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(中学校版・後編)(PDF:1.4MB)

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(中学校版・後編)(PDF:1.4MB)
国語
目的や意図に応じて、自分の考えを整理して書く力
~読む力と課 題との関連を 図りながら ~
《学習指導の改善に向けた重点指導事項》
・ ・ ・ 書 く
小1
小2
・ ・ ・ 読 む
・ ・ ・ 課 題 の 決 定 、 収 集 ・ 整 理
事柄の順序

経験したことなどについて、事柄の順序を考えて書く。

事柄の順序を考えながら内容を読む。
簡単な構成

「はじめ・中・おわり」
観 察 し た こ と や 想 像 し た こ と な ど に つ い て 、 様 子 を 詳 し く 書 い たり 、
構成を考えて書いたりする。

順 序 を 表 す 言 葉 に 着 目 し 、「 よ う す 」 や 「 考 え た こ と 」 と 「 わ け 」 を
区別して読む。
小3
内容ごとに段落分け

相 手 や 目 的 に 応 じ 、調 べ た こ と が 伝 わ る よ う に 、内 容 の ま と ま り ご と
に段落を分けて書く。

小4
中心となる語や文を捉え、段落相互の関係を考えて読む。
段落の組み立て

自 分 の 考 え を 伝 え る た め に 、相 手 や 目 的 に 応 じ て 、調 べ た こ と な ど を
段落の組み立てなどに注意して書く。

小5
段落やまとまりの関係を捉え、文章の組み立てを考えて読む。
事実と意見

目 的 や 意 図 に 応 じ て 、事 実 と 意 見 を 区 別 し 、文 章 全 体 の 構 成 を 考 え て
書く。

図 や 表 な ど と 文 章 を 照 ら し 合 わ せ な が ら 、そ れ ら が 表 し て い る 内 容 を
読み取るとともに、それを用いた筆者の意図を考えて読む。
小6
構成の効果

目 的 や 意 図 に 応 じ て 、必 要 な 情 報 を 収 集・整 理 し 、自 分 の 考 え を 明 確
に表現できるよう文章全体の構成による効果を考えて書く。

理 由 や 根 拠 を 示 す た め の 例 の 挙 げ 方 な ど 、書 き 方 の 工 夫 を 捉 え 、筆 者
の意図を読み取る。
中1
段落の役割


中2
中3
根拠を明確に
段落の役割を考え、根拠を明確にして書く。
日常生活の中から課題を決め、材料を分類・整理する。
文章の形態や構成の選択


適 切な 文章形 態や 構成を 選択し て、 自分 の考え をまと めて 書く 。
社会生活の中から課題を決め、多様な方法で材料を集める。
【授業展開例・授業改善例】
◎「短作文ワークシート」の活用~書く活動の習慣化と積み上げをねらいとして~
・「短作文ワークシート」を活用し、書く力の積み上げを図る。
・週1回ペースで実施し、書く活動の習慣化を図る。(家庭学習の課題として提示する等)
・指導のポイントをしぼることで、生徒が課題を意識して取り組むことができる。
・生徒の実態に合わせ、難易度を設定して取り組むことができる。
易
基礎
難
易
度
難
〈指導のポイント例〉
・原稿用紙の使い方
・文末表現の統一
・話し言葉と書き言葉
・主語と述語の整合性
・意見文の書き方
・鑑賞文の書き方
応用
・字数制限の課題作文
*80字、100字、140字等
*書きやすいテーマ設定の工夫が必要
◎小説の続編を書こう。(例:第1学年
教材「星の花が降るころに」)
・読み取り学習(比喩表現の効果)の後、条件に従って、小説の続編を書く。
〈条件1〉 本編の内容に沿っていること。
〈条件2〉 効果的な比喩表現を使うこと。【表現技法】
〈条件3〉 「夏実」「戸部君」を必ず入れること。【キーワード】
【
生
徒
作
品
例
】
条件3
キーワード
条件2
表現技法
条件3
キーワード
・生徒間で回し読みをし、相互評価する。よかった作品に投票し、優秀作品を表彰する。
〈評価の観点1〉 「過去にこだわらず、新しい生活をしていく」という小説の方向性を踏
まえているか。
〈評価の観点2〉 比喩表現の効果的な使い方ができているか。
《学習指導の改善に向けた重点指導事項》
☆数量についての 具体的な場面 を図に表す。
☆具体物や図を使って説明する。
◎加減法を、テープ図で表す力
◎
2 ×3 = 6
☆ 具体物操作や生活場面と結び付けて 、事象を図・表・グラフに表す。
☆図・表・グラフ・式を使って、 わかりやすく 説明する。
だんの数
まわりの
長さ(㎝)
1
2
3
4
8
12
4
5
6
☆ 既習事項を活用 して、問題解決につながる図・グラフ・式がかける。
☆ 算数的用語を適切に使って 、図・グラフ・式と 関連付けて 説明する。
リボンの長さ(m)
1
1.2
12
代金(円)
50
?
600
☆数学に関する 用語や知識を正しく理解 し、 問題解決に役立てる ことが
~
できる。
☆比較・類推により、事柄を一般化(抽象化)や単純化するなどの
数学的な見方や考え方 を生かして、 論理的に 説明し伝え合う。
◎補助線を用いて、既習事項から論理的に説明する課題の一例。
【授業展開例・授業改善例】
◎第1学年:数量関係領域
『例題』
図のようなボトルに単位時間当たり同じ量ずつ水を入れていきます。
横軸を時間、縦軸を水の高さとすると、グラフは次のア~エのどれになるでしょうか。
ア
イ
ウ
エ
<学習活動>
①グラフがア~エのどれになるのかと、その理由を考える。
②グループで相談して考えをまとめ、グループの考えを発表する。
③グループで、正解以外(イ~エ)のグラフになる容器を考える。
④グループの考えを発表する。
⑤本時の学習を振り返る。
【イ、ウ、エの容器の例】
イ
ウ
イ
エ
◎第2学年:図形領域
①証明での間違いさがし
ある証明の中から間違いを探す課題。定義や証明のよりどころとなる言語や定理などを正確に理解して
いないとできない。より理解を深めるジャンプ問題として有効。
『例題』 間違いを見つけて赤で直そう。
A
D
《仮定》∠ABC=∠DCB,AB=DC
《結論》∠BAC=∠CDB
《証明》△ABCと△DCBにおいて、
仮定より、AB=DC ・・・①
対頂角だから、∠ABC=∠DCB・・・②
C
B
合同な三角形だから、BC=CB・・・③
①、②、③より2組の辺とそのはさむ角がそれぞれ等しいので、△ABC≡△DCB
したがって、対頂角が等しいので、∠BAC=∠CDB
②数学用語かるた
取り札には数学用語、読み札にはその用語の定義や説明が書いてあり、それを取り合う取り組み。
枚数を少なくして、授業の最初に前時の復習として使うのも良い。
また、
「その和になる式を取る」や「式を読んで、当てはまるグラフを取る」など様々な工夫ができる。
『例』
読み札
2つの辺の長さが等しい三角形
4つの辺が等しい四角形
4つの角が等しい四角形
取り札
→
→
→
二等辺三角形
ひし形
長方形
など
①基礎・基本の定着
・基礎・基本の定着のための時間確保
・反復練習による基礎・基本の徹底
・少人数指導の工夫による基礎・基本の
習得
②家庭学習のすすめ
・家庭学習を大切にした学習習慣の形成
・家庭と連携し、自主学習の習慣化
・家庭での読書推進
③学び合いの推進
④読書時間の確保
・自分の考えを言葉に表現
・ 朝 の「 読 書 タ イ ム 」や 図 書 室 の 有 効 活 用
することや、人の意見を
・読み聞かせ、ブックトークの活用
聞くことによる思考力や表現力の育成
・音読や暗唱など文章を読む工夫
・様々な考えの中から最もふさわしいも
のを選択する判断力や、知識を組み合
⑤ ICT 機 器 の 活 用
わせてよりよい解決策を導く力の育成
・デジタルコンテンツの活用
・思考過程のわかるノート指導
・電子黒板、書画カメラ等の活用
・考えが広がるワークシートの工夫
・「 わ か る 」「 で き る 」 授 業 づ く り の 推 進
⑥学校独自の取組例
・地域ボランティアによる学習支援
・教師とボランティアによる放課後等の補充教室開催
・100字作文用紙を使った授業の振り返り
・小学校で身に付けてほしい基礎計算のワークシートを中学校入学前に実施
・「 早 寝 ・ 早 起 き ・ 朝 ご は ん 」 運 動 に 保 護 者 と 連 携 し た 積 極 的 な 取 組
・小中連携での出前授業。カリキュラムや授業のルールの連携
・豊かな心を育むための地域行事等へのボランティア参加
・「 あ い さ つ 」「 そ う じ 」「 き く 」 の 3 つ の 約 束 を 重 視 し た 取 組
等
みんなで心 がけよう!「大 津 のあたりまえ」
「お」落ち着いた環境 高まる集中力
「お」教えよう 決まりやルール
「つ」続ける読書 挑戦のエネルギー
「の」伸ばそう 子どものよいところ
「あ」朝ごはんは 生活のスタート
「た」確かめる習慣 明日の持ち物
「り」理解を深める 宿題や復習
「ま」学ぶ意欲につながる 励ましの言葉
「え」笑顔で会話 ふれあう心
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