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7/15のシンポジウム、プレゼンの模様

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7/15のシンポジウム、プレゼンの模様
Knowledge City : Critic / Lecture / Symposium
AEDD
GSAPP
OSAKA SANGYO UNIVERSITY
COLUMBIA UNIVERSITY
Knowledge City : Critic / Lecture / Symposium
7 月 15・16 にかけて、大阪産業大学で AEDD( 大阪産業大学 )×GSAPP( コロンビア大学)の合同シンポジウムを行いました。
資料では、お越し頂いた各先生方のプロフィールとクリテック・レクチャー・シンポジウムの風景写真、各ポスターを
お送りさせていただきます。
Profile of
Participants
フレデリック・レヴラット / Frederic Levrat
山口 隆 / Takashi Yamaguchi
徐 衛国 / Xu Weiguo
建築家
スイスに生まれる
EPF スイス連邦工科大学ローザンヌ校卒業
1987- ピーター・アイゼンマンに師事する
1988 安藤忠雄建築研究所
1994 ARX ニューヨーク設立
1997 ARX ジュネーヴ設立
2004 ARX カブール設立
建築家
1953 京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業
その後、
安藤忠雄建築研究所を経て独立
1988 コロンビア大学大学院の理論家達と共に研究グループ
ARX を結成
マサチューセッツ工科大学院、
ハーバード大学院、
清華大学建築学院、
エコール・スペシャル・ダルシテクチュール、
ミラノ工科大学などで教鞭をとる
現在、
大阪産業大学教授
建築家
北京生まれ
清華大学卒業後、同大学で教鞭をとる。
その後、日本で村野・森建築事務所に入所。
帰国後、独立する。清華大学教授。
2006 京都大学にて博士号取得
2007 MIT 客員研究員
ドイツ連邦・シュプレーボーゲン都市開発国際コンペ
ファイナリスト
44 カ国 835 のエントリーから、上位 8 作品に選出
プラット・インスティチュート、クーパー・ユニオン、
Sci-Arc、プリンストン大学、ハーバード大学、
イェール大学などで教鞭をとる
現在、コロンビア大学 GSAPP 教授
ビアトリス・コロミーナ / Beatriz Colomina
建築史家・理論家
スペイン生まれ
1976 バルセロナ建築大学修士号取得
1990 同大学の博士号取得
1982 コロンビア大学 GSAPP 准教授
現在、プリンストン大学教授
「建築とビジュアル・アート」
「近代建築の分析と理論」を担当
同大学院のプログラム・ディレクター を務める
アドルフ・ロースとル・コルビュジエの比較研究を通じて
近代建築と文化的写真、広告、映像といった表象の諸制度の関係を
解明した主著「マスメディアとしての近代建築」は多くの国々で翻
訳され国際的に大きな反響を呼んだ
アメリカ建築家協会公認「国際ブック・アワード」受賞
現在、清華大学教授、同建築学院長
1991 年 Zhuhai スポーツセンター国際コンペ最優秀賞
ベネディクタス大賞受賞、
リキッド・ストーン:アーキテクチャー・
イン・コンクリート展入選、
パドヴァ国際建築ビエンナーレ
バーバラ・カポキン賞など多数受賞
ザルツブルグ国際招待指名コンペ STERNBRAUEREI入選
ルーマニア科学アカデミー名誉会員、
ハーバード大学院客員研究員、
コロンビア大学GSAPP客員教授
2004 年から ABB 北京国際建築ビエンナーレの
キュレーターを 3 度に渡って務める。
ドイツ・バウハウス、イスラエル・テルアヴィブ大学、
アメリカ・ローレンス工科大学など、海外において
レクチャーと展覧会の活動を行う。
プレストン・スコット・コーエン / Preston Scott Cohen
マーク・ウィグリー / Mark Wigley
槇 文彦 / Fumihiko Maki
建築家
1961 ノース・カロライナ州、アシュヴィルに生まれる
1983 ロード・アイランド・デザイン学校で美術と建築
の学士課程修了
1985 ハーヴァード大学 GSD 博士課程修了
2004 フランク・ゲーリートロント大学国際チェア
2002 UCLA 教授
プリンストン大学、ロードアイランドデザイン学校、
オハイオ州立大学などの教授を歴任
現在、ハーヴァード大学 GSD 建築学科チェア
建築史家・建築批評家
ニュージーランド生まれ
1979 ニュージーランド・オークランド大学卒業
1987 同大学の博士号取得
1987 プリンストン大学教授
2000 コロンビア大学 GSAPP 教授
現在、同大学ディーン
建築家
1928 東京都に生まれる
1952 東京大学工学部建築学科卒業
1954 ハーバード大学大学院建築修士課程修了
1962- ハーバード大学準教授、都市デザイン担当
1965- ヨーロッパ、アメリカの各大学に招聘
1979- 東京大学工学部建築学科教授
現在、株式会社槇総合計画事務所代表取締役
主な作品に、
「MOMA(ニューヨーク近代美術館)臨時会場」
、
「メディア・アート・ミュージアム」
、
「テル・アヴィヴ美術館}
2006 The Robbins Elementary School 国際コンペ最優秀賞
多くのポスト・モダン建築を紹介した画期的な展覧会
「ディコンストラクティビスト・アーキテクチャー展」
の共同キュレーターであり、近代建築論であると同時
に優れたジャック・デリダ論でもある「脱構築の建築」
の著者として知られる。また、2005 年よりレム・クー
ルハースとともに Volume Magazine を創刊する
主な作品に、
「ヒルサイドテラス」
(日本芸術大賞)
「藤沢市秋葉台文化体育館」
(日本建築学会賞)
「幕張メッセ」
(BCS 賞、IAITA クォーターナリオ賞)
「風の丘葬斎場」
(村野藤吾賞 / BCS 賞)
「六本木ヒルズ:テレビ朝日六本木 6 丁目本社ビル」
Knowledge City : Critic / Lecture / Symposium
Critic
Knowledge City : Critic / Lecture / Symposium
Lecture
Knowledge City : Critic / Lecture / Symposium
Symposium
Knowledge City : team kyoto
rub line
京都では歴史的建造物・寺院・景観などといった文化的要素が重要な意味を持っている。現在では都市のベクトルが、その要素を駆逐するように発展している。近代でも最も著
しい発展は鉄道であると思われる。鉄道が完成すると、都市のベクトルはその速度を緩めることはなく、駅の設置・地下計画といった機能的なベクトルの枝分かれも始まっていく。
そのため、既存の駅周辺では機能的に計画された都市に様々に異なるスピードを持つアクティビティが混在し、停滞している。機能的に配置された近代的ストラクチャーは歴史性
・自然を駆逐していく。利便性を重視するのではなく、周辺環境との共生を図らなければ京都の積み上げられてきたヒエラルキーは崩壊していくだろう。異なるスピードは異なる
影響を生成する。都市のベクトルを人間のアクティビティのスピードに変換していく。都市間の問題を人間同士のフィジカルなネットワークで解消していく。
difference speed
actinity line
GL
grid and green belt
infrastructure 1
layer plan
up
down
down
gl access
gl access
infrastructure 2
library
+10 plan
down walk
+40 plan
shop or restran
gl access
gl access
Scale
toji station
0m
100m
1Km
Knowledge City - -team
team
osaka
osaka
shift line
O S A KA S TAT I O N
都市変換には、新しい何かに変換させることと同時に、何かを失ってしまうリスクも存在す
る。以下の計画内容は、現代日本の効率主義に伴い大阪をシフトすることによって、構想さ
れる都市変換について述べたものである。本計画の敷地は効率主義が根強い大阪であり、大
阪駅周辺の計画である。
- site 日本は機能主義で溢れている。機能主義による時間の短縮やアクティビティーの省略などで
溢れ返り、ショートカットされた現状に我々は慣れてしまっている。また、駅周辺から駅周
辺の間の空間は、車専用の道路や線路により、駅から駅の中間部を短縮されており、ポテン
シャルの低下が危惧される。
大阪駅と新大阪駅は、通過駅としての意味合いが強い。大阪駅はローカル電車の通過駅であ
り、新大阪駅は新幹線の通過駅と考えられる。日本の要となる新幹線が通るターミナル的存
在の駅である。
O S A KA S TAT I O N
- proposal 大阪駅に新しいターミナルをつくる。新大阪駅のターミナル駅とはまた違った空間を構想
SHIFT
O S A KA S ATAT I O N
LANDSCAPE
Free Rest
Zone
Water
Sports Zone Feel Zone
Bus Terminal
Port Harbor
Free Market
26m
Osaka
n
tio
Sta
30m
ka
索する。
sa
ino
36m
Sh
する。文化的意味合いと駅周辺の自然を盛り込むことにより、新たなる都市の方向性を模
Various
Usage
Hall
Statio
n
20m
・大阪駅と大阪駅をラインに沿って繋ぐ。車や電車に乗って移動するスピードと異なるス
16m
ピード ( 歩道・自転車道・ランニング道 ) のラインをからませる。
Ups and Downs
10m
6m
-1000
-2000
-3000
-4000
Osaka
Statio
n
n
tio
Sta
ドなどの特急系プラットホームを北ヤードに移動させる。 はるか や くろしお の停車
6
5
4
3
2
1
ka
sa
ino
layer
train
Sh
gl
・プラットホームをずらす。大阪駅の 6 つのプラットホームを線路上にずらす。サンダーバー
3000
2000
1000
2000
1000
-3000
-2500
-1000
-2000
-5000
-5000
する駅を設ける。ここでは、関西国際空港に向かう前に事前に手荷物を預け、入国審査を
Access In Park
行うことのできる駅となる。
LANDSCAPE
ラインを操作することにより、機能の配置は変化する。囲まれたラインは緑化される。 そ
こに存在する機能は地下に埋めることによる操作により、広大な緑地化を行う。
・大阪駅
レイヤーの間に線路や機能のボリュームが配置される。各改札に通るまでの間、機能のボ
Vertical
Movement Line
リュームの中を通る。
BURY LINES IN THE GROUND
D S
TAT
0
RTH
26m
20m
NO
出る。
0
0
0
30m
TA R
ことによって、公園を通らせたり、目的と違う機能の間を意図的に通らせたりする。緑と
プラットホームのずれによって分散した駅によって、大きなターミナルと化した駅が浮き
0
ION
現状にある移動・乗り換えなどの目的に向かっての短縮化ではなく、少し遠回りをさせる
O
K
SA
A
ST
AT
IO
N
16m
10m
1:25000
Transfer
Movement Line
1:100000
LANDSCAPE
Knowledge City : Team Abu Dhabi
Dynamic Line
SITE
敷地はアブダビのサディアット島である。島は、巨大な高速道路と7つのエリアで構成されている。現在
+10
進行中の計画ではハイウェイやジャンクションは移動という単一の機能にのみ重点が置かれ、さらにその
道路は片側10車線と圧倒的な存在感を以て各エリアを分断してしまっている状況である。さらにサディ
+10
アット島は文化観光島として計画しているにも関わらず、現在のプログラムでは文化エリアは少ない。こ
れらの諸問題を解決するべく、私たちは対効率主義に則り、ジャンクションをただ車が通過するものとし
HIGHWAY
て計画するのではなく、人々が集まるセントラルターミナルとして計画する。
Conversion
+10
+10
そのために , まずハイウェイの形状をジャンクションに向かうにつれて縮小していくような曲率を使い、
+10
徐々に車のスピードを落とす。その途中でハイウェイの10車線道路を徐々に分解しながら島内に点在す
る大学や美術館などを繋げるネットワークとして計画する。
+10
また、ハイウェイという単一な機能をパーキングと見本市に変換する。そのパーキングが車から人のスケー
+7
ルにまでスピードを落とすインターフェイスとなる。こうすることによって、ただ移動・通過するだけで
STAFF
+13
PARKING
人には様々なスピードが存在する。歩いているときのスピード、走っているときのスピード…それらの違っ
+13
たスピードによって周囲から取り込む情報は種類こそは同じに見えるが、量的・質的には全く違ったもの
CAFE
+13
あったインフラストラクチャーの利用価値を変換する。
Physical Speed and Information Speed
+10
+13
+13
+10
CONVENSION
HALL
+16
である。スピードが速くなるに従って情報というのは質的なものから量的なものへとシフトしていく。例
えるならスピードの速い情報とは、タイムズスクエアや映画の予告のような短期間で頭に入ってくるもの
EXPOSITION
である。これらは本人が望む・望まないに関わらず入ってくるもので、客観的な情報といえ、また短期間
+13
EXPOSITION
CAFE
+12
+13
+12
EXPOSITION
&
WEST
TRAM
STATION
ものである。これは、本人が起こす行動によってはじめて発生する、主観的な情報といえる。こちらは量
+10
+6
EXPOSITION
+8
+7
+7
的には少ない情報だが、内容は深く内面的なもので質的な情報といえる。このようにスピードと情報の量・
TRAM
質には一種の反比例関係があると考える。図のように主観的な情報は人間のアクティビティに沿うように
並行しているのに対して、客観的な情報は縦横無尽に飛び交い、アクティビティとは関係なく断片的に人
STAFF
+6
EXPOSITION
+10
の遅い情報とは本を読むといったような長期間継続することでそこに埋め込まれている情報を頭に入れる
EXPOSITION
+14
で手に入る情報であるため、量的であるが、内容は浅く、表面的なものと言える。それに対してスピード
+8
+3
+0
+10
+0
+10
IVENT HALL
間に関与してくる。そういった主観的・客観的な情報を入れ替えることで新たな知識が生まれる。そのた
めに見本市内の動線計画を幾何学的に操作する。見本市内では人間が得る客観的な情報が主観的な情報に
FOOD COURT
入れ替わったり、また逆の現象が起こったりする。
&
CENTRAL
Operate
TRAM
見本市会場に対して幾何学的な操作を行っていく。
ヴォリュームと動線には大きく分けて3つの関係性の
STATION
パターンが存在する。すなわち、接点、最短距離、接線である。それぞれでは情報の量・質とそれぞれに
+15
触れる時間が違っている。最短距離の動線では主体的で質的な情報を接することができ、実際の商品を直
接触ったりすることのできる動線なのに対し、接点や接線の動線では量的で客観的な情報と接する動線で、
+10
直接的に触れることができないが、一度に多くの情報、または一瞬で一つの情報を得ることができる。
Volume
SITE PLAN S=1:2000
さらにヴォリューム間同士の関係性を外側から中心に向かって大きくなっていくパターンと小さくなって
いくパターンを作り出し、それぞれに対し上記の動線計画を適用させていき、それらを重ねていく。同時
0
50000
100000
に動線に囲まれたエリアもヴォリューム化していく。また、ヴォリューム内では3つの動線が交わること
はなく、ヴォリューム間同士の中間領域で交わることで主観的・客観的な情報が入れ替わっていくことに
なる。こうすることで人々は自分の持つ興味外のことに対して主体的に取り組んでいき、新たな知識を生
TRAM
み出していく。ジャンクション内はそうした新しい知識を生み出すスペースとなる。
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