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総合特別区域申請及び提案の概要 - 九州の旅 九州観光情報サイト
1.九州観光推進機構(総合特区の実践組織・地域協議会) 平成15年10月、「九州はひとつ」の理念のもと、九州地方知事会と九州経済連合会、九州商工会議所連合会、九州経済同友会、九州経営者協会で 構成される「九州地域戦略会議」が設置され、九州地域の自立的かつ一体的な発展に向け、九州観光戦略の策定を決議した。 これに基づき、九州観光戦略委員会が平成16年1月に設置され、九州観光を振興するために九州が一体となって取り組むべき戦略について検討を 行い10 月に「九州観光戦略」が取りまとめられた。 この戦略を実践的かつ着実に展開するために、平成17年4月22日に官民協力のもと「九州観光推進機構」が発足し、これまで九州一体となった海外 誘致プロモーションや受入体制の整備を行ってきたところである。 なお、今般の総合特区申請にあたり、既に実績を有する当機構を地域協議会として位置付け、特区指定に向けた検討を行っている。 福岡県 及び観光連盟 大分県 九州観光推進機構 九州観光推進機構 = 地域協議会 及び観光連盟 総会(会員) 役 員 会長・副会長・事業本部長 佐賀県 幹事 理事会 及び観光連盟 評議員会 宮崎県 及び観光連盟 事業本部 事業本部長 行政 長崎県 及び観光連盟 熊本県 及び観光連盟 副本部長 及び観光連盟 民間 資金と人員を提供 ●事業予算 年間5億円 ●職員 27名 鹿児島県 国内誘致 推進部 企画部 海外誘致 推進部 JR九州、JTB九州等 連携 九州内の関連企業等 民間事業者・各種観光団体・組織、自治体、大学・研究機関、地域住民 1 2.九州観光推進機構(構成員等) 【地域内外の人材・企業等のネットワーク】 ・官民が出資、人員を派遣して運営されている九州観光推進機構が実施する各種事業の展開により、日ごろから官と民の ネットワークが構築されている。また同機関の国内誘致部および海外誘致部による営業プロモーション活動を通じ、国内 外とのネットワークが構築されている。 九州観光推進機構役員(平成23年5月25日現在) 役 職 所 属 会 長 九州旅客鉄道株式会社 副会長 鹿児島県観光交流局 副会長 事業本部長 株式会社ジェイティービー 九州観光推進機構 いわさきコーポレーション株式会社 雲海酒造株式会社 大分県企画振興部観光・地域振興局 九州電力株式会社 九州旅客鉄道株式会社 熊本県商工観光労働部観光経済交流局 佐賀県農林水産商工本部 全日本空輸株式会社 長崎県企画振興部文化観光物産局 西日本旅客鉄道株式会社 西日本鉄道株式会社 日本航空株式会社 福岡県商工部 福岡地所株式会社 宮崎県商工観光労働部観光交流推進局 監 事 社団法人九州経済連合会 社団法人熊本県観光連盟 九州観光推進機構評議員(平成23年5月19日現在) 所 役 職 議 長 財団法人みやざき観光コンベンション協会 副議長 福岡県商工部国際経済観光課 株式会社NTTドコモ九州 大分県企画振興部観光・地域振興局 社団法人鹿児島県観光連盟 鹿児島県商工労働水産部観光交流局観光課 財団法人九州経済調査協会 九州経済同友会事務局 社団法人九州経済連合会 財団法人九州国立博物館振興財団 九州商工会議所連合会 株式会社近畿日本ツーリスト九州 社団法人熊本県観光連盟事務局 熊本県商工観光労働部観光経済交流局観光課 社団法人佐賀県観光連盟 佐賀県農林水産商工本部観光課 JR九州高速船株式会社 社団法人ツーリズムおおいた 属 株式会社電通九州 トップツアー株式会社 社団法人長崎県観光連盟 長崎県企画振興部文化観光物産局観光振興課 長崎自動車株式会社 西日本旅客鉄道株式会社 株式会社日本旅行 ハウステンボス株式会社 株式会社博報堂 社団法人福岡県観光連盟 株式会社マインド 宮交ホールディングス株式会社 宮崎県商工観光労働部観光交流推進局観光推進課 祐徳自動車株式会社 株式会社リクルート 2 3.申請内容(3つの規制緩和) ◆アジア言語の通訳ガイドの量的不足の解消 ①通訳案内士法第36 通訳案内士法第36条 36条の規制緩和 →九州エリアに限定した有償ガイド(「特区ガイド」)の創設 ②出入国管理及び 出入国管理及び難民認定法第19 難民認定法第19条第 19条第2 条第2項の規制緩和 →留学生の「特区ガイド」としての活用 ◆地域の魅力ある旅行商品の企画提案の一層の促進 ③旅行業法施行規則第1 旅行業法施行規則第1条の2の規制緩和 →第三種旅行業者による「発着地までの移送手段も含めた企画」が可能 3 4.具体的な事業の内容(1) 「九州観光“おもてなしの輪”創造特区」に係る事業は下記の通り(特区ガイド関連) 事 業 名 内 容 財政上の支援措 置を求める事業 特区ガイド養成支援事業 九州エリアに限定した「特区ガイド」を養成するため、 研修内容の検討および検討結果を踏まえ、「特区ガイ ド」のPR、募集、講師招へい等の研修運営を行う。 誘客・プロモーション事 業 PR用媒体のレベルアップや海外の関係機関、航空会社、 船会社、旅行会社等と連携し、外客誘致に向けたプロ モーション・営業活動を展開する。 ○ マッチングシステム構築 事業 特区ガイドの登録・検索システムを構築し、周遊コース や地域情報などのコンテンツを提供する九州観光に必要 な情報がまとめて入手できるサイトを作成する。 ○ 九州観光の質の向上を示 す「観光客満足度調査」 事業(検討・実施)との 連動 九州観光の満足度調査を独自に実施することを検討して いる。事業の評価プロセスと連動させ、目標達成度を測 るための指標のひとつとして活用する。 規制の特例措置 が必要な事業 ○ 4 5.具体的な事業の内容(2) 「九州観光“おもてなしの輪”創造特区」の事業を促進するための事業の提案 事 業 名 内 容 財政上の支援措 置を求める事業 規制の特例措置 が必要な事業 資格外活動許可条件緩和 事業 出入国管理及び難民認定法第19条第2項を規制緩和し、 資格外活動許可を不要とする。又は、出入国管理及び難 民認定法施行規則第19条第5項の資格外活動時間の上限 を緩和する。 ○ 第三種旅行業者の企画旅 行催行区域条件緩和事業 旅行業法施行規則第1条の2を規制緩和し、第三種旅行 業者の募集型企画旅行に参加するための移送手段(主要 交通結節点から発着地まで)も含めて提案可能とする。 ○ 特区ガイド就業実態等調 査事業 特区ガイド輩出1年後に特区ガイドの実態把握調査を行 い、結果を今後の特区ガイド育成・研修や活用促進方策 の方向性検討に役立てる。 ○ 制度を円滑に進めるために国に推進を求める事業の提案 事 業 名 無資格ガイド行為取締強 化事業 内 容 財政上の支援措 置を求める事業 規制の特例措置 が必要な事業 特別区域全体で、無資格ガイド行為排除するための新た な取り組みを行い、特区ガイド及び通訳案内士の利用を 促す。 5