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20080823国際放送講演会資料

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20080823国際放送講演会資料
国際放送講演会(BCL入門)
主催:日本短波クラブ
2008年8月23日
東京ビッグサイト
ハムフェア2008
JSWC-8757岩沙一彦
1
目次






第1章
第2章
第3章
第4章
第5章
付属資料
「BCL岩沙さんのお家」
BCLを始めよう
ベリカードを集めてみよう
電波の知識
放送局識別方法
DRM放送
海外日本語放送スケジュール
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
2
第1章 BCLを始めよう
1.1
1.1. BCLって何?
BCLって何?
BCLって、何? BCLをどうやって始めればいいの? という方に、BCLの楽しみ方を知っていただくため、判りやすく、BCLの魅力に
ついて説明したいと思います。まず、「BCLとは、何?」ですが、Broadcasting Listener(放送を聴く人)の略です。「なーんだ。それ
じゃあ、ラジオを聴く人、テレビを見る人は、全員BCLだね」となります。ある意味その通りです。
BCLという趣味は、70年代後半から80年代にかけて、ブレイクした趣味なんですよ。そのため、現在のBCLも40代前半から後半に
かけての方が多いのですね。当時、TVゲームも無く、もちろんパソコンもまだまだで、もちろん携帯電話やインターネットも無い時代
でした。そんな時代に、クーガー(松下電器)やスカイセンサー(ソニー)といったカッコの良いラジオが発売され、メカニックに興味
を持つ少年たちを虜にして、はじまったのがBCLブームでした。当時、ハム(アマチュア無線)の世界もありましたが、免許が必要な
ハムより、ラジオを買えば始められるBCLのほうがお手軽で、よかったのかもしれません。短波放送で海外の放送局を受信できる素晴
らしさ、中学に入って、英語を習いはじめの世代にとっては、受信報告書を英語で書き、英語放送局からQSLカードを取得するのが、
また大きな感動を呼ぶこととなりました。私も、BCLとの出会いは、このときからです。今は、インターネット時代であって、BCL
にとって魅力あるラジオ(カッコいいラジオ)も無く、BCLを始める方も、もうひとつ魅力に欠けるかもしれませんね。実際には、昔
よりも小型で性能も良いラジオなんですが。(メーカーさん、性能だけで無く、少年たちが飛びつくような、もっとカッコの良いラジオ
「如何にもメカニカルなラジオ」を作りましょうよ。)BCLって、どんな趣味なのか、なんとなくわかっていただけたと思います。
最近では、当時を懐かしむBCL少年が、懐も余裕ができ、当時ほしかった高級通信機型受信機を購入し、BCLを復活する方も、多いよう
です。実は、私自身2004年10月からBCLに復帰したBCL復活組みの一人です。
BCLという言葉自体は、前述で「 Broadcasting Listener」と説明しましたが、実はBCLと言う言葉は、日本でしか通用しません。海外
では、「DXer(※アマチュア無線用語)や短波受信専門の方を称して「SWL(Shortwave Listener):短波を聴く人」と呼ぶことが多
いようです。日本では、Dxerというと、BCLの中でも、遠方の微小電波を受信する、難しい局を中心に受信する人の事を称しているよう
です。
※アマチュア無線とBCLの大きな違いは、電波の送信を行うか受信専門かの違いです。ただし、この違いは大きく異なります。電波を送信する
アマチュア無線では、無線免許が必要で、まずは国家試験を受ける必要があります。その後、無線局の申請を行い始めて始められるのが、アマチュア
無線です。しかし、BCLの場合、電波を受信するだけであるため、免許の必要が無く、ラジオがあれば誰でも直ぐに始められる趣味になります。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
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第1章 BCLを始めよう
1.2
1.2. BCLの楽しみとは?
BCLの楽しみとは?
ここでは、BCLの楽しみ方について説明します。BCLといっても、その楽しみ方は人それぞれです。次にBCLの楽しみ方について、その
代表的なものを例に挙げておきますが、決して、これらに限定するものではありません。
●ベリカードを集める
●各局の記念品を集める
●放送番組、音楽を楽しむ
●語学を修得する
●世界情勢を知る
●放送局の常連になる
放送を受信し、受信報告書を放送局に送り、受信証明書(ベリカード)を取得する。
放送局のステッカーやペナントといった記念品を集める。
ラジオ放送の番組を単に楽しむ。音楽を楽しむ。
海外の生の外国語を聞き、外国語に堪能になる。
海外放送局のリアルタイムな情報を収集し、いち早く海外の生の情報を得る。
番組の中のお便り紹介のなかで常連として読んでもらう。また番組に出演する。
これらのBCLの楽しみ方は、一般的な楽しみ方ですが、BCLマニアにとっては、次のような世界を楽しむ方のいらっしゃいます。
●周波数帯域専門
●微小出力局専門
●受信設備専門家
●放送局めぐりをする方
長波、中波、短波(Lowバンド、Highバンド)、FM(Eスポ狙い)と特定周波数帯域で活躍
遠方の微小出力局の日本ではめったに受信できない珍しい局を中心に狙っている人
多種多様なラジオを集めることに楽しみをもつ方、アンテナの性能アップに楽しいみを持つ方
日本でいつも楽しん聞いてる放送局を実際に訪問して、見聞を深める。
ここまで行くと、貴方は、BCLパワーユーザと言って良いでしょう。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
ここでは、BCLの楽しみ方について説明します。BCLといっても、その楽しみ方は人それぞれです。次にBCLの楽しみ方について、その
代表的なものを例に挙げておきますが、決して、これらに限定するものではありません。
1.ベリカードを集める
①ベリカード(Verification Card)
やはりBCLの最大の魅力は、このベリカードを集めるということです。ベリカードとは、Verification Cardの訳で各放送局が発行する
受信証明書(つまり放送受信を証明するカード)のことを言います。このベリカードは、アマチュア無線の世界では、QSLカードと呼ば
れ、どちらも同じものです。ベリカードは、各放送局によって各種各様のデザインが用意され、各放送局毎のカードを集めることは、
BCLの最大の楽しみです。ベリカードを取得するためには、まず放送を受信し、受信レポートを書きます。(受信レポートの書き方は、
後の章で説明します)この受信レポートを各局に送って、受信を証明されたときに、初めてベリカードが発行されます。下記には、各局
から送られたベリカードを掲載しています。
Deutsche Welle(ドイツ)
R.Australia(オーストラリア)
R.Canada(カナダ)
R.ELWA(リベリア)
Family R.(アメリカ合衆国)
R.RSA(南アフリカ)
R.Bangladesh(バングラデッシュ)R.Budapest(ハンガリー)
「BCL岩沙さんのお家」
HCJB(エクアドル)
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
R.Japan(日本)
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
②完全ベリカードと不完全ベリカード
ベリカードには、完全ベリカードと不完全ベリカードというものがあることも覚えておきましょう。完全ベリカードとは、受信日時、
受信周波数など受信記録を示す情報が、漏れなく記載されているものを言います。逆に、不完全ベリカードとは、これらの情報の記載が
ないものを言います。放送局によっては、きっちりと受信情報を記入して、ベリカードを発行してくれるところもあれば、単にベリカー
ドを発行だけしてくれるところもありますので、覚えておきましょう。
完全ベリカード
不完全ベリカード
③ベリレター
前のページでは、ベリカードのことを簡単に説明しましたが、全ての放送局がベリカードを用意しているとは限りません。放送局の中
には、ベリカードを用意しておらず、受信をしたことをレター形式で証明してくれる放送局もあります。このレターのことをベリレター
と読んでいます。下記には、放送局から送られたベリレターを掲載します。
Radio Illimani
(ボリビア)
「BCL岩沙さんのお家」
Radio Omdurman
(スーダン)
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
Pakistan B.C.
(パキスタン)
Radio Santa Fe
(コロンビア)
Voice Of Kenya
(ケニア)
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
④ベリカード発行基準
各放送局には、ベリカードの発行基準をそれぞれ持っており、必ずベリカード(ベリレター)が発行されるものではありません。局に
よっては、この受信証明の業務自体を行っていない局もあります。よって、受信レポートを送っても、ベリカードが送られて来ないこと
もしばしばあります。ただし、ほとんどの局では、この業務を行っていますので、心配ありません。後で紹介するBCL参考書籍やイン
ターネットで確かめるのも良いかもしれません。代表的な例としてRadio Japanを挙げておきます。Radio Japanの短波放送は、海外向け
に放送を行っていることもあり、日本国内からの受信レポートにはベリカードが発行されません。よって、Radio Japanのベリカードを
取得するためには、海外で受信して海外からレポートする必要があります。
下記には、基準を設けている放送局のいくつかを紹介しておきます。
●イラン・イスラム共和国国際放送局(Islamic Republic of Iran Broadcasting)
イラン・イスラム共和国国際放送では、QSLカード発行基準として、面白い企画を用意しています。
上記1回目のNo.1のカード発行には、レポート1日分で返信されますが、2回目から10回目までは、毎回5日分のレポートに付き、カード1枚が
発行されます。No.10のカードが発行されてから1年以内に、累積25日分のレポートを送ると「IRIB国際放送名誉証書3級」が進呈され、累積50日分で
「2級」、累積100日分で「1級」が進呈され、加えて番組名誉リスナーに認定されます。是非、挑戦してみてください。
NO.2のカード
NO.1のカード
「BCL岩沙さんのお家」
NO.3のカード
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
2.各局の記念品を集める
放送局に受信レポートを送ると、各局からベリカードと一緒に記念品が送られてくることがあります。その代表的なものが各局オリジ
ナルのペナントやステッカーなどです。このほかにも、中国国際放送局では、手の込んだ切り絵が同封されます。また、番組の記念品と
して、キーホルダー、CD/レコードが用意されていたり、局のTシャツが送られたりと記念品には、いろいろなものがあります。
誕生日に誕生カードが送られたり、クリスマスや年始にクリスマス(New Year)カードが送られたり、また新年用カレンダーが送られる
こともあります。
記念品はあくまでも、各局の好意で送られるものなので、各局の常連になることも必要かもしれませんね。比較的、国内のFM局では、各
局オリジナルのステッカーを送ってくれる局が多いように思います。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
3.放送番組・音楽を楽しむ
やはりラジオを楽しむには、放送番組そのものを楽しく聴くことが必要ですね。わたしには、必ず聴く番組があります。KBS World
Radio(韓国)日本語放送の看板番組「玄海灘に立つ虹」とHCJB(オーストラリア)日本語放送の「サタディトーク」です。KBSの「玄
海灘に立つ虹」は、わたしが中学生のころに既にあった番組で、30年以上前から聴いている番組にもなります。現在の「玄海灘に立つ
虹」では、韓国の最新情報や韓国の音楽を紹介したり、お便り紹介など、韓国の情報を取得するにはうってつけの番組です。
HCJBの「サタディトーク」は、やはり私が少年の頃からHCJBで活躍されている尾崎一夫アナウンサーによって、番組が作られており、
いろいろな人とのふれあいを紹介する番組になっています。数年前までは、南米エクアドルの首都キトーからHCJBアンデスの声として、
放送をされていましたが、現在では、シカゴの尾崎さんのご自宅のスタジオで番組を作成され、オーストラリアのクヌヌラ送信所から番
組の送信が行われています。
両方の局とも電波は強力で、日本からでも良好に受信できるため、タイマー録音したりして、毎週週末聴くようにしています。
また、ラジオ番組の楽しみの一つは、音楽番組です。国内のFMラジオを楽しむ理由の一つも、この音楽番組ですよね。私が中学生の頃は、
FMラジオから流れてくる最新音楽をテープに録音して、よく楽しんだことを覚えています。短波放送では、この音楽の楽しみ方について
も国内FM局の音楽番組を楽しむのとは少し違った楽しみ方があります。短波(SW)は、FMやAMと言った放送よりも、電波が遠くに飛
ぶため、遠く離れた海外からの放送を受信することができます。短波放送での音楽番組の楽しみ方は、日本で普段聞けないような音楽を
聴くという楽しさがあります。例えば、先ほど紹介した韓国のKBS World Radioでは、日本で流行った曲を韓国語版にリメイクした曲が
よく紹介されます。またモンゴルの声では、ホーミーといった楽器のような声の歌が紹介されたり、インドネシアの放送局では、ガメラ
ン音楽、遠く中南米の放送局からはラテン音楽、アフリカの各局では、アフロポップな音楽が紹介されたりと、世界各国の音楽を聴くの
もBCLの醍醐味でしょう。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
4.語学を修得する
語学学習と言ったら、やはり生の外国語を聞くのが一番良い勉強になります。私自身、BCLの世界に憧れをもったのは、海外からの生
の外国語が聞けたからでしょう。皆さんは、英語といったら1つの言語だと思いでしょうが、日本語でも標準語から関西弁、鹿児島弁、
広島弁、秋田弁、青森弁と様々な方言があるように、英語にも、世界を見回したら、様々な英語が聞こえてきます。Voice of Americaの
英語とRadio Australiaのピジン英語、各国国際放送で話される英語(各国語の訛りがあって面白い)となんとなく異なる英語を聞くこと
ができます。また、中国語(北京語、広東語、台湾語等々)、韓国語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語
ロシア語、アラビア語、オランダ語といったポピュラーな言語から、デンマーク語、ポーランド語、スウェーデン語、ギリシャ語、モン
ゴル語、インドネシア語、ベトナム語、カンボジア語、スワヒリ語、アフリカーンス語、アムハリ語、パストゥー語、タミール語と挙げ
だしたら、限が無いぐらいの言語の放送が、電波に乗って、日本にやってきます。皆さんは、夜にAMラジオから中国語、ロシア語、韓国
語の放送が聞こえたことがありませんか。短波(SW)放送では、前述のさまざまな言葉の放送が聞こえてきます。BCLを長くやっている
と、正規の教育を受けなくとも、各国の言語を覚えてしまう人もいます。私の場合は、英語すら少し理解できるぐらいですが、ただ不思
議なことに、放送を聴いているだけで、これは何語で話しているかは、直ぐわかるようになってしまいました。今では、これはタミール
語、これは、アムハリ語と言った具合に、日本では聞けない言語でも識別できるようになりました。恐るべし、BCL。
ここで少し話題を変えてみましょう。各国の国際放送局では、自国の言葉を、広く世界の人々に知ってもらおうとして、自国語の講習
番組を流している局があります。下記には代表的な外国語講習の番組を列挙しました。日本語放送を行っている局では、中国語や韓国語
の講座番組を行っていますが、英語では、Voice of Americaのスペシャル・イングリッシュという番組が、有名です。通常の2/3のスピー
ドでニュースを読み上げてくれたり、会話プログラムを流したりするだけでなく、VOAのスペシャル・イングリッシュのホームページで
は、番組で流れる英語を一字一句違わず英語文書で掲載しているため、文書を見ながら、英語を聞くといった学習も可能です。高い英会
話学習のお金を払わなくとも、短波ラジオを購入すれば、世界の生の英語をいつでも聞くことができ、安上がりですよね。
放送局名称
「BCL岩沙さんのお家」
放送言語
講習言語
KBS World Radio
日本語
韓国語
Radio Taiwan International
日本語
中国国際放送局
日本語
Voice of America
English
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
中国語
中国語
台湾語
中国語
中国語
English
番組名称
ダニエルとしおりのピン
と来るドラマ韓国語
観光中国語
生活中国語
台湾語教室
ビジネス中国語
中国語の勉強
Special English
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
5.世界情勢を知る
私たちは、TVや国内ラジオ放送、新聞といったメディアから世界情勢を知ります。また、最近では、インターネットといったメディア
も加わり、最新の世界情勢を知る手立ては、格段に増えました。しかし、短波ラジオというのも世界情勢を知る重要な手立てだと言うこ
とを皆さんはご存知でしょうか。国内のニュースメディアは、各国の短波放送を聴いて、最新のニュースを知り、国内に紹介していると
いうことも知っておきましょう。もちろん、国内メディアのニュースの情報源はこれだけではないですが、短波ラジオ放送もその1つだ
ということも知っておけばBCLがより楽しくなるでしょう。
皆さんの記憶にも残っていると思いますが、北朝鮮が核実験を行ったとき、私は、2006年10月9日朝鮮の声放送局の日本語放送で、次
のような報道を聞きました。
(以下、報道全文)
「朝鮮中央通信社報道。国中の人民らが社会主義強制大国建設で一大飛躍を起こしているなか、共和国の科学研究部門で、今日2006年10月9日、
地下核実験が安全かつ成功裏に行われた。科学的打算と綿密な計算による今回の核実験は、放射能流出のようなリスクが全くなかった事が確認さ
れた。核実験は100%我々の知恵と技術によるもので、強力な自衛の国防力を渇望してきたチョソン人民軍と人民を大いに励まし、喜ばせた歴史的
出来事である。核実験は、朝鮮半島と周辺地域の平和と安定を守るのに寄与するであろう。」
まさに、歴史の1ページをラジオを通じて、現地からの情報で知ったわけです。その日、国内のTV番組では、北朝鮮が核実験が行った
のか?それとも大規模な爆破実験かという情報が飛び交っていたことを思い出します。
また、同じ事件がそれぞれの国の立場で報道されているのを聞くと、1つの偏った情報では、本当の事件の意味が理解できないと感じ
させられることもよく有ります。キリスト教文化とイスラム教文化の考え方の違いもラジオ番組から感じ取ることができます。
世界の生の情報をいち早く知る手段。これもBCLの魅力の1つです。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
11
第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
6.放送局の常連になる
私には、常連の放送局があります。前述にも記述しましたKBS World Radio(韓国)日本語放送とHCJB(オーストラリア)日本語放
送です。また、RTI台湾国際放送局(日本語放送)、ロシアの声(日本語放送)、中国国際放送(日本語放送)も常連局といって良いで
しょう。KBS World Radioやロシアの声では、お便りを何回も読んでいただき、お便りに対してアナウンサーが、いろいろ話していただ
けるというのは、放送局と一体になった感じがします。
BCLを続けていて、もっとも嬉しかったのは、HCJB日本語放送の看板番組「サタデートーク」に出演できたことです。始まりは、
HCJB日本語放送のアナウンサー(尾崎一夫さん)に送った1通のe-Mailからです。30数年前にアンデスの声時代のことを懐かしみレター
をしたためたところ、尾崎さんから返信を頂き、今度、日本に帰るので、会って話しませんか?と書かれていました。その後、帰国され、
約束どおり、お会いしたところ、ラジオに出演しませんかと言われ、その日のうちにインタビューが行われたのです。
数日後、オーストラリアからの電波に乗って、自分の声と尾崎アナウンサーの声が流れたときには、どれだけ感動したことでしょう。
中学の頃、南米赤道直下の国エクアドルの首都キトーから放送が流れていたHCJBアンデスの声で御馴染みの尾崎アナウンサーと、今度
は、オーストラリアから電波に乗って競演できたわけですから、嬉しさ100倍といったところでしょうか。
私が中学生の頃は、BCLブームで、海外の日本語放送局には、1日に何百通も手紙が届いていたとのことで、お便りを紹介いただけるの
も稀でしたが、今では、1日に届く手紙も、昔よりは少なく、放送の中で紹介される確率も上がっています。今が、チャンスかもしれませ
ん。また、各局も、日本からの手紙を待たれているということをリスナーは忘れてはなりません。
受信報告書を送るときには、各局に対する感想、意見、リクエストなどを必ず記述するようにしましょう。
「BCL岩沙さんのお家」
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
7.周波数帯域専門
ラジオの周波数には、周波数帯域というのがあるのは、ご存知でしょうか?AMやFMと言った言葉がラジオには使われているからご存
知だと思います。AMは中波帯域、FMは、超短波帯域。これ以外に、長波、短波(SW)、極超短波、マイクロ波というのがあります。電波の知識に
ついては、後の章で詳しく記述しますが、ここでは、中波(AM)、短波(SW)、超短波(FM)のそれぞれの帯域について、覚えておきましょう。
BCLを趣味とする人の中には、特定の周波数帯域中心に放送局を狙う人たちがいます。これらの人たちは、その周波数帯域専門で、如何に珍しい
局が受信できるかを追及する人たちで、DXerと呼ぶにふさわしい人たちでしょう。中波(AM)は、皆さんも御馴染みですが、一般のラジオでは、必ず
と言ってよいほど、この帯域を受信することができます。中波(AM)は、夜間に電波が遠くへ届く特性を持っており、夜にラジオを聴くと、近隣国の言
語(韓国語や中国語と言った言葉)が、よく流れてくるのに気づくでしょう。ただし、中波(AM)帯域では、お隣の国の電波を受信するのが精一杯で、遠
く離れた南米やアフリカ、ヨーロッパといった国々の電波を受信することはできません。中波(AM)帯域でBCLする人たちは、主に国内中波局や近隣
国の放送局を受信してBCLを楽しむ人たちと言えるでしょう。
それでは、遠くの国の電波を受信するには、どうしたらよいのでしょうか。それには、短波(SW)を受信できるラジオを購入する必要があります。国内
のメーカーで短波を受信できるラジオを作っているのは、SONY(数機種)とPanasonic(1機種のみ)だけです。SONYでは、World Band Radioという
ジャンルで、この短波を受信できるラジオを用意しています。短波(SW)には、複数の周波数帯域を持っており、Lowバンドと呼ばれる7MHz以下の周
波数帯域とHighバンドと呼ばれる9MHz以上の周波数帯域に分けて考えることができます。短波(SW)を専門にBCLを楽しむ人たちの中には、この
Lowバンド専門に珍しい局を狙う人たちとHighバンド専門に活躍する人たちがいるというのも知っておきましょう。また、Lowバンドの特に3MHz~
6MHzまでの周波数帯域は、南米やアフリカ、パプアニューギニア等の小出力の放送局が密集しており、トロピカルバンドとも呼ばれています。遠い
国の小出力局専門に狙うBCLは、このトロピカルバンドで活躍しています。
超短波(FM)は、電波の特性上、あまり遠くには電波が届きません。しかし、春から夏にかけて、日中、突発的に発生する※Eスポ(スポラデックE
層)によって、通常より遠くにFMの電波が届くことがあり、これを狙って、遠くのFM局を受信する人たちもいます。
上記で記述したような特定の周波数専門にBCLを追求する人たちは、まさにDxerですね。
※ Eスポ(スポラデックE層)については、後の章で詳しく記述します。
「BCL岩沙さんのお家」
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
8.微小出力局専門
ラジオを聴いていて、比較的遠い場所から放送を行っているのに、強力に受信できる放送と、比較的近い場所から放送を行っているは
ずなのに、受信状態の良くない放送があるのに気づきませんか。放送局は、それぞれの周波数で電波を流す際、その電波の送信出力もま
ちまちです。近隣の人に番組を提供している放送局の場合、その送信出力も少ない出力で十分ですが、遠い場所の人たちにも番組を提供
している局の場合は、その送信出力も強力になります。送信出力が強い電波を送るためには、当然送信設備は高価なものになります。ま
た、消費電力も大きくなるため、お金がかかると言ってよいでしょう。そもそもローカルの聴取者を対象に放送を行っている局の場合、
高価な送信設備は不要で、小出力で十分なわけですね。遠くに電波が届く短波で放送を行っている局でも、送信出力は、まちまちで、遠
く離れたアフリカや中南米の放送局の場合、ローカル地域を対象に放送を行っている局が多いため、日本では、なかなか受信できないこ
とになります。
BCLの中には、この微小出力の珍しい局を受信するのに力を入れている方たちもいます。これらの人たちは、まさにDxerです。
季節や※太陽黒点の活動状況、近隣地域の他局の受信状況などを分析し、狙いに狙って、対象の局が受信できたときの嬉しさは、まさに
至高のひと時になるでしょう。また、受信報告書によって、対象の珍しい局からベリカードを取得したときは、何事にも変えられない喜
びになるでしょう。
この喜びを見出すため、BCLに専念している方たちも多くいらっしゃることを覚えておきましょう。
※電波は、太陽黒点の活動に影響されることを覚えておきましょう。電波の特性については、詳しくは後の章で記述しますが、電波を遠くに飛ばすため
には、上空にある電離層と呼ばれる特定の周波数を反射する層が影響することを、ここでは理解してください。前述でも既述したEスポ(スポラデックE層)
もその一つです。この電離層は、太陽から放射される太陽風に影響されるため、太陽風が多く発生する太陽黒点が多い時期には、電離層が不安定になり、受信状態
も悪くなります。よって、微小出力局を狙うようなDxerたちは、この太陽黒点の活動にも注意するようになります。
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
9.受信設備専門
BCLを楽しむ人たちには、ラジオやアンテナが必須アイテムになりますが、放送を楽しむだけでなく、ラジオそのものに魅力を持ち、
多種多様なラジオを集めている人たちもいます。また、自作ラジオで放送を受信することに力を入れている方たち、アンテナの性能を向
上させるため、創意工夫をされている方たちもいらっしゃいます。こうした方たちは、受信設備の専門家と言ってよいでしょう。
35年前のBCLブームのときには、いろいろなラジオが発売されました。最近、三才ブックス社から「BCLラジオカタログ」という往年のラジオを紹介
する冊子も出版され、当時、BCLを趣味としていた人たちは、憧れのラジオを見て、昔を懐かしんだことでしょう。近年、当時のラジオがオークション等
で高値で取引され、当時のラジオを手に入れたいと望む人たちも少なくないことでしょう。
当時のラジオを集め、当時の状態に性能調整される方たちもいらっしゃいます。当時のラジオを紹介されているホームページもあります。
また、放送を受信するために重要な設備としてアンテナが上げられます。近隣の局や高出力の局を受信するだけの人たちにとっては、ラジオを購
入して、内蔵アンテナやロッドアンテナで十分でしょう。ただし、如何に遠方の局、微小出力の局を受信できるか、如何に雑音を少なく受信できるかと
いうことを望む方には、アンテナの追求が必須となります。ここに良い例を紹介しておきましょう。
下記URLでは、同じ受信機(ラジオ)でアンテナを替えて、どれだけ受信性能が異なるか紹介していますので、是非、一度耳で聞いて、アンテナの重
要性を、認識してください。今まで、BCLを行っていた方でも、アンテナを替えるだけで、これだけ受信状態が違うのか実感できると思います。
●40mのロングワイヤアンテナで受信した音声
●影山さん設計の同調式アンテナで受信した音声
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/Longwire45.wav
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/Loop7.wav
ここをクリックす
ると音声再生が
できます。
上記の音声は、アンテナ切替器によってアンテナを瞬時に切替かえて音声録音したものですので、同時刻、同受信機でどれだけ受信状態が違って
くるか体感できると思います。この同調式アンテナも、アンテナ性能向上の課題に取り組んでおられる方が設計されたもので、私自身、アンテナ作成
時にアドバイスを頂きました。
これらの方々は、BCLであって、また受信設備の専門家と言ってよいでしょう。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
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第1章 BCLを始めよう
1.2. BCLの楽しみとは?
10.放送局めぐりをする方
BCLを楽しんでいるうちに、ラジオ番組で手紙を紹介されたり、手紙に直筆の返信を頂いたりしているうちに、放送局に親近感を持つ
ようになります。そのうちに、この局を是非、訪問してみたいと思うようになるのは、自然の流れでしょう。
これを実行されている方々も、沢山いらっしゃいます。海外旅行に行く際、事前にアポイントメントを取って、憧れの局を覗いてみるのも、良い思い出
になるでしょう。突撃訪問でも局に入れる場合がありますが、やはり事前アポイントメントが良いでしょう。機会があれば、番組に出演してみないかと
言われるかもしれません。
ここまでくれば、BCLの貴方は、BCLマニアと言ってよいでしょう。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
16
第1章 BCLを始めよう
1.3
1.3. BCLの始め方
BCLの始め方
1.ラジオを手に入れる
BCLをはじめるには、まずラジオが必要です。自宅にあるAM/FMラジオから始めるのも良いでしょう。私自身、BCLを始めた当
初は、レコード・プレイヤーについていたラジオを聴くことから始めました。前の章でも記述しましたが、海外の放送を受信するために
は、AMラジオでも可能ですが、遠方の放送を受信するとなると、やはり短波放送(SW)を受信できるラジオを購入する必要があります。
残念ながら、現在、近隣の電気店では、このSWを受信できるラジオを置いていません。メーカー取り寄せでカタログ注文するか、イン
ターネット等で購入するほうが早く手に入ります。
各社のラジオの性能比較をするなら、インターネットで紹介しているサイトを参考にするのも良いでしょう。下記サイトでは、現在手に
入るラジオの性能評価なども紹介していますので、是非、参考にしてください。
●「AMラジオ遠距離受信の部屋」
http://www.oyakudachi.net/amradio/amradio_top.htm
ちなみに、私が普段使っているラジオは、下記の3機種になります。
●ICOM社 IC-R75
通信機型受信機で、性能抜群の機種です。価格は、秋葉原のアマチュア無線専門店で¥65,000程度で
手に入れましたが、楽天では、¥75,000.-から¥85,000ぐらいの価格で販売しています。この機種では、
受信DSPユニットや455kHzSSBワイドフィルターなどのオプション製品も一緒に購入したほうがよく、価格的には、
秋葉原で¥100,000.-弱の価格になってしまいます。(ビギナーにとっては、少し高価かも)
ICOM IC-R75
●SONY ICF-SW7600GR
高性能ポータブル・ワードワイド・ラジオで、価格も実売¥32,000.-ぐらい。ポータブルラジオとしては、
性能抜群です。
●DENGEN DE1103DRM
中国製短波ラジオとしては、非常にコストパフォーマンスの良い機種で人気も高いラジオです。
パソコンと繋げることでノイズの無いDRM放送も受信でき、おすすめのラジオ。価格は、¥13,650.有限会社アイキャスエンタープライズ http://icas.to/index.htm
ワールド無線 http://world-musen.com/
●その他
国産では、SONYが短波ラジオを販売しています。数千円のものもあるので、
SONYのホームページにて、ワードワイド・ラジオをご参照ください。
http://www.jp.sonystyle.com/Qnavi/Main/p_audio_003009_list1.html
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
SONY ICF-SW7600GR
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DENGEN DE1103DRM
第1章 BCLを始めよう
1.3. BCLの始め方
2.アンテナを設置する
ラジオを手に入れたら、次にアンテナを設置しましょう。中波やFM波を受信する場合、ラジオ内臓のロッドアンテナで十分楽しむことは
できます。ただし、通信機型ラジオのようにアンテナを持っていないラジオもあります。そのような場合、アンテナ端子に外部のアンテナを
接続する必要があります。また、短波(SW)放送のように(AMでも)遠方の電波をキャッチするためには、やはり外部アンテナを使う方が
良いでしょう。アンテナには、屋内型アンテナと屋外型アンテナがありますが、やはり設置可能であれば、屋外にアンテナを設置するほうが、
受信性能は向上します。屋外アンテナの代表的なアンテナには、ロングワイヤーアンテナなどがあります。ビニール銅線を長く張っただけの
ロングワイヤーアンテナでも十分効果が上がります。海外の微小電波をキャッチするには、高価な専用アンテナを設置する必要がありますが、
インターネットにて、アンテナの電子工作を説明しているサイト(下記、影山さんのサイト:⊿LOOP7アンテナの作り方)もありますので、
これらのサイトの情報を参考に自作するのも良いでしょう。まずは、ロッドアンテナや外部アンテナ端子にビニール銅線をつけて、屋外に長
く張りだし、ロングワイヤーアンテナでBCLを開始してみましょう。
●「KAGEYAMA HOBBY HOMEPAGE」
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/akage/index.html
左図は、私がBCLを楽しむ受信環境です。アンテナは、影山さんのサイ
トで紹介された⊿LOOP7とベランダの手摺に設置したロングワイヤー
アンテナを使用しています。またアンテナ切替器も購入すると高価なの
で、自分でスイッチを買ってきて、作ってしまいました。ハンダゴテ片手
に日曜電子工作という楽しみも増えました。
(アンテナ性能の比較)
ロングワイヤーアンテナと同調式⊿LOOP7で同じ受信環境でもどれだ
け受信状況が変わるか、前述の1.2.「9.受信設備専門」のページでも紹
介しましたが、再度、下記URLにて確かめてみてください。
●40mのロングワイヤアンテナで受信した音声
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/Longwire45.wav
●影山さん設計の同調式アンテナで受信した音声
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/Loop7.wav
上記URLをクリックすると音声再生できます。比較音を確認して見て下さい。
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http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
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第1章 BCLを始めよう
1.3. BCLの始め方
3.ノイズ対策をしっかりと
ラジオ、アンテナが揃ったら、「Let’s DX」ですが、微小電波の放送局や遠方の放送局を是非狙ってみたいという方の場合は、是非、ノ
イズ対策をしっかり行いましょう。ノイズ対策には、いろいろな対策があります。この項では、それぞれの対策について、簡単に記述してみ
ます。下記の対策は、BCLを行っている方々のホームページで紹介されている方法で、私自身実行してみて、効果があった対策ですので、
是非、試してみてください。
●ノイズの少ないアンテナを選ぼう
前述でも記述しましたが、ラジオの次に重要なのがアンテナ選びです。長いロングワイヤーを張ったとしても、現代のノイズ源の多い都会
では、かえってアンテナがノイズを拾って、微小電波をつぶしてしまう可能性があります。やはりノイズの少ない(ノイズに強い)アンテナ
の選択が一番大切でしょう。
●電源コンセントノイズ対策
ポータブルラジオの場合、電池で稼働するものが多く、電池稼働であれば家庭電源からのノイズの影響を受けることも少なくなります。
ただし、ラジオの傍に電源タップなどがあると、その電源ノイズをひらってしまうことがあります。なるべく、家庭電源からラジオを離して
おくことも重要です。ただし、通信機型ラジオを使っている場合は、そもそも電池で稼働しないものも多く、家庭電源からのノイズ対策は必
須となります。家庭電源のコンセントにノイズプロテクタやノイズフィルタタップなどを付けるのも有効です。
●家電機器の電源ノイズ対策
家電機器の電源ノイズなどもしっかり考慮しましょう。私の場合、ラジオの入力するコード類や近く似ある家電製品の電源コードに片っ端からノイズ対
策用のフェライトコアを数珠つなぎにつけてノイズ対策を行っています。家電機器のノイズ源を調べる方法は、部屋の中の家電製品の電源をいったん全
てオフにして、ラジオを聴きながら、他の家電製品の電源を1つずつあげていく方法が有効です。私の場合、この方法でわかったのが、ディスクトップPC
が最大のノイズ源でした。その後、ディスクトップPCの電源コンセントは、別系のコンセントから取る。PCとラジオの距離を置くなどで、ずいぶんノイズ対
策ができました。
地味な作業ですが、BCLに大敵なノイズ対策は、意外とBCLライフを快適にしてくれることでしょう。
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第1章 BCLを始めよう
1.3. BCLの始め方
4.周波数と放送時間を調べよう
ラジオとアンテナが揃ったら、いよいよラジオ番組の受信です。ラジオの電源を入れて、ダイヤルを回し受信周波数に合わせます。
最近のラジオでは、周波数をダイレクト入力する機種も多く、周波数さえわかれば、簡単に対象の番組を受信することができます。
周波数を調べる方法は、下記のいろいろな方法があります。
●近隣地域のAM/FMラジオであれば、新聞のラジオ番組表を見るのも良いでしょう。
●夜間、遠方の国内AM/FMラジオ受信を目指すなら、定期的に発行される雑誌を購入するのも良いでしょう。バックナンバーなども
アマゾンドットコムなどで購入できますので、本屋においていなくとも大丈夫です。
-三才ブックス社「ラジオ番組表」春版、秋版
-三才ブックス社「ラジオマニア」
-三才ブックス社「周波数帳2008」
●短波(SW)放送を受信する場合には、上記の「周波数帳2008」でも良いですが、やはり下記洋書を購入したいですね。海外放送局を受信する方
には、全世界の周波数情報だけでなく、ベリカード取得のため受信報告書を送る放送局のアドレス情報、ベリカード受信のための注意事項なども
書かれており、下記の洋書は必須アイテムと言っても良い本です。これらの本もアマゾンドットコムで購入できます。
-World Radio Tv Handbook 2008
-Passport To World Band Radio 2008
アマゾンドットコムのURL http://www.amazon.co.jp/
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第1章 BCLを始めよう
1.3. BCLの始め方
●インターネットで周波数を調べる
聴きたい放送局の情報を、前述の本で調べ、最新の周波数は、各局のホームページで確認するのも良い方法です。海外の放送局の場合、周波数
は、春と秋に改定するのが、一般的です。後述で電波の特性について、記述しますが、季節によって、周波数帯域の受信状況が異なってくるからで
す。また、海外のDXクラブの情報や国内のBCL専門サイトや個人ブログサイトで確認するのも良いでしょう。
また、リアルタイムな受信情報を交換するBBSサイトもあります。これらのサイトを覗いて、BCLという同じ趣味を持つ仲間と情報交換するのも、
楽しい時間になるでしょう。下記のサイトは、筆者が日頃お世話になっているサイトです。一度、試しにアクセスしてみてください。
(海外DXクラブ情報サイト)
◆「PRIME TIME SHORTWAVE」(英語放送情報提供)
◆「Africalist」(アフリカ局情報提供)
◆「The British DX club」(イギリスのDXクラブ)
http://www.primetimeshortwave.com/
http://www.africalist.de.ms/
http://www.bdxc.org.uk/
(国内個人サイト)
◆「BCL岩沙さんのお家」(筆者のサイトの宣伝)
◆「BCL岩沙さんのお家ブログサイト」(筆者のサイトの宣伝)
◆「影山さんのBBS情報交換サイト」(リアルタイム情報)
◆「赤林さんの月刊短波」(短波情報の老舗)
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
http://blogs.dion.ne.jp/k_iwasa/
http://6103.teacup.com/akage/bbs
http://www5a.biglobe.ne.jp/~BCLSWL/
それでは、ダイヤルを合わせてBCLを始めてみましょう。Let’s DX !
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第2章 ベリカードを集めてみよう
2.1
2.1. 受信報告書を書く
受信報告書を書く
第1章でも説明しましたが、BCLの中でもっともポピュラーな楽しみの1つにベリカードを集めるというものがあります。ベリカードを
取得するには、放送局に受信したことを証明してもらわねばなりません。そこで必要となってくるのが、受信報告書を書くという作業に
なります。受信報告書の書き方は、簡単です。受信報告書には、次の点を明記すればよいでしょう。サンプルとして、受信報告書の例を
掲載しておきます。昔は、受信報告書記入用紙が、電気屋さんなどで売っていましたが、今ではPCなどで作成したものを使っています。
[資料-1 受信報告書(日本語例)ご参照]
● 放送局名
● 受信日時(FROM、TO)
時間表示は、GMT(日本時間-9時間)で表示するか、JST(日本時間)をはっきり明記しましょう。
● 受信周波数(kHz、MHz)
● 使用言語
● 受信内容(時間、放送内容)
● 受信状況(SINPO)※SINPOについては、次の項で説明します。
● 受信機(メーカー、型式)
● アンテナ仕様(例えば、ラジオ添えつけのアンテナなら、内蔵アンテナでいいでしょう)
屋外アンテナの場合は、地上からの高さや、アンテナの長さなどを記述します。
● 感想(番組を聴いた感想は、何よりも喜ばれます。必ず書くようにしましょう。内容がよければ、QSLカードだけでなく、
各放送局のオリジナルステッカーやペナントなど送ってくれる場合があります。)
● 受信者の情報(氏名、住所、生年月日、年齢、職業など)
※生年月日や年齢、職業は、その放送局が、受信者の統計を取っている場合があるため記述します。
以上の内容で、受信報告書を各放送局に送れば、ベリカードが送られ
てきます。それと礼儀として、返信用切手と返信用住所を刷った
ラベルシールを同封しておくのもベリカードの返信率を上げるポイント
となります。(ベリカードは、受信内容を確認してもらえれば、多くの
場合、返送されてきますが、100%返送されるものではないため、
この点には、気を付けましょう。特に海外放送の場合、返信率の低い局
もあります。返信が無かったとしても怒らないように!返信率の低い
放送局からベリカードを取得するのもBCLの醍醐味ですから、
もし、返信率の低い局からベリカードがGetできたら、自慢の一品に
なるでしょう。)
①ラジオを聴いて、受信報告書を作成しましょう。
④QSL 発行
②放送局へ報告書を郵送。返信切手などを同封しましょう。
番組内容の確認ができると③
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ラジオ局
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第2章 ベリカードを集めてみよう
2.2
2.2. 受信状況表示(SINPO)
受信状況表示(SINPO)
受信報告書のなかで、記述するSINPOについて、少し説明しておかなければなりませんね。これは、受信状態を示す世界共通の表示項
目になります。国際電気通信条約附属無線通信規則付録第15号に記載されている決まりです。更に詳細表示した内容としては、SINPFEMO
略語などがありますが、一般的にBCLで使うのは、SINPO表示になります。
S(Signal:信号強度)、
I(Interferance:混信)
N(Noise:雑音)
P(Propagadion-disturbance:伝搬障害)
O(Overallmerit:総合評価)
SINPOのそれぞれのアルファベットの意味は、上記に記述した意味を表し、それぞれの状態を1~5の数字の5段階評価で評価します。と
いってもSINPOは、個人の耳で聞いた感覚で付けることとなり、正確な各段階の切れ目をどう評価するか、なかなか難しいのが
実情です。たとえば、信号が強く=4、他局などの混信が全く無く=5、雑音は少しある程度=4、伝搬障害(受信状態に波が少しある程
度=4)、の場合、総合は、一番低い値に合せ=4としてSINPO=45444と言うように表記します。番組を聴いていても、この受
信状態ヘ、刻一刻と変化しますので、その変化を時間と合せて記述するのが良いでしょう。BCLで難しいのは、この評価付けですね。
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第2章 ベリカードを集めてみよう
2.3
2.3. 受信報告書を何処に送ればいいの?
受信報告書を何処に送ればいいの?
ラジオを聴き、受信報告書を作成し、さて、何処に 受 信 報告書を送ればよいのでしょうか。基本的には、その放送局に送ればいいのですが
、海外の放送局の場合、送信している局ではなく、番組制作会社に送らなければ ベ リ カ ー ド を発行してもらえない場合もありますので、こ
の点注意しましょう。放送局の住所は、第1章 1.3.「3.周波数と放送時間を調べよう」で記述した専門誌や各局のホームページなどで調べるこ
とができます。
住所を記載する場合、受信報告書在中を記述するのが良いです。局の方で、受信報告書受付担当者に回付してくれる確率も高くなり、返信
率も高くなるでしょう。また、最近インターネットを使ってメールで受信報告書を送る場合がありますが、基本的にメールに貼付したファ
イルを送った場合、各放送局にてウィルスメールとして扱われ、ファイルを開けてもらえず、ついてはベリカードも発行してもらえない場
合がありますので、注意が必要です。(海外の放送局の中には、Radio Canada InternationalやKBS World Radioのように、ホームページ
から受信報告を受け付けてもらえる局もあります)
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第2章 ベリカードを集めてみよう
2.4. 受信報告書を送るときの注意事項
2.4 受信報告書を送るときの注意事項
海外に受信報告書を送る場合、どんなことに注意すればよいのでしょうか?ここでは、そのことについて簡単にふれておきます。
●相手放送局の住所記述の時に
海外の放送局ですから、当然、受信報告書を受け取る方は、外国の方です。日本人が受け取るのではなく、その国の方が受
け取る前提で、受信報告書を送らないと、言葉のわからないレターが送ってきたなという印象を与えるだけですね。まず、
日本語番組の海外放送局に、受信報告書を送る場合、放送局名称の下に(Japanese Section ) などと表示するのも良いかも
しれません。また、(Reception Report)と受信報告書が同封されていることを表示するのも良いでしょう。
●返信用住所のラベルを同封する。
ベ リ カードを返信していただく場合、住所を記入してもらう必要がありますね。世界から受け付ける受信報告書に対して、
いちいち住所を記入し、 ベ リ カードを発送することは、結構大変な作業となります。やはり相手の気持ちに立って、住所ラ
ベルシールなどを同封するのも良いです。
●IRC(国際返信切手券)を同封する。
これも、こころ使いの一つですが、ベリカードを返送してもらうため、その郵送料を負担するということです。
海外の場合、この国際返信切手券を同封します。放送局によっては、この国際返信切手券を義務付けしているところもある
ので、注意してください。この国際返信切手券は、郵便局で、1枚150円で購入できます。国際返信切手券は、各国の郵
便局で、最低価格の国際郵便料金に対応した切手と交換してくれる国際共通券になります。よって、遠方地の場合、複数枚
のIRCが必要な場合もあります。第1章で紹介した専門書でも、各局がIRC何枚を要求しているか記述している箇所があり
ますので、参考にすると良いでしょう。
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第3章 電波の知識
3.1
3.1. 電波の種類
電波の種類
第1章でも少しふれましたが、電波と一言で言っても、その波長によって、その電波特性が異なり、種類分けすることができます。
皆さんは、ラジオを買うとき、ラジオにAMやFMと言う表示があるのに気づきませんか。これが電波の類の1つになります。ラジオに
使われている電波には、これら以外にもいろいろな種類があります。この章では、電波の種類とその特性について、簡単に説明したいと
思います。はじめノ電波には、どんな種類があるのでしょうか。次に電波の種類をあげて見ます。
●長波
●中波
●短波
●超短波
●極超短波
●マイクロ波
前述のAMは、中波になります。FM放送やテレビ放送は、超短波、UHFテレビは、極超短波、衛星放送は、マイクロ波になります。
短波は、3,000kHz~30,000kHzの間の周波数帯域を言い、比較的少ない出力の電波でも遠くまで届くため、遠距離通信に向き、ラジオの
海外向け放送に広く使われています。日本のちょうどの裏側に当たるアルゼンチンからも受信できるのが、この短波になります。
では、なぜ短波放送は、遠くまで電波が届くのでしょうか。それは、次の図のように、短波が、地球上空にある電離層(電波を反射する
層とお考えください)の一番外側の層に反射するからです。電離層に反射した電波は、地上に届くと、また反射を繰り返し、どんどん電
波の力は弱まります。短波は、他の電波と異なり、この反射の繰り返しが少なくすむ分、遠くまで電波が届くのです。逆にテレビやFM放
送の場合、電離層を突き破ってしまうため、直線的にしか電波は、届きません。次の項では、代表的な電波について、それぞれの電波特
性を詳しく解説してゆきます。
超短波
F 層(200~400Km)
E 層(100Km)
D 層(70Km)
長波
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中波
短波
26
第3章 電波の知識
3.2
3.2. 中波(AM)
中波(AM)
最初は、国内のローカルラジオ放送(AM放送)によく使われる中波について説明します。中波は、300kHz~3000kHzの周波数帯域の電
波を示し、下図のように上空100kmにある電離層(E層)によって、地表に反射される特性を持っています。しかし、日中は、E層より地
表に近いD層によって、電波が吸収される特性も持っているため、日中には、電離層の反射による電波が、ほとんど届かず、直接波によ
る受信しか望めません。しかし、太陽が沈む夜間になるとD層がなくなってしまうため、中波は、上空のE層まで電波が届き、その反射に
よって、遠くまで電波が届くようになります。昼間聴いていても、ローカル局しか入らないのに、夜間になると中国やロシア、韓国など
の海外放送(外国の言葉による放送)が聞こえてくるのも、この理由からです。
「中波DXの狙い目は、夜間」と覚えておきましょう。
日中
夜間
E層
E層
D層
放送局
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放送局
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第3章 電波の知識
3.3
3.3. 短波(SW)
短波(SW)
次に国際放送によく利用される短波について説明します。短波は、3000kHz~30MHzの周波数帯域の電波を示し、下図のように上空のE
層や200km~400kmにある電離層(F層)によって、地表に反射される特性を持っています。また、中波と異なり、昼夜に関係なくD層
によって、電波が吸収されることもありません。このため、短波は、小出力でも遠くに届く電波になり、各国の海外向け国際放送に良く
利用されています。ただし、高くにある電離層は、太陽活動の影響を常に受けるため、黒点が多く発生する太陽活動が活発な時期には、
電波が不安定になったり、季節や昼夜によっても、周波数帯域の受信しやすい帯域に変化が生じます。一般的に昼間は、Highバンド、夜
間は、Lowバンドが受信しやすく、夏は、Highバンド、冬は、Lowバンドが受信しやすいと言えます。この特性から、多くの国際向け放
送では、夏の時期(A)と冬の時期(B)で周波数を変えて放送を行っています。よく、ホームページなどで、A07スケジュールとかB07
スケジュールと読んでいるAxxとかBxxとは、20xx年の夏スケジュール/冬スケジュールという意味です。通常は、3月と10月に周波数変
更を行います。
F層
E層
D層
放送局
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第3章 電波の知識
3.4. 超短波(FM)
3.4 超短波(FM)
FM放送というと皆さんのお分かりだと思いますが、テレビ放送(TV)やアマチュア無線(VHF)なども、この超短波の部類に入ります。
日本国内のFM放送は、75MHz~90MHzの帯域で放送されていますが、この超短波ほど周波数が高くなると電離層を突き抜けてしまう
特性を持っており、電波は、直接波しか受信することができません。このため、FM放送は、中継局を数多く設置して放送を行っています。
FM放送の遠距離受信は、通常は、不可能と言ってよいでしょう。昼夜を問わず、通常FMラジオから聞こえてくるのは、一定の放送だけ
ですよね。ただし、このFM放送の遠距離受信ができることもあります。それが「Eスポ」受信と呼ばれるものです。第1章でも記述しま
したが、「Eスポ」とは、スポラディックE層と呼ばれる超短波でも反射してしまう高密度の電離層のことです。この電離層は、5月から8
月頃にかけて、昼間に突発的に発生する電離層で、この「Eスポ」が発生すると、通常受信できない遠方のFM放送も受信することができ
ます。DXerの中には、この「Eスポ」を狙って、遠方のFM放送を受信することに力をいれている方もいらっしゃいます。
F層
E層
Eスポ層
D層
放送局
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第4章 放送局識別方法
4.1
4.1. 放送局識別方法
放送局識別方法
ラジオを聴いていて、この局は、どの放送局かわからないことが良く有ります。受信報告書を各局に送付するためには、まず、聴いてい
る放送局がどこの局か識別する必要があります。では、放送局の識別は、どうすればよいのでしょうか。次に、その代表的な例をいくつ
か挙げてみましょう。
●局名紹介を聞き取る。
●インターバルシグナル(IS)で確認する。
●専門誌「Passport to World Band Radio」のブルーページの周波数タイムテーブルで確認する。
●インターネットのBBSサイトや情報サイトで確認する。
まずは、番組の中で紹介される局名紹介を確認することでしょう。局名紹介は、BCLの世界では、ID:Identificationと表記したり、またはSA:Station
Announcementと表記したりします。この局名が確認できれば、やはり一番確実と言えます。日本語および英語のアナウンスは、比較的容易に
確認できますが、ではそれ以外の言語で紹介される局名は、聞き取れるのでしょうか。これも慣れです。BCLを続けていると、各国語がわからなくて
も、このIDだけは、各国語でも確認できるようになるから不思議です。海外のホームページでは、各局のIDを紹介しているサイトもありますの
で、いろいろな言語で紹介されるIDを聞いて、その言い回しの特徴をつかむのも良いと思います。ここにその代表的なサイト
「INTERVAL
INTERVAL SIGNAL ONLINE」を紹介しておきます。URLは、
ONLINE
URL
http://www.intervalsignals.net/
2番目は、インターバルシグナル(IS)で確認するという手段が有ります。このインターバルシグナルについては、次の項で説明します。
3番目は、専門誌「Passport to World Band Radio」のブルーページで調べるです。この専門書には、ブルーページという周波数毎に局名
/放送時間/放送言語を表記したタイムテーブルが容易されており、受信している周波数と時間さえわかれば、参考にどの局かあたりを
つけることが出来ます。ただし、この方法であたりがつけられたとしても受信報告書を記述するには、少なくともISかIDを確認する必要
があります。IDを確認するにしても、局のあたりが付けられたら随分確認しやすくなります。
4番目としては、インターネットのBBSサイトで、同じようにBCLを趣味としている方々と情報交換するということです。同じ趣味
を持つ方々は、意外と親切な方が多く、気軽に質問すれば、思った以上の回答をしていただけることもあります。また、このような同じ
趣味を持つ方々との情報交換によって、珍しい局が受信できるかもしれません。
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第4章 放送局識別方法
4.2
4.2. ISとは?
ISとは?
前述でも記述しましたが、ISとは、インターバルシグナル(Interval Signal)のことです。インターバルシグナルは、聴取者に対して、
自局の放送開始や終了を知らせるため用意しているシグナルで、各局各様の音楽や音声で構成されています。各局のインターバルシグナ
ルさえ知っていれば、各国の言語を知らなくても、局名アナウンスを聞き逃しても、その局がどこの局か識別することが出来ます。下記
に、筆者が受信録音した代表的なインターバルシグナルと開始アナウンスの音声を掲載しました。下記URLをクリックして音声を再生し
てみてください。
また、前頁で紹介した「INTERVAL SIGNAL ONLINE」というサイトでは、各局の美しいインターバルシグナルを多数掲載しています。
●Voice of Russia
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/VORussia.WAV
●Voice of Mongolia
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20060617Mongolia.wav
●AWR/KSDA希望の声
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/AWDKSDA.WAV
●Trans World Radio - Swaziland
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20070609TWRSwaziland.wav
●Islamic Republic of Iran Broadcasting (IRIB)
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/IRIB.WAV
●Voice of Indonesia
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/RRI.WAV
●Voice of Tibet
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/VOTibet.WAV
●Radio Nederland
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/Nederland.WAV
●Star Radio
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/Star.WAV
●China Radio International
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/peking.WAV
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31
第4章 放送局識別方法
4.2. ISとは?
●KBS World Radio
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20060109KBS.WAV
●RAI
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20060205RAI.WAV
●Radio Thailand
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/Thailand20060205.WAV
●Vatican Radio
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20060423Vatican.wav
●HCJB World Radio
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20060603HCJB.wav
●KNLS
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20070421KNLS.wav
●Voice of Turkey
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20070323Turkey.wav
●Radio Nacional de Venezuela
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20070218RNVenezuela.wav
●RAE
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20071123RAE.wav
●All India Radio
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20060917AIR.wav
●Radio Bulgaria
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20070923Bulgaria.wav
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32
第5章 DRM放送
5.1
5.1. DRM放送とは?
DRM放送とは?
この章では、昨今、短波国際放送局が導入している新しい放送方式のDRM放送について、説明します。
DRMとは、Digital Radio Mondiale=デジタルラジオ放送の略称になります。従来のアナログ送信方式に変わり、デジタル送信を行うものです。
アナログ送信との違いは、何かというと、デジタル方式では、信号の補正が可能であり、ここでは、詳しい仕組みについては、説明しませんが、簡単
に言うと、近くのFM民放局の放送を受信するようにノイズの無いクリアな受信ができるということです。
前述で新しい放送方式と述べましたが、その技術は新しいものではなく、各国では既にDRM方式による放送は、早くから行ってきました。ただし、
DRM放送を受信できるラジオの普及が進まないなどの理由もあり、少し前までは、アジア地域で受信できる放送局が少なかったと言えます。
昨今、アジア地域でも受信できる放送局が増えてきました。
5.2
DRM放送を受信するには?
DRM放送を受信するためには、DRM放送を受信しデジタル信号を音声に置き換える仕組み(装置)が必要になってきます。前述でも記述しましたが、
まだまだ、DRMを受信できるラジオは少なく、DRMを受信するためには、方法を取る必要があります。
1.DRMラジオを用意する
①DRMを自作する
DRM放送を受信するラジオが無いなら、既存のラジオを改造して、DRM放送が受信できるように自作してしまえということです。この方法で、DRM放
送を楽しんでおられる方々がいらっしゃいます。また、個人のホームページで詳しく、その仕組みを紹介されておられる方も、いらっしゃいます。大阪
の影山さんのホームページ(http://www.kit.hi-ho.ne.jp/akage/bclhome.html )では、SONY ICF-SW7600GRを改造して、DRMラジオを作成する方法を
詳しく説明しています。ただし、電子工作の腕に自信のある方限定と言えるでしょう。あくまでも、メーカーのラジオを改造するわけで、もし失敗したとし
ても、その責任は、仕組みを紹介している方ではなく、その仕組みを取り入れる個人の責任になります。電子工作に自信の無い方には、おすすめで
きません。我こそはという方には、おすすめします。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
33
第5章 DRM放送
5.2. DRM放送を受信するためには?
② DRMコンバータを利用する
REDSUN社RP2100などのIF 455kHz AM出力端子を持っているラジオをお持ちの場合、外付けで、DRMコンバータなどを接続して、DRM放送を聴
くことができます。有限会社アイキャスエンタープライズは、この装置として、 DRM-455-12という455KHz→12KHz DRM/SSBコンバータ製品
(¥5,250.-)を販売しています。電子工作が苦手の方には、おすすめですが、あくまでも455kHz AM出力端子を持っているラジオをお持ちの方限定に
なります。
有限会社アイキャスエンタープライズ社販売(※)
DRM-455-12 (¥5,250.-)
③ DRMラジオを購入する。
電子工作も苦手。IF455kHzAM出力端子を持っているラジオも無い方で、それでもDRM放送が聴きたいという方には、この際、DRM機能がもともと
用意されているラジオを購入する案をおすすめします。ただし、DRM機能をあらかじめ用意しているラジオは、きわめて少なく、Mophy Richards社の
受信機、香港のHimalaya社ラジオなどが有名ですが、国内通販で購入できるラジオとしては、有限会社アイキャスエンタープライズ社が通信販売を
行っているDENGEN社DE1103DRM(¥13,650.-)などがコストパフォーマンスの良いラジオです。私も、このDENGEN社DE1103DRMを購入しました
が、この中国製のラジオは、ポータブルにあって、選択度も良く、通常の短波ラジオとしても十分使えるラジオのため、再びBCLを始めたい・持ち運び
用の2ndポータブル短波ラジオがほしいという方には、おすすめです。
有限会社アイキャスエンタープライズ社販売(※)
DENGEN社 DE1103DRM (¥13,650.-)
※有限会社アイキャスエンタープライズ社通信販売サイトは、 http://icas.to/index.htm
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
34
第5章 DRM放送
5.2. DRM放送を受信するためには?
2.DRMソフトを用意する
DRM放送を受信するためには、DRMラジオ自体単体で放送を聴けるものと、パソコンとつなぎパソコンソフトを介して、デジタル信号をアナログ音声
に変換して、放送を聴くものと2つの方式があります。まだ、DRMラジオ単体で放送を聴けるものは、少なく、先に紹介したDRMコンバータ、ICFSW7600GR改造ラジオ、DE1103DRMラジオもパソコンとつなぎ、パソコンソフトを介さないと放送を聴くことはできません。ここでは、このパソコンを
使った音声出力の方法を説明したいと思います。
①パソコンとDRMラジオ(もしくはDRMコンバータ)を接続する。
まず、パソコンとDRMラジオ(もしくはDRMコンバータ)を接続する必要があります。DRMコンバータやDRMラジオとパソコンを接続には、専用ケーブ
ルが必要となる場合がありますので、DRMラジオ(もしくはDRMコンバータ)付属の説明書を必ずお読みください。通常、ケーブルは、パソコンのマイ
クI/Fもしくはライン入力端子に接続します。
②パソコンにDRMソフトをインストールする。
DRM放送を聴くには、ラジオからパソコンの音声入力端子に入ってくるデジタル信号をアナログ音声化するためのソフトウェアを導入する必要があり
ます。このソフトウェアとして有名なのがフリーのソフトウェアであるDreamです。このソフトウェアを下記URLからダウンロードし、指定の設定を行うこ
とにより、DRM放送を聴くことができます。詳しい設定方法は、有限会社アイキャスエンタープライズ社の通販サイトのDE1103DRM紹介ページをご
参照。
Dreamダウンロードサイト
http://pdis.rnw.nl/norbert/inst_dream.exe
㈲アイキャスエンタープライズ社DE1103DRM紹介ページ(右記URLを表示し「DRM受信への道」をクリック)
http://icas.to/lineup/de1103drm.htm
右記は、Radio New Zealand
International(RNZI)のDRM放送
をDreamで受信したところ。下記
URLでは、その時の音声を聴くことが
できます。
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/WAV/20080610RNZI-DRM.wav
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http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
35
第5章 DRM放送
5.3
5.3. DRM放送の周波数は?
DRM放送の周波数は?
DRM放送を行っている国際放送局は、まだまだ少なく、またアジア地区で聴ける放送は、限られています。下記URLで、DRM放送の放送時間と周
波数を確認することができますが、各局の周波数が変更されることも度々あるため、詳しくは、各放送局のホームページで確認することを心がける必
要があります。アジアで聴けるDRM放送を行っている代表的な放送局は、先のページで紹介したRadio New Zealand International, Voice of Russia,
Deutsche Welle、R.Kuwaitなどです。
特にRadio New Zealand Internationalの早朝5:51-11:58のDRM放送(13730kHz)は、放送開始直後、良好に受信できます。是非、トライしてみてくださ
い。
右記は、Radio New Zealand Internationalのホームページ
に記載されているスケジュール。詳しくは、最新のスケジュール
をホームページから確認願います。
また、下記URLにて、DRM放送局の情報を掲載しています。
http://baseportal.com/baseportal/drmdx/main
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http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
36
第5章 DRM放送
5.4. DRM放送受信状況
5.5. DRM受信時の注意
5.4 DRM放送受信状況
DRM放送は、デジタル放送です。そのため、受信状況によってビット補正が可能であれば、ノイズのないクリアな音声が再生されます。ただし、ビット
補正できない受信状態になると、まったく音声再生できなくなり、ぷっつりと音声は切れてしまう。つまり「0」か「1」かの、正にデジタルの世界というわ
けです。DRM放送を受信してみて、音声再生できない場合は、受信できない状態と考えてよいでしょう。ただし、受信できる状態であれば、民法FM
放送を聴いているように短波ラジオを楽しむことができます。音楽のBGMを聴くには、ベストです。
5.5 DRM受信時の注意
最後に記述したい注意事項ですが、前項で音声再生できない場合は、受信状況が悪い状態と記述しましたが、よくある失敗を記述しておきます。
それは、パソコンの音声入力設定のミスによる受信不可が多いことです。多くの場合、音声入力のドライバー設定が間違っているため、受信できない
ことがあるため、まずは、Dreamソフトウェアを起動して、パソコンで通常の放送に周波数を合わせ、その音声が再生されているかなどもチェックして
見てください。Dreamの設定、パソコンの設定がうまく行けば、素晴らしい環境ができることでしょう。
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
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付属資料 海外日本語放送スケジュール-①
国名称
放送局名
放送時間
周波数kHz
米国
Family Radio
19:00-20:00
7245
米国
グアム
AWR/KSDA
06:00-06:30
22:00-22:30
11850,11980
9805,11975
〒241-8501 アドベンチスト・ワールド・ラジオ
日本語放送「希望の声」係
アルゼンチン
RAE
19:00-20:00
(月~金)
10:00~11:00
(前日再放送)
Streaming
6060,11710
Radiodifusion Argentina al Exterior, Equipo Japones,
Casilla de Correos 555, C 1000 WAF, Buenos Aires,
Argentina
イラン
イラン・イスラム
共和国国際放送
22:30-23:30
06:00-07:00
13755,15555
9690,11765
Voice of the Islamic Republic of Iran, Japanese Section
IRIB External Services
P.O.Box 19395-6767, Teheran, Iran
インドネシア
インドネシアの声
21:00-22:00
9525(11785,15150)
英国
BIBLE VOICE
19:45-20:00(日)
20:30-20:45(日)
5910R
Bible Voice Broadcasting, Japanese Service
P.O.Box 220, Leeds LS26 OWW, United Kingdom
〒169-0073
東京都新宿区百人町1-17-8
淀橋教会HCJB係
(※返信用日本切手80円2枚を同封してください)
※2006年6月3日(土)から日本語放送再開始。
オーストラリア
北朝鮮
HCJB World Radio
07:30-08:00(土日)
15525
チョソンの声
06:00-08:50
16:00-17:50
18:00-21:50
621,3250,9650,11865
621,3250,9650,11865
621,3250,6070,
9650,11865
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
レポート送付先住所
Family Radio, Family Stations Inc.,
P.O.BOX 2140, Oakland, CA94621-1436 USA
Voice of Indonesia, Japanese Section
Jl Merdeka Barat 4-5, Jakarta 10110, Indonesia
朝鮮民主主義人民共和国 平壌
朝鮮中央放送委員会 日本語部
38
付属資料 海外日本語放送スケジュール-②
国名称
放送局名
放送時間
周波数kHz
タイ
ラジオ・タイランド
22:00-22:15
11625
Radio Thailand World Service, Japanese Section
236 Vibhavadi Rangsit Road, Din Daeng, Bangkok
10400, Thailand
大韓民国
KBS国際放送
17:00-18:00
18:00-19:00
20:00-21:00
21:00-22:00
09:00-10:00
11:00-12:00
7275
6155
7275
1170
11810
11810
大韓民国
150-790 Seoul特別市永登浦区汝矣島洞18番地
KBS国際放送局 日本語班
大韓民国
FEBC
21:30-22:45
1566
大韓民国121-707 Seoul麻浦郵通局私書箱88号
FEBC-Korea
中華民国
台湾
台湾国際放送
17:00-18:30
20:00-21:30
21:30-23:00
11605
9735
9735
中華民国台湾 104台北市北安路55号
台湾国際之声 日語節目「玉山」
中国国際放送
07:00-08:00
08:00-09:00
19:00-20:00
20:00-21:00
21:00-22:00
22:00-23:00
23:00-00:00
00:00-01:00
9535,13640
11680,13640
7190,11620
1044,7190,11620
1044,7190,11620
1044,7190,7215
1044,7115,7190
1044,7190,9585
中華人民
共和国
レポート送付先住所
中華人民共和国
1000040北京市石景山区石景山路甲16号
中国国際広播電台日語部
〒152-8691 東京目黒郵便局私書箱78号
中国国際放送局東京支局
ハワイ
福音の宝
/KWHR
13:30-14:00土
18:00-18:30土
17800
9930
〒350-1391 狭山郵便局私書箱13号
「福音の宝」係
ハワイ
主の来臨に備えて
/KWHR
19:00-20:00火木
17:00-18:00土
14:00-15:00日
9930
9930
13650
Ms. Mieko Namihara, P.O.Box 821791, Vicksburg,
MS39182-1791, USA
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
39
付属資料 海外日本語放送スケジュール-③
国名称
放送局名
放送時間
周波数kHz
ベトナム
ベトナムの声
20:00-20:27
21:00-21:27
23:00-23:27
07:00-07:27
9840,12020
モンゴル
モンゴルの声
18:00-18:30
00:00-00:30
12085
21:00-22:00
630,720,7175,7265
22:00-23:00
630,720,7175,7265
,9640
05:30-06:00
6045
23:00-23:30
6015
01:00-01:30
9780
23:30-24:00
11775
ロシア
ロシアの声
しおかぜ
北朝鮮向け
ふるさとの風
「BCL岩沙さんのお家」
http://www.geocities.jp/ka_iwasa/
レポート送付先住所
Voice of Vietnam, Japanese Section
45 Ba Trieu Street, Hanoi, Vietnam
Voice of Mongolia, Japanese Section
C.P.O.Box 365, Ulaanbaatar 211-213, Mongolia
Voice of Russia, Japanese Section
ul. Pyatnitskaya 25, Moscow 115326, Russia
(ハバロスク)
Voice of Russia, Japanese Section
Dom Radio, Room No.407, Lenina 4,
Khabarovsk 680620, Russia
QSLカードは発行しないが、 郵便振替(振替口座00160-9583587 特定失踪者問題調査会)で1000円以上の寄付を
行い、 通信欄に「短波放送のためのカンパ」と記載し、受信
日時、周波数、受信状態を記入した場合にはお礼カードを
発送予定(月刊短波ホームページ情報)
日本政府提供広報用短波ラジオ番組
詳しくは、
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/rati/index.htmlで
確認してください。
QSLカードは発行しない。
40
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