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横須賀市作成
資料6 安全で安心して暮らせる社会 横須賀市 国民保護訓練について 安全・安心は、本市の4本の 重要施策の中の一つ 平成21年2月9日 神奈川県国民保護協議会 市民安全課の体制 平成17 年4月に市民安全課を新設 平成17年4月に市民安全課を新設 市民安全部の体制(2009年度) 市民安全部長 市民安全担当部長(企画調整部) 1名 市民安全課長 1名 1 危機管理に関すること 危機管理・国民保護担当2名 2 防災に関すること 防災対策担当6名 原子力空母安全対策担当4名 3 防犯対策に関すること 防犯対策担当4名 横須賀市国民保護計画における特徴① 基本方針 在日米軍 施設 原子力艦 モデル計画の基本方針に加え、下記の2項を追加 ○地域特性への配慮 ・首都都心部に近い ・長い海岸線 ・自衛隊施設、在日米軍施設や核燃料加工施設の存在 ○初動体制の整備 ・事態認定前の段階での初動体制の確立 ○国民保護措置が円滑にできるよう在日米軍との必要な連携 ○基地の状況等も考慮し避難実施要領のパターンを作成 ○施設内の日本人や外国人に対し警報を迅速に伝達できる 体制の整備 ○施設内の危険物の取扱者に対し、管理施設の安全確保に ついて要請を実施 ○横須賀港には米海軍の原子力艦が寄港するため、原子力 艦の武力攻撃原子力災害についての対処を実施 危機管理課長 地域安全課長 危機管理・国民保護 防犯対策 防災対策 自主防災組織の支援 原子力空母安全対策 交通安全対策 横須賀市国民保護計画における特徴② 初動体制 訓 練 ○国民保護対策本部を設置しない場合でも、市長が不測の事 態に備えた即応体制を強化すべきと判断した場合には、危 機事案対策本部設置規程に基づき、危機事案対策本部又 は危機事案調整会議を立ち上げる。 ○図上訓練を実施することにより、市国民保護計画や各種マ ニュアルの検証を実施 ○在日米軍や自衛隊施設の周辺地域における措置を想定し た訓練を実施 外国人 ○警報の伝達体制の整備において、外国人への周知を図る ための外国語文案を事前作成 ○国際交流ボランティアの活用、外国人向け放送の実施、外 国人を交えた訓練の実施に努める 1 平成20年度横須賀市国民保護訓練 日時:平成21年2月2日(月)10時30分~17時15分 ・実働訓練:市役所前公園 ・本部訓練:市役所災害対策本部室 ・図上訓練:市役所会議室 監修:防衛大学校 宮坂 直史 教授 (横須賀市国民保護協議会委員) 訓練目的 1 事案対処機関相互の連携強化 2 事案発生現場、市対策本部事務局及び 市対策本部の適切な情報伝達体制の確認 3 警報伝達及び避難誘導における関係機関の 連携の確認及び市各種マニュアルの検証 4 市民への国民保護に関する啓発 想定:訓練日の10時30分に市公園内でなにか が爆発した〔3訓練統一想定〕 実働訓練 実働訓練会場 時間:10:30~11:30 場所:市役所前公園 参加:神奈川県警察(県警本部、第1機動隊、横須賀警察署)、 陸上自衛隊、在日米海軍、市(消防局、土木みどり部、 企画調整部) 訓練のポイント ①原因不明な爆発物への対応 ②各関係機関の連携、現地調整所の設置 ③市関係部局による情報収集、本部等への伝達、施設、利用者 等への安全確保措置 ④陸自・米軍の連絡員派遣、各関係機関の現地調整の実施 爆発直後 消防到着 2 現地調整所 NBC検知活動 爆発物処理作業車 交通規制 爆発物処理ロボット 爆発物処理隊 3 救助活動 鑑識活動 救護所 本部訓練 時間:10:40~11:30 場所:消防局庁舎4階 災害対策本部室 参加:市長、副市長、市部局長、事務局職員 追加想定:県内他市3箇所でも爆発、市内でも爆発らしき事案発生 訓練のポイント ①実働訓練で対応している状況を、本部において情報共有(動画、 写真等を活用) ②事案拡大(追加想定)への対応、対策の追加、変更 ③行事、業務等の中止、縮小の検討 ④想定事案への対応を関係部局において事前検討し、本訓練の 中で発表、各対策の調整(各発言は未調整) 危機事案対策本部 危機事案対策本部 4 訓練監修者 講評 図上訓練 時間:13:00~17:00 場所:市役所3号館3階会議室(4室) 参加:神奈川県、神奈川県警察(本部、横須賀・田浦・浦賀警察 署)、陸上自衛隊第31普通科連隊、横須賀海上保安部、市 前提:爆発事件は市外でも多数発生しており国は緊急対処事態 の認定に向け調整中 訓練のポイント ①本部訓練で決定した対策は事前想定、その他は完全ブラインド ②緊急対処事態における各機関の連携 ③市内における半径300mの避難の検討 ④警報伝達マニュアル、避難誘導マニュアルの検証 市対策本部事務局 神奈川県警察 神奈川県 横須賀海上保安部 5 陸上自衛隊第31普通科連隊 メッセンジャー コントローラー 状況付与票の例 件名 避難措置の指示 付与者 内閣官房(安危) 付与 内容 カテゴリー ③ 想定時間 14:30 付与先 県 別紙のとおり避難措置の指示が発令された。(報道発表も同時) 併せて救援の指示も発令された。 (避難措置の指示・地図、救援の指示の通知を添付) 対応者:神奈川県 対応 措置 対応時間:14:30 避難エリアを確認・検討後、避難指示を発令 横須賀市等へ通知 * コントローラーから与えられた状況に対し、対応措置を必ず記入する。 市対策本部事務局 6 関係機関調整会議 監修者 背景説明 消防庁理事官 講評 全体討議 全体討議 全体討議 7 訓練参加者数等 現時点で判明した課題 実働訓練 参加:140名 視察:100名 本部訓練 参加: 50名 視察: 40名 図上訓練 参加: 60名 視察: 30名 計 参加:250名 視察:170名 (のべ人数) 報道状況 朝日、神奈川、東京、読売 各新聞に訓練記事掲載 訓練実施後 実働訓練においては、現地調整所が適切に 運営できず、情報共有の徹底が図られなかっ た点 本部訓練においては、現場からの情報伝達 が適切にできず、また対策本部と各部局間の 情報共有、対応調整が重要である点 図上訓練においては、関係機関同士の情報 連携が難しくかった点、および市事務局職員 への国民保護措置の浸透が必要である点 1 アンケートの実施 ○ 国民保護訓練 訓練参加機関に対し、訓練企画、想定、進行、情報伝 達方法など、アンケート調査を実施 平成19年度:図上訓練(事態推移の理解、関係 機関が実施する対策の相互理解) そのアンケート結果を検証し、次年度以降の訓練内容 に反映 2 課題の抽出、検討 アンケートなどを基に課題を見出し、対応策を検討 3 結果報告書の作成 訓練結果をまとめた報告書を作成し、参加機関で情報 を共有 平成20年度:実働訓練(現場対応機関の連携) 本部訓練(現場と本部の情報共有) 図上訓練(避難対策の検討) 平成21年度:避難誘導などを含む実働訓練を 検討中 横須賀市危機管理研究会 ・防衛大学校 宮坂教授を中心 ・警察、海保、自衛隊(陸、海)、消防、救急医療医、市 ・ざっくばらんな情報交換、情報共有を目的 ・それぞれの組織の構成・能力のプレゼン、具体的な 想定事案を基に対処方法をディスカッション ・発言のルール 階級等にとらわれない 報告書等に残さない ・「顔の見える関係」作り ・相談や情報提供に効果が見られる 横須賀市 国民保護訓練について ご清聴ありがとうございました 横須賀市企画調整部市民安全課 危機管理・国民保護担当 鵜飼 8