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EU-SD130 ハードウェアマニュアル
EU-SD130 Rev ハードウェアマニュアル 1.2 ■ 本マニュアルに使われている表示の意味 ■ ! 警告 この表示の注意事項を守らないと、使用者が死亡または 重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。 ! 注意 この表示の注意事項を守らないと、使用者がけがをしたり、 物的障害の発生が考えられる内容を示しています。 □重要□ SD製品をご使用の前に必ずお読みください 弊社SD製品をご使用いただく上での注意点 1.SD製品のライセンスについて 一般的にSD関連の製品を企画・製造するためには、基本的にSD協会(SDA)に入会し、ライ センス(HALA)の契約が必要となります。また、ライセンス(HALA)の契約をしている会社は、 別の会社にSD関連製品をOEM供給することができます。 これらの契約をせずに製品を製造すると違法となる場合があります。 これらの契約をせずに製造された製品を使用した場合、使用したお客様も責任を問われる場 合がありますので、注意が必要です。 2.弊社EU-SDシリーズをご使用いただく上での注意点 弊社はSD協会(SDA)の会員で、ライセンス(HALA)の契約もしています。 そのため、EU-SDx30シリーズは2Gを超えるmicroSDHCカードのアクセス 等、ライセンス契約した会社だけが実現できる機能も持っています。 EU-SDシリーズは以下の範囲でご使用いただくことで、ライセンスの契約は必要ありま せん。 (1)ご購入されたお客様の機器などに組み込んで使用される場合。 (次ページ 図1:ケース 1) (2)特定のエンドユーザーから依頼を受けて製造する機器などに組み込んで使用される場 合。(次ページ 図1:ケース2) (特定ユーザの工場等で使用される検査装置・省力化機器・データロガーなど) これ以外の場合、は弊社製品を使用している場合でも、ライセンス(HALA)の契約が必要にな る場合がありますので、ご注意ください。 特に、不特定多数のエンドユーザー向けに、商品を企画し販売する場合はご注意ください。 お客様の機器に、SD・SDHCのロゴを入れる場合は、SD協会とライセンス契約が必要 になります。 ※ この内容は弊社及び、一般的なメモリカード製品に関する見解です。 ※ ご不明な点は弊社またはSD協会にお問い合わせください。 1 図1 2 1.はじめに このたびはEU-SD130をお買い求めいただき、まことにありがとうございます。 このマニュアルは、製品の仕様や取り扱い方法について説明しております。このマニュアル をよくお読みいただき、正しくご使用ください。 2.特長 本製品は、EU-SD110とインターフェースは共通のまま、microSDカードソケ ットを搭載して小型化した、小型microSDインターフェースユニットです。 (1)EU-SD130を搭載することで、microSDカードを使用した装置を簡単に 構築することができます。 (注1) (2)インストールするソフトによって機能を変えることができます。ソフトウェアのイン ストールは、弊社ホームページからダウンロードしたソフトをmicroSDカード に書き込み、EU-SD130にセットするだけです。 (詳しくは「EU-SD130 ソフトウェア・インストール・マニュアル」を弊社ホームページからダウンロードし てご覧ください。 ) (3)小型基板のため場所を取りません。 (4)H8、PIC、AVRなど、どんなCPUからでも読み書きができます。 (5)電源を供給したままmicroSDカードの抜き差しが行えます (6)電源電圧が3Vから5.5Vまで広い範囲で使用できるため、乾電池でのアプリケ ーションに応用も可能です。 (注1)microSDカードを使用した装置を製造、販売する場合、SD協会とのライ センス契約が必要になる場合があります。 “弊社SD製品をご使用いただく上での 注意点”をよくお読みになってご使用ください。 EU-SD130と互換性があり、ライセンスの契約をすることなくご使用いただける“E U-MC130”もあります。 EU-MC130は、公開されているMMCのSPIアクセスモードおよびコマンドを使用 しています。そのため、容量が2Gを超えるmicroSDHCカードをアクセスする事は できませんが、SD協会とのライセンス契約は不要です。 3 3.仕様 3-1.本製品仕様・機能 項目 品名 対応カード 温度範囲 入出力 インターフェース 仕様内容 EU-SD130 microSD及びmicroSDHCカード 動作温度-5~50℃ (ただし結露なきこと) 保存温度-20~80℃ (ただし結露なきこと) 調歩同期シリアル (ロジックレベル) ビットレート: 4800bps、9600bps、19200bps、38400bps 57600bps、115200bps (インストールするソフトウェアによりビットレートが変わり ます。詳細はソフトウェアマニュアルを参照してください。 ) 電源電圧 サイズ 3.0~5.5V 30.1×33.1×4.5mm (WxDxH 突起物、及びmicroSDカードを除く) 4 3-2.外部端子、その他の端子、LED CNT1 CNT2 microSD LED カードソケット LEDランプ 名称 LED色 内 容 LED 赤 microSDカードのAccess中に点滅します microSDカードソケット 内 名称 CNT3 容 microSDカード規格 CNT1 外部端子(2.54ピッチスルーホール) 端子No. 名称 信号方向 内 容 1 GND IN GND 2 VCC IN +3.0~5.5V 3 xRESET IN システムリセット信号 4 xSET IN 5 未使用 - 未使用 (内部でプルアップ) 6 未使用 - 未接続 GND端子にショートすることでプログラ ム・インストールモードになります。 CNT2 外部端子(2.54ピッチスルーホール) 端子No. 名称 信号方向 内 容 1 GND IN GND 2 xPOWER IN SDカード電源制御信号 3 BUSY OUT BUSY信号 4 Error OUT エラー信号 5 RxD IN シリアル入力(ロジックレベル) 6 TxD OUT シリアル出力(ロジックレベル) 5 3-4.端子の電気特性 6 3-5.EU-SD130 外形寸法図 基板寸法図 (寸法誤差±0.1) 30.48 (2) (1) 2.54 12.7 22.86 2.54 6 2. 1 Φ 4- 2-Φ 1 33.02 2.54 (3.3) C ard F u ll- Pu sh C ard P os itio n C ae d E J E C T 1.9 基 板 セ ン タ& C a rd セ ンタ 1.5 1 部 品面 部品 実装 高 さ ( 最大 ) 半 田面 部品 実 装 高 さ ( 最 大 ) 推奨実装レイアウト 2.54 2.54 6 6 1 1 C N T1 CN T2 ネ ジ取 付 け 範 囲 φ 7 .5 M A X ( 4 箇 所 ) 斜 線 範 囲 内 に 収 ま るよ う に ネシ ゙( M 2.6 以下 ) ワッシ ャー 等 の 取 り 付け を し て くだ さい 。 ≪注意≫ 部 品 や パ ター ン 等 と 接 触 す ると 故 障 の 原 因と な り ま す 。 L ED イ ン チ ( 2.54 mm ) 格 子 注.microSDカードの位置はポジション、プッシュストローク、イジェクトの位置を確保 できるようにしてください。 7 参考 SW30をインストール時、各microSDカードの消費電流実測データ microSD 条 カード 件 (通信速度 115200bps) 消費電流 (注1) VCC 3.3V VCC 5V xPOWER を ON しコマンド待ちの状態 14[mA] 15[mA] トランセンド 省電力モードで xPOWER OFF の状態 5[uA] 290[uA] TS512MUSD f_read コマンド連続実行時の消費電流 15[mA] 15[mA] f_write コマンド連続実行時の消費電流 23[mA] 23[mA] xPOWER を ON しコマンド待ちの状態 14[mA] 15[mA] トランセンド 省電力モードで xPOWER OFF の状態 5[uA] 290[uA] TS512MUSD80 f_read コマンド連続実行時の消費電流 15[mA] 16[mA] f_write コマンド連続実行時の消費電流 18[mA] 18[mA] xPOWER を ON しコマンド待ちの状態 14[mA] 15[mA] トランセンド 省電力モードで xPOWER OFF の状態 5[uA] 290[uA] TS2GUSD f_read コマンド連続実行時の消費電流 15[mA] 16[mA] f_write コマンド連続実行時の消費電流 31[mA] 31[mA] xPOWER を ON しコマンド待ちの状態 14[mA] 15[mA] トランセンド 省電力モードで xPOWER OFF の状態 5[uA] 290[uA] TS4GUSDHC6 f_read コマンド連続実行時の消費電流 15[mA] 16[mA] f_write コマンド連続実行時の消費電流 24[mA] 25[mA] 注1 各データはFAT32でフォーマットしたmicroSDカードをセットしたときの参考 値です。microSDカードの製造ロット等により変動する場合がありますのでご注意 ください。 8 5.保証・免責 製品ご購入から 1 年(使用条件による)、初期不良以外の保証は有償となります。 製品販売終了から一定の期間を過ぎますと、部品メーカ等の販売等など修理できなくなる事 があります。 免責 以下の事柄について弊社はいかなる責任も負いません。 ・本製品によるデータの破損、消滅の損失。 ・本製品によりもたらされるべき、効果及び利益の損失。 ・本製品によるその他いかなる損失、障害、事故、異常等。 ・本製品の改造等により発生した事柄。 注意 ! 警告 ・人命にかかわるシステムには使用出来ません。 ・本マニュアルについて無断で複写、引用、配布することはお断りいたします。 ・仕様及び本マニュアルは、予告無く変更する事があります。最新の資料およびソフト ウェアは、弊社ホームページよりダウンロードできます。 6.サポート 製品ならびに、本マニュアルの内容についてご不明な点がございましたら、お問合せくださ い。 有限会社 サンテック e-mail [email protected] URL http://suntech-corp.jp/index.html H8 は、株式会社ルネサステクノロジの登録商標です。 本文に引用される商品名および製品名はすべてその個々の会社または個人に所有権および著作権があります。 改訂履歴 2008/ 8/29 2011/ 3/ 2 2011/ 9/13 Rev.1.0 Rev.1.1 Rev.1.2 (初版) お問い合わせ先メールアドレスを変更 URL及びメールアドレスを自社ドメインに変更 有限会社 サンテック 〒399-0712 長野県塩尻市塩尻町434 e-mail [email protected] URL http://suntech-corp.jp/index.html 9