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井川のオート キャンプ場

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井川のオート キャンプ場
電子署名者 : 而青
DN : cn=而青, o,
ou,
[email protected]
mmufa.jp, c=JP
日付 : 2009.11.18
09:25:25 +09'00'
私の山歩き登山記録
大無間山(二百名山 ,2329 m)
全 4 ページ中現在 1 ページ
私の山歩き
http://23.fan-site.net/~nisyo/
目的の山域山名及び登山方法
年月日・天候
登山方法
2003/4/28 天気 晴後霧雨
個人山行 , 日帰り・単独
目的の山域山名
赤石山脈
現地連絡所等
携帯電話
AM 6:04 田代中公民館駐車場出発 AM 8:23 P4 到着、休憩7分 AM 10:03 小無間山山頂、休憩5分 AM 11:43
行 大無間山山頂、休憩5分 PM 12:00 展望地、食事20分。
動 PM 12:20 展望地出発 PM 13:40 小無間山 PM 16:40 駐車場到着。
歩行時間 登り5時間27分。下り4時間32分。往復9時間59分。
地図・歩行ルート・注意等
写真・コメント等
連休であまり混まないでどっか良いとこがないかと本を見ていたら、歩行時間14時間の大無間山を見つけた。
これだと、今の私では日帰りが可能だろうと思い行くことにする。が、朝家を出たのでは東名飛ばしすぎて今度捕まると免停も
いいとこ!下手をすりゃー取り消しになりかねない!特に連休時期なんてヤバイヤバイ!。
それで、午後から出かけて、井川のオートキャンプ場にテントを張ることにする。ジンタラジンタラ走って井川に着いたのは夕
方の5時過ぎである。キャンプ場に行ったら、
「今日はもうおしまい」と、おばさんが来て云う。
「え、テント張りたいんだけど・・」
「いいよ!3500円に一人300円二人だから4100円」「あ~~、違うよ!こちらさん
一緒じゃーないよ!」
「それなら、3800円」ちょっと高いよ!
「う~~~ん、どうしようかな~~、ちょっと登山口見てくるので後で又来るわ」おばさん、ちょっと慌てて「もう居なくなるよ」
間違えられた青年に「アンタどうするの?」その子は「私は自転車ですか
ら・・・・」
「それなら、電気のないところで2300円で良いよ!、アンタ
も電気使わないのなら2300円で良いよ!」それで、2300円払って、
登山口を見に行った。
道路に居た人に「神社の鳥居ってどこにありますか?」「ちょっと待って、聞
いてみるから!」その御仁は地元の人が庭先にいたのに聞きに行った。序で
に私も車から降りてついていったら親切に教えてくれた。「明日日帰りで大
無間山に行くつもりなのでというと「大無間に行くんだ、そりゃ~~大変だ」
更に登山口を詳しく確かめると、今度はその家のおばあさんを呼んできて、
教えてくれた。親切な人たちである。
井川のオート
キャンプ場
私の山歩き登山記録
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私の山歩き
http://23.fan-site.net/~nisyo/
大無間山(二百名山 ,2329 m)
その夜は雨が降ってテントの中は、結露と湿気でベトベト。
朝は暗いうちに起き出して食事の支度。そう言えば、インバーター持ってきて
いたんだ!
100Wの電球煌々と照らして、電源なんかウン千円も出して借りなくっても
事足りる
田代中の駐車場ここには、水洗のトイレも設置されている。
ホンの3分ぐらいで登山口の鳥居の有るところに行ける。
田代中の駐車場
この山は、殆ど川の位置から一気に1800m近くまで高度を上げるのである。
半端じゃ~~~無いよ!
誰も通っていない山道は顔
に蜘蛛の巣がかかる!静ま
りかえった山道で鹿がけた
たましい鳴き声を上げる。
尾根に出てやっと、小無間
尾根に出て小無間
山が見えてくる
山が姿を現す。
まずは尾根に取っついて一
呼吸である。
P4にある三角点
これほど、ぶっとうし上げ
る登山道も少ないんじゃー
無いかと思うほどである。
気も遠くなるほど目指す大
P4から見た遙か
彼方の大無間山
無間山は先である。
遅くとも、午後1時までに
行き着けば帰ってこられる。
と気を奮い立たせる。
P4付近にあ
る無人小屋
P4からホンの1,2分のと
ころに無人の避難小屋がある。前日にここまで上がっていれば楽であろう!
しかし、ここにはトイレはない。糞尿は垂れ流しである。あくまでも、緊急の
避難場所である。
これが鋸歯である。ここはトラバースはない。全てこのピークを踏んで行けな
越していかなけれ
ばならない鋸歯
ければならない。大小6,7回登ったり下ったりを繰り返して行く。
時には「お~~~い、どこまで下がるんだ~~~~」って、云いたくなるほど
鞍部は低い。行きはまだ体力があるから良いが、これは帰りの体力を温存しな
いとこの登り返しが難しくなる。
的確な状況判断が求められるところである。今日又ここを帰ってこなくてはならないのである。
幾たびか、繰り返して、小無間山の登りを暫く登って行くと話し声が聞こえてきた。
二人のパーティーが下山してきた。
「今日登ったんですか?」
「いえ、昨日登って上でテントを張りました」「私は井川から今朝来ました、今日日帰りですから!」
「え
~~~、そりゃ~凄いや」
「小無間山はこの上ですか?」「イエイエ、まだず~~と先ですよ!上は雪がありますよ」
「アイゼンは
要りますか?」
「アイゼンは要らないけど。気をつけて!」
「どうも、有り難う」。この日にこの山で行き会った唯一の人たちである。
これから先は、この奥山で居るのは動物のみ!間違って足でも挫こうものなら生きて帰れなくなる。もちろん携帯電話は繋がら
ない。自分に言い聞かせた一こまである。
私の山歩き登山記録
大無間山(二百名山 ,2329 m)
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小無間山山頂は立木の中で
展望はない。
雪は、所々、足がぬかって
歩きにくい。
唐松谷の頭辺りから目指す
大無間山が捉えられる。
ここまで来れば何とかなり
そう!
小無間山山頂
南側は崩落が激しい。
大無間山が見える
中無間山は、間違って北の
尾根に入り込まないように
しないとならない。
わずかにロープが張って
あって迷い込まないように
お呪いがしてある。
道は見失うし埋まるし歩き
にくいってこの上もない!
南側の崩落地
これぐらい気温が上がって
からの残雪は埋まったり埋
歩きにくいった
らこの上もない
らなかたりで疲れるよ!
展望地からの風景は北、西の南アルプスの展望がある。
大井川の壮大な渓谷やテカリダケ、荒川三山、赤石岳は云うに及ばず遠くの南アルプスや近くの大根沢山の新緑も見事である。
展望地からの風景
大無間山山頂
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大無間山(二百名山 ,2329 m)
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小無間山近くまで降りた頃である。
一気に霧が出てきて、あっという間に視界不良!
しかも霧雨が降り始める。
今日は、荷物を軽くするのに雨カッパは持ってきていないんだよね~~~
暫くそのまま歩いたら、もう、帽子から肩から雨水がしたたり落ちる。
上着を一枚羽織って後は野となれ山となれ!
これだから、山の天気は当てにはならないぜ!
霧で視界不良
途中で道を間違った。
獣道に迷い込んで ” あら、おかしい???? ” 踏み跡も全くなくなった。
迷ったら元に戻る。
そりゃ~~~~アンタ!原則は分かってるよ!
でも、元に戻る道すら分から無くなったときはどないするね~~????
枯れ葉の自分で踏んだ跡と、わずかな見覚えを辿って元に戻る。
途中で、ワラビを見つけた。
一握りほどのワラビを採って後生大事にザックにしまい込む。
そんなことをしているうちに、杉林の中は薄暗くなってきた。
「静けさや岩にしみいる蝉の声」って、どなたかが読んだげなが、「静けさや 踏み音のみぞ 聞こえけり」俺がこのとき読んだ
らさしずめこうである。
それで、あんまり寂しいので、どっか女のお化けか幽霊でも出てくれると嬉しいんだがと見回しても出る筈もなし!
里に下りて、車を洗っている青年が言葉をかけてきた。
「お疲れさんでした」
「有り難う、日帰りで疲れました」「10時間ぐらいかかってでしょう」「はい、10時間かかりました」
「鋸
歯は雪は有りましたか?」
「鋸歯は有りませんでしたが、小無間の直下から有りました」「埋まらなかったですか?」
「所々埋まっ
て参りましたよ!下りは良いけど、登りでは疲れるね~~」「埋まると疲れるからね~~」
気さくな好青年であった。
ホンに深南部は深い山だよ!
岩だらけの北アルプスも良いが、深い緑に覆われた原生林を歩くのも趣を変えた山行でもあり、自然の営みの素晴らしさがある。
付録・情報等
情報
項目
内 容
アクセス
東名高速焼津インター、または静岡インターで降りて、畑薙ダムに向かう。
駐車場
トイレ
温泉
途中の井川の田代中に登山口がある。
田代中にある。
駐車場に立派な水洗トイレがある。
井川のオートキャンプ場に有るが時間は午後6時以降かな?
畑薙ダムに向かって登っていくと隠れ秘湯がある。名前は忘れた。
赤石温泉「白樺荘」だそうである。
友人ヒロちゃんが早速教えてくれた。
注意事項
鄙びた温泉場だけど、最高の秘湯だと絶賛である。
この山行記事は、実行時の事実に基づき、我が見聞を、我が感性で書いている。万人に当てはまる所以はないし、
その後の変遷には関知しない。
当該掲載の全ての内容・事項の無断転載・複製を禁じます。 この記事終わり
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