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国際交流 - 秋田大学
教 育 研 究 社会貢献 国際交流 国際交流 秋田大学は世界に開かれた大学として国際交流の拡大 を図っています。そのために、学生及び教職員の海外留学・ 派遣の促進と外国人留学生の受け入れの増加、受け入れ環 境の整備等に努めています。平成20年2月には国際交流セン ターを設立し、戦略的な国際交流を進めるための体制が整 いました。 外国人留学生に対する 教育・生活支援の充実 留学生数の増加に伴い、教育支援体制の整備も積極的に 行っています。 イタリア・ルーマニア研修説明会(平成22年10月27日) 平成21年度には私費外国人留学生のための、本学独自の 奨学金 (秋田大学私費外国人留学生奨学金) を創設しまし た。 これにより、協定校等からの成績優秀な留学希望者に対 国際的視野を持った人材の育成 し、奨学金を支給できるようになりました。 若手教育系職員を海外の大学等に派遣し、国際的な視野 また、日本学生支援機構の留学生交流支援制度 (短期受 を持った人材の育成を目指すため、 「秋田大学研究者海外派 入れ) に「秋田大学国際交流体験プログラム (AUEP) 」 が採 遣事業」 を実施しています。平成22年度は10名がこの制度を 択され、奨学金の受給枠が増えたことにより、協定校からの 利用し、海外の大学で研究を行いました。 交換留学生の増加につながりました。このプログラムは平 また、学生に対しては、協定校などの海外の大学へ留学 成22年10月から開始され、体験型のマルチリンガル授業や、 する際の経済的支援のため、 「秋田大学学生海外派遣支援 英語による専門的な授業により、コミュニケーション能力の 事業」 を実施しています。これは往復に要する旅客運賃 (片 獲得や秋田の文化に対する理解を目指します。 道10万円限度) を支給するもので、平成22年度は10名に対し 平成22年4月には、多様な言語を自律的に学べるスペース て支援を行いました。 として「多文化交流ラウンジ」 が新設され、海外研修報告会 や留学生との交流イベント (「お茶っこ飲み」 等) が行われて います。 〈留学生数の推移〉 研究生等 教育文化学部 医学部 160 140 120 100 96 92 H16 H17 100 117 125 工学資源学部 141 151 161 80 60 40 20 0 16 H18 H19 H20 H21 H22 H23 海外留学説明会(平成22年5月19日) 教 育 研 究 社会貢献 国際交流 世界に広がる学術ネットワーク 平成22年度は大学間協定を8校と、部局間協定を4校と締 結しました。これにより、大学間協定は15カ国・地域35大学、 部局間協定は9カ国・地域16学部等となりました (平成23年5 月1日現在) 。今後も、協定校との学術交流、学生交流を推進 し、積極的な国際交流をすすめていきます。 長安大学との調印式(平成22年11月18日) 資源に挑む 秋大の 「舞台」 は世界へ 資源を持たない日本が、 如何に資源を獲得するか。 自国で資源を持ちながら、開発出来ない国々への レアメタル、資源ナショナリズム、都市鉱山といった ノウハウ提供。ボツワナ以外にもモンゴル、チリ、カ キーワードがメディアを飾る今日、世界が資源を軸 ザフスタン…。他の資源未開発国への技術支援も始 に回っているのは誰の目にも明らかです。各国が資 まっています。 源の「争奪戦」 を繰り広げる中、秋田大学の存在感が 前身の秋田鉱山専門学校創立から数え、約100 年 高まっています。 の歴史を誇る秋田大学。地方の大学でありながらい 地質調査、採鉱、選鉱という資源開発の一連の流 わば「資源外交」 の一翼を担う立場として英知を集 れを学べる国内唯一の大学である秋田大学。ここに 結し、将来につなげようとしています。 全国から資源分野における第一人者が集まり、日本 知の協力が、日本の資源セキュリティー・安定供 を含む世界から留学生、研修生、研究員を受入れて、 給体制の確立につながっていく。秋田で長年培った 資源開発のエキスパートを育成しています。 技術が世界に挑みます。 この取組みの中心となっているのが、平成21年 10月に設置した秋田大学国際資源学教育研究セン ターです。鉱山研究に特化し、資源開発における研 究拠点を目指しています。工学資源学部を母体とす るセンターですが、センター教員が長期出張しや すいようにと、全学センターの施設としています。 センターが今、力を入れているのが、資源保有 国への技術支援。センターの設置は、アフリカの 資源国・ボツワナ共和国政府から秋田大学に、資源 系技術者を育成して欲しいという要請を受けたのが 発端でした。 17