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`2011.01(正式版) F5Cルール 2011年版 (適用開始 2011年 1月 ) (訳 小森
'2011.01(正式版) (訳 小 森 一 郎 ) 2011.01 FAI・F5C競技ルール 2 0 1 1 年 版 (適 用 開 始 2011.1) 5.5.5 クラスF5C 5.5.5.1 ラジオ・コントロール・電動ヘリコプター 定義 ラジオ・コントロール・電動ヘリコプターとは、名目的垂直軸(1本または複数本) のまわりに、動力によって回転するローター装置から、すべての揚力および並進推力を 得ることによって飛行する重航空機模型をいう。 このローター装置は、電動モーターにより駆動される。 固定された水平支持翼の面積は、揚力を発生するローターによる排気面積の4%まで 許される。 固定水平安定翼または操縦可能水平安定翼の面積は、揚力発生ローターの排気面積の 2%まで許される。 ホバークラフト(地面効果機)、コンバーチ・プレーン、プロペラ後流を下方に曲げて ホバリングを行う航空機は、ヘリコプターとみなされない。 5.5.5.2 4章b 5.5.5.3 模型の製作者 B.3.1項(模型の製作者)はクラスF5Cに適用されない。 ラジオ・コントロール・電動ヘリコプターの一般規格 a)最大ローター直径 屋 外 : 1.15m 屋 内 : 0.75m b)重量:模型の重量に制限はない。 c)動力源: 電気モーター用の電源は、30またはこれ以下の充電式電池から成る。 一次電池、つまり、非充電式電池は禁止とする。 パワーパックの無負荷電圧は、 42ボルトを上回ってはならない。 バッテリー交換は、飛行の間、許されない。 電圧測定を行う場合は、準備時間が始まる瞬間に行なう。 測定後、パイロットには 5.5.5.12に従って5分の準備時間を与えられる。 d)ジャイロ: 電子的レートジャイロの使用はヨー軸周りの回転に関するものに限定する。 e)ローター・ブレード: 全 金 属 の メ イ ン・ロ ー タ ー・ブ レ ー ド ま た は テ ー ル・ロ ー タ ー・ブ レ ー ド は 禁止する。 f)模型からパイロットへ情報伝達するいかなる機器を使用禁止とする。 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 1 '2011.01(正式版) 5.5.5.4 競技区域のレイアウト: F5C 直径 m コンテストエリア・レイアウト 1.5 120°視野 直径2m 飛行禁止エリア 報道関係者 FAI ジャッジ 役員、選手、メカニック 観 のみ 客 5.5.5.5 ヘ ル パ ー の 数 各競技者は、メカニック/コーラーを、1名に限り付けることができる。 メ カ ニ ッ ク / コ ー ラ ー は 、ス タ ー ト 、フ ィ ニ ッ シ ュ 及 び 各 演 技 の 名 称 ま た は 番 号 を ア ナ ウ ン ス し な け れ ば な ら な い 、そ し て パ イ ロ ッ ト に 風 の 方 向 、残 り 時 間 、禁 止 空 域 へ の 接 近 と フライトエリアへの侵入を知らせなければならない。 メ カ ニ ッ ク / コ ー ラ ー は 、コ ー チ と し て の 行 動 を し て は な ら ず 、競 技 者 の 無 線 装 置 を 操作してはならない。 チ ー ム ・ マ ネ ー ジ ャ ー は 、審 査 員 の 後 ろ へ 5 m の 距 離 、ス タ ー ト ・ サ ー ク ル か ら 充 分 に 離 れた場所で飛行を観察することができる。 メ カ ニ ッ ク / コ ー ラ ー が そ の 役 目 を 行 え な い 場 合 は 、チ ー ム・マ ネ ー ジ ャ ー が そ の 役 を 務めることができる。 5.5.5.6 模型の数 競技参加の資格を与えられる模型の数は、2機までとする。 スタート・サークル内にある限り、1号機模型と2号機模型とを交換することができる。 5.5.5.7 飛行の回数 大陸選手権および世界選手権の場合、各競技者は4回の公式予選飛行を行う権利を持つ。 予 選 飛 行 の 成 立 の 後 、上 位 1 0 名 又 は 2 0 % の 競 技 者( ど ち ら か 多 い 方 )は 3 回 の 決 勝 飛 行 の権利がある。 国内競技およびオープン国際競技の場合は、この予選/決勝方式は義務的なものではない。 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 2 '2011.01(正式版) 5.5.5.8 公式飛行の定義 競技者が公式飛行に呼び出しを受けた時、1回の公式飛行となる。 下 記 の よ う な 、競 技 者 が 掌 握 す る こ と の で き な い 不 測 の 理 由 に よ っ て 、模 型 の ス タ ー ト が 不 可 能 と な っ た 場 合 に 限 り 、コ ン テ ス ト・デ レ ク タ ー の 判 断 で 飛 行 を 繰 り 返 す こ と が で き る 。 a)与えられた時間内にフライトの安全が確保できなかった。 b)飛行が外部からの混信によって妨げられたことを競技者が証明できた場合。 c)競技者が掌握することのできない理由によって審査が不可能となった場合。 (ただし、模型、バッテリーの故障、またはラジオの故障は、競技者が掌握する ことのできない理由とはみなされない。) 上記の場合、コンテスト・デレクターの判断で、このラウンド中又はラウンドの最後に、 出来る限り早く再飛行を行うものとする。 5.5.5.9 採 点 各 演 技 に は 、各 審 査 員 に よ っ て 、0 点 か ら 1 0 点 ま で( 0 .5 点 を 含 む )の ス コ ア が 与 え ら れ る 。 こ の ス コ ア に 、 演 技 係 数 (K)が 乗 じ ら れ る 。 各ラウンド毎に、競技者毎の新しい採点シートが発行されなければならない。 採 点 シ ー ト 上 に は 競 技 者 番 号 の み( 氏 名 、国 名 は あ っ て は な ら な い )が 表 記 さ れ る 。 いかなる演技も、完了しなかった場合にはゼロ(0)点となる。 もし、演技にゼロ(0)点を付けるならば、ジャッジ全員の合意が必要である。 飛 行 禁 止 空 域 の 上 空 侵 犯 を 観 察 す る こ と の で き る 位 置 に 、オ フ ィ シ ャ ル を 1 名 配 置 し な け ればならない。 飛 行 禁 止 区 域 は 、図 5.5.5.4Aに 塗 り 潰 し て 示 し た ジ ャ ッ ジ ラ イ ン の 後 方 の 区 域 を い い 、 これを左、右、後方に無限に延長したものである。 飛 行 禁 止 区 域 に 上 空 侵 犯 が あ っ た 場 合 、視 覚 信 号 ま た は 音 響 信 号 に よ っ て 合 図 し な け れ ば ならない。 飛 行 禁 止 区 域 に 上 空 侵 犯 し た 競 技 者 は 、そ の 飛 行 に 対 し て 、ゼ ロ( 0 )点 の ペ ナ ル テ イ を受ける。 し か し 、審 査 員 は 、す べ て の 採 点 を し な け れ ば な ら な い 。 規則違反があった場合、 飛行が終了した後にすべての採点表から規則違反のあった競技のスコアを削除する。 さらに下記の場合にはスコアは与えられない。 a)競技者が同じ競技において、他の競技者によってすでに使用された模型を飛行させた 場 合 、ま た は 、5.5.5.3項 以 降 の ラ ジ オ ・コ ン ト ロ ー ル ・ 電 動 ヘ リ コ プ タ ー の 定 義 お よ び一般規格に合致しない模型を飛行させた場合。 b)競技者が、送信機を保管所に引き渡さなかった場合、または、ラウンド中に競技 エリア内で許可なく送信機を操作した場合。 c)競技者が、所定のスタート・サークル外において模型をスタートした場合。 d)競技者が、公式の呼び出しを受ける前に、保管所から送信機を受け取った場合。 5.5.5.10 順 位 の 決 定 4回の公式(予選)飛行の後、そのうち3個のベスト・スコアを算入してチーム順位を 決定する。 全選手の上 位 1 0 名 又 は 2 0 % ( 切 り 上 げ ) の う ち ど ち ら か 多 い 方 は 、 個 人 順 位 を 決 定 す る ために、3回の決勝ラウンドにおいて競技を行う。 予 選 ラ ウ ン ド の 3 個 の ベ ス ト ・ス コ ア の 合 計( 1 0 0 0 点 に 標 準 化 さ れ た も の )は 1 個 の スコアとしてカウントされる。 こ の ス コ ア に 3 回 の 決 勝 ラ ウ ン ド の ス コ ア を 算 入 し 4 個 の ス コ ア と し 、こ れ ら の う ち ベ ス ト 3個をカウントし最終個人順位を決定する。 個人順位を決定するための決勝飛行は、大陸選手権と世界選手権においてのみ要求される。 も し 、予 選 ラ ウ ン ド 中 に 競 技 会 が 中 断 し た 場 合 、完 全 に 終 了 し て い る 全 て の 予 選 ラ ウ ン ド F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 3 '2011.01(正式版) を算入し、最も低いものを除いて、最終的な個人順位を決定する。 も し 、決 勝 ラ ウ ン ド 中 に 競 技 会 が 中 断 し た 場 合 、完 全 に 終 了 し て い る 全 て の 決 勝 ラ ウ ン ド と予選ラウンドに基づいた結果を合計し、最終的な個人順位を決する。 各ラウンドにおけるすべてのスコアは、最高スコアの飛行に対して1000点を与える ことで標準化される。 他 の ス コ ア は 、そ の ラ ウ ン ド に お け る 第 1 位 の ス コ ア に 対 す る 実 際 の 成 績 の 割 合 を 、こ の 1000点に対するパーセンテージで標準化される。 もし、1ラウンドしか行えなかったならば、成績はその1ラウンドに基づいたものとなる。 例えば、 スコア(X) ポイント(X)= ×1 0 0 0 スコア(W) ここで、 ポイント(X):競技者Xに与えられる点数 スコア(X) :競技者Xのスコア スコア(W) :そのラウンドにおける第1位のスコア 上 位 3 名 の い ず れ か に タ イ が 生 じ た 場 合 、棄 却 さ れ た う ち の 最 高 得 点 を 算 入 す る こ と に よってタイを解消する。 もし、それでもタイが生じているならば、一時間以内にサドン・デス方式の決勝飛行を行な い順位を決定する。 5.5.5.11 審査の方法 大陸選手権および世界選手権の場合、主催者は各ラウンドについて5名から成る審査員団 を任命しなければならない。 審 査 員 は 異 な っ た 国 籍 で な け れ ば な ら ず 、C I A M の 現 行 の 国 際 審 査 員 リ ス ト よ り 選 定 し なければならない。 各 飛 行 の 最 終 ス コ ア は 、予 選 ラ ウ ン ド で は 5 名 の 審 査 員 が つ け た 各 演 技 に 対 す る ス コ ア のうち、最低スコアと最高スコアを削除することによって得られる。 オ ー プ ン 競 技 ま た は そ の 他 の 国 際 競 技 に お い て は 、審 査 員 の 数 を 3 名 ま で 減 ら す こ と が で きる。 この場合は、スコア切り捨て方式は用いない。 a)大陸選手権または世界選手権の直前に、審査員のために、ミーティングを伴った 採点トレーニング飛行が実施されなければならない。 b)各飛行が終了するたびごとに、すべての審査員によって与えられたスコアが、 パイロットにも観客にも明瞭に見えるような方法で採点方式が運用されなければ ならない。 数字の記入は審査員自身によって書かれたものでなければならない。 5.5.5.12 運営 【送信機および周波数の管理】 送 信 機 お よ び 周 波 数 の 管 理 に つ い て は 4 b 章 B .8 項 を 参 照 【飛行順】 予選ラウンドの第1回の飛行順は、無作為抽選によって決定する。 ただし、同じ周波数が連続したり、同じチーム・メンバーが連続することのないように 配慮しなければならない。 第2回、第3回および第4回の予選ラウンドの飛行順は、第1回の飛行順からそれぞれ 1/4、2/4、3/4 の所からスタートする。 各決 勝 ラ ウ ン ド の 飛 行 順 は 、 個 々 に 無 作 為 抽 選 に よ っ て 決 定 す る 。 【飛行準備】 競 技 者 は 、ス タ ー ト ・サ ー ク ル に 入 る べ き 時 刻 の 、少 な く と も 5 分 前 に 呼 び 出 さ れ なければならない。 ス タ ー ト・サ ー ク ル は 、直 径 2 m の 円 で 、フ ラ イ ト・ラ イ ン 、観 客 、競 技 者 、模 型 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 4 '2011.01(正式版) か ら 充 分 に 離 し て 設 置 し な け れ ば な ら な い 。 ( 図 5.5.5.4A参 照 ) セキュリティのため、バッテリー・パックは模型飛行機がスタート・サークルにある場合 に限り接続できる。 現在演技中の競技者の飛行時間が5分間に到達したとき、フライト・ライン・ディレク ターは合図をする。 競技者には、最終的な細部調整を行うための時間として、5分間が与えられる。 スタート・サークル内における模型の飛行は、アイレベル以下でのホバリングに限られ、 パイロットを基準として左または右に180゜を超えて回転してはならない。 もしも、模型が180゜を超えて回転したとするならば、そのフライトは終了とされる。 もしも競技者が5分間の準備時間内に準備を完了しなかったとしてもスターティング・ボ ックス内で調整を完了することができる。 ただし、その競技者の飛行時間は5分間の 準備時間終了とともに計測が開始される。前の競争者が彼の最後の演技を終了したとき、 フライトラインディレクターは選手がスタートボックスを離れる許可の合図をする。 選手 またはヘルパーは、模型をセントラル・ヘリパッドへ運ぶ事ができる。 【飛行時間】 9分間の飛行時間は、競技者がフライトライン・ディレクターと審査員の許可を得て ス タ ー ト・サ ー ク ル を 離 れ た 瞬 間 も し く は 5 分 間 の 準 備 時 間 の 終 了 し た と こ ろ か ら 始 ま る 。 与えられた時間が演技中に満了した場合、その時の演技と残りの演技のスコアは ゼロ(0点)となり、選手は直ちに模型を着陸させなければならない。 【制限事項】 スタート・ボックスを離れた後は、選手は模型を飛行させるか運搬することでヘリパット ま で 模 型 を 直 行 さ せ る (着 地 さ せ る )。 選手又は助手により運搬しない場合は、スキッド又はランディングギアーをアイレベルで、 演 技 の 練 習 ( 選 手 よ り 180°以 上 の 回 転 ) す る こ と な し に 飛 行 さ せ る 。 模型をセントラルヘリパッドに着地させた後は、変更は認められず、飛行開始となる。 5.5.5.13 演技のスケジュール 【飛行プログラム】 各 ラ ウ ン ド の フ ラ イ ト プ ロ グ ラ ム は 、以 下 の リ ス ト に 提 示 さ れ た 1 8 演 技 中 最 大 6 演 技 に よ り構成される。 選手は、リスト1(ホバリング演技)から2個、リスト2(上空演技) か ら 2 個 選 択 し な け れ ば な ら な い 。 こ の 他 に リ ス ト 1、リ ス ト 2 の 両 方 又 は ど ち ら か か ら 2個の演技を選択する。 各 演 技 に は 、 審 査 員 に よ っ て 与 え ら れ る 0∼ 10点 に 掛 け る た め に 使 わ れ る 係 数 K が 与 え ら れ る 。 ( 5.5.5.9採 点 参 照 ) リスト1(ホバリング演技) 11:ホ バ リ ン グ 12:ラ テ ラ ル ・ ホ バ リ ン グ 13:テ ー ル イ ン サ ー ク ル 14:ホ バ リ ン グ M 15:バ ー チ カ ル ト ラ イ ア ン グ ル 16:サ ー ク ル ズ 17:ピ ル エ ッ ト 18:4 ポ イ ン ト ピ ル エ ッ ト 19:ノ ー ズ イ ン サ ー ク ル 附 属 書 5.B F 5 C 演 技 図 F5Cルール 2011年 版 K=1 K=2 K=3 K=3 K=4 K=4 K=4 K=5 K=6 リスト2(上空演技) 21:ホ リ ゾ ン タ ル フ ラ イ ト K=1 22:ホ リ ゾ ン タ ル サ ー ク ル K=2 23:ル ー プ K=3 24:ラ ン デ ィ ン グ ・ ウ イ ズ ・ 180°タ ー ン K=3 25:プ ッ シ ュ オ ー バ ー K=4 26:ス プ リ ッ ト S K=4 27:オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン K=4 28:ロ ー ル K=5 29:オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン ・ ウ イ ズ ・ 180°タ ー ン K=6 参照 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 5 '2011.01(正式版) 5.5.5.14 演 技 科 目 の 実 行 各 フ ラ イ ト の 最 初 に 、パ イ ロ ッ ト ま た は ヘ ル パ ー が 模 型 を セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド に 準 備 し た 時に、選手自身が企画した順番の演技番号と演技名が審査員に知らせられます。 フ ラ イ ト の 最 初 に 発 表 さ れ る オ ー ダ ー は 、以 下 の 規 則 に 基 づ い て 選 手 に よ り 決 定 さ れ ま す : a)す べ て の ホ バ リ ン グ 演 技 は シ ー ケ ン ス (一 続 き )で 行 わ れ る こ と b)全 て の 上 空 演 技 は 別 シ ー ケ ン ス (一 続 き )と す る こ と c)こ れ ら 2 つ の シ ー ケ ン ス の オ ー ダ ー (順 )は 選 手 に よ り 決 定 さ れ る こ と 。 d)演 技 の オ ー ダ ー (順 )が 審 査 員 に 発 表 さ れ 、 飛 行 が 開 始 さ れ た 後 は 、 変 更 は 出 来 な い 。 e)選 手 は 各 ラ ウ ン ド で 異 な っ た 演 技 を 選 択 で き る 。 【演技科目の実行】 競 技 者 は 演 技 (アネックス5 Bで演技詳細参照)に 対 応 す る 直 径 1.5m の 円 内 ( 図 5-5-4-A コ ン テ ス ト エ リ ア レ イ ア ウ ト に 示 し た P1∼ P3) に 立 た ね ば な ら な い 。 競 技 者 は そ れ 以 外 の 立 ち 位 置 も 選 ぶ こ と は で き る (2 点 減 点 )、さ ら に 機 体 を 追 う 事 も で き る (ス コ ア は 1/2) 付 属 書 5 C 参 照 競技者は、飛行の間、各々のアナウンスされた演技を一度だけ実行するものとする。 各 演 技 の 名 称( 番 号 )と そ の ス タ ー ト お よ び フ ィ ニ ッ シ ュ は 、競 技 者 も し く は そ の 競 技 者 のコーラーによってアナウンスされなければならない。 演技の順序をまちがえて演技した場合、その演技科目はゼロ(0点)となる。 最初のホバリング演技の開始前に、競技者は模型をセントラルヘリパッドに着陸させ なければならない、そして一回だけ置き直すことができる。 模 型 は 、右 ま た は 左 に 向 い て 置 く こ と が 許 さ れ る が 、こ の と き ジ ャ ッ ジ ・ラ イ ン に 平 行 に 置かれていなければならない。 飛行を始める前に発表された演技は実行されなければならない。 もし、次のホバリング演技との間に位置を変更したならば次のホバリング演技のスコアはゼロ(0)点となる。 全 て の エ ア ロ バ テ ッ ク ス 演 技 は 、審 査 員 が 明 瞭 に 見 る こ と の で き る 空 域 に お い て 行 わ れ な け ればならない。 こ の 空 域 と は 、地 平 線 の 上 方 6 0 ゜ 以 内 、1 番 と 5 番 の 審 査 員 の 左 と 右 6 0 ゜ の 線 の 内 側 の視野をいう。 この規則を遵守しない場合、点数を減じるペナルテイが適用される。 エ ア ロ バ テ ッ ク 演 技 は 、滑 ら か に 、途 切 れ る こ と な く 、審 査 員 の 前 を 通 過 す る 毎 に 演 技 し なければならない。 ターン・アラウンドの形式には一切の制限を設けない。 上 空 演 技 の 間 、 二 回 だ け ジ ャ ッ ジ の 前 を 通 過 す る (フ リ ー パ ス )が で き る 。 三度目のフリーパスが行われたならば以降の演技のスコアはゼロ(0)点となる。 5.5.5.15 演技科目の定義 5.5.5.16 F5Cジャッジ・ガイド F5Cルール 2011年 版 附属書 5C (適 用 開 始 2011年 1月 ) 参照 附属書 5D 6 参照 '2011.01(正式版) (訳 小 森 一 郎 ) 2011.01 FAI・F5C競技ルール 2 0 1 1 年 版 (適 用 開 始 2011.1) 附属5B (規 則 5.5.5.13 11: ホバリング 12: ラテラル・ホバリング 13: テールインサークル F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 7 参照) F5C演技図 '2011.01(正式版) 14: ホバリングM 15: バーチカルトライアングル ②アイレベルで 円を描く 16: サークルズ ③半円を描きヘリパ ッドまで降下 ①ヘリパッドから開 始、半円を描きアイレ ベルまで上昇 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 8 '2011.01(正式版) 17: ピルエット 18: 4ポイントピルエット 19: ノーズインサークル F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 9 '2011.01(正式版) 21.ホリゾンタルフライト 22.ホリゾンタルサークル 22: ホリゾンタルサークル 50m 23.ループ 23: ルーピング F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 10 '2011.01(正式版) 24: ランディング・ウイズ・180°ターン 25: プッシュオーバー 26: スプリット S F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 11 '2011.01(正式版) 27: オートローテーション エンジン停止 20m 以上 28: ロール 10m 以上 10m 以上 10m 以上 29: オートローテーション・ウイズ・180°ターン エンジン停止 50m 以上 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 12 '2011.01(正式版) (訳 小 森 一 郎 ) 2011.01 FAI・F5C競技ルール 2 0 1 1 年 版 (適 用 開 始 2011.1) 附 属 5 C (規 則 5.5.5.15 参照) F5C演技詳細 5B.1 一般事項 以 下 の 説 明 は 全 て の 演 技 に 適 用 と な る 。 も し も 、こ こ に 説 明 し た と お り に 実 行 さ れ な い な らば演技のスコアは減点となる。 も し 、 演 技 が 視 認 不 可 能 だ っ た 場 合 は ゼ ロ (0)点 と な る 。 ホバリング演技は機首を右または左に向けて開始しなければならず、一単位として演技 さ れ な け れ ば な ら な い 。 (各 ホ バ リ ン グ 演 技 開 始 の 機 種 方 向 は 同 じ で な け れ ば な ら な い ) 競 技 者 は 、 演 技 中 は 指 定 の 直 径 1.5m の 円 内 に 立 た ね ば な ら ず 、 そ の 演 技 が 終 了 す る ま で 留まっていなければならない。 競技者が、指定されたそれ以外に立ったならばこの演技は2点減点、 も し そ の 位 置 に 留 ま ら な い な ら ば ( 機 体 を 追 う と 言 う ) こ の 演 技 の ス コ ア は 1/2と な る 。 競技者は減点を受けること無しに演技から演技へパワースイッチをOFFにして移動できる。 フライトタイムレコーダーはパイロットの位置変更の間でも止められない。 次の各基準が正しく行われない場合は、最高スコアの10点から1点を減じる。 ホバリング演技の一般基準 ●セントラルヘリパッドからの上昇および下降は、垂直で、継続的でなければならない。 ●着陸はスムーズで、ヘリパットの中央でなければならない。 ●エ ア ロ バ テ ッ ク ス 演 技 中 、 競 技 者 は 自 分 の 模 型 を 1 0 m 以 上 の 高 度 に 維 持 し な け れ ば な ら ない。 ●エアロバテック演技は120度の水平視野の中央で行われなければならない。 ●エアロバテック演技はジャッジラインに平行でなければならない。 ●エアロバテック演技がジャッジラインから100m以上離れて行われた場合は減点とな る。 付録5Eにおいて提供されたF3Cシャッジガイドは、さらに、クラスF5Cに適用される。 5 B.2 演技の詳細 論 争 と な っ た 場 合 、 以 下 の 文 章 が 図 5F.3よ り も 上 位 と な る 。 演技の得点は下の説明に基づく。 最大のスコアに達するために、パイロットはその上、個々の演技のた めの5F.1の一般基準を満たさなければならない。 11:ホ バ リ ン グ (10秒 ) K=1 選手の立ち位置:P1 模型はセントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 10秒 間 の ホ バ リ ン グ し セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド に ス ム ー ス に 着 陸 す る 。 以下の理由で減点される。 1)ホ バ リ ン グ が 10秒 間 に 満 た な か っ た 2)ホ バ リ ン グ の 間 、 模 型 が 位 置 を 維 持 で き な か っ た 3)テ ー ル が 静 止 し な い か 、 選 手 に 向 い て い な か っ た 。 12:ラ テ ラ ル ホ バ リ ン グ K=2 選手の立ち位置:P1 模型はセントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 ジ ャ ッ ジ ラ イ ン に 近 い 側 の 10mx10mラ イ ン に 到 達 す る ま で 横 に 5 m 移 動 後 2 秒 間 停 止 セントラルヘリパッドに到達するまで横に5m移動後2秒間停止の後、セントラル ヘリパッドにスムースに着陸する。 以下の理由で減点される。 1)模 型 が 常 に ジ ャ ッ ジ ラ イ ン に 平 行 で な か っ た 2)停 止 位 置 が 正 確 に 10mx10mラ イ ン の 真 上 で な か っ た 。 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 13 '2011.01(正式版) 、 13:テ ー ル イ ン サ ー ク ル K=3 選手の立ち位置:P1 模型はセントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 右又は左にホバリングしながら半径5mの円を描く セントラルヘリパッドに到達し停止の後、セントラルヘリパッドにスムースに着陸する。 以下の理由で減点される。 1)模 型 の テ ー ル が 常 に 選 手 に 向 い て い な か っ た 。 2)サ ー ク ル の 半 径 が 一 定 で な か っ た 。 3)サ ー ク ル を 描 く 間 、 高 度 と 速 度 が 一 定 で な か っ た 。 14:ホ バ リ ン グ M K=3 選手の立ち位置:P1 模型はセントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 ホ バ リ ン グ し な が ら フ ラ ッ グ 4 (ま た は 3 )ま で 移 動 し 停 止 10mx10mラ イ ン に 沿 っ て フ ラ ッ グ 1 (ま た は 2 )ま で 前 進 し 停 止 、 フ ラ ッ グ 2 (ま た は 1 )ま で 横 に 移 動 し 停 止 、フ ラ ッ グ 1 (ま た は 2 )ま で 後 退 し 停 止 の 後 、セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド に ス ム ースに着陸する。 以下の理由で減点される。 1)模 型 が 常 に ジ ャ ッ ジ ラ イ ン に 平 行 で な か っ た 2)停 止 位 置 が 正 確 に フ ラ ッ グ の 真 上 で な か っ た 。 3)ホ バ リ ン グ の 高 度 と 速 度 が 一 定 で な か っ た 。 15:バ ー チ カ ル ト ラ イ ア ン グ ル K=4 選手の立ち位置:P2 セントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 模 型 は 10mx10mラ イ ン ま で 後 退 し 停 止 。 模 型 は 45°の 角 度 で 上 昇 し セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド の 真 上 ア イ レ ベ ル よ り 5 m の 高 度 で 停 止 模 型 は 45°の 角 度 で 降 下 し 反 対 側 の 10mx10mラ イ ン の 真 上 に ア イ レ ベ ル で 停 止 模 型 は セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド 真 上 ま で 後 退 し 停 止 の 後 、セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド に ス ム ー ス に 着陸する。 以下の理由で減点される。 1)上 昇 、 降 下 が 45°で な か っ た 。 2)演 技 の 間 、 横 位 置 を 保 て な か っ た 。 3)停 止 位 置 が 正 確 に セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド の 真 上 又 は 10mx10mラ イ ン の 真 上 で な か っ た 。 4)模 型 が 常 に ジ ャ ッ ジ ラ イ ン に 平 行 で な か っ た 16:サ ー ク ル ズ K=4 選手の立ち位置:P2 セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド よ り 離 陸 、 半 径 5 m の 180°サ ー ク ル を 描 き な が ら 一 定 速 度 で 上 昇 す る。 フ ラ ッ グ 2 と 3 の 中 間 の 位 置 に 5 m の 高 度 に 到 達 後 、5 m の 高 度 を 保 ち な が ら 模 型 は 半 径 10m以 下 の 36 0°円 を 描 い た 後 、 半 径 5 m の 180°サ ー ク ル を 描 き な が ら 一 定 速 度 で 降 下しセントラルヘリパッドにスムースに着陸する。 以下の理由で減点される。 1)一 定 に 180°サ ー ク ル の 上 昇 、 降 下 が 行 わ れ な か っ た 。 2)模 型 の 速 度 が 速 す ぎ る 。 (こ の 演 技 は ホ バ リ ン グ 演 技 ) 3)模 型 の 機 首 が 常 に フ ラ イ ト 方 向 を 指 し て い な か っ た 4) 360°円 の 半 径 が 10mを 越 え て い た F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 14 '2011.01(正式版) 17:ピ ル エ ッ ト K=4 選手の立ち位置:P1 模型のテールは選手に向いていなければならない。 セントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 模型は5秒間以上のレートでピルエットを行なった後に停止。 セントラルヘリパッドにスムースに着陸する。 以下の理由で減点される。 1)ピ ル エ ッ ト の 間 、 セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド の 真 上 を 保 て な か っ た 。 2)ピ ル エ ッ ト が 5 秒 間 未 満 3)ピ ル エ ッ ト の 高 度 と 速 度 が 一 定 で な か っ た 。 18:4 ポ イ ン ト ピ ル エ ッ ト K=5 選手の立ち位置:P1 模型の機首は選手に向いていなければならない。 セントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 模 型 は 90°毎 に 2 秒 間 停 止 す る 4 ポ イ ン ト ピ ル エ ッ ト を 行 な う 。 機首が再び選手に向いた後に停止し、セントラルヘリパッドにスムースに着陸する。 以下の理由で減点される。 1)ピ ル エ ッ ト の 間 、 セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド の 真 上 を 保 て な か っ た 。 2)90°ピ ル エ ッ ト の 後 に 2 秒 間 以 上 停 止 し な か っ た 3)ピ ル エ ッ ト の 高 度 と 速 度 が 一 定 で な か っ た 。 19:ノ ー ズ イ ン サ ー ク ル K=6 選手の立ち位置:P3 模型の機首は選手に向いていなければならない。 模型はセントラルヘリパッドより離陸し、垂直にアイレベルまで上昇し停止する。 右又は左にホバリングしながら半径5mのノーズインサークルを描く セントラルヘリパッドに到達し停止の後、セントラルヘリパッドにスムースに着陸する。 以下の理由で減点される。 1)模 型 の 機 首 が 常 に 選 手 に 向 い て い な か っ た 。 2)サ ー ク ル の 半 径 が 一 定 で な か っ た 。 3)サ ー ク ル を 描 く 間 、 高 度 と 速 度 が 一 定 で な か っ た 。 21:ホ リ ゾ ン タ ル フ ラ イ ト K=1 選手の立ち位置:P2 模 型 は 10m 以 上 の 高 度 で 、 ホ バ リ ン グ よ り 高 い ピ ッ チ の 機 速 に て 5 秒 間 以 上 直 線 飛 行 す る 。 以下の理由で減点される。 1)模 型 が 安 定 し て ジ ャ ッ ジ ラ イ ン に 平 行 に 飛 ば な か っ た 。 2)模 型 の 高 度 が 一 定 し て い な い 、 又 は 10m 以 下 で あ っ た の ど ち ら か 又 は 両 方 。 3)模 型 の 速 度 が 一 定 し て い な い 、 又 は ひ ど く 遅 か っ た 、 の ど ち ら か 又 は 両 方 。 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 15 '2011.01(正式版) 22:ホ リ ゾ ン タ ル サ ー ク ル K=2 選手の立ち位置:P2 模型はホバリングより高いピッチの機速にて10m以上直線飛行する。 そして、半径25m以上の水平サークルを描く 以下の理由で減点される。 1)模 型 の 高 度 が 一 定 し て い な い 、 又 は 10m 以 下 で あ っ た の ど ち ら か 又 は 両 方 。 2)模 型 の 速 度 が 一 定 し て い な い 、 又 は ひ ど く 遅 か っ た 、 の ど ち ら か 又 は 両 方 。 3)サ ー ク ル が 円 で な か っ た 23:ル ー ピ ン グ K=3 選手の立ち位置:P2 模型は10m以上の水平直線飛行を行ない、飛行方向を保ち上昇しループに入る。 ループの終了後、再び開始と同じ飛行方向に10m以上の水平直線飛行を行なう。 以下の理由で減点される。 1)ル ー プ が 円 で な か っ た 2)ル ー プ の 終 了 時 点 が 開 始 し た 高 度 と 異 な っ た 高 度 だ っ た 3)ル ー プ 中 の 速 度 が 一 定 し て い な か っ た 。 4)模 型 が 、 ジ ャ ッ ジ に 向 か う か 離 れ る 方 向 に ド リ フ ト し た 。 24:ラ ン デ ィ ン グ ・ ウ イ ズ ・ 180°タ ー ン K=3 選手の立ち位置:P2 模型は20m以上の高度で飛行する。 こ の 演 技 は 、ジ ャ ッ ジ 中 央 か ら セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ト を 見 通 し た ラ イ ン を 上 方 に 垂 直 に 伸 ば した仮想平面を模型が横切った時に開始する。 模 型 が こ の 平 面 を 横 切 る と き は 降 下 状 態 で な け れ ば な ら ず 、 180°タ ー ン が 開 始 さ れ て い な け れ ば な ら な い 。 タ ー ン の レ ー ト と 降 下 率 は 、ス タ ー ト し た と き か ら 、ヘ リ パ ッ ト 上 に タ ッチダウンする寸前まで一定でなければならない。 模 型 の フ ラ イ ト パ ス は 上 か ら 見 て 、仮 想 平 面 か ら 開 始 し 、中 央 の ジ ャ ッ ジ か ら セ ン ト ラ ル ヘ リパッドを見通したラインで終了する半円でなければならない。 採 点 基 準 は 演 技 図 2 9 ( オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン 180°タ ー ン ) に 同 じ 以下の理由で減点される。 1)ハ ー ド ラ ン デ ィ ン グ し た 2)前 進 速 度 が 残 っ た 状 態 の 時 に 着 地 し た 3)正 確 に 180°タ ー ン を し な か っ た 4)180°タ ー ン 中 、 一 定 の 降 下 率 で な か っ た 5)180°タ ー ン 中 、 一 定 の タ ー ン 率 で な か っ た 6)ヘリパッド又はスクゥエアに届こうとして明らかにフライトパスが伸ばされた 7)模型が、着陸寸前に、長めにホバリングした。 25:プ ッ シ ュ オ ー バ ー K=4 選手の立ち位置:P2 模 型 は 1 0 m 以 上 の 水 平 直 線 飛 行 を 行 な い 、 な め ら か な 9 0 °カ ー ブ で 垂 直 上 昇 に 入 る 。 停止に達したとき、プッシュオーバーしてホバリング姿勢になる。 一 瞬 の 停 止 の 後 、再 度 プ ッ シ ュ オ ー バ ー し 垂 直 降 下 に 入 り 、な め ら か な 9 0 °カ ー ブ で 開 始 と同高度で10m以上の水平直線飛行に入る。 以下の理由で減点される。 1)上 昇 と 降 下 が 垂 直 で な か っ た 2)演 技 の 頂 点 で ホ バ リ ン グ 状 態 で な か っ た 3)演 技 の 開 始 と 終 了 が 同 高 度 で な か っ た 4)演 技 が 、 10mx10mス ク ェ ア ー セ ン タ ー ラ イ ン 上 で 行 わ れ な か っ た F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 16 '2011.01(正式版) 26:ス プ リ ッ ト S K=4 選手の立ち位置:P2 模 型 は 1 0 m 以 上 の 水 平 直 線 飛 行 を 行 な っ た 後 、機 首 方 向 を 保 っ た ま ま ハ ー フ ロ ー ル で 背 面 姿 勢 に な る 。 短 い 直 線 飛 行 の 後 、ハ ー フ イ ン サ イ ド ル ー プ に て 1 0 m 以 上 の 水 平 直 線 飛 行 に復帰する。 以下の理由で減点される。 1)ハ ー フ ロ ー ル の 後 に 直 線 成 分 が 見 ら れ な か っ た 。 2)演 技 の 抜 け が 、 開 始 し た 方 向 と 反 対 方 向 で な か っ た 。 3)ハ ー フ ル ー プ が 、 10mx10mス ク ェ ア ー セ ン タ ー ラ イ ン 上 で 行 わ れ な か っ た 27:オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン K=4 選手の立ち位置:P2 模型はフライトラインに平行に、20m以上の高度で飛行する。 エ ン ジ ン は 停 止 し て お り 、セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド に 向 か っ て 一 定 の 降 下 率 で オ ー ト ロ ー テ ー ション状態に入る。 この演技は前進飛行から開始しなければならない。 降 下 経 路 と 模 型 の 方 向 は 、フ ラ イ ト ラ イ ン( 着 陸 と 最 終 的 な 停 止 位 置 を 含 む )と 平 行 で な け ればならない。 採 点 基 準 は 演 技 図 2 9 ( オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン 180°タ ー ン ) に 同 じ 以下の理由で減点される。 1)ハ ー ド ラ ン デ ィ ン グ し た 2)前 進 速 度 が 残 っ た 状 態 の 時 に 着 地 し た 3) ヘリパッド又はスクゥエアに届こうとして明らかにフライトパスが伸ばされた 4) 模型が、着陸寸前に、長めにホバリングした。 5)演 技 中 エ ン ジ ン が か か っ て い た (0 点 ) 28:ロ ー ル K=5 選手の立ち位置:P2 模型は10m以上の水平直線飛行を行ない、飛行方向を保ち任意の方向にロールする。 以下の理由で減点される。 1)模 型 が 、 ジ ャ ッ ジ に 向 か う か 離 れ る 方 向 に ド リ フ ト し た 。 2)ロ ー ル と 飛 行 速 度 の ど ち ら か 又 は 両 方 が 一 定 で な か っ た 。 3)ロ ー ル 中 に 高 度 が 低 下 し た 。 4)ロ ー ル 中 の 背 面 姿 勢 が ジ ャ ッ ジ の 正 面 で 行 わ れ な か っ た 。 29:オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン ・ ウ イ ズ ・ 180°タ ー ン K=6 模型は50m以上の高度で飛行する。 この演技は、ジャッジ中央からセントラルヘリパットを見通したラインを上方に垂直に伸ばした 仮想平面を模型が横切った時に開始する。 模型がこの平面を横切るときはオートローテーション状態でなければならず、エンジンはこの時点で 停止していなければならず、そして模型は降下状態でなければならない。 180゜ターンはこの時点でスタートせねばならず、ターン及び降下のレートは、この時点からヘリパット 上にタッチダウンする寸前まで一定でなければならない。 模型のフライトパスは上方から観たときは、垂直面からスタートしセンタージャッジからセントラル ヘリパッドを見通したラインで終了する半円となっていなければならない。 採点基準 最高スコア10点はスキッドまたはランディングギァが 1.5mサークルの内側に完全に収まり、セントラル ヘリパッドにスムースに着陸した時に与えられる。 最高スコア9点はスキッドまたはランディングギァが 1.5mサークルの内側掛かって(ローターシャフトは 上から見て 1.5mサークルの内側に完全に収まっている)スムースに着陸した時に与えられる。 もしも、10mスクゥエアー内に完全な状態で着陸したときの最高スコアは8点である。 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 17 '2011.01(正式版) もしも、10mスクゥエアー外に完全な状態で着陸したときの最高スコアは5点である。 サークルに届かせる為にフライトパスが伸ばされた場合(地面とジャッジラインのどちらか又は両方に平 行に飛行)、その演技は2点減点となる。 以下の理由で減点される。 1)ハ ー ド ラ ン デ ィ ン グ し た 2)前 進 速 度 が 残 っ た 状 態 の 時 に 着 地 し た 3)180°タ ー ン が 正 確 で な か っ た 。 4)180°タ ー ン 中 、 一 定 の 降 下 率 で な か っ た 5)180°タ ー ン 中 、 一 定 の タ ー ン 率 で な か っ た 6)ヘリパッド又はスクゥエアに届こうとして明らかにフライトパスが伸ばされた(2 点 減 点 ) 7)模型が、着陸寸前に、長めにホバリングした。 8)演 技 中 モ ー タ ー が 駆 動 し て い た F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 18 '2011.01(正式版) (訳 小 森 一 郎 ) 2011.01 FAI・F5C競技ルール 2 0 1 1 年 版 (適 用 開 始 2011.1) 附 属 5 D (規 則 5.5.5.16 参 照 ) F5C ジャッジガイド F5C演技成分についての一般規則 各 フ ラ イ ト の 最 初 に 、パ イ ロ ッ ト ま た は ヘ ル パ ー が 模 型 を セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド に 準 備 し た 時に、選手自身が企画した順番の演技番号と演技名が審査員に知らせられます。 フ ラ イ ト の 最 初 に 発 表 さ れ る オ ー ダ ー は 、以 下 の 規 則 に 基 づ い て 選 手 に よ り 決 定 さ れ ま す : a)す べ て の ホ バ リ ン グ 演 技 は シ ー ケ ン ス (一 続 き )で 行 わ れ る こ と b)全 て の 上 空 演 技 は 別 シ ー ケ ン ス (一 続 き )と す る こ と c)こ れ ら 2 つ の シ ー ケ ン ス の オ ー ダ ー (順 )は 選 手 に よ り 決 定 さ れ る こ と 。 d)演 技 の オ ー ダ ー (順 )が 審 査 員 に 発 表 さ れ 、 飛 行 が 開 始 さ れ た 後 は 、 変 更 は 出 来 な い 。 e)選 手 は 各 ラ ウ ン ド で 異 な っ た 演 技 を 選 択 で き る 。 競 技 者 は 演 技 (アネックス5 Bで演技詳細参照)に 対 応 す る 直 径 1.5m の 円 内 ( 図 5-5-4-A コ ン テ ス ト エ リ ア レ イ ア ウ ト に 示 し た P1∼ P3) に 立 た ね ば な ら な い 。 競 技 者 は そ れ 以 外 の 立 ち 位 置 も 選 ぶ こ と は で き る (2 点 減 点 )、さ ら に 機 体 を 追 う 事 も で き る (ス コ ア は 1/2) ホバリング演技のスコア 11:ホ バ リ ン グ K=1 番号 成分 1 アイレベルまでの上昇 2 パッド上で10秒間ホバリングしていない 3 ホバリング中、静止していない 4 パッドへの降下 5 全体の印象 最高スコア 2 2 2 2 2 12:ラ テ ラ ル ・ ホ バ リ ン グ K=2 番号 成分 1 ア イ レ ベ ル ま で の 上 昇 、パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 2 10mス ク エ ア (ジ ャ ッ ジ 側 ) ま で の 横 移 動 3 ライン上での2秒間停止、パッドまでの横移動 4 パッド上での2秒間停止、パッドへの降下 5 全体の印象 最高スコア 2 2 2 2 2 13:テ ー ル イ ン サ ー ク ル K=3 番号 成分 1 ア イ レ ベ ル ま で の 上 昇 、パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 2 5m半径の円周飛行 3 テールが常にパイロットに向いていない 4 サークルを描く間、高度と速度が一定かどうか 5 パッド上での2秒間停止、パッドへの降下 6 全体の印象 最高スコア 2 2 1.5 1.5 2 1 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 19 '2011.01(正式版) 14:ホ バ リ ン グ M K=3 番号 成分 1 ア イ レ ベ ル ま で の 上 昇 、パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 2 ホ バ リ ン グ で の フ ラ ッ グ 4 (ま た は 3 )ま で の 移 動 、 2 秒 間 停 止 3 ホ バ リ ン グ で の 1,2,3( ま た は 4) ま で の 移 動 、 2 秒 間 停 止 4 パッド上での2秒間停止、パッドへの降下 5 ホバリングの高度と速度が一定か。 6 模型が常にジャッジラインに平行であったか 7 全体の印象 最高スコア 1 1 3 1 1 1 2 15:バ ー チ カ ル ト ラ イ ア ン グ ル K=4 番号 成分 1 ア イ レ ベ ル ま で の 上 昇 、パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 2 後退ホバリング、P1上での2秒間停止 3 45°の 角 度 で の 上 昇 、 パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 4 45°の 角 度 で の 降 下 、 P 2 上 で 2 秒 間 停 止 5 後退ホバリング、パッド上での2秒間停止 6 パッドへの降下 7 全体の印象 最高スコア 2 1 1.5 1.5 1 1 2 16:サ ー ク ル ズ K=4 番号 成分 1 フ ラ ッ グ 2 上 で ア イ レ ベ ル ま で の 180°サ ー ク ル 上 昇 2 フ ラ ッ グ 3 、 パ ッ ド 、 フ ラ ッ グ 2 上 を 通 過 す る 360°円 3 セ ン タ ー パ ッ ド ま で の 180°サ ー ク ル 降 下 4 一 定 に 180°サ ー ク ル の 上 昇 、 降 下 が 行 わ れ た か 5 360°サ ー ク ル が 低 速 だ っ た か 、 一 定 速 度 だ っ た か 6 全体の印象 最高スコア 2 2 2 1.5 1.5 1 17:ピ ル エ ッ ト K=4 番号 成分 1 ア イ レ ベ ル ま で の 上 昇 、パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 2 360°ピ ル エ ッ ト 3 パッド上で2秒間停止、パッドまで降下 4 ピルエットが5秒間以上だったか 5 ピルエットが一定速度、一定高度だったか 6 ピルエット中に移動しなかったか 7 全体の印象 最高スコア 1.5 1 1.5 2 1.5 1.5 1 18:4 ポ イ ン ト ピ ル エ ッ ト K=5 番号 成分 1 ア イ レ ベ ル ま で の 上 昇 、パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 2 4 回 の 90°ピ ル エ ッ ト が 2 秒 間 停 止 し た か 3 パッド上で2秒間停止、パッドまで降下 4 ピルエット中パッド上を維持できたか 5 ピルエットが一定速度、一定高度だったか 6 ピルエット中に移動しなかったか 7 全体の印象 最高スコア 1.5 3 1.5 1 1 1 1 F5Cルール 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 20 '2011.01(正式版) 19:ノ ー ズ イ ン サ ー ク ル K=6 番号 成分 1 ア イ レ ベ ル ま で の 上 昇 、パ ッ ド 上 で 2 秒 間 停 止 2 ノーズインサークルの実施 3 機首が常にパイロットに向いていたか 4 ピルエットが一定速度、一定高度だったか 5 パッド上での2秒間停止、パッドへの降下 6 全体の印象 最高スコア 2 2 1.5 1.5 2 1 21:ホ リ ゾ ン タ ル フ ラ イ ト K=1 番号 成分 1 ジャッジラインに平行に飛行したか 2 模 型 の 高 度 が 一 定 し て い な い 、 又 は 10m 以 下 だ っ た 3 模型の速度が一定していない、又はひどく遅かった 4 直線飛行が5秒間以下だった 5 全体の印象 最高スコア 3 3 1 1 2 22:ホ リ ゾ ン タ ル サ ー ク ル K=2 番号 成分 1 10mの進入飛行 2 20mの サ ー ク ル 3 10mの離脱飛行 4 模 型 の 高 度 が 一 定 し て い な い 、 又 は 10m以 下 だ っ た 5 模型の速度が一定していない、又は低速すぎる 6 演 技 が 、 10mx10mス ク ェ ア ー セ ン タ ー 上 で 行 わ れ な か っ た 7 全体の印象 最高スコア 1 3 1 1 1 1 2 23:ル ー プ K=3 番号 成分 1 10mの進入飛行 2 ループ 3 10mの離脱飛行 4 ループの終了が開始点と一致していない 5 ループ中の機速が一定していない 6 ジャッジに向かうか離れる方向にドリフトした 7 全体の印象 最高スコア 1 2 1 1.5 1 1.5 2 24:ラ ン デ ィ ン グ ・ ウ イ ズ ・ 180°タ ー ン K=3 最高スコア 番号 成分 1 セ ン ト ラ ル ヘ リ パ ッ ド へ の 1 8 0 °タ ー ン 降 下 3 2 着 陸 ( ※ 1) 5 3 全体の印象 (※2) 2 ※ 1 これも含む 最 高 ス コ ア = 5 点 ・ ・ 1.5m サ ー ク ル の 内 に 着 陸 最 高 ス コ ア = 4 点 ・ ・ ス キ ッ ド ま た は ラ ン デ ィ ン グ ギ ァ が 1.5m サ ー ク ル に 掛 か っ て い る 最高スコア=3点 ・・10mスクゥエア内に着陸 最高スコア=0点・・・10mスクゥエア外に着陸 ※2 F5Cルール これも考慮する 一定の降下レート、一定のターンレート 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 21 '2011.01(正式版) 25:プ ッ シ ュ オ ー バ ー K=4 番号 成分 1 10mの進入飛行 2 垂直上昇 3 ストール/プッシュオーバー/2秒間の停止 4 垂直ダイブ 5 10mの飛行での離脱 6 全体の印象 最高スコア 1 1.5 3 1.5 1 2 26:ス プ リ ッ ト S K=4 番号 成分 1 10mの進入飛行 2 ハーフロール 3 明瞭な背面飛行 4 インサイドハーフループ 5 10mの離脱飛行 6 ハ ー フ ル ー プ が 、 10mス ク ェ ア ー セ ン タ ー 上 で 行 わ れ な か っ た 7 全体の印象 最高スコア 1 1 2 2 1 1 2 27:オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン K=4 番号 成分 1 センターパッドへの直進侵入降下 2 着陸 3 前進速度が残っている状態で着地 4 着地前に長目にホバリングした 5 ジャッジラインに平行に降下しなかった 6 全体の印象 最高スコア 2 3 1 1 1 2 28:ロ ー ル K=5 番号 成分 1 10mの進入飛行 2 ロール 3 10mの離脱飛行 4 ジャッジに向かうか離れる方向にドリフトした 5 演技中に高度が低下した 6 背 面 姿 勢 が 、 10mス ク ェ ア ー セ ン タ ー 上 で 行 わ れ な か っ た 7 全体の印象 最高スコア 1 2 1 1.5 1.5 1 2 29:オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン ・ ウ イ ズ ・ 180°タ ー ン K=6 番号 成分 最高スコア 1 1 8 0 °タ ー ン で の オ ー ト ロ ー テ ー シ ョ ン 降 下 3 2 着 陸 ( ※ 1) 5 3 全体の印象 (※2) 2 ※ 1 これも含む 最 高 ス コ ア = 5 点 ・ ・ 1.5m サ ー ク ル の 内 に 着 陸 最 高 ス コ ア = 4 点 ・ ・ ス キ ッ ド ま た は ラ ン デ ィ ン グ ギ ァ が 1.5m サ ー ク ル に 掛 か っ て い る 最高スコア=3点 ・・10mスクゥエア内に着陸 最高スコア=0点・・・10mスクゥエア外に着陸 ※2 F5Cルール これも考慮する 一定の降下レート、一定のターンレート 2011年 版 (適 用 開 始 2011年 1月 ) 22