...

1月の星空情報はこちら

by user

on
Category: Documents
23

views

Report

Comments

Transcript

1月の星空情報はこちら
しょさんべつ天文台
ここ数年は温かい冬でしたが、
今年は平年並みの寒さが戻ってき
ているようです。
夜空の星座も秋から冬へと入れ
替わりました。冬の星座はオリオ
ン座、おうし座、おおいぬ座、ふ
たご座など目立つ星座が多く、7
個の1等星が目立ってします。冬
の星はキラキラとよくまたたきま
すのでとてもきれいに見えます。
冬の天の川はカシオペヤ座からぎょ
しゃ座を通って、おおいぬ座へと
つながっています。この周辺には
オリオン大星雲やプレアデス星団
など有名な星雲や星団が多く、望
遠鏡はもちろん双眼鏡でも楽しめますので眺めてみましょう。
4日の未明にしぶんぎ座流星群が見られます。今年は月明かりがなく絶好の条件です。
惑星は、木星が夜中に東の空に見えてきます。 星は夕方の西空で12日に最大離角
になります。火星は 星の近くにありますが小さく、観望には適しません。1日は海王
星に接近します。水星と土星は明け方の南東にありますが、低く見づらいです。
1月の・月と主な惑星の出没
太 陽
月
日 出
没
出
没
01 07:08 16:05 08:48 19:06
11 07:07 16:15 15:11 05:21
21 07:01 16:28 00:44 11:36
31 06:52 16:41 08:32 20:13
月の状況
ご
利
●新月 28日
用
星
△上弦 6日
案 内
冬季休館のお知らせ
出
09:41
09:22
08:59
08:32
没
20:00
20:19
20:34
20:44
火
出
10:06
09:42
09:18
08:56
星
没
21:05
21:05
21:06
21:06
◎満月 12日
木
出
00:34
23:56
23:20
22:50
星
没
11:46
11:09
10:31
10:00
土
出
05:41
05:07
04:32
04:01
日: 天文現象
------------------------------------------------1:元日
火星と海王星が最接近
2:細い月と 星が大接近
3:月と火星が大接近
しぶんぎ座流星群が極大(1/1~7)
4:地球が近日点通過(1億4710万0998km)
5:小寒(太陽黄経285°)
6:△上弦
10:アルデバラン(0.9等)の食
月の距離が最近(36万3238km)
11:月が最北(赤緯+18°49.9′)
12:○満月
星が東方最大離角(太陽の東47°)
18:小惑星ベス が衝(かに座で6.2等)
19:月が木星の北を通る
水星が西方最大離角(太陽の西24°)
20:大寒(太陽黄経300°)
▼下弦
22:月の距離が最遠(40万4914km)
24:月が土星の北を通る
28:●新月
31:月が 星の南を通る
●しぶんぎ座流星群
毎年正月明けに見られる流星群で、8月
のペルセウス座群、12月のふたご座群と共
に三大流星群の一つです。放射点(流星群
の中心)はうしかい座とりゅう座の間で、
夜中すぎると見やすくなってきます。多い
年なら1時間に100個くらい見られること
もあり、今年は月明かりのない絶好の条件
です。3日の夕方から4日の明け方にかけて
見られますが、活発な時間が短いのでチャ
ンスを逃すと数はグンと減ります。
ところで「しぶんぎ座」ってどこにある
の? 実はしぶんぎ座という星座はありま
せん。18世紀にフランスの天文学者ララン
ドが、りゅう座とうしかい座の間に“壁面
四分儀座”をつくりました。壁面四分儀と
いうのは角度を測る器械で、精密な分度器
のことです。19世紀にはいろいろな人たち
が勝手に星座を増やしたため、100を越えるほどになって収拾がつかなくなり、1930年ころ星座を整理するこ
とになりました。そのとき不要な星座として削除されてしまったのです。
● 星が東方最大離角
夕方の西空でひときわ明るく輝いている 星が、12日
に太陽の東に最も離れる東方最大離角になります。最大離
角のころは半月のようにちょうど半分だけ光って見えます。
明るさは-4.4等もありますから、視力の良い人(視力1.0
以上)なら、青空の中に肉眼でも光った点が見えるでしょ
う。7~8倍の双眼鏡なら半月型に見えるはずですから、
日没ころの明るい時にチャレンジしてみて下さい。
星
没
14:44
14:09
13:34
13:02
▼下弦 20日
電 話 (0164) 67-2539
E-mail:[email protected]
URL=http://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/shtenmon/
天文台は12月から2月まで冬季休館中です。休館中のご質問、お問い合わせは教育委員会(自
然交流センター)までお願いします。
教育委員会の電話番号 (0164)67-2136 日中のみ
●月と 星と火星が並ぶ
2日から3日にかけて月が 星と火星に近づき、夕方の南西の空
でならんで見えます。2日は月と 星がならびます。この時肉眼
で日中の 星を見つけるチャンスです。20倍くらいの望遠鏡でも、
細い月と半月型の 星がいっしょに見られるでしょう。月のクレー
ーも見えます。3日は月と火星がならびます。 星の時よりも
近づき、40倍くらいでもいっしょに見えます。ただ、火星はすっ
かり遠ざかっているため、大きな望遠鏡でも模様は見えないでしょ
う。火星の右下には、1日に火星に大接近した海王星があります
が、肉眼では見えません。
Fly UP