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山林火災で活躍する消防防災ヘリ 山林火災で活躍する消防
くさかべ大池公園だより&ふるさと再発見 くさかべ大池公園だより&ふるさと再発見 2012.4.1( 2012.4.1(平成24 平成24年 24年) 第33号 風光りりりり深山にににに光光光光るるるる仁王門 戦時下やややや桜桜桜桜のののの下下下下でででで松根掘りりりり 森森森森 冬至生 荒荒荒荒れつつも移移移移ろひのあり竹竹竹竹のののの秋秋秋秋 山林火災で活躍する消防防災ヘリ ヘリに驚いて一斉に飛び立つ鴨 リに驚いて一斉に飛び立つ鴨 2人の隊員がバケットを投入 水汲みを断念して引き返すヘリ 年の瀬の12月24日、隣村の菊山の大平池の近くで山火事が発生、折からの西風にあおられて、 一時は草ケ部への延焼も心配されましたが駆け付けた消防車や消防団などによって大事に至らず消 し止められました。また大池に消防防災ヘリ(きび)が飛来してバケットを投入しましたが、折から 水深が浅かったために、あきらめて引き返しました。ちなみにバケットには900リットルの水を 汲むことが出来るとのことです。 これまで山火事が発生すると、地元や近隣の消防隊員は鎌や鋸を持って山に入って延焼を防ぎ、 また残り火を消すためには、重い水袋を背負って急な山道を登っていましたが、今では里山が荒れ 人が近づくことも難しくなっていますので、ヘリからの消火剤や水の投下が頼りになって来ました。 山火事は乾燥した冬から春の季節に多く発生しますので、山裾などでの焚火には細心の注意をす るとともに、また万一の山火事に備えて冬場でも大池の水を貯めておきたいものです。 1 ふるさと再発見 災害から命を守る 草ケ部の土砂災害 草ケ部の土砂災害警戒区域 災害警戒区域 未曾有の被害を出した東日本大震災から1年を過ぎ、一日も早い復興が念願されます。 さる 3 月4日、浮田学区安全安心推進協議会主催で「災害から命を守るために-今- 「災害から命を守るために-今-できること」 -今-できること」 と題した岡山県危機管理課の大上拓郎さんによる講演会が浮田ふれあいプラザで開かれました。 講演に先立って講師から、防災対策は、何のために行っているのか。防災対策は、誰が実施しな 防災対策は、何のために行っているのか。防災対策は、誰が実施しな ければならないものでしょうか・・・。などの問いかけがあり。そして危機管理の考え方や岡山県 ければならないものでしょうか・・・。 で想定される自然災害、県や市町村の行う防災対策や、住民による自主防災組織の結成、そして 個人による平常時や災害時の心構えなどについてのお話しがありました。 2 岡山県で予想される災害は、大雨や台風などの風水害と地震・津波などとされていますが、私達 の住んでいる草ケ部地区を考えてみると、草ケ部の地形や地質などから、地震や津波による家屋の 倒壊や浸水の恐れとともに、集中豪雨による土砂流や土砂くずれから大切な命を守ることを最優先 にして、どのようにしたら災害が防げるか、また緊急避難のための心構えなどについて、日頃から 家族や隣近所の仲間で話題にしておきたいものです。因みに昨年の7月に発行しました「おおいけ」 30号で「災害は忘れたときにやってくる」を特集しましたが、講演会で配布された資料によると、 先に掲載しました草ケ部地区での「洪水時の浸水深」、「急傾斜地崩壊危険個所」、「土砂流危険 3 岡本菊枝 日頃から家族や隣人などと話しておきたいものです。 大大大大池池池池のののの四季 ((((ⅢⅢⅢⅢ)))) は一刻も早く安全な場所に避難する。我が家からは、ど の方向に、どこに逃げたらまず命が助かるか。 の方向に、どこに逃げたらまず命が助かるか 。 七十年前 ない集中豪雨が心配されていますが、大雨が続いたとき 虫虫虫虫おくる名残のののの御幣村はずれ む広範囲な土砂流 土砂流警戒区域 土砂流警戒区域が追加されています。 警戒区域 地球温暖化の影響によって、これまで経験したことの 八の坪・十供など 宮谷からの土砂流によって住宅や大池の堤防を呑み込 野佛のののの風風風風のののの花野にににに佇佇佇佇ちたまふ 稲穂波条里のののの跡跡跡跡のみえかくれ 刈りをしている「上の段」が土砂災害警戒区域 土砂災害警戒区域に 土砂災害警戒区域に、また 立稲架のののの一一一一竿影をををを長長長長くして 穂穂穂穂をををを解解解解きし芒落暉のののの色色色色となり をよく見ると、毎年、正月に町内会が総出で溝掘りや草 栗栗栗栗のののの実実実実のののの色色色色づく西西西西のののの遙遙遙遙かな 野野野野のののの花花花花をををを玻璃のののの器器器器にににに月見かな 岡山市のホームページでも公開されているこの地図 木木木木のののの実落つつつつ社社社社のののの前前前前にににに狛犬のののの像像像像 つむぐ風風風風のなすままなる稲田かな れていました。 霜晴れて両手でででで抱抱抱抱くくくく深茶盌盌盌盌 渓流」に加えて、新たに「土砂災害警戒区域」が追加さ ため池のはたらき 草ケ部大池公園にようこそ 草ケ部大池愛護会 ・ため池の水は、おいしいお米を育ててくれます。 池にためた水を田んぼに入れて稲を育てています。 ・ため池は私たちの村やまちを守ります。 大雨が降ったとき、水をためて洪水(こうずい)を防ぎます。 火事のときは防火用水として役立ちます。 ・ため池は豊かな自然環境を守ってくれています。 魚や昆虫、たくさんの動植物が生息(せいそく)しています。 ・ため池は私たちのこころに潤い(うるおい)を与えてくれます。 池のまわりで、のんびりと釣りや散歩などができます。 草ケ部大池の概要 草ケ部大池の概要 かんがい面積 45.9ha 満水位面積:4.7 満水位面積:4.7 ha 集水面積:92.2 集水面積: 92.2 ha 貯水量:83 貯水量:83,000 83,000 ㎥ 堤の長さ:145 145m 堤の長さ: 145 m 堤防の高さ:6.6 堤防の高さ:6.6m 6.6m 草ケ部大池はおよそ 300 年前に私たちの先祖が汗水たらして造りました。平成 12 年からは 堤防の改修と、遊歩道やレスト広場などの環境整備の工事が行われており、この秋には完成の 予定です。 大池公園では、毎年お盆には灯ろう流しなどの行事も行っています。遊びにきて!(2004.9.28) 私たちの大切な池や用水にゴミを捨てたり、 私たちの大切な池や用水にゴミを捨てたり、水を汚さないようにしましょう ! 編集後記 年の瀬に菊山の山火事の消火のために消防防災ヘリが大池に飛来、羽を休めていた野鴨が驚いて 一斉に飛びたちました。 地球の温暖化によるこれまでにない集中豪雨が懸念されています。津波もそうですが、土砂崩れ などから命を守るには、前兆を察知したきは近隣の皆さんに急いで知らせて、助け合いながら、い ち早く避難したいものです。「ため池のはたらき」のパンフレットは、8年前、大池の改修工事の 完成前に見学に来た浮田小学生に配布したものですが、米作りの農家が少なくなったいま、先祖か ら受け継いだ大池のはたらきについてあらためて考えてみたいものです。 里山の大切さを子供たちに伝える創作童話や素晴らしい俳句をご寄稿いただいています沖組の 森正忠さんから、「長い間の3句ご愛読感謝しています」との皆様へのメッセージをお寄せ頂きま した。岡本菊枝さんからも懐かしい故郷を詠んだ「大池の四季③」を頂きました。 有難うございました。(中西 厚) E-mail [email protected] http://www7a.biglobe.ne.jp/~nakanishi(私の花畑) 4