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G•MAJOR - TC Electronic

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G•MAJOR - TC Electronic
G•MAJOR
GUITAR PROCESSOR
ユーザーマニュアル
目次
はじめに
G•MAJOR のコントロール
3
5
6
8
9
10
目次
はじめに
フロントパネル
リアパネル
シグナルフロー
G•MAJOR の接続
基本操作
モディファイアーの割り当て
21
21
22
23
ハウツー集
24
はじめに
MOD メニュー
モディファイアー
エフェクト
12
ディスプレイ
プリセット操作
NOISE GATE
ノイズ・ゲート
COMPRESSOR
コンプレッサー
CHORUS
RECALL
呼び出し
EDIT
編集
STORE
保存
MIDI 経由のバックアップ
13
13
13
14
FLANGER
RESONANCE FILTER
入出力設定
ユーティリティ及び MIDI 設定
14
15
その他の機能
レゾナンス・フィルター
PHASER
フェーザー
トレモロ/パンナー
LEVELS ALL & RELAY 1+2
ROUTING
チャンネル・スイッチング
ディレイ
DETUNE
ルーティング
17
18
19
20
20
ディチューン
WHAMMY
ワミー
OCTAVER
オクターバー
PITCH SHIFTER
チューナー
タップ・テンポ
ビブラート
DELAY
I/O
UTILITY & MIDI
フランジャー
VIBRATO
TREMOLO/PANNER
セットアップ
コーラス
REVERB
ピッチ・シフター
リバーブ
25
26
28
30
31
32
33
34
35
38
38
39
39
40
付録
安全のために
MIDI インプレメンテーション
仕様及び性能
プリセット・リスト
TC Electronic, Sindalsvej 34, DK-8240 Risskov - [email protected]
Japanese version Rev 4 - SW - V 1.02
Prod. No: E60500901
44
46
47
48
3
はじめに
この度は、エフェクト・プロセッサー「G • MAJOR」をお買い上げいただき、
G•MAJOR の基本的な構造
誠にありがとうございます。これまでマルチエフェクト・プロセッサーを使用
プリセット
した経験のない方は、 G•MAJOR を使いこなすまでに、いったいどれほどの
G•MAJOR は、フロントパネル中央にある 6 つのエフェクトとノイズゲートで、
日数が必要なのか不安に思っておられるかもしれません。しかし、心配は無用
合計 7 種類のエフェクトを組み合わせて一つの混合エフェクトを作ります。
です!内蔵のプリセットは基本的なニーズの多くをカバーしているため、
エフェクトの接続順、各エフェクトの設定、そしてペダルを踏み込んだ時に
G•MAJOR はわずか数分で使えるようになります。またファクトリー・プリ
どの様に音が変わるか、などの設定を含めたものを「プリセット」と呼びます。
セットでは満足できず、 G•MAJOR を自分なりにアレンジして使いたい人に
工場出荷時には、 100 のファクトリー・プリセットが用意されています。ユー
とっても、難しい操作はありません。
ザーがこれらファクトリー・プリセットに変更を加えたもの、あるいは一から
G•MAJOR をどの様に活用するかを考えた場合、いくつかの可能性が考えられ
ます。
コンパクト・エフェクト風の活用法
コンパクト・エフェクトを使い慣れている人は、各種エフェクトの設定自体は
変 更 せず、エフェクトの ON/OFF の組 み合 わせでサウンドに変 化 をつける
方法が一番自然と感じられるかもしれません。 G•MAJOR の搭載する 7 種類
作成して保存されたプリセットは、「ユーザー・プリセット」と呼ばれます。
エフェクト/エフェクト・ブロック
一つのプリセットは、エフェクトの組み合わせで構成されます。フロントパネル
中央部分にあるボタンが各エフェクトの種類を示しますが、これら一つ一つを
「エフェクト・ブロック」と呼びます。エフェクト・ブロックは個別に ON/OFF
できます。エフェクト・ブロックの接続順は、プリセットに保存されます。
のエフェクトを、MIDI フットコントローラーなどから個別に ON/OFF すること
パラメータ
が可能です。この使い方は G•MAJOR で可能になることの一部でしかありま
各エフェクト・ブロックは、一つのコンパクト・エフェクトの様に、いくつかの
せんが、 G•MAJOR のサウンド・クオリティを存分に活用できます。
要素をコントロールすることができます。たとえば、トレモロの効果を得る場合
プリセットの活用法
MIDI フットコントローラーから、各種エフェクトの設定自体を変えることも可
能です。またプリセットを作る方法と、上記の ON/OFF 方式とを併用する方法
もあります。
には、トレモロのスピード、かかり具合の深さ、出力レベルなどが調節できま
す。これらの、コンパクト・エフェクトでいえばツマミにあたる調節可能な要素
のことを「パラメータ」と呼びます。コンパクト・エフェクトの種類によりツマ
ミの数と内容が違うのと同様、G•MAJOR の各エフェクトには幅広いパラメー
タが準備されています。パラメータの設定値は、プリセットに保存されます。
チャンネル・スイッチング
クリーンなバッキング用のサウンドから、歪んだリード系のサウンドに音を
変更したい場合、一般的にはアンプ側でクリーン/歪みのスイッチングを行い
ます。G•MAJOR は、内蔵のリレー・スイッチング機能により、プリアンプ/
コンボ・アンプのチャンネルが切り替えられるため、高額な投資を必要とせ
ずに、アンプのスイッチングと高品位なエフェクトを統合します。
アルゴリズム
エフェクトには、用途と種類によって、サウンドとパラメータの異なる複数の
「アルゴリズム」を持っている場合があります。例えば、ディレイのエフェクト
は、ピンポン/ダイナミック/デュアルの 3 種類のアルゴリズムから一つを選択
できます。選択するアルゴリズムにより、得られる効果と調節できるパラメー
タは異なります。エフェクト・ブロックは一つの分類であり、複数のアルゴリ
モディファイアー ─ リアルタイムのパラメータ操作
ズムに細分化されているとお考えいただければ分かりやすいかもしれません。
設定の切り替えだけでは満足を得られず、リアルタイムにエフェクトを変化
させたい場合、 G•MAJOR のモディファイアー機能を使用します。外部 MIDI
コントローラーやエクスプレッション・ペダルに対して、エフェクトのパラメ
まずは、駆け足で基本的な構造をご理解いただく上で必要になる用語を解説
いたしましたが、実際の操作は是非音を出しながらお楽しみください。
ータを割り当てることができます。エクスプレッション・ペダルからエフェ
G•MAJOR を、貴方の信頼のおけるパートナーとしてご活用いただければ幸い
クトのレベルやパンニング・スピードを変更したり、音程を変化させることに
です。
より、一般的に「ワーミー」と呼ばれる効果などが得られます。
5
フロントパネル
POWER ボタン
電源を ON/OFF します。
に行 われていない場 合 、 DIGITAL
LOCK が点滅します。
INPUT ツマミ
入力レベルを調節します。
レンジ: 0 ∼ 24dBu
DI LED :外部デジタル・クロック
入力を選択していることを示します。
OUTPUT ツマミ
出力レベルを調節します。
レンジ: 0 ∼ 24dBu
INPUT メーター
入力レベルを示すピーク・メーターです。
メーターのレンジは、0、-3、-6、-12、
-18、-24、-40dB です。
入力オーバーロード LED
この LED は、次のいずれかの状態にある
ことを示します。
‐過大入力レベルによるオーバーロード
‐ DSP 内部処理のゲイン増幅等による
オーバーフロー
入力タイプ表示: ANALOG、DIGITAL
使用入力端子を選択するには、 I/O ボタ
ンを押して I/O セクションに入ります。
ANALOG :アナログ入力が選択されて
いることを示します。
DIGITAL LOCK :デジタル入力の選択
時に、外部クロックにロックしている
ことを示します。
44.1/48kHz :デジタル入力のクロック
にロックしている時の周波数を示します。
G·MAJOR のデジタル入力端子にデジタ
ル機器が接続されていてもロックが正常
6
チューナー・セクション
G·MAJOR は、チューナーを内蔵し
ています。チューナーは常に作動し
ます。チューニングが合っていると
きは両方の矢印が点灯します。
MATRIX
G·MAJOR では、エフェクトの内部
接続形態をシリアル/セミ・パラレ
ル/パラレルの 3 種類から選択でき
ます。MATRIX 表示は、選択されて
いるルーティングの構造を示します。
LEVELS セクション
編集しているブロックに関する表示
を行います。
PPM (ピーク・プログラム・メー
ター):現在編集しているエフェク
ト・ブロックのピーク・レベルを示
します。
IN メーター:入力レベルを示します。
OUT メーター:出力レベルを示し
ます。
MIX メーター:ミックス・レベルを
示します。
DAMP
ノイズ・ゲート作動時にはノイズの
カット量を、コンプレッサー作動時に
はコンプレッションの量を示します。
プリセット番号表示
プリセット番号を表示します。番号が点灯
している場合は、プリセットが選択されて
いることを表示します。プリセットの変更
時には数字が点滅し、 RECALL ボタンを
押すと選択が確定します。
EDITED
現在呼び出されているプリセットに変更
が加えられると、この LED が点灯します。
FACTORY/USER
使用しているプリセットのバンクを表示し
ます。ファクトリー・プリセットは書き
換 え不可、ユーザー・プリセットは書き
換え可能です。
MIDI IN
MIDI 信号が入力された際に点灯します。
EFFECTS セクション
SELECT ホイール(外側)及び
ADJUST ホイール(内側)
各エフェクト・ブロックから、それぞれ一
つの主要パラメータを操作します。外側
の SELECT ホイールは、編集するパラメ
ータの選択に使用します。 ADJUST ホイ
ールは、選択したパラメータの値変更に
使用します。
フロントパネル
EFFECTS セクションのボタンについて
クリックでエフェクトの ON/OFF を
行います。ダブル・クリックで選択エ
フェクトの編集メニューに入ります。
LED ボタンが点灯していれば、エフェ
クト・ブロックがアクティブであるこ
とを示します
NOISE GATE ボタン
ノイズ・ゲートを ON/OFF します。
LEVELS ALL/RELAY 1+2
全体のレベル設定、及びコンボ/ヘッド
やプリアンプなど外部機器のチャンネル
切り替えを行うための2つのリレー・
スイッチに関するパラメータを表示し
ます。
COMP ボタン
コンプレッサーを ON/OFF します。
CHO/FLA ボタン
コーラス/フランジャーを ON/OFF し
ます。
FILTER/MOD ボタン
フィルター/モジュレーションを
ON/OFF します。
DELAY ボタン
ディレイを ON/OFF します。
PITCH ボタン
ビッチを ON/OFF します。
REVERB ボタン
リバーブを ON/OFF します。
ROUTING ボタン
エフェクトの内部接続順を設定します。
MOD ボタン
MOD とは「モディファイアー」の略
で、G·MAJOR のパラメータをフット・
コントローラーなどの外部機器からコン
トロールする際に、どのパラメータをコ
ントロールするか等の設定を行います。
選択し、 VALUE ホイールで文字を選択し
ます。入力が完了した時点で、 ENTER ボ
タンを二度押すと、プリセットを保存しま
す。
PARAMETER ホイール(外側)、 EDIT
ホイール(内側)および ENTER ボタン
(押すと ENTER ボタンとして機能)
2つのホイールは、本体の設定とエフェク
ト内容に関連する操作に使用します。
I/O ボタン
I/O とは「 INPUT/OUTPUT」の略で、
G · MAJOR の 入 出 力 に 関 す る 設 定 を
行います。
PARAMETER ホイールはパラメータの選
択に、 EDIT ホイールは値の変更に使用し
ます。
MIDI/UTIL ボタン
MIDI やその他の一般的な設定に関する
パラメータを設定します。
EDIT ホイールにはボタンが内蔵されてお
り、押すことができます。ボタンを押すと
操作が確定します。
RECALL ボタン
プリセットの呼び出し操作を行います。
RECALL ボタンを一度押した後、EDIT
ホイールでプリセットを選択し、
ENTER ボタンあるいは RECALL ボタ
ンを押すと、指定したプリセットを呼び
出します。
TAP ボタン
ボタンをタップすることにより、ディレイ
等のテンポを指定できます。ボタンの LED
は、現在のテンポに合わせて点滅します。
STORE ボタン
プリセットの保存操作を行います。
STORE ボタンを一度押した後、 EDIT
ホイールで保存先を選択し、ENTER ボ
タンを押すと、指定したプリセットを
保存します。
BYPASS ALL ボタン
すべてのエフェクトを一括してバイパスし
ます。約一秒ボタンを押しつづけると、
出力はミュートされ、ギターのチューニン
グなどが無音で行えます。
ENTER ボタンを押す前に、プリセット
の名称を指定/変更できます。
PARAMETER ホイールで文字の位置を
7
リアパネル
SWITCH
OUT
リレー
ジャック
バランス
1/4"
アナログ
出力
バランス
1/4"
アナログ
入力
デジタル
S/PDIF
入出力
MIDI
In/Out/Thru
外部
コントロール
電源
入力
MIDI Cable
ご注意
G · MAJOR のアナログ入出力ジャックはバランス式の 1/4
インチ・ジャックです。バランス式の機器を最適に接続する
には、バランス・ケーブルを使用してください。とはいえ大
半のギター装置はバランス式でないため、通常は下に示すモ
ノラル−モノラルの標準ケーブルを使っても問題ありません。
DIN コネクター
5 芯 - オス
45 度
シールドケーブル( 3 あるいは 5 ワイヤー)
ジャック・ケーブル
ジャック・ケーブル
リレー・ジャック・ケーブル
リレー・ジャック・ケーブル
モノラル−モノラル
ステレオ−モノラル
ステレオ・ジャック・タイプ
Y スプリッター・タイプ
TIP
GND
GND
TIP
TIP
RING
GND
TIP
RING
GND
TIP
RING
GND
GND
TIP
GND
RING
TIP
8
DIN コネクター
5 芯 - オス
45 度
最長 10m
GND
TIP
GND
TIP
シグナルフロー
9
G•MAJOR の接続
G・ MAJOR の接続
ギタリストのセットアップは、多様に渡ります。このページでは、一般的なセットアップをいくつかご紹介します。音全体が G•MAJOR を通過する、直列の
接続方法をお勧めいたします。この設定では、G•MAJOR の搭載するエフェクト全てのメリットをフルに活用できます。TC ELECTRONIC 製品は、高品位な
コンバーターを採用しているため、トーンを損なうことなくエフェクトを挿入できます。
プリアンプとパワー・アンプを使用した、
直列のセットアップ
•
プリアンプの出力を、G•MAJOR の入力に接続します。
•
G•MAJOR の出力を、パワー・アンプの入力に接続します。
•
G•MAJOR からプリアンプのチャンネルを切り替えるには、
G•MAJOR のリレー・スイッチ( SWITCH )端子から
プリアンプのチャンネル・スイッチ端子に接続します。
プリアンプとコンボ・アンプを使用した、直列のセットアップ
•
プリアンプの出力を、G•MAJOR の入力に接続します。
•
G•MAJOR の出力を、コンボ・アンプの通常の入力またはループ・
•
G•MAJOR からプリアンプのチャンネルを切り替えるには、G•MAJOR
リターン入力に接続します。
のリレー・スイッチ(SWITCH)端子からプリアンプのチャンネル・
スイッチ端子に接続します。
コンボ・アンプのエフェクト・リターンを使用したセットアップは、上記
「プリアンプとパワー・アンプを使用した直列のセットアップ」に近い状
態となります。コンボ・アンプの通常の入力を使用すると、コンボ・アン
プ側のトーン・コントロールなどを使用できるダブル・プリアンプのセッ
トアップとなります。一般的に、ダブル・プリアンプのセットアップは、
エフェクト・リターンを使用する場合に比べてノイズ量が増えますが、Vox
AC 30 や Fender Bassman 等との組み合わせで最近ポピュラーになりつつ
ある接続方法です。
10
G•MAJOR の接続
G・ MAJOR の接続
ライン・ミキサーを使用した、並列のセットアップ
•
プリアンプの出力とライン・ミキサーの入力を接続します。
•
G•MAJOR からプリアンプのチャンネルが切り替えられる様、
G•MAJOR のリレー・ スイッチ端 子 とプリアンプのチャンネル・
スイッチ端子を接続します(ただし MIDI プリアンプは除きます)。
•
ライン・ミキサーのループ出力と G•MAJOR の入力を、G•MAJOR の
•
ライン・ミキサーのメイン出力をアンプに接続します。
出力とライン・ミキサーのループ入力を、それぞれ接続します。
左の図ではコンボ・アンプが描かれていますが、このほかにパワー・アンプ
が使われる場合もあります。またプリアンプは、簡単にコンボ・アンプの
プリアンプ部分として使用することができます。
通常のエフェクト・ペダル、 G•MAJOR 、および MIDI ペダルを
組み合わせたセットアップ
•
コンボ・アンプのエフェクト・ループ出力と G•MAJOR の入力を接続します。
•
G•MAJOR の出力とエフェクト・ループ入力を接続します。
•
ギターをペダルに、ペダルをコンボの入力に、いつものように接続します。
•
G•MAJOR のプリセットを切り替えたい場合は、プリアンプやコンボ・アンプ
のチャンネル切り替えを含め、MIDI ペダルを G•MAJOR に接続し、リレー・
スイッチング機能を有効にすることが必要です。
11
ディスプレイ
オーバーロード LED
入力設定
MATRIX −
使用中のルーティング
ブロックのレベル −
入力/出力/ミックス
DAMP −コンプレッション/
ノイズゲート適応量
プリセット番号
MIDI 受信、
ファクトリーと
ユーザー・バン
クの区別、及び
プリセット編集
の表示
入力メーター
入力ピッチ
チューナー
入力メーター
G•MAJOR のデジタル入力端子にデジタル機器が接続されていてもロックが
入力レベルを示すピーク・メーターです。
行われない場合に、DIGITAL LOCK が点滅します。その場合、ケーブルおよ
メーターのレンジは、0、-3、-6、-12、-18、-24、-40dB です。
び接続先装置のクロック・レートをチェックしてください。
入力レベルの設定方法:
チューナー
プリアンプなど、G•MAJOR に音を供給する装置で最もダイナミックな内容
G•MAJOR は、チューナーを内蔵しています。チューナーは常に作動します。
をもつ最大の音を選択します。その音はおそらく明瞭な音でしょう。G•MAJOR
チューニングが合っているときは両方の矢印が点灯します。TC ELECTRONIC
の入力レベルを調整して、-3dB の LED が頻繁に点滅し、かつ-0dB の LED が
G•MINOR MIDI ペダル(オプション)を使用している場合、チューナーは
絶対的な最高レベルで点滅するようにします。
ペダルにも表示することができます。
入力オーバーロード LED
MATRIX
この LED は、次のいずれかの状態にあることを示します。
G•MAJOR には、エフェクトの内部接続順として 3 種類の選択肢があります。
‐過大入力レベルによるオーバーロード
マトリクス表示は、この三つのどれが選択されているかを示します。
‐ DSP 内部処理のゲイン増幅等によるオーバーフロー
入力オーバーロード LED は、1 サンプルが 0dBFS に到達した際に点灯します。
G•MAJOR に音を供給する装置において出力を絞るか、または INPUT LEVEL ツ
マミを使って G•MAJOR の入力ゲインを落とします。
入力設定 – ANALOG 、 DIGITAL
使用入力端子を選択するには、I/O ボタンを押して Utility メニューに入ります。
ANALOG :
アナログ入力が選択されていることを示します。
DIGITAL LOCK :
デジタル入力の選択時に、外部クロックにロックされていることを示します。
44.1/48kHz :
現在のクロック・レートを示します。
12
内部接続順の変更については、ページ 19「ルーティング」のセクションをご
参照ください。
LEVELS セクション
編集しているブロックに関連した表示を行ないます。
PPM(ピーク・プログラム・メーター):
現在編集しているエフェクトのピーク・レベルを示します。
IN メーター:
編集しているエフェクトの現在の入力レベルを示します。
OUT メーター:
編集しているエフェクトの現在の出力レベルを示します。
MIX メーター:
編集しているエフェクトのミックス・レベルのパラメータ位置を示します。
ディスプレイ
DAMP
ノイズ・ゲートとコンプレッサーが共に使用状態にあるとき、ノイズ・ゲート
作動時にはノイズのカット量を、コンプレッサー作動時にはコンプレッション
の量を示します。
プリセット番号表示
プリセット番号を表示します。プリセットの変更時には数字が点滅し、RECALL
ボタンを押すと点滅が点灯へと変わり、選択が確定します。
EDITED
プリセット操作
RECALL & EDIT
プリセットの種類
ユーザー・プリセット(RAM)
変更ができ、好きなユーザー保存位置に保存することができます。ユーザー・
バンクには最大 100 種類のユーザー・プリセットが保存できます。
ファクトリー・プリセット(ROM)
G ・ MAJOR には 100 種類のファクトリー・プリセットが備わっています。
ファクトリー・プリセットに変更を加えた設定は、好きなユーザー保存領域に
保存することができますが、ファクトリー保存領域には保存できません。
現在呼び出されているプリセットの内容が変更され、変更後の設定がまだ
保存されていないときにこの LED が点灯します。
FACTORY/USER
編集しているプリセット・バンクがファクトリーかユーザーかを示します。
RECALL − プリセットの呼び出し
「プリセットを呼び出す」とは、すでに存在するプリセットの内容に G•MAJOR
の設定を変更することです。
-
RECALL ボタンを押して呼び出しメニューに入ります。
-
EDIT ホイールを使ってプリセットをプレビューします。プリセット番号が
点滅していればプレビュー・モードです。「プレビュー」とは、プリセッ
トをまだ呼び出していない、ENTER を押す前の状態を言います。
-
ENTER ボタンまたは RECALL ボタンを押してプリセットを呼び出します
(ENTER ボタンは CONTROL セクションにある内側のホイールです)。
操作を中断して現在呼び出されているプリセットに戻るには、プレビュー中に
他のいずれかのボタンを押します。
プレビューと接続形態:現在使用している接続形態とは異なる接続形
態をもつプリセットをプレビューすると、プレビューの間、接続形態 /
MATRIX の LED が点滅します。
EDIT − プリセットの編集
-
EFFECTS セクションにおいて編集したいエフェクトのボタンをダブル・
クリックします。
-
PARAMETER ホイールを使ってパラメータを選択し、VALUE ホイールを
使って値を変更します。
-
プリセットの保存方法については次のセクションの説明をお読みください。
13
プリセット操作
セットアップ
STORE & BACKUP
STORE − プリセットの保存
プリセットを、同じ名前で保存する場合
-
STORE ボタンを押します。
-
ファクトリー・プリセットに変更を加えたものを保存する場合、自動的に、
ユーザー・プリセット領域の、一番始めの空領域が表示されます。EDIT
I/O − 入出力設定
I/O − 入出力設定
I/O メニューは、使用する入力設定、アナログ/デジタル、ステータスビット、
ディザー等、本体の入出力に関する設定を行うためのメニューです。
I/O メニューのパラメータは本体全体の動作に関連するもので、ここでの設定内
容はプリセットの一部としては保存されません。
ホイールを使って保存先を選択します。
-
ENTER ボタンを二度押すとプリセットが保存されます。
プリセットを、名前を変更して保存する場合
-
STORE ボタンを押します。
-
ファクトリー・プリセットに変更を加えたものを保存する場合、自動的に、
-
I/O ボタンを押します。
-
PARAMETER ホイールを使ってパラメータを選択します。
-
EDIT ホイールで値を選択します。
ユーザー・プリセット領域の、一番始めの空領域が表示されます。EDIT
INPUT - 入力
ホイールを使って保存先を選択します。
アナログ/デジタル入力を切り替えます。
-
ENTER ボタンを一度押します。
-
EDIT ホイールを使って保存先を選択します。
-
プリセット名を変更するには、PARAMETER ホイールを使ってカーソルを
移動させ、EDIT ホイールで文字を選択します。
-
基本操作
ENTER ボタンを二度押すとプリセットが新しい名前で保存されます。
アナログ入力を使用する場合:
「Analog」を選択すると、G•MAJOR は自動的に 44.1kHz に切り替わります。
デジタル入力を使用する場合:
「Digital」を選択すると、G•MAJOR は S/PDIF 入力信号からサンプルレートを
検知しに行きます。サンプルレートの検出作業中は出力がミュートされ、LOCK
MIDI を経由したプリセットのバックアップ
アイコンが点滅してロックしていないことを示します。
MIDI 経由で、シーケンサーまたは別の G•MAJOR に、ユーザー・プリセット
ロックが完了すると LOCK アイコンが点灯し、出力のミュートも解除されます。
の設定内容全体をバックアップすることができます。
CLOCK - クロック
-
-
-
G•MAJOR の MIDI Out を別の G•MAJOR 、またはシーケンサーの MIDI In
アナログ入力を使用する場合:
に接続します。
入力ソースがアナログの場合、次のサンプルレートが使用できます。
MIDI/UTIL ボタンを押してユーティリティ・メニューに入り、PARAMETER
44.1kHz
内部 44.1kHz で作動します。
ホイールを使って Bulk Dump を選択します。
48kHz
内部 48kHz で作動します。
別の G•MAJOR に接続しているときは、ENTER ボタンを押すだけで全て
DIGITAL
S/PDIF DI 端子に入力されたクロックで作動します。
のユーザー・プリセットが接続先の G•MAJOR にコピーされます。
-
シーケンサーにダンプする場合は、シーケンサーを OMNI モード(全チャ
ンネル)で記録状態にし、G•MAJOR の ENTER ボタンを押します。
デジタル入力を使用する場合:
入力ソースがデジタルの場合、次のサンプルレートが使用できます。
44.1kHz
内部 44.1kHz で作動します。
ダンプ元装置の MIDI Out を G•MAJOR の MIDI In に接続するだけで、G•MAJOR
48kHz
内部 48kHz で作動します。
は、MIDI のバルク・ダンプをいつでも受信することができます。シーケンサー
DIGITAL
S/PDIF DI 端子に入力されたクロックで作動します。
から G•MAJOR にダンプするときは、Bulk 情報をもつシーケンサーをそのまま演
奏します。G•MAJOR からダンプする方法については、上の説明をご覧くださ
い。
14
セットアップ
I/O − 入出力設定
セットアップ
UTILITY & MIDI
内部クロックを使用時にデジタル入力を選択する場合、接続元の
MIDI / UTIL メニューのパラメータは本体全体の動作に関連するもので、ここで
クロックが G•MAJOR の内部クロックに同期していないとスリッ
の設定内容はプリセットの一部としては保存されません。
プサンプルによるノイズが発生します。ご注意ください。
MIDI CHAN - MIDI チャンネル
***Rate Mismatch***
レンジ: OFF / 1 ∼ 16 / OMNI
G • MAJOR がスリップサンプルの発生を検出すると、上記のエラー・メッセー
G•MAJOR の MIDI 受信チャンネルを設定します。OMNI を選択すると、全チャ
ジが表示されます。通常、このメッセージは、 G • MAJOR を内部クロックで使
ンネルの入力に反応します。OFF 選択時には、MIDI 入力に反応しません。
用時に、入力されたデジタル信号が同期していない場合に表示されます。
MIDI PRGCH- MIDI プログラム・チェンジ
DIG INGAIN - デジタル入力ゲイン
レンジ: ON / OFF
デジタルの入力レベルを設定します。アナログ入力のゲインは影響されません。
受信した MIDI プログラム・チェンジに応答するべきかどうかを指定します。
DITHER - ディザー
BULK DUMP - バルク・ダンプ
高いビット解像度から低いビット解像度へデータを移動する場合のデジタル
ENTER を押すと、全ユーザー・プリセット内容の MIDI バルク・ダンプを行いま
信号を最適化します。たとえば、24 ビットから 16 ビットにデータを変換する
す。G•MAJOR は、いつでも MIDI バルク・ダンプの受信を行えます。詳しくは、
場合、8 ビットのデータが失われます。ビット数を純粋に省略することは「ト
「MIDI を経由したプリセットのバックアップ」(14 ページ)をご参照ください。
ランケーション」と呼ばれ、低レベルの信号に歪みをもたらします。ディザー
バルク・ダンプを使用する場合、必ず事前に「 SEND TUNER」パ
は、この歪みを軽減します。
ラメータを OFF に設定してください。「 SEND TUNER 」パラメー
タは、同メニューにございます。
ディザーは、少量のフィルターされたノイズで、ノイズフロア付近での信号をラ
ンダム化します。このランダム化は、トランケーションによる歪みを軽減します。
PRG BANK - プログラム・バンク
ディザーは、デジタル出力にのみ関係します。本パラメータの適切な設定値は、
MIDI のプログラム・チェンジ情報に対して、選択されるバンクを指定します。
接続先の受信デジタル機器に依存します。 CD-R や一般的な DAT など、 16 ビ
FACTORY
ットの機器に接続する場合は、ここでの設定を 16 にします。
USER
ユーザー・プリセットが呼び出されます。
EXTERNAL
CC #32=0 の場合にファクトリー・プリセット、
STATUSBITS - ステータスビット
CC #32=1 の場合にユーザー・プリセットが呼び出されます。
デジタル出力のステータスビットを切り替えます。AES/EBU(プロフェッショ
ナル用)と S/PDIF(コンスーマー用)を切り替えられます。
ステータスビットの設定は、信号の規格のみを変更します。音質やデータの解
像度には影響しません。
INPUT RNG - 入力レンジ
レンジ: PRO / CONSUMER
入力のセンシティビティを切り替えます。ディフォルトの設定は「 PRO」で、
ほとんどのプリアンプとの組み合わせに適切な設定です。
OUTPUT RNG - 出力レンジ
レンジ: 2dBu / 8dBu / 14dBu / 20dBu
アナログ出力段の最大ゲイン・レンジを設定します。
ファクトリー・プリセットが呼び出されます。
SYSEX ID - システム・エクスクルーシブ ID
本体の MIDI システム・エクスクルーシブ ID を指定します。
PEDAL TYPE - ペダル・タイプ
外部コントロールの 1/4 インチ・ジャックに使用するペダル・タイプを設定し
ます。エキスプレッション・ペダルと、モメンタリーとオルタネーティング・
スイッチの合計 3 つの種類が選べます。
EXP/VOL
エキスプレッション・ペダル
MOMNTARY
モメンタリー・タイプ(アンラッチ)
ペダルを踏んでいる間のみ TIP と GND が接続されます。
ALTRNATE
オルタネーティング・タイプ(ラッチ)
一度押すと「接続されている」状態が保たれ、もう一度
押すと OFF に戻るタイプのペダルです。
15
セットアップ
UTILITY & MIDI
PEDAL CALIBRATE - ペダル・キャリブレーション
イアー」のセクションをお読みください。G•MAJOR のパラメータは、MIDI エ
G•MAJOR が エ ク ス プ レ ッ シ ョ ン ・ ペ ダ ル の 操 作 に 正 し く 応 答 す る に は 、
クスプレッション・ペダルなどの外部コントローラーから操作できます。たと
G•MAJOR を個々のペダルの特性に合わせてキャリブレーションを行う必要が
えばモディファイアーがプリセット出力レベルをコントロールするように設定
あります。
されている場合、プリセットの変更時に G•MAJOR がエクスプレッション・ペ
ダルの位置に対してどう反応するか、この MOD MASTER パラメータによって
1.
ペダルを接続し、正しいペダル・タイプを選択します。
2.
PEDAL CALIBRATE を選択し、ENTER ボタンを押します。
3.
ペダルを MAX 位置(ヒール・アップ)まで動かして ENTER ボタンを
押します。
MOD(モディファイアーの設定値を適用)
4.
ペダルを MIN 位置(ヒール・ダウン)まで動かして ENTER ボタンを
G•MAJOR はプリセット変更がなされるたびに外部コントローラーの位置を
押します。
チェックし、その位 置 に応 じたパラメータ設 定 に変 更 します。そのため、
使用するペダルのタイプに応じて、上記の 3 番と 4 番の手順を繰り
返す様、指示される場合があります。
決めなくてはなりません。以下のいずれの値を選ぶかは、モディファイアーが
何を行う/コントロールする様セットアップされているかに大きく依存します。
モディファイアーにおける関連パラメータの値は無視されます。
PRESET(プリセットの設定値を適用)
PRESET に設定されていると、G•MAJOR は外部コントローラーの位置を無視
TUNER REF - チューナー基準ピッチ
し、そのプリセットに保存されているモディファイアーの設定値をロードします。
レンジ: 420 ∼ 460Hz
レベル・パラメータを制御するエクスプレッション・ペダルにおいて
チューナーの基準ピッチを指定します。標準的な基準ピッチは、440Hz です。
PRESET 機能を使用している場合、次にペダルを動かした 時 に、パラ
メータはペダル位置に相当する値へとジャンプしますので注意してくだ
TUNER MODE - チューナー・モード
さい。場合によってはレベルが急増することもあります。
チューニングは 2 種類の精度で行えます。
FINE
最高精度。ギターを細かくチューニングするときはこのモードを選択します。
COARSE
TAP MASTER - タップ・マスター
プリセット変更時のテンポ設定の扱いを指定します。
PRESET :
プリセット設定値のテンポを適用します。
TAP :
グローバル・タップ・テンポを適用します。
精度がやや劣りますが、より素早いチューニングが行え、ライブ用途などに適
しています。
TAP UNIT - タップ単位
レンジ: ms / BPM
TUNER RNGE - チューナー・レンジ
テンポ表示の単位を指定します。
チューナーのレンジを設定します。BASS(ベース)、7-STR GTR(7 弦ギター)、
GUITAR (ギター)が選択できます。チューナーの精度はこのチューナー・
レンジによって変わるため、チューニングしたい楽器に合わせて設定を行って
ください。
MIDI CLOCK - MIDI クロック
レンジ: ON / OFF
グローバル・タップ・テンポは、外部 MIDI クロックのテンポに同期させること
ができます。ここで、MIDI クロックに反応するか否かを指定します。
SEND TUNER - チューナー・センド
G•MINOR 使用時にこのパラメータを ON にすると、チューナー情報が G•MINOR
に送信されます。
FX MUTE - エフェクト・ミュート
レンジ: ON / OFF
プリセット変更時の、リバーブ及びディレイの余韻の扱いを指定します。
MOD MASTER - MOD マスター
ON :
プリセット変更時に、エフェクトがミュートされます。
レンジ: MOD / PRESET
OFF :
プリセット変更時に、エフェクトの余韻が鳴り続けます。
モディファイアーという言葉をご存知ない方は、本マニュアルの「モディファ
VIEW ANGLE - ヴュー・アングル
液晶ディスプレイのバックライトを見やすい様に調節します。
16
その他の機能
チューナー
チューナーは常に動作し、液晶ディスプレイに値が表示されます。
チューナー・ミュートについて
ギターをチューニングする際、G•MAJOR の出力をミュートすると都合の良い
場合が多々あります。ミュート機能を ON/OFF するには、MIDI CC を送信する
MIDI ペダルや、モメンタリー・スイッチないしオルタネーティング・スイッチ、
あるいはエクスプレッション・ペダルをセットアップします。これらのセット
アップは MOD セクションで行います。
チューナー
基本操作
例
MIDI ペダルから MIDI コントロールチェンジを受信することで G•MAJOR の
-
MIDI/UTIL ボタンを押すとメニューに入ります。
チューニングをミュートする場合、以下の設定を行います。
-
CONTROL ホイールを使ってパラメータを選択します。
-
MIDI ペダルを G•MAJOR に接続します。
-
EDIT ホイールで値を選択します。
-
MOD ボタンを押したあと、CONTROL ホイールを使って TUNER MUTE
パラメータを選択します。
TUNER REF - チューナー基準ピッチ
レンジ: 420 ∼ 460Hz
チューナーの基準ピッチを指定します。標準的な基準ピッチは、440Hz です。
-
ENTER ボタンを押し、G•MAJOR を LEARN(学習)モードに設定します。
-
チューナー・ミュートを機能させたい MIDI ペダルにおいて、コントロール
チェンジのボタンを押します。
TUNER MODE - チューナー・モード
チューニングは 2 種類の精度で行えます。
これで完了です。今後、このボタンを押すたびに、無音状態でチューニングが
行えます。
FINE
最高精度。ギターを細かくチューニングするときはこのモードを選択します。
入力ボリュームの調節には、エクスプレッション・ペダルをよく使
用します。その場合、ボリュームをいっぱいまで下げてもチューナ
COARSE
ーは作動しています。
精度がやや劣りますが、より素早いチューニングが行え、ライブ用途などに適
しています。
TUNER RNGE - チューナー・レンジ
チューナーのレンジを設定します。BASS(ベース)、7-STR GTR(7 弦ギター)、
GUITAR (ギター)が選択できます。チューナーの精度はこのチューナー・
G•MAJOR チューナーと G•MINOR ペダル
オプションの TC ELECTRONIC G • MINOR ペダルを使用すると、ペダルにも
チューナー情報を表示させる事が可能です。
G • MINOR ペダルから出力のミュートを行うこともできます。
レンジによって変わるため、チューニングしたい楽器に合わせて設定を行って
ください。
UTILITY メニューの SEND TUNER パラメータが ON に設定されて
いないと、チューナー情報は G• MINOR に送信されません。
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その他の機能
LEVELS ALL & RELAY 1+2
基本操作
RLY 1+2 - リレー 1+2
-
LEVELS ALL ボタンを押してこのメニューに入ります。
-
CONTROL ホイールを使ってパラメータを選択し、EDIT ホイールで
よってアナログ・プリアンプなどの装置をコントロールすることができます。
パラメータの値を変更します。
RELAY 1 / 2 の設定値はプリセットに保存されているため、プリアンプや
PRSETOUTLV - プリセット出力レベル
レンジ: OFF(-100dB)∼ 0dB
選択されているプリセットの出力レベルを設定します。プリセットごとに全体
のレベルを調節することにより、異なるプリセット間の音量的な統一感を保つ
G•MAJOR にはスイッチング・リレーが内蔵されており、プリセット変更に
パワー・アンプのチャンネルがプリセットごとに切り替えられます。また、
プリセットを変更しなくても MIDI フット・コントローラーに MIDI CC 値を送信
することでチャンネル切り替えが行えます。
-
ことができます。
TIP がスリーブ GND にショートされます。OPEN はリレーが開いた状態
です。
全てのファクトリー・プリセットではこの値が-6dB に設定されています。これ
は、後から作成するプリセットでファクトリー・プリセット以上のブーストを
加えることを可能とします。
RLY 1 を CLOSED に設定すると、スイッチング用 1/4 インチ・ジャックの
-
Relay 2 を CLOSED に設定すると、スイッチング用 1/4 インチ・ジャックの
RING がスリーブ GND にショートされます。OPEN はリレーが開いた状態
です。
モディファイアー機能を使用して、MIDI あるいは EXTERNAL CONTROL ジャッ
クに接続されたペダルからこのパラメータを操作できます。ソロ用のレベルの
設定の仕方は、後述の「ハウツー集」セクションにございます。
GLOBL INLV - グローバル入力レベル
レンジ: OFF(-100dB)∼ 0dB
G•MAJOR の全体的な入力レベルを設定します。
パラメータの名前からもわかるように、この設定は本体全体に適用され、プリ
セットには保存されません。グローバル入力レベルを全体のボリューム・コン
トロールとして使用すると、ボリュームを落としてもディレイやリバーブなど
余韻の残るエフェクトの減衰音は鳴り続けるため、自然な効果が得られます。
モディファイアー機能を使用して、MIDI あるいは EXTERNAL CONTROL ジャッ
クに接続されたペダルからこのパラメータを操作できます。
GLOBALOUTLV - グローバル出力レベル
レンジ: OFF(-100dB)∼ 0dB
G•MAJOR の全体的な出力レベルを設定します。
パラメータの名前からわかるように、この設定は本体全体に適用され、プリ
セットには保存されません。グローバル出力レベルを全体のボリューム・コン
トロールとして使用すると、ディレイやリバーブなど余韻の残るエフェクトの
音量を含めた全体の音量コントロールとして機能します。
モディファイアー機能を使用して、MIDI あるいは EXTERNAL CONTROL ジャッ
クに接続されたペダルからこのパラメータを操作できます。
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モディファイアー機能を使用して、MIDI あるいは EXTERNAL CONTROL ジャッ
クに接続されたペダルからこのパラメータを操作できます。
その他の機能
ROUTING −ルーティング
ROUTING メニュー
G•MAJOR では、エフェクトについて 3 種類のルーティング(内部接続形態)が
可能です。ルーティングの設定値はプリセットに保存されます。しかし、ROUTING
LOCK 機能を使えば、好みのルーティングに固定することも可能です。ルーティ
PARALLEL - パラレル(並列)
PARALLEL の接続形態では、ノイズ・ゲート、コンプレッサー、トレモロと
いった直列ベースのエフェクトが直列に接続され、その先のピッチ、コーラ
ス、ディレイ、リバーブが並列接続となります。
ングの概念は、たとえばコンパクト・エフェクトを複数台使用する際の、各
エフェクト機の接続方法とお考えいただければ分かりやすいかもしれません。
基本操作
-
ROUTING ボタンを押します。
PARAMETER ホイールを使って ROUTING LOCK または ROUTING TYPE
を選択します。
-
ROUTING TYPE を選択した場合、EDIT ホイールを使って SERIAL(シリ
アル)、SEMI PARALLEL(セミ・パラレル)、PARALLEL(パラレル)を
選択し、ENTER ボタンで確定します。
SERIAL - シリアル(直列)
SERIAL の接続形態では、通常のコンパクト・エフェクトにおける配線と
同様、 7 つのエフェクト・ブロックが順番に直列で接続されます。エフェク
ト・ブロックは前に置かれたエフェクト・ブロックの影響を受けることに
なります。
ROUTING LOCK - ルーティング・ロック
MIDI のプログラムを変更するたびに、G•MAJOR はルーティング設定を確認し
ます。切り替え後のプリセットが切り替え前のプリセットと異なる接続形態を
長いディレイを使用する時は、ディレイの反復成分に加わるリバーブが
使用している場合は、ルーティングが変更されます。ROUTING LOCK 機能はこ
邪魔になることがあります。その場合は、 SEMI PARALLEL(セミ・
れを停止し、接続形態を固定します。そのためプリセット変更によって変更さ
パラレル)または PARALLEL (パラレル)の接 続 形 態 を使 用 して
れるのは、エフェクト関連のパラメータのみとなります。
ください。
プリセット変更をスムーズに するため、そして プログラミングを簡単
にする 意味合いからも、ルーティング は 極力同一 のものを使用し、
特別な効果や機能が必要なときのみ変更することをお勧めします。
SEMIPAR - セミ・パラレル
SEMIPAR (SEMI PARALLEL)では、最初の 5 つのエフェクト・ブロックが直列に
接続されますが、リバーブとディレイが並列に接続されます。そのため、ディ
レイとリバーブのエフェクトが影響しあうことがありません。これは、たとえ
ば、ディレイの反復がリバーブしたり、その逆が発生しないことを意味します。
リバーブとディレイが並列に接続されることで、エフェクトの音像が明瞭となる
効果もあります。
19
その他の機能
チャンネル・スイッチング及びタップ・テンポ
例
チャンネル・スイッチング
G•MAJOR のリア・パネルにある SWITCH OUT 端子を使えば、プリアンプの
チャンネルの切り替えなどがプログラムできます。チャンネル・スイッチング
の設定はプリセットに保存することができます。ケーブルは、プリアンプや
ここでは、G•MAJOR を 3 チャンネル・コンボ又はプリアンプのいずれかと組
み合わせて使う場合を想定します。
-
コンボ・アンプに備わるチャンネル・スイッチング用の端子に応じて、ステ
レオの 1/4 インチ・ジャックを2つのモノ・ジャックに分離するY字分岐ケー
か1つのステレオ端子かを確認し、それに従ってケーブルを選択します。
-
ブル(TIP to TIP および TIP to RING)、またはステレオ−ステレオ・ケーブルの
いずれかを使用します。
はじめに、チャンネル切り替えに関するアンプ側の端子が2つのモノ端子
G•MAJOR リア・パネルの SWITCH OUT 端子にステレオ・ジャックを
差し込みます。
-
コンボ・アンプまたはプリアンプのチャンネル切り替え端子に、端子に
合わせて2つのモノ・ジャックあるいは1つのステレオ・ジャックを差し
ケーブルは次のように配線します。
込みます。
Y字分岐ケーブル
-
チャンネル・スイッチングを割り当てるプリセットを G•MAJOR 側で呼び
-
RELAY 1+2 ボタンを押します。
ステレオ−ステレオ・ケーブル
TIP
RING
GND
TIP
RING
GND
出します。
-
PARAMETER ホイールを使って RLY 1 または RLY 2 を選択し、 EDIT
VALUE ホイールを使って2つのリレーの ON/OFF を切り替えます。
この操作によってプリアンプのチャンネルが切り替わります。クリーン・クラ
ンチおよびディストーションのチャンネルはアンプによって異なるため、ここ
で具体的にどのチャンネルだということは断言できません。それぞれのアンプ
に有効な基本設定をいくつか試してみてください。
-
STORE ボタンを二度押すとプリセットが保存されます。
保存については、「STORE」セクション(ページ 13)をご覧ください。
GND
TIP
GND
RING
TIP
タップ・テンポ
TAP TEMPO
TAP TEMPO 機能を使えば、演奏している曲のテンポをタップ入力すること
ができます。それにより、ビブラート、トレモロ、ディレイの各効果が演奏曲
RLY 1
のテンポに合わせられます。
RLY 1 を CLOSED に設定すると、スイッチング用 1/4 インチ・ジャックの TIP が
スリーブ(GND)にショートされます。OPEN はリレーが開いた状態です。モ
ディファイアー機能を使用して、MIDI あるいは EXT. CONTROL ジャックに接続
されたペダルからこのパラメータを操作できます。
RELAY 2
RLY 2 を CLOSED に設定すると、スイッチング用 1/4 インチ・ジャックの RING
がスリーブ( GND)にショートされます。 OPEN はリレーが開いた状態です。
モディファイアー機能を使用して、MIDI あるいは EXT. CONTROL ジャックに接
続されたペダルからこのパラメータを操作できます。
20
TAP ボタンを使ってタップ入力するテンポはグローバルですが、タップ入力し
たグローバル・テンポが下位区分されるよう、テンポ・パラメータに複数のア
ルゴリズムを設定することができます。
G•MAJOR のコントロール
はじめに & MOD メニュー
はじめに
G•MAJOR をすでに使いはじめていて、プリセットをいくつかプログラムした
経験のある人は、 G • MAJOR を MIDI ボード、エクスプレッション・ペダル、
あるいはオプションの G•MINOR MIDI フット・スイッチを使ってコントロール
したいと思うかもしれません。
ラック・エフェクトの世界に足を踏み入れたばかりの方にとって、はじめはこの
CC 0-127
モディファイアーが応答するべき CC 番号を手動で指定できます。
ブロックの ON/OFF や Tuner Mute の切り替えは、 MIDI CC(コント
ロール・チェンジ値)を MIDI ペダルから送出して行うのが一般的な
方法です。またレベル、スピード、ピッチのパラメータ制御は、エク
スプレッション・ペダルを使って行うのが一般的な方法です。
セクションがむずかしく思えるかもしれません。しかし設定の概要が分かると、
G • MAJOR を完全にコントロールすることがいかに簡単であるかが分かるで
しょう。そして、その可能性の大きさを実感することでしょう。G•MAJOR で
は、後述の学習機能により、各種パラメータに関する外部コントロールの設定
がきわめて簡単に行えます。
MOD メニューのパラメータ
MOD 1 ∼ 4
モディファイアーは、エクスプレッション・ペダル等の外部コントロール装置
と特定のアルゴリズム・パラメータとをつなぐインタフェースであると考える
ことができます。モディファイアーの操作については「モディファイアー」セ
クションで説明します。
MOD メニュー
TAP TEMPO - タップ・テンポ
このセクションでは、MOD メニューのパラメータを外部コントロール装置に
外部コントローラーによるタップ・テンポの調節です。ディレイ・タイムや
割り当てる方法について説明します。モディファイアーは、外部コントロール
トレモロ・スピードなどにテンポ・パラメータを割り当てることができます。
装置(たとえばエクスプレッション・ペダル)と特定のアルゴリズム・パラ
メータとをつなぐインタフェースであると考えることができます。モディファ
イアーの操作については「モディファイアー」の節で説明します。
-
MOD ボタンを押し、PARAMETER ホイールでパラメータを選択します。
-
各パラメータについてコントロールの方法が設定できます。 CONTROL
BYPASS ALL
外部コントローラーによる BYPASS ALL の調節です。
TUNER MUTE - チューナー・ミュート
ギターのチューニング時に G•MAJOR の出力のミュートを可能にします。
セクションの EDIT ホイールを使って以下のいずれかを選択します。
GLOBL INLV - グローバル入力レベル
OFF、LEARN(学習)、PEDAL(ペダル)、CC 0-127
外部コントローラーによる全体的な入力レベルの調節です。
OFF
PRSETOUTLV - プリセット出力レベル
モディファイアーの外部コントロールは行われません。
外部コントローラーによるプリセット出力レベルの調節です。
LEARN
PRSETBOOST - プリセット・ブースト
-
ENTER ボタンを押すとディスプレイが点滅し、学習モードであること
を示します。
ALL メニューで設定されているプリセット出力レベルを一時的に 0dB までブー
-
ここで、モディファイアーをコントロールする外部コントローラーを
ストする機能です。これは、あらゆるプリセットにおいて使用可能で、フィル
-
MIDI コントローラーあるいはエクスプレッション・ペダルを使い、 LEVELS
G•MAJOR に学習させます。CC を送出する(MIDI ペダルの CC ボタンを
の演奏時など同一のプリセット内で一時的にレベルをブーストしたい時に便利
押す)か、またはエクスプレッション・ペダルないしスイッチを動かし
です。 MIDI CC の値が 64 以上になるとレベルがブーストされ、 MIDI CC の値
ます。
が 64 以下になるとプリセット出力レベルに戻ります。
LEARNING の点滅が止まれば作業は終了です。
新 しいプリセットが呼 び出 されると、 PRESET BOOST のコントローラは
PEDAL
リセットされます(すなわち、64 以下の数値が送られます)ので、MIDI IN/OUT
PEDAL を選択すると、モディファイアーのコントロールは、リア・パネルの
が両方 MIDI フットコントローラーに接続されている場合は、 MIDI フットコン
EXTERNAL CONTROL IN 端子につないだペダルでしか行えなくなります。
トローラー側での表示も更新されます。
21
G•MAJOR のコントロール
モディファイアー & モディファイアーの割り当て
この機能を活用する場合の注意点として、プリセットの出力レベルが 0dB に
モディファイアーを用いた外部コントロール
設定されていると、ブーストされるレベルの幅が存在しないために、効果があ
らわれない点が挙げられます。
GLOBLOUTLV - グローバル入力レベル
外部コントローラーによる GLOBAL OUT LEVEL の調節です。
RLY 1 & RLY 2 - リレー 1 & リレー 2
外部コントローラーによる RLY 1 と RLY 2 の調節です。
COM ON/OFF - コンプレッサー ON/OFF
外部コントローラーによるコンプレッサーの ON/OFF 切り替えです。
FLT ON/OFF - フィルター ON/OFF
外部コントローラーによるフィルターの ON/OFF 切り替えです。
PIT ON/OFF - ピッチ ON/OFF
外部コントローラーによるピッチの ON/OFF 切り替えです。
CHO ON/OFF - コーラス/フランジャー ON/OFF
外部コントローラーによるコーラス/フランジャーの ON/OFF 切り替えです。
G•MAJOR に備わる仮想的
DLY ON/OFF - ディレイ ON/OFF
な MOD ハンドルです。
外部コントローラーによるディレイの ON/OFF 切り替えです。
モディファイアーに
よって制御される
REV ON/OFF - リバーブ ON/OFF
パラメータ
外部コントローラーによるリバーブの ON/OFF 切り替えです。
NG ON/OFF - ノイズ・ゲート ON/OFF
外部コントローラーによるノイズ・ゲートの ON/OFF 切り替えです。
モディファイアーの割り当て
特定パラメータを制御するための外部コントローラー割り当てには、2 段階の
モディファイアー
モディファイアー 1 ∼ 4
G•MAJOR にはモディファイアーが 4 つ備わっています。
操作が必要です。
ステップ 1 :モディファイアーを外部コントローラーに割り当てる
-
MOD ボタンを押してモディファイ・メニューに入り、CONTROL セクショ
-
EDIT ホイールを時計回りに回すと、モディファイアーのコントロール
ンの PARAMETER ホイールを使って MOD 1-4 を選択します。
モディファイアーは一種の仮想的なハンドルであり、 MIDI CC のほか、外部
コントロール端子に接続されたエクスプレッション・ペダルなどのコントロー
方法について以下の値が選択できます。
ラーを用いることで、リモート・コントロールすることができます。モディ
OFF、LEARN(学習)、PEDAL(ペダル)、CC 0-127
ファイアーは、 G•MAJOR の内部で1つ以上のエフェクト・パラメータに同時
に関連づけることができます。
LEARN
-
たとえば、エクスプレッション・ペダルをモディファイアーに接続することで、
ディレイ出力やトレモロの速度のほか、単なる入力レベルなどのコントロール
も可能になります。
22
ENTER ボタンを押すとディスプレイが点滅し、モディファイアーの学習
モードに入っていることを知らせます。
-
ここで、モディファイアーをコントロールする外部コントローラーを
G•MAJOR に学習させます。CC を送出する(MIDI ペダルの CC ボタンを
G•MAJOR のコントロール
モディファイアー & モディファイアーの割り当て
押す)か、またはエクスプレッション・ペダルないしスイッチを動かし
ます。
-
LEARNING の点滅が止まり、モディファイアーをコントロールする外部
コントローラー、および装置が MIDI CC を送出するときはその値を、
G•MAJOR が認識します。
OFF
モディファイアーの外部コントロールは行われません。
PEDAL
エクスプレッション・ペダルをワーミー・ペダルとして割り当てる
PEDAL を選択すると、モディファイアーのコントロールは、リア・パネルの
この例では、先に説明した学習機能などを使って、エクスプレッション・ペダ
外部コントロール端子につないだペダルでしか行えなくなります。
ルをモディファイアー 1 に事前に割り当てている必要があります。
CC 0-127
モディファイアーが応答するべき CC 番号を手動で指定できます。
ステップ 2 :パラメータをモディファイアーに割り当てる
-
MOD メニューにまだ入っていないときは MOD ボタンを押し、ディスプ
レイ部に MOD 1、2、3、または 4 と表示させます。次に ENTER ボタン
を押します。なお、このメニューはモディファイアーを選択するためのも
アルゴリズム
パラメータ
割当先モディファイアー
のではないため、4 つのいずれを選んでもかまいません。
例
モディファイアーからコントロールできる全てのパラメータが一覧表示されま
-
す。ただし、表示されるのは ON になっているエフェクト・ブロックのパラ
CONTROL 端子、又は MIDI ペダルのエクスプレッション・ペダル入力端
メータのみです。パラメータ表示をスクロールするには、PARAMETER ホイー
子に接続します。接続にはステレオ−ステレオのケーブルを使用します
ルを使用します。ディスプレイ部の左側にはパラメータ名が、右側には割り
(エクスプレッション・ペダルをまだキャリブレーションしていない場合
当てられているモディファイアーが表示されます。
-
エクスプレッション・ペダルを、 G•MAJOR リアパネルの EXTERNAL
は、「MIDI/UTIL」の節に書かれているキャリブレーション方法をお読みく
ださい)。
PARAMETER ホイールを使ってパラメータを選択し、VALUE ホイールを
使ってパラメータを割り当てる先のモディファイアーを 4 つのうちから選
-
MOD ボタンを押し、MOD メニューに入ります。
択します。ENTER ボタンを押したらステップ 3 に進みます。
-
ENTER ボタンを押します。
-
CONTROL ホイールでワーミー・パラメータを選択し、 EDIT ホイールで
ステップ 3 :モディファイアーのレスポンス・カーブを設定する
MOD 1 を選択します。
モディファイアーのレスポンス・カーブは、エクスプレッション・ペダル等の
動きに対するモディファイアーの応答の様子を決定します。設定するパラメー
タは 3 つです。
接続しているエクスプレッション・ペダルのタイプに応じてキャリブレ
ーションを行う必要があります。操作はユーティリティ・メニューで行
います。本マニュアルに記載されているユーティリティ・メニューの操
MINOUT :エクスプレッション・ペダルないしモディファイアー入力が最小
作方法をお読みください。
位置にあるときのモディファイアーの出力レベルを指定します。
MIDOUT :エクスプレッション・ペダルないしモディファイアー入力が中央位
割り当て可能なパラメータの種類
置にあるときのモディファイアーの出力レベルを指定します。
モディファイアーに割り当て可能なパラメータは、MOD メニューの下部に表
MAXOUT :エクスプレッション・ペダルないしモディファイアー入力が最大
位置にあるときのモディファイアーの出力レベルを指定します。
示されています。パラメータ一覧の内容は、各種エフェクト・ブロックにおい
て動作しているアルゴリズムの種類によって大きく異なります。
23
G•MAJOR のコントロール
ハウツー集
起動方法
ギター・チューニングの際に G•MAJOR の出力をミュートする方法
-
10 ∼ 11 ページの説明に従って G•MAJOR を接続し、電源を入れます。
フロント・パネルからミュートする
-
最大のダイナミクスをもつ最大音をプリアンプまたはエフェクト・ペダル
BYPASS ALL ボタンを 1 秒ほど押しつづけます。ミュートを解除するには
から探し、ピークがおよそ -3dB になるよう入力レベルを設定します。
BYPASS ALL ボタンをもう一度押します。
歪んだ音は本質的にコンプレッションされているのに対し、最大のダイナ
ミクスをもつ音は多くの場合、クリーンな音です。
-
G•MAJOR の出力の接続先とレベルが一致するよう、出力を設定します。
エフェクト・ブロックをプリセットからバイパスする方法
外部 ペダル等からのコントロール・チェンジ情報を使ってミュートする
-
MOD ボタンを押し、PARAMETER ホイールで TUNER MUTE を選択します。
-
ENTER を押し、学習機能を開始させます。ディスプレイが点滅します。
-
ミュート制御に使いたい MIDI CC を送信するか、EXTERNAL CONTROL
該当するブロックのボタンを押すだけです。エフェクト・ブロックはバイパス
されますが、削除はされません。
プリセットを保存するには STORE ボタンを押し、続いて ENTER ボタンを
押します。
端子に接続されたスイッチを踏みます。
これで、チューニング時に出力をミュートするために行う動作内容が G•MAJOR
に記憶されました。
プリセット変更時にディレイの余韻を切りたくない方法
ブロックのボタンを押すと、ブロックを前の設定内容のままいつでも ON にする
これはグローバル・パラメータであり、UTILITY メニューから設定を行えます。
ことができます。バイパスしたブロックは音にはいっさい影響を与えません。
ぺージ 16、FX MUTE をご参照ください。
特定のプリセットをブーストする方法
トレモロまたはビブラートの周期を MIDI シーケンスに同期させる方法
G•MAJOR のファクトリー・プリセットはすべて -6dB で統一されています。
-
G•MAJOR の同期に用いる MIDI クロックを送出するシーケンサーなどの
-
TAP ボ タ ン を 一 度 押 し て TAP メ ニ ュ ー に 入 っ た あ と 、 PARAMETER
-
MIDI SYNC を ON に設定します。
PRESET BOOST 機能を使用すると、この設定を一時的に 0dB に変更し、ソ
ロ時などでレベルをブーストさせることができます。全体のレベルを統一させ
MIDI 出力を、G•MAJOR の MIDI 入力に接続します。
ることと、いざという時のヘッドルームを確保する観点から、ユーザー・プリ
セットと LEVEL ALLS メニューの PRESET LEVEL パラメータで最低 6dB の
ヘッドルームを確保されることをお勧めいたします。
ホイールで MIDI SYNC パラメータを選択します。
これで G•MAJOR は、入力 MIDI クロックのテンポをグローバル・テンポとして
-
ブーストを行いたいプリセットを選択します。
使うようになります。下位区分は、そのアルゴリズムにおける TEMPO パラ
-
LEVELS ALL メニューから、プリセットのレベルを-6dB に設定します。
メータによって設定できます。
-
MOD ボタンを押し、CONTROL ホイールで PRESET BOOST パラメータ
を選択します。
-
VALUE ホイールで LEARN を選択し、 ENTER を押します。 MIDI フット
コントローラから CC を送信するか、EXTERNAL CONTROL 端子に接続
G•MAJOR の SWITCH 端子および MIDI CC を送出する MIDI
ボードによってプリアンプのチャンネル切り替えを行う方法
G•MAJOR の SWITCH OUT 端子とプリアンプないしコンボ・アンプのチャン
ネル切り替え端子を接続します。
されたペダルを動かします。
-
ペダルを動かした場合は PEDAL と表示され、 CC を送信した場合は CC
-
番号が表示されます。
-
プリセットを保存します。
以上での操作で、そのプリセットを呼び出した度に、 LEVELS ALL で設定さ
れた-6dB のレベルになり、PRESET BOOST を使用している時に 6dB のブー
ストを得られます。
-
ENTER ボタンを押して学習機能を ON にします。
-
MIDI ボードの MIDI CC スイッチを押します。
MIDI CC スイッチによってアンプのチャンネルが切り替わります。切り替える
チャンネルが他にもある場合は、上記の手順を RELAY 2 について繰り返しま
す。
24
MOD ボタンを押し、CONTROL ホイールで RELAY 1 または RELAY 2 を
選択します。
エフェクトについて
NOISE GATE
ノイズゲート
基本操作
はじめに
フロント・パネルには 6 つ(ノイズ・ゲートを含めると 7 つ)のエフェクト・
一般にノイズ・ゲートは、ギターを演奏しない時に信号を減衰する目的で使用
ボタンがあります。機能は次の通りです。
されます。それによって、自身のシステム中に発生するヒス(高音域の雑音)
-
シングルクリック:エフェクトの ON/OFF を切り替えます。
-
ダブルクリック:エフェクトの編集ページに入ります。
やハム(低いうなり音)などの雑音が聞こえなくなります。それはもちろん、
雑音問題の解決にはつながりません。まずは雑音の発生を防止することが必要
です。雑音の発生要因はさまざまです。一般的なノイズ源としては、品質の悪
エ フ ェ ク ト 編 集 ペ ー ジ の 操 作 は 、 EFFECT セ ク シ ョ ン の EDIT ホ イ ー ル と
いケーブル、シールドが不十分なシングルコイル・ピックアップ、信号ケーブ
PARAMETER ホイールを使って行います。エフェクトのなかには、異なるエフ
ルの近くにあるパワーサプライなどがあり、これらは試行錯誤によって回避で
ェクト・アルゴリズムを複数備えたものがあります。たとえばフィルター・ブ
きることも多くあります。
ロックには、フェーザー、トレモロ、パンナー、レゾナンス・フィルターなど
があります。アルゴリズムの選択は、エフェクト編集ページの最初のパラメー
タとして表示されます。
しかし、どの様なギターのセットアップにも常に多少の雑音が存在します。ノ
イズ・ゲートは、演奏していないときの雑音を現象させることに役立ちます。
スレッショルド・レベル(しきい値)およびリリース・レートを設定する時に
すべてのエフェクト・ブロックは常に存在し、機能ボタンのシングルないしダ
は注意が必要です。スレッショルドが高すぎると、たとえばギターを静かに
ブル・クリックによっていつでも ON/OFF またはアクセスできます。エフェク
弾いたときにゲートが開かなくなります。またリリース・タイムが遅すぎると、
ト・ブロックをバイパスするということは、当該エフェクトをエフェクト・セ
アタックがカットされてしまいます。
ットアップから除外することであり、ルーティング(内部接続形態)上にあり
ながら、信号にはいっさい影響を与えません。
設定値は G•MAJOR の入力に現れる信号によって異なり、明瞭な音とオーバー
ドライブされた音とでは通常、異なる設定が必要です。
バイパスされるブロックの設定内容はプリセットに保存されているため、ブロ
ックを以前の設定内容のままで再度 ON にすることが簡単にできます。コンパ
クト・エフェクトの ON/OFF を切り替えるようなものだと考えてください。
MODE - モード
レンジ: OFF / HARD / SOFT
信号がスレッショルドを下回ったときにノイズ・ゲートが信号を減衰させる
速さを決めます。
THRES - スレッショルド
レンジ: -60dB ∼ 0dB
ノイズ・ゲートが信号の減衰を開始するレベルを指定します。このパラメータ
を設定するには、演奏しない状態で、ギターのボリュームツマミを上げていき
ます。続いて、このしきい値を-60dB から所望の減衰開始値まで上げます。こ
のとき、DAMP パラメータは 0dB 以外であることが必要です。
25
NOISE GATE
ノイズゲート
DAMP - 最大ダンピング
レンジ: 0dB ∼ 90dB
このパラメータは、信号がスレッショルドを下回ったときに信号をアッテネート
する強さを設定します。最大の減衰量が常に適切であると主張することも可能
ですが、ゲートの作動/非作動時のスムーズな切り替えも重要です。強い音を
発生させなければならないときほど、ノイズ・ゲートの境界は明確になります。
COMPRESSOR
コンプレッサー
はじめに
コンプレッサーは、信号のダイナミック・レンジを減らすために使用されます。
それによってなぜギターの音全体の印象が良くなるのでしょう?ギターに対し
てコンプレッサーを使用しない方がいい状況もあれば、コンプレッサーがサウ
ンドをよりソリッドにする鍵となる状況もあります。ここにいくつか例を紹介
します。
普遍的な設定値がいつも存在するとは限らないため、それぞれの音について
たとえば、常に一定のレベルでクリーンなリズム・ギターのパターンを延々と
試行錯誤することが必要です。
繰り返したいとします。これは、実際には非常に困難なことです。たまにはス
RELEASE - リリース
レンジ: 0dB/sec ∼ 200dB/sec
リリース・レートは、入力信号がスレッショルドを超えた時に信号がリリース
される速さを設定します。基本的に、この設定値はやや高めが良いでしょう。
トロークが強すぎるときもあるでしょう。強く弾きすぎた時の音量が大きすぎ
ると、サウンド・エンジニアはギターのレベルを下げ、ピークが耳障りになる
のを防ぎます。このように全体的なレベルを下げた場合、ギターを弱く弾くと
ギター音が完全に聞こえなくなってしまいます。コンプレッサーは、音量的な
ばらつきを圧縮することにより、こうした問題を解決することができる場合が
あります。
図
このほかリード音にコンプレッションをかけ、レベルを均等化するという使い
方もあります。スレッショルドを低く設定してコンプレッサーを常に作動させ
る一方でレシオを高くすれば、コンプレッション効果がよくわかります。たと
えば、ピンク・フロイド「The Wall」の「Another Brick In the Wall」で David
Gilmour が演奏する有名なソロを聴いてみるといいでしょう。
しかし、たとえば Robben Fords の様なダイナミック・レンジの広い演奏スタイ
ルでは、コンプレッションを使うと演奏の味を損なってしまうかもしれません。
他の多くのエフェクトについても言えることですが、コンプレッサーは特に、
適切な設定では非常に明確なメリットが得られます。しかし、適切でない設定
ではかえってサウンドを損なってしまう可能性も常にあるのです。
実際の活用法は、演奏法や音楽のスタイルなどによって、様々です。サウンド
をよりパワフルに聞かせたり、音量差を抑えながらもピッキングの強さによる
音色の差を表現するなど、サウンド・メイキングに積極的に応用できます。
その鍵は、試行錯誤にあります。
コンプレッサー・ブロックを含む G•MAJOR のプリセットを、リード音とリズ
ム音の両方に使ってみてください。どの様な場面でどの様な設定が適切か、経
験と共に理解が深まるものと思います。
26
COMPRESSOR
コンプレッサー
図
THRES - スレッショルド
レンジ: -40dB ∼ 0dB
入力がこの値を超えると、コンプレッサーが作動します。スレッショルドを
超えた信号は、レシオ/アタック/リリースで設定された特性に合わせてプロ
セスされます。
RATIO - レシオ
レンジ: OFF ∼ ∞ :1
レシオの設定値は、信号の圧縮の強さを示します(上図参照)。
例: 2:1 にレシオを設定した場合、入力がスレッショルド値から 2dB 上がるご
とに出力が 1dB 上がります。∞の設定では、リミッターとして作動します。
ATTACK - アタック
レンジ: 1.0 ∼ 70ms
コンプレッサーが反応するのにかかる時間です。アタック・タイムが短いほど、
信号がしきい値を超えてから指定レシオに圧縮されるまでの時間が短くなりま
す。
RELEASE - リリース
レンジ: 50 ∼ 200ms
入力信号がスレッショルド値を下回った際に、コンプレッサーがゲイン・リダ
クションを「解放」し、入出力レベルの比率が 1:1 に戻るまでの時間です。
27
CHORUS
クラシック・コーラス
はじめに
DEPTH - デプス
コーラスおよびフランジャーは、基本的に LFO(低周波発振器)によって変調
レンジ: 0 ∼ 100%
されたショート・ディレイです。コーラスとフランジャーの違いは、ディレイ・
機種によっては「インテンシティ」とも呼ばれるこのパラメータは、コーラス
タイムとフランジャーにはフィードバック・パラメータがあることです。ショ
の深さを調節します。
ート・ディレイのモジュレーションは、きわめて小さなピッチ変動をもたらし
ます。このピッチ変動が元音とミックスされるとコーラスになり、また変調信
号単独で使われるとピッチ・モジュレーターになります。これはビブラートと
も呼ばれます。
TEMPO - テンポ
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
示します。
図
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
Speed
よって定義したテンポは無視されます。
Depth
HICUT - ハイカット
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
上の概略図は、コーラス・エフェクトが元音とピッチ変調信号から成り立って
いることを示しています。
この値より高い周波数のレベルを減少させます。コーラス効果が強すぎると感
じられ、しかもミックスないし出力レベルを下げてもコーラス効果が思う様に
低減されない場合は、このパラメータをオプションとして使用してみてくださ
い。
CLASSIC CHORUS -
MIX - ミックス
クラシック・コーラス (CHO/FLA ブロック)
レンジ: 0 ∼ 100%
クラシック・コーラスでは、デフォルトとしてゴールデン・レシオと呼ぶ、ス
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
ピードとデプスの関係を使用します。この特徴は TC 2290 から継承されてお
OUTLEV - 出力レベル
り、設定に関わらずスムーズなコーラス効果が得られます。
レンジ: -100dB ∼ 0dB
SPEED - スピード
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
機種によっては「レート」とも呼ばれるこのパラメータは、コーラスの速度を
調節します。
このエフェクトにおける速度は、 SPEED パラメータか、テンポ設定値
のいずれかで定義されます。テンポ・パラメータは、グローバル・テン
ポとしてタップ入力されたデータに応じて速度を設定します。 SPEED
パラメータは、テンポ・パラメータが IGNORED (無視)に設定され
ているときにのみ有効となります。
28
CHORUS
アドバンスド・コーラス
ADVANCED CHORUS -
DELAY - コーラス・ディレイ
アドバンスド・コーラス (CHO/FLA ブロック)
レンジ: 0.1 ∼ 50ms
アドバンスド・コーラスには、クラシック・コーラスにはないパラメータがい
くつか含まれています。ゴールデン・レシオの ON/OFF、コーラス・ディレイ
の調節、およびフェイズ・リバース機能の適用といったパラメータがあり、よ
り空間の広いコーラス効果が得られます。
SPEED - スピード
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
機種によっては「レート」とも呼ばれるこのパラメータは、コーラスの速度を
調節します。
このエフェクトにおける速度は、 SPEED パラメータか、テンポ設定値
のいずれかで定義されます。テンポ・パラメータは、グローバル・テン
ポとしてタップ入力されたデータに応じて速度を設定します。 SPEED
パラメータは、テンポ・パラメータが IGNORED (無視)に設定され
ているときにのみ有効となります。
DEPTH - デプス
レンジ: 0 ∼ 100%
機種によっては「インテンシティ」とも呼ばれるこのパラメータは、コーラス
の深さを調節します。
TEMPO - テンポ
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
先に述べたように、コーラス/フランジャーは基本的には LFO 変調されたディ
レイです。このパラメータで、そのディレイの長さを調節できます。典型的な
コーラスが使用するディレイの長さは約 10 ms、フランジャーは 5 ms 前後です。
GOLD - ゴールデン・レシオ
レンジ: OFF/ON
ゴールデン・レシオは、スピードとデプスの相互関係を自動的に調節し、片方
のパラメータを調節した際にもう片方を自動的に補正することにより、聴感上
のコーラスの強さを一定に保つ機能です。この機能は、名機 TC 2290 から継
承されています。
PHAREV - 位相反転
レンジ: OFF/ON
エフェクト信号の右チャンネルの位相を反転させます。この機能は、ステレ
オ・イメージを広げるのに有効です。
MIX - ミックス
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
OUT LEVEL - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
示します。
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
よって定義したテンポは無視されます。
HICUT - ハイカット
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
この値より高い周波数のレベルを減少させます。コーラス効果が強すぎると感
じられ、しかもミックスないし出力レベルを下げてもコーラス効果が思うよう
に低減されない場合は、この HI CUT パラメータをオプションとして使用してみ
てください。
29
FLANGER
クラシック・フランジャー & アドバンスド・フランジャー
CLASIC FLANGER -
FB CUT - フィードバック・ハイカット
クラシック・フランジャー (CHO/FLA ブロック)
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
SPEED - スピード
フィードバック信号の高周波を減衰させるパラメータです。
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
MIX - ミックス
機種によっては「レート」とも呼ばれるこのパラメータは、フランジャーの
レンジ: 0 ∼ 100%
速度を調節します。
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
このエフェクトにおける速度は、 SPEED パラメータか、テンポ設定値
OUTLEV - 出力レベル
のいずれかで定義されます。テンポ・パラメータは、グローバル・テン
レンジ: -100dB ∼ 0dB
ポとしてタップ入力されたデータに応じて速度を設定します。 SPEED
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
パラメータは、テンポ・パラメータが IGNORED (無視)に設定され
ているときにのみ有効となります。
DEPTH - デプス
ADVANCED FLANGER -
レンジ: 0 ∼ 100%
アドバンスド・フランジャー(CHO/FLA ブロック)
機種によっては「インテンシティ」とも呼ばれるこのパラメータは、フラン
SPEED - スピード
ジャーの深さを調節します。
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
機種によっては「レート」とも呼ばれるこのパラメータは、フランジャーの
TEMPO - テンポ
速度を調節します。
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
このエフェクトにおける速度は、 SPEED パラメータか、テンポ設定値
示します。
のいずれかで定義されます。テンポ・パラメータは、グローバル・テン
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
よって定義したテンポは無視されます。
ポとしてタップ入力されたデータに応じて速度を設定します。 SPEED
パラメータは、テンポ・パラメータが IGNORED (無視)に設定され
ているときにのみ有効となります。
HI CUT - ハイカット
DEPTH - デプス
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
レンジ: 0 ∼ 100%
この値より高い周波数のレベルを減少させます。効果が強すぎると感じられ、
機種によっては「インテンシティ」とも呼ばれるこのパラメータは、フラン
しかもミックスないし出力レベルを下げても効果が思うように低減されない
ジャーの深さを調節します。
場合は、このパラメータをオプションとして使用してみてください。
TEMPO - テンポ
FB - フィードバック
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
レンジ: -100% ∼ 100%
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
エフェクトの出力から入力に循環させる信号の量を調節します。フィード
示します。
バック値が大きすぎる(90 ∼ 95% 以上)と、内部フィードバックにより発信
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
ノイズが発生しますので、大きな音量で試すときには注意してください。パラ
よって定義したテンポは無視されます。
メータの値をマイナスの値に設定すると、アルゴリズムの入力にフィード
バックされる信号の位相が反転します。
HI CUT - ハイカット
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
この値より高い周波数のレベルを減少させます。効果が強すぎると感じられ、
30
FLANGER
アドバンスド・フランジャー
しかもミックスないし出力レベルを下げても効果が思うように低減されない
場合は、このパラメータをオプションとして使用してみてください。
VIBRATO
ビブラート
VIBRATO - ビブラート (CHO/FLA ブロック)
ビブラートは入力ピッチを変調します。得られる結果は、ボーカリストのビブ
FB - フィードバック
ラート・テクニックに似ています。コーラスとは異なり、ピッチ変調音に対し
レンジ: -100% ∼ 100%
て元の信号は加えません。
エフェクトの出力から入力に循環させる信号の量を調節します。フィード
Speed
バック値が大きすぎる(90 ∼ 95% 以上)と、内部フィードバックにより発信
ノイズが発生しますので、大きな音量で試すときには注意してください。パラ
Depth
メータの値をマイナスの値に設定すると、アルゴリズムの入力にフィード
バックされる信号の位相が反転します。
FB CUT - フィードバック・ハイカット
SPEED - スピード
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
フィードバック信号の高周波を減衰させるパラメータです。
機種によっては「レート」とも呼ばれるこのパラメータは、ビブラートの速度
FLA DELAY - フランジャー・ディレイ
レンジ: 0.1 ∼ 50ms
を調節します。
このエフェクトにおける速度は、 SPEED パラメータか、テンポ設定値
先に述べたように、コーラス/フランジャーは基本的には LFO 変調されたディ
のいずれかで定義されます。テンポ・パラメータは、グローバル・テン
レイです。このパラメータで、そのディレイの長さを調節できます。典型的な
ポとしてタップ入力されたデータに応じて速度を設定します。 SPEED
フランジャーが使用するディレイの長さは約 5 ms、コーラスは 10ms 前後です。
パラメータは、テンポ・パラメータが IGNORED (無視)に設定され
ているときにのみ有効となります。
GOLD - ゴールデン・レシオ
レンジ: OFF/ON
DEPTH - デプス
ゴールデン・レシオは、スピードとデプスの相互関係を自動的に調節し、片方
レンジ: 0 ∼ 100%
のパラメータを調節した際にもう片方を自動的に補正することにより、聴感上
機種によっては「インテンシティ」とも呼ばれるこのパラメータは、ビブラー
のフランジャーの強さを一定に保つ機能です。この機能は、名機 TC 2290 から
トの深さを調節します。
継承されています。
TEMPO - テンポ
PHAREV - 位相反転
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
レンジ: OFF/ON
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
エフェクト信号の右チャンネルの位相を反転させます。この機能は、ステレ
示します。
オ・イメージを広げるのに有効です。
MIX - ミックス
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
よって定義したテンポは無視されます。
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
HI CUT - ハイカット
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
OUT LEVEL - 出力レベル
この値より高い周波数のレベルを減少させます。
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
OUT LEVEL - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
31
RESONANCE FILTER
レゾナンス・フィルター
AUTO RESONANCE FILTER
RESONANCE FILTER -
オート・レゾナンス・フィルター
レゾナンス・フィルター (FILTER/MOD ブロック)
( FILTER/MOD ブロック)
レゾナンス・フィルターは基本的にローカット及びハイカット・フィルターで
オート・レゾナンス・フィルターは、タッチワウの様な効果を実現します。レ
す。RESONANCE(Q)パラメータを上げると、カットオフ周波数におけるピ
ゾナンス周波数が入力のレベルに連動します。
ークが狭く、かつ鋭くなり、特徴的なサウンドを形成します。
STYLE - オーダー
STYLE - オーダー
レンジ: 2nd、4th
レンジ: 2nd、4th
レゾナンス・フィルターの STYLE パラメータは、フィルターの鋭さを設定
レゾナンス・フィルターの STYLE パラメータは、フィルターの鋭さを設定
します。2 次フィルターは 12dB /オクターブ、4 次フィルターは 24dB /オク
します。2 次フィルターは 12dB /オクターブ、4 次フィルターは 24dB /オク
ターブです。 4 次フィルターは、 2 次フィルターより極端なレゾナンス効果を
ターブです。 4 次フィルターは、 2 次フィルターより極端なレゾナンス効果を
生成します。
生成します。
SENSI - センシティビティ
HICUT - ハイカット周波数
レンジ: 0 ∼ 10
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
入力感度を設定します。
この値より高い周波数のレベルを減少させます。
RESP - レスポンス
RES - ハイ・レゾナンス
レンジ: FAST / MEDIUM / SLOW
レンジ: 0 ∼ 100%
入力レベルに応じた周波数のスイープ速度を設定します。
ハイカット・フィルターのレゾナンス量を設定します。
FRQMAX - MAX 周波数
MIX - ミックス
レンジ: 1kHz ∼ 10kHz
レンジ: 0 ∼ 100%
スイープが行われる周波数帯域を設定します。
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
MIX - ミックス
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: 0 ∼ 100%
レンジ: -100dB ∼ 0dB
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
32
PHASER
ビンテージ・フェーザー & スムーズ・フェーザー
VINTAGE & SMOOTH PHASER
ビンテージ & スムーズ・フェーザー
( FILTER/MOD ブロック)
G•MAJOR は 2 種類のフェーザーを搭載しています。ビンテージ・フェーザー
は、古いコンパクト・エフェクトに似たフェージング効果をもたらします。ス
FB - フィードバック
レンジ: -100% ∼ 100%
エフェクトの出力から入力に循環させる信号の量を調節します。パラメータの
値をマイナスの値に設定すると、アルゴリズムの入力にフィードバックされる
信号の位相が反転します。
ムーズ・フェーザーはより繊細で、薄い効果を軽くかけるときに優れた性能を
RANGE - レンジ
発揮します。
レンジ: LOW / HIGH
ビンテージ・フェーザーは 4 つのオールパス・フィルターを使用しています。
フェーザー効果が主にかかる周波数帯域を指定します。
それがコム・フィルター的な特性を持ち、エフェクト音がドライ音とミックス
PHAREV - 位相反転
されることにより、独特な位相感が得られます。
レンジ: ON/OFF
スムーズ・フェーザーでは 12 のオールパス・フィルターを使用しています。
フィルター数を多く使用することにより、ビンテージ・フェーザーよりも滑ら
かなサウンドが得られます。
SPEED - スピード
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
フェーザーの速度を調節します。
このエフェクトにおける速度は、 SPEED パラメータか、テンポ設定値
のいずれかで定義されます。テンポ・パラメータは、グローバル・テン
ポとしてタップ入力されたデータに応じて速度を設定します。 SPEED
LFO 波形の位相を変え、一つの波形の開始ポイントに少量のディレイを発生さ
せます。左右の出力の波形の開始点に微量のズレが生じ、ワイドなフェーザー
効果が得られます。
MIX - ミックス
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
OUT LEVEL - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
パラメータは、テンポ・パラメータが IGNORED (無視)に設定され
ているときにのみ有効となります。
DEPTH - デプス
レンジ: 0 ∼ 100%
フェーザーの深さを調節します。
TEMPO - テンポ
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
示します。
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
よって定義したテンポは無視されます。
33
TREMOLO
PANNER
トレモロ
パンナー
TREMOLO - トレモロ (FILTER/MOD ブロック)
PANNER - パンナー (FILTER/MOD ブロック)
トレモロは基本的に LFO によってレベル変動させる効果です。G•MAJOR では
信号を左右チャンネル間に揺らします。
ソフトで滑らかなものからハードでアグレッシブなものまで幅広いトレモロが
得られます。
SPEED - スピード
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
SPEED - スピード
パンニングの速度を調節します。
レンジ: 0.050Hz ∼ 19.95Hz
WIDTH - パンニング幅
トレモロの速度を調節します。
レンジ: 0 ∼ 100%
DEPTH - デプス
値が 100% の場合、信号は左から右に完全に移動します。設定を落とすとより
レンジ: 0 ∼ 100%
緩やかに音像が移動し、全体のサウンドになじむ設定となります。
トレモロの深さを調節します。 値が 100% のとき、ピーク間の信号は完全に
ミュートされます。
TEMPO - テンポ
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
TEMPO - テンポ
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
示します。
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
示します。
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
よって定義したテンポは無視されます。
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
よって定義したテンポは無視されます。
OUT LEVEL - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
TYPE - タイプ
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
レンジ: SOFT / HARD
トレモロ曲線の鋭さには二種類あります。実際に耳で聞いて選択してください。
PWIDTH - パルスワイズ
レンジ: 0 ∼ 100%
LFO 波形のパルス幅を制御します。たとえば設定値が 75% のとき、波形の上
半分は 75% の時間の間、ON となります。
Pulsewidth
HI CUT - ハイカット
レンジ: 19.95Hz ∼ 17.8kHz、OFF
この値より高い周波数のレベルを減少させます。
OUT LEVEL - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
34
DELAY
ピンポン・ディレイ
はじめに
PING-PONG - ピンポン・ディレイ
G•MAJOR は 3 種類のディレイを搭載し、基本的なものから、これまでは高価
ピンポン・ディレイは、ディレイの反復成分を左右にパンニングします。活用
なスタジオ装置がないと実現できなかった効果まで網羅します。
法は様々ですが、ここでは一般的な使い方についてコメントします。コードを
3 つのモードの使い方がわかれば、用途に合わせたディレイの設定がとても簡
単に行えます。
ハイカットとローカット
ハイカット周波数とローカット周波数のパラメータは、それぞれのディレイ・
フェードインするときにピンポン・ディレイを使ってみてください。サウンド
に幅が出ます。このほか、リズミックなパターンにも使ってみてください。ま
たリード音に対し、ディレイ・エフェクトを使って幅のあるサウンドを作りた
い時にも有効です。
DLY - ディレイ・タイム
アルゴリズムを説明する箇所でこの後何度か登場します。長文の説明を繰り
レンジ: 0 ∼ 1800ms
返すかわりに、以下に基本的な概要を説明します。必要に応じて参照してく
ディレイ成分の間隔を指定します。
ださい。
TEMPO - テンポ
FEEDBACK HI CUT 概要
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
最新のデジタル技術は、極めて正確な音声の再現を可能とし、ディレイ効果
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
における反復成分などもより高音質で行える様になりました。しかし、原音に
示します。
忠実なディレイは、必ずしも望ましいことではありません。こもった音の方が
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
まとまりのあるサウンドとなる場合があります。
よって定義したテンポは無視されます。
この様な場合、ハイカット・フィルターを使用して、アナログないしテープ式
のディレイ装置をエミュレートしてみてください。
WIDTH - パンニング幅
レンジ: 0 ∼ 100%
FEEDBACK LO CUT 概要
値が 100% の場合、信号は最も極端に左右に揺れます。設定を落とすとより
低周波を含む信号にディレイを用いると、ディレイ成分が重なり過ぎて、低
緩やかに音像が移動し、全体のサウンドになじむ設定となります。
域が飽和して聞こえることがあります。そうした状態になったら、ディレイ全
体のレベルを下げる代わりに、FEEDBACK LO CUT パラメータを使って低周波
のみのレベルを落とすことをお試しください。
FB - フィードバック
レンジ: 0 ∼ 100%
リピートの回数を指定します。
FBHCUT - フィードバック・ハイカット
レンジ: 2.00kHz ∼ 17.8kHz、OFF
指定周波数を超える周波数のレベルを落とし、よりアナログに近いディレイ・
サウンドをつくります。多くの場合、全体的な音のまとまりがよくなります。
FBLCUT - フィードバック・ローカット
レンジ: OFF、22.39Hz ∼ 2.00kHz
指定周波数を下回る周波数のレベルを落とします。
MIX - ミックス
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
35
DELAY
ピンポン・ディレイ & ダイナミック・ディレイ
DYNAMIC DELAY -
SENSE - センシティビティ
ダイナミック・ディレイ
レンジ: -50 ∼ 0dB
ダイナミック・ディレイは、名機 TC 2290 ではじめて搭載された機能で、デ
ィレイの出力レベルを入力レベルのダイナミクスに連動させる機能です。演奏
中は原音をクリアに聞かせ、演奏していない時点でディレイ成分をより明確に
聞かせることができます。
DLY - ディレイ・タイム
レンジ: 0 ∼ 1800ms
ディレイ成分の間隔を指定します。
TEMPO - テンポ
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
示します。
ダイナミック・ディレイは、入力が特定のレベルを超えた際に、ディレイの出
力を特定のレベルだけ落とす、ダッキングの一種です。センシティビティは、
ダイナミック・ディレイの感度を指定します。
DAMP - 最大ダンピング
レンジ: 0dB ∼ 90dB
このパラメータは、信号をアッテネートする強さを設定します。
REL - リリース
レンジ: 20ms / 30ms / 50ms / 70ms / 100ms / 140ms / 200ms /
300ms / 500ms / 700ms / 1 sec.
ダイナミック・ディレイによるダッキングが終了する際に、通常に戻るまでの
時間を設定します。
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
MIX - ミックス
よって定義したテンポは無視されます。
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
FB - フィードバック
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: 0 ∼ 100%
レンジ: -100dB ∼ 0dB
リピートの回数を指定します。
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
FBHCUT - フィードバック・ハイカット
レンジ: 2.00kHz ∼ 17.8kHz、OFF
指定周波数を超える周波数のレベルを落とし、よりアナログに近いディレイ・
サウンドをつくります。多くの場合、全体的な音のまとまりがよくなります。
FBLCUT - フィードバック・ローカット
レンジ: OFF、22.39Hz ∼ 2.00kHz
指定周波数を下回る周波数のレベルを落とします。
OFFSET - オフセット
レンジ: 0 ∼ 200ms
片チャンネルのディレイ成分のタイムをオフセットします。左右チャンネルの
ディレイ・タイムは、異なる方がよりワイドなディレイ効果を得られます。数
ミリ秒でワイド感が得られ、それ以上の設定時では、スラップ・バック効果な
ど聴感上異なる効果が得られます。
36
DELAY
デュアル・ディレイ
DUAL DELAY - デュアル・ディレイ
デュアル・ディレイは、2つのディレイを同時に動作させる機能です。別の言
い方をすれば、それぞれ別のパラメータ設定をもつ 2 つのディレイ装置を並列
につないだのと同じです。
FB1 - フィードバック 1
レンジ: 0 ∼ 100%
ディレイ・ライン 1 のリピート回数を指定します。
FB2 - フィードバック 2
レンジ: 0 ∼ 100%
ディレイ・ライン 1 しか使用しないときは、通常のモノ・ディレイと
ディレイ・ライン 2 のリピート回数を指定します。
同じです。
FBHCUT - フィードバック・ハイカット
DLY1 - ディレイ・タイム 1
レンジ: 0 ∼ 1800ms
レンジ: 2.00kHz ∼ 17.8kHz、OFF
指定周波数を超える周波数のレベルを落とし、よりアナログに近いディレイ・
サウンドをつくります。多くの場合、全体的な音のまとまりがよくなります。
ディレイ・ライン 1 のディレイ・タイムです。
FBLCUT - フィードバック・ローカット
DLY2 - ディレイ・タイム 2
レンジ: OFF、22.39Hz ∼ 2.00kHz
レンジ: 0 ∼ 1800ms
指定周波数を下回る周波数のレベルを落とします。
ディレイ・ライン 2 のディレイ・タイムです。
PAN1 - パン 1
TEMPO 1 - テンポ
レンジ: 50L ∼ 50R
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
ディレイ・ライン 1 のパンニング位置を指定します。
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
示します。
PAN2 - パン 2
レンジ: 50L ∼ 50R
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
ディレイ・ライン 2 のパンニング位置を指定します。
よって定義したテンポは無視されます。
MIX - ミックス
レンジ: 0 ∼ 100%
TEMPO 2 - テンポ
レンジ: 1/32T ∼ 1 バー、または IGNORED(無視)
グローバル・テンポとの関係を決定します。「T」は 3 連符、「D」は符点音符を
示します。
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
TEMPO を IGNORED 以外の値に設定すると、 SPEED パラメータに
よって定義したテンポは無視されます。
37
PITCH
ディチューン & ワーミー
DETUNE - ディチューン
WHAMMY - ワーミー
ディチューンは、コーラス効果に近い効果を得られます。入力から、指定した
外部 MIDI エクスプレッション・ペダルを使って音程をコントロールできます。
セント数だけ音程をずらします( 100 セント= 1 半音)。ディチューンとコー
ラスの大きな違いは、ディチューンの場合はその量が一定であることです。
ピッチ・ブロックのディチューン・アルゴリズムは 2 つのヴォイスを搭載しま
す。サウンドが「直接的」過ぎると感じる時は、たとえば VOICE 1 に +2 セン
ト、VOICE 2 に-3 セント、といった具合に、各ヴォイスの設定値を数セントず
PITCH - ピッチ
レンジ: 0 ∼ 100%
元の信号と処理信号のミックス比を設定します。たとえば 100% に設定する
と、ギターの元音は聞こえず、ピッチ音の変化した処理音のみが聞こえるよう
になります(接続形態がシリアルとセミ・パラレルの場合のみ)。
らしてみてください。各ヴォイスに対するディレイを与えることもできます。
VOICE L - ヴォイス L
レンジ: -100 ∼ 100 セント
左チャンネルの、ディチューン量を指定します。
VOICE R - ヴォイス R
レンジ: -100 ∼ 100 セント
右チャンネルの、ディチューン量を指定します。
DLY L - ディレイ L
レンジ: 0 ∼ 50ms
左チャンネルに与えるディレイの量を指定します。
DLY R - ディレイ R
レンジ: 0 ∼ 50ms
右チャンネルに与えるディレイの量を指定します。
MIX - ミックス
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
38
DIR - 方向
レンジ: UP / DOWN
エクスプレッション・ペダルを踏み込んだ時にピッチを上げるか下げるかを設
定します。
RANGE - レンジ
レンジ: 1-OCT / 2-OCT
音程変更の上下幅を指定します。極端な効果には 2-OCT を、一般的なワーミ
ー効果には 1-OCT を選択します。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
PITCH
ピッチ・シフター
OCTAVER - オクターバー
PITCH SHIFTER - ピッチ・シフター
オクターバーは、原音にオクターブ音程をずらした音を加えます。
ピッチ・シフターは、信号に特定の音程をずらした音を加えます。 G•MAJOR
DIR - ディレクション(方向)
レンジ: UP / DOWN
原音に対してのオクターバーの音程を、上下で指定します。
のピッチ・シフターは、原音に対して 2 ヴォイス分、それぞれ最大 1 オクターブ
ずらした音を加えられます。G•MAJOR の処理速度は、ピッチ検出にかかる遅
延を気にすることなく使用でき、かつてのオクターバーと比べ物にならないほ
ど高速です。たとえば、1つのヴォイスを -1200 セント下げてみてください
RANGE - レンジ
レンジ: 1 OCT / 2 OCT
原音に対してのオクターブ差を指定します。
(100 セント = 半音)。ミックス・レベルを 100 にすれば、ベースのシミュレー
ションになります。
VOICE 1&2 - ヴォイス 1&2
MIX - ミックス
レンジ: -1200 ∼ 1200 セント
レンジ: 0 ∼ 100%
各ヴォイスの、ピッチ・シフト量を指定します。100 セントは半音なので、入
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
力ピッチの 1 オクターブ下から 1 オクターブ上まで音程を指定できます。
OUTLEV - 出力レベル
PAN 1&2 - パン 1&2
レンジ: -100dB ∼ 0dB
レンジ: 50L ∼ 50R
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
各ヴォイスのパンニング位置を指定します。
DLY 1&2 - ディレイ 1&2
レンジ: 0 ∼ 350ms
各ヴォイスのディレイ・タイムです。
FB 1&2 - フィードバック 1&2
レンジ: 0 ∼ 100%
各ヴォイスにおけるディレイ成分のリピート回数を指定します。
MIX - ミックス
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
39
REVERB
スプリング・リバーブ
SPRING - スプリング
ヴィンテージのギターアンプなどに内蔵される、往年のスプリング・リバーブ
のサウンドを再現します。
DECAY - ディケイ
レンジ: 0.1 ∼ 20s
リバーブ・テール(余韻成分)の減衰時間を指定します。この時間は、リバー
ブ・テールがおよそ 60dB 減衰する時間として定義されます。
PREDLY - プリディレイ
レンジ: 0 ∼ 100ms
原音とリバーブ・テールの間に挿入される短いディレイです。Pre Delay を使
LOFACT - ロー・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した LO COLOR タイプを加算または減算します。
ROOMLV - ルーム・レベル
レンジ: -100 ∼ 0 dB
リバーブ・テールのレベルを調節します。リバーブ・レベルを下げると初期反
射パターンがより目立つ様になり、アンビエントなサウンドになります。
REVLEV - リバーブ・レベル
レンジ: -100 ∼ 0 dB
初期反射音のレベルです。
用することにより、リバーブ音が原音の輪郭を損なわない用に原音とリバーブ
DIFFUS - ディフューズ(拡散)
を分離させる効果が得られます。
レンジ: -25 ∼ 25
SHAPE - シェイプ
リバーブ・テールの密度を微調整します。DECAY(減衰時間)を設定すると、
レンジ: ROUND / CURVED / SQUARE
空間の形状です。
SIZE - サイズ
レンジ: BOX / TINY / SMALL / MED / LARGE / XL / GRAND / HUGE
このパラメータは自動的に設定され、減衰音のフラッター効果が低減されます。
MIX - ミックス
レンジ: 0 ∼ 100%
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
初期反射音の聴感的な大きさを定義します。リバーブは、初期反射音と、拡散
OUTLEV - 出力レベル
後の余韻成分の二つで構成されます。デジタル・リバーブでは、初期反射音が
レンジ: -100dB ∼ 0dB
空間の形状とサイズを規定します。余韻成分は通常、リバーブないしリバー
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
ブ・テールと呼ばれているものです。余韻成分が減衰するまでの時間は、初期
反射音に比べて長くなります。
HICOL - ハイ・カラー
レンジ: WOOL / WARM / REAL / CLEAR / BRIGHT / CRISP / GLASS
7 種類の HI COLOR が選択できます。HI FACTOR のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
HIFACT - ハイ・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した HI COLOR タイプを加算または減算します。
LOCOL - ロー・カラー
レンジ: THICK / ROUND / REAL / LIGHT / TIGHT / THIN / NOBASS
7 種類の Lo Color が選択できます。 Lo Factor のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
40
REVERB
ホール・リバーブ
HALL - ホール
DECAY - ディケイ
レンジ: 0.1 ∼ 20s
LOFACT - ロー・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した LO COLOR タイプを加算または減算します。
リバーブ・テール(余韻成分)の減衰時間を指定します。この時間は、リバー
ROOMLV - ルーム・レベル
ブ・テールがおよそ 60dB 減衰する時間として定義されます。
レンジ: -100 ∼ 0 dB
PREDLY - プリディレイ
リバーブ・テールのレベルを調節します。リバーブ・レベルを下げると初期反
レンジ: 0 ∼ 100ms
射パターンがより目立つ様になり、アンビエントなサウンドになります。
原音とリバーブ・テールの間に挿入される短いディレイです。Pre Delay を使
REVLEV - リバーブ・レベル
用することにより、リバーブ音が原音の輪郭を損なわない用に原音とリバーブ
レンジ: -100 ∼ 0 dB
を分離させる効果が得られます。
初期反射音のレベルです。
SHAPE - シェイプ
DIFFUS - ディフューズ(拡散)
レンジ: ROUND / CURVED / SQUARE
レンジ: -25 ∼ 25
空間の形状です。
リバーブ・テールの密度を微調整します。DECAY(減衰時間)を設定すると、
SIZE - サイズ
このパラメータは自動的に設定され、減衰音のフラッター効果が低減されます。
レンジ: BOX / TINY / SMALL / MED / LARGE / XL / GRAND / HUGE
MIX - ミックス
初期反射音の聴感的な大きさを定義します。リバーブは、初期反射音と、拡散
レンジ: 0 ∼ 100%
後の余韻成分の二つで構成されます。デジタル・リバーブでは、初期反射音が
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
空間の形状とサイズを規定します。余韻成分は通常、リバーブないしリバー
ブ・テールと呼ばれているものです。余韻成分が減衰するまでの時間は、初期
反射音に比べて長くなります。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
HICOL - ハイ・カラー
レンジ: WOOL / WARM / REAL / CLEAR / BRIGHT / CRISP / GLASS
7 種類の HI COLOR が選択できます。HI FACTOR のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
HIFACT - ハイ・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した HI COLOR タイプを加算または減算します。
LOCOL - ロー・カラー
レンジ: THICK / ROUND / REAL / LIGHT / TIGHT / THIN / NOBASS
7 種類の Lo Color が選択できます。 Lo Factor のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
41
REVERB
ルーム・リバーブ
ROOM - ルーム
DECAY - ディケイ
レンジ: 0.1 ∼ 20s
LOFACT - ロー・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した LO COLOR タイプを加算または減算します。
リバーブ・テール(余韻成分)の減衰時間を指定します。この時間は、リバー
ROOMLV - ルーム・レベル
ブ・テールがおよそ 60dB 減衰する時間として定義されます。
レンジ: -100 ∼ 0 dB
PREDLY - プリディレイ
リバーブ・テールのレベルを調節します。リバーブ・レベルを下げると初期反
レンジ: 0 ∼ 100ms
射パターンがより目立つ様になり、アンビエントなサウンドになります。
原音とリバーブ・テールの間に挿入される短いディレイです。Pre Delay を使
REVLEV - リバーブ・レベル
用することにより、リバーブ音が原音の輪郭を損なわない用に原音とリバーブ
レンジ: -100 ∼ 0 dB
を分離させる効果が得られます。
初期反射音のレベルです。
SHAPE - シェイプ
DIFFUS - ディフューズ(拡散)
レンジ: ROUND / CURVED / SQUARE
レンジ: -25 ∼ 25
空間の形状です。
リバーブ・テールの密度を微調整します。DECAY(減衰時間)を設定すると、
SIZE - サイズ
このパラメータは自動的に設定され、減衰音のフラッター効果が低減されます。
レンジ: BOX / TINY / SMALL / MED / LARGE / XL / GRAND / HUGE
MIX - ミックス
初期反射音の聴感的な大きさを定義します。リバーブは、初期反射音と、拡散
レンジ: 0 ∼ 100%
後の余韻成分の二つで構成されます。デジタル・リバーブでは、初期反射音が
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
空間の形状とサイズを規定します。余韻成分は通常、リバーブないしリバー
ブ・テールと呼ばれているものです。余韻成分が減衰するまでの時間は、初期
反射音に比べて長くなります。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
HICOL - ハイ・カラー
レンジ: WOOL / WARM / REAL / CLEAR / BRIGHT / CRISP / GLASS
7 種類の HI COLOR が選択できます。HI FACTOR のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
HIFACT - ハイ・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した HI COLOR タイプを加算または減算します。
LOCOL - ロー・カラー
レンジ: THICK / ROUND / REAL / LIGHT / TIGHT / THIN / NOBASS
7 種類の Lo Color が選択できます。 Lo Factor のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
42
REVERB
プレート・リバーブ
PLATE - プレート
DECAY - ディケイ
レンジ: 0.1 ∼ 20s
LOFACT - ロー・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した LO COLOR タイプを加算または減算します。
リバーブ・テール(余韻成分)の減衰時間を指定します。この時間は、リバー
ROOMLV - ルーム・レベル
ブ・テールがおよそ 60dB 減衰する時間として定義されます。
レンジ: -100 ∼ 0 dB
PREDLY - プリディレイ
リバーブ・テールのレベルを調節します。リバーブ・レベルを下げると初期反
レンジ: 0 ∼ 100ms
射パターンがより目立つ様になり、アンビエントなサウンドになります。
原音とリバーブ・テールの間に挿入される短いディレイです。Pre Delay を使
REVLEV - リバーブ・レベル
用することにより、リバーブ音が原音の輪郭を損なわない用に原音とリバーブ
レンジ: -100 ∼ 0 dB
を分離させる効果が得られます。
初期反射音のレベルです。
SHAPE - シェイプ
DIFFUS - ディフューズ(拡散)
レンジ: ROUND / CURVED / SQUARE
レンジ: -25 ∼ 25
空間の形状です。
リバーブ・テールの密度を微調整します。DECAY(減衰時間)を設定すると、
SIZE - サイズ
このパラメータは自動的に設定され、減衰音のフラッター効果が低減されます。
レンジ: BOX / TINY / SMALL / MED / LARGE / XL / GRAND / HUGE
MIX - ミックス
初期反射音の聴感的な大きさを定義します。リバーブは、初期反射音と、拡散
レンジ: 0 ∼ 100%
後の余韻成分の二つで構成されます。デジタル・リバーブでは、初期反射音が
ダイレクト音とエフェクト音のミックス・バランスを決定します。
空間の形状とサイズを規定します。余韻成分は通常、リバーブないしリバー
ブ・テールと呼ばれているものです。余韻成分が減衰するまでの時間は、初期
反射音に比べて長くなります。
OUTLEV - 出力レベル
レンジ: -100dB ∼ 0dB
このブロックの全体的な出力レベルを指定します。
HICOL - ハイ・カラー
レンジ: WOOL / WARM / REAL / CLEAR / BRIGHT / CRISP / GLASS
7 種類の HI COLOR が選択できます。HI FACTOR のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
HIFACT - ハイ・ファクター
レンジ: -25 ∼ 25
選択した HI COLOR タイプを加算または減算します。
LOCOL - ロー・カラー
レンジ: THICK / ROUND / REAL / LIGHT / TIGHT / THIN / NOBASS
7 種類の Lo Color が選択できます。 Lo Factor のパラメータを +20 に設定し、
7 種類の音色を聞き比べてみてください。
43
付録
安全のために
本体を接続する前に、必ず本ページの指示に従って配線を行って下さい。本マニュアルは、本機をご使用の際に必ず参照できる場所に保管し、
本ページの注意事項に従った環境でご使用ください。
正三角形に括られた矢印付きの落雷マークは、人体に対して有害な高電圧の電気ショックを与えうる部品が本体内部に配置されていることを
示します。
正三角形に括られた「!」サインは、本体の使用上、及びサービス/メインテナンス上で、重要な情報が製品に同梱されている取扱説明書に
含まれていることを示します。
ご注意
-
雨の中や、湿度の高い場所での保管・使用はお避けください。人体に対して有害な高電圧の電気ショック、あるいは火事等の恐れがあります。
-
本体を開けないで下さい。人体に対して有害な高電圧の電気ショックを与えうる部品がございます。
-
本体は、必ずアースを配線した上でご使用ください。
-
ご使用の際には、本体に同梱されている電源ケーブルを使用し、かならずアースを接続した上で、適切な電源プラグに接続してください。
-
本体をご使用の地域により、適切な電源ケーブルは異なります。本体をご購入と別の地域でご使用になられる場合で適切なケーブルがわからない場合
は、各国の TC エレクトロニック支社あるいは輸入販売代理店までご連絡ください。
-
日本以外の地域で本機をご使用の場合は、次の表に従い、各地域の規格に準拠した電源ケーブルをご使用ください。
Voltage
Line plug according to standard.
110-125V
UL817 and CSA C22.2 no 42.
220-230V
CEE 7 page VII, SR section 107-2-D1/IEC 83 page C4.
240V
BS 1363 of 1984. Specification for 13A fused plugs and switched and un-switched socket outlets.
-
発熱・発火などの恐れがありますので、本機は、上下にスペースを確保した、空調されているラックに設置してください。
-
本機は、瞬時に電源ケーブルを抜き差しできる設置・配線を行ってください。
-
-
発熱・発火などの恐れがありますので、本機は、ラジエーター/音響用パワー・アンプリファイア/暖房器具等、また上記に限定されないあらゆる熱を
発する機器の影響を受けない場所に設置してください。
-
ツアーラック内に本機を設置する場合、フロントパネルのネジとは別に、背面も固定してご使用下さい。
-
本体の手入れには、柔らかい布で乾拭きします。本体に付着している埃等が、本体にキズをつける原因となる場合がございますので、ご注意ください。
-
電源ケーブルを接続の際には、必ず電源の極性を揃えてご使用下さい。極性を間違えますと、誤動作や事故の原因となる場合がございます。
ご使用環境での電源プラグの極性がわからない場合は、最寄りの認定電気工事業者にご相談ください。
-
本機に同梱されている電源ケーブルを抜き差しされる際は、ケーブルを直接引っ張らないでください。内部断線等、破損の原因となります。破損
-
落雷を伴う天候の場合、あるいは本機を長期間使用されない場合は、本機の電源ケーブルを壁面の電源プラグから抜いてください。
-
本機にショックを与えたり、圧力をかけたりしないでください。故障の原因となる場合がございます。
ケーブルのご使用は、発火等重大な事故の原因となる場合があります。
44
付録
安全のために
サービスについて
次の場合は、必ず TC エレクトロニック日本支社までご連絡頂き、TC エレクトロニック認定サービスセンターで点検・修理を行って下さい。
-
付属の電源ケーブルの破損等により、本体が破損した場合
-
雨や過度の湿度にさらしたり、液体を本体にこぼした場合
-
本体シャーシ内に異物が入ってしまった場合
-
本体の動作異常が生じた場合
-
本体を落とした場合
This equipment has been tested and found to comply with
the limits for a Class B Digital device, pursuant to part 15
of the FCC rules.
These limits are designed to provide reasonable protection
against harmful interference in a residential installations.
This equipment generates, uses and can radiate radio frequency energy and, if not installed and used in accordance with the instructions, may cause harmful interference to radio communications. However, there is no guarantee that interference will not occur in a particular installation.
If this equipment does cause harmful interference to radio
or television reception, which can be determined by turning the equipment off and on, the user is encouraged to try
to correct the interference by one or more of the following
measures:
• Reorient or relocate the receiving antenna.
• Increase the separation between the equipment and
receiver.
• Connect the equipment into an outlet on a circuit different
from that to which the receiver is connected.
• Consult the dealer or an experienced radio/TV technician
for help.
The user may find the following booklet, prepared by the
Federal Communications Commission, helpful:
"How to identify and Resolve Radio/TV interference
Problems."
This booklet is available from the US. Government Printing
Office, Washington, DC 20402, Stock No. 004-000-0034-4.
Caution:
You are cautioned that any change or modifications not
expressly approved in this manual could void your authority to operate this equipment.
For the customers in Canada:
This Class B Digital apparatus meets all requirements of
the Canadian Interference-Causing Equipment Regulations
(ICES-003). Cet appareil numérique de la classe B respecte
toutes les exigences du Réglement sur le matériel
brouilleur du Canada.
Certificate Of Conformity
TC Electronic A/S, Sindalsvej 34, 8240 Risskov,
Denmark, hereby declares on own responsibility that
following product:
G•Major - Guitar Processor
- that is covered by this certificate and marked with
CE-label conforms with following standards:
EN 60065
(IEC 60065)
Safety requirements for mains
operated electronic and related
apparatus for household and similar
general use
EN 55103-1
Product family standard for audio,
video, audio-visual and entertainment
lighting control apparatus for
professional use. Part 1: Emission.
EN 55103-2
Product family standard for audio,
video, audio-visual and entertainment
lighting control apparatus for
professional use. Part 2: Immunity.
With reference to regulations in following directives:
73/23/EEC, 89/336/EEC
Issued in Risskov, January 2001
Anders Fauerskov
Chief Executive Officer
45
付録
MIDI インプレメンテーション・チャート
G•MAJOR - GUITAR EFFECTS PROCESSOR
Function
Basic Channel
Mode
Default
Changed
Default
Messages
Altered
Note Number
Velocity
After Touch
True Voice
Note ON
Note OFF
Key’s
Ch’s
Pitch Bend
Control Change
System
Parameters
Bank Select:
Ctrl 32
Prog Change
System Excl.
Common
System real time
Aux Messages
Clock
O:YES
X:NO
46
Song Pos
Song Sel
Tune
Clock
Commands
Local ON/OFF
All Notes OFF
Active Sense
Reset
Transmitted
Recognized
1
1-16
1
1-16
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
from 1-128
from 1-128
1= User Bank
0= Factory Bank
O
O
O
X
X
X
X
X
X
X
X
X
Not recognized
O
X
X
X
O
X
X
X
X
X
Mode 1: OMNI ON, POLY
Mode 3: OMNI OFF, POLY
Remarks
Mode 2: OMNI ON, MONO
Mode 4: OMNI OFF, MONO
付録
仕様及び性能
デジタル入出力
コネクター
フォーマット
出力ディザリング
サンプリングレート
処理遅延
周波数特性(デジタル I/O)
アナログ入力
コネクター
インピーダンス
最大入力レベル
0dBFS 到達最小レベル
入力感度 @ 12 dB ヘッドルーム
A/D 変換
A/D 変換遅延
ダイナミックレンジ
THD
周波数特性
クロストーク
アナログ出力
コネクター
インピーダンス、
バランス/アンバランス
最大出力レベル
出力レンジ
D/A 変換
D/A 変換遅延
ダイナミックレンジ
THD
周波数特性
クロストーク
EMC
RCA フォン( S/PDIF)
S/PDIF (24 ビット )、 EIAJ CP-340、 IEC 958
HPF/TPDF ディザー 24/20/16/8 ビット
44.1 kHz、 48 kHz
0.1 ms @ 48 kHz
DC ∼ 23.9 kHz ± 0.01 dB @ 48 kHz
1/4 インチフォーンジャック、バランス
21 kOhm(バランス)/ 13 kOhm(アンバランス)
+24 dBu
0 dBu
-12 dBu ∼ +12 dBu
24 ビット、
128 x オーバーサンプリング・ビットストリーム
0.65 ms @ 48 kHz、 0.70 ms @ 44.1 kHz
100 dB typ、 20Hz ∼ 20 kHz
typ < 92 dB (0.0025 %) @ 1 kHz
20 Hz ∼ 20 kHz: +0/-0.1 dB @ 48 kHz
<-95 dB、 20 Hz ∼ 20 kHz
1/4 インチフォーンジャック、バランス
準拠規格
EN 55103-1、 EN 55103-2
FCC part 15 Class B、 CISPR 22 Class B
安全
準拠規格
IEC 65、 EN 60065、 UL6500、 CSA E65
環境
動作環境温度
保存環境温度
湿度
0° C ∼ 50° C( 32° F ∼ 122° F)
-30° C ∼ 70° C( -22° F ∼ 167° F)
最大 90%(結露状態を除く)
コントロール・インターフェイス
MIDI
ペダル
リレー・クロージャー
In/Out/Thru: 5 ピン DIN
1/4 インチフォーンジャック
1/4 インチフォーンジャック
一般
仕上げ
ディスプレイ
寸法
重量
電源電圧
消費電力
アノダイズドアルミニウムフェイスフロント、
スティールシャーシ
23 キャラクター/ 280 アイコン STN-LCD 画面
483 x 44 x 195 mm( 19" x 1.75" x 8.2")
1.85 kg( 4.1 lb.)
100 ∼ 240 VAC、 50 / 60 Hz(自動切替)
<15 W
40 Ohm
+20 dBu(バランス)
バランス: 20/14/8/2 dBu
アンバランス: 14/8/2 dBu
24 ビット、
128 x オーバーサンプリング・ビットストリーム
0.63 ms @ 48 kHz、 0.68 ms @ 44.1 kHz
104 dB typ、 20 Hz ∼ 20 kHz
typ <-94 dB (0.002 %) @ 1 kHz、 +20 dBu 出力
20 Hz ∼ 20 kHz、 +0/-0.5 dB @ 48 kHz
<-100 dB、 20 Hz ∼ 20 kHz
• 製品の仕様・外観等は、予告なく変更することがございます。あらかじめご了承ください。
• 記載情報は情報提供を目的とするもので、特定の用途や使用環境に対する保証を行うものでは
ありません。
• 本マニュアルに掲載の商品名・社名等は、各社の商標あるいは登録商標です。
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付録
プリセット・リスト
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50
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G-Major Verb & Slap
FilterReverb
Sheryls Sound
Tremolo Pedal Speed
So Scho
Scotty's Blues
Straight Lead
Funky Thang
Right On The Edge
Bluebox Echo's
Sparkle
Pan Chorus
Clean Cowboy
Cowboy Slap
The Good, Bad & Ugly
Rockabilly Slap
All That Lee
A Bit Of Chet A
Shadows Of H. Marvin
Filtered Slap Delay
Straight Slap Dly
Subtle Lead Fx's
Chorused Lead
Chorus & Dyn Dly
T Petty Chorus
Jazz Ballad
Wide Chorus
Wes M Jazz Lead
Funky Music Verb
Rock'n Roll Spring
Rev Amb
TightVerb
SpreadVerb
Small Room
Dly Doubler
Clean,Comp,Chorus'd
Comp'n Detune
Blues Lead
Blues Room
Blues Rhythm
Subtle Acoustic
For Acoustic Guitar
Finger Picking
Crunch My Phaser
Jimmmy H
Phaser Pedal
Pedal Vibe
Pedal Leslie
Vibra Room
Phat Phaser
151 1Lush Chorus
152 1Formerly Known As?
153 1Swell Delays1
154 1Wet Delays
155 1Clean Verb & Dly1
156 1Tape Flange & Delay
157 1Lone Flanger
158 1Phasing Repeats
159 1Funky Chicken
160 1Funky Octaver
16111Filter Fun
162 1Lazy Filter
16311Auto Filter
164 1Far Away Vibrato
165 1What a Bright Kid
166 1Octave Dubber
167 12 Oct Whammy up1
168 11 Oct Whammy up1
169 1Oct Up
170 1Whammy 2 Semi Down
171 1Octave
172 1OctaWah
173 1Synth Guitar
174 1Deep Bass
175 1Bend Up Slaps
176 1Rich Dual Delay
177 1Phaser Room
178 1Hard Tremolo
179 1Detune
1Ping Pong
18011
181 1Slapback Delay
182 1Straight Tremolo
18311Flanged Tremolo
184 1Big Chicken
185 1Pedal Filter
186 1Chopped Steppers
187 1Locked In Vibrato
188 1Chopper
189 1UnconciousPedal
190 1Synthesized
191 1Machine
192 1Skysaw Guitar
193 1Synthesized Leads
194 1Sus4 Dreamscape
195 1Arpegiator
196 1Infinity & Beyond
197 1Bass Comp
198 1Bass Chorus
199 1Bass Autofilter
100 1To Be Continued...
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