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しょさんべつ天文台 ここ数年は温かい冬でしたが、 今年は平年並みの寒さが戻ってき ているようです。 夜空の星座も秋から冬へと入れ 替わりました。冬の星座はオリオ ン座、おうし座、おおいぬ座、ふ たご座など目立つ星座が多く、7 個の1等星が目立ってします。冬 の星はキラキラとよくまたたきま すのでとてもきれいに見えます。 冬の天の川はカシオペヤ座からぎょ しゃ座を通って、おおいぬ座へと つながっています。この周辺には オリオン大星雲やプレアデス星団 など有名な星雲や星団が多く、望 遠鏡はもちろん双眼鏡でも楽しめますので眺めてみましょう。 4日の未明にしぶんぎ座流星群が見られます。今年は月明かりがなく絶好の条件です。 惑星は、木星が夜中に東の空に見えてきます。 星は夕方の西空で12日に最大離角 になります。火星は 星の近くにありますが小さく、観望には適しません。1日は海王 星に接近します。水星と土星は明け方の南東にありますが、低く見づらいです。 1月の・月と主な惑星の出没 太 陽 月 日 出 没 出 没 01 07:08 16:05 08:48 19:06 11 07:07 16:15 15:11 05:21 21 07:01 16:28 00:44 11:36 31 06:52 16:41 08:32 20:13 月の状況 ご 利 ●新月 28日 用 星 △上弦 6日 案 内 冬季休館のお知らせ 出 09:41 09:22 08:59 08:32 没 20:00 20:19 20:34 20:44 火 出 10:06 09:42 09:18 08:56 星 没 21:05 21:05 21:06 21:06 ◎満月 12日 木 出 00:34 23:56 23:20 22:50 星 没 11:46 11:09 10:31 10:00 土 出 05:41 05:07 04:32 04:01 日: 天文現象 ------------------------------------------------1:元日 火星と海王星が最接近 2:細い月と 星が大接近 3:月と火星が大接近 しぶんぎ座流星群が極大(1/1~7) 4:地球が近日点通過(1億4710万0998km) 5:小寒(太陽黄経285°) 6:△上弦 10:アルデバラン(0.9等)の食 月の距離が最近(36万3238km) 11:月が最北(赤緯+18°49.9′) 12:○満月 星が東方最大離角(太陽の東47°) 18:小惑星ベス が衝(かに座で6.2等) 19:月が木星の北を通る 水星が西方最大離角(太陽の西24°) 20:大寒(太陽黄経300°) ▼下弦 22:月の距離が最遠(40万4914km) 24:月が土星の北を通る 28:●新月 31:月が 星の南を通る ●しぶんぎ座流星群 毎年正月明けに見られる流星群で、8月 のペルセウス座群、12月のふたご座群と共 に三大流星群の一つです。放射点(流星群 の中心)はうしかい座とりゅう座の間で、 夜中すぎると見やすくなってきます。多い 年なら1時間に100個くらい見られること もあり、今年は月明かりのない絶好の条件 です。3日の夕方から4日の明け方にかけて 見られますが、活発な時間が短いのでチャ ンスを逃すと数はグンと減ります。 ところで「しぶんぎ座」ってどこにある の? 実はしぶんぎ座という星座はありま せん。18世紀にフランスの天文学者ララン ドが、りゅう座とうしかい座の間に“壁面 四分儀座”をつくりました。壁面四分儀と いうのは角度を測る器械で、精密な分度器 のことです。19世紀にはいろいろな人たち が勝手に星座を増やしたため、100を越えるほどになって収拾がつかなくなり、1930年ころ星座を整理するこ とになりました。そのとき不要な星座として削除されてしまったのです。 ● 星が東方最大離角 夕方の西空でひときわ明るく輝いている 星が、12日 に太陽の東に最も離れる東方最大離角になります。最大離 角のころは半月のようにちょうど半分だけ光って見えます。 明るさは-4.4等もありますから、視力の良い人(視力1.0 以上)なら、青空の中に肉眼でも光った点が見えるでしょ う。7~8倍の双眼鏡なら半月型に見えるはずですから、 日没ころの明るい時にチャレンジしてみて下さい。 星 没 14:44 14:09 13:34 13:02 ▼下弦 20日 電 話 (0164) 67-2539 E-mail:[email protected] URL=http://www.vill.shosanbetsu.lg.jp/shtenmon/ 天文台は12月から2月まで冬季休館中です。休館中のご質問、お問い合わせは教育委員会(自 然交流センター)までお願いします。 教育委員会の電話番号 (0164)67-2136 日中のみ ●月と 星と火星が並ぶ 2日から3日にかけて月が 星と火星に近づき、夕方の南西の空 でならんで見えます。2日は月と 星がならびます。この時肉眼 で日中の 星を見つけるチャンスです。20倍くらいの望遠鏡でも、 細い月と半月型の 星がいっしょに見られるでしょう。月のクレー ーも見えます。3日は月と火星がならびます。 星の時よりも 近づき、40倍くらいでもいっしょに見えます。ただ、火星はすっ かり遠ざかっているため、大きな望遠鏡でも模様は見えないでしょ う。火星の右下には、1日に火星に大接近した海王星があります が、肉眼では見えません。