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第31号裏面(PDF:403KB)
活 動 報 告 コラボ談話室 ●6/6(土) 「私の健康法」 話題提供者は山本茂さん。 参加者は16人。山本さんは 「健康とは、肉体的・精神 的・社会的に満たされた状 態であること(WHO)」、「東 洋では気・血・動のバランス が大切と言われてきた」と健康の概念を紹介。 次に、子どもの頃から、3度の手術を受けた最近 までの健康の履歴を紹介。「健康はバランス」 「健康中毒にならない」「生活の中で長く続ける」 と健康雑感を披露。そのあと、布団の上で朝晩 行っているストレッチを実演されました。 その後は、参加者の皆さんで談話が続きました。 ●7/4(土) 「違いはあっていい?」 話題提供者は濱崎定也さん。 参加者は過去最高の28人。 「世界史的にも多様性を否 定して単一化しようとした国 や地域が滅んでいる」「身体 障がい・精神障がいも多様 な個性のひとつという考えもある」、『みんな違っ て、みんないい』ではないかと話題提供をされま した。 その後、参加者による談話が続き、最後に濱崎 さんは、「日中韓一人ずつ編成の30チームによ る提案コンテスト」が、すでに始まっている時代で すと結びました。 ~ 編集後記 ~ 暑い夏、コラボのイベントに参加したり、千里図書館で 本を手にしてみたりして、気分をリフレッシュしてみませ んか? (Y.Y) コラボ大学校 ●6/13(土) 「勇者たちへの伝言」 「空の走者たち」小説で伝えたかったこと 小説家であり放送作家である、増山実さんに登場し ていただきました。皆さん、小説家はイメージしやす いと思いますが、放送作家ってどんな事をする仕事 なの?というクエスチョンがあったようです。川上時子 さんのピアノ演奏が終わり、マイクをお渡しすると、ご 自身の社会人スタートから放送作家として何本もの テレビ番組を持つに至るまでや、小説家としてデ ビューし現在に至るまでの経緯などを、テレビ番組の ナレーションを聞いているかの如く語ってくださいまし た。小説を書こうと思った動機、小説の題はこれだ! と思う瞬間瞬間の出会い・閃きを逃さない感性。肉食 動物が獲物に喰らいつくように、草食動物が草を求 めて何処までも歩き続ける執念のように、世に出る本 を産むんだなぁ!と感じさせられる語りの熱さ。放送 作家として小説家として、自分の中でコラボしておら れるという事を強く感じた、すごく楽しい時間でした。 ●7/11(土) 「戦国武将 原田氏のルーツをさぐる」 豊中市教育委員会の橘田正徳さんにお話いただきまし た。 豊中市内には13か所の居館・城館が存在。原田 城跡(北城)は地味で小規模ながらも住宅地の中にあり、 城の堀割がほぼ確実に把握され、しかも土塁が現存す る城館です。このような良好な保存状態を保った城館は 大阪府では他に例がありません。原田氏は鎌倉時代後 期に登場、南北朝時代に摂津守護の被官(家臣)として 活動、応仁の乱頃社会的に承認されます。戦国時代に は室町幕府、三好三人衆に翻弄。この頃原田城北城廃 城と南城築城。戦国末期、中川氏の転封によって一族 は離散。江戸時代初期、原田村から名実ともに消滅。 原田氏の歴史は平均的な国人(有力者)の一部始終が 追跡できる貴重な事例であり、中世後期の在地社会を 知る指標になるものといえます。ところで、原田氏を含 めた中世の国人は16世紀まで何から収入を得ていたの か? まだ明らかにされていませんが、橘田さんは「実 権を失った国司の代わりに年貢の徴収を請け負い、上 前をはねる立場にあったのではないか」と持論を語りま した。 多文化カフェ ●7/21(火) 画家・井口純 子さんによる「イタリア・日 本半々の暮らしを語る」を 開催しました。井口さんの 作品も3点持参していただ きました。 20年前に人口1500人弱のメルカテッロという町で空 き家を購入。建築家であるご主人の設計で内装を全 面的に改装されました。現在は日伊間を半年ごとに 行き来する生活を送り、画業にも励んでおられます。 井口さんの毎日は近所の2人の主婦との散歩から。 散歩でのお喋りがとても役に立っています。この町で は、記念日や宗教行事など何かにつけ、音楽会や パーティーを開きますが、食べ物はパンとチーズと野 菜があればパーティーになります。老若男女が集ま り、遠慮なく好きな事を話し、お互いの考えを尊重し、 和気あいあいという雰囲気です。この様な生活スタイ ルをうらやましく思いました。 ★ コ ラ ム № 8 ★ ~これからの地域コミュニティ ~ 長生きをすることは、とても素晴らしいことである。 現在、国も包括ケアシステムを進行中ではあるが、 地域では2025年問題に備えて、その環境作りが必 要と考える。 人は誰でも“死ぬまで元気”と思いがちであり、病 気になれば入院し、介護が必要なら施設に入所す ればよいと思うものだろう。しかし、実際は高齢者 の急増により施設も体制も不足し、介護も医療も 自宅で受ける状況が想定されている。特に独り暮 らしは難しくなりそうである。 ついては、地域でお年寄りが互いに支え合える “新たなコミュニティ”が必要になる。これまでの自 治会とは異なるニーズである。これに応える知恵と 積極さが地域に求められている。その環境作りに 先輩諸氏の働きを大いに期待するところでもある。 コラボ市民実行委員(K・K) ※詳しくはブログでも♪ http://www.voluntary.jp/weblog/myblog/651