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ニューズレター第22号(2014年12月)
2014.Dec. No.22 会長挨拶・・1 2014 年度経済教育学会第 30 回全国大会報告・・2 学会賞推薦の受付・・5 新刊紹介・・5 理事会議事録・・6 春季研究集会報告者の募集とご案内・・3 会費納入のお願い・・8 編集後記・・8 会長に山根栄次先生が選出されました。ご挨拶を掲載します。 【会長就任の御挨拶】 経済教育学会 会長 山根 栄次(三重大学) 本学会の第 30 回全国大会(会場・立命館大学)初日に開かれた理 事会において会長就任を要請され、退職前 2 年を切っていますが、 諸般の事情によりお引き受けすることにしました。同日に行われ た総会において、正式に会長に就任いたしました。1 年間の任期で すが、会員の皆様には、よろしくご協力のほどお願いいたします。 昨年度の全国大会(会場・滋賀大学)で明治大学の水野勝之先生が 会長に就任されましたが、年末に体調をくずされて辞任され、富 山大学の橋本勝先生が会長代行を勤められ、第 30 回全国大会を準 備していただきました。橋本勝先生のご尽力に感謝しますととも に、水野勝之先生のご快復をお祈りいたします。 私自身の専門は、社会科教育学で、その研究の中で初等・中等 教育段階における経済教育を研究してきました。アメリカの初等・中等教育段階における経済教育の研究や 紹介を 1980 年代の初めにスタートし、また、イギリスの初等・中等教育段階における経済教育についても 研究や紹介をしてきました。より具体的には、経済教育におけるベーシック・コンセプト、消費者経済教育、 環境経済教育、起業家教育、福祉・年金教育、税金教育などのテーマを研究してきました。本会が、経済学 教育学会ではなく経済教育学会であることに、私は自身が本学会に所属している意味があると思っています。 経済教育は非常に範囲の広い研究分野だと思います。経済学の教育はもとより、キャリア教育・起業家教 育・ビジネス教育、消費者教育、環境・エネルギー教育、福祉教育、財政・税金教育など、経済に関わる非 常に広い範囲を射程としていると思います。それらは、大学教育はもちろん、初等・中等教育のカリキュラ ムに入っています。私は、本学会において、初等、中等、高等教育を通した経済教育の研究と実践の交流が より盛んになることを目指したいと思います。 もう一つ目指したいのは、経済教育に関わる国際交流です。第 30 回全国大会でも、韓国の経済教育研究者 の研究発表があり、オーストリアの経済学者の講演がありましたが、外国の経済教育研究者が本学会に来ら れるとともに、本学会のより多くの会員が、外国の関連する学会などに参加し、発表されるようになること を推進できたらと思っています。 一年間の任期中に私ができることには限りがありますが、気持ちは大きく持っていきたいと思います。皆 様のご助言とご協力をお願いいたします。 1 2014 年度経済 年 済教育学 学会第 30 3 回全国大会 会の報告 告 2014 2 年 9 月 20 日〜21 日 日 立命 命館大学京 京都衣笠 笠キャン ンパス 第 30 回大会実行委 回 委員会 角田 田 修一(立命館大学) 2014 年 9 月 20~21 日、立命館大 大学京都衣笠 笠キャンパスにおいて、 経済教育学会 会第 30 回大 大会が開催され れました。 (1)経済教 教育学会のは はじまりは、1981 年 9 月 月に札幌で経 経済理論学 会の大会が開催された際 際の集会にあ あるのですが、 、正式な「経 経済学教育 たのは 1985 年 11 月 3~4 4 日に立命館 館大学衣笠 研究会」として発足した キャンパス(京都市北区 区)において て開催された た創立大会にな なります。 今年 2014 年 年は創立大会 会から数えて 30 回目の大 大会にあたることから、 理事会のご配 配慮により創 創立大会時と同じ立命館大 大学衣笠キャ ャンパスで記 記念の大会を開 開催すること とになりまし し た。立命館大 大学経済学部 部の関係者を中心に実行委 委員会を結成 成し、準備にと とりくんでき ましたので、 、学会会員、 非会員を問わず、ご協力 力をえたすべ べてのみなさん んに、この場 場をお借りして厚く感謝を を申し上げま ます。 ( (2) 大会初日 日は午前 10 時から 時 4 つの分 分科会を開催 催しました。 午 午後は会場を移 移して、立命 命館大学経済 済学会との共催 催で「30 周 年 年記念シンポジウム1」と として「経済教 教育への社会 会の期待とは は 何 何か、これにどう応えるか か」というテ テーマで、3 人のパネラー 人 ー を をお招きすることができま ました。進行役 役はコーディ ィネーター兼 兼 司 司会として藤岡惇会員につ つとめていた ただきました。 。 第 1 の枝廣淳 淳子(東京都 都市大学環境 境学部、幸せ経 経済社会研究 究 所 所、ジャパン・フォー・サ サステナビリテ ティ代表)報 報告のテーマ マ 能な幸せ社会 会を創るため めに」でした。 。このなかで では、新しい い経済的アプロ ローチとして ての①定常経 経 は「持続可能 済(ハーマン・デイリー ー)と②地域 域経済の必要性 性、そして現 現場に出てそ そこから学ぶこ ことで社会に に役立つ経済 済 学を創ることの必要性が が語られ、 「経 経済学部のカ カリキュラムには社会的責 責任の自覚、 ethical conssumption と いう理念がない」と言わ われたことが が印象的でした た。 第 2 の児美 美川孝一朗(法政大学キ キャリアデザイ イン学部)報 報告は、 「若者 者の実態を直視 視し、社会の の進路も同時 時 に拓くキャリア教育・経 経済教育」と題して、 「学 学校から社会へ へ」あるいは は「学校教育の の前提」が変 変容している なかで、 「い いま求められるキャリア教 教育」の役割 割として「社会 会 との関わりで諸問題を考 考え、自分の の生き方と切 切り結ぶ教育」 」 をあげて、 「キャリア教育の観点を組 組み入れた経 経済教育」の必 必 要性が語られ れました。 川康宏(神戸 第 3 の石川 戸女学院大学 学)報告は、 「 「原発学習・福 福 島調査のなかで気づいた たこと、伸ばせた力」と題 題して、主に 3 回生ゼミでの学び( 「慰安 安婦問題」と「原発・エネ ネルギー問題」 」 さらに「広島」へ)の方 方法と、担当 当者として「 心がけている る こと」などが詳しく紹介 介されました た。そのあと 、3 人の女子 子 学生が壇上にあがり、それぞれ福島県 そ 県浪江町を訪 訪問した印象などを報告し しましたが、学 学生たちが生 生き生きと、 2 自由に、かつ自主的に学び、学内で発表し、学習の成果を本にまとめ出版する活動を行っていることが伝わ る内容でした。 シンポジウムのあと、会員総会(17 時から 18 時まで)があり、 懇親会は創立大会時と同じ末川(博)記念会館で 20 時すぎまでに ぎやかに開催されました。翌日の記念講演予定者のハインツ・ク ルツ教授ご夫妻や韓国経済教育学会の報告者のごあいさつもあり、 和やかに交流をすすめることができました。 翌 2 日目は 9 時半から 12 時すぎまで 5 つの分科会を開催し、 午後 1 時から記念講演として、オーストリー・グラーツ大学のハ インツ・クルツ教授が“Whom to educate、 and how?”と題し て話をされ、八木尚志会員による司会で若干の質疑もおこなわれました。 14 時からは「30 周年記念シンポジウムその 2」として、 「学士課程における経済(学)教育の目標と内容」 で「日本学術会議の参照基準問題を考える」2 人の報告がありました。 まず、 「参照基準」問題に先頭になってとりくんでこられた八木紀一郎会員(本学会前理事、経済理論学会 現代表幹事)が「経過報告」をされました。この問題の経緯、各学協会の意見表明の内容などを紹介すると ともに、 「学習アウトカム」の評価における平板な知識・技能テストによる標準化と画一化が進行する危険性 を指摘したうえで、今回の「『参照基準』を超える経済学教育の可能性」として、経済学(political economy) の基礎にたちかえり、経済学それ自体の革新を学習者中心の経済学教育と結び付ける努力が必要であること を指摘されました。 つぎの岩田年浩会員(京都経済短期大学、本学会元会長)の「経済学と教育学の両面から経済学教育を考 える」と題する報告は、 「参照基準」が経済理論の多様性を無視していることを近代経済理論の立場から内在 的に検討するとともに、これを教育学の視角からも検討するものでした。とくに、後者の点からは、経済分 野を担当する教員の入念な教材研究など、実践面での成果を上げる 足を延ばして ことへの期待が表明されました。 以上が大会のプログラムに沿った紹介です。 立命館大学衣笠キャンパスの周辺に 今年の大会の参加者数は(受付名簿への記載による、会員外を含 は、等持院、龍安寺など名所旧跡が数 む)93 名で、例年と比べるとやや少なかったようです。大会プログ 多く点在します。その一つ御室仁和寺 ラムの詳細は字数の制約で紹介できないのは残念ですが、分科会報 をご紹介しましょう。京福電鉄北野線 告は 2 日間で 30 本の報告が 9 つの分科会に分かれて行われました (嵐電)御室駅で下車すぐです。御室 (うち 1 本は当日までにキャンセル、別の 1 本は海外からの帰国便 とは皇室の住居を意味し、ユネスコの の遅延で分科会を 2 日目に変更) 。 世界文化遺産にも登録されています。 このように第 30 回大会は大変多くの内容を盛りこんだ内容でし たが、とにもかくにも理事をはじめ多くの方のご努力により、大き 遅咲きの御室桜や紅葉の美しさでも知 られ、回廊から眺める庭園や金堂、五 重塔など見事な伽藍は一見の価値があ な問題なく成功裏に終わったことを喜んでいます。 ると思います。 (穂) ありがとうございました。 【今後の学会スケジュール】 2015年3月28日(土) 経済教育学会春季研究集会(福井市地域交流プラザ) 2015年9月26日(土)27日(日) 経済教育学会第31回全国大会(日本体育大学世田谷キャンパス) 3 春季研究集会・拡大理事会のご案内と報告者の募集 2015 年 3 月 28 日(土)~29 日(日) 実行委員長 中里 弘穂(福井県立大学) 経済教育学会 2015 年春季研究集会・拡大理事会を以下のように開催し ますので多数ご参加ください。 今回の春季研究集会は、毎年北陸 3 県で毎年開催されております「北陸 地域政策研究フォーラム」及び福井県立大学が中心となり研究活動を進め ております「地域公共政策学会」と共催し福井県で開催します。北陸地域 の研究者、教育関係者、地域の活動家の方々などと広く交流し、啓発の機 会となることを期待して準備を進めております。 研究集会の前半は、テーマごとに分かれて発表・報告会を実施します。 その後休憩をはさみ、「地域と教育をどのように連携するか」をテーマとしてシンポジウムを開催します。シンポジウム の冒頭には、本学会の山根新会長に基調講演をお願いし、本学会の意義や地域と教育について語っていただきます。その 後、富山県、石川県、福井県から実践報告を行った後で、3 名の報告者並びに山根会長とで地域と教育の連携について会 場の参加者も交えて議論や意見交換ができましたらと考えております。 日時:2015 年 3 月 28 日(土) 13:20~18:30(受付 12:30 より 3 月 29 日(土) 終了後懇親会) 9:00~11:30(拡大理事会) 会場:福井市地域交流プラザ(JR 福井駅隣接 AOSSA ビル 6 階) 福井市手寄 1 丁目4 Tel 0776-20-1535 ご宿泊:拡大理事会 福井アカデミアホテル(Tel 0776-29-1020) (駐車場有料) 福井美味しいもの紹介 《プログラム》 3 月 28 日(土) 12:30 受付開始 13:20~16:00 研究発表(テーマごとに 3or4 会場) 16:00~16:20 休憩、会場移動 16:20~16:30 開催校挨拶 16:30~18:20 シンポジウム「地域と教育をどのように連携するか」 福井県立大学 ・基調講演 経済教育学会 ・実践報告(3 件) 18:30~20:30 下谷学長 山根栄次会長 学会参加の折りにはその地域の食 文化にもぜひ触れていただきたい と思います。 【おろし蕎麦】福井の蕎麦は、大根 おろし、削り鰹をのせだしのきいた 汁をかけていただきます。こしの強 い蕎麦との相性は抜群、さっぱりし て美味しいと評判です。 (穂) ・意見交換 懇親会(AOSSA ビル 3 階 ウエルネス) 3 月 29 日(日) 9:00~11:30 拡大理事会(福井アカデミアホテル会議室) 《研究発表申込み》 締切:2015 年 1 月 20 日(火)必着 ・申込方法: E メールまたは郵送に必要事項を記入し、下記連絡先に送付ください。 ・記入事項: ①報告者名 ②ご所属・職務 ⑤発表テーマ ・その他: ③連絡先電話番号 ④メールアドレス ⑥発表要旨(400 字程度) 申込者が多い場合には、発表テーマにより実行委員会で選定します。 選定結果は 1 月末までにお知らせします。 《懇親会・宿泊 申込み》 締切:2015 年 2 月末 ・懇親会:3 月 28 日(土)18:30~20:30 AOSSA ビル 3 階 ・会 ウエルネス 費:4000 円(当日お支払) ・宿泊者:29 日の拡大理事会参加者の方は福井アカデミアホテルを予約します。 (福井駅よりバス 10 分ぐらい、温泉有り、1 泊朝食付 8500 円ぐらい) ・参加申込:懇親会参加者、宿泊者は、2 月末までに下記連絡先に ①氏名 ②ご所属 ③連絡先電話番号 ④メールアドレスを記入の上、お申込み下さい。 《申込み・連絡先》 福井県立大学キャリアセンター 中里弘穂 〒910-1195 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島 4-1-1 Mail:[email protected] Tel:0776-61-6000 Fax:0776-61-6014 4 学会 会賞推薦 薦の受付を行いま ます 経済教 育学会 事務局 第2回 回学会賞選考 考委員会 第2回 回学会賞の推薦 薦を下記の内容 容で受け付けま ます。自薦・他 他薦を問わず、 、多くの推薦を をして下さいま ますよう 御案内申 申し上げます。 。 尚、学 学会賞選考は隔 隔年で実施する るため、下記1 1及び2の「業 業績」は 2012~ ~2014 年度の 3年間のものを対象と いたしま ます。 ◇賞の種類と主旨 1.経 経済教育学会賞 賞(研究部門) )…経済教育研 研究において顕 顕著な業績を残 残した研究者 2.経 経済教育学会賞 賞(教育実践部 部門)…経済教 教育実践におい いて顕著な業績 績を残した教員 員 3.経 経済教育学会奨 奨励賞…経済教 教育の発展に寄 寄与することが が大きく期待される若手会員 員 4.経 経済教育学会特 特別賞…会員外 外で経済教育の の発展への貢献 献が著しいと認 認められる個人 人 5.経 経済教育学会功 功労賞…学会活 活動の発展にお おいて貢献が著 著しいと認められる個人 ◇非推 推薦対象者 3.は は 2013 年4月 月1日現在で 35 3 歳以下、会 会員歴が 3 年以 以上の会員を対 対象にします。 また、1 1.2.5は会 会員歴が 5 年以 以上の者を対象 象とします。 ◇推薦資格者 会員歴 歴が 1 年以上の の者 ◇受賞内容 表彰状 状、楯(第 1 回ではこれが一 回 一体化したもの のを授与) ●推薦受付期間 この のニューズレタ ター発行日から ら 2015 年 3 月 27 日(金)まで で ●推薦受付先 経済 済教育学会事務 務局 郵 郵送またはメー ール添付で専用 用の様式で御提 提出下さい。 ・郵送の場合の の宛先 〒930-855 55 富山市五 五福3190 富山大学経済 済学部 大坂研 研究室 気付 ・メール添付の の場合のアドレ レス [email protected] ac.jp ※専用の の推薦様式は学 学会ホームペー ージにアップし していますが、 、事務局に郵送 送を御請求いた ただいても結構 構です。 経済教育 新刊情報 ◆比較経済教 比 教育の研究 柴 柴田透 著 三恵社 ¥2,376 本 本書は経済教育 育論においてひ ひとつのメルク クマールになる業績である。 。経済理論への深い洞察、 経済 済学教育史の定 定説をくつがえ えす実証、社会 会科学の自然科 科学に対する特 特殊性を見据 据えた教育上の の 提言 言、これらいず ずれについても も水準が高い。 。個別について ては、それな りの水準の議 議論はなされて て きた たかもしれない い。しかし、著 著者はすぐれた たバランスをも もって高い水準 準の議論を統合 合した。 本 本書の重要なテ テーマは経済教 教育における多 多様性である。 。評者はとり わけ、経済学 学教育における 主体 体性と現在性に にかかわる論点 点に共感した。 。著者は現在の の高校の公民分 分野の教科書 書の端緒にあた た る 22 年版、2 27 年版の「一 一般社会」の教 教科書が主体性 性、現代性、総 総合性をそなえていたという 通説を、建前 前に反してマル ル クス経済学的 的な真理や常識 識的社会認識の の伝達が実際上 上の教科書の性 性格であったこ ことを示すこと とで反証する。動学的一般均 均 衡理論が主流 流となったアメ メリカのマクロ ロ経済学教科書 書が金融危機以 以降の経済の現 現状を十分に あつかえていない現代性に に 欠いた現状を を教科書分析に によって示す。社会科学の特 特殊性と新古典 典派市場観の性 性格を指摘し、複数の理論が が共存する経済 済 学のありかた たを踏まえ、多 多様な経済理論 論の中での学習 習者の選択の自 自由の重要性を を訴える。 公民科目の の経済分野と経 経済学の教科書 書の形成史の不 不足と経済学者 者が未だ自然科 科学をモデル とする科学論にとらわれて て いることは現 現状の経済学教 教育の足枷にな なっている。こ この業績はその の足枷をうちや やぶる第一歩を を踏み出してい いる。 5 ◆社会人になって成功する大学生活術 名物学長が教える 40 のアドバイス 関西大学・大阪教育大学・大阪経済法科大学 アートヴッレッジ出版 岩田 年浩 著 ¥1,400 円(税別) 「みんなが行くから大学を受験する」若者が多いこの頃です。受験生の皆さん、ねらった大学へ の夢と目的を持って進学しましょう。大学生の皆さん、やる気は満ちてきましたか。無目的で、時 間を浪費して、単位を取って、ただ卒業するだけの人たちとは違う学生生活をしましょう。 二十歳前後はよいこともよくないことも身についてしまいます。大学選びと学生生活のコツをお伝 えしましょう。さあ、この本を開いてみましょう。 丹念に大学生の教育にまい進してきた著者ならではのメッセージ! 著者は関西大学・大阪教育大学・大阪経済法科大学に勤務。全国講演600回。 就職率(毎年98%以上)と四年制大学への編入に強い・ (在学生の30%と日本一) ・・京都経済短期大学長・経済学博士 ◆キャリアデザイン支援ハンドブック 日本キャリアデザイン学会監修、中里弘穂 他共著 ナカニシヤ出版、¥ 3,000(税別) 本書は日本キャリアデザイン学会が、創立10周年を記念して刊行したものである。キャリアは一人一 人が生涯をかけて作り上げていくものであり、職業への移行時や教育現場のみならず、企業組織の中でも 様々な場面での支援が必要とされている。その支援に当たる人々も、教員や企業の人事担当者、就職相談 員等、多様である。本書は様々な立場のキャリアデザイン支援者を対象として、支援に必要な基礎知識や 実践上のポイントなどを簡潔に解説し、実践に役立てていただくことを目的に編集されている。キャリア 研究、キャリアデザイン支援のそれぞれの分野のエキパートが、自分の専門分野につき執筆している。第1部キャリアデザイン 支援の基礎、第2部キャリアデザイン支援の実践に分けられ、中里は、「企業研究・業界研究、職種・職業研究」を担当している。 本書を生徒・学生のキャリアデザイン支援に活用していただければ幸いである。(中里弘穂) 【2014 年 9 月 20 日経済教育学会理事会議事録】 4.総会に向けて 議長候補として淺野会員を推薦すること、及び総会の 出席者:井草剛、猪瀬武則、岩田年浩、大坂洋、角田収、角田修一、 書記を井草理事とすることとした。 加納正雄、河原和之、高橋勝也、田中淳、中谷武雄、 5.新会長について 新里泰孝、橋本勝、藤岡惇、山根栄次。 理事会の互選により、山根栄次理事(三重大学)の総 委任状数 5(出席者数 15 名、出席者数+委任状数 20、定足数14 名) 会への推薦を決定。 ◆ 議長選出 ◆ ◆ 報告事項 ◆ 橋本会長代理を選出。書記は角田収氏。 1.2014 年度会費納入状況 ◆ 審議事項 ◆ 2.会員の異動 現時点ではほぼ例年通り。 2013 年度データは 2014 年 2 月 22 日のもの。実際の年 1.2013 年度会務報告 2013 年 11 月 27 日 学術会議参照基準への意見書 度末データではない。 2013 年 12 月 25 日 学術会議参照基準への追加意見書 2014 年にはいってからの入会者、退会者の異動は次頁 2014 年 1 月 15 日 ニューズレター発送(奥付での発 以降の入会者、退会者一欄を参照のこと。これに、前回、 行日付は 12 月 20 日) 拡大理事会で報告した数値もあわせると、前回総会以降 2014 年 3 月 28 日 春季研究集会・拡大理事会(三重 の入会者は 22 名、退会者は 55 名。退会者が多いのは、 大学) 学会規約にもとづき、長期会費未納の会員の退会処理を 2014 年 5 月 25 日 『経済学の未来(仮)』編集委員会 行ったため。 発足(代表 八木紀一郎経済理論学 【2014 年 9 月 21 日経済教育学会理事会議事録】 会代表幹事(経済教育学会前理事) 2014 年 7 月 12 日 理事会(キャンパスプラザ京都) 出席者:橋本勝、阿部信太郎、井草剛、猪瀬武則、岩田年浩、大 2014 年 9 月 20 日 第 30 回全国大会(~21 日)、総会、 理事会(20 日、21 日)(立命館大 坂洋、角田収、角田修一、加納正雄、高橋勝也、田中淳、 学)例年の行事等に加え、学術会 中里弘穂、中谷武雄、新里泰孝、藤岡惇、山根栄次。 委任状数 5(定足数 14、出席者数 16、出席者数+委任状数 21) 議参照基準関係の活動があった。 ◆ 議長選出 ◆ 2.2013 年度決算 7月の理事会ですでに承認済みであることを確認した。 山根会長を選出。書記は橋本勝。 ◆ 審議事項 ◆ 3.2014 年度予算 7月の理事会ですでに承認済みであることを確認した。 1.学会賞選考委員について 6 2015 年度は学会賞の選考年にあたり、12 月のニュー 会代表幹事(経済教育学会前理事)) ズレターでは募集をする必要があるため選考委員を決 2014 年 7 月 12 日 理事会(キャンパスプラザ京都) めて今秋には動き出す必要があり、協議の結果、当面、 2014 年 9 月 20 日 第 30 回全国大会(~21 日)、総会、 理事会(20 日、21 日)(立命館大 下記の理事を委員とすることが了承された。 学)例年の行事等に加え、学術会 大坂、橋本(以上、第1回選考委員会からの留任) 議参照基準関係の活動があった。 加納、中谷、河原(以上、新規) 2.2013 年度決算 尚、必要に応じて理事会に諮って委員を1~2名増員 2013 年度決算案は異議なく承認された。 する可能性もある。 2.選挙管理委員について 3.2013 年度会計監査報告 2015 年度は理事選挙の年にあたり、年度内には準備 横田会計監査から決算報告が適正になされたとの報告 を開始する必要があるため、下記の理事を選挙管理委 があった。 員とすることが了承された。 4.2014 年度予算 2014 年度予算案は異議なく承認された。 大坂、阿部、井草、角田(収) 尚、実務的な部分で、新里、橋本が協力することと 5.新会長について なった。 理事会の互選により、山根栄次理事(三重大学)が 推薦され、全会一致により、承認された。任期は 9 月 3.理事の役割分担について 上記の 1.2.以外の理事の役割分担については原則と 21 日より次期総会まで。 して現行の役割を継続することとし、必要があれば、 ◆ 報告事項 ◆ 理事会MLに諮って増員することとした。 1.2014 年度会費納入状況 また、総会、春季集会の開催にあたって、実行委員 現時点ではほぼ例年通り。 会的組織を作る場合は理事以外の会員に協力を求める 2.会員の異動 2013 年度データは 2014 年 2 月 22 日のもの。実際の こともあるが、その点は担当理事に一任することとし た。 年度末データではない。 さらに、前日の理事会及び総会でも提案された通り、 2014 年にはいってからの入会者、退会者の異動は次 次号の学会誌は 30 周年特別号となるため、編集体制を 頁以降の入会者、退会者一欄を参照のこと。これに、 強化する必要もあるが、その点は編集委員会に一任す 前回、拡大理事会で報告した数値もあわせると、前回 ることとした。 総会以降の入会者は 22 名、退会者は 55 名。退会者が 多いのは、学会規約にもとづき、長期会費未納の会員 【2014 年度経済教育学会総会議事録】 ◆ 議長選出 ◆ の退会処理を行ったため。 会場より「長期データを見ると会員数が減っている。 淺野忠克会員を選出。書記は井草剛氏。 ◆ 審議事項 ◆ 理事会では対策を行っているのか」との旨の質問があ 1.2013 年度会務報告 った。事務局長と会長代行は(1)会員数は最近はむしろ、 2013 年 11 月 27 日 学術会議参照基準への意見書 増えている。退会者数も下げ止まりと思われる。ただ 2013 年 12 月 25 日 学術会議参照基準への追加意見書 し、熱心な会員が定年時に退会するケースが多いので、 2014 年 1 月 15 日 ニューズレター発送(奥付での発 特別会員制度を周知する努力が必要と思われる。全般 行日付は 12 月 20 日) 的な対策が必要という危機感は感じておらず、現時点 2014 年 3 月 28 日 春季研究集会・拡大理事会(三重大学) で大きな対応は考えていない」と返答した。 2014 年 5 月 25 日 『経済学の未来(仮)』編集委員会 発足(代表 八木紀一郎経済理論学 【2014 年 7 月理事会議題】 度春期研究集会(福井県立大学)について/3.2014 年 ・前回議事録の確認 12 月ニューズレター発行について/4. 『経済学教育の未 ・審議事項 /1.2015 年度学会誌発行体制について/2. 来-参照基準を超えて』発行について/5.30 周年記念 2014 年度全国大会(立命館大学)について/3.2013 年 事業について/6.会員の現況について/7.長期未納者 度決算案/4.2014 年度予算案/5.2015 年度全国大会 への対応について について/6.長谷川義和理事逝去に伴うホームページの 議 事 録 は http://ecoedu.jp/newsletter/rijikai201407.pdf 修正について/7.後継会長、事務局長について に掲載 ・報告事項/1.2014 年度学会誌について/2.2014 年 《3 月拡大理事会以降の新規入会者・退会者》 大学経済学研究科後期博士課程)松本俊哉(正会員・関西 <新規入会者> 外国語大学)、塩田尚樹(正会員・獨協大学経済学部)、秋 在間敬子(正会員・京都産業大学経営学部) 、辻野岳(正会 田真(正会員・弘前大学教育学部附属小学校) 、力丸剛(正 員・彦根市立金城小学校)、内海正郎(学生会員・大阪市立 会員・横浜市立潮田中学校) 、三上真寛(正会員・明治大学 7 経営学部)、福田秀志(正会員・兵庫県立尼崎小田高校)、 <退会者> 長岡みか(学生会員・法政大学大学院キャリアデザイン学 谷江幸雄(正会員)、薄井俊行(正会員)、石垣浩晶(正会 研究科)、葛山功(学生会員・法政大学大学院)、福田正弘 員)、内田博(正会員)、猪又力(正会員)、江良亮(正会員)、 (正会員・長崎大学教育学部)、川崎雄二郎(正会員・関西 上野格(正会員)、奥村皓一(正会員) 学院大学)以上13名(データ集計時点10名) 会費納入のお願い 2014 年度の年会費を請求いたします。すでに 2014 年度分入金の方は振込み用紙が同封されておりません。下 記の振込口座での振込みも可能です。 ゆうちょ銀行 口座番号:00920-3-252875 口座名義:経済教育学会 年会費:正会員 5,000 円、学生会員(大学院生を含む)2,000 円、65 歳以上の会員 2,500 円 ・経済教育学会は日本学術会議協会学術研究団体(詳細は http://www.scj.go.jp/ja/group/dantai/index.html)で す。学会費は所属先の校費にてお支払頂ける場合があります。なお、ニューズレター本号の送付より、以下規約 通りの運営を行います。つきましては過去の会費の未納分がある方は早急に会費を納入願います。 「5 年以上にわ たり会費を納めないものは、原則として会員の資格を失う。3 年以上の滞納会員については、その旨を伝えて、 本会の出版物の配布を保留することとする。(会則 5 より)」 <メールアドレス登録のお願い> 事務局では、学会運営と情報共有の円滑化 のため、学会事務局へのメールアドレスの登 録をお願いしております。登録されておられ ない方は学会事務局のメールアドレス [email protected] に御知らせ願います。以下 の QR コードより、携帯メールから登録可能 です。 学会にメールアドレスを登録すると、大会、 研究集会等の情報、学会ホームページの更新 情報などを掲載したメールマガジンが登録し たアドレスに届きます。 経済教育学会 ニューズレター 第 22 号 2014年12月1日発行 発行人 経済教育学会会長 編集人 あんびるえつこ 発行所 富山大学経済学部 〒930-8555 発送元 山根栄次 中里弘穂 大坂洋研究室(経済教育学会事務所) 富山市五福3190番地 株式会社サラト(経済教育学会担当 〒670-0948 古市) 兵庫県姫路市北条宮の町172 Fax:079-284-0904 E-mail:[email protected] 印刷所 株式会社 エムディーエス 〒162-0811 東京都新宿区水道町2-13 Tel:03-5261-9021 http://www.mds-pro.com <編集後記> 遅くなりましたが、ニューズレター第 22 号をお届け します。戸惑いと試行錯誤をしながらの作業でしたが、 皆様のご協力のお蔭で、どうにか完成しました。戸惑 いと言えば、2015 年の就職活動も大きな混乱が予想さ れています。現大学 3 年生の就職活動は、3 月開始、8 月から採用試験が解禁になります。10 月内定はそのま まですので、短期決戦になり 9 月に採用試験を行う高 卒者にも影響は避けられないと言われています。青田 刈り、リクルーターの復活、水面下の動きは活発です。 就職活動の後ろ倒しで、誰が得をするのでしょうか。 就職支援会社のみにならないことを祈ります。 (穂) 秋の仁和寺 8 江戸川橋HOビル