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法科大学院ガイド

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法科大学院ガイド
学習院大学
2016.4
法 科 大 学 院 ガイド
GAKUSHUIN U N I V E R S I T Y L AW S C H O O L G U I D E
特集
法務研究科長
授業・教員紹介
7
VOL .
メッセージ
面倒見の良い雰囲気のもと、懇切丁寧な少人数指導を行っています。
先輩や先生との距離感がない法科大学院です。
学習院大学法科大学院は、基礎からじっくりと法律基本
丁寧な指導を受けることができます。週末には、弁護士
います。学生は各人に割り当てられた机を専有して学習
科目を勉強したい、書く力を徹底的に鍛えてほしいと希
として活躍する修了生から親身な指導を受けることも
できるほか、修了後も、法務研修生として落ち着いた学
望する学生にとって、
最適な少人数教育を展開しています。
できます。
習環境を引き続き利用することが可能です。
2015年9月には、文部科学省により本学法科大学院は
第2に、徹底した少人数教育を行っています。
学習院大学の豊かな伝統のもと、真のプロフェッショナル
と呼べる法曹を養成します。
上位ランクの法科大学院に選定されました。開設以来
1学年30名程度の小さな法科大学院ですから、教員と
の合格者総数は160名を数え、修了生や在校生の満足
学生との対話型授業を通じて、非常に密度の濃い指導
度が極めて高い学習環境に特徴があります。具体的には、
が展開されています。例えば、法文書作成を指導する演
次の3点です。
習が在学全期間にわたって用意されており、6名程度の
第1に、充実した教授陣を揃えています。
少人数クラスで丁寧な添削指導を受けることができます。
経験豊かな実務家教員と優れた研究実績を挙げている
第3に、勉学にふさわしい環境を整備しています。
研究者教員が、行き届いたカリキュラムのもとで教育を
キャンパスは、交通至便な都心にあるとともに、緑豊かな
行っています。多くの授業では、教員自らが執筆したテキ
自然に囲まれ、最新の教育設備や充実した蔵書を誇る
ストを用いて講義が行われるなど、著者自身から懇切
法経図書センターが存在するなど、最良の環境となって
法務研究科長
大橋 洋一
GAKUSHUIN UNIVE R S I T Y L AW S C H O O L G U I D E
ROAD TO SUCCESS
本 法 科 大 学 院 入 学から司 法 試 験 合 格までの 道 のり
受験生
入学試験・ガイダンス
入学試験 合格
入学前
在学生
未修者
コース
既修者
コース
授業料免除・
学修支援金発表
入学予定者向けガイダンス・ヘッドスタートプログラム
学年
授業(正課)
学力支援
(正課外)
学力増進支援
プログラム
法務研究所
経済的支援
外部模試等
授業料減免・
学修支援金
本法科大学院入学
第1学期授業履修
1年目
­—
夏期プログラム・
学力テスト
1年
法実務講座
第2学期授業履修
法学検定試験
春期プログラム・
学力テスト・
到達度テスト
次年度授業料減免発表
第1学期授業履修
2年目
1年目
夏期プログラム
2年
法実務講座
第2学期授業履修
法学検定試験
春期プログラム・
到達度テスト
次年度授業料減免発表
第1学期授業履修
夏期プログラム
3年目
2年目
法実務講座
3年
第2学期授業履修
TKC模試
TKC模試
春期プログラム
TKC模試
法務研修生申請
法科大学院 修了
3年目
法務研修生
(4月~9月)
4年目
第1学期授業聴講
法実務講座
5月司法試験
夏期プログラム
法実務講座
TKC模試
9月司法試験合格発表
合格者
司法修習へ
法務研究生申請
(司法試験不合格の場合)
TKC模試
(
第2学期授業聴講
法務研究生
月~翌 月)
法実務講座
10
5年目
4年目
9
春期プログラム
第1学期授業聴講
TKC模試
不合格者
法実務講座
5月司法試験
夏期プログラム
法実務講座
9月司法試験合格発表
2
TKC模試
合格者
司法修習へ
FEATURE
学 習院大学法科大学院の特長
1. 学力支援
1 合格から入学までの学習支援
ガイダンスやヘッドスタートプログラムの実施、予習文献紹介や予習内容のリストの配付を行い、入学までの期間も丁寧に指導を行います。
2 少人数制の授業
教員との距離が近く、
司法試験委員等の経験が豊富な教員から、
きめ細かな指導が行われます。
授業時間以外でも親身に個別指導に対応します。
3 定期試験の問題集を毎年発行
学習院名物の『法科大学院の試験』は毎年定期試験の解説付き問題集として発行・配付され、重要な参考書となっています。過去発行分も閲覧でき、
司法試験対策にもなります。
4 学力増進支援プログラム
夏季休業及び春季休業中には学力増進支援プログラムを開催し、定期試験の講評、更に踏み込んだ法文書作成指導、1年生を対象とした学力テストの
実施、1・2年生を対象とした到達度テストの実施、裁判所や刑務所の見学会等を行います。
5 法実務講座
法務研究所では、
土曜午後等に法実務講座(法律文書作成講座)を開催します。先輩修了生法曹から親身な指導が受けられます。
2 . 修 了 後 の支援
1 法務研修生・法務研究生制度
修了年の9月末までは
「法務研修生」
として無料で、
以後は10月から9月までの1年間を
「法務研究生」
として6万円で自習室等施設を利用することができます。
授業聴講や法実務講座への参加も可能です。担任制を採用しており、教員と面談や相談もできます。
3. 経済支援
1 授業料減免制度
❶入学試験成績による授業料減免
●特待生入試合格者
入学から2年間の授業料を全額免除します。ただし、入学翌年度に進級できなかった場合は、2年目の全額免除の権利を失います。
●一般入試合格者
入学試験成績が優秀な場合は、初年度の授業料を全額免除します。
❷学内成績による授業料減免
当該年度に授業料全額免除を受けていない者を対象として、以下のとおり授業料を減免します。
●2年次の授業料減免
(未修者コースのみ)
1年次の学内成績で一定の水準※に達している者3名について、
2年次の授業料を減免します。
(上位者1名につき全額免除、
次の2名につき半額免除)
●3年次の授業料減免
2年次の学内成績で一定の水準※に達している者15名について、
3年次の授業料を減免します。
(上位者5名につき全額免除、
次の10名につき半額免除)
※全額免除の水準:GPA 3.00以上/半額免除の水準:GPA 2.50以上(平成27年度実績)
2 模擬試験受験料補助
TKC模試は在学生、
法務研修生及び法務研究生を対象として、また法学検定試験は在学生を対象として、受験料の補助を行っています。
4 . 充 実 し た設備
1 模擬法廷教室
西2号館5階には、
地方裁判所とほぼ同じ構造を持つ「模擬法廷教室」があり、
「民事模擬裁判」
「刑事模擬裁判」等の授業で使用しています。
2 自習室
セキュリティー管理されている中央教育研究棟9階フロアには、
「自習室」
「ロッカー室」があり、朝7時から夜11時まで利用できます。自習室の座席は
1人1席、
鍵付
(暗証番号式)ロッカーは1人1台を専有することができます。在学生の希望者には、ノート型パソコンが貸与されます。
3 演習室
中央教育研究棟10階に5室あり、自主ゼミ等で利用できます。
4 法経図書センター
東2号館にあり、法学、政治学、経済学、経営学に関する専門図書を中心に約67万冊を収蔵しています。法を学ぶ上で必要な各分野の専門書が充実
しているほか、判例検索など各種データベースにアクセス(無料)して、最新データを活用しながら学習することも可能です。
3
GAKUSHUIN UNIVE R S I T Y L AW S C H O O L G U I D E
CURRICULUM
授業紹介
刑法入門 1・2
1年次必修科目
鎮目 征樹 教授
法学入門演習
1年次必修科目
若松 良樹 教授
本講義は、
法学未修者を対象として、
刑法入門1が主として刑
では、生命、身体、自由、財産に対する罪
(個人法益に対する罪)
法総論を、
刑法入門2が主として刑法各論をそれぞれ講義する
を中心として、その個別の犯罪成立要件を検討します。なお、
ものです。
刑法総論では、
刑法典総則の規定を基礎としつつ、
犯
条文の解釈は、最終的に判例よって確定されますので、
「生き
罪の一般的な成立要件を論ずる犯罪論を主として取り扱います。
た法」としての判例の現状を認識・理解することが不可欠とな
学説の対立が激しく、難解な学術用語も多いため、未修者は、
ります。そこで、教材である
『判例刑法総論
(第6版)
』、
『判例刑
基本的な用語や概念を正確に整理して習得することが要求さ
法各論
(第6版)
』に収録された判例につきましても、テキスト
れます。そのためには、予め指示したテキストや判例、その他
と同時に予習が不可欠です。本講義は、基本的に講義形式をと
の文献を十分に予習してくることが求められます。刑法各論
りますが、
適宜、
対話形式も採用します。
未修者を対象に、
法的な文書を作成するためには、
どのような
学習が深まるにつれ、
インプットに必死になり、
アウトプットの
ものが必要なのかについての明確なイメージをもたせるよう
イメージは不明確になりがちです。しかし、学習のための学習
に指導しています。
は無意味です。学習が本格化する前に、一度、アウトプットの
法科大学院を修了した後には、
司法試験、
実務などで法的文書
イメージを作り上げておきましょう。
を作成することが求められますが、日頃の学習でも法的文書
というアウトプットを作成するということを意識した上で
インプットすることが必要です。そのため、アウトプットの
イメージを徹底的に磨き上げます。
行政法 1・2
大橋 洋一 教授
応用民法 4
2 年次必修科目
2 年次必修科目
能見 善久 教授
2年生を対象とした公法系の必修科目です。本講義は、行政
機会を多く設けたいと思います。
具体的な検討を通じて、
法理や
法1では行政法総論及び行政組織法と呼ばれる分野を、行政
条文について、それが利用可能なコンテクストの理解を深め
法2では行政救済論を対象に学習します。事例を素材にして、
ます。
両講義を通じて、具体的に訴訟の場で利用できる行政法の理
講義の基本は、
原典主義です。
条文の解釈が問題になるのであ
解を目指します。別の言い方をしますと、
「行政法を使う」こと
れば、六法をひいて条文の文言を確認します。先例等がかか
の訓練に力を入れます。講義では、受講生がテキストに目を通
わる場合には、判例集等を利用して裁判所が示した論理を確
してきたことを前提に、具体的な事例に即して、教科書に書か
認します。
最終目標は、
自分の言葉で平易に他者に説明できる
れた抽象的な理論や考え方の意味について、
受講生と対話する
ところまで、理解を深めることです。
担保法の学力を鍛え直し、基礎的な知識を再確認すると
重 要 なポイントをしっかり理解できるようにしたいと考え
ともに、応用力を付ける授業を行います。担保法としては、
ています。
物的担保だけでなく、人的担保(保証)も扱います。物的担
保の中では、抵当権が最も重要ですが、質権、留置権、先取
特権についても条文・理論・判例が身につくような授業を
します。また、流動動産譲渡担保、債権譲渡担保などの非典
型担保は、判例で形成されたものですが、まだ発展途上に
あり、議論も錯綜していますので、勉学が難しい分野ですが、
会社法 2
小出 篤 教授
4
2 年次必修科目
商法の中でも特に重要な分野である会社法は、
法改正や判例・
ベースとしますが、適宜質疑応答などを交え、知識の定着を目
実務の急速な発展に伴い、年々その内容が質量ともに増大し
指します。続いて、事例会社法
(3年後期配当)では、複数の論
ています。学習院大学法科大学院では、このように複雑な会社
点を含む複雑な事例など、応用的な事例をとりあげ、新司法
法の基礎的な知識と応用力を着実に身につけるため、
2年次から
試験の事例問題にも対応できる応用力を身につけます。
3年次にかけて計4科目(8単位)でじっくりと会社法を学ぶ
会社法1
(2年前期配当)
では、
会社法のうち、
総論・設立・機関
カリキュラムとしました。
を扱い、
会社法2
(2年後期配当)
では、
資金調達および計算を扱
会社法1~3の3科目
(2年前期~3年前期配当)では、会社
います。会社法の残りの部分は、3年前期配当の会社法3で
法の基礎的な知識を体系的に学んでいきます。講義形式を
扱います。
民事訴訟実務
3 年次必修科目
松村 昌人 教授
民事訴訟実務は、
民事訴訟における手続の順序やその運営の
要件事実を取り出して、これらを民事訴訟法の条文に従って
あり方、それらの理論的な根拠を知るとともに、民事紛争の適
組み立てて、民事事件の訴訟活動をすることができるように
正迅速な解決を実現するために、弁護士や裁判官はどのよう
なることを目標にしています。
例えば、
売買代金請求訴訟を取り
に考え、活動しているのかについて研究します。
上げる場合、請求原因となる売買代金請求権の要件事実は
民事訴訟手続の実践においては、
要件事実論が重要な役割を
何か、なぜそうなるのか、何が抗弁となるか、その要件事実は
果たしていますから、特に、要件事実については詳しく研究し
何か、なぜそうなるのかなど、教員と学生の間で、また、学生
ます。そこで、学生諸君が、民事実体法と民事訴訟法の両方に
同士で議論しながら授業をします。
またがる要件事実の考え方を理解して、
民事実体法の条文から
消費者法
2 ~ 3 年次選択科目
山下 純司 教授
憲法 1・2
2 年次必修科目
野坂 泰司 教授
消費者法は民事法、
行政法、
刑事法の様々な法律が関連する
説明を行います。
これによって、
消費者紛争の民事的解決と消費者
分野であり、
紛争事例ごとに適用される法律も変わり、
また新しい
行政の関係理解を深め、
法改正があっても柔軟に対応できる応用力
立法が次々と行われます。
断片的知識を覚えているだけでは、
を身につけることが目標となります。
すぐに役立たなくなります。
したがって参加学生は、
民法や行政法といった基本法律科目の
私の授業では、
具体的な消費者紛争について、
民法など一般法
法律知識をひと通り理解した上で授業に挑み、
授業後には特別法
による当事者間の紛争解決にはどのような限界があるかをまず
を含めた法律相互の関係を体系的に整理する復習が必要となり
考えてもらい、
その限界を克服するために特別法や行政システムが
ます。
授業はレジュメやプロジェクターなどで資料を示しながら、
どのような役割を果たしているのかを紹介するという順序で
講義形式で行います。
2年次生を対象とした公法系の必修科目。本講義では、未修
進めていくつもりです。
「憲法2」
では、
基本的人権の領域における
コースまたは学部において憲法をひととおり学習し終えている
諸問題を取り扱います。
「憲法1」
と同様に、
基本的人権とは何か
ことを前提として、憲法の全体にわたって体系的な知識を
という原理論的な問題から始めて、日本国憲法の各個の人権
確認しつつ、更に深い理解を得ることを目標としています。
規定に即して、
具体的な裁判例を取り上げながら、
現実の人権保
「憲法1」
では、
憲法の総論と統治機構の領域における諸問題
障のあり方を検討し、多様な問題点について妥当な解決の
を取り扱います。憲法とは何か、立憲主義とは何かという原理
道筋を考察していく予定です。
論的な問題から始めて、
統治の仕組みと運用の実態に至るまで、
現実政治との緊張関係を注視しながら法的な観点からの検討を
債権保全・回収実務
荒木 新五 教授
2 ~ 3 年次選択科目
企業取引を中心とする活発な経済活動において多種多様な
を前提として、私が作成した事例問題について履修者に検討
金銭債権が発生していますが、
その債権を保全し、
回収すること
してもらい、
議論しながら授業を進める予定です。
授業中、
履修
が企業法務の最も重要な仕事といえます。
この授業では、債権
者が積極的に発言することを望んでいます。
保全、回収の手段としての抵当権や譲渡担保などの主要な担
保物権の設定、効力、実行、他の権利との競合関係等を検討す
るとともに、人的担保として保証についても検討し、併せて、
担保法を中心とする民法の補修と習熟度の向上を目指します。
履修者が民法(総則、物権、債権)をひととおり学んでいること
国際私法 1・2
神前 禎 教授
3 年次選択科目
わが国において問題となる民事紛争であっても、当事者
国際私法1では、すべての法曹に必要性の高い、国際私法総
が外国人あるいは外国企業であったり、事実関係の一部が外
論及び国際民事手続法の問題を取り上げ、
引き続き国際私法2
国で生じていたりすることは、それほど珍しいことではあり
において、具体的な問題に適用される準拠法の選択に関する
ません。このような、何らかの意味で外国と関連する民事紛争
国際私法各論を検討します。各回の授業では、事前に、前提知
を解決する際には、
①そもそも当該紛争をわが国の裁判所で取り
識の確認、
簡単な設例、
実際の裁判例等に関する設問を配布し、
扱うことの妥当性、②当該紛争に対していかなる国の法規を
教室では、
それらに関する質疑応答を通じて国際私法に関する
適用すべきか、
といった点が問題となります。こういった問題
一歩進んだ理解が得られるようにします。
を取り扱うのが国際私法です。
5
GAKUSHUIN UNIVE R S I T Y L AW S C H O O L G U I D E
PROFESSOR INTRODUCTION
教 員紹 介
専任教員
専門分野
憲法
野坂 泰司(のさか やすじ)教授
専門分野
憲法
青井 未帆(あおい みほ)教授
東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、立教大学法学部教授を経て、1994年より
信州大学経済学部准教授、成城大学法学部准教授を経て、2011年より学習院大学
学習院大学法学部教授。
2004年より学習院大学法科大学院教授。
2007年より2013年
法科大学院教授。日本公法学会、全国憲法研究会、憲法理論研究会に所属。元司法
3月まで同法務研究科長。日本公法学会、日米法学会、国際憲法学会に所属。元司法
試験考査委員。
試験・予備試験考査委員。
専門分野
行政法
大橋 洋一(おおはし よういち)教授
専門分野
民法・信託法
能見 善久(のうみ よしひさ)教授
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。九州大学大学院法学研
東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授を経て、2008年より
究院教授を経て、
2007年より学習院大学法科大学院教授。
2013年より学習院大学法
学習院大学法科大学院教授。信託法学会理事長。
科大学院法務研究科長。日本公法学会、日独法学会所属。元司法試験・予備試験考査
委員。
専門分野
民法
原 恵美(はら めぐみ)教授
専門分野
商法
神田 秀樹(かんだ ひでき)教授
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
九州大学大学院法学研究院准
東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科教授を経て、2016年より
教授を経て、2012年に学習院大学法科大学院准教授。2015年より学習院大学法科
学習院大学法科大学院教授。金融法学会理事長。
大学院教授。日本私法学会、日仏法学会、信託法学会に所属。
専門分野
民事法
稲田 龍樹(いなだ たつき)教授
専門分野
民事訴訟法
長谷部 由起子(はせべ ゆきこ)教授
中央大学法学部卒業。1971年札幌地裁判事補に任官。東京地裁判事、大阪高裁判事、
東京大学法学部卒業。
成蹊大学法学部教授を経て、
1998年より学習院大学法学部教授。
横浜家裁所長、東京高裁部総括判事を経て、2011年2月退官。同年4月より学習院
2004年より学習院大学法科大学院教授に就任。日本民事訴訟法学会、日本私法学会、
大学法科大学院教授。日本民事訴訟法学会、日本家族〈社会と法〉学会に所属。
金融法学会に所属。2012年より司法試験委員会委員。
専門分野
刑法
林 幹人(はやし みきと)教授
専門分野
法哲学
若松 良樹(わかまつ よしき)教授
東京大学法学部卒業後、助手を経て、上智大学に赴任、2015年3月まで同大学法科
京都大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。
京都大学博士
(法学)
。
成城大学
大学院で教鞭をとる。刑法学会会員、元司法試験考査委員。
法学部教授を経て、2013年4月より学習院大学法科大学院教授。日本法哲学会、日本
倫理学会、日本法社会学会、日米法学会に所属。
専門分野
国際私法
神前 禎(かんざき ただし)教授
金沢大学法学部助教授、学習院大学法学部助教授、同教授を経て、2004年より学習院
大学法科大学院教授。日本私法学会、日本国際法学会、日本国際私法学会に所属。
専任実務家教員
専門分野
民法
荒木 新五(あらき しんご)教授
専門分野
倒産法
松村 昌人(まつむら まさと)教授
早稲田大学第一法学部卒業。
1973年弁護士登録。
1996年より2008年まで早稲田大学
東 京 大 学 法 学 部 卒 業。1996年 弁 護 士 登 録。2006年 か ら2007年 中 国・米 国 留 学。
大学院法学研究科非常勤講師
(民事執行法・民事保全法)
。
2004年より学習院大学法科
2013年4月より学習院大学法科大学院教授。
大学院教授
(実務家教員。
民法・借地借家法)
。
専門分野
刑事法
植村 立郎(うえむら りつろう)教授
専門分野
刑事法
中央大学大学院法学研究科博士前期課程修了。
2000年司法修習生、
2001年検事任官。
函館地方・家庭裁判所所長、2002年新潟地方裁判所所長、2004年東京高等裁判所
各地の地検検事として勤務し、
捜査・公判を担当したほか、
訟務検事として勤務。
2016年
判事、2011年定年退官、同年9月より学習院大学法科大学院非常勤講師。2012年
4月から法務省より学習院大学法科大学院に派遣。
4月より学習院大学法科大学院教授。
特別招聘教授
非常勤講師
6
髙橋 理恵(たかはし りえ)教授
東京大学法学部卒業。
1969年司法修習生、
1971年判事補任官、
1981年判事任官、
2000年
髙木 弘明(たかぎ ひろあき)弁護士
山田 和彦(やまだ かずひこ)弁護士
五條堀 岳史(ごじょうぼり たけし)弁護士
奥田 進一(おくだ しんいち)拓殖大学教授
兼担教員
専門分野
行政法
櫻井 敬子(さくらい けいこ)教授
専門分野
民法
岡 孝(おか たかし)教授
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(博士(法学))。2003年より学習院
一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得。法政大学教授を経て、2000年より
大学教授。
日本公法学会、
日本財政法学会、
警察政策学会に所属。
中央建設業審議会委員、
学習院大学法学部教授。日本私法学会、比較法学会、法制史学会、法とコンピュータ
関税・外国為替等審議会委員、社会保障審議会委員など。
学会などに所属。元司法試験考査委員。
専門分野
民法
水野 謙(みずの けん)教授
専門分野
民法
山下 純司(やました よしかず)教授
北海道大学大学院法学研究科博士後期課程中途退学(博士(法学))。青山学院大学
東京大学法学部卒業。1996年より、東京大学大学院法学政治学研究科助手。
1999年
法学部助教授を経て、
2002年より学習院大学法学部教授。
日本私法学会に所属。
元司法
より、学習院大学法学部専任講師。2001年より、学習院大学法学部助教授。
2008年
試験考査委員。
より、学習院大学法学部教授。日本私法学会、信託法学会、法と教育学会に所属。国家
公務員総合職試験委員。
専門分野
民法
竹中 悟人(たけなか さとる)教授
専門分野
商法
小塚 荘一郎(こづか そういちろう)教授
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(博士(法学))。2008年より学習院
東京大学法学部卒業。
東京大学より博士
(法学)
の学位取得。
千葉大学法経学部助教授、
大学法学部准教授。日本私法学会、日仏法学会に所属。
上智大学法学部助教授、
同法科大学院教授を経て、
2010年より学習院大学法学部教授。
国内では、日本私法学会、日本海法学会等に所属。国際的には、私法統一国際協会コレ
スポンデント、比較法国際アカデミー準会員。
専門分野
商法
小出 篤(こいで あつし)教授
専門分野
商法
松元 暢子(まつもと のぶこ)教授
東京大学法学部卒業。
東京三菱銀行
(現・三菱東京UFJ銀行)
勤務、
東京大学大学院法学
東京大学法学部卒業。ハーバード・ロースクール(LL.M.)卒業。司法修習生(第58期)
、
政治学研究科助手、学習院大学法学部助教授・准教授を経て2010年より同教授。日本
弁護士事務所勤務、東京大学大学院法学政治学研究科助教、学習院大学法学部准教授
私法学会、金融法学会、信託法学会に所属。国連国際商取引法委員会(UNCITRAL)
を経て、2016年より同教授。日本私法学会、信託法学会に所属。
第四部会日本国代表、元金融審議会専門委員など。
専門分野
民事訴訟法
林 圭介(はやし けいすけ)教授
東京大学法学部卒業、同年司法修習生、1980年判事補任官、1990年判事任官、1999
専門分野
民事訴訟法
佐瀬 裕史(させ ひろし)教授
東京大学法学部卒業。学習院大学法学部専任講師、准教授を経て、2016年より教授。
年大阪地方裁判所判事(部総括)、2011年釧路地方・家庭裁判所(所長)、2013年大阪
高等裁判所判事
(部総括)
、
2015年12月依願退官、
2016年4月より学習院大学法学部
教授。日本民事訴訟法学会、仲裁ADR法学会に所属。
専門分野
刑法
鎮目 征樹(しずめ もとき)教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(修士(法学))、同博士課程単位取得
専門分野
刑事訴訟法
津村 政孝(つむら まさたか)教授
東京大学法学部卒業。学習院大学法学部専任講師、助教授を経て、1991年より教授。
満期退学。
筑波大学社会科学系専任講師を経て、
2004年より学習院大学法学部助教授、
2009年より同教授。日本刑法学会、国際刑法学会に所属。
専門分野
英米法
紙谷 雅子(かみや まさこ)教授
専門分野
労働法
橋本 陽子(はしもと ようこ)教授
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了(法学博士)。北海道大学法学部教授を経て、
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同大学法学部助手を経て、
2000年、
1992年より、学習院大学法学部教授。2004年より法科大学院教授、2009年より法学部教授。
学習院大学法学部助教授、2006年より同教授。日本労働法学会に所属。厚生労働省労
日米法学会、比較法学会、日本公法学会、法社会学会、法とコンピュータ学会、法情報ネット
働政策審議会職業安定分科会公益委員、同雇用保険部会公益委員。同需給制度部会公
ワーク学会、日本マス・コミュニケーション学会、アメリカ学会、国際人権法学会に所属。
益委員。
専門分野
租税法
長戸 貴之(ながと たかゆき)准教授
専門分野
経済法
大久保 直樹(おおくぼ なおき)教授
東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻修了
(法務博士)
。
同研究科助教を経て、
2003年4月から2004年3月まで知的財産研究所特別研究員、2003年12月東京大学
2015年4月より学習院大学准教授。
大学院法学政治学研究科博士課程修了(博士(法学))、2005年4月より学習院法学部
に勤務。日本経済法学会所属。
専門分野
知的財産法
横山 久芳(よこやま ひさよし)教授
専門分野
国際法
阿部 克則(あべ よしのり)教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。
東京大学法学部助手を経て、
2002年、
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程修了。ケンブリッジ大学法科
学習院大学法学部助教授、2009年より同教授。工業所有権法学会、著作権法学会に
大学院修士課程(LLM)修了。千葉大学法経学部助教授、学習院大学法学部助教授等を経て、
所属。弁理士試験委員。
2008年より学習院大学法学部教授。2008年から外務省経済局国際経済紛争解決調査員
を併任。国際法学会、世界法学会、日本国際経済法学会に所属。主要研究領域は国際経済法。
専門分野
刑事法
中野 剛(なかの たけし)特別客員教授
京都大学法学部卒。
2001年弁護士登録
(第二東京弁護士会)
。
2009年から2011年まで
最高裁判所司法研修所刑事弁護所付。2013年より学習院大学法学部特別客員教授。
虎の門法律事務所パートナー弁護士。2015年4月よりBPO放送倫理検証委員会
委員。
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GAKUSHUIN UNIVE R S I T Y L AW S C H O O L G U I D E
ADMISSIONS INFORMATION
入試情報
1.入試概要
募集定員:30名
(既修者コース24名、未修者コース6名)
入試日程:平成29年度入試日程は5月中旬以降、
随時ホームページに掲載します。
【参考】
平成28年度入試
入試区分
出願期間
試験日
合格発表日
特待生
入試
H27.7.6
~7.8
H27.7.26
一般
A日程
H27.8.4
~8.7
一般
B日程
科目
併願
既修者コース
未修者コース
H27.8.4
民訴・刑訴
憲法・民法・刑法
小論文
面接
なし
H27.8.26
H27.9.7
民訴・刑訴
憲法・民法・刑法
適性4部
(筆記なし)
あり
H27.9.8
~9.11
H27.9.20
H27.10.2
民訴・刑訴
憲法・民法・刑法
小論文
あり
一般
C日程
H27.10.6
~10.8
H27.10.18
H27.10.30
民訴・刑訴
憲法・民法・刑法
適性4部
(筆記なし)
あり
一般
D日程
H27.12.10
~12.14
H28.1.10
H28.1.15
民訴・刑訴
憲法・民法・刑法
小論文
あり
一般
E日程
H28.2.19
~2.22
実施せず
H28.3.4
募集せず
適性4部
(筆記なし)
あり
*併願とは既修者コースと未修者コースとの両コースに出願する方式です。
受験料には割引制度があります。
*同年度内に実施の入試に2回以上出願すると2回目以降の受験料が割引となります。初めての受験で35,000円、
2回目以降は10,000円となります。同日実施の併願でも2回にカウントし、
片方の受験料が10,000円となります。
*特待生入試合格者には2年間の授業料免除があります。
入試要項・願書:以下の方法で入手することができます。
(平成29年度入試用は5月下旬以降掲載予定)
❶本学アドミッションセンター窓口で無料配付
西5号館4階 アドミッションセンター
(月~金 9:00~16:30/土9:00~12:00)
❷ウェブ上からの資料請求 ❸本法科大学院ホームページからのダウンロード
入試結果・過去問題:本法科大学院ホームページで公開しています。
2.説明会日程
本法科大学院の特色、
入試内容、カリキュラム、教員、奨学金等について説明いたします。事前予約等は不要ですので、ぜひご参加ください。
平成28年度入試説明会日程
日時
会場
対象者
4月15日(金)
12:20~12:50
西5号館201教室
学習院大学生および学習院女子大学生
5月7日(土)
13:30~
中央棟11階多目的室
どなたでも参加いただけます
6月18日
(土)
13:30~
中央棟11階多目的室
どなたでも参加いただけます
6月21日
(火)
18:00~
中央棟11階多目的室
どなたでも参加いただけます
7月31日(日)
10:00~16:00
オープンキャンパス
後日お知らせします
オープンキャンパスと同日開催
どなたでも参加いただけます
9月10日
(土)
13:30~
中央棟11階多目的室
どなたでも参加いただけます
10月22日
(土)
13:30~
中央棟11階多目的室
どなたでも参加いただけます
3.授業見学
本学への受験を考えている方(社会人及び大学1年生以上)を対象に、入学後の学習のイメージをつかんでいただく機会として、
実際に行われている授業の見学を許可しています。
❶見学できる科目 各学期3科目まで
❸申込方法等 4月中旬に本ホームページの
「新着情報」
に掲載します。
❷見学期間
❹備考
第1学期 平成28年 6月13日(月)~6月25日(土)
第2学期 平成28年11月14日(月)~11月26日(土)
学習院大学 法科大学院ガイド VOL.7
発行日:2016年4月1日
発行所:学習院大学法科大学院 〒171- 8588 東京都豊島区目白 1- 5 -1
希望者人数等によりご希望に沿えない場合があります。
ご了承願います。
学習院大学法科大学院ガイドは、学習院大学法科大学院アプリ※からも
ご覧いただけます。
QRコードからダウンロードしてご利用ください。
※iOSまたはAndroidを搭載したスマートフォンおよびタブレット端末に対応。
アプリは無料です。
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