Comments
Description
Transcript
X:\*仕事2013\xx2013後期授業\2013byoutaiA\2014
2014‐0107病態生理A 感覚器 網膜裂孔 網膜剥離(はくり) 網膜の病気と高血圧・動脈硬化 高血圧性網膜症 動脈硬化と網膜 (網膜静脈閉塞症、網膜動脈閉塞症 中心性網膜炎 黄斑変性症 糖尿病網膜症 網膜色素変性症 白内障 トラコーマ 鼻涙管 2 Red eyeの治療 • ウイルス:片側性2日以内に両側へ、2週伝染性だが自然治癒 • 細菌:膿性分泌:朝眼やに: ゲンタマイシン、トブラマイシン点眼,1週でよくなる:超 急性は淋菌性で眼科へ、全身投与も必要 • クラミジア:封入体あり、目のリンパ節腫脹:経口投与でテトラサイクリン、エリスロ マイシン、ドクシサイクリンを14日 • 結膜下出血:無痛、片側、分泌なし:2‐3週自然治癒:凝固異常ありうる • アレルギー性:かゆみ:抗ヒスタミン剤 • まぶた: stye麦粒腫, hordeolum: blepharitis眼瞼炎:治療はwarm compressionと抗 生剤軟膏3時間おき、2日改善なければ切開 • pterygium翼状片:人工涙液で治療 • episcleritis上強膜炎:血管炎(膠原病も)でNSAIDで治療、自然治癒 • 急性狭隅角緑内障Acute angle‐closure glaucoma:救急 • Uveitisぶどう膜炎:救急 • Keratitis角膜炎:ciliary flushが特徴:viral, bacterial:救急 霰粒腫 ciliary flush 麦粒腫 単純ヘルペス角膜炎 単純ヘルペスはDNAウイルス。 90%以上が1~3歳時に初感染を受け、 大半が不顕性感染で、発症するのは10% 不顕性感染の場合は潜伏感染(三叉神経節) 刺激(上気道感染、疲労)があると再活性化。 トリフルリジン点眼薬、ビダラビン軟膏、アシクロビル内服 帯状疱疹角膜炎 水痘・帯状ヘルペスによる角膜炎。 初感染後、潜伏感染となり、誘因が働くと発症する再発型。 三叉神経第1枝領域に潜み、顔面皮膚症状と眼症状を起こす。 三叉神経領域皮膚に前駆症状(疼痛と熱感)が出現した後 前頭部、鼻根部、眼瞼に、 小疱 → 膿疱 → 潰瘍 → 痂皮 → 瘢痕 アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル内服 ステロイド点眼薬 ぶどう膜炎:ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)に炎症 充血、眼痛、比較的急激に視力障害:眼圧上昇、虹彩の水晶体への癒着 肉芽腫性ぶどう膜炎 サルコイドーシス、原田病、交感性眼炎、結核、梅毒、ヘルペスウイルス感染症、トキ ソプラズマ症、レプトスピラ 非肉芽腫性ぶどう膜炎 ベーチェット病、強直性脊椎炎、関節リウマチ、Reiter症候群、 4 潰瘍性大腸炎、クローン病、糖尿病 高血圧性網膜症 網膜出血と白斑 糖尿病性 網膜症 高血圧性網膜症 5 6 網膜剥離 動脈閉塞 硝子体剥離 中心動脈閉塞症 静脈閉塞 裂孔原性網膜剥離 7 8 乳頭浮腫 急性閉隅角緑内障 一夜で失明する眼科救急 「治療」 縮瞳薬(ピロカルピン) 高張浸透圧薬(マンニトール) 炭酸脱水素阻害薬 「禁忌」 アトロピン、 ステロイド 眼圧と緑内障 レーザー虹彩切開術 緑内障 浅い 9 加齢性黄斑変性症 加齢性に発生する黄斑変性症 萎縮型(85% dry:drusen細胞外物質の蓄積:ゆっくり)と 血管新生型(wet:浸出型:出血と瘢痕:数週で視力悪化:片眼) リスク:加齢、タバコ、遺伝、心血管病 抗酸化薬が防止? 出血や滲出は脈絡膜新生血管から 「症状」両眼性の高度視力障害、中心暗転。読書・運転困難、転ぶ 。診断は蛍光眼底撮影で。 「治療」禁煙 dry型は抗酸化薬(ビタミンC,E、βカロチン)、亜鉛:喫煙者はβ カロチンで肺癌なりやすいので注意 wet型では抗血管新生薬治療(抗VEGF剤)で進行抑制:硝子体の中に 注射:レーザー光凝固やビスダイン療法(光学物理療法(PDT)ビ スダイン(光に反応する薬剤)を静注したあとで病変部に非熱レーザ ーを照射)は黄斑以外の病変に適応 ルテイン:目に特異的に存在するカロチノイド(抗酸化) 11 12 病巣感染症 急性副鼻腔炎 acute sinusitis 副鼻腔の排液が障害:タバコ、アレルギー、解剖学 的閉塞、全身疾患の鼻炎(ウェゲナー、サルコイ ドーシス、甲状腺機能低下、妊娠):頭痛、顔面 痛、前屈みで増強、熱、歯痛、嗅覚障害、後鼻 漏:片側痛や鼻汁(膿): 上顎洞・・・頬や歯の痛み、 篩骨洞・・・目と目の間や目の奥の痛み、 前頭洞・・・おでこの痛、 蝶形骨洞・・・頭痛、頭が重い ファイバースコープで鼻汁の状態や粘膜の腫れ(副 鼻腔からの膿を確認)。X線検査、コンピュータ断 層撮影で副鼻腔中に膿 起炎菌:Streptococcus Pneumoniae41%, Haemophilus Influenzae35%, 治療:軽症は経過観察(鼻水に抗ヒスタミン剤、腫れ をとる血管収縮薬の点鼻液(数日にしないとリバ ウンドで鼻薬原因の鼻閉(ステロイド性の点鼻液 で治療))):重症(発熱3日、症状10日) amoxicillin/clavulanate(クラブラン酸がβ‐ラクタ マーゼ活性を阻害) 抗ヒスタミン剤はアレルギー性に(粘膜乾燥) 14 悪性腫瘍 15 16 薬物性内耳障害 「病因」アミノグリコシド系抗生物質 ループ利尿薬、アスピリンなど。 「病理」有毛細胞や螺旋神経節細胞の変性や減少。 コルチ器は内外の2種類の有毛細胞があり、 外有毛細胞の方が薬剤に対する感受性が強い。 「症状」前庭と半規管が両側性に侵される。 (強い浮動感や動揺感,閉眼時動揺、暗所歩行困難) 「予後」失われた聴力と平衡機能は回復しない。 投薬中止後にも、進行することさえある。 老人性難聴:高周波数難聴(入り口から障害) 突発難聴:緊急事態 1か月以内は治療 片側性感音難聴:MRIで聴神経腫瘍(10%) プレドニゾン60mgX10days:10days後オージグラム再検 追加治療:鼓膜ステロイド, 高圧酸素 病因:ウイルス(EBV, HSV, VZV, CMV, parainfluenza) 血管性(糖尿病、高血圧)、 予後不良:めまい。高音難聴 良性発作性頭位眩暈 頭位変換時に眼振と 回転性眩暈を呈する。 回転性眩暈の中で最多 1万に1-1.7人,50-70yr 「病因」 卵形嚢や球形嚢の耳石が 半規管に落ちるため 「症状」 頭位を変換すると 回転性の眩暈が数秒ー分出現 頭位を維持すると30秒以内に 眩暈が軽快する。 17 18 19 20 メニエールMeniere 病 三主徴(眩暈、耳鳴、難聴) 好発年齢は30~50歳である。 「病因」内リンパ水腫(膜迷路拡張) 「症状」眩暈(反復性、回転性) 耳鳴(持続的、断続的) 難聴(内耳性、補充現象) 通常は片側性、時に両側性 「検査」グリセロールで聴力改善 平行機能検査で水平回旋性眼振 内耳性にもかかわらず低音障害型 「治療」安静とビタミン、グリセロール 難治性は、内リンパ嚢開放手術 ・薬疹:内服を始めて1~2週間程 ・重症の薬疹: 多形(滲出性)紅斑 中毒性表皮壊死症、 スチーブンス・ジョンソン症候群 薬剤性過敏症症候群:ヒト6型 ヘルペスウイルス(HHV-6) の再活性化(突発性発疹の原因) ①微生物感染 ②物理的刺激 ③化学的刺激 ④アレルギー反応 21 TEN Chronic lip licking, irritant 22 血管性浮腫 クインケ 蕁麻疹 再曝露で1-2日でおきる ステロイドは2‐4週かけて減らす 減感作はできない アナフィラキシー: I型アレルギー反応 エピネフリン筋注(皮下注では血管収縮で作用遅い)はβ2作用で肥満細胞脱顆粒を抑制 反応が悪ければ10~15分ごとに追加投与(3回まで) 遷延性や二峰性の後半の反応を予防するためにステロイド投与 23 エピペン 24 じんま疹