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3D放送に関する周知事項について
3D放送に関する周知事項について 3D 放送を視聴者の皆様により安全に快適にご覧いただくため、放送事業者が 3D 放送を 行う際、3D 視聴について視聴者周知を行うよう、Dpa では会員各社に対し啓蒙を行ってま いりました。 今回、放送事業者各社の現時点における 3D 放送および 3D 映像を用いたイベント等での 視聴者周知の取り組み例をまとめましたので、3D 放送を行う際の参考として頂きたく、お 願い申し上げます。 1. 目的 3D 放送実施の際、放送、および、ホームページ、印刷物などにおいて、視聴者周知が行 われている事項について以下にまとめ、各社における視聴者周知事項の目安とする。 2. 対象 2.1 適用範囲 サイドバイサイドによる 3D 放送を対象とし、受信機の想定としては、3D メガネの要否 に関わらず当該番組を立体表示できるものとする。 2.2 周知方法 周知事項については、放送、ホームページ、印刷物など、適切な方法により周知を行う。 3. 周知事項 視聴者周知の項目について以下に示す。なお、3D コンソーシアム「3DC 安全ガイドライ ン(2010 年 4 月 20 日改訂版)」の視聴者に周知すべき事項の項目に対応する項目には、< GL-*>で対応関係を示す。 3.1 2D 番組と 3D 番組を切り替える場合に、放送にて周知することが望ましい事項 3.1.1 3D 番組開始時には、当該番組は 3D 放送であることを周知する。 【表記例】 ・この番組は 3D 立体映像です。 ・これからお送りする番組は 3D 放送です。 ・まもなく 3D 映像が始まります。 ・これから始まる番組は 3D 放送です。 ・それでは 3D 放送を始めます。 ・まもなく 3D 放送が始まります。 3.1.2 3D 番組終了時には、3D 放送が終了し、2D 放送が開始されることを周知する。 【表記例】 ・まもなく 3D 放送が終了します。 ・まもなく 2D 放送に戻ります。 ・まもなく 3D 映像が終了します。 ・以上で 3D 放送を終了します。 ・まもなく 2D 放送が始まります。 3.1.3 3D 放送と 2D 放送の切り替え時には、受信機における 3D/2D モードの切り替え指示を行 うことが望ましい。 【表記例】 <2D→3D> ・テレビを 3D モードに切り替えてください。 ・3D 機能をオンにして、番組をお楽しみください。 ・ここからは 3D 映像です。ご覧のテレビが 3D 対応機の場合は、3D 機能をオンにして、 番組をお楽しみください。 ・テレビのモードを 3D モードに切り替えてください。方式はサイドバイサイド、左右分 割方式を選択してください。 ・モードを 3D にどうぞ。 ・それでは、3D 機能をオンにして下さい。 ・テレビを 3D モードに変更してください。サイドバイサイド方式を選択。 ・それでは 3D 放送を開始しますのでサイドバイサイド形式の 3D 放送にテレビを設定 し、3D メガネをご用意ください。 <3D→2D> ・テレビを 3D モードから 2D モードに切り替えてください。 ・テレビのモードを 2D に戻してください。 ・3D 機能のオフ操作をお願いいたします。 ・お手元のリモコンで通常モードにお戻しください。 ・3D メガネを外し、テレビのモードを通常モードに戻してください。 <3D チャンネルから 2D チャンネルへの切り替え> ・他のチャンネルをご覧になる場合は、テレビを通常状態に戻した上でお楽しみ ください。 3.2 3D 番組を放送する場合、放送にて周知することが望ましい事項 3.2.1 適切な視距離、および、適切な部屋の明るさの中で視聴することを周知する。<GL-4:視 聴位置> (注)ただし、適切な視距離はテレビの大きさに依存するため、各受信機の適切な視距離 の具体的数値については受信機取扱説明書の記載事項であることを前提とする。 【表記例】 ・テレビから離れ、部屋を明るくして見ましょう。 ・部屋を明るくして、テレビから離れてご覧ください。 ・3D 映像をお楽しみ頂くため、テレビから 2m 以上離れ、部屋を明るくしてご覧くださ い。 ・画面から 2m 以上離れて、部屋を明るくしてご覧ください。 ・大迫力です。テレビから 2m 以上離れてどうぞ。 ・テレビとの距離は 2 メートル以上、お部屋は明るくしてご覧下さい。 ・この作品には、光の変化の激しい部分があります。部屋を明るくし、テレビから離れ てご覧ください。 3.2.2 体調不良を感じた場合視聴中止を促すなど、3D 番組視聴に関する注意喚起について周知 する。<GL-5:視聴時間、GL-7:視聴中の注意喚起> 【表記例】 ・視聴中に体調に異常を感じた場合は、3D メガネを外して視聴を一旦中止し、休憩して ください。 ・3D 立体映像のご視聴にあたって、3D 映像が苦手な方、体調が優れない方は 2D 映像 でご覧ください。 ・これから始まる番組は、3D 立体映像です。3D 映像が苦手な方、睡眠不足の方、二日 酔いなど体調が優れない方はお手持ちのリモコンボタンで 2D 映像に切り替えてご覧 になることをお奨めいたします。 ・視聴中に気分が悪くなるなど体調に異常を感じた場合は、3D メガネを外して目を休め てください。 ・体調がすぐれない方、目に異常がある方も 3D の視聴をお控ください。 ・この番組では、安全の為一定間隔で 2D 映像を挿入し、身体への負担を軽減していま すが、万が一、不快感や異常、疲労を感じた場合は 3D メガネを外し、視聴を中止し、 眼を休めてください。 ・視聴中に疲労感、不快感を感じた場合には視聴をお控ください。 ・光過敏の既往症のある方は本放送の視聴をお控えください。 ・ご視聴中、違和感を覚えたり気分が悪くなったら、3D メガネを外して通常モードに戻 しましょう。 ・視聴中に疲労感、違和感を感じた場合は、すぐに 3D メガネを外してご視聴を中断し、 適宜ご休憩ください。 ・3D 映像の見え方には個人差があります。 ・光過敏の既往症、心疾患、脳疾患などのある方は各自の責任でご鑑賞ください。 ・鑑賞中に疲労感・不快感を覚えたり気分が悪くなった場合には、ただちに鑑賞を 中止し、休憩をお取り下さい。 ・疲れを感じた時はめがねを外して下さい。 ・光過敏の既往症のある方、心臓に疾患のある方は本放送の視聴をお控えください。 ・視聴中に疲労感、不快感を感じた場合には視聴をお控えください。 3.2.3 子供、特に乳幼児の 3D 視聴に関して留意する必要があることを周知する。<GL-6:低年 齢層への配慮> 【表記例】 ・視聴年齢はおよそ 5~6 歳以上が目安です。保護者は十分に気をつけてください。 ・お子様のご視聴については 5~6 歳からの視聴を目安にし、大人の立会いの上で視聴し てください。 ・お子様の視聴は、保護者が十分に気をつけてください。 ・6 歳未満のお子様はご視聴をお控ください。 ・お子様のご視聴については 8 歳からの視聴を目安にし、大人の立会いの上で視聴して ください。 ・8 歳未満のお子様はご視聴をお控ください。 ・3D 映像の特性上、視聴年齢は 6 歳以上を目安にしております。なお、お子様は疲労や 不快感などの自覚症状がわかりにくいため、急に体調が悪くなる場合がございます。 ご視聴に際しては保護者の方の責任、管理のもと、健康状態には十分にご注意くださ い。 ・なお、3D 番組は 8 歳以上の方がお楽しみ下さい。 (注)子供の 3D 映像視聴については、3DC 安全ガイドラインでは「視機能が発達段階であることを考慮 した上で、大人の管理のもとに視聴の可否判断、視聴時間制限をするのが望ましい(GL-6)」とされてお り、推奨視聴可能年齢については定めがない。 3.2.4 3D 放送の視聴者が、正しく立体映像が見えているかどうか確認するための映像クリップを 番組本編放送前に挿入することが望ましい。<GL-1:立体視成立の確認> 【実施例】 ・物が飛び出してくるなど、3D 効果を確認できる映像。 ・映像と共に「3D メガネのスイッチをオンにして、装着してください。立体に見えてい ますか?」のテロップを表示。 ・映像と共に「3D に見えていますか?」のテロップを表示。 3.3 3D 番組を放送する場合、必要に応じて何らかの方法により周知することが望ま しい事項 3.3.1 3D 放送を視聴するために必要な準備については、基本的には受信機取扱説明書の記載 事項の範疇であるが、放送事業者においても必要に応じて周知する。 【表記例】 ・3D 映像をご覧になるためには、3D 対応テレビとそのテレビに対応した 3D メガネが 必要です。 ・3D 映像をご覧になるためには、3D 機能をオンにしてください。 ・3D 対応テレビでは立体映像を御覧いただけます。 ・3D テレビや 3D 機器の取扱説明書等のご注意をよくお読みください。 ・3D 放送をご視聴いただくには、3D 対応テレビおよびテレビ付属のメガネが必要 です。 ・3D メガネのスイッチをいれてメガネをおかけください。 ・この番組をお楽しみいただくには、3D 対応テレビ、3D メガネ等が必要です。 ・3D 対応テレビや 3D 対応機器の取扱説明書等のご注意をよくお読みください。 ・3D 放送をご視聴いただくには、対応チューナーおよびアンテナ、3D 対応テレビ およびテレビ対応のメガネが必要です。 3.3.2 3D 放送を 2D テレビで受信した場合に表示される映像に関する情報について、必要に応じ て周知する。 【表記例】 ・2D テレビでは 2 画面で表示されます。 ・通常のテレビでは 2 画面に見えます。 ・3D 機能が付いていない通常のテレビでは 2 画面に見えます。 ・3D 非対応の TV ではご覧のように左右に同じ映像が並びますが、故障では ありません。 ・3D 対応ではないテレビや通常状態では画面が左右に分割された 2 画面に見えます。 ・通常のテレビでは画面が 2 つになります。 3.3.3 機器操作に伴い画面上に表示される機器操作情報(OSD)によって、3D 視聴の画面表示 が乱れる場合があることなど、機器操作に付随した留意事項について、必要に応じて周知する。 【表記例】 ・EPG(番組ガイド機能)をご利用される場合は、テレビを通常状態に戻してから 操作してください。 ・3D 番組視聴中はチューナーの番組表や番組説明などの操作を行わないでください。 操作を行う場合は、テレビを 3D モードから 2D モードへ戻した上で操作してください。 ・3D モードで視聴中は、ニュース、気象、地震速報は正しく表示されません。速報表示 中は文字でお知らせします。ご覧になられる方は 3D モードを解除してください。 ・3D モード視聴中に、EPG やデータ放送の操作をすると 3D 映像の表示が乱れる事があ りますので避けてください。 ・3D 番組視聴中はチューナーの番組表や番組説明などの操作を行うと、画面が正しく表 示されないため、操作を行う場合は、テレビを 3D モードから通常状態へ戻した上で操 作してください。 ・速報スーパーが出た場合は通常モードでご確認ください。 3.3.4 3D メガネ利用時の留意事項については、基本的には受信機取扱説明書の記載事項の範 疇であるが、放送事業者においても必要に応じて周知する。<GL-2:逆視防止のための確認、 GL-3:視聴姿勢> 【表記例】 ・3D メガネを使用するときは、周囲に壊れやすい物を置かないでください。 ・3D メガネをかけたまま移動しないでください。 ・3D メガネは、受信機取扱説明書に従ってお取り扱いください。 ・3D メガネで 3D テレビを視聴する際は、両目を水平な状態でご覧ください。 ・3D メガネを上下逆にかけないでください。 ・テレビの正面に座り、両目を水平に近い状態でご覧ください。寝転んでの視聴はご遠 慮ください。 3.3.5 3D 映像の生体影響は、個人差とともに、映像コンテンツの内容によっても異なると考えられ ているため、3D 放送を行う場合には視聴者の番組選択の助けとなるよう、EPG やホームページと いった番組紹介の中で番組の詳しい内容についてあらかじめ周知することが望ましい。 【表記例】 ・この番組は、スポーツ中継です。 ・映像の一部に激しい動きなどの映像効果を含みますので、体調によっては視聴中に不 快感を感じる場合があります。 ・個人差によって 3D 映像として見えにくい場合があります。 ・臨場感あふれる 3D 映像で、ご家庭にいながらコンサート会場にいるような迫力をお楽 しみいただけます。 ・この作品には、光の変化の激しい部分があります。 以上