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ログ・ホライズンTRPGリプレイ あの景色を見たく て
ログ・ホライズンTRPGリプレイ あの景色を見たく て CUTLET タテ書き小説ネット Byヒナプロジェクト http://pdfnovels.net/ 注意事項 このPDFファイルは﹁小説家になろう﹂で掲載中の小説を﹁タ テ書き小説ネット﹂のシステムが自動的にPDF化させたものです。 この小説の著作権は小説の作者にあります。そのため、作者また は﹁小説家になろう﹂および﹁タテ書き小説ネット﹂を運営するヒ ナプロジェクトに無断でこのPDFファイル及び小説を、引用の範 囲を超える形で転載、改変、再配布、販売することを一切禁止致し ます。小説の紹介や個人用途での印刷および保存はご自由にどうぞ。 ︻小説タイトル︼ ログ・ホライズンTRPGリプレイ あの景色を見たくて ︻Nコード︼ N2261CP ︻作者名︼ CUTLET ︻あらすじ︼ これは橙乃ままれ先生作﹃ログ・ホライズン﹄二次創作であり、 ﹁ログ・ホライズンTRPG﹂のリプレイとなっています。あらす じの代わりに今回予告をどうぞ。 ある日、PC達は顔なじみのPTメンバーであるヴェラーノに、彼 女が切り盛りしているお店﹁子犬亭﹂へと呼ばれた。 彼女はエルダーテイル時代のある昔話を語り、そこへ行ってみない 1 かと誘った。 こうして、﹁ある景色﹂を求めて5人の冒険の旅が始まった。 その冒険の先に待ち受ける真相とは如何に⋮⋮? ログ・ホライズン TRPGシナリオ﹁あの景色を見たくて。﹂ 私たちは<冒険者>、魂の翼でどこへだって行ける。 2 PC&GM紹介︵前書き︶ 4/30 PL名とGM名を追記しました 3 PC&GM紹介 PC&PLとNPC&GMの紹介 まずはPCから ・PC名:テオドア ・PL名:ゐぬびと ・種族/職業:ドワーフ/戦士職/守護戦士 ・サブ職業/性別:探検家/男性 ・説明 豪快な見た目とは裏腹に、いつも皆を思いやる穏やかな紳士。戦闘 になると前に出て、攻撃を一手に引き受ける。困っている人はつい 助けてしまう。 ・PC名:白焚 ・PL名:retz ・種族/職業:法儀族/回復職/神祓官 ・サブ職業/性別:祈り手/男性 ・説明 緑溢れる自然を好み、出会った人の健康をひそかに願う祈り手積極 的に前に出る性格ではないがパーティの安全のためなら全リソース をありったけ注ぎ込む。リアルでは社会人でワーカーホリックだっ た。 ・PC名:睡渦 4 ・PL名:睡渦 ・種族/職業:狐尾族/武器攻撃職/暗殺者 ・サブ職業/性別:細工師/男性 ・説明 女性の幸せのために全力を尽くし、必要なら説教もする︵対象と精 神的距離が近いほど、ドライになり気味︶あくまで女性の笑顔を見 ていたのであって、自分が幸せにしてあげたいと思っているわけで はなく、むしろ強く繋がることには消極的。 ・PC名:ソニア ・PL名:CUTLET ・種族/職業:法儀族/魔法攻撃職/妖術師 ・サブ職業/性別:売り子/女性 ・説明:常に飄々とした態度を取っているが、中身は普通の女の子。 子供扱いされるのを激しく嫌うため、子供っぽいと思われる言動は 慎んでいる。 そして、NPCはこんな感じ ・NPC名:ヴェラーノ ・GM名:ぐらす ・種族/職業:狼牙族/武器攻撃職/吟遊詩人 ・サブ職業/性別:料理人/女性 ・説明: アキバの郊外にある喫茶店﹁子犬亭﹂でマスターを勤めている。普 段から陽気で、パーティを活気づけるムードメーカーなのですが⋮ ⋮? ・筆写からの補足: 5 基本的に彼女はNPCとして立ち回りますが、戦闘などのときはプ 冒険者窓口﹂で検索 レイヤーの指示に応じて動きます。︵いわゆる進行役︶ 気になった方は、﹁ログホライズンTRPG をしてみてください。 新しい設定が追加されているかもしれませんよ⋮⋮? 6 で囲ってある文章は、筆者からの補足として新たに書き込ん プリプレイ 物語の始め︵前書き︶ * だものです 7 プリプレイ 物語の始め GM:こんにちはー!本日はよろしくお願いいたします! 一同:よろしくお願いしまーす! GM:さてさて、今回はゆるーく、軽ーい内容のシナリオですので GM:肩の力を適度に抜いてご参加くださいませw テオドア:こんにちは、よろしくおねがいします GM:よろしくお願いしまーす!LHTRPGは初めてとのことで すので、こちらもサポートできればと思います! テオドア:ありがとうございます、迷惑かけないようがんばります! 睡渦:迷惑はかけていいんですよ、頑張って楽しんで下さいb テオドア:うっす! * テオドアさんの中の人は、今回が初LHTRPGだったようです。 しかし皆さんも言っているように変に気負う必要はないのです。何 故ならば、そこにいるのは一緒に遊ぶ仲間なのですから⋮⋮。 * GM:よしっ それではプリプレイを初めて行きましょうか! 一同:はーい GM:まずは難易度についてなのですが、こちらから提案が御座い ますー テオドア:おお ソニア:ほうほう 8 GM:皆様がよろしければ、難易度をイージーとさせていただきた いのですが、いかがでしょう? 睡渦:ラスト戦闘の難易度は据え置きです?︵確かハード相当だと 聞いたような︶ GM:ええ、戦闘に関するデータは変えませんよー 白焚:なるほど ソニア:分かりましたー GM:それでは、各自因果力を一点プレゼントしちゃいます! 一同:いただきまーす GM:ではでは、続いて因果力チケットの受付を致しますねー 今 回は1枚まで。 ソニア:今回はなしでもいいかなー 睡渦:僕も無しでいいかな 白焚:やめときまーす テオドア:なしです GM:はーい。では続いて、﹁タイミング:プリプレイ﹂のついた 特技 またはサブ職業の変更などがありましたら宣言をお願いしま すー 睡渦:無しです ソニア:特になしです テオドア:なしです 白焚:無いデス ヴェラーノ:クッキング、ピザ二枚取得 睡渦:はいな∼ 白焚:嬉しい GM:はーい。それでは、この時点を持ってビルド及びサブ職業を 固定いたしますね。 ソニア:了解ー 9 GM:では、続きまして、今回のPT状態についてご説明いたしま すー GM:今回皆さんは一度ないしは何度か冒険に付き合っているPT メンバーとして顔を見知っている状態ですー 一同:ふむふむ GM:従って、皆さんはイニシアチブ表の下の方に任意のコネクシ ョンを取得してくださいませ。︵その分のアザーチケットはこの場 で配布した形とします︶ GM:尚、テオドアさんはキャラクター初期作成ですので、もう一 交友対象の 交友対象との師弟 方好きな人にコネクションをとっても構いませんよー テオドア:了解です 白焚:白焚から睡渦へ︵ころころ︶↓ 睡渦:師弟⋮⋮、女性に笑顔振りまく露天商ですがw 白焚:なに教えてもらおうかな︵決めつけ︶ GM:ふむふむ、睡渦さんに師弟ですねw テオドア:テオドアからヴェラーノへ︵ころころ︶↓ 英雄 GM:ほほう、英雄ですかっ ヴェラーノ:﹁テオドア様っ とか呼ぼうかな?﹂ テオドア:﹁様づけはやめてくれぬか﹂ 交友対象への庇護 ヴェラーノ:﹁あははっ わかったよー!﹂ 睡渦:睡渦からソニアへ︵ころころ︶↓ 交友対象のライバル 睡渦:魔法攻撃職だし、敵は寄せ∼んみたいな感じかな ソニア:ですかねー ソニア:ソニアからテオドアへ︵ころころ︶↓ 10 ソニア:ふむ、ライバルか テオドア:HT争いですか 交友対象のラ ソニア:﹁悪いわね、あとは頼んだわよ﹂的な感じかな ヴェラーノ:ヴェラーノから白焚へ︵ころころ︶↓ イバル 睡渦:支援系職としてのライバル? 白焚:﹁まけませんよ?﹂ ヴェラーノ:﹁お、こっちだって負けないからね!﹂ GM:では、こんな感じでしょうかー。 テオドアさんは後でコネ クションを取りたい方がいらっしゃったら仰って下さいね テオドア:はーい GM:では、最後に進行に関する説明を GM:シーンの区切りや合間で多少描写が入りますが、基本的に皆 さんの会話で進行をしていきます GM:なので、躊躇なくRPなどをはさんで構いませんよー 一同:了解ー GM:それでは!プリプレイを終了いたします。 11 プリプレイ 物語の始め︵後書き︶ 準備はよろしいですか? いよいよ彼らの旅が始まります。 どうぞ、お楽しみください⋮⋮。 12 オープニング ある一つのお願い オープニングシーン:喫茶﹁子犬亭﹂ ここはアキバ郊外に佇む喫茶店[子犬亭]です。 吟遊詩人で料理人と趣味にしか生きてなさそうなマスターが一人で 切り盛りしています 名物はイタリアっぽい料理と即興のギター演奏。時々他の街へ出張 ライブもするとか。 今日は貴方達はマスターのお声掛けで、君達が店内のテーブル席に 座っているのでした。 ここに居るのは顔なじみのPTメンバーだけのようです。 ヴェラーノ:﹁どうもどうも!今日は皆きてくれてありがとうね。﹂ ソニア:﹁今日はどうしたのマスター?おごりでもしてくれるのか しら?﹂ テオドア:﹁ヴェラーノの料理は美味いからなぁ﹂ ヴェラーノ:﹁テオドアさんどうもありがとう! うまくできてい ればいいんだけれどー﹂ 白焚:﹁それは有り難い。﹂ 睡渦:﹁一曲頂きたいね∼♪﹂ ヴェラーノ:﹁ふふん♪ もちろん、それもいいけれど。今日は別 な用事で呼んだんだー﹂ 白焚:﹁ふむ、続けて。﹂ 睡渦:﹁美女の頼みじゃ断れないなぁ∼﹂ ヴェラーノ:﹁今日は皆に、昔話をしようと思って。﹂ テオドア:﹁昔話?﹂ 13 ソニア:﹁何かしら?﹂ ヴェラーノ:﹁そう、昔話。少し長いけれど、聴いてくれるかしら ?﹂ GM:そういうと、どこか遠い目をしながら、一人語り始めました。 そうだなぁ⋮⋮、私がエルダーテイルを始めた頃合だから、大体6 年前かな? その頃はね、まだエルダーテイルのマップもそこまで広くなかった んだ。 まぁ私がいける範囲も狭かったけど。現実世界のアタミの辺りに、 すんごく綺麗で、忘れられないほどの海岸線があったのよ。 白い砂浜が輝いてて、南国のポスターみたいな景色。画面越しだっ たんだけど、今でも忘れられないんだ。 ⋮⋮そこにはね、初めて組んだPTメンバーでさ、半ば無謀なレベ ルで行ったんだ。 結局負けちゃったけどね。 でも、もう一度。大災害でここに来た今、そんな景色がみたいなー ってふと思ったの。 そう、なんとなく、ね。 ヴェラーノ:﹁あはは⋮⋮。大分記憶の中にあったから、美化され ちゃってるのかもしれないけどさ。﹂ ヴェラーノ:﹁良ければなんだけれど⋮⋮。明日から、その海岸線 を探しに、旅に出ない?﹂ ヴェラーノ:遠い視線を引き戻し、皆さんの顔を見ながら答えます テオドア:﹁忘れられない景色...素敵じゃあないか﹂ 白焚:﹁む、そうだな。美しいものは見て損は無い。﹂ 14 ヴェラーノ:﹁ありがとう!やっぱり皆に相談してよかった! と いうか、皆で行きたかったんだけれどね!﹂ ソニア:﹁ふふん、言ってくれるじゃない♪﹂ 睡渦:﹁嬉しい事を言ってくれますね∼♪﹂ ヴェラーノ:﹁ええと、それじゃ。大体の道を見せるね。えーっと ⋮⋮﹂というと、カウンター下の棚を漁り始めます。 テオドア:﹁おっ 地図があるのか﹂ 白焚:﹁準備万端か⋮⋮﹂苦笑 ヴェラーノ:﹁ふふん。 アキバの街で出回ってたから買っちゃっ た。あったあったヤマト地図。その海岸線があったのは、確かその 頃の名前で<オダワラ海岸地帯>と呼ばれていた場所ね。﹂ ヴェラーノ:﹁ここからだと、5日から6日の道のりがあるみたい。 馬車を使ってその日程だね!﹂ ヴェラーノ:﹁そうそう。小旅行の前準備金として、200Gを用 意したの。一人50Gずつ今渡すね﹂ GM:というと、皆さんに50Gの入った金貨袋を渡します。 GM:所持金に反映していいですよー 一同:どもー ヴェラーノ:﹁食糧とか不安があったら、そのお金で買っていって ね。﹂ ヴェラーノ:﹁街道沿いを歩いていくから、そこまで魔物はいない と思うけど⋮⋮いざという時は頼りにするね﹂ 睡渦:﹁はいよ∼♪﹂ ソニア:﹁そっちこそ、頼りにしてるわ﹂ ヴェラーノ:﹁それじゃ、明日の朝に<ブリッジオブオールエイジ 15 ス>で待ち合わせね!馬に繋げる荷車の準備もしなきゃだし!﹂ GM:<ブリッジオブオールエイジス>はアキバ入口の端だそうで す。皆さんが冒険をしているならば、一度は目にしているでしょう 白焚:﹁あい、解った。各自準備してまた来ようか。﹂ GM:オープニングシーンの描写はこういったところですね。 GM:シーン提案などがなければ、オープニングシーンを終了いた しますー 一同:大丈夫でーす GM:それでは、各自に因果点を1点プレゼント! 一同:わーい! 16 オープニング ある一つのお願い︵後書き︶ そんな彼女の小さな願いに応えるべく、準備を始めた彼ら。 皆思い思いの一夜を過ごします。 楽しみで眠れないもの、熟睡するもの、準備のために夜更かしをす るもの⋮⋮。 さぁ、旅の始まりです 17 ミドルシーンに移ります! ミドルフェイズ1 旅の始まり GM:それでは! 一同:はーい GM:ミドルシーン:あの海岸を目指して 翌朝、ブリッジオブオールエイジスには一台の馬車が止まっていま した。 二頭のケルピー︵水馬︶が繋がれた大型の馬車。調教師に数日借り たようです。 ヴェラーノは馬車の前で皆さんを待っています。 ヴェラーノ:﹁えーと。そろそろ時間だけど⋮⋮﹂ おはよう。よく眠れた?﹂ テオドア:﹁おはよう、間に合ったか﹂ ヴェラーノ:﹁あ、来た来た! 睡渦:﹁ちょっとばかり夜更かししたけど平気∼﹂︵道すがら売ろ うと幾つかアクセサリこさえてきた テオドア:﹁眠りすぎるところだった﹂わはは、と ヴェラーノ:﹁あははっ おいていったりはしないよー。ささ、皆 荷物を馬車に詰め込んで∼﹂ ソニア:﹁はーい﹂ 白焚:﹁む、失礼する。﹂ ほぼ身一つ 睡渦:﹁そいじゃこのへんにっと﹂ テオドア:﹁忘れ物はないな?﹂確認しつつ ヴェラーノ:﹁えーと。水中眼鏡に、深海のモンスター図鑑に、ビ 18 ーチパラソルに、⋮⋮ハリセンも大丈夫! うん、忘れ物はなさそ う!﹂ ヴェラーノ:﹁よーし、それじゃあ出発進行!﹂ GM:先頭のヴェラーノの掛け声と共に、水馬はカタリカタリと馬 車を引いていきます。 5分とも立たないうちに、アキバの街は見えなくなっていきました。 GM:さてさて! 皆さん大変お待たせしました! GM:これからメインコンテンツ! ﹁イースタル探索表﹂を用い て5日間に起こる出来事を決めていきましょう! * というわけで、GMから説明がされました。 ・ダイスを振って、その目に応じたイベントを起こす ・1回のイベントを1日として、計5回する ・1日の終わりに疲労:3をPC全員にプレゼント ・レストタイムは3日目の夜と5日目の夜に入れる ・ちなみに、描写はアドリブ GMすらわからない彼らの旅路、さてさてどうなることやら * GM:1日目 GM:君達はアキバを離れ、海岸を目指して風のように進んでいき ます。 GM:2∼3時間走った頃合でしょうか。街道の側道に、登れず難 儀をしている旅人の馬車があるではありませんか。 白焚:﹁おや、あれは⋮⋮?﹂ 19 ヴェラーノ:﹁ん。なんだか困っているみたい。どうしたのかな?﹂ 旅人:﹁いけるいけるオマエなら絶対いける!がんばれよがんばっ て上って見せろー!!﹂ 馬:﹁ヒヒーン!︵無理!無理だって!︶﹂ 旅人2:﹁いや、だから馬具をまず外してあげないと。馬だって可 愛そうでしょう!﹂ 旅人:﹁バッカオマエ!諦めたらそこで試合終了なんだぞ!﹂ 白焚:﹁ふむ、街道に乗れないようだ⋮⋮﹂ テオドア:﹁手助けをしたほうがいいみたいだな﹂ GM:旅人1は熱血男、2は女性のようです。 睡渦:﹁女性が困っているのならほおっては置けないな﹂ ソニア:﹁男性も助けてあげなさいよ⋮⋮﹂ 睡渦:﹁男は努力してなんぼ﹂ ヴェラーノ:﹁どうしよ? 私としては助けてあげたいんだけれど ⋮⋮﹂ テオドア:﹁︵助けるべきは⋮⋮馬?︶﹂ 白焚:﹁大丈夫か、そこの方々?﹂ 旅人2:﹁あっ。すいません! 力を貸していただけ無いでしょう か? 馬が側道に落ちてしまって⋮⋮﹂ GM:見ると、馬につながれた馬車がぬかるみにはまっているよう です。 テオドア:﹁ぬかるみか、厄介だな﹂ 睡渦:﹁これを道に戻せばいいんですかね⋮⋮﹂ GM:それでは操作判定に移りましょうか! 何か有利な行動を思 いついた場合は、それをRPまたは宣言してくれればボーナスを差 し上げますよー 20 * PC全員で捜査判定を行い、その達成値の合計が50を越えたらク リア。報酬ゲット!というものでした。このままでは1人当たり達 成値10が必要で、成功するのは難しかったのですが⋮⋮。 * 白焚:ヒールと天足法を馬にかけます。 白焚:﹁ふむ、大分長いこと頑張ったようだな。疲れを癒してやろ う⋮︽ヒール︾﹂ 白焚:丁寧に馬の脚を撫で﹁韋駄天よ、どうかこの馬に祝福を⋮︽ 天足法の秘儀︾。これで勢い付けて出れるだろう⋮﹂ 旅人2:﹁へぇ、こういった使い方も出来るのですね⋮⋮﹂ 馬:﹁ヒヒーン!!︵お、なんだか体が軽くなったぞ。︶﹂ GM:白焚さんが天足法を馬に掛けると、どことなく力が強くなっ ているように感じます。 GM:﹁操作判定の合計:50↓45﹂に現象 一同:おおー * 白焚さんのおかげで合計45でクリアとなりました。 これなら何とかなる、そう思って我々は判定に臨みました * GM:よし、それでは行ってみましょう! 白焚さんから順に[操 作判定]をどうぞ! 白焚:うむ。︵ころころ︶達成値は9で GM:では次、睡渦さんどうぞ 睡渦:では短剣をぬかるみにハマった車輪の下に差し込みますね∼ 睡渦:﹁よいしょっと、これで抜けやすくなるだろ﹂︵ころころ︶ 21 達成値7か⋮⋮ GM:どうなされますかー? 睡渦:みんな9は目標⋮⋮ * そうなのです。5人の合計で45ということは、1人当たり達成値 9がノルマのようなものでした。もちろん、出目がよければそんな ことはないのですが⋮⋮。 * GM:振りなおしますー?︵にこにこ 睡渦:まだ序盤なので⋮⋮、後に期待して確定で GM:わかりました。ソニアさんどうぞー ソニア:杖をもう片方の車輪と地面の下に入れて、てこの原理を使 って ソニア:﹁本当はこんな使い方しちゃいけないんだけどね⋮⋮﹂︵ ころころ︶達成値は9 GM:はーい! ではテオドアさんどうぞー テオドア:ではロープを馬車に結んで馬と息を合わせてひきます︵ ころころ︶達成値8⋮⋮ GM:テオドアさんはこの出目でいいですか? テオドア:うぬぬ、確定で * ここまでの合計値は33、目標まであと12足りません。普通なら クリアは難しかったのですが⋮⋮。 * 22 ヴェラーノ:﹁ん。馬車を挙げるのもいいけれど、ちょっと荷物が 詰め過ぎて無いかな? ほら、これエネミーのドロップ品とか重そ うだし、すこし避けるね。﹂︵ころころ︶達成値14! 一同:おおー! * ヴェラーノさんは解析判定に+1dできる特技、︽トルバドール︾ を持っていたのです。 そうして皆が力を合わせ、なんとか馬車を道に戻すことができまし た。 * GM:それでは!天足法の効き目と皆さんの知恵が上手くいったの か、無事に馬車が街道に戻ることが出来ました! GM:︵天足法がないと失敗していましたねw 睡渦:ですねw テオドア:白焚さんGJ 旅人:﹁おお!馬車が上りきったぞー!!よかったな馬!﹂ 白焚:﹁よく頑張ったな。よしよし﹂なでなで 睡渦:﹁あんたちょっとは勢いじゃなく頭使いなよ∼?﹂ 旅人:﹁のぼりゃーいいんだ!ガッハッハ!﹂ 旅人2:﹁ありがとうございました!おかげで旅を続けられそうで す。よければ、この余っているドロップ品を持っていってください﹂ ソニア:﹁え、いいの?﹂ 旅人2:﹁ええ、私たちの馬車が摘みすぎたのも確かですし⋮⋮。 あと、この人はこういう性格なので許してあげてくださいね。﹂ 睡渦:﹁おぉこんなものを頂けるとは、お礼にこのブローチをどう 23 ぞ☆﹂︵売り物から一つ 旅人2:﹁あら、素敵なブローチ! アキバに帰ったら自慢しなき ゃ﹂ 睡渦:﹁喜んでいただけたなら幸いです♪ アキバで露天もやって ますので見かけたらよろしくおねがいしますね♪﹂ テオドア:﹁︵抜け目ないなあ︶﹂ GM:男女二人組の馬車は挨拶をソコソコにアキバへと馬を進めま した。 GM:ではでは、一人辺り20Gですねー♪ アフタープレイにお 渡ししますー 一同:はーい GM:さて、一日目はこの後は何もなく、夕暮れが迫ってきました。 GM:ノルマ辺りの草原で野宿をして、一日目は終了となります。 GM:では二日目。君達は森を抜けて、青空が映える草原地帯へと やってきました GM:辺りには色とりどりの草花と小動物の群れがコロコロと。今 は小川の辺りで一休みをしています。 * なにもない と なんと地形描写のイベント! 基本的に、この道中表ではPCたち に悪影響を及ぼすものばかりなので、こういった いうのは当たりなのです。 * 睡渦:﹁綺麗な所に抜けましたね∼創造意欲を掻き立てられます﹂ 白焚:﹁良い空気だ、リアルだと中々無い良いところだ⋮⋮﹂ 深 24 呼吸 ヴェラーノ:﹁うーん。気持ち良いなぁ。風もすごい心地いいし、 平和って感じがするわ∼♪﹂ テオドア:﹁ピクニックでもしたくなるなぁ﹂ ヴェラーノ:﹁ピクニック!いいねぇー﹂ 睡渦:ごそごそ ヴェラーノ:﹁ん? ねぇ睡渦、何をしているの?﹂ 睡渦:﹁これを作っていました。鈴風のブローチです。こんな感じ でしょうかね∼♪﹂ ヴェラーノ:﹁わぁ、いつの間に!﹂ 睡渦:﹁ベースはあらかた決めていましたからね∼♪﹂ 白焚:﹁いつも、器用だな⋮﹂ ヴェラーノ:﹁へぇ・・・キミ結構腕いいんだねー﹂ ソニア:﹁流石は細工師ってやつなのかしら、それともリアルでも そうだったのかしら?﹂ 睡渦:﹁今はここがリアルですよ♪﹂ ヴェラーノ:﹁︵今は、ここがリアル、かー︶﹂ ソニア:﹁っと、そうだったわね﹂ * そして幾ばくかの時間が流れ⋮⋮ * ヴェラーノ:﹁⋮⋮ととっ、そろそろ休憩はおしまいかな?水馬も 水遊びできて嬉しそうだし﹂ 白焚:﹁目的地はなお良いのだろう?﹂ ヴェラーノ:﹁もっちろん!﹂ 白焚:﹁では、先へいこうか﹂ 25 GM:ゆったりと自然に身を委ねて休んだ君達は、どこか心に充足 感を得たような気がする。それはきっと体にも良い影響を及ぼすの だろう。 GM:この日の疲労上昇はなしにします! 一同:やったー! * なんと今日の疲労上昇がなしに! これはうれしい。 * ヴェラーノ:﹁う∼ん!やっぱり旅はいいものね∼﹂ ソニア:﹁そうね、よくわかるわー﹂ テオドア:﹁こう平和ならずっと旅をしていたいものだな﹂ ヴェラーノ:﹁そうねー まぁ、そう上手くいかないのも旅だけど ねw﹂ GM:そんな声を呟きながら、馬車は遥か遠くの海岸へ向けて、歩 みを進めるのでした⋮⋮ * しかし3日目、言霊は実在したのか。敵エネミーと遭遇してしまい ました * GM:では3日目∼ GM:さて、馬車が湖の辺りを通ったとき、バシャン! と飛び出 る影が。その数たくさん! 白焚:﹁む、止まれ!警戒体勢!﹂ 睡渦:﹁エネミー!?﹂ 睡渦:モビリティアタックの動作に瞬時に入ります 26 ソニア:﹁っ!まぁ安全な旅なんてそうそうないわね﹂ テオドア:﹁!﹂とっさに盾をかまえる ヴェラーノ:﹁サファギン!? なんでこんな湖に!?﹂ 睡渦:﹁驚いたって仕方ないさ、さっさと掃除しよう﹂ ヴェラーノ:﹁そ、そうね! みんな頑張りましょう!﹂ サファギン:﹁グゲゲ! お前ら雑魚なぞサファギンの前には無力 !﹂ サファギン:﹁やっちまえー!﹂ テオドア:﹁そんなこと言ってられるのは今のうちさ! うおおお お!︽アンカーハウル︾﹂ 白焚:﹁どうだか⋮︽禊の障壁︾‼﹂ 睡渦:﹁援護よろしく!﹂ 白焚:﹁睡渦⋮︽天足法の秘儀︾⋮走れ!﹂ 睡渦:﹁奇襲掛けたくせに遅いな、ステルスブレイド!﹂ GM:湖からは大量のサファギンが尚飛び出ています。 睡渦:﹁数が多いのは苦手なんだよなぁ・・・﹂直ぐにモビリティ の動作に ソニア:﹁雑魚は任せて、︽デスクラウド︾!﹂ GM:ある者は毒性のある霧に倒れ、ある者は暗殺者の一閃で一刀 両断。 GM:一匹一匹はそう強くも無いのですが、四方八方からの包囲戦 闘と人海戦術が冒険者を悩ませるようです。 ヴェラーノ:﹁<月照らす人魚のララバイ>!私の歌を聴けぇー! !﹂ 睡渦:﹁僕もある程度掃除しなきゃですかね。。。スウィーパーっ 27 と﹂ ソニア:﹁まったく数だけは多いんだから・・・、︽フラッシュニ ードル︾!﹂ GM:白焚さんはPTメンバーのHPを逐次管理しています 白焚:﹁く⋮キリがない⋮﹂皆の障壁を更新しながら GM:度重なる波状攻撃はテオドアのアンカーハウルが全て引き受 けています。 ソニア:﹁悪いわねテオドアさん、あと20秒引きつけてくれるか しら?﹂ テオドア:﹁おうよ!︽タウンティングブロウ︾おまえらの相手は 私だァ!﹂ サファギン:﹁生意気ナァ!!﹂ぐわーっと押し寄せる魚人の波 ソニア:﹁︵さてと、第一、第二魔法陣、展開完了︶﹂ 睡渦:﹁お、そろそろデカイのが来るかなちょっと退避っと﹂ 白焚:﹁踏ん張りどころだ、頼んだぞ!﹂ テオドアに障壁を重ね つつ ﹁行け、ソニア!﹂ ヴェラーノ:﹁ん。ソニア行っちゃって!﹂ テオドア:﹁いったれえぃ!﹂ ソニア:﹁︵魔力OK、配置OK、・・・ありがとうあなたたち︶﹂ ソニア:﹁行くわよ!︽ラティスシンタックス︾!!﹂ GM:彼女を中心に巨大な平面魔方陣が走る。その規模は湖全域を カバーするほどだ。 GM:魔法陣は何かを待ち受けるように、光の強弱を繰り返してい る。 ソニア:﹁消えなさい!︽フラッシュニードル︾!!﹂ GM:そして30分後、そこには大量のサファギンの倒れた姿と、 28 くたびれて膝を着く冒険者の姿がありました。※湖の水位は半分ほ どに減っていました。 GM:戦闘には勝利しましたが、あまりにも消耗が大きすぎました。 睡渦:﹁何だあの数⋮⋮﹂ ソニア:﹁終わった⋮⋮?﹂ GM:何か食べ物を食べるか休憩をしないと、この先の旅に支障を きたすかもしれない。 テオドア:﹁くぅ、腹がへって力がでない﹂ 白焚:﹁気休めだが⋮︽ヒール︾少しは楽になるだ⋮ろう。﹂ 片 膝で GM:さって♪[疲労:25]?[消耗品]二つロスト?あなたの 気分はどっち!? * GM、清々しいほど笑顔である。 * ソニア:GMー、今回はテント使ってもよいのですか? GM:いいですよー♪ 三日目にレストタイムでしたし。ただ、こ の処理の後でねー GM:あと、テントの効果は若干変えます。 GM:具体的に言うと、体力消耗表を一回振って、出た値だけ減少 させますよー 睡渦:なるほど、では疲労で ソニア:疲労くらっときますー テオドア:じゃあ私も疲労もらいます 白焚:では、疲労をばいただきます。 29 GM:では、全員[疲労:25]ですねー ヴェラーノ:﹁ちょ、ちょっと予定変更しましょう。しばらくは敵 もこないでしょうし、ここで野宿!﹂ ソニア:﹁それに賛成、さすがにこれ以上は動けないわ⋮⋮﹂ テオドア:﹁景色は逃げるものでもないし、休憩はありがたい﹂ GM:急な消耗にはやはり耐えられなかったようだ。先はまだ長い、 君達はやむなく体を休めるのだった⋮⋮。 GM:では、テント処理だけ済ませてしまいましょう。 GM:皆さん体力消耗表を一回お願いします!出た値だけ回復して もいいですよー 一同:はーい * GMはディバインフェイバー︵消耗表を振ったときの出目を0とし て扱う特技︶の受けつけもしていたようですが、PL、これを華麗 にスルー。 * 睡渦:8回復ー 白焚:こっちも8回復だ ソニア:私は10回復 テオドア:俺は5だな ヴェラーノ:私は10⋮⋮ 一同:⋮⋮、出目低っ!? GM:ふむふむ。テオドアさんが夜の番を主に勤め、白焚さんと睡 渦さんが時々様子を見に行ったようです。女性陣はテントで休んで いたのか、比較的回復が出来たようですね。 GM:では3日目終了となりますー。 30 ソニア:GM!夜会話とかありますか!! ソニア:ほら、寝ずの番の交代の時に少しだけでも⋮⋮。 GM:www、してもいいですよー ソニア:よしっ! * ここでソニアはある提案をしました。それは見ての通り﹁夜会話﹂ のシーンをRPしてもいいか? ということ。GMはそれに許可を だし、本来あるはずのなかったシーンが生まれることとなりました。 * 31 ミドルフェイズ2 旅の最中に GM:テオドアが見張り番を務めているとき、隣に誰かがやってき ました。白焚のようです。 白焚:﹁早めに横になったので早く目が覚めてしまった。隣もらう ぞ﹂ そう言ってテオドアの隣に腰を下ろす。そして夜空を見上げた テオドア:﹁⋮⋮。もとの世界だったら、考えられんことだな﹂ 白焚:﹁そうだな⋮⋮﹂フッっと笑みを浮かべる * 大災害がなければ出会うことはなかっただろう。 それがあったからこそ、彼らはこうして隣にいるのだ。 そんな不思議な巡り合わせを実感しつつ、彼らの夜は更けていくの だった⋮⋮。 * * 一方、テントの中で仮眠をとるソニアとヴェラーノ。 だが、ヴェラーノはなかなか寝付けずにいたようだ。 * ヴェラーノ:﹁⋮⋮﹂心が落ち着かなくて、テントの隙間から見え る夜空を見上げてます ソニア:﹁どうしたの、ヴェラーノ。寝ないと明日に響くわよ?﹂ ヴェラーノ:﹁うん⋮⋮そうなんだけどさー。なんか眠れなくって。 ﹂ ソニア:﹁そう⋮⋮、何か考えごと?﹂ 32 ヴェラーノ:﹁うーん⋮⋮⋮﹂ぼーっと眺めているのか悩んでいる のか。その顔はうかがい知れません。 ソニア:﹁⋮⋮﹂せかすわけでもなく、かといって放っておくわけ でもなく、ただじっと待っています ヴェラーノ:﹁⋮⋮、あのね。﹂ ソニア:﹁うん﹂ ヴェラーノ:﹁もしかしたら、大変な事に皆を巻き込むかも⋮⋮し れない。﹂ ヴェラーノ:そう呟いて、また眺めてます。何かを言いよどむ様な。 そんな感じ ソニア:﹁先に言っておくわ﹂ ソニア:﹁皆を巻き込む、っていう考えは多分違うわよ﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮?﹂ ソニア:﹁ここにいる人たちはきっと、当たり前のようにあなたに 付き合うわよ﹂ ソニア:﹁たとえ、それがなんであろうとも﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮っ!﹂ ソニア:﹁私は、いや、私たちはあなたのそばにいるわ﹂ ソニア:﹁だから、そんなに悲しい顔をしないで﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮⋮ありがとう。本当に、ありがとう⋮⋮﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮そして、ごめんね⋮⋮﹂ ソニア:﹁気にしなくていいわよ﹂ ソニア:そういって、微笑みを作ろうとする ソニア:⋮⋮うまく笑えているかは、自信はないけど ヴェラーノ:何かが綻んでしまいそうで、でもゆっくりと、心を落 ち着かせる。 33 ヴェラーノ:⋮⋮まだ、終わってもいないし、始まってもいないの だから。それまでは⋮⋮ ヴェラーノ:﹁⋮⋮ん。おやすみ。﹂ ソニア:﹁ええ、おやすみ⋮⋮﹂ GM:今日の出来事もまた思い出の1ページへ。そうなっていくと 良いですね。 GM:それぞれがそれぞれに夜を過ごし、また朝がやってきます。 睡渦:﹁ほれ、みんな起きろ、出発しよう﹂おそらく夜交代した僕 が起こしますね ヴェラーノ:﹁おはよ!皆昨日はお疲れ様!﹂ テオドア:﹁ああ、おはよう﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮はぁ、昨日は本当に大変だった!﹂ 白焚:﹁よく眠れたか?﹂ ヴェラーノ:﹁ええ、すっかり元気よ!このと−り!﹂ ヴェラーノ:﹁それじゃ!また海岸へ向けて出発よ!﹂ 白焚:﹁うむ。﹂力強く GM:四日目。君達は農村地帯へとやってきた。辺りには緑々とし た野菜が葉を連ねています。 GM:ニンジン、キャベツ、あそこにあるのはピーマンかな? 種 類は豊富にあるみたい。 白焚:﹁こんにちは、良い天気ですね。﹂ 農夫:﹁ああ!ここ数日はいい具合に天気も流れていって、野菜も すくすくと育ってるだ!﹂ 農夫:﹁こんなところに馬車なんて引き連れて、なんか化けモンで もでたんかい﹂ 34 ソニア:﹁いえいえ、ちょっと旅の途中にサファギンの大群にあっ ただけですよ﹂ 農夫:﹁サファギン!? 海でも無いのになんでそんなモンが⋮⋮﹂ 白焚:﹁何故ですかね⋮﹂苦笑 ヴェラーノ:﹁ホントよ!まったくついてなかったわー﹂ テオドア:﹁ここらへんに被害はきていないようでよかったよ﹂ 農夫:﹁ああ、この村にはそういった被害が出たこたぁねぇ。沿岸 部の村はあるみたいだがなー﹂ ソニア:﹁まぁ、全部倒してきたから安心していいわよ﹂ 農夫:﹁はぁ∼!お前さんたちよっぽど腕が立つんだな!﹂ ソニア:﹁︽冒険者︾ですもの、このくらいは当然よ﹂︵得意げ︶ 農夫:﹁ほぉう!そりゃー面白い! どれ、ちょっと勝負しないか !﹂ ソニア:﹁いいわよ、なにで勝負する?﹂ 農夫:﹁力比べさ!﹂そういって腕をまくりあげます。日々の農作 業で筋肉が隆々とついています テオドア:﹁おっ、力比べなら負けられないなぁ﹂ 農夫:﹁オラぁ冒険者と勝負したことはなくてどんぐらいのもんか みてみてぇ!﹂ 農夫:﹁お前さんたちが勝ったら、ここの畑の野菜を分けてやるよ !﹂ GM:では、腕相撲をしてみましょうかw GM:代表者1名挙手! 判定は運動値を使います! GM:農夫の運動値は2LH+2ですねー。因果を使ってダイスを 振りなおしてもいいですよ。 GM:農夫が受動側です。 テオドア:じゃあ挑戦します! GM:では、テオドアさん[運動判定]をお願いします! 35 テオドア:︵ころころ︶出目3⋮⋮。 一同:oh⋮⋮。 GM:おやおや。どうされますかー? 睡渦:因果無いですし無理は禁物かと⋮⋮。 テオドア:そうですね、確定で GM:はーい。では農夫ー 農夫:︵ころころ︶出目11 GM:ミッシィ!と、テオドアさんの腕が横に倒されていきます。 GM:下手をすると、腕を置いていた木箱が壊れるくらい。 テオドア:﹁...!?﹂ ソニア:﹁これは驚いたわ⋮⋮﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮なんというか、すごいわね﹂ 農夫:﹁はっはっは!なんだ、わざわざ手加減をしてくれなくても よかったんだぞ?﹂ 農夫:﹁なんたって、オラァ村一番の力自慢だからな!はっはっは !﹂ 白焚:﹁な、なるほど。大地人に全力でやったら大変だからな⋮⋮ そうだな、テオドア?﹂ 箱を見て青ざめながら テオドア:﹁...ま、まぁそういうことだ﹂少し自信をなくしな がら 睡渦:大地人のステータスを思わず二度見します、、、﹁大地人⋮ ⋮だよな?﹂ GM:ええ、それはもう。しっかりと[大地人]タグが 農夫:﹁いやぁー!おかげで村の連中に良い自慢が出来そうだ!﹂ 農夫:﹁野菜はあげられないが気分が良い!お前さんたちこの先の 36 海を目指すならいいところを知ってるぞ!﹂ ソニア:﹁どんな場所なの?﹂ 農夫:﹁<星屑の海岸線>と言ってな! それはもう綺麗な砂浜と 珊瑚が取れる場所らしい!﹂ 農夫:﹁オラも農作業がなけりゃあ行ってみたいもんだがなぁ⋮⋮﹂ と、ため息をつきます。 睡渦:﹁案外目的地だったりしてな∼﹂ ヴェラーノ:﹁えっ そこ、目的地⋮⋮﹂ 睡渦:﹁マジカ!﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮! あるんだ! やっぱりあるんだね!!﹂ テオドア:﹁こりゃ負け損じゃなかったってことか!﹂ 白焚:﹁丁度いいな、珊瑚が採れたらお土産にとって来ようか﹂ 農夫:﹁んあぁ、ただ、なんだったかなー。その海岸線に変な言い 伝えがあったと聞いたが⋮⋮﹂ 農夫:﹁確か満月がどうとか⋮⋮んー、忘れちまった。﹂ 白焚:これ、満月フラグ? ソニア:そうとしか思えないw 白焚:ですよねぇ⋮⋮ * なにやら不穏なことを呟きましたが、彼らがそれを知るのはもう少 し後の話⋮⋮ * 農夫:﹁あ、そろそろ昼飯の時間だ。それじゃーなー冒険者ー﹂ GM:ガッハッハ!と高笑い。腕を回しながら村へと帰っていきま した。 ソニア:﹁︵変な言い伝え、ね。まぁ気にしなくても大丈夫だと思 37 うけど︶﹂ GM:馬車は再び海岸へ進みます。 ヴェラーノ:馬車の先頭。先の道を見ながら、顔を曇らせます。﹁ ⋮⋮⋮﹂ ヴェラーノ:仲間に気取られないように、そっと。 GM:5日目。 ヴェラーノ:﹁ねぇ!見てみて! 海が見えてきた!﹂ テオドア:﹁潮の匂い、懐かしいもんだなぁ﹂ 睡渦:﹁これはいいですね!爽快感が違う﹂ 白焚:﹁太平洋側は爽やかだな。﹂ ヴェラーノ:﹁あはは!それじゃあ進みましょうか! 明日にはつ いているといいな!﹂ GM:では5日目。彼女がダイスを振るそうです。 * そして、出たイベントがこれ ぐるぐるずてん:PC全員は2Dをふる。最小の出目だった﹁あな た﹂は濡れてすべる草に足を取られて転げ落ちてしまう。助けてあ げる仲間は﹁因果力チケット﹂1枚で﹁あなた﹂に対してコネクシ ョンをとってよい。関係は﹁庇護、親愛]のどれかになる。 * GM:おやおや。 ビリビリ! ソニア:こんなイベントあるんだw 睡渦:任せろ 睡渦:女性のピンチはさっそうと! GM:では早速2Dをお願いします! そしてダイスを振って、出た結果はというと 38 ソニア:︵ころころ︶出目5 ヴェラーノ:︵ころころ︶出目8 白焚:︵ころころ︶出目4 テオドア:︵ころころ︶出目9 睡渦:︵ころころ︶出目5 GM:では、せっかくの海岸線ということで、君達は馬車を降りて 海岸線をゆっくりと歩いていました GM:すると、白焚さんが無意識に足元の海藻を踏みつけてしまい ました。ぐるぐるすてん。 白焚:男のコケる様に誰がw 一同:www 白焚:﹁おぉ!﹂服の裾が! 白焚:﹁⋮絡まった﹂ GM:白焚さんはそれはもう。前時代のバナナリアクションの如く 綺麗にコケマシタ。 GM:体中には海藻が絡まっています。自力では起き上がれないで しょう。 * ここでテオドアが立候補。2つ目の初期コネクション分を使って、 白焚を助けにいきました。 * テオドア:﹁おいおい、大丈夫かー?﹂手をさしだす テオドア:親あ⋮⋮庇護で 白焚:﹁あぁ、すまないがこれを取ってくれないか?﹂海藻ビローン テオドア:﹁海藻ですべったのか、ははは危なっかしいな﹂海藻ビ ローン 39 白焚:﹁ありがとうな⋮⋮感謝する。﹂ぺこっ GM:5日目終了!ミドルシーンのイースタル探索表はここでおし まいとなります! GM:君達は海岸線沿いの村で休んでいる。明日には目的地にたど り着くことだろう。 GM:では消耗表2回、行ってみましょうかー * 少し省略、テオドアのサバイバビリティにフォージブルリカバリ、 白焚のディバインフェイバーのおかげで被害を最小限に食い止める ことができました。 * GM:あと、レストタイムもここでやっちゃいましょうか ソニア:テント効果から行きまーす ソニア:︵ころころ︶15回復ー 睡渦:︵ころころ︶18回復、よしっ最大値! テオドア:︵ころころ︶15回復 白焚:︵ころころ︶13です ヴェラーノ:︵ころころ︶13。 GM:村の中というものはやはり安心感が違う。君達はゆっくりと 休むことができたようだ。 GM:次のシーンは海岸線にたどり着いた時点から再開となりますー 一同:了解ー 40 ミドルフェイズ2 旅の最中に︵後書き︶ ミドルを終えて、クライマックスが近づいてきました。 農夫からの不穏な言い伝えもあり、気を引き締めるPL一同。 物語は、いよいよ佳境に突入します⋮⋮! 41 クライマックス1 星屑の海岸線 GM:クライマックスシーン:星屑の海岸線 アキバから6日たった朝、君達はようやくその海岸線へとたどり着 くことが出来ました! 水平線を邪魔するものはなく、自然そのままの風景がそこにはあり ました。 ヴェラーノ:﹁そう、ここ!ここが見たかった海岸線!﹂ テオドア:﹁これが<星屑の海岸線>⋮⋮﹂ 白焚:﹁透き通っている⋮⋮﹂ ヴェラーノ:﹁はぁ⋮⋮このまま遊んでしまいたいけれど、まずは テントの設営からね!﹂ 睡渦:もちろんゴソゴソします 睡渦:﹁⋮⋮⋮⋮﹂こうかな?それともこうか? ソニア:﹁⋮⋮っと、そうね。準備しなくちゃ﹂ ヴェラーノ:﹁テオドアさんと白焚さんはキャンプの設営をお願い できるかしら﹂ ヴェラーノ:﹁場所はー。えっと、あの丘の上がよさそう!﹂ テオドア:﹁そうだな、ぱぱっと終わらせるか﹂ 白焚:﹁うむ。﹂ ヴェラーノ:﹁私は近くで木の枝とか拾ってくるね。お料理もした いし!﹂ ソニア:﹁手伝うわ、どうせ私には力仕事は無理だし﹂ ヴェラーノ:﹁アリガト。じゃああっちの方をお願いー﹂ 42 睡渦:気づいたらみんな丘の上、急いで向かいます 睡渦:﹁しまった熱中してしまった﹂ ソニア:﹁あなたの悪い癖ね、あなたも木の枝拾うの手伝って﹂ 睡渦:﹁すまんすまん手伝うよ﹂ テオドア:﹁白焚、足元に気をつけるんだぞー﹂ 白焚:﹁あぁ、もう転ばんさ﹂ GM:そうして、君達は思い思いの作業をしはじめました。海岸線 にはエネミーの一匹も見当たらなく、平和に過ごすことができるよ うです。 GM:そう、この海岸線には君達の声と風が通る音、さざなみの音 しか聞こえないのです。 GM:−−−−−30分後。いつも通りのテント、いや、それより かは立派に見えるテントが出来上がりました。 GM:テントの横には昨日の村から買ってきた食材の箱、そしてパ チパチと火花が上がる暖炉 ヴェラーノ:﹁ふぅ⋮⋮下ごしらえはこんな感じかな。あとは少し 寝かせるとしてー﹂ 睡渦:﹁いい手際だ﹂ ヴェラーノ:﹁それじゃーヴェラーノ一番乗りっ!いっきまーす!﹂ ヴェラーノ:水中眼鏡チャキン!片手に深海のモンスター図鑑装備! 睡渦:まさか、水着回!? テオドア:ガタッ ヴェラーノ:水着は無いけど、[深海]ついてるからきっと大丈夫 なはずだ! ソニア:水棲タグw ヴェラーノ:そうでなかったら、水着姿を想像してくださいませw 睡渦:ちょっと妄想してくる︵ 43 ヴェラーノ:﹁いやっほーーーーーーーう!﹂ザパーン ヴェラーノ:ぷかぁ⋮⋮ ソニア:﹁うーん、水棲の魔法か水着を準備しておけばよかったか しら⋮⋮﹂ 睡渦:え?浮いて? GM:水中のものを見ているのか、そのままあまり動かなくなりま した。 睡渦:﹁あれ、だいじょうぶだよな?﹂ 睡渦:僕もゴソゴソしつつ気にかけてます ソニア:﹁うーん、ちょっと様子見てくる﹂ ヴェラーノ:﹁︵⋮⋮やっぱり。魚一匹も居ない。︶﹂ ソニア:﹁ほら、どうしたのよ﹂背中とんとん ヴェラーノ:﹁きゃぁ!? ﹂ GM:エルボーが当たった感じで引きづりこんでしまいました。 ソニア:﹁うわ、ちょ!?﹂ザッバーン 白焚:﹁元気だな⋮⋮﹂ 丘のテント近くで眺めている。 テオドア:﹁ははは、楽しそう︵?︶でなにより﹂同じくテント近 くで 白焚:しまった、︽バグズライト︾ではなく︽ウォーターブリージ ング︾要件か⋮⋮orz 白焚:すまん、泳ぎアシストはないんだ⋮⋮ 睡渦:このシーンだけで中の人は大満足です︵悦 GM:それはなにより。最後の癒しデスカラ⋮⋮ GM:あ、ううん。なんでもないのよ? 睡渦:こいよ!シリアス来いよ! 44 ソニア:おや、不穏な空気が⋮⋮? テオドア:ざわ⋮⋮ GM:⋮⋮とまぁ、そんな感じではしゃいだり眺めていたりしてい る間に、夕暮れへと移りました。 ソニア:﹁へっくし!﹂ タオル巻き巻き ヴェラーノ:﹁あはは、ごめんごめん!体冷やしちゃったかな?﹂ 睡渦:﹁大丈夫か?ほらタオル﹂ ソニア:﹁たぶん大丈夫よ⋮⋮。ん、ありがとう﹂ 睡渦:庇護設定をほんわか出しておきますね︵忘れてたわけじゃな いぞ! 白焚:﹁︽バグズライト︾ここら辺は光で誘き寄る奴も居なさそう だ⋮⋮?﹂ テント付近にあのふわふわした奴を召喚。 ソニア:﹁あなたたちは、遊ばなくてよかったのかしら?﹂ 睡渦:﹁僕は大丈夫かな、いい創作ができた﹂ ヴェラーノ:﹁ん、どんなのができたの?見せて見せてー?﹂ 睡渦:これだよ つ星屑のペンダント 睡渦:﹁なかなか表現が難しかった﹂ 白焚:﹁いい出来だ⋮﹂ テオドア:﹁素敵じゃないか﹂ ソニア:﹁すごいじゃない、これを作っていたのね﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮わぁ。その真ん中にあしらっているの、この地 域の特産品じゃないかしら?﹂ ヴェラーノ:﹁<星屑の珊瑚>っていってね、この海岸線でしかと れないアイテムなのよ﹂ テオドア:﹁あの農夫の土産にとっておかないとな﹂ 白焚:﹁そうだな﹂ 45 ヴェラーノ:﹁よく見つけられたわねー。私の頃は見つけるだけで も一苦労だったのに﹂ 睡渦:﹁きれいなものには目がなくってね☆﹂ ソニア:﹁やれやれ、よく回る口だこと﹂ ヴェラーノ:﹁よーし!ご飯できたから皆で食べようか!海産物が 多かったから、パエリアを作ってみたの!﹂ GM:パエリアも平らげて、夕暮れはやがて沈む。そうして夜の月 が出てきました。 GM:今日は綺麗なまんまるの。黄色い満月が顔を出しています。 一同:満月⋮⋮ GM:そう、満月♪ テオドア:﹁綺麗な満月だな﹂ テオドア:﹁︵⋮⋮満月?そういえばどこかで︶﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮そう。満月、か。﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮。﹂月を確認した彼女は、何かを探すように辺 りを見回しています。 睡渦:﹁どうした?ヴェラーノ﹂ GM:そして、ある一点を見て。そのまま動かなくなりました。 GM:彼女の視線は、先程睡渦さんが作ったペンダントに向いてい ました。 GM:見ると、淡く黄色く光っているのではありませんか。 白焚:﹁ほう、更に綺麗になってきたな。﹂ 睡渦:﹁練金なんてかじった覚えなかったんだけどな・・・。何が 起こってるんだ?﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮そっか。﹂ ヴェラーノ:﹁えとね。皆にその伝承の続きを教えてあげる。私、 46 知っていたの。﹂ GM:なんでも、ある月の晩には珊瑚が淡く煌いて、同時によから ぬ類も引き寄せるという 大地人の村では災害として伝わる伝承。魚顔だとか、帽子を被った 鳥だとか。はたまた人間の輩か そのような類が海岸線に現れたとき、村は大変な被害を受けたそう だ。 それは、星屑の海岸線。いや、 GM:月夜の防衛戦と呼ばれた、昔の期間限定イベントだったそう だ。 ヴェラーノ:﹁⋮⋮。やっぱり、このイベントも残っていたのね。﹂ 白焚:﹁この世界ではイベントも度々確認されている。もしや⋮⋮﹂ 睡渦:﹁なるほど、クエストのトリガ引いちゃったわけね﹂︵あく までも偶然だったんだ程度の感じで ヴェラーノ:﹁⋮⋮偶然じゃない。﹂と小声で呟きます。その声は 風に消えて聞こえない。 GM:いや、風が運んできたものはそればかりではない GM:例えば、丘の下の茂み。例えば、砂浜に佇む黒い影 GM:そこかしこから、足音や鳴き声が聞こえてくるようだ。 白焚:﹁む、︽バグズライト︾広域を照らせ!﹂ 重ねて照明妖精 を召喚し、辺りを照らさせる。 ヴェラーノ:﹁ごめん!皆には後で謝るけど、まずはなんとかしな 47 いと!﹂ 睡渦:﹁謝る?なんのこっちゃ、とりあえずクエストクリアと行き ますか!!﹂ テオドア:﹁そうだぞ、イベントはクリアしてなんぼだ。気にする な!﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮ほら!早くっ!! 早くしないと夜が明けちゃ うの!﹂ ソニア:﹁前に言ったはずよ。ここにいる仲間に謝る必要はないっ て﹂ 睡渦:﹁なんか知ってるふうだな、、気になるがまずはクリアしち ゃおうか﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮じゃあ付き合って!私の、最後の呪縛を振りほ どくために!﹂ ヴェラーノ:﹁先に言っておく。ありがとうっ!﹂ GM:そういうと、ギターを担いで、テントから出て行ってしまい ました。 ソニア:﹁さてと、私たちも行くけど準備はいいかしら﹂後ろを振 り向く テオドア:﹁あたりまえだ、任せとけ!﹂ 睡渦:﹁さーてクライマックスかな!﹂ 48 クライマックス1 星屑の海岸線︵後書き︶ 彼らが挑むのは月夜の防衛線。 信頼できる仲間とともに、いざ戦場へ! 49 クライマックス2 月夜の防衛線 * ブリーフィング、まずヴェラーノのパエリア︵シェフの気まぐれピ ザ2枚相当︶や、それぞれが持っていた食料で疲労を0に。 今のとこ ヴェラーノが︽猛攻のプレリュード︾、白焚が︽バグズライト︾と ︽禊の障壁︾を使用し、着々と準備を進めていきます。 7体。 そして、睡渦が敵情を探って数を特定しました。その数 ろ * 睡渦:今のところ⋮⋮ ソニア:今のところ、ね。了解 睡渦:﹁7体は確認したが。。なんか怪しいな﹂ ソニア:﹁了解、警戒を怠らないでいきましょう﹂ GM:さて、ブリーフィングはこういったところでしょうか サファルド・ソーサラー:﹁グハハ、またお前らか<冒険者>!﹂ 睡渦:﹁初対面ですけどなにか∼?﹂ サファルド・ソーサラー:﹁ハン! 知ったことかよ。どれだけ私 の邪魔をすれば気が済むんだ? 何回もはむかってきやがって﹂ GM:冒険者というタグでしか識別していないようです。 ソニア:﹁それはご苦労様、あなたごと終わらせてあげるわ﹂ サファルド・ソーサラー:﹁減らず口が! ⋮⋮まぁいい。おい、 そこらの下等動物! あいつらを木っ端微塵にしてやれ!﹂ GM:動物達の目は怪しげに、紫色にぬらりと煌きます。 サファルド・ソーサラー:﹁⋮⋮そうだ。いい目をしている。さぁ、 50 あいつらを叩きのめしてオレ様の怖さを知らしめてやる!﹂ 白焚:﹁ふん、させんさ。﹂ 障壁の準備。 ソニア:ところで、ヴェラーノの様子はどんな感じです? ソニア:変におびえていたりしませんか? GM:いえ、むしろ仇敵を目の前に見たかのような、憎悪の顔をし ています。 ソニア:了解です 睡渦:なるほど ヴェラーノ:﹁⋮⋮今度こそ、お前たちには負けない。﹂ ▼ラウンド1 ▼セットアップ GM:それでは、ラウンド1セットアップに移ります。 睡渦:先に異常探知を僕がやっていいですかね? 運動値 睡渦:物見のウィローバンドの効果込みで︵ころころ︶達成値13で ???:8[固定] GM:シャモが二匹見つかりました。 睡渦:一番増えてほしくなかった。ぐぬぬw GM:さらに、これ以上の脅威となるプロップは存在しないようで す。 睡渦:﹁よし、見えてるので全部だ、確実に行こう﹂ GM:次、白焚さんどうぞー 白焚:では︽御霊の守護︾で︽天足法︾を指定して、睡渦に使いま す。 白焚:﹁韋駄天よ、我に応え彼の者に加護を与えたまえ⋮︽天足法 51 の秘儀︾﹂ 睡渦:﹁ありがとう、これで一気に間合いをつめる!﹂ GM:サファルドソーサラーのセットアップはなし * そして、テオドアが︽アンカーハウル︾を使ってヘイトトップに ソニアは︽マスアナライズ︾を使用し、エネミー識別を行い成功 一気にエネミーの情報をいただきました * 睡渦:﹁流石ソニア、やるじゃないか!﹂ ソニア:﹁任せなさい、これくらい余裕よ﹂ ヴェラーノ:﹁えっ、全部分かるの!?﹂ ソニア:﹁当然じゃない、あなたの友達を舐めないでほしいわ﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮。﹂呆気に取られている。 ▼メインプロセス GM:メインプロセスに移ります、7組のイニシアチブです。好き な行動順でどうぞー 睡渦:ムーブ マイナー消費でダッシュ 睡渦:メジャーで隠れます GM:わかりましたっ! 睡渦さんはタタタッと茂みを駆け走り、 ある所で不意に隠れました GM:敵の視認速度すら越えたそれは、見つけることが困難でしょう 睡渦:﹁次で頭を叩く⋮⋮!﹂ ソニア:﹁彼はもう行ったみたいね、私もがんばらなくちゃ﹂ GM:白焚さんの前のイニシアチブですー。四方杯打ちますか? 52 白焚:自分の前のイニシで︽四方拝︾を︽防人の加護︾入りで使用。 白焚:︽防人の加護︾を使い、指先に魔力を燈す。空をなぞって行 くと、光跡が祝詞を紡ぐ。 白焚:﹁皆、私の近くに⋮﹂ 一文字、一文字が確かな力を持って 空間を埋めていく⋮ 白焚:両手を合わせ前に持って行く ﹁天⋮地⋮人⋮万物の加護を 我らに⋮[›パンッ‹拍手を一回⋮]⋮︽四方拝︾!!!﹂ 白焚:︵ころころ︶障壁の強度は60! GM:ひゃあ⋮⋮! ソニア:おお! すごい! GM:60点の障壁が4人に掛かります⋮⋮! 白焚:﹁さあ、征って来い!﹂ テオドア:﹁助かる!﹂ ソニア:﹁ありがと、それじゃ征ってくるわ﹂ 白焚:自分の手番は待機を ﹁少し魔力を使いすぎた、少しの間任 せたぞ。﹂ GM:はーい。では、エネミーのターンです! GM:HTは⋮⋮ふむふむ。あの二人ですね。 睡渦:﹁︵ごくり︶﹂ サファルドクラブ:<水棲への親和>の効果で浅瀬の効果を受けま せん。 サファルドクラブ:<月夜の背面跳び>これにより、[瞬間転移] を行う。 エビゾリとなってソラ高く舞いあがるかに。その水砲は、 空たかくから冒険者を狙っている⋮⋮ ソニア:あれ、カニ⋮⋮? 睡渦:サソリでもエビでもありません、、カニでした サファルドクラブ:<スプラッシュビーム>︳[魔法攻撃][冷気 53 ]︳メジャー︳対決︵3D+3/抵抗︶︳直線2︵選択︶︳至近︳ [29+2D]の魔法ダメージを与える。︹達成値16︺対象に[ 重篤]を与える。 サファルドクラブ:対象は、睡渦さん以外の全ての人 サファルドクラブ:︵ころころ︶達成値18、抵抗をどうぞー 睡渦:たかいなぁ * 残念ながら全員抵抗失敗、攻撃をくらってしまいました。 * GM:ではダメージロール GM:︵ころころ︶40点の魔法ダメージ。ヘイトダメージは4点 ですね GM:恐らく障壁で弾かれるので、重篤はつきません テオドア:アイアンバウンス使用します。ヘイト維持 GM:サファルドクラブ2ですが、待機を宣言します。 サファルド・ソーサラー:﹁お前は少し動くな! ⋮⋮私がいいこ とをシテヤル。﹂ GM:ではイニシアチブ5組の手番です。行動をどうぞー ソニア:私から行きますねー ソニア:ムーブ+マイナーでダッシュ、メジャーでデスクラウド ソニア:︵ころころ︶クリティカル! 睡渦:殺しに来たwww ソニア:さあ、どうだ︵ニヤリ 白焚:来たこれ! GM:わあああ 54 兵退シャモ:抵抗値:7[固定] GM:きゅー⋮⋮ ソニア:﹁悪いけど消えてもらうわ﹂ サファルド・ソーサラー:﹁ば、馬鹿な!わたしの尖兵が一撃で⋮ ⋮!﹂ ソニア:﹁あんなのが尖兵?もうちょっとましなのを用意しておく べきだったわね﹂ サファルド・ソーサラー:﹁ハン! 鳥を馬鹿にしていられるのも 今の内だな!﹂ GM:テオドアさんどうぞ! テオドア:ムーブ+マイナー︽ダッシュ︾、メジャー︽バトルコマ ンダー︾指定ソニアさんで ソニア:了解、フラッシュニードルでサファルドクラブ狙います ソニア:それと同時にオーバードライブ使用しますねー GM:はーい。 ソニア:︵ころころ︶命中値15 サファルドクラブ:︵ころころ︶抵抗失敗、ダメージどうぞー ソニア:てりゃ! ︵じゃらじゃら︶ダメージ44点⋮⋮ ソニア:出目ェ⋮⋮ 睡渦:デスクラ命中の反動がここにw GM:残りました♪ GM:さて、ヴェラーノさんの行動手番です。 GM:※指定した行動に沿って動きます。 睡渦:ん∼ 睡渦:ボス殴るから。マエエコ貰える範囲に来てほしいけれど、イ ノシシの突進が怖い⋮⋮ 55 * ここで少し作戦タイム。いろいろな案が出ましたが、風纏う乙女の ロンドを使うことにしました。 * ヴェラーノ:ダッシュ、風纏う乙女のロンド、バルド・スタイルの 効果でヘイト0で行使。 ヴェラーノ:自分とソニアさんに[軽減︵至近以外︶:10]を与 えます。 ヴェラーノ:﹁そんなに前に出たら危ないよ!ほら、これで少しは 防げるから。﹂ ソニア:﹁ありがとう、これでもっと前に出られるわ﹂ ヴェラーノ:﹁だからそれが危ないってば!﹂ GM:サファルド・ソーサラーの手番です。 サファルド・ソーサラー:<水精の加護>︳常時︳このエネミーは [天然]タグを持つプロップから、望まない効果を受けない。また、 このエネミーは常に[弱点︵電撃︶:5]を持つ。 サファルド・ソーサラー:ラン↓↓ マイナーで<おぞましい声> をイベリ猪に行使 ︵5+2D/抵抗︶︳範囲︵選択︶︳4Sq︳[1 サファルド・ソーサラー:<アースマドラー>︳[魔法攻撃]︳メ ジャー︳対決 1+2D]の魔法ダメージを与える。︹因果力1︺範囲を[広範囲 1︵選択︶]に変更する。︹確定効果︺攻撃範囲のSqを<浅瀬> に上書きして設置する。 睡渦:右上に来ると踏んでたのにのぅ、読み過ぎたか GM:因果力1点を行使。広範囲1︵選択︶に変更です。 GM:︵ころころ︶ファンブル! 一同:!? 56 GM:⋮⋮確定 ソニア:おおーラッキーw サファルド・ソーサラー:﹁魔法はどう使えばよいのだったか⋮⋮﹂ サファルド・ソーサラー:﹁こうか!﹂まだ慣れていないらしい 睡渦:月齢が足りていなかったか ソニア:﹁︵こいつもしかしてバカ?︶﹂ 白焚:﹁⋮おいおい﹂ 呆れ GM:しかし、[確定効果]発動! この攻撃範囲のSqに<浅瀬 >を設置します! GM:テオドアさんの[高さ1]は[高さ0]の浅瀬に変わります。 GM:[水棲]タグを持っていないソニアさんとテオドアさんは[ 水泳状態]となります。 サファルド・ソーサラー:<再行動>を宣言して終了。 GM:そして、イベリ猪の行動です! イベリ猪:ムーブ、マイナー使用:ダッシュ。メジャー、<猛突撃 >。対象はテオドアさんです! イベリ猪:︵ころころ︶命中は13です テオドア:︵ころ︶当たりまーす GM:では、ダメージロール︵ころころ︶32点の物理ダメージと 24点のヘイトダメージです GM:追加判定 ︵ころころ︶成功、萎縮を与えます テオドア:はーい GM:でも、テオドアさんが萎縮しても、攻撃しないんだよなぁ⋮⋮ テオドア:︽アイアンバウンス︾障壁のこり11 白焚:まだ有るのか障壁!︵付けた本人が驚く テオドア:[萎縮]いただきます 57 GM:では、ソーサラーの再行動です サファルド・ソーサラー:ムーブ:ラン。マイナーで<おぞましい 声>をサファルドクラブに与えます サファルド・ソーサラー:メジャー<アースマドラー> GM:因果行使なし。テオドアさんに攻撃します! GM:︵ころころ︶命中は12、抵抗ドウゾー テオドア:︵ころり︶無理です GM:︵ころころ︶15点の魔法ダメージと、16点のヘイトダメ ージです テオドア:︽アイアンバウンス︾HPに1点もらいます GM:ようやく障壁が割れたよ・・・ GM:では、サファルドクラブ! サファルドクラブ:ムーブ:ダッシュ。メジャー、<スプラッシュ ビーム> サファルドクラブ:対象はテオドアさん︵ころころ︶11で抵抗ド ウゾー テオドア:︵ころり︶当たりまーす サファルドクラブ:<水棲への親和>の効果でダメージロールに+ 10! GM:︵ころころ︶43点の魔法ダメージと20点のヘイトダメー ジです テオドア:︽アイアンバウンス︾ー GM:無事に耐え切りましたね!さすが守護戦士! GM:白焚さんの待機手番です。どうぞー テオドア:﹁くっ、これしき耐えられんもんじゃない﹂ 白焚:﹁無理をするな、すぐに回復しよう﹂ 白焚:ムーブ:ラン↓← マイナー:放棄 メジャー:ヒール>テ 58 オドア 因果混みます︵ころころ︶45点回復、 GM:回復量をどうぞー! 白焚:22+3d+10 完治 一同:おおー! 白焚:﹁前衛はどんと構えていてくれ﹂ テオドア:﹁流石の回復量だな、助かった﹂ ▼クリンナップ GM:では、クリンナップ サファルド・ソーサラー:<中毒性のある餌をまく>︳クリンナップ サファルド・ソーサラー:﹁ふふふ。取って置きの技を見せてやる !﹂ サファルド・ソーサラー:﹁ほうら、たんとお食べー!!﹂餌袋ば っさぁ 兵退シャモ:コケ⋮⋮コケ⋮⋮ GM:そして、ソーサラーは睡渦さんが見えていませんので GM:テオドアさんを包囲する形で設置します。 サファルド・ソーサラー:﹁はっはっは!どうだ!こうやってエサ を撒けばこいつらはいくらでもやってくる!﹂ ソニア:﹁残念だけど、仲間っていうのは信頼できてこそよ﹂ サファルド・ソーサラー:﹁仲間ァ?いいや、道具だね﹂ サファルド・ソーサラー:﹁オレの理想的にコマが動く、イイコマ じゃあないか⋮⋮!﹂ ▼ラウンド2 59 ▼セットアップ GM:第二ラウンドセットアップに移ります。白焚さんどうぞー 白焚:神楽舞を使用 白焚:天足法をソニア、禊をテオドアに使用。合計ヘイト+2 白焚:﹁それは理想じゃない。仲間は、私は仲間の理想に向けて征 くんだ﹂ サファルド・ソーサラー:﹁ハン!現にピンチじゃあないか!どう だ、オレ様のコマに囲まれているだろうに﹂ テオドア:﹁仲間を守るためなら、何匹だって相手してやるさ!﹂ 白焚:︽神楽舞︾のアシストを受け彼は両手の指に光を宿し、それ ぞれ別々の祝詞を書き上げながら舞う。 白焚:︵パンッ︶﹁﹁︽︽禊の障壁︵天足法の秘儀︶︾︾﹂﹂ 一 度の拍手でそれらが一斉に輝く。 白焚:時には両手を合わせて文字を描きながら力強く、そして素早 く2つの魔法を紡いでいく⋮⋮ 白焚:﹁ピンチはひっくり返すものだ!﹂ GM:はーい。ソニアさんは[移動]特技をお願いします ソニア:フリップゲートを使いまーす ソニア:﹁ありがとう、白焚﹂そうつぶやいたあと、ヴェラーノに 手を伸ばす ソニア:﹁さて、行きましょうか﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮うん!﹂ ソニア:行先はソーサラーの所! サファルド・ソーサラー:﹁⋮⋮!!﹂ ソニア:﹁こんにちは、驚いたかしら﹂ サファルド・ソーサラー:﹁馬鹿な!お前たちはさっきまで水に溺 60 れていたはず⋮⋮!﹂ ソニア:﹁そうね、仲間のおかげってやつかしら﹂ ヴェラーノ:﹁サファルド・ソーサラー⋮⋮、アンタの名前は誰よ りも覚えてる。﹂ ヴェラーノ:﹁覚悟しなさい。仲間のために、私はいつだって歌う﹂ 睡渦:﹁︵いいぞ、そうやって注目を集めておいてくれ⋮⋮︶﹂ テオドア:﹁私たちの仲間は本当に頼もしいな⋮⋮!﹂ GM:テオドアさんどうぞー テオドア:セットアップ ︽アンカーハウル︾ ソニア:ではお次に ソニア:アクティベーションを使用、オーバードライブを復活させ ます! GM:オーバードライブが回復だと⋮⋮! 睡渦:コワイ ▼メインプロセス GM:ではメインプロセス! 睡渦さんどうぞ! 睡渦:さてっと、マイナー消費モビリティ。メジャー ステルスブ レイド 睡渦:﹁忘れられてると思うけど、居たからね? そしてヴェラー ノ、頼むぞ﹂目配せ 睡渦:命中は︵ころころ︶17で サファルド・ソーサラー:﹁キサマ、いつからその茂みに隠れてた !?﹂ サファルド・ソーサラー:︵ころころ︶回避ならず! 61 白焚:﹁何度だって冒険者がお前を沈めよう。このようにな⋮⋮。 征け﹂丘の上で動き出した睡渦を見て ヴェラーノ:﹁そう。何度だって沈めてみせる。そして、お前はこ こで終わりだっ!﹂ 睡渦:﹁ヴェラーノ!頼む!﹂ ヴェラーノ:マエストロエコー、因果2点使用!+15! 睡渦:アサシネイト、因果3点! 睡渦:ダメージは︵ころころ︶101点だ! サファルド・ソーサラー:﹁⋮⋮はっ! ははは! その程度⋮⋮ かぁ⋮⋮! 冒険者!﹂ サファルド・ソーサラー:﹁我はまだ生きているぞ!﹂ 睡渦:生きているのか⋮⋮ 睡渦:﹁ちぃ、ちょっと距離がありすぎたか﹂ ソニア:﹁あとは任せて﹂︵そっとささやき、敵の背後を取りに行 く︶ GM:大分削れて居ますが、少し足りなかったようです>< サファルド・ソーサラー:﹁どうしたァ?それで終わりか!﹂ サファルド・ソーサラー:﹁なら、命を持って償えェ!!﹂ 睡渦:﹁まだまだだよ、これで終わりじゃないさ﹂ GM:白焚さんは待機でしたっけ 白焚:待機します。 GM:ではサファルドクラブ! サファルドクラブ:HT狙いは維持 サファルドクラブ:ムーブ:ダッシュ←←←↓ サファルドクラブ:<スプラッシュビーム>、対象はテオドアさん。 62 GM:︵ころころ︶13 テオドア:︵ころ︶ファンブル! GM:︵ころころ︶46点魔法ダメージ! 睡渦:﹁テオさん!引きつけは頼んだぞ!﹂ テオドア:﹁おうよ!﹂ 白焚:﹁少しだけ耐えてくれ、奴らが直ぐに⋮⋮﹂ 障壁の維持に 集中する GM:続いて同じ行動をクラブ2も行います! GM:︵ころころ︶命中12! テオドア:因果2点つかいます︵ころころ︶14、抵抗! 一同:おおー! GM:イニシアチブ5の組です! ソニア:さてと、トリはいただきましょうか ソニア:メインプロセス、行きまーす GM:はーい!どうぞー ソニア:ムーブなし。マイナーでクローズバースト、因果1点使用 ソニア:メジャーでフラッシュニードル、それと同時にオーバード ライブ! 睡渦:﹁さぁて魔法使いさん、本番はこっからだぜ?﹂ テオドア:﹁決めてやれ!﹂ サファルド・ソーサラー:﹁ハン!今更何を⋮⋮!?﹂ 白焚:﹁舐めてもらっては困るな﹂ テオドアへの支援を絶やさず 睡渦:﹁まぁ見てなって、最後まで意識があったらだけどな﹂とヴ ェラーノをつれて飛び退きます ヴェラーノ:﹁うわわっ!﹂連れて行かれます 63 サファルド・ソーサラー:﹁!? なんだ、この背後からの膨大な 魔力は⋮⋮!﹂ ソニア:﹁気づかれちゃったけど、まぁ仕方ないわね﹂ ソニア:﹁これで終わりよ﹂ GM:判定どうぞー! ソニア:︵ころころ︶12、振りなおしー ソニア:︵ころころ︶16で GM:はーい︵ころころ︶命中! GM:ダメージロールどうぞー! ソニア:スペルマキシマイズ、因果3点消費! ソニア:︵どざらららー︶ダメージ95!! GM:ダイスが跳ねたー! 睡渦:高めいったねw GM:うん。文句なしに倒れます! ソニア:﹁これが冒険者の⋮⋮いえ、私たちの力よ﹂ サファルド・ソーサラー:﹁嘘だ⋮嘘ダウ粗朶嘘だ⋮⋮!!﹂ サファルド・ソーサラー:﹁アアアアアァァァァ⋮⋮⋮﹂ GM:背後からの膨大な針。彼を幾度も刺し貫き、白い泡へと帰し ていく GM:動物達は、それと同時に目の力を失い、バタリと倒れていく。 GM:君達は、見事この戦闘に勝利することが出来た! 睡渦:﹁この雑魚たちはしらたきに浄化してもらおう﹂ 白焚:﹁南無阿弥陀仏⋮こいつらも奴に使われていただけだ﹂ 白焚:﹁もう、大丈夫だろう﹂ 64 ▼戦闘終了 GM:長い時間戦闘お疲れ様でしたー! 一同:お疲れ様でしたー! GM:ドロップロールに移りますね! GM:固定:引き締まった胸肉[換金]︵35G︶*6 GM:クラブ2回とイノシシ、あとはソーサラー1回を私以外でお 願いします! GM:︵クラブとソーサラーは6出すとコア素材ありますよ!︶ 睡渦:じゃあクラブもらおうかな 睡渦:︵ころ︶6。どやぁ 一同:おおー! GM:そういって出すか!? GM:6:呪法シリンダー[コア素材]︵30G︶ GM:地脈のブーツの素材となりますー 白焚:もいっちょクラブを回すよ? GM:どうぞー! 白焚:︵ころ︶4。 GM:1∼5:ゴブリン面をした甲羅[換金]︵40G︶ GM:あとはイノシシとソーサラーですね! テオドア:イノシシまわします GM:はーい! テオドア:︵ころ︶4です GM:4∼6:猛々しい角[換金]︵100G︶ GM:さて、ソニアさん最後の1Dをどうぞ! ソニア:では、ソーサラー行きます! 65 ソニア:︵ころ︶4。 睡渦:おっしい! ソニア:むう、6はでなかったか GM:4∼5:青く淀んだ宝玉[換金]︵200G︶ GM:さてさて、ドロップ合計は110Gとなりました! GM:⋮⋮それでは、エンディングと参りましょう。 66 クライマックス2 月夜の防衛線︵後書き︶ 無事、月夜の防衛線を制した彼らに、一人の少女は語りだす。 自分が隠していたことを、言わなければならなかったことを。 それを聞いた彼らは、彼女になんと声をかけるのか⋮⋮。 物語は終幕を迎えます。 67 エンディング あの景色を見たくて GM:エンディングシーン:昔話とその続き∼海岸沿いにて∼ GM:ソーサラーが倒れた直後から。 ヴェラーノ:﹁⋮⋮ああ。やっと終わった。﹂ 睡渦:﹁さてと、これでよかったんだろう?ヴェラーノ﹂ 白焚:﹁︽ヒール︾、たくさん動いて疲れたろう。﹂話を聞きなが ら、皆の疲労をとっていきます。 ヴェラーノ:﹁ええ、睡渦さん。これで、よかったの⋮⋮﹂ ヴェラーノ:﹁これで、ようやく、あいつらにも顔向けが出来るわ ね。﹂ ヴェラーノ:そういうと、スタリ、スタリ、と海岸へ歩いていきま す。 ソニア:﹁あいつら?﹂ ヴェラーノ:﹁そう。昔の仲間達にね、倒したぞー!って言えるの﹂ GM:月は静かに、この場を照らしているだけです。 ヴェラーノ:﹁さて、ネタバラシをしましょうか。﹂ ヴェラーノ:﹁昔話と、その続きを。﹂ ソニア:﹁うん、お願い﹂ 睡渦:﹁あいよ﹂ テオドア:﹁聞かせてくれ﹂ ヴェラーノ:﹁ふふっ。ソニアさんには、最初から見抜かれていた みたいね﹂ 68 ソニア:﹁何のことかしら?﹂ ヴェラーノ:﹁いいやー?こっちの話。﹂悪戯っぽく笑って、語り 始めます。 ヴェラーノ:﹁あの頃のイベントに、月夜の防衛戦があるってこと は話したよね?﹂ 睡渦:﹁聞いたな﹂ ヴェラーノ:﹁内容は至極簡単。海岸線に出てくるエネミーをひた すら倒すもの。エネミーランクはパーティ。﹂ ヴェラーノ:﹁そう、油断さえしなければ、私⋮⋮いや、私たちで も勝てたはずだった。﹂ ヴェラーノ:﹁でもほら、レベル的に無理して行ったって言ってた でしょ?その当時のPTメンバーは結局勝てなくて、3回目でよう やく勝ったんだ。﹂ ヴェラーノ:﹁そう。三回目。﹂ ヴェラーノ:﹁この月夜の防衛戦、負けてしまうと、一時的に近く の村が使えなくなってしまうんだ。﹂ ヴェラーノ:﹁その描写は壊滅。村が、まるごと廃墟に近くなって しまう。そんなもの、だった。﹂ ソニア:﹁︵それで⋮⋮︶﹂ 睡渦:﹁︵なるほど︶﹂ 白焚:﹁︵近くの村と言うと⋮⋮︶﹂ GM:5日目に立ち寄った村。食糧を買ったあの村ですね。 ヴェラーノ:﹁大災害に来た時からね、ずっと心配してたの。この 景色と一緒に。でも、あの頃のPTメンバーはもう、一人もいなく て﹂ 69 ヴェラーノ:﹁あのイベントを知っている人は一人もいなかった。 少なくとも、アキバの周りには﹂ ヴェラーノ:﹁だから。昔話を利用したの。こうやって、君達を連 れてきたんだ﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮すごい罪悪感だった。騙しているんじゃないか って、実際そうだし﹂ この景色 を見ようと誘われた。騙されてはいない 睡渦:﹁そんなことはないさ﹂ 白焚:﹁私は さ⋮⋮﹂ 白焚:﹁実際どうだ、素晴らしい眺めだ。悩みも吹き飛ぶ﹂真っ暗 な海に星空が映り、水平線があいまいに成る様を見て、しんみり ヴェラーノ:﹁言い出せなかった。⋮⋮怖かったんだ。勇気がなく て、言えなかった。﹂ ヴェラーノ:﹁でも﹂ ヴェラーノ:﹁三日目の夜、テントで話してくれたよね。﹂ ソニア:﹁ふふっ﹂思わず笑みがこぼれる ヴェラーノ:﹁どんな時だって、いつだって、手伝ってくれる仲間。 私たちがそうだって﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮すごい、嬉しかったんだ。あぁ、やっぱり頼ん でよかったって﹂ ヴェラーノ:﹁そして、最後まで付き合ってくれたし、こうやって 証明もしてくれた﹂ 睡渦:﹁罪悪感にでも呑まれようものなら説教くれてやるわ﹂ 睡渦:﹁さっきの戦闘も含め、みんな巻き込まれたなんて思っちゃ いないだろうさ﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮ありがとう。ソニアさん、皆。本当にありがと 70 う﹂ ヴェラーノ:﹁今こうやって、全てを打ち明けられるのもあの会話 があったからだと想う﹂ ソニア:﹁どういたしまして、それから⋮⋮﹂ヴェラーノに近づく ソニア:﹁⋮⋮お疲れ様﹂︵抱きしめる︶ ヴェラーノ:﹁⋮⋮うん﹂ ヴェラーノ:ふと、ソニアさんから離れます。 ヴェラーノ:﹁それじゃあ、私からのお礼。聴いてくれるかな。﹂ ヴェラーノ:そういうと、ギターを抱えます。 ソニア:﹁ええ、もちろんよ﹂ 白焚:﹁うむ。﹂ テオドア:﹁⋮⋮あぁ﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮ここの特産品の<星屑の珊瑚>にはもう一つ特 徴があるの﹂ ヴェラーノ:﹁それは、同じ素材で作られた楽器に対して同調する ように光るの。﹂ ヴェラーノ:彼女のギターを良く見ると、先端部分のチューニング 部分に珊瑚があしらわれています。 ヴェラーノ:﹁⋮⋮そして、これが。これが﹃本当に見たかった景 色。﹄﹂ GM:彼女は静かに手元の楽器を鳴らし始めた。 GM:聞き覚えのあるフレーズにメロディー。しかし、どことなく 優しく思える。 GM:珊瑚のチューニングが音色を優しいものにしているのだろう。 GM:風纏う乙女のロンド GM:解放と祝福の念を乗せた旋律を奏で、対象を守る力場を作る 71 特技。繰り返されるメロディーが風の流れを生み、砂浜へと広がっ ていく。 白焚:﹁ほぅ⋮⋮⋮⋮﹂ テオドア:﹁︵なんて優しい音色なんだろう︶﹂ GM:すると、どうだろう。彼女の周りから幾つもの珊瑚が眩く光 りだした。 GM:彼女の音に反応するように、星屑の珊瑚が黄色く光っている のだ。 GM:ひとつ、また二つと。月の輝きすら掻き消えてしまうような、 そんな光だった。 睡渦:﹁加工済みでも効果あり、ですか﹂光ってるペンダント見て GM:⋮⋮その風景はしばらく続き。彼女が弾き終えることには、 砂浜一帯が星空のように輝いていた。 GM:空の星空と、砂浜の星 テオドア:﹁<星屑の海岸線>か⋮⋮﹂ GM:誰かが言い始めた。<星屑の海岸線>の由縁である。 ヴェラーノ:﹁⋮⋮ご静聴。ありがとうございました。﹂ GM:片手を胸に当て、静かにおじぎをします。 ソニア:﹁﹂拍手 睡渦:﹁素晴らしかった﹂ テオドア:﹁こちらこそ、ありがとう﹂拍手 ヴェラーノ:﹁どう、かな。気に入ってくれたかな?﹂ ソニア:﹁もちろんよ、この経験は何事にも代えがたいわ﹂ 睡渦:﹁これを見れただけで、戦闘の疲れも吹っ飛ぶな!﹂ 白焚:﹁⋮⋮値千金﹂拍手、拍手、拍手⋮⋮ テオドア:﹁うむ、実に素晴らしかった﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮よかったぁ﹂ 72 睡渦:﹁ヴェラーノこれは君にあげよう﹂ペンダント差し出し ヴェラーノ:﹁えっ。いいの!?﹂ 睡渦:﹁あぁ、これを他の誰に譲ればいいかわからない﹂ ヴェラーノ:﹁⋮⋮ありがとう。大切にする﹂ GM:そういうと彼女は、両手でペンダントを抱きしめました。 ヴェラーノ:﹁⋮⋮あははっ。なんだか、気が抜けたらお腹が空い てきちゃった﹂ ヴェラーノ:﹁さて!少し遅いけど、夜食を作りましょうか!﹂ ソニア:﹁そうね、お願いするわ﹂ ヴェラーノ:﹁せっかくいい食材たちが手に入ったんだし、使わな いともったいないじゃない?﹂ 睡渦:﹁鶏肉かぁ。何ができるんだ?﹂ ヴェラーノ:﹁そうねー。まぁ、任せなさいな! 料理人ヴェラー ノに!﹂ 白焚:﹁旨いのを期待するよ﹂ GM:こうして、冒険者の長い夜は夜食の後もしばらく続きました。 GM:皆で騒ぎ、闘い、星屑の下で唄った夜。 GM:⋮⋮そんな夜も明け、また朝がやってくる。 GM:∼三日後∼ GM:三日目の早朝、馬車に食材の残りとお土産を馬車に詰め込み ました ヴェラーノ:﹁よーし!これで荷物は全部かな!﹂ 73 ソニア:﹁そうね、これくらいかしら﹂ 白焚:﹁うむ﹂ ほぼ荷物なし ヴェラーノ:﹁いやー! ツイ楽しくなっちゃって! あれから三 日も滞在しちゃったんだねー♪﹂ ソニア:﹁もう3日もたったのね。あっという間だったわ﹂ ヴェラーノ:﹁沿岸部の村を回ったり、時々海岸で珊瑚拾ったり!﹂ 睡渦:﹁いい素材も景色も仕入れた﹂ ヴェラーノ:﹁料理も、絵もやりきった!うん、満足!﹂ テオドア:﹁本当に最高の旅であった﹂ 睡渦:﹁帰ったらしばらく創作ラッシュだなぁ﹂ 白焚:﹁テントも丈夫で良いものだったな。どこの商品だ?﹂ ヴェラーノ:﹁ふふん。知り合いの生産ギルドよ。今度教えてあげ るねっ﹂ ヴェラーノ:﹁それじゃあ出発するねー!﹂ ソニア:﹁はーい﹂ GM:行きはトコトコ、帰りはよいよい。軽い足取りで馬車は風の ように進みます。 ヴェラーノ:﹁いやぁ、荷物が軽いからか、馬さんも速いこと早い こと。﹂ ヴェラーノ:﹁あ、せっかくだし帰りは違うルート通っていかない ?﹂ ソニア:﹁賛成、新しい発見があるかもだし﹂ テオドア:﹁いいね、面白そうだ﹂ 睡渦:﹁これ以上創作の種が増えたら∼∼∼﹂︵嬉しい悲鳴 白焚:﹁旅はいいな﹂ ヴェラーノ:﹁実は急いでたからあのルートを通ったんだけど、山 のルートだと温泉もあるんだってー!﹂ 74 ヴェラーノ:﹁ね!さっかくの旅なんだし、行ってみようよ!﹂ ソニア:﹁温泉!いいわねー、行きましょうよ﹂ 睡渦:﹁温泉かぁいいね﹂ 白焚:﹁貸出期限は大丈夫だろう?﹂ ケルピーと馬車 ヴェラーノ:﹁さっき延長行ったから大丈夫大丈夫♪﹂ 白焚:﹁なら、行こうか﹂ ヴェラーノ:﹁えへへ、見たい景色はまだまだ山ほどあるもので! それじゃー温泉目指してレッツゴー!﹂ テオドア:﹁どんな景色でもどんとこい、だ。楽しみだな﹂ 睡渦:﹁まったりしにいきますか∼﹂ ヴェラーノ:﹁それじゃあ、新たな旅と言う事で、一曲行っちゃい ますか!﹂ ソニア:﹁お、いいわね。お願い﹂ ヴェラーノ:﹁ではでは、ヴェラーノ弾き語りツアー!一曲目行っ ちゃいまーす!−−−−−−♪﹂ 一同:﹁おー!﹂拍手 GM:これは、仲間を信じることができた一人の少女と、少女を助 けた四人の冒険者の話。 GM:彼らの旅はもうしばらく続くみたいですが GM:ここで幕を下ろすとしましょう。 ヴェラーノ:そう、今だって変わらない。あの頃と同じ冒険をして るんだから! 75 エンディング あの景色を見たくて︵後書き︶ ︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳︳ ︳︳︳︳︳ ここまで読んでくださった皆様、この場を借りてお礼申し上げます。 本当にありがとうございました! 76 PDF小説ネット発足にあたって http://ncode.syosetu.com/n2261cp/ ログ・ホライズンTRPGリプレイ あの景色を見たく て 2016年7月15日11時04分発行 ット発の縦書き小説を思う存分、堪能してください。 たんのう 公開できるようにしたのがこのPDF小説ネットです。インターネ うとしています。そんな中、誰もが簡単にPDF形式の小説を作成、 など一部を除きインターネット関連=横書きという考えが定着しよ 行し、最近では横書きの書籍も誕生しており、既存書籍の電子出版 小説家になろうの子サイトとして誕生しました。ケータイ小説が流 ビ対応の縦書き小説をインターネット上で配布するという目的の基、 PDF小説ネット︵現、タテ書き小説ネット︶は2007年、ル この小説の詳細については以下のURLをご覧ください。 77