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UNFCCC 公式用語集

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UNFCCC 公式用語集
第 3 講:用語集
UNFCCC 公式用語集
割当量ユニット(AAU)
CO 2 換算 1 トンに相当する京都議定書ユニット。各附属書I国は、京都議
定書第 3 条第 7 項および第 8 項に従って設定された自国の割当量のレベ
ルを上限としてAAUを発行する。割当量ユニットは、排出権取引を通じ
て交換することができる。
適応
現実の、または予想される気候刺激あるいはその影響に対する自然また
は人間のシステムにおける適応で、被害を和らげたりプラスの機会を追
究する措置。
適応基金
適応基金は、京都議定書の締約国である発展途上国における具体的な適
応プロジェクトおよびプログラムへの資金提供を目的として設立され
た。クリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト活動からの収益の配分
で賄われるとともに、他の財源からも資金を受け取ることになってい
る。更なる情報については、以下を参照:
http://unfccc.int/cooperation_and_support/financial_mechanism/items/3659.php
小島嶼諸国連合
(AOSIS)
低地国および島嶼国から成る特別目的連合。メンバーは海面の上昇に特
に脆弱な国々で、気候変動に対して共通の立場を取っている。
附属書 I 国
気候変動枠組条約附属書 I のリスト記載の先進工業国。OECD 原加盟国
24 か国、欧州連合、そして移行経済国 14 か国のこと。
附属書 II 国
発展途上国に対して財政資源を提供するとともにそれらへの技術移転を
促進するという特別な義務を負っている、気候変動枠組条約附属書 II の
リスト記載の国。OECD 原加盟国 24 か国と欧州連合が含まれる。
人為的温室効果ガス排
出
人間活動に起因する温室効果ガスの排出。
バンカー燃料
国際的な海運および空輸の目的で消費される燃料を指すために使われる
用語。
執行委員会
COP の作業を指示する責を担っている機関。10 名の委員は、5 つの地
域グループがそれぞれ選任した代表が務めている。COP 議長、副議長 6
名、SBI および SBSTA の議長団、記録官 1 名で構成。枠組条約の各補
助機関にも執行委員会がある。
炭素市場
国が京都議定書、または欧州連合の構成国間のもの等その他の合意に基
づく自らの排出量限度を遵守するために温室効果ガスの排出権のユニッ
トを売買できるような取引制度を指す、紛らわしくはあるが一般的な用
語。二酸化炭素が温室効果ガスの筆頭であり、他のガスは「二酸化炭素
換算値」と呼ばれる単位で計測されるという事実からこの語がある。
炭素隔離
炭素を大気から取り除き、これを貯蔵場所に貯留するプロセスのこと。
認証排出削減量(CER)
CO 2 換算 1 トンに相当する京都議定書ユニット。CDMプロジェクト活動
からの排出削減量に対して発行される。造林および森林再生を目的とす
るCDMプロジェクトからの排出除去に対しては、短期認証排出削減量
(tCER)と長期認証排出削減量(lCER)と呼ばれる二種類のCERが発行され
る。
クリーン開発メカニズ
ム(CDM)
先進国が発展途上国における温室効果ガスの排出削減または除去のプロ
ジェクトに資金提供を行い、そうした資金提供の見返りとして、自国に
UNEP FI e-Learning Course Glossary (Lesson 3)
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課された排出枠の達成に適用できるクレジットを受け取ることができる
という、京都議定書の下のメカニズム。
クリーン開発メカニズ
ム執行理事会
COP7 で選任された 10 名構成のパネル。CDM を監督する役割を持ち、
京都議定書の発効に先立って業務を開始している。
締約国会合(COP)
気候変動枠組条約の最高機関。同条約の進捗状況をリビューするため、
現在のところ年に 1 回開催されている。この場合の「会議」の語は、
「会合」ではなく「団体」の意味で用いられている。
締約国会合兼京都議定
書締約国会合
(COP/MOP)
排出削減ユニット
(ERU)
気候変動枠組条約の最高機関は COP で、これが京都議定書の締約国の
会議としての役割を果たしている。
CO 2 換算 1 トンに相当する京都議定書ユニット。共同実施プロジェクト
からの排出削減または排出除去に対して創出される。
排出権取引
ある附属書 I 国が他の附属 I 国へ京都議定書ユニットを譲渡し、または
他の附属書 I 国からこれを譲り受けることができるという、京都議定書
の三つのメカニズムのうちの一つ。排出権取引に参加するには、附属書
I 国は特定の資格要件を満たしていなければならない。
発効
ある政府間合意が法的に拘束力を持つことになる時点のことで、批准国
の数が既定の必要数に達した後に既定の期間が経過した時に到来する。
地球温暖化ポテンシャ
ル(GWP)
それぞれの温室効果ガスの異なる大気中持続時間と、出射赤外線吸収に
おけるそれらの相対的有効性を組み合わせた効果を表す指標のこと。
77 か国グループ(G77)+中国
気候変動を含めた数々の国際的トピックに活動の焦点を置いた、発展途
上国で構成される大型の交渉グループ。構成 131 か国の交渉ポジション
の調和を図っている。
GRULAC
気候変動に関する政府
間パネル(IPCC)
ラテン・アメリカおよびカリブ諸国グループ。
世界気象機関と国連環境計画によって 1988 年に設置された IPCC は、
世界中の科学および技術文献を調べ、気候変動について最も信頼のおけ
る情報として広く認知されている評価報告書を発行している。
共同実施(JI)
先進国が別の先進国において温室効果ガスの純排出量を削減するプロジ
ェクトに資金提供援助を行ったときに「排出削減ユニット」を受け取る
ことができるという、京都議定書の下のメカニズム。
JUSSCANNZ
気候変動に関連する様々な課題を話し合うために折に触れて会合してい
る、非 EU の先進工業国の国名から来る頭字語。メンバーは日本、米
国、スイス、カナダ、オーストラリア、ノルウェーおよびニュージーラ
ンド。
土地利用、土地利用変
化および林業
(LULUCF)
人間が直接に行った土地利用、土地利用変化および林業から生じた温室
効果ガスの排出および除去を対象とする、温室効果ガス目録上のセクタ
ー。
マラケシュ合意
COP-7 で到達された取決めで、京都議定書中の複雑性の高い条項の「運
用」のために種々のルールを定めたもの。中でもとりわけ重要なのは、
温室効果ガス排出権取引制度の創設、同議定書のクリーン開発メカニズ
ムの実施と監視、そして気候変動への適応を目的とする取組みを支援す
るための三つの基金の設立と運営についての詳細事項。
国家通報
ある締約国が気候変動に対処するために実施している活動を他の締約国
に知らせる役目を果たす、枠組条約(および京都議定書)に則って提出
される文書。
批准
多くの場合は議会その他の立法機関による協定、議定書または条約につ
いての正式な承認で、ある国に締結国の資格を与えることになるもの。
国が合意に署名した後に生じる、別個独立のプロセスである。
除去単位(RMU)
二酸化炭素換算 1 トンに相当する京都議定書ユニット。二酸化炭素を吸
収する LULUCF 活動によって附属書 I 国において創出される。
UNEP FI e-Learning Course Glossary (Lesson 3)
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吸収源
温室効果ガス、エアゾール、または温室効果ガスの先駆物質を大気から
除去するプロセス、活動または仕組みの一切。森林や他の植生は吸収源
とみなされるが、これはそれらが光合成を通じて二酸化炭素を除去する
ためである。
補助機関
締約国会合を補助する委員会。同条約により、実施に関する補助機関
(SBI)と科学及び技術の助言に関する補助機関(SBSTA)という二つの常設
の補助機関が設置されている。
UNEP
国際連合環境計画。
データ元:UNFCCC
UNEP FI e-Learning Course Glossary (Lesson 3)
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