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【C-1】池田氏『学内カリキュラムにインターンシップを
教育的効果の高いインターンシップの普及推進シンポジウム 高知大学地域協働学部(2015年度新設予定) における協働型インターンシップ準必修化 への道のり 2014年2月9日 【C-1】分科会 高知大学・池田啓実 ① 高知大学の社会協働教育プログラム胎動期系譜図 -まず“動こう”の思いと実践がプログラムの開発と進化の原動力- 高知大学・高知医科大学統合(平成16年10月)→国立大学法人化(平成17年4月) 全学インターンシップ委員会 非要卒科目(2単位)・2週間実習(事前&事後指導含む) 平成17年度 平成14年度 社会経済学科独自の要卒単位化 人文学部 共通科目 として開放 化 現代職業研究(2) → 現代企業実習(2) or 現代行政実習(2) 平成13年 本学の石筒助教授が入門 演習(2年1学期・2単位) を活用し長期の実践型イン ターンシップを試行 2週間実習の限界認識 平成15年12月 長期実習の学生成長の著しさの認識 東京ベンチャー留学を通 じてNPO法人ETIC.と 出会う 平成13年 平成12年3月 1997年の大学教育改 革で実施の学生パソコン 必携の総括の過程で ↓ 原正紀氏(ジョブカフェ・ サポートセンター代表、 元(株)リクルート・エグゼ グティブマネージャー)と出 会う 池田が人文学部就職委員 会委員長に就任 ↓ 鈴木賞子氏(人事コンサル タント・東京)と出会う 平成16年3月13・14日 支援の輪 拡大 仕掛け人市@土佐を通 して四国経済産業局と 出会う 平成15年8月 パートナー 支援の輪 拡大 武蔵野大学と出会う 合同オープンキャンパス実施 於 ; 武蔵野大学(西東京) S・O・Sをはじめとする学生の主体的活動支援を通して、地 元高知の出版社(株)南の風社と出会う スーパーバイザーの拡大 平成16年9月末 文部科学省補助事業・現代 的教育ニーズ支援プログラム (現代GP)として採択 CBI授業システム 授業実施を通してさらに多く の支援者と出会う 平成16年6月 経済産業省公募事業 MOT(技術経営)採択 を通して高知県中小企 業家同友会と出会う 平成12年10月学生主体の活動支援 パートナー パートナー ② 高知大学の社会協働教育系教育プログラムの系譜 イ ン タ ー ン 系 CBI企画立案 H16 CBI実習(8単位) H17 CBI実習(首都圏) H21 CBI自己分析 H17 キャリア開発講座 H21 高知SBI実習 H22 マ イ ン ド 醸 成 系 高知&首都圏SBI 実習 H24 自律協働入門 H18 地域協働入門 H19 国際協力入門 H19 地域協働企画立案 H19 地域協働演習 H19(長者地区) 地 域 協 働 系 地域協働実習 H21 地域協働自己分析 H21 社会協働実践 H22 社会協働自己分析 H22 中山間地域の生活と環境 H20 準 正 課 系 S・O・S H12 コラボ考房プロジェクト H20 ファシリテーション力養成道場 H20 企画立案力養成道場 H20-H23 協働実践自己分析 H23 人間関係形成インターンシップ(SBI)の概要図 実習生 事前学習 支援者 事前支援 目標設定セミナー チームビルディングセミナー 目標設定塾 他者との信頼関係の醸成 Why思考重要性の気づき インターン目的の明確化 チームメンバーの人柄や性格の相 互理解 チームメンバーがSBIで何を得ようと しているかに関する相互理解 インターンシッププログラムの作成 実習支援者(SV;スーパーバイザー)としての目標設定 実習支援上のポイント理解 実習先マッチングセッション 学生は3名1組で実習、実習期間は3週間 SBインターンシップ実習(3週間) 事後学習 振り返り報告会 事後支援 目標設定総括セミナー 終了直後および6ヵ月後 目標設定総括塾 課題実践の整理と内省 スパイラルな利他的活動の具体化 利他的活動の意義理解 学生の伝える力の向上 SVの学生支援成果の確認 学生支援活動の振り返り 振り返りの理論的整理と支援 振り返り成果の実務へのフィードバック 支援 4 地域協働学部(仮称)設置構想ー趣旨と概要ー 教育改革の要点と人材育成像 地域協働マネジメント力を具えた地域協働型産業人材 人 材 像 ◆次に掲げる3つの知識・能力を統合した「地域協働マネジメント力」を有し,6次産業化に よる新たなビジネスを創造することができ,卒業後即戦力として活躍することができる人材 を育成する。 (1)地域の産業及び生活・文化に関する幅広い専門的知識を有した地域理解力 (2)組織運営やファシリテーション等に関する専門的知識やスキルを有した組織運営力 (3)地域の資源管理やその産業化に関する専門的知識を有したプロジェクト・マネジメント力 入試改革 地域産業人材を 志向する学生 高知県出身学生 地域産業振興の推進 日本経済再生 第一次産業、第二次産 業、第三次産業の協働に よりニュービジネスを創造 して地域産業を振興 「食の6次産業化プロ デューサー」等の国家 的人材育成プロジェ クトの推進による新成 長戦略の達成 【全国課題】 【地域課題】 キャリア支援改革 教育改革 を確保できる入試 入口の工夫 高知県内出身学生の確保 ガバナンス改革 地域産業振興に関する 新たな課題に対応できる 実践的な カリキュラムの提供 確かな教育 学部教育5つの特色 □即戦力養成を目指した特色ある実習授業の体系的配置 □AO入試(15名)及び推薦入 試Ⅰ(10名) の工夫 ①商品開発プロジェクト実習(2年次第2学期必修) 高大連携の推進 一般入試への高知県出身志 願者と重ならない新たな県内受 験者層の掘り起こし。 ②地域協働マネジメント実習(3年次第1学期必修) 地域資源の商品化を行うプロジェクトに参加して事業計画力、 評価改善能力及び段取り力を身に付けることでプロジェクトマネジ メント力の完成を目指す。 地域に半年間滞在して2年次までに身に付けた能力や知識・技 法を活かして活動することで組織運営力のうちリーダーシップ、コ ミュニケーション力、行動持続力の完成を目指す。 地域社会、同窓会 後援会等と連携し たきめ細かい 支援の推進 出口保証 支援体制の強化、充実 □キャリア支援室の設置 同窓会、後援会、地域協働教育推 進会議(学部支援組織)との協働に よるキャリア支援室の設置 キャリア支援員の配置 ③教えるプロジェクト実習(3年次第2学期必修) 入試におけるマッチング重視 地域が必要とする情報や知識に関するレクチャーの実施及び課 題解決を目指すワークショップ等による学習プロセスの設計、運営 を行うことでファシリテーション力と学習プロセスの設計・構築能 力を身に付け組織運営力の完成を目指す。 □一般入試(35名)における面接 □学年進級評価の導入と学生の成長を促す授業の配置 □学習成果報告会の開催 ④ 「地域協働研究(学年研究論文)」(必修)を核とする 「学年末“関所”」の設置 同窓会、後援会、地域協働教育推 進会議等との協働による学習成果 報告会を実施して社会で通用する プレゼンテーション力、ネットワーキ ング力を育成する。 グループワークを含む授業が教育 課程の大半を占める教育の特色に 適合する学生を採用するため、推薦入 試及びAO入試だけでなく一般入試に おいても面接(グループワークを含む) を実施する。 知識及びスキル・技法等の確実な習得=「知の統合」を行う。 □社会人の学び直し機会提供 ⑤学外実習授業の開放、地域協働マネジメント論の開放 所定の内容を学修した社会人に対し修了認定を行う。ここでは 社会人と学生がともに刺激しあって学ぶ場を提供する。 キャリア形成に留意した 教育内容の強化、充実 □長期インターンシップの単位化 2年次第1学期に実施。 □学部運営会議設 置 地域のステーク ホルダーを過半数 構成員とする会議 で学部の基本方針 (人事、予算、教育 組織の改編等)を 決定する。 □学長のガバナン ス強化 学部長の選出 等における学長の 権限を強化するこ とで社会のニーズ に柔軟に対応する 体制を構築する。 □地域協働教育推 進会議の設置 外部支援と外 部評価を一体化す る仕組みを導入す ることで地域協働 教育のPDCA推進 を担保する。 初 年 次 科 目 〈 1 2 単 位 〉 ☆ナレッジ・マネジメント論 ☆プロジェクトマネジメント ☆地域協働マネジメント論Ⅱ 必修科目〈40単位〉:実習科目〈20単位〉、演習科目〈18単位〉、総論科目「地域協働論」〈2単位〉 地域産業分野 (必修選択) 〈10単位〉 ☆☆☆☆☆ 国国地六フ 際際域次ー ビ農デ産ド ジ林ザ業ビ ネ水イ化ジ ス産ン論ネ 展市論 ス 論 開場 論論 ☆ 行☆☆☆☆ 政中コ産森 法心ミ業林 市ュ ニ連経 街テ関営 ☆地ィ論論 商活ビ 法性ジ 化ネ ス 論論 地域協働マネジメント分野(必修選択)〈10単位〉(案) ☆情報処理論 ☆組織学習論 ☆地域計画論 ☆地域組織論 ☆地域資源管理論 ☆地域協働マネジメント論 Ⅰ ☆金融論 ☆経営学 ☆行財政論 (4年次目標) 3年 通年 教えるプロジェクト実習 2学期 地域が必要とする情報や知識に関 (組 3織 運 年営 次力 目の 標形 )成 地域協働マネジメント力の統合・深化 4年 するレクチャー及び課題解決を目指 すワークショップ等の学習プロセスの 設計、実施を行うことでファシリテー ション力と学習プロセスの設計・構築 能力を身に付け組織運営力の完成を 目指す。 地域協働実践・卒業研究 実習での学びと知識及びスキル・技 法を統合して自らの実践事例を理論化 して4年間の学びを集大成するとともに 地域協働型産業人材としての将来展 望を描く。 地域協働研究Ⅲ 3年次 進級評価 2年 3年 2学期 1学期 地域協働マネジメント実習 地域に半年間滞在して2年次までに 身に付けた能力や知識・技法を活かし て活動することで組織運営力のうち リーダーシップ、コミュニケーション力、 行動持続力の完成を目指す。 商品開発プロジェクト実習 地域資源の商品化を行うプロ ジェクトに参加して事業計画力、 評価改善能力及び段取り力を中 心にプロジェクトマネジメント力の 完成を目指す。 地域協働研究Ⅱ 2年次 進級評価 2年 1学期 1年 2学期 (地 1域 理 年解 次力 目の 標形 )成 地 域 協 働 型 産 業 人 材 地域理解実習 実習先の地域及び主体の特性理解 を課題としてサービスラーニングを行う ことで地域理解力を育成する。また、コ ミュニケーション力、行動持続力を養い リーダーシップを学ぶ。 1年 1学期 課題探求実践セミナー(初年次科目) 地域ボランティア等によるサービス ラーニングを通して、実際に地域で何が 起こっているのか、地域の人たちは何を 考えどのように行動しているのかを知り、 地域に向き合う基本姿勢を形成する。 1年次 進級評価 地域協働企画立案実習 実習先地域の課題を解決する ための企画を立案することを通じ て課題探求力、発想力、企画立 案力を育成する。また、行動持続 力、コミュニケーション力を養う。 プ ロ ジ ェ (ク 2ト マ 年ネ 次ジ 目メ 標ン )ト 力 の 形 成 地域協働研究Ⅰ(学年研究論 文) 「学年研究論文」と進級評価(学年末“関所”) 知識及びスキル・技法の確実な習得と成長確認の仕組みの導入 地域協働マネジメント力(「地域理解力」「プロジェクトマネジメント力」「組織運営力」)を段階に 応じて評価する。演習(「地域協働研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」)で、1年間の学びと成長の自己分析や地域 課題をまとめた「学年研究論文」を作成する。また、演習及び実習プロセスにおいて実施される 「ルーブリック評価」をもとに、学生の成長を促すための複数教員による面接も行う。 地域生活分野 (必修選択) 〈10単位〉 ☆☆☆☆☆ 非コソ地地 営ミー域域 利ュ ニシ健ス 組テャ康ポ ー 織ィル キス マ振ャポツ ネ興ピー振 ジ論タツ興 メ ル指論 ン 論導 ト 論 論 ☆☆☆☆☆ 生地環地地 涯域境域域 学文文防福 習化化災祉 論振論論論 興 論☆ ☆ 地 地 域 域 医保芸文 療健術化 論 論 共通専門科目〈18単位〉 ※10単位以上を以下の科目から習得する。 ☆社会調査入門 ☆社会調査データの分析 ☆社会統計学の基礎 ☆質的分析の技法 ☆社会調査の技法 ☆多変量解析の基礎 ☆ファシリテーション演習 ☆商品開発基礎演習 ☆チームワークを考える ☆企画立案事業計画基礎演習 ☆非営利組織マネジメント基礎演習 教 養 科 目 〈 2 2 単 位 〉 「 C O C 科 目 を 14 単 位 以 上 を 習 得 」 地 域 協 働 学 部 の 教 育 課 程 概 要