Comments
Description
Transcript
計測標準フォーラム
計測標準フォーラム 第11 回 講 演 会 日時 場所 2013 年 11月 8 日(金)10:00 ∼17:15 大田区産業プラザ PiO 東京都大田区南蒲田1-20-20 ご 案 内 今年度も日本最大の計量・計測の関係者の集まりである計測標準フォーラムの講演会を大田区 産業プラザにおいて開催します。今年は以下の 4 つの会場で各イベントを実施します。 第 1 会場:「計測標準フォーラムポスターセッション」 1 階大展示ホール 「日本 NCSLI 技術フォーラム 企業展示」 1 階大展示ホール 第 2 会場:「基調講演」・「招待講演」 2 階小展示ホール 第 3 会場:「NMIJ 計量標準セミナー」 4 階コンベンションホール「梅」 第 4 会場:「日本 NCSLI 技術フォーラム」 4 階コンベンションホール「鶯」 第 1 会場では、計量標準・標準物質を中心とした最新の研究事例、計測標準フォーラム各参加 機関による研究開発、機関紹介に関するポスターならびに日本 NCSLI 技術フォーラムの企業展示 が行われます。 また、第 2 会場では基調講演の「科学計測とイノベーション」と招待講演の「血漿中アミノ酸分析 の臨床的意義と標準物質」が行われます。第 3 会場では、「産業の安全・安心を支える標準物質」 と題して、計量・計測・標準に関する技術、認定・認証、国内外状況関連テーマに関する講演、 第 4 会場では計測機器の校正、取り扱い方法及び現場計測器に関連した講演が行われます。 計量・計測・標準に関する最新情報が得られる絶好の機会です。多数の皆様のご参加をお待ち しております。 〔主催〕計測標準フォーラム 計測標準フォーラム 参加団体・機関 CERI FAA JAB JAMP JARM JCCLS JEITA JEMA JEMIC JEMIMA JMIF JMCT JEMCA JQA JSA JTM NCSLI-J NITE NMIJ TRA 〔協賛〕 (独)産業技術総合研究所 計量標準総合センター (NMIJ) 4 階コンベンションホール「梅」 プログラム NMIJ 計量標準セミナー 産業の安全・安心を支える標準物質 〔主催〕 (独) 産業技術総合研究所 計量標準総合センター (NMIJ) 〔協力〕標準物質協議会 (JARM) 10:00-10:10 開会挨拶(杉山 喬、計測標準フォーラム代表) 来賓あいさつ(多田 拓一郎、経済産業省知的基盤課長) 会場:2F 小展示ホール ※会場が異なりますのでご注意下さい。 10:10-10:50 基調講演「科学計測とイノベーション」 吉田 佳一((株)島津製作所 常務執行役員 技術研究副担当 基盤技術研究所長) 会場:2F 小展示ホール ※会場が異なりますのでご注意下さい。 科学の発展の過程は、仮説作成と観察を繰り返しながら仮説を修正し、真実を探求する過程である。また、産業の発展は、従来の方法・ 物を観察し、それをより良い方法・物へ改良していく過程でもある。従来観測できなかったことを可能にする新たな観測手段が実現で きれば、イノベーションに繋がる。講演者の係った具体的事例も紹介する 移 動 11:00-11:05 NMIJ計量標準セミナー開会挨拶(千葉 光一 (独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門長) 11:05-11:35 「コピー機・プリンターにおける放散微粒子の規制動向と測定技術−ドイツ環境ラベルブルーエンジェ ルマークについて− 」 宮田 大資(富士ゼロックス株式会社 国際認証センター) コピー機・プリンターを対象とした、ドイツ環境ラベルブルーエンジェルマークにおいて、2013 年 1 月より新規規制項目として追加 された UFP(Ultra fine particle、超微粒子)に関心が高まっている。本講演は、UFP に関する規制動向・測定法と原理・技術的課 題等について紹介する。 11:35-12:05 「産業技術総合研究所におけるナノ粒子標準の整備と今後の展開」 桜 井 博((独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 ナノ材料計測科 粒子計測研究室長) 製品の品質管理のみならず、環境・健康・安全の観点から、欧州においてナノ材料に関する規制の導入が始まるなど、近年、ナノ 粒子計測の重要性が極めて高くなっている。本講演では、このような計測需要に応えるべく、産業技術総合研究所において進めている ナノ粒子標準の整備について紹介する。 休憩 75 分(展示、ポスター) 13:20-13:50 「都立産業技術研究センター城南支所∼ものづくり大田の最前線と計測技術∼」 上本 道久(東京都立産業技術研究センター 城南支所長 兼 東京都城南地域中小企業振興センター長) 都内城南地区にはハイエンド中小企業が集積し、日本のモノづくりを支えている。製品化前の(‘上流’の)技術支援から、迅速な試 作化・製品化とその評価、さらに海外展開まで、さまざまな企業活動を、新鋭機による計測で技術的側面からアシストし、新しい計測 技術の研究開発にも取り組む城南支所の活動について紹介する。 13:50-14:20 「JCSS 標準ガス及び国際基幹比較に関する取り組み」 西野 朋恵((一財)化学物質評価研究機構 東京事業所 化学標準部技術第一課) 本機構は計量法により濃度(標準ガス及び標準液)に関する指定校正機関となっている。ここでは、JCSS 制度(国家計量標準供給制度) における標準ガス分野での本機構の役割及び取り組みについて紹介する。また、標準ガスの調製及び値付け能力の同等性を確認する ために実施されている国際基幹比較に関する取り組みについても紹介する。 休憩 40 分(展示、ポスター) 15:00-15:30 「計量標準と標準物質のデータベース」 馬場 哲也((独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 招聘研究員) 産総研計測標準研究部門では供給を実施している校正サービスと標準物質に関する情報を使いやすいかたちでウェブから提供するた めのデータベースの開発を進めています。 15:30-16:00 「定量 NMR 法の適用性∼貝毒標準品の値付けについて∼」 加 藤 毅((一財)日本食品分析センター 多摩研究所 試験研究部 応用試験課 エキスパート) 定量 NMR は、分析用標準品の純度を正確に求める手法の 1 つとして活用されているが、NMR 測定と天秤秤量のいずれにも高い精 度が要求されるので、大型の分子や微量物質の値付けにおいては様々な困難が生じる。今回、世界的に希少かつ、大型の分子である 貝毒標準品の値付け法として、定量 NMR の適用性を検討したので報告したい。 16:00-16:30 「食品分析の信頼性を確保するための外部精度管理について 」 渡辺 卓穂((一財)食品薬品安全センター 秦野研究所 食品衛生事業部長) 食品の安全性を確保するためには、各種検査項目について、どの検査機関で実施しても同等の結果が得られることが望ましい。そ のためには、検査結果の信頼性を確保する必要があり、外部精度管理はその有用なシステムである。本講演では、外部精度管理調査 について紹介する。 移 動 16:40-17:10 招待講演「血漿中アミノ酸分析の臨床的意義と標準物質」会場:2F 小展示ホール ※会場が異なりますのでご注意下さい。 宮 野 博(味の素株式会社 イノベーション研究所 研究管理部 先端価値創造グループ長 兼 基盤技術研究所 分析応用研究グループ) 血漿中のアミノ酸濃度は、肝機能不全の重症度判定、栄養状態不良の病態把握に利用されてきた。最近の研究で、血漿中アミノ酸 のインバランスが、がんのリスクスクリーニングに有用であることが示されている。そのため、臨床的に意義のあるアミノ酸の標準物 質の安定的な供給は、信頼性の高い結果を受診者に示すために不可欠となっている。 17:10-17:15 閉会挨拶(三木 幸信 (独)産業技術総合研究所 理事 兼 計量標準総合センター 代表) 4 階コンベンションホール「鶯」 プログラム 第 22 回 日本 NCSLI 技術フォーラム (有料登録の方のみ聴講できます。※基調講演と招待講演を除く。) 〔主催〕日本 NCSLI 10:00-10:10 開会挨拶(杉山 喬、計測標準フォーラム代表) 来賓あいさつ(多田 拓一郎、経済産業省知的基盤課長) 会場:2F 小展示ホール ※会場が異なりますのでご注意下さい。 10:10-10:50 基調講演「科学計測とイノベーション」 吉田 佳一((株)島津製作所 常務執行役員 技術研究副担当 基盤技術研究所長) 会場:2F 小展示ホール ※会場が異なりますのでご注意下さい。 移 動 11:00-11:05 日本NCSLI技術フォーラム開会挨拶(早川 和己会長) 11:05-11:35 「国家標準級雷インパルス電圧測定システムの比較試験と測定の不確かさ」 日野 悦弘(三菱電機株式会社) 電力流通設備においては、製品の形式試験、受入試験等が各機器の規格で規定されており、雷撃などの異常電圧に対する絶縁強度 検証を目的としてインパルス電圧を用いた高電圧試験が実施される。試験結果の信頼性は試験電圧の測定精度に左右されるため、高 電圧試験法に関するIEC 規格では、直流・交流電圧と同様にインパルス電圧測定についても国家または国際計量標準へのトレーサビ リティ確保が規定されている。これらの状況を踏まえ、我が国の国家標準級雷インパルス電圧測定システムの開発状況ならびに本測定 システムによる比較試験の実施状況を紹介する。 11:35-12:05 「Phasor Measurement Unit(PMU)の概要とその校正」 昆 盛太郎((独)産業技術総合研究所 計測標準研究部門 電磁気計測科 応用電気標準研究室) Phasor Measurement Unit (PMU) は GPS 等からの情報を用いて、設置地点ごとに同時刻の電圧フェーザ、電流フェーザなどの データを収集し、電力網の状態監視を行う機器である。したがって、スマートグリッド技術においても重要な機器の一つとして注目され ており、その設置台数は欧米・中国を中心に急速に増加している。このような事情から、PMU に関する計測アルゴリズムや校正手法 に関する研究開発が世界中で盛んに行われており、今後の動向を注視していく必要がある。そこで本講演では PMU の概要と校正方法 について紹介する。 休憩 75 分(展示、ポスター) 13:20-13:50 「特許から見るフルーク・スーパーサーモメーターの紹介」 川部 直人(株式会社TFF フルーク社) 標準白金抵抗温度計の読み取りにはブリッジが多く用いられてきている。フルークは以前よりブリッジに近い精度で、高い操作性も 兼ね備えたスーパーサーモメーターを提案してきている。近年、フルークでは長年の温度における測定技術の蓄積により、スーパーサー モメーターの測定回路の大幅な改善を行った。それらの新しい回路や機能については特許の申請および取得を行っている。それら実 際の測定回路を紹介しながら、製品の特長について紹介する。 13:50-14:20 「酸化物分散強化白金熱電対(TEMPLAT)の特性」 浜田 登喜夫(田中貴金属工業株式会社) 高温測定に使われるType R, S 熱電対は、使用中に Pt 側でしばしば断線する。断線原因は様々であるが、かなりの割合としてPt 線 の高温 Creep 強度の低い事が挙げられる。高温 Creep 強度を向上させる目的で、酸化物分散強化 Ptを作製しType R 熱電対のマイ ナス脚に適用した所、熱起電力は JIS(IEC)Class 1を満たし、高温 Creep 強度も純 Pt の約一桁上の値が得られた。なお本内容は "The 9th International Temperature Symposium (March 19-23,2012 Anaheim CA)" で発表済である。また概要は "まてり あ Vol.52 No.1 (2013)" にも掲載されており、日本金属学会 第 36 回技術開発賞(2013 年)を受賞した。 休憩 40 分(展示、ポスター) 15:00-15:30 「高露点域での露点計校正」 浜 新一郎(神栄テクノロジー株式会社) 昨今、工業炉や燃料電池分野などで使用される高露点域での露点計の校正の需要が増している。当社では NMIJ において30 ℃∼ 95 ℃DP( jcss 校正としては 85 ℃DPまで)で校正された高露点用標準器と専用の発生装置を保有している。高露点測定では結露対 策が困難で、高露点用標準器はサンプルガスの経路で結露が発生しないように内部を加熱・保温し、露点計と流量計及び吸引ポンプ が一体化したシステムとなっている。高露点域での校正方法、設備に関して紹介する。 15:30-16:00 「触針式表面粗さ測定機の校正について」 大淵 晴久(一般財団法人 日本品質保証機構) 一般財団法人 日本品質保証機構は 2012 年 5 月に触針式表面粗さ測定機の校正について米国試験所認定協会(A2LA)による認定を 取得した。校正項目としてのパラメータは、算術平均粗さ a、最大高さ粗さ z 及び深さ である。国内では初の触針式表面粗さ測定 機校正の認定取得となる。本講演では認定取得に至った経緯や触針式表面粗さ測定機の校正手順、トレーサビリティ及び不確かさ評価 について述べる。 16:00-16:30 「測定リスクの管理と検査規格の適正化」 鶴 輝 久(株式会社 村田製作所) (株)村田製作所は、電子部品を多品種大量生産し、販売している。大量生産された製品を保証する上で、検査工程で製品 規格内の良品と判定した消費者リスクは標準的な消費者リスク以下に保障されている必要がある。これを解決するために、検 査工程の測定システムの消費者リスクと生産者リスクを求めるプログラムを開発した。生産ロットの平均値と標準偏差の変動と 測定システムの不確かさを考慮した、標準的な消費者リスク以下に設定できる測定システムのリスク管理と検査規格の適正化 について述べる。 移 動 16:40-17:10 招待講演「血漿中アミノ酸分析の臨床的意義と標準物質」会場:2F 小展示ホール ※会場が異なりますのでご注意下さい。 宮 野 博(味の素株式会社 イノベーション研究所 研究管理部 先端価値創造グループ長 兼 基盤技術研究所 分析応用研究グループ) 17:30-19:00 懇親会 会場:4Fコンベンションホール ※会場が異なりますのでご注意下さい。 1階大展示ホール 計測標準フォーラム展示コーナー 〔主催〕計測標準フォーラム 《11:00 -16:00》 ● 計量標準ギャラリー 計量標準・標準物質を中心とした最新の研究事例をポスターで紹介します。 ● 機関紹介コーナー 計測標準フォーラムに参加している機関。団体の活動をポスターで紹介します。 ● 企業展示コーナー 日本 NCSLI 技術フォーラムに参加する企業の展示コーナーです。 事前参加申込 計測標準フォーラム講演会案内ページ https://www.nmij.jp/public/event/2013/forum2013/ をご利用ください。 無料参加登録〆切は 11 月 4 日(月)、有料参加登録〆切は 11 月 4 日(月)です。 ※但し会場の都合により参加人数を制限させていただく場合がございます。 会 場 大田区産業プラザ PiO 公益財団法人 大田区産業振興協会 〒144-0035 大田区南蒲田 1-20-20 ※ご来場の際は、電車等の公共交通機関をご利用下さい。 ●JR 線京浜東北線、東急池上・多摩川線で 「蒲田」駅 東口 徒歩約 13 分 東口駅前コンコースを右に向かい、一つ目の信号(蒲田駅東口交差点) を三井住友銀行側へ渡り、しばらく道なりに進み京浜急行本線高架 を過ぎた先の歩道橋で国道を渡った所になります。 ●京浜急行「京急蒲田」駅 徒歩約 3 分 東口を出て、右(川崎方面)に向い、歩道橋で国道を渡った所になり ます。 ◆東京駅から …………………… 東京駅(JR)─品川駅(京浜急行本線)─京急蒲田駅 ◆品川駅から最短 7 分 ………… 品川駅(京浜急行本線)─京急蒲田駅 ◆羽田空港駅から最短 10 分 …… 羽田空港駅(京急空港線)─京急蒲田駅 ◆成田空港から ………………… 成田空港駅(JR /京成線−京浜急行本線)─京急蒲田駅 ※講演プログラムは事前の予告なしに変更する場合があります。ご了承下さい。 問い合わせ先 (独)産業技術総合研究所 計量標準管理センター 計量標準計画室 TEL 029-861-4118 FAX 029-861-4099 E-mail:[email protected]