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~ 13 ~ 【クルーズの経験について】 10.クルーズ旅行の魅力は、国内
【クルーズの経験について】 10.クルーズ旅行の魅力は、国内・海外を効率よく観光できること。船内の大即売会での買い物も大きな魅力 9 月 26 日の安倍首相の所信表明演説で観光に関してはクルーズ船受け入れについての言及が数多くありまし た。また前述の1項では、最近の旅行に対する考え方で「クルーズを検討したい」が高い傾向にありました。 (1)クルーズ旅行で日本を旅行したことがあるか 日本への旅行経験者の 46.0%がクルーズ旅行で日本に来たことがあるという結果でした。地域別では沿岸部 の経験は 43.2%、内陸部は 49.0%と内陸部の人の経験が高い結果となっています。1 年以内の経験は沿岸部が 21.6%の一方で内陸部が 33.7%とかなり高く、クルーズでの日本旅行は沿岸部から内陸へと広がり、内陸部での 人気が高まっていることがうかがえます(図 22)。 中国人が多く参加する日本へのクルーズ旅行は、格安でカジュアルなイメージがありますが、実際参加してい る人の世帯年収を聞くと、60 万元以上が 22.2%、24~60 万元未満が 45.2%と高い傾向となっています。 (図 22)訪日クルーズ旅行経験(地域別) (単一回答) (図 23) 日本へのクルーズ旅行経験と世帯年収 (単一回答) 1年以内 2年以内 3年以内 3年より前 訪日クルーズ経験の有無と世帯年収 JTB総合研究所 訪日クルーズ旅行経験(地域別) 60万元以上 日本へのクルーズ旅行経験はない 0% 全体(793) 20% 27.5 沿岸部(407) 21.6 内陸部(386) 0% 40% 60% 80% 100% 全体(1000) 54.0 10.0 3.55.0 10.6 4.9 6.1 33.7 24~60万元未満 クルーズ経験あり (365) 56.8 9.3 2.13.9 クルーズ経験なし (428) 51.0 18~24万元未満 20% 13.5 40% 38.3 22.2 10.5 12~18万元未満 60% 80% 30.1 45.2 37.9 JTB総合研究所 100% 18.1 22.7 30.4 9.9 21.3 (2)クルーズでの日本旅行経験者のクルーズの感想 クルーズでの日本旅行経験者に複数回答で意見を聞いたところ、全体で「日本国内を短時間で効率よく観光が できた(34.2%)」、 「船内で開かれた即売会での買い物を楽しめた(31.8%)」、 「食事、宿泊などがすべて含まれ ていて安心(30.7%)」 「1 回の旅行で国内の都市・日本・韓国や台湾など複数の旅行地をまわることができお得 (28.2%)」が上位となりました。特に沿岸部の人にとってクルーズは便利で手軽な一石二鳥の旅行手段のよう です。また「旅行代金が安価だった」は全体で 21.4%と他の項目よりも低く、(1)の記載のとおり高所得者の 参加が多いことも考慮すると、単に格安だから選ばれているわけでもなさそうです(図 24)。 (図 24)クルーズについての考え方 (複数回答) クルーズについての考え方 JTB総合研究所 40% 沿岸部(176) 34.2 31.8 30.7 29.3 30% 28.2 内陸部(189) 全体(365) 27.7 24.1 22.7 22.2 21.4 20.3 20% 10% 0.5 ~ 13 ~ 特になし ビザ の手続きが飛行機 での 旅行よりも簡単 旅行 代金が安価だった 出 入国の手続き に時間がかか り、観光 の時間が削 られた 出港 する港が近い 飛行機 での旅行よりも税関等 の手続きが簡 易だ った 重 量を心 配す ることなく 目当 ての買い物ができた 回1の旅 行で国内の都 市や 海 外の旅行地を 回れてお得 クルーズ旅 行への憧れがあり 利 用した 食事、宿泊などすべて 含 まれ ていて安心 船 内で開かれた即売会 での 買い物 を楽しめた 日本 国内を短時間で 効 率よく観 光ができた 0% (3) 日本へのクルーズ旅行の中国国内の出港地 (図 25)出港した港 (単一回答) クルーズで出港した港は上海が全体の 44.1%を 出港した港(地域別) 占めています。 内陸部の人たちは大連港や青島港の利用が高いこと も分かります。 JTB総合研究所 上海港国際 上海宝山国際 天津港 大連港 青島港 広州港 寧波港 厦門港 その他(舟山、台州、香港) 0% 20% 全体(365) 32.6 沿岸部(176) 11.5 38.1 内陸部(189) (4)今後の日本へのクルーズ旅行意向 40% 60% 15.1 10.4 16.5 14.2 27.5 9.0 13.8 80% 13.2 10.7 100% 6.6 4.7 4.4 4.1 7.4 5.1 10.8 1.73.4 2.8 15.9 2.6 7.4 5.3 5.3 (図 26)今後のクルーズ旅行の意向 (複数回答) クルーズ旅行での日本経験者に今後の意向を複数回答で 今後のクルーズ旅行の意向 聞きました。68.2%がまたしたいと回答した一方、クルーズ 沿岸部(176) 以外の方法で日本旅行したい人の 41.9%いました。内陸部の 80% 方がクルーズ意向はやや高くなっています。クルーズ旅行は 60% 安価だからリピートするとはいえないようです(図 26)。 40% JTB総合研究所 内陸部(189) 全体(365) 68.2 41.9 21.4 20% 0.8 クルーズ旅 行 は もうしたくない 日本 以外の国 ・ 地域 へも クルーズ旅 行 をしてみたい クルーズ以 外 の方 法 で 日本旅 行をしたい 日本へのクルーズ旅行 を またしたい 0% 11.海外旅行でしてみたいことは「その国ならではの文化が感じられる宿に泊まりたい(全体 50.5%) 」が最多 沿岸部は、自分の国や友人家族の間で話題になっている場所、ものへの関心が高い 内陸部は、海外に話題になっている場所、ものへの関心が高い 日本行きに限らず、どんな海外旅行をしているか 聞いてみました。 (図 27)海外旅行頻度(地域別) (1) 海外旅行頻度 (単一回答) 海外旅行頻度(地域別) 海外旅行そのものの頻度は年1回が 44.1%。 2回以上は 22.1%、3回以上は 7.3%。内陸部の 年に3回以上 年に2回程度 年に1回程度 2~3年に1回程度 何年かに1回 海外旅行経験なし 0% 人の方が年2回以上、3回以上の割合はやや高く JTB総合研究所 全体(1000) 7.3 沿岸部(500) 6.4 内陸部(500) 8.2 20% 22.2 40% 60% 80% 100% 44.1 15.6 6.1 4.7 45.6 16.4 7.2 2.8 なりました。 ~ 14 ~ 21.6 22.8 42.6 14.8 5.0 6.6 (2)旅行予約方法と旅行の形態 旅行の形態は、団体パッケージ型が 4 割ですが、沿岸部ではフリープラン型が 35.4%、内陸部では個人旅行 も 28.1%ありました。オンラインはアプリを含めると 74.5%となり、予約方法はオンラインが定着しています。 (図 28)海外旅行の予約方法(地域別) 海外旅行の予約方法(地域別) (単一回答) (図 29)海外旅行の旅行形態(地域別) 海外旅行の旅行形態(地域別) JTB総合研究所 旅行会社などの店舗・店頭で予約 オンラインから予約(PC・スマートフォン) アプリから予約(スマートフォン・タブレット) 電話 その他、わからない 0% 20% 40% 60% 100% フリープラン型パッケージツアー 団体型パッケージツアー その他・覚えていない 全体(953) 全体(1000) 22.5 54.7 19.8 2.4 0.6 沿岸部(500) 22.0 56.6 18.8 2.0 0.6 内陸部(500) 23.0 52.8 沿岸部(486) 20.8 (3)海外旅行で重視すること りが強く出る結果となりました。沿 60% 56.7 い物も重視していることが分かりま 43.0 2.3 4.1 (複数回答) JTB総合研究所 内陸部(467) 全体(953) 45.1 36.5 40% 35.9 34.2 34.1 30% 21.3 17.3 20% 10% 0.6 0% 美 味 し い も の が 食 べ ら れ る か す る も の が あ る か 初 め て 見 た り 体 験 し た り 歴 史 的 価 値 の あ る も の が あ る か 世 界 遺 産 や 歴 史 文 化 遺 産 な ど 、 すが、特に沿岸部の人にとっては食 3.1 で き る か ど う か 時 間 を 忘 れ て の ん び り 買 い 物 が 楽 し め る か リ フ レ ッ シ ュ で き る か 気 に 入 っ た 宿 に 泊 ま れ る か 訪 れ る の に 良 い 時 期 か 取 得 し や す い か ど う か ノ ビ ザ ま た は ビ ザ が 金 額 が 安 い か 子 ど も の 教 育 の た め に な る か 達 成 で き る か ど う か 趣 味 な ど 、 (沿岸部 40.1%、内陸部 27.8%)」買 42.5 42.0 、 またはビザが取得しやすいかどうか 25.9 ー 57.4%、内陸部 42.6%)」、 「ノービザ、 28.1 100% 49.8 50% 的価値のあるものがあるか(沿岸部 35.4 沿岸部(486) 50.2 「美味しいものが食べられるか(沿 「世界遺産や歴史文化遺産など歴史 80% 30.7 19.3 55.5 岸部と内陸部で大きく差が出たのは、 か(沿岸部 60.5%、内陸部 50.3%)」、 60% 海外旅行で重視すること(地域別) 70% て見たり体験したりするものがある 23.6 40% (図 30)海外旅行で重視すること(地域別) 項目別では全般的に沿岸部にこだわ 岸部 63.2%、内陸部 49.9%)」、 「初め 20% 内陸部(467) 2.8 0.6 JTB総合研究所 個人旅行 0% 80% (単一回答) 自 分 の 目 的 が べたり、見たり、体験したりすることに比べれば必ずしも最重要というわけではなさそうです(図 30) 。 (4)どんな海外旅行をしたいか 海外旅行先を決める時、何を基準にし ているのか聞いてみました。最も多かったのは「その国ならではの文化が感じられる宿に泊まりたい(沿岸部 53.6%、内陸部 47.4%)」でしたが、沿岸部では「あらかじめ旅行先について詳しく調べて、やり残しがないよ うにしたい(沿岸部 53.8%、内陸部 36.0%)」が次に多い結果となりました。一方内陸部では「海外で話題にな っているものを買ったり食べたりしたい(沿岸部 38.4%、内陸部 43.4%)」、 「海外で話題になっている場所に行 きたい(沿岸部 32.8%、内陸部 37.4%)」が続き、 「海外で話題」であることへのこだわりが沿岸部より高い結 果となりました。一方、沿岸部は、海外で話題というより、「自国の国や友人、家族の間で話題」になるもの好 む傾向が現れ、消費のフォロワーが多い沿岸部と、イノベーターの多い内陸部の志向が分かれました。また「泊 まる宿は安いところでよい(沿岸部 27.8%、内陸部 21.6%)」と沿岸部の方が宿泊代金を気にする傾向が現れま した(図 31)。 ~ 15 ~ (図 31)海外旅行でしてみたいこと(地域別) (複数回答) 海外旅行でしてみたいこと(地域別) 60% JTB総合研究所 沿岸部(500) 50.5 44.9 50% 40.9 内陸部(500) 40.3 35.4 40% 35.1 32.4 24.7 30% 20% 5.3 10% 0.4 0% 詳 し く 調 べ て や り 残 し が 買 っ た り 食 べ た り し た い 買 っ た り 食 べ た り し た い 話 題 に な っ て い る 物 を 自 分 の 国 や 友 人 家 族 の 間 で 土 あ 産 ま 物 り を 知 自 ら 分 れ で い て 探 い し な て い 見 場 つ 所 け や た 行 き た い 海 外 で 話 題 に な っ て い る 場 所 へ 話 題自 に分 なの っ国 てや い友 い る人 場家 所族 への 行間 き で た 泊 ま る 場 所 は 安 い と こ ろ で よ い 買 い 物 や 観 光 が メ イ ン な の で ば っ た り で 旅 行 し た い 、 海 外 で 話 題 に な っ て い る 物 を そ の 他 あ ま り 計 画 は 立 て ず 、 あ ら か じ め 旅 行 先 に つ い て 、 な い よ う に し た い 、 そ の 国 な ら で は の 文 化 が 、 感 じ ら れ る 宿 に 泊 ま り た い 行 き 当 た り 12.SNSについての考え方は スマホを駆使するソーシャルメディア(SNS)は中国人にとっては日本人以上に重要なツールです。SNS についてどのような経験があるか聞きました。沿岸部、内陸部ともに「SNSの投稿を見て行ってみたいと思っ た場所に出かけた(沿岸部 48.0%、内陸部 39.0%)」、 「SNSで知った情報でいいと思ったものを購入した(沿 岸部 40.4%、内陸部 36.8%)」が多い結果となり、SNSが行動のきっかけになっていることがわかります。よ り大きな影響を受けているのは沿岸部の旅行者といえます。日本で同様の調査をした結果では、 「SNS は見るだ けで投稿はしなくなってきた」が最も高いなど、SNS 疲れの傾向が強く見られましたが、中国における SNS は つながりや移動のきっかけとしてプラスに作用している面が大きいようです。 (図 32)SNSについての考え方(地域別) (複数回答) SNSについての考え方(地域別) つながりや移動のきっかけ JTB総合研究所 全体(1000) 50% 45% 40% 沿岸部(500) 内陸部(500) SNS疲れ 43.5 38.6 34.2 35% 30% 25% 27.6 26.6 24.5 18.7 20% 15% 20.1 18.4 17.2 14.9 7.6 10% 5% 7.7 7.3 5.7 1.1 0% 使 い っ い て と は い 思 い わ ね な な く ど て の も い い ね 評 価 を つ け た な ど の 投 稿 者 に 気 を 変 更 し て 友 達 の 数 を 減 ら し た 嫌 な こ と が あ っ た の で ア カ ウ ン ト を 利 用 頻 度 を 減 ら し た 嫌 な こ と が あ っ た の で 止 S め N た S の S N S の 利 用 頻 度 を 減 ら し た 自 分 の 時 間 が 取 ら れ す ぎ る の 止 で め た き た の で 何 と な く S N S に 関 心 が な く な っ て 利 用 頻 度 を 減 ら し た 、 ~ 16 ~ 本 当 に 好 き な も の よ り 、 ネ ガ テ ィ ブ な 評 価 が 多 く な り そ う な 話 題 を 投 稿 し た 止 め た し な く な っ て き た S N S は 見 る だ け で 、 見 て い る 人 を 意 識 し て 、 あ え て S N S が 情 報 は あ ま り 出 さ な い よ う に し た 、 旅 行 な ど で 、 、 つ な が ら な い 場 所 へ 出 か け た 、 S N S で 知 っ た 情 報 で い い と 、 を 思 っ た も の を 購 入 し た 、 に 出 か け た 会 い に 出 か け た S N S で 知 り 合 っ た 人 に 、 S N S で 話 が 盛 り 上 が り メ ン バ 、 募 っ て 旅 行 や レ ジ ャ 、 S N S で 発 信 し た い と 思 い 、 話 題 の 場 所 に 出 か け た ー 昔 の 知 り 合 い と S N S で つ な が り 、 、 と 思 っ た 場 所 に 出 か 行 け っ た て み た い 再 び 交 流 す る よ う に な っ た ー S N S の 投 稿 を 見 て 投 稿 は そ の 他 13.まとめ 今回の調査結果から、一口に中国人旅行者と言っても、沿岸部と内陸部の旅行者には明確な違いがあることが わかりました。それぞれの特徴は下図の通りです。 キーワードは「日本の日常生活に触れたい」 沿岸部と内陸部の旅行者の共通の特徴として「日本の日常生活にふれたい」という気持ちが高いことがあげら れます。今後さらに訪日旅行のリピーターが増えれば、ありきたりな観光ルートだけにとどまらず、日本の日常 生活に触れつつ、新しい場所やモノやコトに出会う欲求も高まると考えられます。受け入れる側としては、お客 さまに対して「何か特別なことをしなくては」と思いがちで、押し寄せる観光客に中国人のスタッフをそろえた り、中国人をターゲットにした商品を開発したり、観光客も当初は喜んでいたと思いますが、ファッションやト レンドなど日本の情報がより身近になる中、‘観光客向け’が必ずしも喜ばれるとは限りません。この現象はま さに過去日本人が海外旅行で歩んできた道であり、ネット社会でさらに変化のスピードが増していると理解する 方がいいでしょう。今後はいかに日本の「日常」を魅力的に伝えられるかが鍵となるのではないでしょうか。 ‘爆買い’先細るが、中国人の消費熱は下がらない 中国政府は景気減速を受けて経済政策を内需拡大へと方針転換し、海外で購入した商品に課する関税を引き上 げる一方で、中国国内での越境ECを推進しています。以前JTBの調査で、日常の買い物へのこだわりに、 「品 質が良いか」 、 「安全であるか」に高い結果が出ていましたが、日本製品にはそのこだわりへの期待が高く、総務 省の試算では、2019 年には中国の日本からの越境ECの市場規模は 2.3 兆円に上ると言われています。今年の 8 ~ 17 ~ 月にオープンした中国人の海外旅行帰国者用の免税店では、帰国後 180 日以内に旅券を持って本人が来店すれば 限度額の範囲内で商品を免税で購入できるため、連日賑わっているようです。今回の調査では日本に旅行を予定 している中国人は、海外旅行先でのショッピングだけではなく、越境ECでのショッピングや上海の免税店に高 い関心を寄せていて、日本国内での爆買いは先細っても、彼らの消費そのものへの情熱そのものは冷えたわけで はないといえそうです。 日本での買い物は、旅行者の居住地域別では沿岸部の方が積極的に買い物をしたい、それも日本の菓子や化粧 品など日本人が使用するものを好む傾向が出ました。電化製品や海外ブランドも決して人気がないわけではなく、 むしろ沿岸部のリピーターは購入意向が日本の日用品より高い傾向にあります。店舗に出しているものが、ニー ズに合っているか、常に検証し、商品の種類や売り方を都度変えていくことが必要と考えられます。また日本へ のクルーズ船の中の楽しみとして、船内の‘大即売会’ともいえるショッピングを楽しみにしている人も多いこ とが分かりました。また日本以外の他の地域を訪れることも魅力ということが分かりました。日本の寄港地側も このような現状を考慮しつつ、短い滞在時間の中でプログラムを魅力的なものにする必要がありそうです。 これから日本に旅行しようと考えている中国人は、単なる買い物目的ではなく、日本をより知ってみたいと関 心を持ってくれる人たちです。単に日本で人気の日用品を単品販売するだけならば、越境ECになり変わる可能 性は十分あります。買う行為を体験としたり、モノと地域をつなげたりすることで、買うだけの価値から訪れる 価値への真の転換が必要です。そのためには広く旅行者の背景や行動を理解し、市場から変化の芽を読み取るこ とが大切です。 <当該調査の分析とコンサルティングに関するお問い合わせ> (株)JTB総合研究所 企画調査部 03-6722-0759 調査・分析担当:三ツ橋 明子 広報担当:三ツ橋・早野・波潟 メルマガ登録募集中!! ご登録はこちらから⇒http://www.tourism.jp/newsletter/ ホームページ:www.tourism.jp ~ 18 ~