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緊急雇用創出臨時等対策基金事業 貴重古文書情報化推進事業業務委託仕様書 秋田市立中央図書館明徳館 1 目的 この仕様書は秋田市(以下「甲」という。)が受託者(以下「乙」という。)に 業務を委託する貴重古文書情報化推進事業を円滑かつ効果的に処理することを目的 とする。 2 雇用・就業機会創出の条件 乙は、次に掲げる条件を達成すること。 (1) 緊急雇用創出等臨時対策基金額に係る経費のうち、新規雇用する失業者に向けら れる人件費は2分の1以上とすること。なお、失業者には、前年度に当該事業に従 事するため新規雇用された失業者で、雇用契約の更新等により継続雇用され、当該 委託期間中も引き続き従事する者を含む。 (2) 乙が新規雇用する失業者の雇用・就業期間は1年以内とし、更新は不可とするこ と。ただし、雇用・就業期間が6か月以内である場合には、1回に限り更新を可能 とすること。上記にかかわらず、新規雇用する労働者が被災求職者(青森県、岩手 県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新潟県及び長野県内の災害救助法 適用地域に所在する事業所を離職した失業者又は当該地域に居住していた求職者 をいう。以下同じ。)である場合は、2回以上の更新を可能とすること。なお、過 去に秋田県緊急雇用創出等臨時対策基金事業で新規雇用された失業者については、 過去の雇用・就業期間も含めて通算した期間を1年以内とすること(介護分野以外 の事業に従事していた者を介護分野の事業で雇用する場合及び被災求職者を雇用 する場合を除く。)。 (3) 新規雇用する失業者の募集方法等 ア 乙が新規雇用する失業者の募集にあたっては、原則公共職業安定所への求人申 し込みにより行うこと。なお、公共職業安定所に求人の申込みを行う際は、当該 求人が「緊急雇用創出等臨時対策基金事業」による求人である旨を求人受理担当 職員に申し出ること。また、文書による募集、直接募集等により行う場合であっ ても、乙は、募集の公開を図るものであること。 イ 求人募集の際に、求人票の「2 仕事の内容等」の職種欄には、職種名等を記 入した末尾に「(交付金事業)」と記入すること。 ウ 求人募集の際に、求人票の「求人条件特記事項」欄に、応募者の条件を概ね次 のように記入すること。 次のどちらかに当てはまる失業者のかた(緊急雇用創出事業) ・秋田市民(ただし、本求人票の雇用期間と、平成20年12月1日以降に「緊 急雇用創出事業」で雇用された期間を通算すると1年に及ぶかたは、雇用期間 が制限される(雇用できない)場合がありますので、ハローワークを通じて応 1 募先へご確認ください) ・東日本大震災で被災されたかた 3 事業に従事する労働者・人件費等 (1) 事業に従事する予定の全労働者数・人件費等 ア 事業に従事する予定の全労働者数及び予定延べ人日数 人 人日 イ アのうち新規雇用する予定の全失業者数及び予定延べ人日数 人 人日 ウ 別途定める契約書の委託料のうち人件費の予定額 円 エ ウのうち新規雇用する失業者に充てられる予定の人件費額 円 オ 委託料に占める新規雇用する失業者に向けられる人件費の割合 % ※ 別途定める契約書の委託料とは、委託料のうち、緊急雇用創出等臨時対策基金額 をいう。 ※ ウからオに係る人件費とは、緊急雇用創出等臨時対策基金額の経費のうち、賃金、 賞与等の臨時的な賃金、各種手当及び法律等が負担を義務づけている社会保険料、 労災保険料、労働保険料等の事業主負担額並びに取引に係る消費税のうちこれらに 係るものとして計算される金額をいう。 ※ 新規雇用する失業者には、前年度に当該事業に従事するため新規雇用された失業 者で、継続して当該事業に従事する者も含む。なお、派遣会社からの派遣社員は含 まれない。 ※ 業務の一部を再委託し、再委託先で新規雇用する失業者や既存労働者が当該業務 に従事する場合、それらに係る労働者数や人件費も上記項目に含まれる。 (2) (1) のイの新規雇用する予定の失業者数及び雇用予定期間の内訳等 職種 新規雇用・就業者数(人) 雇用・就業期間 人日 備考 年 月 日から 年 月 日まで( か月) 年 月 日から 年 月 日まで( か月) 合計 4 業務上の条件 (1) 新規雇用する者が失業者であることの確認等 失業者の新規雇用に当たっては新規雇用に当たっては、乙は求人申込者に対して、 失業者であるか否かを負うものであること。確認方法は、雇用保険受給資格者証、廃 業届、公共職業安定所発行の紹介状、本人記載の履歴書、採用面接等などで確認する こと。 (2) 事業に必要な財産の取得 委託事業を実施する場合に取得できる財産は、取得価格又は効用の増加価格が一財 産あたり3万円未満とし、取得に当たっては、甲・乙協議するものとする。 5 契約の解除 乙が3に定める各条件に反した場合には、別途定める契約の規定に基づき、甲は契 約を解除し委託料を交付しない、又は交付した委託料の一部若しくは全部を返還させ ることができること。 2 6 雇用・就業等実績報告書 別途定める契約書に基づく「雇用・就業等実績報告書」は、様式第1号のとおりと する。 7 事業に従事する予定の全労働者数等 ア マイクロ専門技術者:1人(140人日)。 ただし、雇用・就業期間は平成25年6月1日から平成26年3月31日 までの内とし、かつ(社)日本画像情報マネジメント協会認定の文書情報管 理士又はマイクロ写真士であること。 イ デジタル化技師:1人(140人日)。 ただし、雇用・就業期間は平成25年6月1日から平成26年3月31日 までの内とし、かつ(社)日本画像情報マネジメント協会認定の文書情報管 理士又はマイクロ写真士であること。 ウ 助手(新規雇用者):17人(3,400人日)。 ただし、雇用・就業期間は平成25年6月1日から平成26年3月31日ま での内とすること。 エ 人日の1日あたりの労働時間数は8時間とする。 8 委託する業務内容 (1) 概要 秋田市立中央図書館明徳館(以下、明徳館という。)に所蔵する那波家文書の 情報化(マイクロフィルム化およびCD-ROM化)を委託する。那波家文書は貴 重な古文書であり、その取り扱いには細心の注意を要するため、原本の館外持出 しは不可とする。なお、原本の撮影場所(明徳館内)は、別途指示する。 マイクロフィルム化の対象となる資料は、冊子、状物合わせて約120,000コマ分 を甲があらかじめ選定する。選定された資料について、220本の35mmマイクロフ ィルム(ネガ・ポジの2種、合計440本分)を作製する。その後、各マイクロフィ ルムに対応したCD-ROMを作製する。CD-ROMは、平成14年度から24 年度に(株)みどり光学社が作製した成果品およびデータと互換性かつ整合性が 伴わなければならない。また、全てのデータを検索・閲覧に供するため、CD-R OMのデータと既存のデータを明徳館に有するパソコンのハードディスク又は外 付けハードディスクに格納し、無償の検索ソフト(イージーCDシステムビュア ー等)で動作できるようにすること。その際に係る調査費用等は乙の負担とする。 (2) 業務の実施方法 ア マイクロフィルム作製仕様について (ア) 原史料から撮影によってマイクロフィルムを作製する a 撮影は甲が指定する場所で行う。 b 撮影については、3の(1)により、あらかじめ資格認定を証するものの 写しを甲に提出すること。 3 c d カメラは平床式MF専用カメラとする。 フイルムは、35mmlOOフィート無孔銀塩のロールフィルム、1コマの サイズは、原則として35mm×45mm、コマ間隔は2mmとする。 e 撮影の縮率については、文献の形態大きさによって適正な縮率を決める。 f 文献に綴じの部分があるときは、原状に戻すことを条件に、これを外し て撮影しても構わない。なお、綴紐が使用に耐えられない場合は、太さお よび長さに見合った木綿糸等で綴じること。化繊糸等の使用は禁止する。 g 文献ごとに「文献」ターゲットを史料の前に撮影する。 h 史料に貼紙および挿入紙等があるときは、そのつど撮影する。 i フイルム1巻のコマ数は500コマ程度を基準とするが、文献ができるだ け次のリールに分割されないことを条件として増減してもよい。 j 1文献撮影終了ごとにその場で原史料の丁数とコマ数を照合し、欠落の ないことを確認する。 k ネガフィルム完成後、ポジフィルムを作製すること。 l 撮影上不明な点については、甲乙で協議するものとする。 (イ) 外装について a 外装の材料は中性紙のものを用いること。 b マイクロフィルムはネガ・ポジ1巻ごとに長期保存に耐える非金属の リール巻くこと。 c 巻きこんだフイルムに帯封(長さ35cm×幅3.5cm)をし、古文書名、リ ール番号を記入すること。 d マイクロフィルムは、リールごとに中性紙のフイルム収納箱に入れ、 さらに複数収納できる専用の箱を用意すること。 (ウ) 検査について a 乙は製品納入以前に仕上りフイルムの全コマ、全リールについて検査 し、下記の基準に合格しているか確認する。 ・(社)日本画像情報マネジメント協会のマイクロフィルム検査基準 ・日本工業規格マイクロフィルム撮影方法 ・日本工業規格マイクロフィルムのリールへの巻き方 ・日本工業規格マイクロフィルムのマイクロフィルム用リール b 検査結果がすべての事項に合格したマイクロフィルムに限り、品質保 証の責任の証として「受託者検査表」を提出する。 イ CD-ROM作製仕様について (ア) 作製にあたって a 8(2)によって作製したマイクロフィルムをもとに、市販CD-Rを使 いCD-ROMを作製する。 b 作製については、7により、あらかじめ資格認定を証するものの写し を提出すること。 c d CD-ROMフォーマットはISO9660とすること。 CD-ROMのタイトル印刷およびケースの様式は別途指示する。 4 e CD-ROMは、イージーCDシステムオーサーProソフトを用いて作 製すること。 (イ) 画像入力基準 a 作製する画像の種類はモノクロ2値とすること。 b マイクロフィルムからの画像入力時は、原本サイズとし、原則として 1文献を1ファイルで入力すること。 c データ形式はTIFF(モノクロ)とし、入力解像度はモノクロ300dpi以 上とすること。 d 入力前にデータはウイルス検索ソフトで検査すること。 (ウ) CD-ROM検索 a CD-ROMには、検索機能付きビュアーソフトが添付、提供されてお り、入力された画像が検索および閲覧できるものとする。 b 作製されたCD-ROMは、Windows7以上のヴァージョンを有するパ ソコンで動作するものとする。 (エ) 検査について CD-ROMは1枚ずつ専用のケースに収納し、内容がわかるように見出し を付け、作製したマイクロフィルムおよび既存データならびに既存CD-RO Mとの互換性および整合性について検査すること。 (3) 納品および保証期間 検査に合格したマイクロフィルムおよびCD-ROMの納品は、甲が指定する期 日までに甲に納品すること。納品されたマイクロフィルムおよびCD-ROM(デ ータを含む)に、正常な状態で使用した際に不具合が発生した場合、納品後1年 間は無償で交換できるものとする。 9 秘密事項の保持および災害補償 乙および作業員は職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後 も、また同様とする。受託作業員が業務上の理由により災害を受けた場合の補償に ついては、乙において補償するものとする。 10 その他 仕様書に定めていない部分については、協議の上決定する。 5