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PDF形式 498 キロバイト
交 政 第 7 1 号
平成23年9月14日
市町村生活交通(バス)担当課長
様
新潟県交通政策局交通政策課長
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱の運用について(修正)
標記運用について、平成15年3月14日付け交政第103号で通知しているところですが、
以下のとおり一部修正を行いましたので、別添により送付します。
【修正内容】
○
平成18年度の道路運送法改正に関係する部分
○
平成21年度の標記補助金
〃
担
当:交通政策課地域交通班
主事
電
井上
話:025-280-5110
FAX:025-284-5042
悠弥
交
政
第 103 号
平成15年3月14日
市町村生活交通(バス)担当課長様
バ ス 事 業 者 担 当 課 長 様
新潟県総合政策部交通政策課長
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱の運用について
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱(平成14年2月25日付け交政第121号)
(県単補助要綱)の運用について、別添のとおり送付します。
なお、市町村生活交通確保計画策定の際にいただいた御質問をもとに、計画の記載方法
についても再整理しましたので、参考としてください。
担当:地域交通班
電話:025-285-5511(内線3594)
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱
(県単補助金)の運用について
目
次
1
市町村生活交通確保計画について
2
類似系統の取扱いについて
3
競合の取扱いについて
4
系統キロ程の取扱いについて
5
運行回数の取扱いについて
6
平均乗車密度の取扱いについて
7
車両購入費補助の取扱いについて
8
複数市町村を経由する運行系統における市町村間の負担割合の取扱いについて
………………………………………………
1頁
………………………………………………………
4頁
……………………………………………………………
8頁
………………………………………………………
10頁
…………………………………………………………
11頁
……………………………………………………
12頁
…………………………………………………
16頁
……
18頁
1
1
市町村生活交通確保計画について
市町村生活交通確保計画の提出について
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第3条の規定では、「本補助金の交付を受け
ようとする市町村長は、次の事項を記載した生活交通確保計画を策定し、知事に報告す
るものとする。」としている。従って、本補助金の交付を受けない市町村の計画提出は
任意である。(平成14年8月2日付け事務連絡及び平成14年8月9日付け事務連絡
を参照)。
2
市町村生活交通確保計画に位置づける系統について
系統の補助金の有無に関わらず、以下について市町村生活交通確保計画の本文及び別
記第1号様式の別紙2「輸送サービスの内容」に位置づける。
(1)計画に必ず位置づける必要があるもの
不特定の一般住民の利用に供している生活交通路線
【例】・道路運送法4条バス
・
〃
21条バス
・
〃
79条自家用車有償運送
・乗合タクシー、デマンド交通
・スクールバス・福祉バス(混乗・空き時間利用など)
(2)計画に位置づけることが望ましいもの
不特定の一般住民の利用に供していない生活交通路線
【例】・スクールバス・福祉バス(利用者を特定の者に限定しているもの)
-1-
<通知文>
平成14年8月2日
市町村生活交通(バス)担当課長
様
新潟県総合政策部交通政策課長
市町村生活交通確保計画の策定に係る留意事項について(通知)
新潟県生活交通確保対策補助金(バス県単補助金)に係る標記計画の策定について、別
紙(裏面)の事項に御留意くださるようお願いします。
<別紙>
1
市町村生活交通確保計画の策定に係る留意事項
提出書類について
①計画書本文(要綱別記第1号様式)
②輸送サービスの内容(要綱別記第1号様式の別紙)
③新旧路線図
④運行系統別補助対象経費等計算書(要綱別記第4号様式)・・県単補助見込系統のみ
⑤運行系統別競合区間輸送量等計算書(要綱別記第5号様式)・・県単補助見込系統の
み
⑥80%以上類似している複数系統を1系統とみなす場合は、その概要がわかる書類
2
バス事業者・関係市町村との協議について
計画書の記載データについては、バス事業者へ照会を行ってください。
計画の策定にあたっては、関係市町村・バス事業者と協議を行ってください。
3
県単補助対象外見込系統のみ運行している市町村の計画提出について
県単補助対象外見込系統のみ運行していて、補助金申請予定のない市町村においては、
本年度の計画提出は任意とします。
4
県単補助見込系統の他に、県単補助対象外見込系統や4条系統がある場合の記載の範
囲について
県単補助対象外見込系統・4条系統も含め、全ての必要な系統を計画に位置づけてく
ださい。
5
輸送サービスの内容(要綱別記第1号様式の別紙)について
①県単補助見込系統については、「欠損負担額欄」に、要綱別記第4号様式・5号様式
を用いて求めた補助見込額を記載してください。
-2-
②複数市町村で補助を行う系統については、同一系統であることが識別できるように以
下の点に御留意ください。
・系統名(起点・経由地・終点)は、各市町村で同一の記載としてください。
・系統番号は、可能であれば、市町村ごとの一連番号のほかに複数市町村共通の番号(例
:事業者が付与する番号等)を記載してください。
平成14年8月9日
市町村生活交通(バス)担当課長
様
新潟県総合政策部交通政策課長
市町村生活交通確保計画の策定に係る取扱について(通知)
新潟県生活交通確保対策補助金(バス県単補助金)に係る標記計画の策定については、
各市町村から様々な照会をいただいているところですが、下記事項について検討の結果、
次のとおり取り扱うこととしましたので、御留意願います。
記
○
計画に、補助要件を満たさない見込の内容が記載されている系統(例:平均乗車密度
2未満等)は、運行の結果補助要件を満たすことになっても、県単補助対象系統とはな
りません。
したがって、補助要件を満たす見込(可能性)があり、かつ、県の補助を受ける意向
の系統については、要件を満たす形で計画に掲載してください。
(注)15年4月から運行を行う等で、現時点で詳細が決定していない系統がある場合で
も、現時点で想定される範囲で計画に掲載することが必要ですので、路線の概要・欠損
見込額・補助見込額等について、必ず記載してください。
-3-
2
類似系統の取扱いについて
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第2条第4号の規定では、「共通する区間のキロ程が各運行系
統のキロ程の80%以上である類似系統の場合は、同一系統とみなすことができるものとする。」としてい
る。
この規定により、類似系統を同一系統とみなして補助金交付申請を行う場合の取扱は次による。
1
同一系統と見なすことができる類似系統の例示について
(1)
2つの類似系統について
D
A
B
C
共通区間ABの距離が「ABC」及び「ABD」の二つの系統のそれぞれの総キロ程の80%以上
の場合、「ABC」及び「ABD」は同一系統と見なすことができる。
A
B
C
共通区間ABの距離が「AB」及び「ABC」の二つの系統のそれぞれの総キロ程の80%以上の
場合、「AB」及び「ABC」は同一系統と見なすことができる。
A
B
C
E
D
F
共通区間B C の距離が「ABCD」及び「EBCF」の二つの系統のそれぞれの総キロ程の80%
以上の場合、「ABCD」及び「EBCF」は同一系統と見なすことができる。
(2)
3つの類似系統について(その1)
C
A
B
D
共通区間ABの距離が「AB」、
「ABC」、「ABD」の三つの系統のそれぞれの総キロ程の80%
以上の場合、「AB」、「ABC」、「ABD」は同一系統と見なすことができる。
(3)
3つの類似系統について(その2)
A
B
C
D
E
①共通区間ABの距離が「ABC」及び「ABD」の二つの系統のそれぞれの総キロ程の80%以上
であるが、「ABCE」の総キロ程の80%未満である場合は、「ABC」、「ABD」、「ABCE」の
3つの系統を同一系統と見なすことはできない。
しかしながら、②又は③のいずれかを選択することができる。
②「ABC」及び「ABD」の共通区間ABの距離が「ABC」及び「ABD」の二つの系統のそれ
ぞれの総キロ程の80%以上の場合、「ABC」及び「ABD」は同一系統と見なすことができる。
③「ABC」及び「ABCE」の共通区間ABCの距離が「ABC」及び「ABCE」の二つの系統
のそれぞれの総キロ程の80%以上の場合、「ABC」及び「ABCE」は同一系統と見なすことがで
きる。
-4-
2
別記第1号様式の別紙2については次の記載例を参考に記載する。
区分(路線定期運行(事業者))
※1
※2
※3
○○バス
○○バス
○○バス
事業者名
○○バス
○○バス
系統番号
34
35・36
起点~(主な経由地)~
終点
○○~○○
直営・委託の区分
(類似系統)
(類似系統)
36
37
△△~□□
△△~☆☆
△△~□□
△△~☆☆
○○~□□
委託
委託
委託
委託
委託
委託内容・委託先
○○バスへ
運行依頼
○○バスへ
運行依頼
○○バスへ
運行依頼
○○バスへ
運行依頼
○○バスへ
運行依頼
経由市町村数
2
2
2
1
2
総キロ程
21.5
20.2
19.9
20.2
19.9
8.9
管内キロ程
16.8
18.5
19.9
18.5
19.9
6.6
運行車両定員(人)
66
66・67
66
67
66
1日の運行回数
2.5
4.0
3.0
1.0
3.0
平均乗車密度
4.4
4.4
4.5
4.2
3.5
運行欠損額(千円)
1,033
2,615
1,852
763
1,192
自己市町村
378
1,769
444
他市町村
105
122
154
県
483
724
594
事業者
67
キ
ロ
程
国
欠
損
負
担
35
その他
(負担者名)
(
)
(
)
(
)
(
)
(
)
額
※1
類似の系統を同一系統とみなした系統
※2
類似系統(長)
※3
類似系統(短)
((注)上記では、市町村単独補助額・事業者負担についてはあくまで例示として記載していますので、御留意願います。)
①同一系統とみなした系統の「起点~(主な経由地)~終点」については二段書きで記載する。
②同一系統とみなした系統の「キロ程」については二段書きで記載する。
③同一系統とみなした系統の「平均乗車密度」は、次により、小数点以下第1位(第2位以下切捨て)
まで算出して記載する。
類似の系統の
合計の運送収入
類似系統(長)の
類似の系統の
÷
合計の実車走行キロ
÷
類似系統(短)の
平均賃率×実車走行キロ + 平均賃率×実車走行キロ
④類似の系統の「欠損負担額」は、空欄とする。
-5-
類似の系統の合計の
÷
実車走行キロ
3
別記第9号様式については次の記載例を参考に記載する。
申
請
事業者
名称
番号
系統キロ程
起点~(主
な経由地) 総 キ ロ
管内キ
B/A
~終点
程
ロ程 B
%
34
○○~○○
21.5
16.8
78.1
35
△△~□□
20.2
18.5
91.5
番
A
1日の
平均
収
補助対
市町村
補助金
運行回
乗車
支
象経費
負担額
交付申
数
密度
率
の総額
2.5
4.4
43.1
969
378
378
32.5
1,451
678
678
35.0
1,190
441
441
請額
号
1
○○
※1
2
○○
36
△△~☆☆
19.9
19.9
100.0
4.0
4.4
※2
2-1
○○
35
△△~□□
20.2
18.5
91.5
3.0
4.5
※3
2-2
○○
36
△△~☆☆
19.9
19.9
100.0
1.0
4.2
3
○○
37
○○~□□
8.9
6.6
74.1
3.0
3.5
※1
類似の系統を同一系統とみなした系統
※2
類似系統(長)
※3
類似系統(短)
①同一系統とみなした系統の「起点~(主な経由地)~終点」については二段書きで記載する。
②同一系統とみなした系統の「系統キロ程」については二段書きで記載する。
③同一系統とみなした系統の「平均乗車密度」は、次により、小数点以下第1位(第2位以下切捨て)
まで算出して記載する。
類似の系統の
合計の運送収入
類似系統(長)の
類似の系統の
÷
合計の実車走行キロ
÷
類似系統(短)の
平均賃率×実車走行キロ + 平均賃率×実車走行キロ
類似の系統の合計の
÷
実車走行キロ
④同一系統とみなした系統の「補助対象経費の総額 」、「市町村負担額」及び「補助金交付申請額」に
ついては、類似の系統を個別に別記第11号様式で計算した額の合計ではなく、同一系統とみなした系
統を別記第11号様式で計算した額で記載する。
⑤類似の系統の「補助対象経費の総額 」、「市町村負担額」及び「補助金交付申請額」については空欄
とする。
-6-
4
別記第11号様式については、下記により記載する。
①同一系統とみなした系統及び類似の系統は、別記第9号様式と同様に、それぞれ記載する。
②同一系統とみなした系統の「起点~(主な経由地)~終点」は、別記第9号様式と同様に、二段書き
で記載する。
③同一系統とみなした系統の「経由市町村数」は、類似の系統が経由するすべての市町村の数を記載す
る。
④同一系統とみなした系統の「1日の運行回数」は、別記第9号様式と同様に、類似の系統の合計の1
日の運行回数を記載する。
⑤同一系統とみなした系統の「平均賃率」は、次により、小数点以下第2位(第3位以下切捨て)まで
算出して記載する。
類似系統(長)の
類似系統(短)の
類似の系統の合計の
平均賃率×実車走行キロ + 平均賃率×実車走行キロ
÷
実車走行キロ
⑥同一系統とみなした系統の「実車走行キロ」は類似の系統の合計の数値を記載する。
⑦同一系統とみなした系統の「運送収入」「運送雑収入 」「営業外収益」は類似の系統の合計の額を記
載する。
⑧同一系統とみなした系統の「系統キロ程」「競合区間キロ程」は、次により、小数点以下第1位(第
2位以下切捨て)まで算出して記載する。
類似系統(長)の
類似系統(短)の
類似の系統の合計の
キロ程×運行回数 + キロ程×運行回数
÷
運行回数
⑨同一系統とみなした系統の「補助対象区間キロ程」は⑧によって求めた「系統キロ程」から「競合区
間キロ程」を差し引いた数値を記載する。
⑩同一系統とみなした系統の「市町村補助対象キロ程」「市町村競合区間キロ程」は、市町村ごとに、
次により、小数点以下第1位(第2位以下切捨て)まで算出して記載する。
類似系統(長)の
当該市町村の
キロ程×運行回数
類似系統(短)の
類似の系統の合計の
+ 当該市町村の
÷
運行回数
キロ程×運行回数
なお、端数調整の難しい場合は、特別負担割合によることも可能である(「8複数市町村を経由する
運行系統における市町村間の負担割合の取扱について」参照)。
⑪類似の系統の「市町村別明細」は、空欄としても差し支えない。
5
別記第12号様式については、下記により記載する。
①「当該系統」は、同一系統とみなした系統を記載するのではなく、同一系統とみなす前の個別の類似
系統ごとに記載する。例えば2系統を同一系統とみなし1系統とする場合は、第12号様式を2系統分
作成する。
②「競合系統」に同一系統とみなした系統がある場合も、同一とみなした系統を記載するのではなく、
同一系統とみなす前の個別の類似系統ごとに記載する。
-7-
3
1
競合の取扱いについて
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第13条第3号の規定では、「当該運行系統と
実質的な競合関係にある鉄道又は軌道がないこと。」としている。
この規定でいう「実質的な競合関係」については、次による。
・鉄道又は軌道の駅と当該運行系統の停留所の数と位置がほぼ同じであって、かつ、鉄
道又は軌道の運行時刻と当該運行系統の運行時刻がほぼ同じ時間帯の運行については、
実質的な競合関係に該当しているものとする。
2
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第15条第3号の規定では、「他の運行系統と
の競合区間の合計が50%以上の運行系統であって、当該競合運行系統の輸送量の和が1
日当たり50人を超えるものに係る補助対象経費の額は、次式により計算された額とする。
第1号及び第2号により算定された補助対象経費の額 *×(当該運行系統の総キロ程
-競合区間に係るキロ程)÷当該運行系統の総キロ程」としている 。( *当該運行系統
の競合区間がない場合の補助対象経費)
この規定による競合については、下記による。
記
(1)
他の運行系統には、次のものが該当する。
①路線バス事業者の運行系統(道路運送法第4条の許可を受けて運行するバス)
②他の廃止路線代替バス等の運行系統(道路運送法第21条の許可を受けて運行するバス
又は第79条の登録を受けて行う自家用車有償運送)
(2)
補助金交付要綱第15条第3号の規定の解釈は次のとおり。
輸送量が1日当たり50人を超える競合区間が、運行系統の50%を超える場合に、その
割合に応じて補助額をカットするとの趣旨。
「具体例」
60%
①
60%カット
30%
②
カットなし
20%
40%
③
60%カット
20%
20%
④
カットなし
輸送量50人以上/1日
-8-
3
競合区間のカットの例示について
輸送量50人以上
乗合許可路線
A
B
C
D
輸送量が1日当たり50人を超える競合区間ABが系統「ABC」の総キロ程の60%
の場合
…
60%カット
輸送量が1日当たり50人を超える競合区間ABが系統「ABD」の総キロ程の40%
の場合
…
カットなし
-9-
4
系統キロ程の取扱いについて
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第13条第5号の規定では、「キロ程(区域運行
にあっては、発地から着地まで通常考えられる合理的で最短の経路の距離をいう。以下同
じ。)が5キロ以上の運行系統又はキロ程が5キロ未満であっても複数市町村にまたがる
運行系統であること。」としている。
この規定によるキロ程の取扱いは次による。
1
この場合の5キロ以上とは、補助対象が広域の中心的機能の需要に対応したものであ
ることから、広域の中心的機能の所在するバス停から最も離れたバス停までの片道の走
行距離が5キロ以上であることとして取扱う。
2
循環系統の場合、5キロ以上の要件を満たすかどうかは、広域の中心的機能の所在す
るバス停から通常考えられる合理的で最短の経路による最も遠いバス停までのキロ程で
判断するものとする。広域の中心的機能が複数ある場合は、最も長いキロ程のものをも
って当該循環系統が要件を満たすかどうか判断する。
「具体例」
A始発・終点、キロ程14㎞の循環系統で、広域の中心的機能がAにある場合。
(運行系統を実線で表示)
広域の中心的機能であるAから最も遠い
A
バス停がBの場合、AとBを結ぶ合理的
な最短経路(例:点線の経路)が5㎞以
上ある必要がある。
B
-10-
5
運行回数の取扱いについて
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第13条第7号の規定では、「補助対象期間の平
日1日当たりの平均運行回数(以下「1日の運行回数」という。)が2回以上の運行系統
であること。」としている。
この規定による1日の運行回数の取扱は次による。
1
1日の運行回数の算定にあたっては、補助対象期間の平日において、実際に運行した
回数の合計を平日の運行日数で除して、平日1日当たりの平均運行回数を小数点以下第
1位(第2位以下切捨て)まで算定するものとする。
「例示」
平日(夏期)
1日1回
×151日=151回
平日(冬期)
1日2回
×100日=200回
計
2
251日
351回
351回÷251日=1.3回
やむをえない事情(災害、事故、ストライキ等)により、1日運休した場合は、運行
日数から除外する。
3
やむをえない事情(災害、事故、交通規制等)により、減便した場合は、事業計画に
基づく運行回数分運行したものとみなす。
-11-
6
平均乗車密度の取扱いについて
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第13条第8号の規定では、「平均乗車密度が2
人以上5人未満の運行系統であること。」としており、この平均乗車密度は、別記第4号
様式記載要領にあるとおり、原則として「補助対象期間内の消費税抜き運送収入÷消費税
抜き平均賃率÷実車走行キロ」により算出する。
ただし、ワンコインバス等均一運賃制の場合の平均乗車密度の算定は、次による。
1
ワンコインバス等均一運賃制の場合の平均乗車密度の算定方法
・バス停ごとの乗降客数の詳細な実態調査を実施し、年間に乗客がバスを利用したキロ
数を推計し、その値を実車走行キロで除して、平均乗車密度を求める。
・調査実施期間は年4回とし、各時期の同じ週内の平日3日間(土日も運行する場合は、
土日のうちの1日も加え4日間)以上とする。
春期…4 ~ 6月(高校の学期内)(春休みを除く)
夏期…7 ~ 8月(高校の学期外)(夏休み)
秋期…9~11月(高校の学期内)
冬期…12~3月(高校の学期内)(冬休み・春休みを除く)
・小人、定期券等割引運賃で乗車した人は大人の通常運賃に換算したキロ数とする。
・無料で乗車した人は算定から除くものとする。
-12-
<通知文>
平成14年10月17日
市町村生活交通(バス)担当課長様
バ ス 事 業 者 担 当 課 長 様
新潟県総合政策部交通政策課長
新潟県生活交通確保対策補助金に係る料金均一運賃系統の
平均乗車密度の算定方法について
新潟県生活交通確保対策補助金(バス県単補助金)の運用等については、今後通知する
予定ですが、均一運賃の運行系統の平均乗車密度の算定にあたり、下記に示す調査の実施
が必要となりましたので、以下のとおり取り扱ってください。
なお、15補助年度に該当する系統がある場合は、今秋から調査を行ってくださるようお
願いします。
記
1
該当事例
標記補助金の交付を受けようとする運行系統がワンコイン・ツーコイン等、均一運賃
制の場合
2
取
扱
補助金の交付を受けようとする運行系統の平均乗車密度については、運送収入を用い
た算定方法(運送収入÷実車走行キロ÷平均賃率)を交付要綱中に掲載しているが、均
一運賃の運行系統の平均乗車密度は、この算定方法によりがたいため、以下によること
する。
●平均乗車密度の算定方法
・バス停ごとの乗降客数の調査を実施し、年間に乗客がバスを利用したキロ数を推計
し、その値を年間実車走行キロで除して、平均乗車密度を求める。
・調査実施期間は年4回とし、各時期の同じ週内の平日3日間(土日も運行する場合
は、土日のうちの1日も加え4日間)以上とする。
春期…4~6月(高校の学期内)(春休みを除く)
夏期…7~8月(高校の学期外)(夏休み)
秋期…9~11月(高校の学期内)
冬期…12~3月(高校の学期内)(冬休み・春休みを除く)
●
算定例
別紙のとおり
-13-
-14-
*1
*2
*
*
復路
往路
停留所名
停留所名
39
4
13
8
14
0.0
15.0
30.4
18.2
14.0
77.6
割引率なし
0
15
19
13
0.0
14.0
26.6
35.2
17.0
92.8
割引率なし
0
14
19
22
17
3
2
1
3
1
2
0.0
1.0
4.8
4.2
1.0
2
7
8
6
11.0
23
割引率50%(例)
0
1
3
3
1
3
1
2
0.0
0.0
1.4
4.8
1.0
5
1
3
10
23
8
6
4
5
0.0
8.0
19.2
12.6
6.0
2
4
4
10
45.8
20
割引率9.1%(例)
0
8
12
9
6
19
6
12
1
0.0
6.0
18.2
20.8
10.0
2
4
4
10
20
10
2
8
0.0
10.0
16.0
19.6
10.0
55.6
割引率40%(例)
0
10
10
14
10
20
10
4
4
2
0.0
10.0
16.8
19.2
10.0
56.0
割引率40%(例)
0
10
12
12
10
無料運賃の乗客はカウントしません。
定期券がある場合は記入します(ない場合は記入不要)。また、通勤・通学の別、期間ごとに割引率が異なる場合は、割引率の異なるごとに記入欄を区別してください。
調査期間全体の合計表を作成する前に、1便ごとの調査表を作成してください。本表はそれらの合計表の例です。
平日のみ運行する系統について例示していますが、休日も運行する場合は、休日分の調査結果も含めてください。
55.6+56.0=111.6
111.6×60%=66.9人キロ
55.0
20
割引率9.1%(例)
0
6
13
13
10
45.8+55.0=100.8
100.8×90.9%=91.6人キロ
7.2
19
割引率50%(例)
0
0
1
3
1
11.0+7.2=18.2
18.2×50%=9.1人キロ
3
2
1
170.4 + 9.1 + 91.6 + 66.9 = 338.0人キロ
338.0÷3日=112.6人キロ
(1日平均輸送人キロ)
77.6+92.8=170.4人キロ
35
9
7
5
計
35
4
4
10
17
14
1.0
1.4
1.6
1.0
普通運賃
39
15
8
7
9
14
子供
回数券
定期
輸送
輸送
輸送
輸送
区間キロ 乗車 降車 通過 人キロ 乗車 降車 通過 人キロ 乗車 降車 通過 人キロ 乗車 降車 通過 人キロ
1.0
1.6
1.4
1.0
11月13日~15日(3日間 全運行回数(3回)分 合計表)
子供 (*1)
回数券
定期 (*2)
輸送
輸送
輸送
輸送
区間キロ 乗車 降車 通過 人キロ 乗車 降車 通過 人キロ 乗車 降車 通過 人キロ 乗車 降車 通過 人キロ
①
② ①×②
普通運賃
○○駅前
○○病院
○1丁目
○5丁目
○バスターミナル
秋
計
○バスターミナル
○5丁目
○1丁目
○○病院
○○駅前
秋
乗降調査表記入例
-15-
△年4月~6月
△年7月~8月
春
夏
270
55
64
86
100.2
120.4
150.7
112.6
33,495.8
5,511.0
7,705.6
12,960.2
2,364.6
4,954.4
(人キロ)
輸送人キロ
総
*平日のみ運行する系統の例を記載していますが、休日も運行する場合は、休日の運行日数も「運行日数」欄に含めてください。
33,495.8÷8,100.0㎞=4.1人
平均乗車密度
8,100.0㎞
年間実車走行キロ (例)
計
○年12月~△年3月
21
△年9月
112.6
(人キロ)
(日)
44
輸送人キロ
1日平均
↓調査結果
運行日数
○年10月~11月
冬
秋
平均乗車密度算定例
7
車両購入費補助の取扱いについて
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱第3章第2節車両購入費補助金については、次
により取り扱う。
1
補助対象について
①
複数年のリース契約で車両を取得する場合は補助の対象にならない。
②
市町村が車両を取得する場合だけでなく、貸切バス事業者が車両を取得し、市町村
が当該貸切バス事業者に補助する場合も、補助対象に該当する。
③
購入車両については、基本的には新車を想定しているが、減価償却資産の耐用年数
等に関する省令に定める耐用年数(*)未満であれば、中古車でも補助対象とする。
(*)運送事業用乗合自動車の場合
5年
自家用自動車(排気量0.66㍑超)の場合
④
2
6年
補助対象車両は市町村生活交通確保計画に予め盛り込まれたものであること
主として補助対象運行系統の用に供するための車両について(第23条)
「主として補助対象運行系統の運行の用に供する」とは、代替予定車両の年間の総実車
走行キロに対する県単補助対象運行系統の実車走行キロの割合が50%以上であれば該当
するものとする。
3
車両の取得時期等について
車両の取得時期は、補助を受けようとする会計年度の4月1日から2月20日までの間
に購入した車両について補助対象とする。
車両購入費補助については、車両の取得日の属する運行費補助対象期間に運行費補助
を受けることが前提である。
なお、10月1日から2月20日までの間に車両を購入する場合については、運行費の実
績が判明する前に車両購入費補助申請を行う形となるため、取得日の属する運行費補助
対象期間の実績によっては、補助対象運行系統に該当しなくなる場合も考えられるので、
注意が必要である。
-16-
4
車両購入費補助金の返還について
補助対象運行系統の運行の用に供するための車両の購入について補助を受けた後、当
該補助対象運行系統が補助対象要件を満たさなくなった場合の取扱は次のとおりとす
る。
(1)
初年度の運行の結果、運行費補助対象要件を満たさなかった場合
補助対象見込系統の運行に供するために車両購入費補助を受けて車両を購入した
が、運行の結果、当該系統が運行費補助の対象要件を満たさなかった場合は、車両購
入費補助の根拠がなかったこととなるため、補助金の全額返還を要する。
(2)
2年目以降、耐用年数に満たない間に運行費補助対象要件を満たさなくなった場
合
①以下の場合は補助金の返還を要しない。
・市町村生活交通確保計画に位置づけられた他の補助対象運行系統で活用が可能な
場合。
・当該系統が市町村生活交通確保計画に位置づけられ、引き続き運行されており、
補助車両が有効に活用されている場合。
②当該補助対象系統の運行を廃止し、また、車両を他の補助対象運行系統で活用でき
ない場合は、原則として車両償却の残存期間分について返還を要する。
-17-
8
【1
複数市町村を経由する運行系統における市町村間の負担割合の取扱い
について
運行費補助】
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱別記第9号様式及び第11号様式では、複数市町
村を経由する運行系統における各市町村の補助対象区間に係る制度補助額の負担割合は、
各市町村の補助対象区間のキロ程の割合で算出する計算式となっているが、この市町村間
の補助対象区間に係る制度補助額の負担割合については、次による。
1
複数市町村を経由する運行系統における各市町村間の補助対象区間に係る制度補助額
負担割合は、沿線の各市町村の補助対象区間のキロ程の割合を基本とする。(以下「通
常負担割合」という。)
2
ただし次の場合など、関係市町村間で合意した場合は、通常負担割合以外の負担割合
(以下「特別負担割合」という。)で算出することとする。この場合の特別負担割合は、
パーセントで小数点以下第1位(第2位以下切捨て)まで表示する。
①
類似系統を1系統とみなす等、キロ程の割合によることが難しい場合で、補助対象
区間の実車走行キロの割合をもって、特別負担割合とする場合。
②
特定の市町村内の補助対象区間に停留所がないなど、当該市町村の利用がほとんど
見込めない場合で、当該市町村の負担をゼロとし、他の市町村の補助対象区間のキロ
程の割合をもって、特別負担割合とする場合。
③
市町村別の利用に応じた割合等の実態を調査して算定し、それをもって、特別負担
割合とする場合。
④
3
その他、関係市町村間で合意によって各市町村の負担割合を決定した場合。
特別負担割合で補助金交付申請を行う場合、特別負担割合の算出根拠のわかる資料を
添付するとともに、別記第9号様式及び第11号様式については、次により記載する。
(1) 別記第9号様式
①「系統キロ程 B/A% 」:特別負担割合である旨及び当該特別負担割合を記載す
る。
②「補助金交付申請額」:県への補助金申請額は、補助対象経費に、次の算式により、
小数点以下第1位(第2位以下切捨て)まで算出した割合(パーセント)を乗じた
後、100で除し、千円単位(千円未満の端数切捨て)まで算出して記載する。
(補助対象区間の総キロ程÷系統の総キロ程)×当該特別負担割合÷2
(2) 別記第11号様式
①「市町村補助対象キロ程」38:「 補助対象区間キロ程」33に当該市町村の特別負担
割合を乗じたキロ程を、小数点以下第1位(第2位以下切捨て)まで記載する。ま
た、欄外に当該市町村の実際の補助対象区間のキロ程を記載する。
-18-
【2
車両購入費補助】
新潟県生活交通確保対策補助金交付要綱別記第14号様式別紙1では、複数市町村を経由
する補助対象運行系統の用に供する車両の購入費補助における各市町村の制度補助額の負
担割合は、各市町村の補助対象区間の実車走行キロの割合で算出する計算式となっている
が、この市町村間の制度補助額の負担割合については、次による。
1
複数市町村を経由する運行系統における各市町村間の補助対象区間に係る制度補助額
負担割合は、沿線の各市町村の補助対象区間の実車走行キロの割合を基本とする 。(以
下「通常負担割合」という。)
2
ただし次の場合など、関係市町村間で合意した場合は、通常負担割合以外の負担割合
(以下「特別負担割合」という。)で算出することとする。この場合の特別負担割合は、
パーセントで小数点以下第1位(第2位以下切捨て)まで表示するものとする。
①
特定の市町村内の補助対象区間に停留所がないなど、当該市町村の利用がほとんど
見込めない場合で、当該市町村の負担をゼロとし、他の市町村の補助対象区間のキロ
程の割合をもって、特別負担割合とする場合。
②
市町村別の利用に応じた割合等の実態を調査して算定し、それをもって、特別負担
割合とする場合。
③
3
その他、関係市町村間で合意によって各市町村の負担割合を決定した場合。
特別負担割合で、補助金交付申請を行う場合、特別負担割合の算出根拠のわかる資料
を添付するとともに、別記第14号様式別紙1については、次により記載する。
(1) 市町村別明細 補助対象走行キロ:「 補助対象走行キロ」を「特別負担割合」と書
き換え、当該市町村の負担額を算出するために「Bと限度額の低い方の1/2」の欄に
記載された額に乗ずる特別負担割合(パーセント)を、小数点以下第1位(第2位以
下切捨て)まで算出して記載する。
(2) 制度補助額:「Bと限度額の低い方の1/2」の欄に記載された額と特別負担割合を
乗じた額を、円単位で(千円未満切り捨て)で記載する。
【3
初度開設費補助のうちの車庫】
初度開設費補助のうちの車庫については、上記の車両購入費補助に準じた負担割合の
取扱いとする。
-19-
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