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愛知県東三河地方に古くから伝わる「お祭り弓」と呼ばれる神事を紹介し

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愛知県東三河地方に古くから伝わる「お祭り弓」と呼ばれる神事を紹介し
愛知県東三河地方に古くから伝わる「お祭り弓」と呼ばれる神事を紹介します。戦国
時代に徳川家康の予備軍として、百姓、町人が弓を引くことを許可されたこの地域では
江戸時代から「勧進的」という射会が神社仏閣において開催されてきました。
現在も、雪荷派、印西派、大和流などの古流諸派によりお祭りの行事として継承されて
います。
図1
図2
(お祭り弓の進行)
やだい
いあげ
矢代受け,矢代振り,金的,二番的,三番的,射上げ的の順に進行し,その後は余興
として絵的を射る。
やだい
(矢代振り)
矢代振りとは、参加する弓士全員の矢代矢を受け取り、一本ずつ矢代枕の上に並べ、
弓を引く順番(矢順)を決める儀式です。矢代矢とは門人が一人前の弓士であると認め
られた際に、師匠から授かる矢尻のない矢で、その流派、師匠の名前、弟子本人の名前
が書かれた紙が矢の先に小さく巻かれている。この矢が身分証明になり、どこのお祭り
弓にでも参加することが可能となる。
図3
図4
(祝
的)
射止められ矢の刺さったままの的は神社の本殿で、神官によるお祓いの後、祝的(し
ゅうてき)といわれる矢を抜く儀式が行なわれ、金的を射止めた者には主催者である神
社から、額代と呼ばれる報奨金と褒美が出ます。
この額代で翌年の祭礼に、何流の、誰の門人であるのか書かれた本人の名前の入った的
中額を奉納し、神社の境内に長く掛けられることになります。これは弓引きにとって大
変名誉なことです。通常、的中額を奉納し神社にかける事のできるのは、流派を伝承す
る師匠と、その門人に限られます。
参考「弓祭り」 http://www5b.biglobe.ne.jp/~fes/
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