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屋島陸上競技場再整備 実施設計(概要版)

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屋島陸上競技場再整備 実施設計(概要版)
屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
屋島陸上競技場再整備
実施設計(概要版)
平成 25 年 6 月
創造都市推進局文化・観光・スポーツ部
スポーツ振興課
屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
1
施設コンセプト
高松市屋島陸上競技場は,市民の健康とスポーツレクリエーションのための身近な施設として
多くの市民に親しまれてきました。再整備にあたり,市民の思いを継承し,更なる愛着を感じて
いただける市民の憩いの場となる競技場,コンパクトで多機能な陸上競技場を目指します。
(1)特色ある多目的に利用可能なスポーツの拠点施設
四国大会等の陸上競技大会が開催できるよう,「第2種公認陸上競技場」として整備を行い,
陸上の他にスポーツイベントなど,多様なニーズに対応します。
また,棒高跳の公認競技が可能な「室内競技場」を全国で初めて併設し,県内外の陸上関係
者等の集客を図り,競技力および施設稼働率の向上に努めます。
(2)利用者視点に立った施設整備
誰もが安心して安全に利用できるよう,スロープやエレベーターの設置等,ユニバーサルデ
ザインに配慮した整備を行うとともに,敷地の有効活用と歩行者の安全に配慮し,歩道を一部
高架化します。
(3)地域から愛され,地域に根ざしたスポーツ施設
みどり溢れる景観を継承し,敷地内にはジョギングコースやスポーツ広場を設け,市民の日々
の健康づくりなど,更なる愛着を感じる施設として整備します。
(4)省エネルギー,環境保全に配慮
太陽光発電システムや雨水の散水利用,LED照明等の省エネルギー器具を採用し,環境に
優しい施設を整備します。
2
整備内容
公認
第2種
構造
SRC造,一部RC造,S造
階数
地上4階建
延べ床面積
16,207㎡
敷地面積
53,500㎡
収容人数
6,000人
メイン
(個席)
3,500人
バック
(階段席)
1,500人
サイド
(芝生席)
1,000人
駐車場
その他
370台
(補助競技場を臨時駐車場とした場合,プラス80台可能)
スポーツ広場,休憩スペース,トイレ,ジョギング走路,駐輪場等
-1-
屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
【外観完成イメージ図】
(南西上空からの鳥瞰図)
(相引川正面から)
(南西から)
(1)屋島を背景とする美しい景観を生かす
① 既存の外周植栽を極力保全し,緑に被われた競技場を継承します。
② 建築物や外構計画に曲線を用い周囲の自然と調和を図ります。
③ 屋根の高さも極力押さえ,屋島の景観になじむ屋根形状とします。
(2)敷地の有効活用と歩行者の安全に配慮
ペデストリアンデッキ(歩道の一部高架化)を整備し,1階レベルを駐車場,2階レベ
ルを歩行者通路とすることで,限られた敷地を有効活用するとともに,歩行者と車の動線
を分離することで安全面にも配慮します。
-2-
屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
3
配置計画
(1)交通計画
競技場は多くの人が集まる施設であるため,周囲の交通状況も考慮した動線計画とします。
特に大会時など競技場周囲での渋滞,違法駐車等が生じないような,スムーズな交通計画とし
ます。
① 東側に都市計画道路を整備
敷地の東側境界に沿って,都市計画道路高松海岸線が計画されており,再整備に合わせて,
この区間の整備を行います。
② 車両の出入口
混雑緩和のため,大会等開催時は,東西の各出入口(下図①,⑤)を,入口と出口専用と
することで,車両がスムーズに流れるよう,動線を一方向とします。
③ 緊急車両の出入口
緊急時には,①,②,④,⑤の4箇所から,緊急車両の出入を可能とします。
④ 歩行者用の出入口
歩行者用の出入口を7箇所(うち4箇所③,④,⑥,⑦は専用)設け,あらゆる方向から
施設へアプローチが可能とします。
(2)ユニバーサルデザインの計画
新バリアフリー法に準拠し,スロープ等を設置するなど,高齢者や児童等にも安全で使いや
すい施設計画とします。
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屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
4
フィールド・トラック
(1)主競技場
1周400mトラックで,競技走路は8レーン(メインスタンド直線部分9レーン)とし,
日本陸上競技連盟による「第2種公認陸上競技場」の仕様に基づき計画します。
フィールドは,天然芝とし,多目的な利用の観点から106×69mとして計画します。
トラック(全天候舗装)の色は,瀬戸内海や相引川をイメージさせ,屋島の景観にもマッチ
した「青色」を選択し,高松らしさを演出します。
(2)補助競技場
1周200mのトラックで,6レーンの競技走路とします。表面仕上げは,隣接する屋島中
学校の利用を考慮し,クレイ舗装とします。
バックスタンド
補助競技場
西側サイドスタンド
(室内競技場)
東側サイドスタンド
主競技場
メインスタンド棟
(メインスタンド)
(フィールド内観)
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屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
5
平面計画
【グラウンドレベル】
・第2種公認陸上競技場の仕様に基づき,更衣室やシャワー室,用器具庫等を設けるとと
もに,管理事務室や会議室等も併設します。
・競技場の西側には,公認の棒高跳競技が可能な室内競技場を,東側には,1周200m,
6レーンでクレイ舗装の補助競技場を設置します。
・世界的にも著名で本市にゆかりのあるイサム・ノグチの遊具彫刻を配置したスポーツ広
場やジョギングコース,屋外トイレなどを設置し,市民の健康づくりや憩いの場として利
用ができ,地域に根ざした緑豊かなスポーツの拠点施設として整備します。ジョギングコ
ースの設定は,周回距離の異なるコースを3種類設定し,利用者が持久力に応じコースを
選択できるよう配慮します。
(グラウンドレベル平面図)
屋外トイレ
屋外トイレ
スポーツ
広 場
-5-
屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
【スタンドレベル】
・敷地を有効活用し,歩行者の安全性を確保するため,歩道を一部高架化したペデストリ
アンデッキを整備し,歩行者と車両の動線を分離する計画とします。
・メインスタンドは,3,500席の個席を,バックスタンドには,1,500席の階段
席を,また,サイドスタンドには1,000人収容可能な芝生席を整備します。
・1周650mのデッキは,ジョギングコースとして整備し,周回することで,メインス
タンド前の相引川との親水空間,屋島への眺望,主競技場,補助競技場を一望でき,また,
室内競技場を見渡せるなど変化のある様々な空間が体験できます。
・南側デッキは,トレーニング時の休憩や市民の憩いの場所として整備します。
・芝生スタンドには,屋島の景観や陸上競技場にふさわしく,創造都市高松をイメージさ
せるモニュメントの設置も別途検討します。
(スタンドレベル平面図)
バックスタンド
芝生スタンド
西側サイドスタンド
(室内競技場)
東側サイドスタンド
メインスタンド
南側デッキ
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屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
6
立面計画
【メインスタンド】
・階数:地上4階建(高さ最大19.5m)
・座席数:3,500席(個席)
・屋外照明:屋根の先端に設置(屋外照明柱は建てない)
・屋根の素材:金属(防音対策)
断面図
【バックスタンド】
・階数:地上2階建(高さ最大10.0m)
・座席数:1,500席(階段席)
・屋外照明:屋根の先端に設置(屋外照明柱は建てない)
・屋根の素材:金属(防音対策)
断面図
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屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
7
室内競技場
・バックスタンドから西側スタンドにかけて,棒高跳の公認競技が可能な「室内競技場」を全
国で初めて併設し,県内外の陸上関係者等の集客を図り,競技力および施設稼働率の向上に努
めます。(棒高跳競技部分は上部吹き抜けで,天井高さ10m以上を確保)また,400mト
ラックと同じ曲率の曲走路を持つ走路(150m程度)
,走幅跳・三段跳走路等を設け,幅広
いトレーニングが可能な計画とします。
室内競技場
(直走路)
室内競技場
(曲走路)
棒高跳競技エリア
(室内競技場(直走路)
)
(室内競技場(曲走路)
)
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屋島陸上競技場再整備実施設計(概要版)
【問い合わせ先】
高松市 創造都市推進局 文化・観光・スポーツ部 スポーツ振興課
〒760-8571
香川県高松市番町一丁目 8-15
TEL:087-839-2626
FAX:087-839-2015
E-mail:[email protected]
URL:http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/15011.html
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