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日本株式市場の現状と見通し - 三井住友アセットマネジメント
情報提供資料 情報提供資料 作成基準:2016年4月 日本株式市場の現状と見通し 2016年4月 三井住友アセットマネジメント ■資料の作成 三井住友アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号 加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 0 情報提供資料 日本株式市場の現状と見通し <現状> 2016年3月末の日経平均株価は16,758.67円で、前月比+4.57%と上昇して引けました。3月に決定した欧州、米国、日本の金融政策が、3月半ば 以降4月に入ってからも市場に様々な影響を与えています。特に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定が、かなり緩やかな利上げペースを示唆する内容 であったことから、世界の金融市場に大きな影響を与えています。米ドル/円レートは4月7日に一時107円台と、14年10月に日銀が追加緩和を実施した当 時の水準までドル安円高が進みました。企業業績の先行き警戒感にもつながり、日本株式市場は足元で大幅な調整を余儀なくされています。 <見通し> 世界経済・・・米国、欧州(ユーロ圏)ともに、個人消費を中心に緩やかな景気拡大が続く見通しですが、そのスピードは基調的に鈍化する見通しです。米国の 利上げは16年中に2回実施されると見ています。一方、ユーロ圏は、①緩和的な財政スタンス、②低インフレによる実質購買力の向上等の好条件に加え、追 加緩和の可能性も温存されており、景気が腰折れする可能性は低いと思われます。 中国経済・・・実質GDP成長率は、投資の低迷を主因に17年にかけて緩やかな減速傾向が持続する見通しです。 日本経済・・・16、17年度の実質GDP成長率は、+0.8%、▲0.2%と予想します。16年度は17年4月の消費増税前の駆け込み需要も加わり、成長ペー スは徐々に高まると考えられます。17年度は反動と所得効果から成長率は0.8ポイント程度押し下げられますが、増税の影響を除けば、16、17年度ともに潜 在成長率程度の成長が続くと予想します。ただし、消費増税は、現時点で先送りとなる可能性が高まっていると見ています。一方、足元のマクロ指標を見ると、 消費は底堅いものの盛り上がりに欠け、CPIコアも年央にマイナスに転じる可能性があるなど、弱含んでいます。企業業績にもマイナスの影響が出かねません。こう した状況を受けて、日銀は早ければ6月にも追加の緩和(マイナス金利幅の拡大等)に踏み切る可能性があると見ています。 企業業績・・・16年度の経常増益率は+5.6%と14年度以降3期連続の過去最高益更新を予想します。前提となる米ドル/円レートは年度平均で115円 程度ですが、110円を下回れば減益となる可能性が高まります。 日本株式市場・・・日本株式が低迷する反面、世界株式は堅調に推移しており、かい離が拡大しています。3月の主要各国・地域の予想EPSを見ると、減速 が鮮明な中国に加え、日本も低下に転じました。他方、新興国を含め主要な国・地域は底打ちを示しています。業績のモメンタムも日欧は回復が鮮明で、日 本株式市場の回復には業績に対する期待が回復するのを待つ必要がありそうです。アベノミクスの原点は、企業の稼ぐ力の回復にありました。再度、原点に戻っ て、抜本的な対策を準備する必要があると思われます。日本株式のバリュエーションは、2012年4月以来の割安ゾーンにあります。株価の急落が背景ですが、 底打ちを確認するためには、為替・商品市場の安定と業績のモメンタムの回復が必要と見込まれます。 リスク要因・・・引き続き為替市場の大きな変動がリスク要因です。原油価格の変動と産油国の動向も懸念されます。原油価格の下落は世界のエネルギーセク ターの信用リスクの悪化につながると懸念され、市場のかく乱要因となります。また、中国経済については依然失速懸念が拭えません。中国は矢継ぎ早の政策を 打ち出し、経済の立て直しを図っていますが、効果が十分に発揮できていません。今後の政策運営で、世界からの信頼を取り戻せるかが重要なポイントです。 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 11 情報提供資料 日本株式市場の現状 2016年3月末の日経平均株価は16,758.67円で、前月比+4.57%と上昇して引けました。ただ、3月下旬から株式市場はやや軟調となり、4月以降大幅 な調整となっています。14年10月に日銀が追加の金融緩和を実施してから、30年移動平均線を上回ってきましたが、足元では再び同移動平均線を下回って います。失われた20年を象徴する20年移動平均線は1万3,700円台ですが、これ以上の株価下落は、デフレマインドの払拭を遅らせかねません。政府・日銀 の早急な対策が待たれます。 日経平均株価の推移 (円) 40,000 38,915.87 消費税導入(89年) 35,000 5年移動平均 (89年12月) 10年移動平均 30,000 消費税、5%に引き上げ(97年) 20年移動平均 22,530.75 25,000 (96年6月) 20,585.24 20,337.32 (15年7月) 18,138.36 (00年3月) 20,000 30年移動平均 (07年7月) 15,821.52 (16年4月8日) プラザ合意 15,000 (85年) 10,000 株価水準 郵政解散 阪神・淡路大震災 (05年) (95年) 5,000 リーマンショック りそな銀行へ公的資金注入 (08年) (03年) - 80 82 84 86 88 90 92 94 96 98 00 02 東日本大震災 (11年) 04 06 08 10 12 14 年月日 日経平均株価 15,821.52 円 2016年4月8日 同 5年移動平均 13,767.31 円 2016年3月31日 同10年移動平均 13,190.34 円 2016年3月31日 同20年移動平均 13,723.71 円 2016年3月31日 同30年移動平均 16,855.93 円 2016年3月31日 16 (年) (注)データ期間は1980年1月から2016年4月。月末ベース。16年4月は8日。各移動平均は16年3月まで。 (出所)Datastreamのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 22 情報提供資料 2016-17年度及び16-17年の景気・政策・金融市場見通し(概観) 2016、17年の世界景気は、米国が拡大ペースを鈍化させる中、引き続きユーロ圏が緩やかに拡大する見通しです。中国経済は引き続き成長が鈍化する見 通しですが、日本経済の足踏みが世界経済にとってリスクとなりかねません。世界は、日本経済が成長を取り戻すための次の一手に期待しています。 経済・金融市場の実績と予想 (GDPは日本は年度、他は暦年、2015年は実績。市場は年度末) 景気・政策見通しのポイント 2013 <景気全般> 日 本 ア メ リ カ ユ ー ロ 圏 (注1) (注2) (注3) (注4) 2017 0.7 0.8 ▲0.2 政策金利 0-0.1 0-0.1 0.00 ▲ 0.10 ▲ 0.30 10年国債利回り 0.64 0.40 ▲ 0.50 ▲ 0.30 需給ギャップの改善が足踏みするなかで、CPIコア上昇率は16年度末でも1%に未達の見通し。 株価(日経平均) 14,828 19,207 16,400 景気は成熟局面に移行、拡大ペースは鈍化の見通し 実質GDP成長率 1.5 2.4 2.4 ■企業活動 アジア経済減速の影響を強く受け、設備投資など支出には慎重なスタンス。 ■雇用 雇用者数は増加基調。失業率は構造失業率に達し、経済はほぼ完全雇用の状態。 ■物価 実質GDP成長率 ■個人消費 最大雇用を達成したことから、やや長い目で見て消費活動は徐々に鈍化していく見通し。 ■企業活動 原油安とクレジット環境の悪化が設備投資の足枷になる見込み。 ■雇用 最大雇用に到達したことから、拡大ペースは徐々に鈍化しよう。 10年国債利回り ■物価 労働需給の改善に伴い、緩やかながらも加速すると予想される。 株価(NYダウ) 政策金利 0-0.25 17,000 - - 2.3 0-0.25 0.25-0.50 0.75-1.00 - 1.92 1.90 16,458 17,776 16,400 実質GDP成長率 ▲0.3 0.9 1.5 1.4 1.5 政策金利 0.25 0.05 0.05 0.00 0.00 独10年国債利回り 1.57 0.18 0.30 0.30 - 株価(€Stoxx) 323 385 300 325 - 不動産投資の減速から景気は鈍化傾向 実質GDP成長率 7.7 7.3 6.9 6.5 6.3 ■個人消費 景気減速による所得伸び悩みから、消費の伸びは緩やかに鈍化。 名目GDP成長率 9.5 8.1 6.4 6.1 5.9 ■企業活動 在庫調整の進展等から生産活動は低水準。 ■投資 過剰在庫により不動産投資は減少。地方政府の投資が鍵を握る。全般的には固定資本投資は減速。 鉱工業生産 9.7 8.3 6.1 5.6 5.2 ■物価 国内の食品価格は小幅の上昇が見込まれるが、原油などの商品価格の下落から低インフレ基調が続く。 株価(香港ハンセン) 22,151 24,500 19,500 ドル・円 102.99 119.93 115 118 - ユーロ・円 141.94 128.80 127 127 - ユーロ・ドル 1.38 1.07 1.10 1.08 - <景気全般> 個人消費を牽引役に景気は緩やかな拡大へ ■個人消費 原油価格下落による購買力の向上等から底堅く推移し、景気拡大のドライバー役となる見通し。 ■企業活動 新興国向け輸出や生産、設備投資は低調。 ■雇用 緩やかな改善が進むが、南北格差は色濃く残り、緩慢な回復。失業率は緩やかに低下。 ■物価 需給ギャップの縮小とともにインフレ率は徐々に持ち直すが、16年末でも1%未満の低水準に止まる見込み。 為替はレンジ内での推移を見込む ■ドル・円 日銀の金融緩和は円安要因だが、日本の貿易収支改善等が値下がりを抑制、短期的には横方向の動きへ。 ■ユーロ・円 日欧とも量的緩和(QE)策を継続することから、材料拮抗で横這いの展開へ。 2.10 2.2 2.72 <全般> 為 替 2016 ▲0.9 所得の伸びは抑制され、消費増税前の駆け込みを除けば消費は盛り上がりに欠ける。 <景気全般> 中 国 予想 2015 2.1 新興国経済の減速等から、景気は力強さに欠ける展開 ■個人消費 <景気全般> 実績 2014 17,600 21,500 - - - 政策金利(実績・予想一覧表の2段目(除く中国)、予想変更欄)は、米国:FF金利、欧州:レポ金利(1週間物)、日本:コールレート(無担保翌日物)(ただし、日本は2013年4月4日以降、政策目標がマネタリーベースに変更されたため、参考値として表示)。 株価(実績・予想一覧表の4段目、予想変更欄)は、日本:日経平均株価(単位:円)、米国:NYダウ(単位:ドル)、欧州:ユーロ・ストックス指数(単位:ポイント)、中国:香港ハンセン指数(単位:ポイント)。 2015年の日本のGDPは予測、他は実績。 予想は三井住友アセットマネジメントによる。 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 3 情報提供資料 <ご参考>重要日程等 3日:アイルランド総選挙実施期限 2016年 21日:ECB理事会 4月 26-27日:FOMC 2日:スペイン内閣選出期限 5日:スコットランド議会選挙 22日:キプロス議会選挙 2日:ECB理事会 5月 6月 7月 24日:オーストリア大統領選挙 14-15日:FOMC(経済見通し発 表、議長記者会見) 18-21日:米共和党大会 25-28日:米民主党大会 26-27日:FOMC 23日:英国国民投票(EU残留・離脱) 23-24日:EU首脳会議 1日:スロバキアがEU議長国 9日:フィリピン大統領選挙・上下院選挙 20日:蔡英文氏が台湾総統に就任 15-16日:金融政策決定会合 29日:石田審議委員任期 月中:成長戦略・骨太の方針 月中:通常国会会期末 10日:参議院選挙 28-29日:金融政策決定会合(経済・ 物価情勢の展望公表) 月中:米中戦略・経済対話(中国) 2日:オーストラリア総選挙(観測) 7-8月:中国 北載河会議 15日:4-6月期GDP速報 20-21日:FOMC(経済見通し発 表、議長記者会見) 8日:ECB理事会 26日:第1回大統領候補者討論会 18日:ロシア下院選挙 30日:2017年度予算成立期限 9日:第2回大統領候補者討論会 9日:リトアニア総選挙 19日:第3回大統領候補者討論会 10月 20日:ECB理事会 20-21日:EU首脳会議 1-2日:FOMC 8日:米大統領・議会選挙 13-14日:FOMC(経済見通し発 12月 表、議長記者会見) 11月 18日:16年1-3月期GDP速報 21日:ECB理事会 8月 9月 1日:ジュニアNISAスタート、法人税実 10日:ペルー大統領選挙 効税率29.97%へ、電力小売り自由 24日:衆議院北海道5区・京都3区補 13日:韓国議会選挙 欠選挙 27-28日:金融政策決定会合(経済・ 物価情勢の展望公表) 月中:ルーマニア総選挙 8日:ECB理事会 15-16日:EU首脳会議 20-21日:金融政策決定会合 月中:香港立法会選挙、タイ総選挙 14-15日:G20財務相・中央銀行総裁 会議(ワシントン) 15-17日:国際通貨基金(IMF)・世銀春 季総会(ワシントン) 17日:主要産油国会議(カタール・ドーハ) 20-21日:G7財務相・中央銀行総裁会 議(仙台) 26-27日:G7首脳会合(伊勢志摩) 2日:石油輸出国機構(OPEC)総会 6日:ラマダン開始 23-24日:上海協力機構首脳会議(ウズ ベキスタン・タシケント) 5日:ラマダン終了 8-9日:北大西洋条約機構(NATO)首 脳会議(ワルシャワ) 23-24日:G20財務相・中央銀行総裁 会議(中国・成都) 月中:BRICS首脳会議(インド) 5日:リオデジャネイロ オリンピック(-8月21 日) 4-5日:G20首脳会議(中国・杭州) 1-7日:中国 国慶節休み 1日:IMF 中国人民元をSDR(IMFの特 別引出権)に採用 6日:G20財務相・中央銀行総裁会議 (ワシントン) 7-9日:IMF・世銀年次総会(ワシントン) 31-11月1日:金融政策決定会合(経 月中:東アジア首脳会議・ASEAN首脳会 済・物価の情勢の展望公表) 議 月中:中国共産党第18期中央委員会第6 19-20日:アジア太平洋経済協力 14日:7-9月期GDP速報 回全体会議(6中全会) (APEC)首脳会議(ペルー・リマ) 19-20日:金融政策決定会合 月中:中国 中央経済工作会議 (注)日程等は2016年4月10日現在の各種報道による。上表は予定であり、今後変更される可能性がある。(出所)各種報道等を基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 44 情報提供資料 今後の重要イベント 足元の金融・株式市場の変動の高まりや景況感の悪化など、日本経済を取り巻く環境は不透明感を増しています。5月には、伊勢志摩サミットが控えており、 - - - 国際協調として通貨の安定を共有化できるかがカギを握ります。マイナス金利の導入が本来の目的をなかなか達成できていない中、日本としてどれだけ諸外国 30,000 から、日本の政策に対する理解を得られるかが重要です。 2019年 2020年 【 2016年】 2017年 2018年 28,000 7月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 秋 11月 12月 4月 4月 9月 12月 7月 ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 26,000 法 電 郵「 1 伊 成 日 参 4 消 農 7 17 消 日 自 衆 参 東 本 議 費 業 人 力 貯ニ 費 勢長 銀議 民 議 京 年 9 税 の 限ッ 3 志 戦 短 院 6 税 の 税 銀 党 院 院 オ 度 24,000 実 小 度ポ 月 摩 略 観 選 月 引 成 率 行 総 議 選 月 成長戦略 税 リ (円) 効 売 額ン 期 サ 日 6 挙 期 き 長 引 黒 裁 員 挙 期 第3弾 制 ン 税 り 引一 G ミ 本 月 き 田 選 任 G 上 産 G 改 22,000 10 ピ 率 全 き億 D ッ 再 調 上 総 挙 期 D げ 業 D 正 ッ 満 が 面 上総 P ト 興 査 日 P に 化 げ 裁 P 大 ク 観 了 29自 げ 活 1 26戦 1 関 施 1 綱 20,000 8 任 1 測 ・ 由 躍 期 ・ 次 す 策 次 略 量的質的緩和 97化 プ 次 % パ る 発 予 第3の矢 速 27第 日 速 第2弾 速 % 最 ラ 表 ラ (成長戦略) 18,000 算 報 報 報 10 日 4 へ 終 ン リ 編 15 判 14 成 」 18 弾 % ン 発日 16,000 日 断 日 ピ 第1の矢 表 (量的質的緩和) ッ 6月 株主総会 ク 14,000 開 6月 日銀 追加緩和? 催 成長戦略 12,000 12月 ( ( ( ( ( . ) ~ ⇒ ) ( ( ( ) ) ) 第2の矢 (機動的な財政政策) 8,000 3月 ユーロ圏追加緩和 12月 米国利上げ ) 10,000 ユーロ圏 追加緩和 ) ) 第2弾 年央以降も ユーロ圏の追加緩和期待継続 12月 米国利上げ? 6月 米国利上げ? 12/7 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1(年/月) 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 19/1 19/7 20/1 20/7 21/1 21/7 (注)株式指数は日経平均株価。データ期間は2012年7月6日から2016年4月8日。週次ベース。今後の重要イベント:2016年4月以降の予定等であり、今後変更される可能性があります。ユーロ 圏の追加緩和、米国の利上げは三井住友アセットマネジメント予想。 (出所)Bloombergのデータ及び各種報道等を基に三井住友アセットマネジメント作成 ※上記は過去の実績および今後の主な重要イベントをまとめたものであり、すべてを網羅するものではありません。 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 55 情報提供資料 株価水準でみたかい離が再び拡大 2016年3月中旬まで世界株式と日本株式の変動性に関するかい離は大きく解消しました。3月後半になると、米国の金融政策がより慎重さを増したことで、ド ル安円高が進み、再び世界株式と日本株式のかい離が拡大しています。世界経済の低成長や新興国経済の低迷、原油価格の下落の影響などは世界の株 式市場で共有化されていましたが、ここにきて変化が表れ始めています。要因は、原油価格が安定化し始めていることです。少なくとも1バレル20米ドル台まで 低下するような状況はひとまず回避できており、リスクマネーは日本株式以外に収益機会を求める動きを強めていると考えられます。 こうした中、日本株式のバリュエーションは全世界の平均的な水準から大きくかい離しています。PER(株価収益率)は15年末時点では全世界とほぼ同水準でし た。16年3月末時点では、ドイツとほぼ同じ水準で、新興国や中国よりは高い水準ですが、同時点のPBR(株価純資産倍率)は新興国や中国よりも低い水準 に甘んじています。PBRはPER×ROE、で表すことができます。PERが大きく低下し、PBRも相対的に低位にあるのは、ROE(株主資本利益率)の向上が進んで いないためと考えられます。外部環境が不透明性を増す中、日本企業は資本の効率性を高め、ROEの向上に意識を向けることができるかどうかが注目されます。 (ポイント) 160 18 世界株式 リーマン アメリカ ショック 140 日本と世界主要各国・地域のPERとPBR (倍) 日本と世界の株価指数の推移 イギリス 16 全世界 <2008年8月末=100> 120 縮 小 欧州債務問題 拡 大 拡 大 割高 乖 離 な し 100 縮 小 80 日本株式 PER フランス 14 12 日本 60 2016年3月末 ドイツ 新興アジア 拡 大 割安 ヨーロッパ 新興国 10 中国 割安 東日本大震災 PBR 割高 8 40 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (注1)データ期間は2008年1月1日から2016年4月8日。2008年8月末を100として指数化。 (注2)世界株式はMSCI AC World Index (現地通貨ベース)、日本株式は東証株価指数(TOPIX)。 (出所)Datastream、FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 (年) 1.0 1.5 2.0 2.5 (注)PER=株価÷1株当たり予想利益。予想はIBES。PBR=株価÷1株当たり純資産。 すべてMSCIベース。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 3.0 (倍) 66 情報提供資料 2012年4月以来の割安ゾーン入り 株価と企業業績との関係をみたPERは、2012年4月以来の割安ゾーン(平均-1標準偏差)に入りました。これは分母の予想利益の低下よりも、分子の株 価の下落が大きいためです。企業業績は、急激な悪化は見込みにくいのですが、足元の円高水準が継続したり、国内経済の足踏み状態が続くようだと次第 に悪化しかねません。円高の一服といった海外要因のほか、政策発動等、国内経済に明るさが広がることなどが必要と思われます。 日経平均株価とPER 46 (円) 22,000 PERの推移(長期) (倍) 110 100 40 19,000 日経平均株価 (右軸) 80 34 16,000 28 13,000 PER(左軸) (倍) 90 60 50 平均+1標準偏差 22 70 10,000 PER 40 30 平均 16 7,000 平均-1標準偏差 10 10 4,000 11 12 13 14 15 20 16 (注)データ期間は2011年1月4日から2016年4月8日。PER=株価÷1株当たり予想利益。 予想はIBES。PERの平均及び平均±1標準偏差は2011年1月から2016年3月(日々ベース)で計算。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 01 03 05 07 09 11 13 15 (年) (年) (注)データは2001年1月~2016年4月の各月末。16年4月は8日。 PERは株価÷1株当たり利益。日経予想ベース。 (出所) Quick Astra Managerのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 77 情報提供資料 日本企業の業績(1)3期連続で最高益を更新すると予想 主要企業216社(*)の経常利益は、2015年度が前年度比+7.6%、16年度が同+5.6%の増益と、3期連続で最高益更新となる見込みです。(*)当社が主 に調査対象とする企業(金融を除く)。 当社が想定している為替レートは2016年度が115円/米ドルです。110円を下回ると減益に転じる可能性もあり、為替レートの安定が求められます。 収益の改善度合いを見るリビジョンインデックスは、15年8月以降大きく低下した後、11月に一旦底打ちしました。しかし、15年12月以降も中国や米国経済 に対する懸念がくすぶり続け、また、原油安の進展、米ドル安円高が進んだことなどから、リビジョンインデックスの悪化傾向が続いています。 (円/米ドル)(ポイント) 主要216社の経常利益と米ドル円レート (兆円) リビジョンインデックスと東証株価指数(TOPIX)の推移 1251,800 50 当社想定レート 115円/米ドル 米ドル円レート(年度平均、右軸) 40 (予想) 115 (予想) +5.6% +7.6% 30 東証株価指数(TOPIX)(左軸) リビジョンインデックス(右軸) 1,600 (%) 50 30 1,400 10 1,200 ▲ 10 1,000 ▲ 30 800 ▲ 50 105 経常利益 (非製造業、左軸) 20 95 10 85 経常利益 (製造業、左軸) 0 75 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16(年度) (注)経常利益は2007年度~2016年度。2015年度以降は三井住友アセットマネジメント予想。 米ドル円レートは、2007年度~2015年度の年度平均実績。2016年度は三井住友アセットマネジメント予想。 (出所)Bloombergのデータなどを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 600 ▲ 70 11 12 13 14 15 16 (年) (注1)データ期間は2011年1月6日から2016年4月7日。週次ベース。 (注2)リビジョンインデックス:上方修正銘柄の比率-下方修正銘柄の比率。対象は東証1部。予想はIBESベース。 (出所)Datastreamのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 88 情報提供資料 日本企業の業績(2)利益と株価水準 日経平均株価ベースの1株当たり純利益を見ると、2015年以降2018年まで過去最高を更新すると予想されています(Bloombergベース)。 (円) 日経平均株価と純利益の推移 (円) 1,400 23,000 (予想) 1,200 21,000 1,000 19,000 日経平均株価(右軸) 純利益(左軸) 800 17,000 600 15,000 400 13,000 200 11,000 0 9,000 ▲ 200 7,000 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 (注)純利益(日経平均株価ベースの1株当たり純利益)は2000年から2018年の年次データ。2015年以降はBloomberg予想。 日経平均株価は2000年1月4日から2016年4月8日までの日次データ。 (出所)Bloombergデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 15 16 17 18 (年) 99 情報提供資料 日本企業の業績(3)日本の予想EPSが低下 全世界、日本、米国、欧州の指数ベースの予想EPSの推移を見ると、16年3月の日本の予想EPSが低下しました。日本の予想EPSは水準としては高く、かつ 上昇していたことが魅力でした。逆に、主要国・地域、エマージング市場の予想EPSは低下傾向にありましたが、16年3月に底打ちしました。予想EPSの低下が 続いているのは中国のみです。 日本企業はキャッシュフローが豊富なので、自社株買いを実施することでEPSの成長を維持することは可能です。今回の低下が、一時的なものであるかを確認す る必要がありそうです。 一方、日本企業のROEは引き続き低水準です。他の国・地域のROEが低下トレンドにありますが、3月は日本のROEも低下しました。 主要国・地域の予想EPSの推移 (ポイント) 180 全世界・米国・欧州・中国・日本のROEの推移 (%) 23 2010年1月=100 170 21 160 19 150 米国 中国 全世界 欧州 日本 17 140 15 130 13 120 11 110 100 90 9 日本 米国 中国 全世界 欧州 エマージング市場 エマージング・アジア アジア・パシフィック(除く日本) 7 5 80 10 11 12 13 14 15 16 10 11 12 (年) (注)データ期間は2010年1月から2016年3月(月次ベース)。予想EPSはFactSetコンセンサスの12カ月先予想。現地通貨ベース。ROEは予想ベース。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 13 14 15 16 (年) 10 10 情報提供資料 日本企業の業績(4)ROEとPBR 株主資本利益率(ROE)と株価純資産倍率(PBR)の関係を見ると、両者には順相関の関係がうかがえます。つまり、ROEが高ければ、PBRも高い傾向にあり、 同水準のROEでもPBRが高ければ割高などと評価されます。世界の主要な株式市場のROEとPBRの位置関係を見ると、概ね右肩上がりに並んでおり、極端 な割高・割安を示す市場は多くはありません。 米国の利上げは、インフレが緩やかなため、そのペースも緩やかになると思われます。日本とユーロ圏では量的緩和が長期化し、今後も世界の株式市場の下支 えになると期待されます。 主要株式市場のROEとPBRの関係 4.0 割高 ( ( 株 価 純 資 産 倍 率 P B R 、 倍 3.5 インド 3.0 フィリピン 米国 メキシコ 2.5 ) 2.0 ) 豪州 英国 1.5 日本 インドネシア 世界 タイ ドイツ 1.0 PBR=PER×ROEの関係から、斜 線上は「 世界」のPER14.6倍と同 等の位置を表します。 各市場とも概ね斜線に沿って位置し ていますが、トルコや中国は斜線から のかい離が相対的に大きく、割安度 が強くなっています。 対して日本は、PBR、PER、ROEの 関係で見ると「世界」から若干割安 な水準にあることがわかります。 ブラジル トルコ 中国 ( 注 )ROE 、 PBR は 2016 年 3 月 末 。 MSCI AC World指数ベースの国別ROE、PBRを基に作 成。ROEは予想ベース。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友アセットマ ネジメント作成 割安 0.5 5 7 9 11 13 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 15 17 19 21 23 25 (株主資本利益率(ROE)、%) 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 11 11 情報提供資料 投資家動向 海外投資家の2016年1月~3月の売り越し額は5兆円を超えました。日経平均株価の変化率(対6カ月前比)は昨年年央以降マイナスに転じていますが、 海外投資家の売り越し額も大きく膨らんできました。昨年の5月から9月も累計で6.5兆円超の売り越しでした。こうした売り越し継続の背景には、アベノミクス への期待効果が薄れてきていることがありそうです。成長戦略の具体的な成果や稼ぐ力の復活とROEの向上といった成果も一部の企業にとどまるなど、日本 企業全体の変革にはなかなか結びついていない印象があります。追加の金融緩和も、本来の目的を達成するには時間がかかります。政策対応は重要ですが、 日本企業として、資本効率・株主重視へと変革したことを積極的に示していくことが重要です。 海外投資家の日本株式売買動向(差引額) (兆円) 7 世界各国経済対策 米国QE1 安倍内閣 構造改革 路線継承 小泉内閣構造改革 5 (兆円) 70 2.0 50 1.5 QE3縮小 開始⇒終了 米国QE3 衆院選 自民党勝利 ECB量的 緩和 開始 日銀包括金融緩和 米国QE2 3 (%) 量的質的 緩和第2弾 チャイナ ショック 日米欧 金融緩和 米国 利上げ 1 30 1.0 10 0.5 ▲3 ▲5 リーマン ショック 海外投資家の累積買越額 10兆円 28兆円 日経平均株価の変化率 (対6カ月前比) (右軸) 04 05 06 07 08 09 ▲ 30 新興国通貨不安。ア ベノミクス期待後退 1.5兆円 6兆円 6兆円 1兆円 17兆円 1兆円 10 11 12 13 14 ▲ 0.5 世界景気 失速懸念 2.7兆円 15 ▲ 50 ▲ 1.0 ▲ 70 16 (年) (注1)データ期間:海外投資家の売買金額は2003年1月から2016年3月(月次ベース)。 日経平均株価の変化率は2003年1月から2016年4月(月末ベース)。16年4月は8日現在。 (注2)海外投資家の売買金額は2市場(東京・名古屋)合計、3カ月累積表示。買越局面は色塗り表記。 (注3)主な出来事は、買越局面で海外投資家が買い越した要因と推定される出来事。米国QE1は量的金融緩和第1弾、 米国QE2は同第2弾、米国QE3は同第3弾。 (出所)東京証券取引所、Bloomberg等のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 0.0 ドル安・円高 の進行 世界景気 失速懸念 ▲7 03 ▲ 10 量的質的 緩和第1弾 海外投資家の買越金額 3カ月累計(左軸) 事業法人 信託銀行 TPP 大筋合意 ▲1 <参考>信託銀行、事業会社の日本株式売買動向(差引額) ▲ 1.5 10 11 12 13 14 15 16 (年) (注)データ期間は2010年1月から2016年3月(月次ベース)。 (出所)東京証券取引所のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 12 12 情報提供資料 <ご参考>日本、欧州から流出し、米国、新興国へ流入 16年1-3月の投信マネーの流れを見ると、変化の兆しが表れはじめています。これまで、流入基調にあった日本と欧州市場から資金が流出しています。マイナ ス金利の導入によってさらなる緩和を強化しましたが、むしろ金融セクターの業績悪化懸念などが広がるなど、金融株などにマイナスの影響を与えています。 一方で、米国の利上げが極めて慎重となる見通しが、リスクオンの動きを強める方向に作用していると思われます。新興国株式市場の予想EPSが3月に底を 打っていることを踏まえると、世界の株式市場はリスクを取りやすい環境に変化してきている可能性があります。 株式ファンドへの資金流出入(投資対象国・地域別) 年・月 NIEs4 ASEAN4 ブラジル 2015 ▲ 2,301 ▲ 610 ▲ 1,149 1 2 245 ▲ 159 ▲ 279 インド 208 11,309 ▲ 25 中国 ▲ 17,588 2,855 ▲ 4,502 66 407 3 ▲ 1,415 ▲ 281 ▲ 236 ▲ 35 1,301 ▲ 6,392 300 1,311 ▲ 8,317 4 5 6 ▲ 431 ▲ 138 ロシア は流入超 246 ▲ 164 ▲ 106 ▲ 267 ▲ 191 ▲ 4 ▲ 124 3,030 ▲ 239 ▲ 365 ▲ 192 565 トルコ メキシコ ▲ 312 ▲ 311 ▲ 2,193 40 160 GEM 米国 ▲ 24,682 ▲ 173,717 英国 ユーロ圏 2,508 130,028 日本 58,264 ▲ 9 ▲ 3,613 ▲ 18,778 298 9,346 1,910 79 ▲ 120 ▲ 524 ▲ 255 ▲ 3,799 ▲ 595 20,298 1,692 ▲ 42 ▲ 133 ▲ 572 ▲ 1,590 ▲ 8,846 ▲ 1,950 26,955 8,563 11 ▲ 36 ▲ 301 1,666 ▲ 38,164 ▲ 404 9,340 3,323 3,636 ▲ 62 25 ▲ 417 77 ▲ 24,512 ▲ 239 4,147 6,726 993 ▲ 885 ▲ 42 ▲ 25 ▲ 235 ▲ 2,434 ▲ 8,689 1,517 5,736 8,357 443 1,268 7 ▲ 998 ▲ 106 5,061 ▲ 42 ▲ 65 ▲ 145 ▲ 4,142 ▲ 10,760 1,244 14,207 9,760 8 ▲ 918 ▲ 129 ▲ 277 ▲ 402 ▲ 585 ▲ 3,138 ▲ 68 23 ▲ 222 ▲ 8,665 ▲ 23,365 1,281 5,311 7,708 7,453 8,377 9 ▲ 1,144 ▲ 107 10 ▲ 518 11 ▲ 721 ▲ 54 ▲ 121 2,645 南アフリ カ (単位:百万米ドル) ▲3 33 133 33 145 332 ▲ 1,127 826 ▲ 78 ▲ 37 ▲ 13 ▲ 237 ▲ 5 ▲ 2,152 ▲ 20 ▲ 13 255 ▲ 2,283 ▲ 6,043 562 7,211 ▲ 991 ▲ 75 ▲ 1,723 ▲ 164 ▲ 77 257 ▲ 1,309 ▲ 17,351 ▲ 493 8,461 4,266 281 653 ▲ 16,445 6,126 84 ▲ 15 160 686 93 64 2016 ▲ 706 352 308 4 ▲ 203 340 ▲ 62 ▲ 39 ▲ 45 ▲ 107 ▲ 83 ▲ 449 1,264 ▲ 2,982 858 76 590 12 ▲ 45 ▲ 3,401 ▲ 10,426 1,385 1,123 ▲ 42,064 1 652 916 ▲ 59 ▲ 35 95 ▲ 4,207 ▲ 27,704 2 ▲ 475 154 54 20 131 ▲ 243 ▲3 ▲ 24 50 ▲ 757 ▲ 20,048 3 ▲ 883 243 362 67 115 ▲ 333 0 21 135 6,087 5,688 428 1,092 11,564 ▲ 1,426 1,071 7,602 101 ▲ 7,386 ▲ 425 ▲ 540 ▲ 10,131 ▲ 1,051 (注1)データ期間は2015年1月から2016年3月。2016年3月は第4週まで。分類はEPFR GLOBAL。 (注2)EPFRグローバルは、世界的に投信(投資信託。ETFなどを含む。以下、ファンド)などの金融商品に関する情報を有しており、2016年2月末現在、23.4兆米ドル規模の世界のファンドの資金フローデータを収集しています。 (出所)EPFR GLOBALのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 13 情報提供資料 金融環境 世界的に金融緩和基調だが、米国の利上げ次第 2016年3-4月は、欧州中央銀行(ECB)が3月10日に追加の金融緩和を実施しました。ECBの追加緩和を受けて、ノルウェー、ハンガリーが追加緩和に踏 み切ったほか、ニュージーランドも追加緩和に踏み切りました。インフレ率が落ち着いているインド、インドネシアも追加の緩和に踏み切りました。一方、南アフリ カが再び利上げを実施しました。 (%) 8 主要国・地域の政策金利の推移 7 (%) は利上げ、 は利下げ (2016年3月~2016年4月) 16 14 600 FRB(米国連邦準備制度理事会) 南アフリカ(左軸)5.75%⇒6.00% ⇒6.25%⇒6.75%へ利上げ 6 12 量的金融緩和(主要中央銀行の資産残高比較) (ポイント) ブラジル(右軸)11.75%⇒12.25% ⇒12.75%⇒13.25%⇒13.75% ⇒14.25%へ利上げ 日本銀行 500 中国(左軸)5.60%⇒5.35%⇒5.10% ⇒4.85%⇒4.60%⇒4.35%へ利下げ 予想 ECB(欧州中央銀行) トルコ(右軸)8.25%⇒7.75%⇒7.50%へ利下げ 5 10 4 8 3 6 インドネシア(右軸)7.75%⇒7.50%⇒6.75%へ利下げ メキシコ(左軸)3. 00%⇒3.25%⇒3.75% へ利上げ ニュージーランド(左軸)3.50%⇒3.25%⇒3.00% ⇒2.75%⇒2.50%⇒2.25%へ利下げ オーストラリア(左軸)2.50%⇒2.25% ⇒2.00%へ利下げ 4 1 2 300 ノルウェー(左軸)1.25%⇒1.00% ⇒0.75%⇒0.50%へ利下げ ハンガリー(右軸)2.10%⇒1.95%⇒1.80% ⇒1.65%⇒1.50%⇒1.35%⇒1.20%へ利下げ 0 カナダ(左軸)1.00%⇒0.75%⇒0.5%へ利下げ イギリス(左軸)0.5% 日本(左軸)0~0.1% ユーロ圏(左軸)0.05%⇒0.00%へ利下げ デンマーク(左軸)0.20%⇒0.05%へ利下げ ▲1 08/10 09/10 10/10 11/10 12/10 13/10 14/10 15/10 ▲2 スウェーデン(左軸)0%⇒▲0.1% ⇒▲0.25%⇒▲0.35%⇒▲0.5%へ利下げ スイス(左軸)▲0.25%⇒▲0.75%へ利下げ (年/月) (注1)データ期間は2008年10月1日から2016年4月8日。トルコは2010年5月20日から2016年4月8日。 (注2)アメリカ:FF金利、イギリス:レポ金利、オーストラリア:キャッシュレート、スイス:銀行間3カ月物国内金利、日本:無担保コールレート(オーバーナイト物。日本は 政策目標がマネタリーベース(*)に変更されたため、2013年4月4日以降分は参考値として表示。(*)マネタリーベースとは「日本銀行が供給する通貨」のこと)、カナ ダ:翌日物金利、デンマーク:Lendingレート、ノルウェー:中央銀行の預金金利、ユーロ圏:公開市場操作金利、ニュージーランド:オフィシャルキャッシュレート、 スウェーデン:ファイナンシングオペ金利、中国:法定貸出金利(1年)、ハンガリー:ベースレート、ブラジル:中央銀行ターゲット金利、インド:レポレート、韓国:7 日物レポ金利、インドネシア:レファレンスレート、メキシコ:オフィシャルオーバーナイトレート、トルコ:1週間物レポ金利、南アフリカ:レポレート。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 リーマン・ショック 100 アメリカ(左軸)0~0.25%⇒0.25%~0.50% 0 2007 年 中の平均 値=100 200 韓国(左軸)2.00%⇒1.75%⇒1.50%へ 利下げ 2 400 インド(右軸)8.00%⇒7.75%⇒7.50% ⇒7.25%⇒6.75%⇒6.50%へ利下げ 0 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 (年) (注)データ期間は2007年1月から2017年3月。FRB、ECB、日本銀行の16年4月以降は三井住友 アセットマネジメント予想。ECBは2017年3月まで毎月800億ユーロ増加、日本銀行は年間約80兆円 増加するとした。 (出所)FRB、ECB、日本銀行のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 図中にはありませんが、デンマークは政策金利の1つである中銀預金金 利を▲0.75%に引き下げました。台湾が1.875%⇒1.75% ⇒1.625%⇒1.5%へ利下げ、ロシアが17.0%⇒15.0%⇒14.0% ⇒12.5%⇒11.5%⇒11.0%へ利下げ、ウクライナが14.0% ⇒19.5%⇒30.0%へ利上げた後⇒27.0%⇒22.0%へ利下げして います。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 14 情報提供資料 日本経済(1)見通し~潜在成長率並みの成長が続く 2016、17年度の実質GDP成長率は、+0.8%、▲0.2%と予想します。消費増税の影響をならせば、ほぼ潜在成長率並みの成長が続く見通しです。 米国景気が緩やかに回復すると見込まれることから輸出・生産が底打ちすると思われます。雇用・所得面では労働市場が完全雇用状態にあり、総賃金もわず かですが上昇基調です。個人消費は力強さは欠くものの底堅く推移すると思われます。CPIコアは16年度+0.1%、17年度+0.6%と引き続き+2%到達は 難しい環境となりそうです。 日本経済見通し (単位:%) 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度 項目 (実績) (予想) (予想) (予想) 名目GDP(対前年度比) 1.5 2.0 0.6 0.9 実質GDP(対前年度比) ▲ 0.9 0.7 0.8 ▲ 0.2 個人消費(対前年度比) ▲ 2.9 ▲ 0.5 0.8 ▲ 0.7 設備投資(対前年度比) 0.5 2.3 2.7 ▲ 1.3 住宅投資(対前年度比) ▲ 11.7 2.1 2.1 ▲ 3.9 公共投資(対前年度比) ▲ 2.6 ▲ 1.8 ▲ 2.9 0.3 純輸出(対GDP寄与度) 0.6 0.1 0.0 0.2 CPIコア(対前年度比) 0.8 0.0 0.1 0.6 (ポイント) 120 100 90 80 4 2 4.6 予想 1.4 0.7 0.8 0.5 0.9 0.9 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17(年) (%) 3.0 1.7 ▲ 0.9 15.0 設備投資の対GDP比(四半期ベース) (予想) 14.5 14.0 0 ▲2 15年(10-12月期) 実績 (注)2016年3月現在。データ期間は1999年第1四半期(1-3月)から2017年第1四半期(1-3月)。 2016年第1四半期(1-3月)以降は三井住友アセットマネジメント予想。 (出所)経済産業省のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 前期比年率 予想 2.2 シャドー部分は 景気後退期 70 日本の実質GDP成長率 6 (予想) 110 (注)2016年3月現在。CPIコア(対前年度比)は消費税の影響を除いたベース。三井住友アセットマネジメント予想。 (出所)内閣府、経済産業省、総務省、日銀のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 (%) 鉱工業生産の見通し(四半期ベース) 13.5 ▲ 0.2 ▲ 1.4 ▲ 1.1 13.0 シャドー部分は 景気後退期 12.5 ▲4 4 14 15 16 17 (年度) 17 14 1 2 3 15 4 1 2 3 16 4 1 17 (年/四半期) (注)2016年3月現在。データ期間:年度は2014年度から2017年度。15年度以降は予想。四半期は14年第4四半期(10-12月)から 17年第1四半期(1-3月)。16年第1四半期(1-3月)以降は予想。予想は三井住友アセットマネジメント。 (出所)内閣府のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 15年(10-12月期) 実績 12.0 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17(年) (注)2016年3月現在。データ期間は1999年第1四半期(1-3月)から2017年第1四半期(1-3月)。 2016年第1四半期(1-3月)以降は三井住友アセットマネジメント予想。 (出所)内閣府のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 15 情報提供資料 日本経済(2)物価~3月にもCPIコアは小幅マイナスへ 2016年2月のCPIコアは、前年同月比0.0%となり、インフレ率が低迷する結果となりました。 3月にもCPIコアは、小幅マイナスに転じ、年央にかけてマイナス幅が拡大すると予想しています。その後、緩やかにプラス圏に転じる見通しです。需給ギャップの改 善が足踏みする中で、原油価格の低迷や円安修正の動きが徐々に物価を抑制する方向に作用すると思われます。 (%) 1.8 消費者物価指数(コア)の要因分解(前年同月比) 14年度+0.8% 灯油、ガソリンの店頭価格 (円/18ℓ) 2,000 (予想) (円/ℓ) 200 1,900 190 1,800 180 1,700 170 1,600 160 0.2 1,500 150 ▲ 0.2 1,400 140 1.4 15年度+0.0% 16年度+0.1% 1.0 0.6 ▲ 0.6 1,300 食料品(生鮮食品を除く) 1,200 その他(基調部分) ▲ 1.0 ▲ 1.4 エネルギー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 4 5 6 7 8 9 101112 1 2 3 2014 2015 2016 (注1)データ期間は2014年1月から2017年3月。16年3月以降は三井住友アセットマネジメント予想。 (注2)CPIコア:消費者物価総合指数から天候等の影響で変動が大きい「生鮮食品」を除いた総合指数。 その他(基調部分):消費者物価総合指数から食料(酒類を除く)及びエネルギーを除いた総合指数。 (出所)総務省のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 2017 (年/月) 120 ハイオク店頭価格(右軸) 1,100 CPIコア 130 灯油店頭価格(左軸) レギュラー店頭価格(右軸) 1,000 110 100 11 12 13 14 15 16 (年) (注)データ期間は2011年1月5日から2016年4月4日。週次ベース。 (出所)資源エネルギー庁のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 16 情報提供資料 日本経済(3)賃金~実質賃金は4カ月ぶりに増加だが・・・ 毎月勤労統計(速報)によれば、2016年2月の現金給与総額(名目賃金)は前年同月比+0.9%と4カ月ぶりに増加に転じました。基本給などの所定内 給与は同+0.6%でした。2010年以降の平均伸び率は同▲0.4%、最高は14年9月の同+0.5%で、2月はこれを上回りました。 実質賃金(速報)は前年同月比+0.4%と4カ月ぶりのプラスでした。消費者物価指数(持ち家の帰属家賃を除く総合)が同+0.4%の上昇と、給与の伸び が物価の伸びを上回ったことで「物価を上回る賃金の伸び」が戻った形です。 今後は、消費者物価指数が前年比でマイナスに転じる可能性が高まっています。物価の変動を考慮した「実質賃金」はプラス圏で推移することになりそうです が、景気の先行きに対する不安が広がれば、将来の物価上昇に対する期待も慎重になると思われます。こうした状況が続けば、消費はなかなか伸びません。 追加の緩和を含め、再び日銀、政府の政策対応が求められます。 (%) 3.0 (%) 現金給与総額の前年同月比と項目別寄与度 完全失業率と有効求人倍率の推移 (倍) 0 2.0 1.6 1 有効求人倍率(右軸) 失業率(左軸) 1.4 1.0 2 0.0 3 1.0 4 0.8 5 0.6 ▲ 1.0 ▲ 2.0 特別給与 所定外給与 所定内給与 名目賃金 実質賃金 ▲ 3.0 ▲ 4.0 ▲ 5.0 11 12 6 名目賃金に 対する寄与度 アジア通貨危機 (97/7) 7 1.2 0.4 リーマンショック (08/9) 8 13 14 15 (注)データ期間は2011年1月から2016年2月。 (出所)厚生労働省のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 16 (年) 0.2 0.0 86 88 90 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 16 (年) (注1)データ期間は1986年1月から2016年2月。 (注2)シャドー部分は景気後退期。2012年4月は暫定の山、2012年11月は暫定の谷。 (出所)総務省、厚生労働省のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 17 情報提供資料 日本の金融政策(1)~「マイナス金利付き・量的・質的金融緩和」を維持 現行の金融政策 ① 日本銀行当座預金の政策金利残高の一部に▲0.1%のマイナス 15年12月 「量的・質的金融緩和」を補完する主な措置 新たなETF買入れ枠の設定(日銀が保有する株式の売却再開に見合う年間約 3,000億円) 金利を適用 ② マネタリーベースで年間80兆円相当ペースで増加させる金融市場 国債買入れの平均残存期間の長期化(7年~10年程度を7年~12年程度に) 調整 ③ 長期国債や指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信 J-REITの買入限度額の引き上げ(銘柄ごとの発行済投資口総数の「5%以内」を 「10%以内」に) 託(J-REIT)の買入れ等 (前年同月比、%) 4 (兆円) マネタリーベースと消費者物価指数の推移 成長基盤強化支援資金供給の拡充(「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる 企業」を追加) 500 マネタリーベースの目標(右軸) 16年1 月 日銀決定会合と展望レポートのポイント 3 400 2%の「物価安定の目標」(左軸) 2 300 16年度(予) +0.1% 1 15年度(予) +0.0% CPIコア(左軸) ▲1 13/3 デフレマインド転換の遅延リスク(金融市場の不安定な動きが企業や個人のマインド に影響し、物価の基調に悪影響を及ぼすリスクの増大に言及) 200 100 15/3 0% 16/3 17/3 (年/月) (注)データ期間は2013年3月から2017年3月。CPIコアは16年2月まで。マネタリーベースは16年3月まで。16年4月以降の マネタリーベースは年間80兆円のペースで増加するとして計算。CPIコアの15年度、16年度は三井住友アセットマネジメント予想。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 0%の金利を適用する「マクロ加算残高」の見直しを原則として3カ月毎に行う マネー・リザーブ・ファンド(MRF)を受託する金融機関の「マクロ加算残高」に、受託残 高に相当する額(昨年の受託残高を上限とする)を加える(マイナス金利の適用除外) 2016年2月 0 14/3 2%の「物価安定の目標」達成時期の変更(従来の2016年度後半頃⇒2017年 度前半頃に後ろ倒し) 16年3月 決定された実務的な対応 0 マネタリーベース(月末残高、右軸) マイナス金利の導入(金融機関が保有する日銀当座預金の一部に対し、▲0.1%の マイナス金利を適用) 金融機関の貸し出し増加に向けた取り組みをより一層支援するため、「貸出支援基 金」および「被災地金融機関支援オペ」の残高を増加させた金融機関については、増 加額の2倍の金額を「マクロ加算残高」に加算する (出所)日銀の発表資料を基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 18 情報提供資料 日本の金融政策(2)~マイナス金利政策 当座預金を3階層に分けて、それぞれ+0.1%、0%、▲0.1%を適用することとしました。日銀は、これによってマイナス金利が金融機関の収益を圧迫して、 金融仲介機能が弱まる懸念に対処したとしています。 (兆円) 日銀が導入するマイナス金利政策のイメージ 【政策金利残高】 300 日銀は年間80 兆ペースの増加 ピッチを維持する 方針です。 年▲0.1% 約10兆円 250 当座預金 約40兆円 200 約210兆円 150 100 【マクロ加算残高】 義務で預ける分等。 金利は年0% 【基礎残高】 これまで任意で預けて きた分。 金利は年+0.1% (15年1月~12月の 平均残高) 50 0 12/11 13/11 14/11 15/11 (年/月) (注1)データ期間は2012年11月から2016年1月。 (注2)マネタリーベースは日本銀行券発行高と貨幣流通高と日銀当座預金の合計。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 19 情報提供資料 米国経済 見通し~低成長ながらも息の長い成長が続く 経済に過熱感はなく、個人消費を中心に、低成長ながらも息の長い成長が続く見通しです。 より長い目で見れば、最大雇用が達成されたこともあり、景気は拡大するものの、スピードは基調的に鈍化していく方向と思われます。引き続き、中国景気の行 方や、原油価格の下落による金融市場の波乱には注意が必要です。 米国経済見通し (単位:%) 項目 名目GDP(対前年比) 実質GDP(対前年比) 個人消費(対前年比) 設備投資(対前年比) 住宅投資(対前年比) 政府支出(対前年比) 在庫投資(対前年比) 純輸出(対GDP寄与度) PCEコア(対前年比) 2013年 2014年 2015年 2016年 (実績) (実績) (予想) (予想) 3.1 4.1 3.5 3.2 1.5 2.4 2.4 2.3 1.7 2.7 3.1 2.6 3.0 6.2 2.8 1.3 9.5 1.8 8.9 8.0 ▲ 2.9 ▲ 0.6 0.7 1.6 0.1 0.0 0.2 ▲ 0.2 0.2 ▲ 0.2 ▲ 0.6 ▲ 0.2 1.5 1.5 1.3 1.6 米景気シナリオ(イメージ図) <景気拡大の基本形> ①消費と雇用の好循環持続 ②在庫の積み増し ③成長期待の改善と投資増 ④グローバル景気への波及 ⑤バブルの形成 <現在> 行き過ぎの反動 的な持ち直し (注)2016年3月現在。三井住友アセットマネジメント予想。 (出所)米国商務省、米国労働省のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 6 予想 予想 前期比年率 4.3 巡航(平均)速度のイメージ 3.9 4 2.4 2.4 2.3 循環的な上下動を繰 り返す中、トレンドは緩 やかな低下へ チャイナ・ショック 原油安 米国の実質GDP成長率 (%) 2.1 2 2.8 2.7 2.0 0.6 <景気後退の基本形> ①在庫調整 ②雇用の最大化の実現 ③外部環境の悪化 ④バブルの崩壊 ⑤引き締め政策 景気後退 2.4 2.3 巡航速度以上での推移 (雇用者数月20万人程度) 0.5 緩やかな雇用鈍化 (雇用者数月18万人程度) 0 3 14 15 16 (年) 16 4 14 1 2 3 15 4 1 2 3 4 16 (注)2016年3月現在。データ期間:年は2014年から2016年。15年以降は予想。 四半期は14年第3四半期(7-9月)から16年第4四半期(10-12月)。16年第1四半期(1-3月)以降は予想。 予想は三井住友アセットマネジメント。 (出所)米国商務省「GDP」のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 15年後半 (年/四半期) 16年前半 16年後半 17年前半 (注)2016年3月現在。(出所)三井住友アセットマネジメント ※上記は内外の要因に基づくシナリオの例示であり、上記のとおりになることを示唆あるいは保証するもので はありません。また、今後の市場環境を示唆あるいは保証するものではありません。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 20 情報提供資料 米国の金融政策(1)~極めて慎重な姿勢を示したことでドルが全面安へ 16年3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場の予想通り政策金利(FFレート)の誘導レンジを0.25%~0.50%で据え置くことを決定しました。据え 置き判断の理由の一つは世界経済と金融市場に引き続きリスクがあるためです。経済予測については、16年、17年の成長率、17年の物価上昇率を小幅に 下方修正しました。政策金利の見通しも前回の年内4回の利上げから2回の利上げに修正しました。 今回の声明文は、全体的にハト派色の濃い内容だったと評価されました。その後、米国株は上昇し、10年国債利回りは低下しました。さらに為替市場では米ド ルが全面安となりました。 FOMC経済見通し(16年3月) (単位:%) 2016年 2017年 2018年 (%) 4.4 長期 3.6 レンジ ※ レンジ ※ レンジ ※ レンジ ※ 2016年3月 2.1 - 2.3 2.2 2.0 - 2.3 2.2 1.8 - 2.2 2.0 1.8 - 2.1 2.0 GDP 2015年12月 2.3 - 2.5 2.3 2.0 - 2.3 2.2 1.8 - 2.2 2.0 1.8 - 2.2 2.0 2016年3月 4.6 - 4.8 4.7 4.5 - 4.7 4.6 4.5 - 5.0 4.8 4.7 - 5.0 4.9 失業率 2015年12月 4.6 - 4.8 4.7 4.6 - 4.8 4.7 4.6 - 5.0 4.8 4.8 - 5.0 4.9 物価 (PCEコア) 2016年3月 1.4 - 1.7 1.6 1.7 - 2.0 1.9 1.9 - 2.0 2.0 - 2015年12月 1.5 - 1.7 1.6 1.7 - 2.0 1.9 1.9 - 2.0 2.0 - 2016年3月 0.9 - 1.4 0.9 1.6 - 2.4 1.9 2.5 - 3.3 3.0 3.0 - 3.5 3.3 政策金利 2015年12月 0.9 - 1.4 1.4 1.9 - 3.0 2.4 2.9 - 3.5 3.3 3.3 - 3.8 3.5 (注1)※印はレンジの中央値(四捨五入)。 (注2)FRBメンバーと地区連銀総裁の予想から上下3つを除く中心レンジ。 (注3)GDPとPCE価格指数コアは第4四半期の前年同期比。 (注4)物価はPCE(個人消費支出)コア物価指数の上昇率。 (注5)政策金利はフェデラルファンドレート。 (出所)FRB資料より三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 FOMCメンバーによる年末時点での政策金利見通し 15年12月 2.8 2.0 1.2 0.4 ▲ 0.4 (%) 2015年 2016年 2017年 2018年 長期 4.4 3.6 16年3月 2.8 2.0 1.2 0.4 2016年 2017年 2018年 長期 (注)FOMC会合参加メンバーが対象。 (出所)FRB資料より三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 21 情報提供資料 米国の金融政策(2)~2016年の利上げは2回程度 2016年の利上げは2回程度と見ています。利上げが実施されれば、足元の米ドルの全面安も修正される可能性が高まります。 一方、過去の利上げ局面では、株式市場が堅調に推移しています。足元では、1回の利上げのみので、利上げ局面入りと言えませんが、2回目の利上げが実 施されれば、利上げ局面入りしたことがはっきりすると思われます。利上げは米国経済の基調の強さを示すものであるだけに、株式市場にはプラスと言えそうです。 FOMCメンバーの見通し (%) 3.5 米国10年国債利回りと米国株式のリターンの推移 (ポイント) 3.000 3.0 1,800 98/9末~ 00/1末 93/9末~ 94/11末 金利上昇幅 +2.5% 金利上昇幅 +2.2% 08/12末~ 09/12末 12/7末~ 13/12末 金利上昇幅 +1.8% 金利上昇幅 +1.6% 金利上昇幅 +1.6% 9 FOMCメンバー の見通し 2.5 米国10年国債利 回り(右軸) 1,200 1.875 2.0 6 株式+32% 米国株式 (左軸) 1.5 0.885 1.0 0.875 0.685 0.375 0.5 0.375 0.0 13/12 (%) 03/5末~ 06/6末 14/12 15/12 0.505 16/12 金利上昇 15/1末~? 600 FF金利先物市場 の見通し 17/12 株式+9% 100 - 0 18/12 (年/月) 92 (注)データ期間は2013年12月から2018年12月。米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーの見通し は、2015年末、2016年末、2017年末、2018年末における適切なフェデラルファンド(FF)金利誘導 目標の水準に関する2016年3月16日時点の予想中央値を期間按分して結んだもの。市場の見通 し(FF金利先物市場の見通し)は2016年4月8日時点の各限月の価格から算出した利回りを結んだ もの。 (出所)FRBの資料やBloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 3 株式+35% 株式+42% 株式+23% 0 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 14 (年) (注)データ期間は1992年12月末から2016年3月末。米国株式は1992年12月末を100として 指数化。 網掛けは金利上昇局面。数値は各局面における金利上昇幅とリターンを表す。 米国株式はダウ・ジョーンズ工業株価平均(配当込み、米ドルベース)。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 22 情報提供資料 欧州の金融政策~3月の追加緩和策 ■ECBの追加緩和策の内容(16/3/10発表) 内容 APP(資産買 取、QE) 買取期間 17年3月までだが必要なら延長(声明文明記) 市場などの評価 明確に期間を延長しなかった 買取ペース 600億ユーロ/月⇒800億ユーロ/月(16/4月~) 事前には700億ユーロ/月に増額との見方が多かった ためややサプライズ 購入範囲 ユーロ圏の社債(non-financial,investment ECBのリスクテイクとして評価できる。潜在的な買取規 grade)を追加(CSPP)。16年6月末に向けて購 模は5,600億ユーロといわれる。もともと社債はフラン 入開始。テクニカルな詳細は今後決定 スに偏在する等、金融分断の問題があったが、結局、 購入開始を決定 その他 国際機関、多国籍の開発銀行の証券の発行体、 発行限度を33%から50%へ引き上げ。ECBのリスク シェア20%は維持 TLTRO(的を 期間延長(TLTROⅡ) 16年6月から17年3月まで四半期ごとに実施(つま 民間銀行のECB借入を促進することで貸出増加を狙 絞った長期のリファ り4回分追加)。満期は4年。16年1月の適格 うもの。MRO金利をゼロにした上での延長である点で イナンスオペ) ローン残高の30%まで利用可能。金利水準は 意味があるが、資金需要に依存する上に、過去の実 MRO金利だが、純貸出額がベンチマークを超えた場 績を踏まえても大幅な増加は想定にしくい。景気が強 合には預金ファシリティ金利で提供 くなるほど利用メリットは拡大 政策金利(3 限界貸付金利 0.30%⇒0.25%へ引き下げ コリドー下方シフトに沿ったもの。利用がないため象徴 本) 的な意味 MRO金利(1週間レポ 0.05%⇒0.00%へ引き下げ 銀行の借入コスト低下要因だが、MRO残高は600億 金利) ユーロ程度しかない上に、銀行間のEONIA金利は既 にマイナスで推移、影響は小。従来からMRO金利引 き下げは効果がないという見方が多かった 預金ファシリティ金利 ▲0.30⇒▲0.40%へ引き下げ 想定通り緩やかなペースの利下げとなった フォワードガイダン 政策金利の見通し 「政策金利は長期的かつ資産購入期間終了後もか フォワードガイダンスの強化として評価できる ス なり長い期間、現状水準以下で推移することを期待 する」(expect)(声明文明記) (出所)ECBの資料等を基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 23 情報提供資料 中国経済 見通し~17年にかけ緩やかな減速傾向が続く 投資を中心に実質GDP成長率は減速する見通しです。中国の実質GDP成長率は17年にかけて緩やかに減速する見通しです。 中国経済見通し (単位:%) 項目 名目GDP(対前年比) 実質GDP(対前年比) 最終消費(対前年比) 総資本形成(対前年比) 純輸出(対GDP寄与度) CPI(対前年比) 2014年 2015年 2016年 2017年 (実績) (実績) (予想) (予想) 8.1 6.4 6.1 5.9 7.3 6.9 6.5 6.3 7.3 9.1 8.2 7.9 7.2 5.3 4.8 4.4 0.2 ▲ 0.2 ▲ 0.0 0.1 2.0 1.4 1.5 1.2 (注)2016年3月現在。2015年はデフレーターをゼロと予想しているため、名目GDP成長率と実質 GDP成長率が同じと予想。予想は三井住友アセットマネジメント。 (出所)中国国家統計局、CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 予想 7.0 6.5 40 不動産開発投資(右軸) 25 3.0 20 15 6.9 6.8 6.5 6.3 12/2 13/2 6.5 6.4 6.3 5.4 14/2 -80 16/2 (年/月) 15/2 200 Tier1都市(左軸) Tier3都市(左軸) Tier2都市(左軸) 上昇都市数(右軸) 2005年6月=100 140 6.46.4 鉱工業生産(左軸) 新築住宅販売価格の推移 160 7.0 7.0 6.9 160 主要70都市のうち 前月比で価格が 上昇している都市 の数(右軸) 120 6.2 100 6.0 4 14 15 16 17 (年) 17 14 1 2 3 15 4 1 2 3 16 4 1 17 (年/四半期) (注)2016年3月現在。データ期間:年は2014年から2017年。16年以降は予想。四半期は14年第4四半期(10-12月) から17年第2四半期(4-6月)。16年第1四半期(1-3月)以降は予想。予想は三井住友アセットマネジメント。 (出所)中国国家統計局、CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 (数) 120 80 40 80 2 0 (注 ) デ ー タ は 2011 年 2 月 ~ -20 2016年 2 月 (毎 年1 月 は 除く)。数字は2016年2月。 -40 10.2 (出所)Bloombergのデータを 基に三井住友アセットマネ -60 10.2 ジメント作成 10 前年同期比 予想 7.2 20 固定資産投資(左軸) 小売売上高(左軸) 180 7.3 (年初来累計前年同期比、%) (ポイント) 8.0 7.5 消費、生産、投資の推移 30 5 11/2 中国の実質GDP成長率 (%) (年初来累計前年同期比、%) 07 08 09 10 11 12 13 14 15 0 16 (年) (注1)データ期間は2007年1月から2016年2月。 (注2)Tier1都市~Tier3都市の新築住宅販売価格は全国主要35都市について分類し、市場規模を加重して試算。Tier1都市:政府直轄4市(北京、 深圳(シンセン)、上海、広州)。Tier2都市:省都、副省級市クラスで15都市、Tier3都市:地級市クラスで16都市。 (出所)中国国家発展改革委員会、CEICのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 24 情報提供資料 中国の金融政策~預金準備率を引き下げ 中国人民銀行(中央銀行)は16年2月29日に預金準備率の引き下げを発表しました。預金準備率の引き下げは、金融機関の融資余力を高め、中小企業 の資金繰りを支援する効果があります。足元の景気の下振れ圧力が高まっていることに対処した措置と見られますが、金融緩和は人民元安の要因ともなります。 今回は景気の下支えを優先させたと見られます。 人民元は、15年11月30日に国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)構成通貨となることが決定しました。今後は、各国の外貨準備への採用や国際金 融市場での人民元建て取引の拡大に弾みがつくと見られます。中国政府は、人民元の変動相場制への移行や資本取引の自由化を今後も進める見込みで す。 (%) 中国の政策金利等 (%) 10 25 8 6 貸出基準金利(1年物)(左軸) 4 5.9 20 6.1 17.0 6.2 15 6.3 4.35 10 6.4 6.5 6.6 2 預金基準金利(1年物)(左軸) 0 5 1.50 0 08 09 10 11 12 13 14 15 (注)データ期間は2008年1月1日から2016年4月8日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 16 (年) レンジ上限 元/ドル中間レート 6.0 預金準備率(右軸) 中国人民元の推移 (人民元/米ドル) 元/ドルレート 系列2 人民元切上げ 系列4 10年6月 人民 銀行は「弾力運 用」と発表。 相場変動を 容認 6.7 12年4月 変動幅を0.5% から1%へ拡大 レンジ下限 14年3月 変動幅を1%か ら2%へ拡大 15年8月 人民元 切り下げ 人民元切下げ 6.8 6.9 10 11 12 13 14 (注)データ期間は2010年1月1日から2016年4月8日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 15 16 (年) 25 情報提供資料 為替水準 再び円高⇒株安の関係が強まっています。発端は米国の利上げが極めて慎重に行われるとの見通しから、ドル安期待が強まったことです。日本側の政策に期 待が集まりますが、米国の利上げが実施されることで、極端なドル安期待が落ち着けば、次第に、円安⇒株高の可能性が高まると思われます。 円高⇒株安、円安⇒株高の関係が継続 (円) (円) 22,000 130 ドル・円相場(右軸) 20,000 米国:量的金融緩和 120 米国の日本に対する金融緩和の強さが顕著 18,000 110 円高が促進され、 16,000 デフレ長期化懸念が強まった 日本が量的 金融緩和 14,000 15年12月 サブプライム 問題表面化 (07.2~) 90 行き過ぎた 円高の是正 ベア・スターンズ 破綻(08.3.16) 10,000 量的金融緩和 解除(06.3.9) 8,000 日経平均株価(左軸) 04 05 06 13年 4月 物価目標を2%に(米国と同水準) 量的・質的金融緩和 リーマンブラザーズ破綻 (08.9.15) 07 08 100 米国:利上げ ゼロ金利解除 (06.7.14) 12,000 6,000 14年1月縮小開始⇒14年10月終了 09 10 11 12 14年 10月 日本: 本格的緩和 13 80 日本: 追加緩和 16年 1月 70 日本:マイナス 金利導入 60 14 15 16 (年) (注)データは2004年1月から2016年4月。月末ベース。16年4月は8日。(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 26 26 当資料は作成時点のものであり、将来の成果および市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。予告なく変更する場合があります。 この資料の巻末ページに重要な注意事項を記載しております。必ずご確認ください。 作成基準:2016年4月 27 <重要な注意事項> 【投資信託商品についてのご注意(リスク、費用)】 ●投資信託に係るリスクについて 投資信託の基準価額は、投資信託に組み入れられる有価証券の値動き等(外貨建資産には為替変動もあります。)の影響により上下します。基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割り込むこと があります。運用の結果として投資信託に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。したがって、投資信託は預貯金とは異なり、投資元本が保証されているものではなく、一定の投資成果を保 証するものでもありません。 ●投資信託に係る費用について ご投資いただくお客さまには以下の費用をご負担いただきます。 ◆直接ご負担いただく費用・・・申込手数料 上限3.78%(税込) ・・・換金(解約)手数料 上限1.08%(税込) ・・・信託財産留保額 上限3.50% ◆投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費用・・・信託報酬 上限 年 3.834%(税込) ◆その他費用・・・監査費用、有価証券の売買時の手数料、デリバティブ取引等に要する費用(それらにかかる消費税等相当額を含みます。)、および外国における資産の保管 等に要する費用等が信託財産から支払われます。また、投資信託によっては成功報酬が定められており当該成功報酬が信託財産から支払われます。投資信託 証券を組み入れる場合には、お客さまが間接的に支払う費用として、当該投資信託の資産から支払われる運用報酬、投資資産の取引費用等が発生します。こ れらの費用等に関しましては、その時々の取引内容等により金額が決定し、運用の状況により変化するため、予めその上限額、計算方法等を具体的には記載 できません。 ※なお、お客さまにご負担いただく上記費用等の合計額、その上限額および計算方法等は、お客さまの保有期間に応じて異なる等の理由により予め具体的に記載することはでき ません。 上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、三井住友アセットマネジメントが運用するすべての投資信託(基準日現在において 有価証券届出書を提出済みの未設定の投資信託を含みます。)における、それぞれの費用の最高の料率を記載しております。投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、ご 投資をされる際には、事前に投資信託説明書(交付目論見書)や契約締結前交付書面等を必ずご覧ください。 ●投資信託は、預貯金や保険契約と異なり、預金保険・貯金保険・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。また登録金融機関でご購入の場合、投資者保護基金の支払対象とはなりません。 ●投資信託は、クローズド期間、国内外の休祭日の取扱い等により、換金等ができないことがありますのでご注意ください。 [2016年3月18日現在] 三井住友アセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第399号 加入協会:一般社団法人 投資信託協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会 ■当資料は、情報提供を目的として、三井住友アセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。■当資料に基づいて取られた投資行動の結 果については、当社は責任を負いません。■当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。■当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び 将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。■当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。■当資料にインデック ス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。■当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。 情報提供資料