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冬の大三角形は、いつ見えるの
6年 理科 学習相談 学研教育情報資料センター 小/理科/6年/地球と宇宙/ 星の動き/理解シート 冬 の大 三 角 形 は、いつ見 えるの 場所によってちがうけど、午後8時ごろ観察するなら、 1月中ごろから3月の初めごろがいいさ。 冬の大三角形とは、1月なかばの午後8時ごろ、南東の空に大きな三角形の形に なら ざ 目立つ星が3つ並んで見えるものです。3つの星は、こいぬ座のプロキオン、オリ オン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウスです。全天でいちばん明るいシリウ さが スや、オリオン座の真ん中あたりの3つ並んだ星が、探す目印になるでしょう。 せ い ざ じ こ く 星座は、星の並び方は変わらないけれども、時刻によって、見える位置がちがい ます。しかし、次の日の同じ時刻には、ほぼ同じ位置にもどっています。また、1 週間後の同じ時刻に観察すると、北の空以外なら、前より西の位置に見えます。 ■冬の大三角形を見やすい時刻は冬だが、おそい時刻なら秋でも見られる じつは、地球が1日1回転しながら、1年かかって太陽のまわりを1周している ため、時刻や季節によって星の位置が変わります。1日1回転するから、360 度を わ 24 時間で割ると、1時間に 15 度ずつ星 オリオン座 が動くことがわかります。また、1年か かって1周するから、360 度を 365 日で 割れば、1日に約1度、1か月で約 30 度 ベテルギウス こいぬ座 も位置が変わります。そのため、1月 20 日午後8時の星の位置は、1か月前の2 プロキオン 冬の 大三角形 時間おそい時刻である 12 月 20 日午後 10 時と同じになります。 シリウス 冬の大三角形は、午後8時ごろ見るな ら、1月中ごろから3月初めが見やすい おおいぬ座 けれど、真夜中や夜明けまでおきている なら、秋でも見ることができるわけです。 無断複製:転載:翻訳を禁ず Gakken <冬の大三角形> B046307360