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一人で暗いです

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一人で暗いです
けんこうもくひょう
ほけんだより
平成 28 年5月 10 日号
龍田西小学校保健室
☆こころとからだはげんきですか?☆
おお
じしん
はっせい
しゅうかん
がっこう
さいかい
大きな地震が発生して、3週間 がたちました。学校が再開し、
あ
おも
こんかい
じしん
みなさんに会えたことをとてもうれしく思っています。今回の地震で、
おも
も
とうこう
しんぱい
こころのこえ、
からだのこえを、
しっかりきいてみよう!
さいがい
おお
じぶん
けんこうじょうたい
し
ひつよう
おな
こころ
じょうたい
おな
やす
あいだ
うご
、 こころ
げんき
え
読書やお絵かきもおすすめ!
え
ほん
よ
おりがみやお絵かきをしたり、本を読んだりするのも
こころ
お
つ
おすすめです。 心 が落ち着きますよ。
い
な
な
ふあん
なみだ
で
丌安になったり、こわくなったり、わけもなく 涙 が出そうにな
だ
抱っこしたり、抱きしめてほしくなる。
とき
おも
な
ほう
こころ
がっこう
った時は、思いっきり泣いた方が 心 はスッキリします。学校にい
た
ご飯を食べたくなくなる。
じしん
とき
泣きたい時は、いっぱい泣こう!
尐しのことでイライラする。
とき
な
せんせい
いっしょ
な
る時に泣きたくなったら、先生と一緒に泣きましょう!
ふあん
また地震がくるんじゃないかと丌安になる。
わる
ほうほう
とも
どくしょ
すこ


てあて
ますよ。
トイレに一人で行けない。

あ
あそ
夜、なかなか眠れない。

かんが
つい悪いほうに 考 えてしまう。
など
じしん
こころ
大きな地震のあと、 心 もからだもいろいろと「びっくり」しています。こ
せいかつ
へんか
けいけん
お
しぜん
このような変化は、すごくこわいことやびっくりする経験をしたときに起きる自然なことです。
も
このような気持ちになるのは、おかしいことでも、はずかしいことでもありません。
とも
あそ
ひと
だ
友だちといっしょに遊んだり、おしゃべりしたり、おうちの人にギューッと抱きしめてもらっ
すこ
たりしていると、尐しずつなくなっていきます。
ととの
れはだれにでもある(おとなにだってあります)ことで、生活リズムを 整 え
あんぜん
あんしん
せいかつ
つづ
なか
すこ
たり、安全で安心な生活を続けていったりする中で、尐しずつおさまってい
かた
き
う
ひつよう
うんどうぶそく
ねむ
だ
てあ
じぶん
暗いところがこわい。

ちりょう
心 の状態 と同じように、自分に合った手当の方法 も様々です。
しんぞう
ひとり
びょういん
こころ
くら

かた
からだと同じように、心 だって手当てが必要 なときがあります。からだと
体 がふるえたり、心臓 がドキドキしたりする。

き
うかな?自分の健康 状態 を知り、必要 なときは病 院 でアドバイスや治療を受け
るようにしましょう。
せんせい
へんか
よる
かた
や先生 とたくさん遊んでからだ を動かすと、 心 も元気になり
からだもびっくりして、いろんな変化があらわれます。

み
学校 がお休みの間 、運動 丌足になっていま せんか?友だち
けいけん
からだ
はじ
健康 診断 が始まります。どれくらい大きくなったかな?見え方 、聞こえ方 はど
がっこう
今回のような大きな災害を経験すると、みなさんのこころだけでなく、

けんこうしんだん
からだを動かそう!
ひと
おお
し
うご
ふあん
な気持ちで登校した人もいるのではないでしょうか?
こんかい
けんこうじょうたい
☆こころとからだのてあてをしよう!☆
みなさんもとてもこわい思いをしたことと思います。まだ心配や丌安
き
じぶん
5月の健康 目 標 「自分のからだの健康 状 態 を知ろう!」
げんき
と
じ き
きます。
「びっくり」の大きさやあらわれ方も、元気を取りもどす時期もひと
それぞれで、ちがっていいんですよ!
せんせい
こまったとき、しんぱいになったときはがまんしないで、先生やおうちの
ひと
ひと
おし
人、まわりのおとなの人に教えてくださいね。たいせつなあなたのこと、み
んなでささえます!
1.健康観察の強化
大人でも混乱する状況の中で、子どもは何が起きているのか、どう振舞えばよいのか、まったく
分からない状態にあります。子どもたちは誰に助けを求めればよいのか分からず、自分からはうま
く SOS を発信することができない状態にあります。子どもからの訴えがなくても、学校とご家庭が
連携して、常に見守っていきましょう。
★小学生に見られる特徴と対応★
・ 赤ちゃん返り(指しゃぶり、夜尿、失禁、だっこの要求、親から離れられないなど)
・ 食欲低下、落ち着かない、無気力、集中力低下
・ 泣く、怒りやすい、聞き分けがなくなる
・ 災害ごっこ、暴力的遊びなど
・ フラッシュバックのようなパニック行動
○ 平常時では一人で行動できる小学生も、災害時には幼児と同じです。信頼できる大人から行動
の仕方を一つ一つ指示してほしいと思っています。丌安になれば、手を握ってもらい、抱きし
めてもらい、大丈夫だよと言ってもらいたいのです。
○ 通常はことばで表現できる小学生であっても、打ちのめされ、心が押しつぶされる体験をする
と、その感情をことばで表すことは困難になります。それができるのは、中学生からです。子
どもが自分の心の傷つきをことばで表現しないからといって、支援が丌必要とは限りません。
○ 自分の体験を心の中に持ち続けることが難しく、信頼した大人に気持ちを
伝えることが安心するためには丌可欠です。
○ 自分が役立つ存在であると感じることで、自信 を取り戻し、生き抜く勇気
をもつことができます。小さなお手伝いでも役立つ体験をさせてあ げて下さい。
このような状態は、多くは時間の経過、生活環境が整うにつれて、落ち着いてくることが多いで
す。まずは、安心感を持てることが、早期改善につながります。状況は様々ですが、できるだけそ
ばにいて、子どもとのコミュニケーションを大事にし、話をよく聴くようにしましょう。丌安はな
かなか簡単には減らせませんが、安心は積み上げることができます!!
★毎朝の健康観察の時に、体だけでなく心の状態や普段と違う状態がない
か、ていねいに観察していきます。
★外傷後ストレス障害(PTSD)の早期発見・予防のために、「こころと
からだの健康観察」を5月中は毎週1回実施し、子ども達の心身の状態把
握につとめます。この結果は校内で共通理解し、継続した支援につなぎま
す。(1 年生は各家庭に持ち帰り、保護者の方と一緒に記入してもらいま
す。ご協力よろしくお願いします。)
2.心身の安定にむけて
★子ども達の心の安定を最優先に対応していきます。普段と違う様子が見ら
れる児童には、担任だけでなく養護教諭や管理職も対応にあたります。
(個
別対応が必要な場合は、養護教諭を中心に対応します)
★健康相談を随時実施します。お子様の心身の健康でご心配な点は、担任ま
たは養護教諭にご相談ください。
★中学校のスクールカウンセラーと連携しています。健康観察の結果や学校
での様子をもとに、スクールカウンセラーとの話し合いを実施し、専門機
関への相談も含め検討します。
3.予防的な活動
★保健指導…ストレスへの対応やリラクゼーションについての指導を行い
ます。
★リラックスタイム…リラクゼーション(呼吸法など)の声かけを行ってい
きます。
★お便り等…本日のほけんだよりのように、状況に応じて必要な情報を提供
していきます。今日は、文科省から発行されている保護者向け
資料「子供の心のケアのために」を一緒に配布していますので、
どうぞご活用ください。
保護者のみなさまも、今回の震災で大きなストレスを感じていらっしゃると思
います。私自身も同じです。自分自身の心の声、体の声を聞きながら、日々すご
しています。子どもが元気でいるためには、保護者のみなさまが元気であること
がとても大事です。無理をしたり、我慢したりせず、何かありましたら保健室に
も声をおかけください。一緒に泣いて、笑って、お子様に寄り添わせてください!
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