英数).xml
※ *欄 : Ver4.0の場合は、「AISA4」 になる。
6)AIS(XML 形式)の電子ファイルをオムロンへ提供する。
確認ポイント⑩
確認ポイント⑦
確認ポイント⑨
確認ポイント⑧
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■複合アーティクルの AIS 作成
確認ポイント①
確認ポイント②
■複合アーティクルの AIS 作成手順
1)複合アーティクル(成形品)のAISは複数の AIS 情報をもとに作成する。・・・確認ポイント①
対象品例)アッシー品、ユニット品など
2)川上企業(貴社仕入先)より伝達された AIS 情報や貴社で作成した AIS 情報をもとに作成する。
3)原則、最新バージョンのツールを使用する。(使用書式は最新のこと:JAMP Web サイト確認)・・・確認ポイント②
ツール名:AIS_input_support_XXX.xls
「AIS複合化」 ボタンを押す。・・・確認ポイント③
4)「C.シート:複合化」 の処理をする。
5)前ページ 「A.シート:一般情報」 の処理をする。
6)前ページ 「B.シート:成分表」 3)~6) の処理をする
【シートのポイント】
C.シート:複合化
確認ポイント③
1)製品を構成する部品の AIS を「追加」ボタンで読み込む。・・・確認ポイント④
2)部品の員数を入力する。部品の「報告単位」が「個」以外の場合は「使用量」を記入する。・・・確認ポイント⑤
3)「複合化実行」ボタンを押す。・・・確認ポイント⑥
この実行でシート:成分表の「4.組成成分情報」が入力される。
C.シート:複合化
確認ポイント④
確認ポイント⑤
確認ポイント⑥
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別紙3.AIS 作成手順と作成例(商社の場合)
A.シート:一般情報
確認ポイント①
AIS 作成手順(商社の場合)
商社が AIS を作成するには、本マニュアルおよびJAMP発行の「JAMP AIS 作成手順書」「JAMP AIS 入力支援ツール Ver.**操作説明書」
を参照ください。
下記に概略の作成手順を記載し、左図との関連を確認ポイントとして記します。
確認ポイント②
1)川上企業(貴社仕入先)である製造メーカより入手した AIS を「AIS 入力支援ツール」で読み込む。・・・確認ポイント①
原則、最新バージョンの入力支援ツールを使用する。(使用書式は最新のこと:JAMP Web サイト確認)
ツール名:AIS_input_support_XXX.xls
2)製造メーカより入手した AIS が適切かどうか確認する。
不適切な場合は、仕入先に修正を依頼するか、自社の判断でAISを修正または作成する。主な確認ポイントは下記。
a) 記入必須項目がすべて記入されていること。・・・確認ポイント②
b) 「報告単位」はオムロン品番の単位に従って設定されていること。・・・確認ポイント③
オムロン品番の単位→「報告単位」 例(PCS「個」→個、M→m、cm、L→m3、cm3、 G→任意)
ただし、「個」の場合は、1個あたりの量に注意する。 例)コネクタのコンタクトピン1個≠リール1巻
また、対象品を梱包する包装材や捨て基板など輸送後や生産工程で廃棄される部分は含めない。
c) 「組成成分情報に関する宣言」で下記のどちらかが選択されていること。・・・確認ポイント④
報告物質を含まない場合・・・「0.~含有は確認されておりません。」
報告物質を含む場合
・・・「1.~含有を確認しております。」
d) 部品、材質欄が記入されていること。・・・確認ポイント⑤
e) 「1.~含有を確認しております。」が選択されている場合は、「報告物質」、「報告物質該当法令」が記入されていること・・・確認ポイント⑥
f) ELV 指令、RoHS 指令等の適用除外用途に該当する場合は、「ELV/RoHS 適用除外等」欄、「JIG 備考」欄が記入されていること・・・ 確認ポイント⑦
3)「エラーチェック」 ボタンを押し、記入モレ等の確認を行う。・・・確認ポイント⑧
4)「XML 出力」ボタンを押し、XML ファイルを出力する。・・・確認ポイント⑨
ファイル名は、オムロンの定める命名規則に従う。 AISA*_仕入先コード_オムロン品番_作成日_任意文字列(半角英数).xml
※ *欄 : Ver4.0の場合は、「AISA4」 になる。
5)AIS(XML 形式)の電子ファイルをオムロンへ提供する。
確認ポイント③
確認ポイント④
B.シート:成分表
確認ポイント⑤
確認ポイント⑧
確認ポイント⑨
確認ポイント⑥
確認ポイント⑦
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改訂履歴
2009/9/1
初版
Ver.1.0
2010/11/1
改訂版 Ver.1.1
2012/09/27
改訂版 Ver.2.0
・JAMP MSDSplus,AIS Ver.3.10 改版に伴う改訂
(管理対象基準の名称変更)
・JAMP MSDSplus,AIS ツール類の改版(Ver.3.1a)に伴う改訂
(
「ELV/RoHS 適用除外等」欄への除外用途の記入 など)
・4.2項 AISの「報告単位」書替え
・4.6項削除(「依頼者に関する情報」欄の記入)
・4.6項 使用言語(「日本語」「英語」のみ)の記載削除
・上記変更に基づき別紙(各種作成手順)の見直し
・別紙4.AIS作成手順と作成例(商社の場合)追加
・JAMP MSDSplus,AIS ツール類の改版(Ver.4.0)に伴う改訂
(JAMP 管理対象基準に GADSL 追加)
・上記変更に基づき別紙(各種作成手順)の見直し
JAMP AIS・MSDSplus 作成マニュアル Ver.2.0
発行日:2009年
9月
1日
改訂日:2012年
9月
27日
発行
:オムロン株式会社
グローバルプロセス革新本部
品質革新センタ
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