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平成24年度

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平成24年度
平成24
平成24年度岩出市財務諸表
24年度岩出市財務諸表について
年度岩出市財務諸表について
新地方公会計制度について
地方自治体の会計は、会計年度内の現金の動きを記録する「現金主義」と
なっておりますが、現金だけでなくストック情報や現金を伴わない減価償却
費などを把握するため、企業会計の手法導入が求められております。
新地方公会計制度は、総務省の「新地方公会計制度研究会報告書」におい
て示された普通会計ベース及び連結ベースの財務諸表4表(貸借対照表、行
政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)の整備が位置づけら
れました。
新地方公会計制度は、法的に位置づけられたものではないため、その義務
が地方自治体に課せられたものではありませんが、早期に公表することが期
待されております。
本市も、同報告書における総務省方式(改訂モデル)に基づき、平成21
年度(平成20年度決算)より財務諸表を作成しております。
普通会計と連結対象会計
●普通会計(一般会計と公営事業会計を除く特別会計)
○ 一般会計 ○ 墓園事業特別会計
●連結対象会計
・岩出市特別会計(上記普通会計を除く岩出市全ての特別会計)
○ 国民健康保険特別会計 ○ 介護保険特別会計 ○ 後期高齢者医療特別会計
○ 下水道事業特別会計 ○ 水道事業会計
・岩出市が設立した地方公社の会計
○ 岩出市土地開発公社
・第3セクター等の会計
○ 社会福祉法人岩出市社会福祉協議会
・一部事務組合等の団体の会計
○ 那賀児童福祉施設組合 ○ 那賀老人福祉施設組合 ○ 那賀広域事務組合
○ 那賀休日急患診療所経営事務組合 ○ 公立那賀病院経営事務組合
○ 那賀衛生環境整備組合 ○ 那賀消防組合
○ 和歌山県市町村総合事務組合
○ 和歌山地方税回収機構
○ 和歌山県後期高齢者医療広域連合
財務諸表(4表)について
「公会計制度」とは、「発生主義」の考えを基礎とします。「発生主義」
とは、現金の動きのみを扱う「現金主義」とは異なり、資産、負債を含めた
行政資源の動きを記録します。
※「貸借対照表」…資産(公共資産、現金等)とそれを形成するための財
源として負債(地方債等)、純資産(資産-負債)を
示している。
「行政コスト計算書」…資産形成とは関連しない行政サービスのコスト
を示している。
「純資産変動計算書」…資産から負債を除いた純資産の増減を示してい
る。
「資金収支計算書」…一年間の現金の流れを示している。
別紙のとおり財務諸表4表はそれぞれにおいて関連性があり、数値が一致
する箇所があります。これらの動きを通じて、資産、負債の状況を把握する
ことが可能となります。
財務諸表の分析
項目
年度
平成24
平成24年度
24年度
市民一人当たりの資産
市民一人当たりの負債
市民一人当たりの経常行政コスト
社会資本形成の過去及び
現世代の負担率
社会資本形成の将来世代の負担率
(増減額) (
参考
(普通会計の平均的な値)
連結
普通会計
1,162 千円
1,658 千円
-18 千円 )(
2 千円 )
平成23年度
1,180 千円
1,656 千円
平成24
平成24年度
24年度
211 千円
441 千円
(増減額) (
-12 千円 )(
-8 千円 )
平成23年度
223 千円
449 千円
平成24
平成24年度
24年度
249 千円
530 千円
(増減額) (
7 千円 )(
平成23年度
242 千円
平成24
平成24年度
24年度
92.6 %
(増減額) (
1.4 %
14 千円 )
資産合計/人口
(1,000~3,000千円)
負債/人口
(300~1,000千円)
経常行政コスト/人口
(200~500千円)
516 千円
88.0 %
)(
1.5
%
%
平成23年度
91.2 %
86.5
平成24
平成24年度
24年度
16.4 %
26.1 %
(増減額) (
-0.8 %
平成23年度
17.2 %
)(
-0.4
%
26.5
%
)
純資産/公共資産
(50~90%)
)
地方債残高/公共資産
(15~40%)
※ほとんどが平均値内の数値ですが、特に市民一人当たりの負債が平均値よ
りも低い値となっております。
平成24
平成24年度岩出市財務諸表
24年度岩出市財務諸表(
年度岩出市財務諸表(普通会計)
普通会計)
貸借対照表
行政コスト
行政コスト計算書
コスト計算書
「貸借対照表」とは、市の資産(公共資産、投資等、流動資産)、負債(将来にかかる負担)、純
資産(過去、現世代の負担)から構成されており、資産合計と負債、純資産合計が一致します。普
通会計では、資産61,884百万円、負債11,237百万円、純資産50,647百万円となります。
「行政コスト計算書」とは、一年間の行政活動のうち資産形成とは関連しない行政
サービスにかかる経費の表であり、現金で支払われるサービス以外にも資産に対する減
価償却費など現金を伴わない支出も含まれております。「経常行政コスト(A)」から
「経常収益(B)」を差引いた「純経常行政コスト」12,433百万円は、純資産変動計算
書上で一致します。
資産(
資産(1+2+3)
経常行政コスト
経常行政コスト(A)
コスト(A)
61,884 百万円 負債
市が所有している財産の内容と金額です。
1公共資産
(道路、公園、学校等)
2投資等
(特定目的基金、出資金、長期延滞債権等)
3流動資産
(財政調整基金、未収金等)
11,237 百万円
事業債及び退職手当見込などの金額です。
(将来にかかる負担)
54,681 百万円
3,733 百万円
3,470 百万円 純資産
50,647 百万円
人にかかるコスト(人件費、退職手当引当金等)
2,248 百万円
物にかかるコスト(物件費、減価償却費等)
3,937 百万円
移転支出的なコスト(社会保障給付、補助金等)
6,808 百万円
その他(支払利息等)
252 百万円
経常収益(B)
経常収益(B)
(行政サービスの直接対価となる財源使用料・
手数料、分担金・負担金など)
(過去、現世代の負担)
流動資産のうち歳計現金
13,245 百万円
純経常行政コスト
純経常行政コスト
(A)-(B)
700 百万円
812 百万円
12,433 百万円
資金収支計算書
純資産変動計算書
「資金収支計算書」とは、1年間の現金の流れを示した表であり、「1経常的収支」、「2公共
資産整備収支」、「3投資・財務的収支」に分かれており、どのような活動に資金を必要としてい
るかを表しております。期末歳計現金残高700百万円は、貸借対照表上の流動資産のうち歳計現金と
一致します。
「純資産変動計算書」とは、貸借対照表上の純資産(現在までの世代が負担した部
分)の増減を表しております。期末純資産残高(今年度残高)は、貸借対照表上の純資
産50,647百万円と一致します。
1経常的収支(経常的な経費にかかる収支額)(A)
3,442 百万円
期首純資産残高(前年度残高)
2公共資産整備収支(公共資産整備にかかる収支額)(B)
-647 百万円
3投資・財務的収支(投資、基金の積立等にかかる収支額)(C)
-2,534 百万円
1純経常行政コスト
2地方税、補助金等の財源
3その他(公共資産売却等)
期首歳計現金残高(D)
439 百万円
期末歳計現金残高(A)+(B)+(C)+(D)
期末歳計現金残高(A)+(B)+(C)+(D)
700 百万円
期末純資産残高(
期末純資産残高(今年度残高)
今年度残高)
50,662 百万円
-12,433 百万円
12,385 百万円
33 百万円
50,647 百万円
平成24
平成24年度岩出市財務諸表
24年度岩出市財務諸表(
年度岩出市財務諸表(連結ベース
連結ベース)
ベース)
貸借対照表
行政コスト
行政コスト計算書
コスト計算書
連結すると、「資産」のうち、「1公共資産」では、下水道事業、公立那賀病院、那賀消防組合等の
公共資産により増額、「2投資等」では、国民健康保険等の長期延滞債権の減により減額、「3流動資
産」では水道事業の資金等により増額となり資産合計88,353百万円となります。また、「負債」では、
普通会計、公立那賀病院、那賀消防組合等の地方債の減により減額となり負債合計では23,479百万円と
なります。これにより、「純資産」は、「資産」と「負債」との差額64,874百万円となります。
連結すると、「経常行政コスト(A)」のうち、人にかかるコストでは、那賀消防組合の
人件費等により減額、物にかかるコストでは、水道事業、公立那賀病院の物件費及び減価償
却費等により増額、移転支出的なコストでは、国民健康保険、介護保険、和歌山県後期高齢
者医療広域連合の社会保障給付費、国民健康保険の補助金等により増額、その他では、下水
道事業、公立那賀病院の公債費利子等により増額となり合計28,244百万円となります。一
方、「経常収益(B)」では、国民健康保険、介護保険、和歌山県後期高齢者医療広域連合
における団体からの分担金・負担金、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療の保険税、
保険料等により増額となり合計11,513百万円となります。これにより「純経常行政コスト」
は、16,731百万円となります。
資産(
資産(1+2+3+4)
経常行政コスト
経常行政コスト(A)
コスト(A)
88,353 百万円 負債
連結ベースで所有している財産の内容と金額です。
1公共資産
(道路、公園、学校等)
2投資等
(特定目的基金、出資金、長期延滞債権等)
3流動資産
(財政調整基金、未収金等)
4繰延勘定
流動資産のうち資金
23,479 百万円
事業債及び退職手当見込などの金額です。
(将来にかかる負担)
73,734 百万円
6,410 百万円
8,170 百万円 純資産
28,244 百万円
人にかかるコスト(人件費、退職手当引当金等)
4,391 百万円
物にかかるコスト(物件費、減価償却費等)
6,074 百万円
移転支出的なコスト(社会保障給付、補助金等)
64,874 百万円
39 百万円 (過去、現世代の負担)
7,370 百万円
その他(支払利息等)
17,094 百万円
685 百万円
経常収益(B)
経常収益(B)
(行政サービスの直接対価となる財源使用料・
手数料、分担金・負担金など)
11,513 百万円
純経常行政コスト
純経常行政コスト
(A)-(B)
16,731 百万円
資金収支計算書
純資産変動計算書
連結すると、「1経常的収支」では、国民健康保険、介護保険、和歌山県後期高齢者広域連合の医療
給付の増により収支の減額、「2公共資産整備収支」では、下水道、公立那賀病院における地方債の発
行により収支の増額、「3投資・財務的収支」では、公立那賀病院の地方債償還額等により収支の減額
となっております。
なお、連結での資金残高は、資金の現金預金として財政調整基金、減債基金等含んだ金額となりま
す。
連結すると、「1純経常行政コスト」は、上記「純経常行政コスト」により減額、「2地
方税、補助金等の財源」は、国民健康保険、介護保険、和歌山県後期高齢者医療広域連合に
おけるの国・県補助金等により増額しております。期末純資産残高(今年度残高)は、「貸
借対照表」上の純資産64,874百万円と一致します。
1経常的収支(経常的な経費にかかる収支額)(A)
3,687 百万円
期首純資産残高(前年度残高)
2公共資産整備収支(公共資産整備にかかる収支額)(B)
-683 百万円
3投資・財務的収支(投資、基金の積立等にかかる収支額)(C)
-2,079 百万円
1純経常行政コスト
2地方税、補助金等の財源
3その他(公共資産売却等)
期首資金残高(D)
6,445 百万円
期末資金残高(A)+(B)+(C)+(D)
期末資金残高(A)+(B)+(C)+(D)
7,370 百万円
期末純資産残高(
期末純資産残高(今年度残高)
今年度残高)
64,063 百万円
-16,731 百万円
17,483 百万円
59 百万円
64,874 百万円
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