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総会議案書 [PDFファイル/936KB]
第1号議案
平成26年度事業報告及び収支決算について
平成26年度事業報告
1.通常総会
・通常総会を開催し、平成25年度事業報告及び収支決算、平成26年度事業
計画及び収支予算を議決した。
開 催 日 平成26.年7月17日
場
所 全労済ソレイユ
記念講演 「新しい『エネルギー基本計画』と大分コンビナート」
一橋大学大学院
教授 橘川
武郎 氏
2.競争力強化検討部会
・企業会の企画運営を担う競争力強化検討部会において、競争力強化ビジョン
に基づく企業会の活動の大枠を決定し、各分科会の活動計画、活動状況の取
りまとめを行った。
(部会開催実績)
第1回:平成26年10月30日(7月の実施予定が台風のため延期)
第2回:平成27年 3月
2日
(大分コンビナートの競争力強化に関する講演会)
開催日:平成27年 3月 2日
講
師:山口大学大学院
教授 稲葉
講
演:
「コンビナート統合」
和也 氏
3.分科会活動事業
・競争力強化ビジョンの実現のため、4つの分科会を設置し、それぞれのテー
マに沿って、検討及び具体化に取り組んだ。
○ユーティリティ分科会(15名)
各事業所での余剰エネルギーや副産物(水素等)の、事業所間での相互融
通等を検討
幹
事:JX日鉱日石エネルギー、昭和電工
メンバー:鶴崎共同動力、新日鐵住金、NSスチレンモノマー、
大分エル・エヌ・ジー、住友化学、日揮プラントイノベーション、
1
大分ガス、大分ケミカル、日本硫炭工業、日油、大分県
活動内容:ワーキンググループ活動、工場見学、勉強会 等
○物流分科会(17名)
良好な港湾設備を最大限に活かすため、船舶大型化への対応や荷役対応
力の強化等を検討
幹
事:新日鐵住金、JX日鉱日石エネルギー、大分県
メンバー:昭和電工、NSスチレンモノマー、王子マテリア、
大分エル・エヌ・ジー、住友化学、三井造船、
パンパシフィック・カッパー、大分市
活動内容:ワーキンググループ活動、先進地視察、関係機関協議 等
○規制緩和分科会(12名)
効率的な事業展開や設備増強を制度面で支えるため、規制緩和の具体的
な提案を検討
幹
事:昭和電工、大分県
メンバー:JX日鉱日石エネルギー、新日鐵住金、NSスチレンモノマー、
九州電力、住友化学、大分市
活動内容:構造改革特区提案、勉強会、公害防止協定の事務手続き負
担軽減の検討
等
○人材育成分科会(11名)
優秀な人材の育成・確保のための効果的な仕組の構築・運用を図った。
幹
事:昭和電工、NSスチレンモノマー
メンバー:JX日鉱日石エネルギー、九州電力、王子マテリア、
大分エル・エヌ・ジー、住友化学、三井造船、大分県
活動内容:安全実技体験研修、出前授業、事業所間交流 等
4.人材育成事業
・山陽人材育成出前講座を開催し、各企業の中核となる人材の育成を図った。
(人材育成分科会により実施)
前期:平成26年9月25日~26日
「保安防災管理コース」 11社27名が受講
後期:平成27年2月19日~20日
「現場リーダーの育成コース」
12社25名受講
講師:前期、後期ともに山陽技術振興会
費用負担:大分コンビナート企業会が半額負担、残りは参加企業で負担
2
5.先進地視察
・今後の活動の活性化に向け、千葉県京葉コンビナートに先進地視察を実施
(ユーティリティ分科会、規制緩和分科会の合同実施)
日程:2015年3月26日~27日
視察箇所:千葉県庁:千葉県産業振興課・出光興産との意見交換会
(千葉県の取組、京葉コンビナートの連携事業についての説明)
現地視察:京葉エチレン工場見学(丸善石油化学)
京葉シーバース視察
3
平成26年度収支決算
自 平成26年4月1日 至 平成27年3月31日
収入の部
(単位:円)
科 目
負担金
大分県負担金
研修参加負担金
源泉徴収還付金
決算額
予算額
2,315,333
2,332,000
差引
△ 16,667
1,667,333
1,684,000
648,000
648,000
16,875
預金利子
2,332,326
△ 16,667 残額を県に返納
0 人材育成講座受講料の1/2
16,875 講師謝金の誤徴収分の還付金
118
計
備 考
0
118
2,332,000
326
支出の部
(単位:円)
科 目 決算額
予算額
差引
分科会活動事業
587,327
676,000
△ 88,673
報償費
116,875
旅費
188,615
300,000
備 考
△ 183,125 部会講演会講師謝金
188,615 県外視察等旅費
食糧費
11,480
11,480 お茶代、懇談会費等
印消費
90,720
90,720 開港50周年記念横断幕作成
役務費
30,078
186,000
△ 155,922 研修会、ワークショップ講師旅費
149,559
190,000
△ 40,441 研修会、ワークショップ会場費
使用料及び賃借料
人材育成事業
印刷消耗品費
役務費
事務局経費
報償費
1,300,949
1,296,000
4,949
4,949
0
1,296,000
1,296,000
444,050
360,000
4,949 インターンシップガイド作成費
0 人材育成講座受講料
84,050
100,000
100,000
0 総会等講師謝金
旅費
95,235
62,000
33,235 総会等講師旅費
食糧費
41,472
8,000
印刷消耗品費
63,720
24,000
役務費
41,628
6,000
101,995
160,000
2,332,326
2,332,000
使用料及び賃借料
計
4
33,472 会議茶代等
39,720 事務用品費等
35,628 通信費、振込手数料等
△ 58,005 総会等会場借上料
326
5
第2号議案
平成27年度事業計画及び収支予算について
平成27年度事業計画(案)
1.通常総会
・議案:役員改選案、平成26年度事業報告案及び収支決算案、平成27年
度事業計画案及び収支予算案について
開 催 日 平成27年7月2日
場
所 レンブラントホテル大分
2.競争力強化検討部会
・各分科会の活動計画及び活動状況の取りまとめ、勉強会を予定。
(部会開催計画)
第1回:平成27年 6月22日
第2回:平成28年 2月
3.分科会活動事業
「競争力強化ビジョン」に基づき、分科会を中心に企業間連携の具体的取
組を検討、実行する。
(1)検討体制
・4つの分科会(ユーティリティ、物流、規制緩和、人材育成)を中心
に取組を進める。
・検討状況の把握、全体調整については各社の現場責任者等で構成する
競争力強化検討部会が担う。
(2)研修会、ワークショップの開催
・問題解決策の検討のため、分科会毎に特定分野の研修会等を開催する。
(3)競争力強化ビジョン実現に向けた活動
・ビジョンの実現に向け、関係機関・団体との連携促進や、必要に応じ
各種要望活動等を実施する。
6
4.人材育成事業
国際的な競争環境が激化する中、大分コンビナートの競争力強化を図るた
めには、企業間の壁を越えた事業連携を進めていく必要がある。また、その
前提として安全操業の確保が重要となる。
人材育成講座を開催し、これらの実現を図る。(人材育成分科会で実施)
平成27年度も引き続き、競争力強化やリスクマネジメントなどに関する人
材の育成を目的に、各企業の中核となる者を対象とした人材育成講座を開催す
る。
○人材育成講座(2回開催:2日間/1回)
山陽人材育成出前講座(水島)により実施
5.7号錨地の探査・錨回収事業の実施
大分港の錨地のひとつである7号錨地は、2年前に原料船が落錨し、その後
も錨が回収できていないことから、大分海上保安部により閉鎖された状態にあ
る。
そのため、新日鐵住金と県の費用負担により、7号錨地の磁気探査及び錨
回収事業を実施する。
県(港湾管理者)は、検疫錨地を始めとする港湾全体の混雑緩和のため半
額を負担し、残りの半額を7号錨地の最大の利用者であった新日鐵住金が負担
する。
事業主体は、大分コンビナート企業協議会とする。
※県と大分コンビナート企業協議会の間で事業に関する協定を締結。事業執
行は協議会会員企業である新日鐵住金が行う。
6.コンビナートシンポジウムの開催
倉敷市、周南市で交互に開催されているコンビナートシンポジウムについ
て、コンビナート広域連携や情報共有により国際競争力強化に繋げることを
目的に、平成28年1月を目処に大分で開催するもの。
主催は九州経済産業局、大分コンビナート企業協議会、大分県、大分市を
想定。
7
コンビナートシンポジウムについて
平成19年度から倉敷市、周南市で交互に開催されているコンビナートシン
ポジウム(中国経済産業局が主催)について、コンビナート広域連携や情報共
有により国際競争力強化に繋げることを目的に、平成28年1月を目処に大分
で開催するもの。
【平成27年度コンビナートシンポジウム素案(過去開催ベースの案)】
日時:平成28年1月下旬~2月上旬
場所:大分市 オアシスタワーホテル
参加者:約150人(コンビナート関係企業、自治体、国関係機関
等)
主催:九州経済産業局、大分県、大分市、大分コンビナート企業協議会
○開会挨拶
九州経済産業局長、大分県知事、大分市長、大分コンビナート企業協議会会長
1 基調講演
東京理科大学 橘川教授
2 大分県及び大分市の取組紹介
3 石油関連施策・予算の紹介
大分県商工労働部、大分市商工農政部
資源・エネルギー庁 石油精製備蓄課
4 パネルディスカッション
山口大学大学院 教授 稲葉和也
氏(コーディネーター)
RING研究主幹 能村郁夫 氏
京浜臨海部コンビナート高度化等検討会議座長 藤井 文人 氏
JXまたは昭電 所長 氏
経産省 化学課長 茂木
正 氏
5 意見交換会
・完全立食の意見交換会
6 翌日:工場見学会
定員80名
8
平成27年度収支予算(案)
自 平成27年4月1日 至 平成28年3月31日
収入の部
(単位:円)
科 目
負担金
本年度予算額
2,532,000
大分県負担金
研修参加負担金
補助金
前年度予算額
2,332,000
1,684,000
648,000
648,000
0
大分県補助金
4,000,000
計
6,532,000
備 考
200,000
1,884,000
4,000,000
差引
200,000 コンビナートシンポジウム負担金が増
0 人材育成講座受講料の1/2
4,000,000
4,000,000
2,332,000
7号錨地磁気探査錨回収事業に係る補助金
4,200,000
支出の部
(単位:円)
科 目 分科会活動事業
本年度予算額
前年度予算額
差引
676,000
676,000
0
備 考
報償費
300,000
300,000
0 研修会、ワークショップ講師謝金
旅費
186,000
186,000
0 研修会、ワークショップ講師旅費
使用料及び賃借料
190,000
190,000
0 研修会、ワークショップ会場費
人材育成事業
1,296,000
1,296,000
0
報償費
0
0
0
旅費
0
0
0
印刷消耗品費
0
0
0
1,296,000
1,296,000
0
0
役務費
使用料及び賃借料
事務局経費
報償費
旅費
食糧費
印刷消耗品費
役務費
使用料及び賃借料
工事委託費
計
4,560,000
360,000
0 人材育成講座受講料
0
4,200,000
100,000
100,000
0 総会等講師謝金
62,000
62,000
0 総会等講師旅費
8,000
8,000
24,000
24,000
6,000
6,000
360,000
160,000
4,000,000
0
4,000,000
6,532,000
2,332,000
4,200,000
9
0 会議茶代等
0 事務用品費等
0 通信費、振込手数料等
総会等会場料
200,000 コンビナートシンポジウム会場料
7号錨地磁気探査錨回収事業に係る委託費
(新日鐵住金への委託費)
ユーティリティ分科会
大分コンビナート企業協議会 ユーティリティ分科会
平成26年度活動状況について
1.ユーティリティ融通等に係る検討
平成25年度に融通可能性のあるアイテム(エネルギー、副産物、廃棄物)の情報一覧化を
行い、具体的な融通・連携策の検討を行った。
エネルギー、副産物については、個別企業間での協議案件が継続中。
廃棄物については、地場企業との連携策の模索を検討。
2.工場見学
会員企業相互間の理解を深め、融通検討のアイデア/視点の調査を行うために、各社の工場
見学会&テーマを絞った意見交換会を実施した。
工場見学の実績は以下の通り。(同時に分科会を開催)
2014年 5月
大分エル・エヌ・ジー(第1回分科会)
2014年 7月
NSスチレンモノマー(第2回分科会)
2014年11月
住友化学(第3回分科会)
2015年 5月
日揮メガソーラー(第4回分科会)
3.先進地視察
今後の各社間連携事業実現に向けた参考とするため、自治体と企業が連携した取組の先進地
である京葉コンビナートを視察した。
日時:2015年3月26日~27日
視察箇所:千葉県産業振興課・出光興産との意見交換会
(千葉県の取組、京葉コンビナートの連携事業についての説明)
京葉エチレン視察
京葉シーバース視察
4.水素FSの実施
大分県における水素エネルギー利活用の可能性調査(FS)を実施し、供給、輸送、利
用まで総合的な調査検討を行い、水素を有効利用する現実的な仕組みの構築を検討した。
※県が環境省の補助事業により実施した調査に、UT分科会が協力。
(添付資料参照)
10
ユーティリティ分科会
大分コンビナート企業協議会
各分科会 平成27年度の活動計画
平成27年度
【ユーティリティ分科会】
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
メンバー企業等
分科会開催
昭和電工㈱・・・幹事
▲
▲
▲
分科会
分科会
分科会
JX日鉱日石エネルギー㈱・・・幹事
鶴崎共同動力㈱
新日鐵住金㈱
勉強会等
▲
NSスチレンモノマー㈱
勉強会
大分エル・エヌ・ジー㈱
住友化学㈱
日揮プラントソリューションズ㈱
大分ガス㈱
大分ケミカル㈱
(検討事項)
日本硫炭工業㈱
(1) 融通アイテムリストの活用
日油㈱
取りまとめたエネルギー・副産物・廃棄物のテーマに分類した融通アイテムのデータベースを活用し、具体的な連携案件の抽出に努める。
大分県
(九州電力㈱)
(2) 地場企業、研究機関等との連携促進
(一社)大分県工業連合会や、県産業科学技術センターとの連携により、地場企業とのユーティリティ融通や、
産学官での共同製品開発等の案件の抽出に努める。(特に廃棄物の再利用関係)
11
副生水素の有効活用に向けた取組
水素関連産業の市場規模は2030年に1兆円、2050年には8兆円とされている。九州唯一のコンビナート
から副生水素が発生する本県の地域特性に着目し、副生水素の有効活用に向けた取組を実施。
大分モデルの水素利用
【特徴】
1.燃焼効率の高い水素を混焼させることで従来の重油燃料と比較して 約15%程度燃焼効率がUP
2.ガソリン同等の取り扱いが可能なメチルシクロヘキサンに変換することで、既存ローリーを活用した低コスト輸送を実現
MCH※製造機能
大分コンビナート
水素脱離機能
輸送機能
※MCH:メチルシクロヘキサン
ガソリンと同等の
副生
取り扱いが可能
副生
水素
水素
化
合
MCH
(液体)
MCH
MCH 提供
(液体)
分
離
トルエン
必要技術と
想定プレイヤー
MCH化技術
農業ハウス
水素利用発電機
電気
水素混焼
あ
コジェネ
エンジン
熱
トルエン
輸送・貯蔵技術
混焼技術
県外
大手企業
電気工事
施工事業者
石油販売
輸送事業者
プラント工事
事業者
ディーゼルエンジン
製造事業者
水素全般技術
MCH化技術
全体調整
電気設備
MCH輸送
水素貯蔵
ガス配管
コジェネエンジン
支援策
平成26年度
平成27年度
環境省補助事業(10/10)を活用し
副生水素活用可能性調査を実施
委託先
:柳井電機工業(株)
委託費
:14,040千円
大分県エネルギー産業企業会にて
水素混合コジェネエンジンの開発支援
を予定
12
平成28年度~(予定)
環境省の実証事業を活用した、
県内農業事業者への実機の実証導入
を予定
大分コンビナート企業協議会
物流分科会 活動状況について
1.7号錨地について(錨地=船の駐車場。接岸する岸壁が空くまでの待機場所)
(背景)
・大分港「指定錨地」8 箇所中、大型船(かつ危険物船以外も)も利用可能な最重要
錨地である 7 号錨地は、平成 24 年に外航船が落とした錨が見つからず閉鎖状態。
・3 年経つも再開目処が立たず、錨地不足による船の到着遅れが生じている。
(経過)
・県と新日鐵住金とで、当該船会社(保険会社)や大分海上保安部と協議を実施するも、
解決できず。
・一方で港湾管理者=県も、7号錨地が港湾区域外(管理範囲外)につき主体的対応は
困難であるが、錨地不足緩和のため本事業に補助(50%)。
・県と新日鐵住金(7 号錨地投錨船の最大の向け先)で、磁気探査・錨回収を実施予定。
(7~9 月頃を予定、その結果により 10 月までに開放を目指す)
・今後は海上保安部と各企業で、再発防止に向け船舶への周知徹底を行うとともに、
万一同事象が発生した場合は、船舶側が責任をもって対処するよう指導。
2号
7号
・㌧数制限無
新日鉄沖
3号
・危険物用
1号
JX
大
分
新日鐵住金
・㌧数制限無
4号
錨地
大分 LNG
大野川
5号
昭和電工
大在埠頭
乙
検疫錨地
6号
・㌧数制限無
津
参考: 大分港と錨地
2.ポートラジオ機能強化について
(大分ポートラジオの機能)
・大分港内で唯一、国際 VHF 無線を装備し航船との直接交信が可能な無線局。GPS(AIS)
による船舶位置情報と合わせて、船舶の航行をサポートする。運営は、港湾
管理者(県)が(株)東洋信号通信社に委託。
(機能強化の背景)
・外航船や大型船の増加に伴う港内の混雑緩和、さらに地震・津波等の非常時の船舶
支援調整に対し、ポートラジオは最適な機関。
・無線通信能力の増強とともに、現状把握できない AIS 非搭載船(小型貨物船や漁
船等)を識別する等、機能強化の必要性が高まっている。
(経過)
13
・県の平成27年度事業でポートラジオの機能強化を実施。(10月頃に完了予定)
VHF無線機器
レーダー
カメラ
人員
更新及び増設
0基→2基新設
0台→3台新設
4人→6人
1台→2台
※大分港のほぼ全域が
(鶴崎1台、乙津1台、
捕捉可能に
住吉1台)
※併せて事務所を
※両泊地の入出港の状
大在の国際貿易セン
況把握が可能に
ターに移転
予算額 64,407千円 (前年度 22,720千円)
(ポートラジオの機能強化により期待できる効果)
○港湾内・錨地の混雑緩和・安全対策の向上
○大型船の増加や、荷役の増加への十分な対応
○地震・津波発生時のポートラジオの活用
→今後、更なるポートラジオの有効活用策の検討を進める。
3.水先人の増員について
(現状)
・大分港の水先人は内海水先区水先人会(神戸)の管轄。
大分港には当直 1 名 + 必要時は応援者を呼んでいるが、不足感がある。
(経過)
・増強を神戸の内海水先人会本部と交渉。対象船舶㌧数制限のある 3 級水先人だけでも増
員できないか等の案もあったが、そもそも水先人全体が不足、という課題が大きい。
・水先人会からは、企業側も水先人予約時間の変更回数減を心掛けて欲しいと要請あり。
・ポートラジオの機能強化も材料として、水先人会とは解決策の交渉を続ける。
4.危険物積載船の夜間着桟について
・JXにおいて、今年12月から空荷の小型船については夜間着桟を実施中。
・狙いとしては、夏の日没時刻である19時まで、冬場でも着桟が可能に。
・ただし夜間作業の為の新たな要員確保の課題があり、コスト的に日常的実施は非現実的。
当面は非常時のみの対応。
14
大分コンビナート企業協議会
物流分科会 H27活動計画について
27年度
【物流分科会】
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
メンバー企業等
分科会開催
昭和電工㈱
▲
▲
▲
分科会
分科会
分科会
▲
水島?
JX日鉱日石エネルギー㈱・・・副幹事先進地視察
新日鐵住金㈱・・・幹事
NSスチレンモノマー㈱
(各WG活動)
王子マテリア㈱
水先案内人の増強
大分エル・エヌ・ジー㈱
▲
増員に向けた協議
内海水先区
水先人会協議
増員に向けた協議
ポートラジオの機能強化
住友化学㈱
レーダー設置、カメラ設置、事務所移転等
三井造船㈱
パンパシフィック・カッパー㈱
ポートラジオの有効活用策の検討
錨地不足への対応
磁気探査の実施
大分市
ポートラジオ
機能強化
工事完了
錨回収の実施
7号錨地再
開
WGリーダー:新日鐵住金
大分県・・・幹事
危険物積載船の夜間
着桟
WGリーダー:JX
夜間着桟の実績の積上げ・海保との協議
新規案件の検討
新規案件の検討
その他
15
3月
規制緩和分科会
大分コンビナート企業協議会 規制緩和分科会
平成26年度活動状況について
1.大分市景観条例の適用の緩和について
分科会において、規制緩和案件の検討を行ってきたところ、景観条例に関する取扱いについ
て、大分市との協議の上、規制緩和が実現したもの。
(概要)
景観条例の届出範囲について、解釈の変更により、建築物の増築・改築時に届出が必要とな
る基準面積の考え方が、これまで敷地単位とされていたが、これを棟別とする緩和が実現。過
去5年の案件では、昭和電工で6件について手続きが不要となる。
2.堺泉北臨海企業連絡会との意見交換会について
●大阪府の堺泉北コンビナートの企業連絡会が大分コンビナートに来訪し、意見交換会を
実施した。
日
時:11月7日(金)14:00~
参加者:21名(堺泉北:8名、大分:13名)
場
所:昭和電工(株)大分コンビナート
・大分コンビナート企業協議会の概要説明(県)
・規制緩和分科会の取組について説明(昭和電工(株)馬場氏)
・堺・泉北の概要説明(三井化学(株)古賀氏、荻原氏)
・意見交換
・懇親会
→今後とも交流を継続し、共同での規制緩和提案(PCB廃棄物処理等)を検討
3.千葉県との意見交換会について(ユーティリティ分科会と合同)
日時:平成27年3月26日(木)
場所:千葉県庁
概要:千葉県産業振興課が事務局を運営している「京葉コンビナート規制緩和検討会議」に
おいて、3つのテーマのWGにより検討を進めている。
環境分野WG(土壌汚染対策法)、保安分野WG(レイアウト規制)
、港湾分野WGの取組
の説明を受けた。
→今後は他県と協調した規制緩和の要望も検討。
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規制緩和分科会
大分コンビナート企業協議会
規制緩和分科会 平成27年度の活動計画
27年度
【規制緩和分科会】
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
メンバー企業等
分科会開催
昭和電工㈱・・・幹事
▲
▲
▲
分科会
分科会
分科会
▲
▲
特区提案検討
特区提案検討
JX日鉱日石エネルギー㈱
新日鐵住金㈱
NSスチレンモノマー㈱
九州電力㈱
住友化学㈱
規制緩和検討
大分市
大分県・・・幹事
勉強会
▲
他地域との勉強会
○分科会
・年3回程度実施
・構造改革特区を含む規制緩和案件の検討
・関係機関との協議(随時実施)
○規制緩和に関する勉強会
・他地域との意見交換等を想定
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3月
人材育成分科会
大分コンビナート企業協議会
人材育成分科会活動状況について
《今年度の主な活動内容》
1.山陽人材育成 出前講座研修(講師 山陽技術振興会殿)
平成 26 年 9 月 25 日(木)~26 日(金) 「保安防災管理コース」 11 社 27 名受講
平成 27 年 2 月 19 日(木)~20 日(金) 「現場リーダーの育成コース」 12 社 25 名受講
各講座 県コンビナート企業会より講座費用半額補助を受ける
担当 JX 日鉱日石エネルギー㈱、王子マテリア㈱
2.安全実技体験研修(講師 三菱化学㈱黒崎殿)
平成 26 年 10 月 2 日(木) 「火災爆発実体験」「ロール挟まれ実体験」
「圧力安全実体験」
各講座を 13 社 76 名受講
担当 昭和電工㈱
3.出前授業
住友化学㈱ 対象:鶴崎小学校、川添小学校、松岡小学校 7 クラス
テーマ 《物質の特性》
・液体窒素を使った物質の変化
・ドライアイスを使いシャボン玉を浮かせる
・吸水性ポリマー1gがどの程度水を吸収できるか
《化学反応》・サリチル酸メチルを使用し、サロンパスの臭気を再現
昭和電工㈱ 対象:三佐小学校、別保小学校、明治北小学校 9 クラス
テーマ 《環境》薬品で泥水を浄化、簡易な浄水器で醤油やジュースをろ過し、
適切な排水処理への理解を深めてもらう
《化学》化学の力を使い燃料電池を作り、電気が流れることを確認、
次世代エネルギー開発や節電に関心を持ってもらう
4.事業所間交流会
第1回:平成 26 年 10 月 10 日(金) 7 社 1 団体
10 名参加
担当 住友化学㈱
・「ベテランから若手への技術・技能伝承の取組み紹介」
(各社)
・「専門的研修の事例紹介」(住友化学㈱)
・住友化学㈱の工場見学
第2回:平成 27 年 3 月 13 日(金) 7 社 10 名参加
担当 三井造船㈱
・「新入社員教育の現状について紹介」
(各社)
・「法定資格取得支援についての事例紹介」(各社)
・三井造船㈱の工場見学
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大分コンビナート企業協議会
人材育成分科会 2015年度の活動計画
2015年度
【人材育成分科会】
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
メンバー企業等
分科会開催
分科会(事業所間交流に合わせ)
分科会(事業所間交流に合わせ)
JX日鉱日石エネルギー㈱
九州電力㈱
山陽人材育成出前講座
王子マテリア㈱
▲
▲
山陽人材育成出前講座
山陽人材育成出前講座
大分エル・エヌ・ジー㈱
住友化学㈱
安全実技体験研修
▲
三井造船㈱
安全実技体験研修
大分県
NSスチレンモノマー㈱・・・幹事 出前授業
出前授業
昭和電工㈱・・・幹事
事業所間交流
・山陽人材育成出前講座(年2回実施予定)
・安全実技体験研修
・出前授業
・事業所間交流(年2回実施予定)
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事業所間交流
事業所間交流
(王子マテリア㈱)
(大分エル・エヌ・ジー㈱/九州電力㈱)
県からの報告・依頼事項について
1.7号錨地の錨回収事業について
○7号錨地については、今年度新日鐵住金(株)と県の合同での錨の探査・回収事業を予定し
ているが、今後も同様の案件が発生した際に、県やコンビナート企業が回収費用を負担す
ることは困難。
○そのため、今後は再発防止に各社で徹底をお願いしたい。
(具体的なお願い)
・自社側が船会社を手配する際には、落錨時に責任を持って磁気探査、錨回収に真摯に対
応するような船会社を手配して頂きたい。
・錨を落錨する事態が生じた際は、船会社が責任持って錨を回収するよう、海上保安部と
各企業で船会社の指導を徹底することをお願いしたい。
・落錨した際は、必ず責任持って船会社が錨を回収しなければならないことを、各企業で
船会社等への周知徹底をお願いしたい。
2.大分コンビナートの強靱化に向けた取組について
○全国コンビナート立地道府県協議会
構成県(14道府県)…石油化学コンビナート、製油所の立地県で構成
会 長:神奈川県
副会長:大分県、三重県
その他構成県:北海道、宮城県、茨城県、千葉県、愛知県、大阪府、
和歌山県、岡山県、山口県、愛媛県、沖縄県
活動:石油コンビナートの産業振興や防災に関し、関係道府県間の情報共有を
図るとともに、政府・関係省庁・政党等への要請活動を行う。
◎コンビナートの強靱化と国際競争力の強化を2本の柱とし、毎年夏に国へ要望を実施。
○大分臨海部の地震津波対策の取組について
・平成26年1月~3月に、
「大分臨海部の地震・津波対策検討会」において、南海トラフ
地震による被害想定及び対策の提言書を取りまとめ。
(同4月に知事へ提言)
※H26.4月以降は官民で地震津波対策ワーキンググループを設立し具体策を検討
・以降、国の直轄事業化による護岸改修を要望。(自民党、内閣府、国交省、財務省、経産省等)
※全国コンビナート立地道府県協議会 副会長としても要望
◎H27 に国直轄事業「大分港海岸の事業化に向けた調査」(5000 万円)の実施が決定
※護岸の強靱化の事業実施に向けた調査事業(測量や影響評価等。詳細は今後調整)
20
3.大分港開港50周年記念事業の開催について
大分港が今年度、関税法に基づく開港に指定されて50周年を迎えるにあたり、現在の全
国屈指の重要港湾への発展に貢献してきた立地企業や地場企業、航路事業者等に感謝すると
ともに、更なる物流機能の強化を図り、アジアのゲートウェイとしての大分港の更なる発展
に向けた契機とすることを目的とし「大分港開港50周年記念事業」を実施する。
4.地場企業との連携促進について
○(一社)大分県工業連合会「産産交流会」の開催について
地場ものづくり企業とコンビナート企業の交流を促進し、連携強化や新たな産業創出を図るため、「産
産交流会」を開催。
(大分県工業連合会事業)
(構成)第1部:コンビナート企業からの話題提供、第2部:交流懇親会
第1回:平成26年11月5日(水)大分センチュリーホテル
(話題提供)王子マテリア(株)大分工場
JX日鉱日石エネルギー(株)大分製油所
第2回:平成27年2月20日(金)全労済ソレイユ
(話題提供)昭和電工(株)大分コンビナート
三井造船(株) 大分事業所
◎今年度も開催を計画しており、地場企業との交流促進のためコンビナート企業のご協力
をお願いします。
○地場企業とのマッチング支援について
大分県工業連合会では、地場企業のビジネスチャンスの拡大のため、マッチング支援を
展開中です。
今年度は、大分コンビナート企業協議会のユーティリティ分科会との連携による地場企
業とのユーティリティの有効活用についての連携の検討を進めています。
また、コンビナート企業の設備、購買関係の調達に関し、地場企業の技術・製品の活用
の拡大の可能性を検討しています。
◎今後、大分コンビナート企業協議会と、(一社)大分県工業連合会や大分県産業科学技術
センター等との連携を促進し、技術・製品のマッチングや共同研究開発の支援、人材育
成研修の支援等の検討を進めます。
◎コンビナート各社において、課題や新たな提案等ありましたら、事務局(県工業振興課)
までお知らせ下さい。
21
大分港開港50周年記念事業の実施について
平成27年7月 1日
工 業 振 興 課
○大分港は今年度、関税法に基づく開港に指定されて50周年を迎えます。
(開港=国際貿易が可能に)
○これを機に、現在の全国屈指の重要港湾への発展に貢献してきた立地企業や
地場企業、航路事業者等に感謝するとともに、アジアのゲートウェイとしての
大分港の更なる発展に向けた契機とすることを目的とし「大分港開港50周年
記念事業」を実施します。
50年前、大分港が開港に指定されて以降、本県は大分港に立地するコンビナート企業や地場企業
と一体となって目覚ましい発展を遂げました。大分市の人口はこの50年で倍となり、街並みも一変
しました。
現在では、大分港は全国有数の重要港湾となり、日本を代表する企業群が立地する大分コンビナー
トは、県内の製造品出荷額の約半分を生産し、多数の雇用も担い、県経済を支えています。
開港50年を機に、あらためて本県を支える大分港と関係企業について、多くの子供たちに知って
もらい、大分港の更なる発展と本県を支えるものづくり産業の更なる振興に繋げるため、本事業を実
施します。
概要(予定)
【大在会場(メインイベント)】
開催日程:10月31日(土) 11月1日(日)
開催場所:大在公共埠頭
内
容:来場者に、海や港、さらには工場やものづくり産業に親しんでもらうため、
様々な展示やイベントを実施します。
・帆船海王丸 一般公開(セイルドリル、船内見学会等)
(入港期間:10月29日(木) 11月2日(月)
)
・飲食、展示、ステージイベント
・大分港関係企業・国機関等PRブース
・大分港の歴史を振り返る写真展
・防災・防衛フェア(防災グッズや装備品等の展示)
・海上保安庁による巡視船の一般公開 等
【西大分会場】
開催日程:平成27年9月19日(土)
開催場所:西大分 かんたん港園(柞原八幡宮仲秋祭「浜の市」、「みなとのフードフェスタ」と同時開催)
内
容:約400年前、大友宗麟が南蛮交易を始めたことが発祥と言われる西大分港で、
国際色豊かなイベントを実施します。
・飲食、展示、ステージイベント
・さんふらわあ大分港クルーズ
・大友宗麟や南蛮文化等、国際色豊かな演出と飲食を提供
・花火大会
・海上自衛隊による船舶の一般公開 等
公式ホームページ
【コンビナート関係イベント】
http://oitaport50th.oitacity.info
○7月1日公開
「大分港 50 周年」で検索
・コンビナート工場見学
・コンビナート夜景クルーズ 等
<問い合わせ先> 大分港開港50周年記念事業実行委員会
(事務局:大分県商工労働部工業振興課)
担当:高野、上田、小関 TEL:097-506-3267
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