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『平成28年度交通環境対策アクションプラン』を策定しま

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『平成28年度交通環境対策アクションプラン』を策定しま
資 料 3
‘
平 成 2 8年 1 2月 8 日
北 陸 信 越 運 輸 局
『平成28年度交通環境対策アクションプラン』を策定しました
~環境危機を乗り越え、持続可能な社会の実現を目指して~
北陸信越運輸局では、地球温暖化をはじめとする今日の環境問題に対し、交通環境対策
を推進しており、この度、「平成28年度交通環境対策アクションプラン」を策定しまし
たのでお知らせいたします。
本アクションプランは、北陸信越地域における交通環境対策について、平成28年度の
実施計画を体系的に整理したものです。
概要は、別添の「平成28年度交通環境対策アクションプランの概要」をご覧ください。
※「平成28年度交通環境対策アクションプラン」
【北陸信越運輸局HP】
http://wwwtb.mlit.go.jp/hokushin/hrt54/environment/index.html
【問い合わせ先】
交通政策部環境・物流課
電 話:025-285-9152
FAX:025-285-9171
担当:柾木・渡辺
平成28年度 交通環境対策アクションプランの概要
別
添
Ⅰ 地球温暖化に対する取組
CO2排出量の削減のため、ハイブリ
ッド車、電気自動車等の環境にやさしい
低公害車の普及や、公共交通機関の利用
促進等を進めます。
1.自動車・船舶等のグリーン化
2.船舶からの二酸化炭素排出抑制対策
3.物流のグリーン化
4.公共交通機関の利用促進等
5.環境にやさしい企業経営の促進等
Ⅱ 大気汚染に対する取組
自動車の点検整備の推進等により自動車・船
舶から排出される黒煙等による大気汚染対策を
進めます。
1.自動車に係る大気汚染対策
2.船舶からの大気汚染防止対策
Ⅳ 循環型社会の形成に向けた取組
使用済み自動車やFRP(ガラス繊維強化プラ
スチック)船のリサイクルを進めます。
1.自動車のリサイクルの推進
2.FRP船のリサイクルの推進
低公害車の普及促進
Ⅲ 海洋汚染・プレジャーボート環境対策 のため
の取組
PSC(ポートステートコントロール)*の実
施や船舶油濁損害賠償保障法の的確な施行によ
る海洋汚染対策や、プレジャーボート環境対策
を進めます。
1.船舶の海洋汚染対策
2.プレジャーボート環境対策の推進
Ⅴ 環境意識の普及啓発の取組
イベントの活用やセミナーの開
催等により環境意識の普及啓発を
進めます。
新潟市環境フェア
1.環境意識に関する啓発活動の推進
2.行政における地球温暖化対策の着実な実施
*PSC(ポートステートコントロール)とは、入港した外国籍船舶に対して、寄港国当局が船舶の構造・設備、海洋汚染防止設備、船員の資格要件
等が国際条約に適合しているか確認するための検査
1
平成28年度 交通環境対策アクションプラン(主な対策)
(参考:平成27年度事業用低公害車導入への補助実績)
単位:台
Ⅰ.地球温暖化に対する取組
ハイブリッド
1.自動車・船舶等のグリーン化
トラック
(2)ハイブリッド車、CNG車、電気自動車等の導入促進
① 環境対応車の導入事業
地球温暖化対策、大気汚染対策、燃料多様化等のエネルギーセ
キュリティー対策を推進する観点から、自動車運送事業者によ
る環境対応車への買い換え・購入を推進し、環境対策を強力に
推進します。
バス
○低公害車普及促進対策費補助金(環境対応車導入事業)
補助対象
補助率
・経年車の廃車を伴う新車購入の場合
通常車両価格との差額の1/2以内又は
車両本体価格の1/4以内
・新車のみの購入の場合
通常車両価格との差額の1/3以内又は
ハイブリッドトラック・バス
車両本体価格の1/4以内
CNGトラック・バス
使用過程車のCNG車
への改造
タクシー
CNG
電気自動車
合計
新潟県
10
5
0
15
長野県
3
2
0
5
富山県
7
0
0
7
石川県
1
0
0
1
小 計
21
7
0
28
新潟県
0
0
0
0
長野県
2
0
0
2
富山県
0
0
0
0
石川県
0
0
0
0
小計
2
0
0
2
新潟県
0
0
0
0
長野県
0
0
0
0
富山県
0
0
0
0
石川県
0
0
0
0
小 計
0
0
0
0
23
7
0
30
合 計
改造費の1/3以内
② 地域交通のグリーン化事業
事業用自動車について、環境性能が特に優れた燃料電池自動車・電気自動車等
の普及を効果的に加速し、事業者による電気自動車等の集中的導入等について、
他の事業者による導入を誘発・促進するような先駆的取組に対して支援します。
○低公害車普及促進対策費補助金(地域交通グリーン事業)
補助対象
補助率
バス
・車両本体価格の1/2
タクシー、トラック
<充電設備の導入を支
援(補助)>
・車両本体価格の1/3
・バス:導入費用の1/2
・タクシー、トラック:導入費用の1/3
※電気自動車等には、PHV(プラグインハイブリッド)車を含む。
(3)超小型モビリティの導入促進
超小型モビリティの普及関連制度の検討に向け、成功事例の創出及び国民理解
の醸成を促す観点から、地域交通グリーン化事業として、地方公共団体等の主導
によるまちづくり等と一体となった先駆的事業を支援します。
(参考:平成27年度実績)
石川県加賀市において、観光施設間の交通手段を目的とする事業が超小型モビリ
ティ導入促進事業に認定されました。
○低公害車普及促進対策費補助金(地域交通グリーン事業)
補助対象
補助率
超小型モビリティ
・事業種別にかかわらず、車両本体価格の1/2
<充電設備の導入を支
援(補助)>
・導入費用の1/2
2
平成28
28年度
交通環境対策
交通環境対策アクションプラン
国土交通省
北陸信越運輸局
-はじめに-
Ⅰ.地球温暖化に対する取組
1.自動車・船舶等のグリーン化
(1)低公害車の普及促進
(2)ハイブリッド車、CNG車、電気自動車等の導入促進
(3)超小型モビリティの導入促進
(4)環境負荷の少ない船舶の普及促進
2.船舶からの二酸化炭素排出抑制対策
3.物流のグリーン化
(1)「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律
の一部を改正する法律」への対応
(2)モーダルシフト等推進事業
4.公共交通機関の利用促進等
(1)エコ通勤優良事業所認証制度の普及促進
(2)公共交通の利用の促進と確保維持の推進
(3)ユニバーサルデザインの考え方に基づく各施策の推進
5.環境にやさしい企業経営の促進等
(1)「エネルギーの使用の合理化に関する法律」への対応
(2)運輸関係事業者のグリーン経営の推進
Ⅱ.大気汚染に対する取組
1.自動車に係る大気汚染対策
(1)自動車の点検整備の推進
(2)使用過程車の黒煙対策及び不正軽油の排除の推進
(3)不正改造車排除運動の実施
2.船舶からの大気汚染防止対策
(1)船舶に対するオゾン層破壊物質の規制
(2)船舶からの排出ガス対策
Ⅲ.海洋汚染・プレジャーボート環境対策のための取組
1.船舶の海洋汚染対策
(1)PSCの実施
(2)船舶油濁損害賠償保障法の的確な施行
2.プレジャーボート環境対策の推進
Ⅳ.循環型社会の形成に向けた取組
1.自動車のリサイクルの推進(自動車登録関係業務の円滑な実施)
2.FRP船のリサイクルの推進
Ⅴ.環境意識の普及啓発の取組
1.環境意識に関する普及啓発活動の推進
(1)環境意識に関する啓発活動の推進
(2)EST(環境的に持続可能な交通)の普及推進のための人材育成
(3)低公害車普及のための啓発活動
(4)環境保全優良事業者等の顕彰
(5)自動車燃費一覧表の公表
2.行政における地球温暖化対策の着実な実施
1
1
1
1
2
3
3
3
4
4
5
5
5
6
8
9
9
9
10
10
10
10
10
11
11
11
11
11
11
12
12
13
13
14
15
15
15
15
16
16
16
17
-はじめに-
北陸信越運輸局では、地球温暖化
地球温暖化をはじめとする今日の環境問題に対
し、交通環境対策を推進しており、
、この度、「平成28年度交通環境対
策アクションプラン」を策定しました
しました。
本アクションプランは、北陸信越地域
北陸信越地域における交通環境対策について、
平成28年度の実施計画を体系的に
に整理したものです。
なお、平成27年度の取組については
については、別添参考資料のとおりです。
-1-
Ⅰ.地球温暖化に対する取組
CO2排出量の削減のため、ハイブリッド
ハイブリッド車、電気自動等の環境にやさしい低公害車の
普及や、公共交通機関の利用促進等を進めます
めます。
1.自動車・船舶等のグリーン化
自動車や船舶等から排出されるCO2削減のため
のため、環境に優しい低公害車等の普及を促進
していきます。
(1)低公害車の普及促進
交通政策部環境・物流課
① 低公害車普及について
運輸局における低公害車の普及については
については、平成13年7月に経済産業省、国土交通省、
環境省の3省により「低公害車開発普及アクションプラン
アクションプラン」が策定され、取組を行ってま
いりました。
今後も引き続き、国、地方自治体、関連団体等
関連団体等の既存協議会を活用し、低公害車の普
及・啓発活動、導入促進を図るとともに、自治体等
自治体等の開催する環境啓発イベントに積極的
く一般にPRしていきます。
に参画し、各種ツールにより低公害車を広く
次世代低公害車
PHV(EV+HV)
自動車技術安全部保安・環境調整官
② エコカー減税等の周知
(エコカー)を購入等した場合の自動車重量税
低公害車などの環境性能に優れた自動車(
あらゆる機会をとらえ周知、情報提供に努めま
等の特例措置(免税・軽減)等について、あらゆる
す。
さらに詳しく
国土交通省エコカー減税
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000028.html
-1-
(2)ハイブリッド車、CNG車、電気自動車等
電気自動車等の導入促進
① 環境対応車の導入事業
自動車交通部旅客課・貨物課
地球温暖化対策、大気汚染対策、燃料多様化等
燃料多様化等のエネルギーセキュリティー対策を推進
する観点から、自動車運送事業者による環境対応車
環境対応車への買い換え・購入を推進し、環境対
策を強力に推進します。
○低公害車普及促進対策費補助金(環境対応車導入事業
環境対応車導入事業)
◆支援内容
補助対象
CNGトラック・バス
ハイブリッドトラック・バス
使用過程車のCNG車
への改造
CNG(圧縮天然ガス)トラック・バス
PMは殆ど排出せず、NOxの排出も少ない
CO2排出量が軽油より約3割少ない
さらに詳しく
補助率
・経年車
経年車の廃車を伴う新車購入の場合
通常車両価格
通常車両価格との差額の1/2以内又は
車両本体価格
車両本体価格の1/4以内
・新車
新車のみの購入の場合
通常車両価格
通常車両価格との差額の1/3以内又は
車両本体価格
車両本体価格の1/4以内
改造費
改造費の1/3以内
ハイブリッドトラック・バス
内燃機関とモーターの2つの動力源を持つ
排出ガス及びCO2排出量がディーゼル車より少ない
低公害車普及促進等補助金制度http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk1_000003.html
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk1_000003.html
② 地域交通のグリーン化事業
自動車技術安全部保安・環境調整官
事業用自動車について、環境性能が特に優れた
れた燃料電池自動車・電気自動車等の普及を
効果的に加速し、事業者による電気自動車等の
の集中的導入等について、他の事業者による
導入を誘発・促進するような先駆的取組に対して
して支援します。
○低公害車普及促進対策費補助金(地域交通
地域交通グリーン事業)
◆支援内容
補助対象
補助率
バス
・車両本体価格
車両本体価格の1/2
タクシー、トラック
<充電設備の導入を支
援(補助)>
・車両本体価格
車両本体価格の1/3
・バス:導入費用の1/2
・バス
・タクシー
・タクシー、トラック:導入費用の1/3
※電気自動車等には、PHV(
、PHV(プラグインハイブリッド)車を含む。
-2-
自動車技術安全部技術課、保安・環境調整官
(3)超小型モビリティの導入促進
超小型モビリティの普及や関連制度の検討
検討に向け、成功事例の創出及び国民理解の醸成
を促す観点から、地域交通グリーン化事業として
として、地方公共団体等の主導によるまちづく
り等と一体となった先駆的事業を支援します
します。
○低公害車普及促進対策費補助金(地域交通
地域交通グリーン事業)
◆支援内容
補助対象
超小型モビリティ
<充電設備の導入を支
援(補助)>
補助率
・事業種別
事業種別にかかわらず、車両本体価格の1/2
・導入費用
導入費用の1/2
超小型モビリティの導入により期待される効果
「超小型モビリティ」
自動車よりコンパクトで、地域の手軽
よりコンパクトで、地域の手軽
な移動の足となる1人~2人乗り程度の
の足となる1人~2人乗り程度の
車両(エネルギー消費量は、通常の自動
エネルギー消費量は、通常の自動
車に比べ1/6 (電気自動車の1/2)程
度)
① 省エネ・低炭素化
省エネ・低炭素化への寄与
② 生活交通における新たな交通手段
新たな交通手段の提供、
新規市場・需要の創出
新規市場・需要
③ 子育て
子育て世代や高齢者
世代や高齢者の移動支援
の移動支援
④ 観光地や地域活動の活性化を通じた観光・
観光・
地域振興
超小型モビリティのイメージ
規制改革: 公道走行をより簡便な手続きで可能とする新たな認定制度を創設
公道走行をより簡便な手続きで可能とする
(平成25年1月)
さらに詳しく 超小型モビリティについて http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000043.html
(4)環境負荷の少ない船舶の普及促進
海事部海事産業課
環境負荷軽減に資する新技術の普及を促進
促進するため、独立行政法人鉄道建設・運輸施
設整備支援機構の支援制度等について事業者団体等
事業者団体等への周知・情報提供に努めます。
2.船舶からの二酸化炭素排出抑制対策
二酸化炭素排出抑制対策
船舶からのCO2排出について規制を行い、CO
、CO2の排出抑制を推進します。
国際海運分野の二酸化炭素排出量の飛躍的拡大
飛躍的拡大を受け、国際的な取り決めである「海洋
汚染防止条約」(MARPOL73/78条約)
)が改正され、国際的な枠組みによる船舶から
の二酸化炭素排出規制が平成25年1月1日
日より開始されました。これを受け、我が国も
「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律
法律」を改正して、船舶の大きさ、用途等に応
じて、指標に基づく二酸化炭素放出の抑制、
、二酸化炭素放出を抑制する方法を記載した手
引書の備付けを義務づけました。また、これら
これら規制に関して船舶検査を行い、二酸化炭素
排出抑制規制の実施を確保します。
さらに詳しく 国土交通省海事局
http://www.mlit.go.jp/maritime/naikoh/teitansohojyo/teitansohojyotop.html
-3-
3.物流のグリーン化
円滑な国内物流を維持しつつ、CO2の排出
排出を抑制するために、モーダルシフトの促進、
物流の効率化支援、荷主企業と物流事業者の
の連携強化による物流のグリーン化を推進し
ます。
(1)「流通業務の総合化及び効率化の促進に
に関する法律の一部を改正
交通政策部環境・物流課
する法律」(改正物流総合効率化法)
)への対応
平成28年10月から施行された「流通業務
流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律の
一部を改正する法律」の普及促進を図るため
るため、今後も引き続き荷主や運送事業者、倉庫事
業者の会合等の機会を捉えて、積極的に支援内容
支援内容の説明及び周知を行います。また、個別
案件の相談にも積極的に対応し、認定事業者
業者を増やす取組を推進します。
流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律
法律の一部を改正する法律(概要)
(物流総合効率化法の一部改正)
人口減少が見込まれ労働力不足が顕在化しつつある中、我が国産業の持続的成長と豊かな国民生活を支えていくことが、物流に強く求められている。
が顕在化しつつある中、我が国産業の持続的成長と豊かな国民生活を支えていくことが、物流に強く求められている。
多様な関係者の連携により物流ネットワーク全体の
より物流ネットワーク全体の省力化・効率化をさらに進める枠組みが必要
支援措置
主務大臣による基本方針策定と「総合効率化計画」の認定
二以上の者の連携を前提に、輸送の効率化や共同化、輸送と保管の連携など、
を前提に、輸送の効率化や共同化、輸送と保管の連携など、様々な
取組みを対象にできるよう、枠組みを柔軟化
1.H28予算
【一般会計:(38百万円)】
○モーダルシフト等推進事業
・計画策定経費補助
・モーダルシフト等運行経費補助
【エネルギー対策特別会計(37億円)】
○物流分野におけるCO2削減対策促進事
業
・シャーシ・コンテナ、共同輸配送用
車両等の購入補助
【例えば】
※税制大綱において、物流総合効率化法の改正を前提に
次の措置を講じることとされている。
総合効率化計画の作成(事業者)
改正
現行
大規模で高機能な倉庫が必須
モーダルシフト
対象を拡充・
再編
大量輸送が可能で
環境負荷の少ない
鉄道・船舶も活用
した輸送
① 輸送連携型倉庫の建物整備
(所得・法人税 5年間 割増償却10%)
(固定資産・都市計画税 5年間
倉庫:1/2 付属設備:3/4)
② 旅客鉄道による貨物輸送
貨物用車両、貨物搬送装置
(固定資産税 5年間 2/3 等)
異業種の複数荷主が連携して必要な貨物量を確保し、貨物列車を運行
飲料
D社
貨
物
駅
各社
倉庫
製薬
C社
食品
B社
小売
A社
貨
物
駅
各社
倉庫
フェリーでトラック輸送をする際、ドライバーを乗船させず、トラックのみを輸送する(無人航走)
(A事業者ドライバー)
(B事業者ドライバー)
3.立地規制に関する配慮
・市街化調整区域の開発許可の配慮等
地域内配送共同化
他社との混載や運行頻度の
改善等、各社それぞれで
行っていた輸送の共同化
により、過疎地域内の
ムダのない配送を実現
輸送機能と保管機能の連携
総合物流保管施設に
トラック営業所併設、
予約システム導入等
の輸送円滑化措置を
講じ、待機時間のない
トラック輸送を実現
A
社
倉
庫
A社トラック
社トラック
A社
貨物
空
B社トラック
社トラック
B
社
倉
庫
B社
貨物
空
店
舗
A
社
倉
庫
宅配便事業者
A社トラック
A社 B社
貨物 貨物空
B
社
倉
庫
A社
店
舗
共同集配
貨物輸送
の
「共同化」
過疎地等
B社
集落
の
中心
拠点
貨客混載
C社
総合物流保管施設
〇輸送、保管、荷
さばき、流通加工
を一体的に行う総
合的な物流施設
周辺集落
トラック営業所
〇高速道路の
インターチェンジ等の
主要交通インフ
ラに近接
(流通加工)
商品のラベル貼り、
商品
箱詰め、部品
箱詰め、部品等の
簡易な組み立て
簡易な組み立て等
〇トラック営業所又はトラック予約受付システムを導入した物流施設
(トラック予約受付システム)
トラックドライバーが、物流施設内の
作業状況を確認して、到着時間を
予約できるシステム
さらに詳しく 国土交通省 物流総合効率化法
http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/butsuryu05300.html
://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/butsuryu05300.html
-4-
2.税制上の特例
4.中小企業者に対する支援
・中小企業信用保証協会による債務保証の
上限の引き上げ等
5.食品生産業者等に対する支援
・食品流通構造改善促進機構による債務保
証等
6.事業開始における手続簡素化
・新規路線での貨物鉄道の運行、
カーフェリーの航路新設の許可みなし
・自社貨物に加えて、他社の貨物の輸送も
請け負う場合のトラック事業の許可みなし
・過疎地等の地域内配送の共同化のための
軽トラック事業の届出みなし
・自家用倉庫を輸送連携型倉庫に改修して
他業者に供用する際の倉庫業の登録みなし
等
交通政策部環境・物流課
(2)モーダルシフト等推進事業
我が国が掲げる温室効果ガスの排出削減による
による地球温暖化の防止及び低炭素型の物流体
系の構築を図るため、二酸化炭素排出原単位
二酸化炭素排出原単位の小さい輸送手段への転換を図るモーダルシ
フト等をより一層推進する必要があります。
。
このため平成23年度に、荷主企業、物流事業者等
物流事業者等、物流に係る関係者によって構成さ
れる協議会が実施するモーダルシフト等の取組
取組に対して支援する「モーダルシフト等推進
事業」(補助事業)が創設されました。また
また、これら財政支援とあわせて、事業がより効
率的、効果的に進められるよう情報提供等による
による支援を実施してまいります。
モーダルシフト等推進事業
トラック輸送から大量輸送機関である鉄道・船舶輸送への転換(モーダルシフト)等を、荷主・物流事業者を中心とする多様・広
範な関係者の連携のもとに推進する。
H28年度予算:38百万円
参考
「モーダルシフト等推進事業」
○輸送量当たりの二酸化炭素の排出量
モーダルシフト等の物流効率化に関する取組において、協議会の開催等の事業計画の策定に
計画の策定に
要する経費への支援を行う。またモーダルシフト及び幹線輸送の集約化について、初年度の運
する経費への支援を行う。またモーダルシフト及び幹線輸送の集約化について、初年度の運
行経費の一部に対する支援を行う。
計画策定
経費補助
支援対象となる取組
大量輸送機関への転換
内航船舶
継続
(補助率:1/2
1/2以内)
幹線輸送の集約化
【単位:G-CO2/トンキロ】
100
200
○労働力不足の深刻化
<トラック業界の年齢構成>
<常用労働者の過不足状況>
追加
(補助率:定額)
労
- 働
者
過
が
剰
不
な
足
事
業 す
所 る
の 事
割 業
合 所
の
%
割
合
」
対象外
「
」
コンテナラウンドユース
(往復利用)
その他のCO2排出量の
削減に資する取組
トラック輸送に比べ、船舶輸送は約
6分の1、鉄道輸送は約9分の1の
CO2排出量
25
0
「
トラック輸送の効率化
運行経費
経費
補助
217
39
鉄 道
モーダルシフト
共同配送
営業用
貨物車
( )
・ 計画策定経費の支援を通じ、大きな効果が期待できるが実現が容易ではない「多様・広範な関係者
関係者
による合意形成」を促進。
・ 計画実行開始後、2年間の実績を報告。
・ 物流の効率化を通じ、労働力不足対策等に貢献。
60
30
20
10
0
50~59
歳
22%
-10
-20
調査産業計
運輸業,郵便業
出典:厚生労働省「労働経済動向調査」
多様・広範な関係者の合意形成による取組のイメージ
20~29
歳
9%
30-39
歳
[パーセ
ンテー
ジ]
15~19
歳
0%
60歳以
上
15%
50
40
50歳以上
が37%
40~49
歳
32%
出典:総務省「労働力調査」(2014年)
○交通政策基本計画(平成27年2月13日閣議決定)(抜粋)
基本的方針C.持続可能で安心・安全な交通に向けた基盤づくり
目標③ 交通を担う人材を確保し、育てる
<取組内容を今後新たに検討するもの>
○モーダルシフト等による物流の省労働力化のための方策を検討する。
目標④ さらなる低炭素化,省エネ化等の環境対策を進める
<取組内容を今後新たに検討するもの>
○更なるモーダルシフトの推進や輸送の省エネ化など、環境に優しいグリーン物流の実現方策
を検討する。
[53]モーダルシフトに関する指標
①鉄道による貨物輸送トンキロ 【2012年度 187億トンキロ → 2020年度 221億トンキロ】
②内航海運による貨物輸送トンキロ 【2012年度 333億トンキロ → 2020年度 367億トンキロ】
さらに詳しく モーダルシフト推進事業
http://www.mlit.go.jp/report/press/tokatsu01_hh_000280.html
4.公共交通機関の利用促進等
環境負荷の小さい交通体系を目指し、公共交通機関
公共交通機関の利用の促進等と自家用自動車に過
度に依存しない施策を関係機関と連携し推進
推進します。
(1)エコ通勤優良事業所認証制度の普及促進
促進
「エコ通勤」に関して、意識が高く、自主的
自主的かつ積極的に推
進している事業所を『エコ通勤優良事業所』
』として公共交通利
用促進マネジメント協議会が認証・登録するとともに
するとともに、公益財
団法人交通エコロジー・モビリティ財団のホームページにて
のホームページにて公
表し、「エコ通勤」の普及促進を図ります。
。
運輸局としては、制度の周知に努め、認証
認証・登録の取得を促
進し、「エコ通勤」に取り組む事業所の拡大
拡大を図ります。
-5
5-
交通政策部環境・物流課
(2)公共交通の利用促進と確保維持の推進
公共交通利用者が利用しやすい環境整備を
を図るとともに、アクセスしやすく、親しみの
ある交通行政を推進します。
交通政策部交通企画課
① 地域公共交通確保維持改善事業の推進
自家用自動車への過度な依存は、交通渋滞
交通渋滞・環境問題等の発生につながります。そこで、
国土交通省では、平成19年10月に「地域公共交通
地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」を
制定し、市町村が中心となって地域公共交通
地域公共交通の活性化を図り、以て交通に係る環境負荷の
低減を進める、という方針を明確化しました
しました。
この取組に対し、国は、平成23年度に創設
創設された「地域公共交通確保維持改善事業」
により支援しています。具体的には、市町村
市町村や交通事業者に対して、赤字のバス路線に対
する運行費補助や、ノンステップバスの導入
導入に対する補助等を行っています。
また、平成26年11月には「地域公共交通
地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」が施行
され、今後は地方公共団体が中心となって、
、まちづくりと連携し、面的な公共交通ネット
ワークの再構築を進めていくこととなります
めていくこととなります。国土交通省においても、これらの取組みに
対する支援を通じて、持続可能で利便性の高
高い公共交通の確保を推進していくこととして
います。
さらに詳しく
国土交通省 公共交通活性化
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/sosei_transport_tk_000041.html
-6
6-
自動車交通部旅客課
② バス・乗合タクシー等の活性化の推進
地域公共交通は経済社会活動の基盤であり
であり、住民の移動手段の確保、地域の活性化、環
境問題へ対応するためにも、その活性化・再生
再生が課題となっています。コミュニティバ
ス・乗合タクシー等を活用した地域の創意工夫
創意工夫ある自主的な取組みに対して、関係機関等
と連携して支援します。平成23年度からは
からは、新たに創設された「地域公共交通確保維持
改善事業」において、複数市町村に跨がる地域間幹線系統等
地域間幹線系統等に接続し、主に市町村内で完
結する系統に対しても支援を行います。
③ 地域鉄道等の維持、利用促進及びバリアフリー
バリアフリー化等の推進
鉄道部計画課
ア) 潜在的な鉄道利用ニーズが大きい地方都市
地方都市やその近郊路線等について、地域公共交
通活性化・再生法に基づく地域公共交通網形成計画
地域公共交通網形成計画に位置付けられた利用促進等の取
組を伴って実施される鉄軌道利用者の利便性
利便性の向上を図るための施設の整備を行う事
業(地域の輸送ニーズに対応した駅・路線
路線の再配置、ダイヤ改正・増便等に必要な整
備を行う事業等)に対し、その費用の一部
一部について支援を行います。
イ) 安全な輸送を確保するために必要な設備
設備の整備等に対する支援やバリアフリー化さ
れたまちづくりの一環としてLRTシステム
システム導入の支援を行うことにより、地域公共
交通の確保・維持・改善を図ります。
ウ) 既存の鉄軌道駅において、視覚障害者の
の転落を防止するための設備の整備、誘導ブ
ロックの整備、障害者対応型トイレの設置等
設置等を支援し、国・関係地方公共団体・鉄道
事業者等の関係者一体の取組により駅のバリアフリー
のバリアフリー化を推進します。
-7
7-
(3)ユニバーサルデザインの考え方に基づく
づく各施策の推進
交通政策部消費者行政・情報課
すべての人に公共交通機関を利用してもらうため
してもらうため、「どこでも、誰でも、自由に、使い
やすく」というユニバーサルデザインの考え
え方に基づき、高齢者、障がい者だけでなく、
誰もが安心して便利に移動可能な、総合的なバリアフリー
なバリアフリー化の推進を図ります。
-
①
平成18年12月に施行された「高齢者
高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関す
る法律」(バリアフリー法)に基づき、
、運輸局では市町村での基本構想の策定を働き
かけるため、市町村に対し基本構想プロモーターを
プロモーターを派遣します。基本構想に基づいて
整備される移動等円滑化のための施設整備等
施設整備等について支援し、生活関連施設等との面
的な移動等円滑化を推進し、あらゆる人
人が便利で安心して社会参加できる共生社会の
実現を目指します。
② バリアフリー化を進めるためには、ハード
ハード面での施設整備のみならず、ソフト面で
の「心のバリアフリー」が広く浸透することが
することが不可欠であることから、この考え方の
啓発を行っていきます。高齢者、障害者等特定
障害者等特定に向けた施設整備という考え方ではな
く、基本的にすべての人を利用者とし視野
視野を広げて考えるユニバーサルデザインの理
念を踏まえ、あらゆる所でこの理念普及
理念普及に携わる指導者育成を目的に実施する「バリ
アフリー研修」の実施等を通じて、広くかつ
くかつ深くバリアフリー化を進めていきたいと
考えています。
ベビーカー体験
車いす(介助)体験
視覚障がい者(介助)体験
さらに詳しく
バリアフリー・ユニバーサルデザイン
バリアフリー研修
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/index.html
://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/index.html
-8
8-
5.環境にやさしい企業経営の促進等
運輸部門におけるCO2排出量削減のため、
、産業界、地域等と連携を図り省エネ法の運
輸事業者への適用など、環境に優しい企業経営
企業経営を支援します。
(1)「エネルギーの使用の合理化に関する法律
法律」
(改正省エネ法)への対応
交通政策部環境・物流課
平成18年4月に改正施行された「エネルギーの
エネルギーの使用の合理化に関する法律」(改正省
エネ法)に基づき、 平成19年4月から一定規模以上
一定規模以上の輸送能力を有する特定輸送事業
者は、エネルギー使用量等の定期報告書及び
び中長期計画書の提出が必要になりました。エ
ネルギーの使用の合理化を推進するため、これらから
これらから提出された報告書等により、特定輸
送事業者としてきめ細かいエネルギー管理が
が徹底されているか、必要な省エネ対策が講じ
られているか等を審査・確認するとともに、
、対策が遅れているようであれば必要な指導・
助言等を行います。
特定輸送事業者
特定輸送事業者の範囲
さらに詳しく 省エネ法 輸送事業者向け
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000002.html
交通政策部環境・物流課
(2)運輸事業者のグリーン経営の推進
運輸事業者において、環境保全に向けた自主的
自主的な取組が継続的に行われるよう、国土交
通省及び公益財団法人交通エコロジー・モビリティ
エコロジー・モビリティ財団で作成した「グリーン経営推進マ
ニュアル」の活用を推進するとともに、認証制度
認証制度により、グリーン経営(環境に配慮した
経営)の普及・促進を図ります。
運輸事業者に対し、各県においてグリーン
においてグリーン経営講習会を随時開催するとともに、あらゆ
る機会を活用して働きかけるとともに、利用者
利用者や荷主企業に対しても、グリーン経営推進
事業者を積極的にホームページで紹介するなど
するなど、制度の周知に努めます。
今年度のグリーン経営講習会は、トラック
トラック事業者を対象として、下表のとおり、開催す
る予定です。
開 催 日 時
平成28年10月28日(金)
さらに詳しく
会 場
13:30~16
16:00
グリーン経営認証 http://www.green-m.jp/index.html
m.jp/index.html
-9
9-
石川県トラック協会 第1研修室
金沢市粟崎町4丁目84-10
Ⅱ.大気汚染に対する取組
自動車の点検整備の推進等により自動車・船舶
船舶から排出される黒煙等による大気汚染
策を進めます。
1.自動車に係る大気汚染対策
自動車から排出される黒煙等による大気汚染対策
大気汚染対策を推進するため、街頭検査等を実施し
定期点検整備の励行、不正軽油の排除等を推進
推進します。
自動車技術安全部技術課、整備・保安課
(1)自動車の点検整備の推進
自動車点検整備推進運動において、ポスターの
ポスターの掲出、チラシの配布やマイカー相談所の
開設、街頭検査等を実施し、自動車の不具合
不具合による事故の防止や環境保全を図る上で適切
な点検・整備の実施の重要性について啓発します
します。
《平成28年度マイカー相談所開設計画》
新潟県
2回
富山県 2回
長野県
1回
石川県 1回
《平成28年度街頭検査計画》
新潟県
30回
4,020台
富山県
16回
1,750台
長野県
20回
3,280台
石川県
11回
1,950台
(管内計
77回 11,000台)
ショッピングセンターでのマイカー相談
(2)使用過程車の黒煙対策及び不正軽油の排除
排除の推進
自動車技術安全部技術課、保安・環境調整官
自動車点検整備推進運動等において、ディーゼル
ディーゼル車の点検整備の励行を呼びかけるポス
ターの掲出や「DPFの正しい使用方法のチラシ
のチラシ」の配布等を行うとともに、街頭検査を実
施し、ディーゼル黒煙の測定を行い不適合車
不適合車に整備命令を発令するとともに、不正軽油使
用車に対して適正な燃料を使用するよう文書
文書による警告等を交付しその排除に努めます。
《平成28年度燃料検査計画
年度燃料検査計画》
新潟県 2回
富山県 1回
長野県 2回
石川県 1回
街頭検査での黒煙の測定
さらに詳しく
DPF(黒煙除去フィルタ)等の正しい使用方法について
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000035.html
自動車技術安全部技術課、整備・保安課
(3)不正改造車排除運動の実施
排気ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化
環境悪化の要因ともなっている不正改造車を排除す
るために、ポスターの掲出、チラシの配布、
、マイカー相談所の開設等により、自動車ユー
ザーに対して不正改造の内容及びその危険性
危険性を啓発するとともに、街頭検査を実施し、基
準不適合車には整備命令を発令しその排除に
に努めます。
-10
10-
2.船舶からの大気汚染防止対策
船舶のディーゼルエンジンから排出される
される窒素酸化物等による、船舶からの大気汚
染の防止を図るため、海洋汚染防止条約(MARPOL
(MARPOL73/78条約)の199
7年議定書が平成17年5月に発効し、我
我が国においても改正された「海洋汚染等
及び海上災害の防止に関する法律」に基づき
づき、船舶の大気汚染防止規制を行ってい
ます。
なお、平成22年7月1日から窒素酸化物
窒素酸化物の二次規制による原動機の放出量の確認
が開始されており、平成23年1月1日以後
日以後の新造船に二次規制が適用されていま
す。
海事部海事技術専門官(船舶検査官)
(1)船舶に対するオゾン層破壊物質の規制
フロン、ハロン等の物質を船舶の設備等において
において新たに使用することを禁止するととも
にオゾン層を破壊しない物質を使った設備等
設備等が普及することを目的として、船舶に対し定
期的に立入検査を実施します。
海事部海事技術専門官(船舶検査官)
(2)船舶からの排出ガス対策
船舶に搭載されるディーゼルエンジンからの
されるディーゼルエンジンからの窒素酸化物(NOx)放出量が基準値に適
合していることの放出量確認・国際大気汚染防止原動機証書
国際大気汚染防止原動機証書の交付に加え、新造船及び法
改正が適用される現存船に対して、船舶へのディーゼルエンジンの
へのディーゼルエンジンの設置状況及び使用燃料
油の硫黄分濃度等について定期的な検査を実施
実施し、海洋汚染等防止証書・国際大気汚染防
止証書を交付し、船舶からの排出ガスによる
ガスによる大気汚染の低減を図ります。
Ⅲ.海洋汚染・プレジャーボート環境対策
環境対策のための取組
PSC(ポートステートコントロール)*1の実施や船舶油濁損害賠償保障法の的確な施
の
行による海洋汚染対策や、プレャーボート環境対策
環境対策を進めます。
1.船舶の海洋汚染対策
PSCを実施し、サブスタンダート船の排除
排除に努めるとともに船舶の安全性の確保及び
海洋環境の保全に努めます。
海事部外国船舶監督官
(1)PSCの実施
外国船舶に対しPSCを実施し、国際基準
国際基準を満たしていないと認められた場合は是正を
勧告し、重大な欠陥が認められた場合は技術基準適合命令等
技術基準適合命令等を発出するとともに旗国に通
報しています。
平成28年9月から11月までの3ヶ月間
月間、東京MOU*2が実施する「貨物固定方法」
に係るPSCの集中検査キャンペーン(CIC)
(CIC)の期間中、当局においても、同キャン
ペーン(CIC)に係るPSCを重点的に実施
実施します。
今後も、このようなPSCの実施により、
、国際条約の安全基準に満たない船舶(サブス
タンダード船)を排除することにより日本近海
日本近海における人命や船舶の安全確保、海洋環境
の保全等を図っていきます。
-11
11-
救命艇の検査
PSC(外観検査)
*1PSC(ポートステートコントロール)とは、入港した外国籍船舶に対して、寄港国当局
とは、入港した外国籍船舶に対して、寄港国当局
が船舶の構造・設備、海洋汚染防止設備、船員の資格要件等が国際条約に適合しているか確
認するための検査。
*2東京MOUとは、アジア・太平洋地域におけるPSCの実効性を確保するため、PSCの
とは、アジア・太平洋地域におけるPSCの実効性を確保するため、PSCの
標準化、域内協力体制の強化を目的として、1993年(平成5年)に東京において覚書と
して採択されたもの。現在アジア・太平洋地域の20の国・地域が参加しています。
(2)船舶油濁損害賠償保障法の的確な施行
海事部海事保安・事故対策調整官、船舶安全環境課
「船舶油濁損害賠償保障法(油賠法)」改正
改正により、平成17年3月からタンカー以外
の外航船舶(総トン数100トン以上)に対しても
しても、船主責任保険(P I 保険)の加入が
義務づけられました。これにより燃料油による
による油濁損害及び座礁船撤去費用の支払いを保
証する有効な保証契約を有していることの確認
確認のため、油賠法に基づく保証契約情報によ
り入港船舶の事前審査を確実に行い、無保険船舶
無保険船舶を排除することにより、船舶からの油流
出等により発生した海洋汚染等による損害の賠償
賠償を保障し、被害者保護の充実を図るとと
もに、船舶の安全性の向上及び海洋環境の保全
保全に努めます。
さらに詳しく
国土交通省 海事局
http://www.mlit.go.jp/maritime/yudaku/index.html
2.プレジャーボート環境対策の推進
プレジャーボート利用のルールやマナーの啓発活動
啓発活動に努めます。
海事部海事産業課
小型船舶の利用振興に必要となる保管場所の
の提供、水域調整、廃船処理体制の整備、利
用者マナーの向上等について、関係機関等と連携
連携し環境整備の推進に取り組みます。
-12
12-
Ⅳ.循環型社会の形成に向けた取組
使用済み自動車やFRP船のリサイクルを進めます
めます。
1.自動車のリサイクルの推進(自動車登録関係業務
自動車登録関係業務の円滑な実施)
使用済み自動車のリサイクルを促進するため
するため、自動車抹消登録制度について、周知を図
ります。
自動車技術安全部管理課
自動車リサイクルの適確な実施のため、平成
平成17年1月から「使用済自動車の再資源化
等に関する法律」(自動車リサイクル法)が
が施行されました。また、この一環として道路
運送車両法が改正されるとともに、あわせて
あわせて抹消登録制度が変更され、永久抹消登録及び
されました。
一時抹消登録後の解体届出等が新設されました
当局では使用済み自動車のリサイクル促進及
促進及び不法投棄防止を推進するため、使用済み
自動車のリサイクルに関する自動車抹消登録制度
自動車抹消登録制度について引き続き周知を図ります。また、
公園等公共用地に不法に放置された自動車の
の排除について、地方自治体等と連携を図りな
がら取り組みます。
さらに詳しく
自動車リサイクル促進センター http://www.jarc.or.jp/
-13
13-
2.FRP船のリサイクルの推進
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)
)船の不法投棄を防止するため、使用済み
FRP船のリサイクルシステムを推進します
します。
海事部海事産業課
FRP船は、廃棄処理の困難性に加え、所定
所定の処理ルートが存在しなかったため、適正
処理が進まず、不法投棄等を招く要因となっていましたが
となっていましたが、平成20年度よりユーザーに
よる適正処理を促進するため「FRP船リサイクルシステム
リサイクルシステム」が本格運用されたことから、
当該システムの周知普及を図るとともにFRP
FRP船の適正な廃船処理を推進します。
FRP船リサイクルシステムの全体
全体のイメージ
~廃棄物処理法の広域認定制度を利用した廃
廃FRP船の再資源化~
地域廃船処理協議会
リサイクルに関
する情報共有
や意見交換
→使用済船舶の流れ
→お金の流れ
-広域認定の範囲
FRP船リサイクル事業評価委員会
不法投棄防止
キャンペーン
の実施
意見、評価、提言
地方運輸局が事務局
構成メンバー:マリン事業協会、関連事業者、自治体、
関連団体、海上保安本部、地方整備局等
周知
リサイクル料金の支払
環 境 省
相談・
申込
・リサイクル等に関する情報の共有
・自治体広報誌等による周知広報
・放置、不法投棄防止キャンペーンへの協力
・所有者が不明の放置、沈廃FRP船の引き上げ、処理
及び再放置防止
大臣認定
登録販売店
使用済船舶の持込
広域認定申請
(一社)日本マリン事業協会
事業協会
委託
指定取引場所:解体事業者
さらに詳しく
使用済船舶の持込
協力
自治体の役割
相談・申込
ユーザー
国土交通省
分別・解体
一般社団法人日本マリン事業協会
リサイクルセンター
委託
委託
中間処理事業者
セメント製造事業者等
破砕・選別
リサイクル
http://www.marine
http://www.marine-jbia.or.jp/recycle/
-14
14-
Ⅴ.環境意識の普及啓発の取組
イベントの活用やセミナーの開催等により環境意識
環境意識の普及啓発を進めます。
1.環境意識に関する普及啓発活動の推進
推進
交通と環境の問題を広く国民に考える機会を
を提供し、環境負荷の小さい交通体系に理解
を求めるよう努めます。
交通政策部環境・物流課
(1)環境意識に関する啓発活動の推進
また、運輸部門CO2排出量の半分が自家用乗用車
自家用乗用車より排出されていることから、一般
ユーザ向けの自家用車使用における「エコドライブ
エコドライブ10」の周知をメインとしたイベント
の機会を活用し、啓発を図ります。
セーフティCarにばる石川
さらに詳しく
エコドライブポータルサイト http://www.ecodrive.jp/
(2)EST(環境的に持続可能な交通)の普及推進
普及推進のための人材育成
交通政策部環境・物流課
長期的視野に立って交通・環境政策を策定・・実施するEST(環境的に持続可能な交通)の
取組の普及を推進するため、公益財団法人交通
公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が事務局となり、
平成19年度から各地域において「EST創発
創発セミナー」を開催しています。
また、地域で交通環境対策を主導する人材育成
人材育成が不可欠であることから、同財団が事務局
となり、自治体の実務担当者などを対象とした
とした「地域の交通環境対策推進者養成研修」を毎
年開催しています。
運輸局においても、関係自治体等の要望を
を踏まえ、セミナー等を開催しており、平成28
年度は富山県黒部市において開催予定です。
。
さらに詳しく
ESTポータルサイト
http://www.estfukyu.jp/
-15
15-
交通政策部環境・物流課
(3)低公害車普及のための啓発活動
環境関係等各種イベントの機会を活用し、
、低公害車に関するパネル等の展示、リーフ
レットの配布等により啓発を図ります。
《平成28年度エコドライブ・低公害車普及促進
低公害車普及促進イベント開催予定》
新潟県 10月(新潟市環境フェア)
富山県 10月(とやま環境フェア)
石川県 10月(石川技能まつり)
新潟市環境フェア
(4)環境保全優良事業者等の顕彰
① 環境保全優良事業者の表彰
交通政策部環境・物流課
低公害車の導入促進を積極的に行う等の環境
環境対策に貢献した事業者に対し、運輸局長表
彰を行います。
自動車技術安全部整備・保安課
② 自動車に係る環境に優しい自動車整備工場優良事業者表彰
自動車整備工場優良事業者表彰
環境に優しい自動車整備事業場等審査基準
自動車整備事業場等審査基準に適合し、環境に優しい自動車整備事業場等
として認められた事業場を表彰し、環境対策
環境対策への取組を促進します。また、表彰した事業
場については、当局のホームページに掲載します
します。
さらに詳しく
環境に優しい自動車整備事業場等に対する表彰
http://wwwtb.mlit.go.jp/hokushin/hrt54/environment/hyousyou.html
自動車技術安全部保安・環境調整官
(5)自動車燃費一覧表の公表
燃費性能の高い自動車の普及を促進するため
するため、自動車燃費性能を評価し作成した自動車
燃費一覧表」を支局等の窓口に閲覧用として
として備えるとともに当局のホームページにも掲載
します。
さらに詳しく
国土交通省 自動車燃費一覧
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr10_000013.html
【参考】自動車燃費目標基準について
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr10_000005.html
-16
16-
2.行政における地球温暖化対策の着実
着実な実施
運輸局においても各種環境対策を確実に実施
実施するとともに、関係者や職員に対して情報
の提供及び意識の醸成に努めます。
総務部総務課、交通政策部環境・物流課
運輸局では職員各自が省エネルギーに対する
する自覚を持ち、以下の取組を率先して実践す
ることで、温室効果ガスの排出量の削減を推進
推進しています。
また、今後、各運輸支局・自動車検査登録事務所
自動車検査登録事務所における取組についても職員の意識の
醸成を図り、協力を得ながら具体的な目標を
を定めて推進します。このため、施設管理者を
中心として、関係者や職員に対して情報の提供及
提供及び個々の意識の醸成に努めています。
なお、物品の調達やサービスの購入に当たっても
たっても、グリーン購入法に基づき、環境を考
慮して出来る限り環境への負荷の少ないものを
ないものを選択しています。
《取組事項》
1.公共交通機関の積極的利用
積極的利用
2.エコドライブの積極的な
な実践
3.室内温度の適正管理の徹底
徹底
4.クールビズ、ウォームビスの
ウォームビスの励行
5.空調稼動時間及び期間の
の短縮
6.昼休み時間の消灯、共用部照明
共用部照明の間引き点灯
7.定時退庁(毎週水、金)
)の推進 等
-17
17-
北陸信越運輸局の組織
国 土交 通省
北陸信越地方交通審議会
北陸信越運輸局
安 全 防 災 ・
危機管理調整官
局長
総
務
部
次長
交 通政 策部
観
鉄
光
道
部
部
総
人
会
広
報
動
通
車
部
自
動
車
技 術安 全部
海
事
部
策
課
課
課
官
局の総合調整、庁舎の管理
職員の人事・給与・福利・厚生事務
予算、支出負担行為、契約、国有財産の管理
行政情報の提供・公開、広報
交 通 企 画 課
環 境 ・ 物 流 課
消費者行政・ 情報課
課
交通政策基本計画の推進、公共交通活性化の推進、その他交通政策全般
次
観 光 企 画
国 際 観 光
観光地域振興
長
課
課
課
部の重要事項に係る企画・立案、調整
調
計
技
安
官
課
課
課
部の総合調整
全
索
自
交
務
事
計
対
交通の安全の確保、交通に関する防災及び危機管理
整
画
術
指
導
道
課
地域交通環境政策及び物流政策の推進並びに倉庫業の登録・指導監督
交通バリアフリー化の推進、行政相談窓口、公共交通事故被害者支援
観光部の総合調整や旅行業等の指導・監督
国際観光の振興施策(外国人観光旅客の誘致)の推進
地域の振興に資する観光の振興施策(受入環境の整備等)の推進
鉄道事業等の許認可、運賃・料金、補助助成、在来線の改良等調査
鉄道等の施設、車両、電気・信号施設の安全確保及び環境対策
鉄道事故等の調査分析、再発防止対策、動力車操縦者運転免許試験
索道事業の許認可、索道の環境対策、安全確保、索道事故の再発防止対策、
索道事故の報告・調査分析・再発防止対策
首席鉄道安全監査官
官
鉄道の車両・施設の管理・保守、運転取扱いの状況に関する監査
運輸安全マネジメント評価
次
長
部の重要事項に係る企画・立案、調整
課
バス、タクシー事業の許認可、バス利用促進等の補助、自賠責関係事務、生活交通対策、新輸送
サービス対策
旅
客
貨
物
課
首 席 自 動 車 監 査官
官
トラック事業、貨物利用運送事業の許認可等、物流効率化施策
管
理
課
整 備 ・ 保 安 課
技
術
課
保 安 ・環 境調 整官
自動車の登録
次
部の重要事項に係る企画・立案、調整
長
バス、タクシー、トラック事業の監査業務、適正化指導
自動車整備事業の認証・認定・指定及び指導監督
自動車検査、型式の認定、基準緩和、自動車のリコール、街頭検査
事故防止対策、公害防止など環境対策、自動車運送事業監査
海事保安・ 事故保障
障
対 策 調 整 官
船舶の保安及び船舶の事故による損害賠償保障に関する重要事項の企画・調整
海
旅客航路事業の許認可、海事代理士試験・登録、海事思想の普及、内航海運業の登録、貨物利
用運送事業・港湾運送事業の許認可、造船業の許可・登録、プレジャーボートの利用振興、モー
ターボート競走の指導監督
事
産
業
課
船 員 労 政 課
船舶安全環境課
労働組合・労働関係の調整、最低賃金、職業紹介、失業保険金の給付
船 員 労 働 環 境
・ 海 技 資 格 課
雇入契約、船員手帳の交付、衛生管理者等資格認定、海技士国家試験・水先の事務、海技免状
の交付
運航労務監理官
船舶運航事業の安全審査、船員の労働条件・安全衛生、労務の受給調整、
船舶職員の資格、定員の監査執行
海事技術専門官
( 船 舶 検 査 官 )
海事技術専門官
海
技
試
験
官
外国船舶監督官
船舶の登録、測度、検査、外航船舶の油濁損害賠償等保障契約に関する事務
船舶の安全・海洋汚染防止設備等の検査執行、船舶のバリアフリー対策
船舶のトン数の測度執行、外国船舶のトン数証書の検査
海技士国家試験、水先人試験
船舶航行の安全確保・海洋の汚染防止に係る外国船舶の監督、外国船舶の油濁損害賠償等保障
契約の検査執行
新潟運輸支局
長岡自動車検査登録
事務所
長野運輸支局
松本自動車検査登録
事務所
富山運輸支局
( 本 庁 舎 )
( 伏 木 庁 舎 )
(陸運関係)
(海運関係)
石川運輸支局
( 本 庁 舎 )
( 七 尾 庁 舎 )
(陸運関係)
(海運関係)
お問い合わせ先
◎北陸信越運輸局 交通政策部 環境・物流課
〒950-8537 新潟県新潟市中央区美咲町1丁目2番1号
中央区美咲町1丁目2番1号
新潟美咲合同庁舎2号館 6階 TEL 025-285-9152 FAX 025-285-9171
●新潟運輸支局 企画調整担当
〒950-0961
新潟県新潟市中央区東出来島14番26号
TEL 025-285-3123 FAX 025-285-0473
●富山運輸支局 企画調整担当
〒930-0992
富山県富山市新庄町馬場82番地
TEL 076-423-0894 FAX 076-423-1525
●長野運輸支局 企画調整担当
〒381-8503
長野県長野市西和田1丁目35番4号
TEL 026-243-4384 FAX 026-244-1462
●石川運輸支局 企画調整担当
〒921-8011
石川県金沢市入江3丁目153番地
TEL 076-291-7854 FAX 076-292-0129
国国土交通省北陸信越運輸局
交通省北陸信越運輸局ホームページアドレス
http://wwwtb.mlit.go.jp/hokushin
平成27年度の取組状況 参考資料
Ⅰ 地球温暖化に対する取組
1.自動車・船舶等のグリーン化
(1)低公害車の普及促進
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部・自動車技術安全部
① 低公害車の普及促進
当局管内における低公害車の普及については、平成13年7月に経済産業省、国土交通省、環境省の3省により「低公
害車開発普及アクションプラン」が策定され、取組を行ってまいりました。
今後も引き続き、国、地方自治体、関連団体等の既存協議会を活用し、低公害車の普及・啓発活動、導入促進を図ると
ともに、自治体等の開催する環境啓発イベントに積極的に参画し、各種ツールにより低公害車を広く一般にPRしていきます。
② エコカー減税等の周知
低公害車などの環境性能に優れた自動車(エコカー)を購入等した場合の自動車重量税等の特例措置(免税・軽減)
等について、あらゆる機会をとらえ周知、情報提供に努めます。
達
成
状
況
平成28年3月末現在
① 【低公害燃料車の保有台数(軽自動車を除く)】
90,010
プラグイン
ハイブリッド
870
836
0
235
0
91,951
120%
94,460
1,174
846
0
24
0
96,504
119%
54,047
635
821
0
42
1
55,546
121%
60,792
537
878
0
95
0
62,302
120%
299,309
3,216
3,381
0
396
1
306,303
120%
5,524,399
57,179
63,760
632
15,771
9
5,661,750
119%
ハイブリッド
新
長
富
石
合
全
潟
野
山
川
県
県
県
県
計
国
電気
燃料電池
CNG
メタノール
合 計
対前年度比
(全車種)
② エコカー減税等にかかるポスター掲示及びホームページに掲載する等、情報提供等に努めました。
検
証
評
価
・ 普及啓発活動や自動車グリーン税制等の支援措置もあり、低公害車の新車登録台数は着実に増加しました。特にプラグイン
ハイブリッド車の導入が多くなっています。今後とも次世代低公害車を中心とした普及促進が必要です。
・ 平成21年度から始まった環境対応車に対する自動車重量税減税制度とあいまって、環境対応車の普及促進が図られてい
ます。
(2)ハイブリッド車、CNG車、電気自動車等の導入促進等
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車交通部
① 環境対応車の導入事業
地球温暖化対策、大気汚染対策、燃料多様化などのエネルギーセキュリティー対策を推進する観点から、自動車運送事業
者による環境対応車への買い換え・購入を推進し、環境対策を強力に推進します。
② 地域交通のグリーン化事業
環境性能に特に優れた電気自動車の普及を図るため、観光地、環境未来都市等において事業用電気自動車の集中的
導入を誘発・促進するような地域・事業者間連携等による先駆的な取り組みを行う自動車運送事業者等に対して、電気自
動車の導入を重点的に支援します。
《平成28年3月末現在管内のCNGスタンドの設置状況》
新潟県10ヵ所、長野県1カ所、富山県2ヵ所、石川県3ヵ所 計16ヵ所
出展:日本ガス協会HP
-1-
達
成
状
況
① 事業用低公害車導入状況
単位:台
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度
導入車両数
109
166
76
平成27年度低公害車導入への補助実績
ハイブリッド
新潟県
6
10
トラック
長野県
3
3
富山県
1
7
石川県
0
1
小 計
10
21
新潟県
0
0
バス
長野県
0
2
富山県
3
0
石川県
0
0
小計
3
2
新潟県
0
0
タクシー
長野県
0
0
富山県
0
0
石川県
0
0
小 計
0
0
合 計
13
23
36
CNG
13
1
0
0
14
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
14
73
30
5
2
0
0
7
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
7
35
30
は平成26年度
電気自動車
合計
0
0
19
0
0
4
0
0
1
0
0
0
0
0
24
0
0
0
0
0
0
0
0
3
0
0
0
0
0
3
0
0
0
0
0
0
3
0
3
0
0
0
3
0
3
3
0
30
30
15
5
7
1
28
0
2
0
0
2
0
0
0
0
0
30
② 平成18年8月 新潟県長岡市が日本海側で初の「CNG車普及促進モデル地域」として指定
平成19年7月 新潟県長岡市に県内第10号のCNGスタンド設置
平成19年9月 富山県富山市に県内第2号のCNGスタンド設置
平成21年2月 新潟県長岡市の「CNG車普及促進モデル地域」の指定について、計画期間を平成22度末まで
延長することを了承。
検
証
評
価
・ ハイブリット車の着実な導入は進んでいるものの、付随設備の必要な電気自動車や、天然ガスエコステーションの拡大と相関関
係にあるCNG車の導入については、低調でした。
新たに導入された、電気自動車等の付随設備への補助とあいまって、着実な普及を図るための支援の継続拡充が必要です。
(3)超小型モビリティの導入促進
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車技術安全部
交通の省エネルギー化に資するとともに、高齢者を含むあらゆる世代の地域の手軽な交通手段とするため、地方公共団体等の主
導による町づくりと一体となった超小型モビリティの導入促進活動に努めます。
達
成
状
況
・ 公募開始時には、各県の公共団体等へ公募要領等の送付を実施しました。
検
証
評
価
・ 石川県加賀市において超小型モビリティを観光施設間の交通手段とする事業が超小型モビリティ導入促進事業に認定されま
した。
-2-
(4)スーパーエコシップの建造推進
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
スーパーエコシップは、環境にやさしく経済性・安全性の面でも優れた性能を持つ内航船です。スーパーエコシップの建造を推進す
るとともに、環境負荷軽減に資する新技術の普及を促進するため、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の支援制
度等について事業者団体等への周知・情報提供に努めます。
達
成
状
況
① 事業者団体が開催する会議等やホームページにおいて、独立行政法人鉄道建設・運輸施設設備支援機構が行う船舶建造
業務を活用し、エネルギー消費効率の向上を図る船舶の建造推進について周知・情報提供に努めました。
② 事業者及び関係協会が開催する会議等において、資料を配付し船舶の低炭素化推進の周知に努めました。
検
証
評
価
・ 管内においてスーパーエコシップ(SES)の建造実績はありませんでした。
・ 引き続き、船舶の低炭素化に向け、事業者団体やホームページを通じて周知・情報提供に努めます。
2.船舶からの二酸化炭素排出抑制対策
(1)船舶からの二酸化炭素放出に関する規制
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
改正された「海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律」に基づき、平成25年1月1日より規制対象船舶に対して船舶検
査を実施し、二酸化炭素放出抑制を図ります。
達
成
状
況
・ 平成27年度は検査の実績はありませんでした。
検
証
評
価
・ 平成25年1月1日の規制導入から3年が経過し、規制対象船に対する船舶検査が実施される等、着実に船舶からの二酸
化炭素排出抑制が進んでいます。
3.物流のグリーン化
(1)「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」への対応
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
平成17年10月に施行された「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律」の更なる普及促進を図るため、今後も
引き続き荷主や運送事業者、倉庫事業者の会合等の機会を捉えて、積極的に支援内容の説明及び周知を行います。また、個
別案件の相談にも積極的に対応し、更には、地方自治体等に本法の趣旨説明を行なうことなどにより、認定事業者を増やす取組
を推進します。
達
成
状
況
・ 平成27年度は、管内で2件の認定がありました。
・ 倉庫事業者の会合等の機会を捉えて、支援内容の説明及び周知を行いました。
検
証
評
価
・ 平成27年度末で、全国289件、管内においては12件の認定実績となっています。今後も事業者等に制度の説明や情報提
供を図ることが必要です。
-3-
(2)モーダルシフト等推進事業
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
CO2削減効果が大きいなど、地球に優しく、大量輸送の可能な海運や鉄道へ輸送手段を転換するモーダルシフトの推進につ
いて、荷主企業及び物流事業者等、物流に係る関係者の連携による取組みに対し、財政支援とあわせて、事業がより効率的、
効果的に進められるよう情報提供等による支援を実施してまいります。
達
成
状
況
・ 平成27年度は応募がありませんでした。
・ 関係団体や関係事業者へメール等により制度の説明や情報提供を行ったほか、鉄道貨物事業者が主催するモーダルシフト説
明会等において制度の周知等のPRを行いました。
検
証
評
価
・ 今年度も引き続き関係団体と協力し説明会等を開催し、推進していきます。特に管内全域の事業者に広めるため、各地区の
物流事業者担当者への周知に努めていくことが必要です。
4.公共交通機関の利用促進等
(1)エコ通勤優良事業所認証制度の普及促進
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
「エコ通勤」に関する意識が高く、「エコ通勤」に関する取組みを自主的かつ積極的に推進している事業所を優良事業所として公
共交通利用促進マネジメント協議会が認証・登録し、国土交通省と共同で同協議会事務局を担っている交通エコロジー・モビリ
ティ財団のホームページにて公表し、「エコ通勤」の普及促進を図ります。運輸局としては、制度の周知に努め、認証登録の取得促
進を通じ「エコ通勤」に取り組む事業所の拡大を図ります。
達
成
状
況
・ 平成28年3月末現在の認証・登録状況は以下のとおりです
新潟
長野
富山
石川
合計
全国比
全国
事業所数
4
118
12
1
135
21.0%
644
・ 管内の自治体、経済団体等に機会を捉えてPRを行ったが、直接的インセンティブが無いことなどから新規申請はなかった。
・ 長野県に本社のある「(株)八十二銀行グループ」1社で、全国131事業所の登録を受けている。
検
証
評
価
・ 管内では長野県において多くの事業所が認証を受けていますが、今後とも制度の普及のため自治体と連携した積極的なセー
ルスが必要となります。
・ 今後は、環境対策に熱心な個別企業に直接セールスするなど、効率的案件発掘に努める必要があります。
-4-
(2)公共交通の利用の促進と確保維持の推進
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部・鉄道部・自動車交通部
自家用自動車への過度な依存は、交通渋滞・環境問題等の発生につながるため、交通に係る環境負荷の低減を図る観点か
ら、公共交通の利便性の向上、利用しやすい環境整備など利用促進を図り、アクセスしやすく、親しみのある交通行政を推進しま
す。
① 地域公共交通確保維持改善事業の推進
地域公共交通の活性化等を図ることを目的として、平成19年10月1日より「地域公共交通の活性化及び再生に関す
る法律」が施行され、地域公共交通の活性化に関して、市町村を中心とした地域の取組を国が総合的に支援することとし、平
成20年度から創設された「地域公共交通活性化・再生総合事業」により、当運輸局としても平成21年度は57件、平
成22年度は63件の案件について地域の公共交通支援を行ってきましたが、平成23年度からは既存の各種支援策を
抜本的に見直し、公共交通の存続が危機に瀕している地域において、最適な交通手段を確保維持するための新たな支援策
として「地域公共交通確保維持改善事業」が創設され、当運輸局では平成25年度は113件、26年度は156件の
案件について支援を行ってきました。
地域で策定した生活交通確保維持改善計画に基づき実施される取組を一体的かつ継続して支援することにより、地域の公
共交通を継続的に確保維持することとしています。
③ バス・乗合タクシー等の活性化の推進
地域公共交通は経済社会活動の基盤であり、住民の移動手段の確保、地域の活性化、環境問題へ対応するためにも、そ
の活性化・再生が課題となっています。コミュニティバス・乗合タクシー等を活用した地域の創意工夫ある自主的な取組みに対
して、関係機関等と連携して支援します。平成23年度からは、新たに創設された「地域公共交通確保維持改善事業」にお
いて、複数市町村に跨がる地域間幹線系統等にフィーダーし、主に市町村内で完結する系統に対しても支援を行います。
④ 地域鉄道等の維持、利用促進及びバリアフリー化の推進
ア) 潜在的な鉄道利用ニーズが大きい地方都市やその近郊路線等について、地域公共交通活性化・再生法に基づく地域公共
交通網形成計画に位置付けられた利用促進等の取組みを伴って実施される鉄軌道利用者の利便性の向上を図るための施
設の整備を行う事業(地域の輸送ニーズに対応した駅・路線の再配置、ダイヤ改正・増便等に必要な整備を行う事業等)
に対し、その費用の一部について支援を行います。
イ) 安全な輸送を確保するために必要な設備の整備等に対する支援やLRTシステム、ICカードシステム等、移動に当たって
の様々な障害(バリア)の解消するためのシステム導入等の支援により地域公共交通の確保・維持・改善を図ります。
ウ) 既存の鉄軌道駅においてエレベーター等の設置による段差の解消、視覚障害者の転落を防止するための設備の整備、障害
者対応型トイレの設置等を支援し、国・関係地方公共団体・鉄道事業者等の関係者一体の取組により駅のバリアフリー化を
推進します。また、既存の鉄軌道駅に子育て支援施設・医療施設の生活支援機能を併設し、単なる通過点ではなく、地域コ
ミュニティの核としての位置づけを付加することにより、鉄道利用を促進します。
エ) 踏切事故防止総合対策に基づき「踏切道調整連絡会議」(各県分科会)を開催し、踏切の立体交差化、構造改良を
検討し踏切保安設備の改良促進等を図ります。
達
成
状
況
③ 「地域公共交通確保維持改善事業」として、平成27年度は、当運輸局管内で次のとおり支援を行いました。
・地域間幹線系統確保維持費国庫補助
5件 ・地域公共交通調査等事業
19件
・地域内フィーダー系統確保維持費国庫補助
61件 ・地域公共交通バリア解消促進等事業
57件
・離島航路
2件 (バス関係11件、タクシー関係17件、鉄道関係29件)
④ 地域鉄道等の安全性の向上、利用環境の改善及びバリアフリー化の推進を図るため、平成26年度に次の支援等を行い
ました。
(安全性の向上)
管内の鉄道事業者10社について、踏切保安設備、線路設備等の改良・更新等、地域鉄道の安全性の向上に資する設
備の整備に対して支援を行いました。
(利用環境の改善)
あいの風とやま鉄道㈱におけるICカード導入に要する経費に対して支援を行いました。
(バリアフリー)
管内の鉄道駅7駅について、駅のバリアフリー化、ホームにおける内方線付き警告ブロックの整備に対し、支援を行いました。
(踏切事故防止)
踏切道改良促進法及び「踏切道の拡幅に係る指針」に基づき、踏切道を含む道路整備の諸問題の整理・調整を行うた
め、道路管理者、鉄道事業者、県公安委員会、整備局及び運輸局で構成する「踏切道連絡調整会議」分科会を開催し
・立体交差化
・構造改良
・歩行者等立体横断施設
・踏切保安設備等の改良促進
のため問題点の抽出やそれらの対応策について協議を行いました。
【平成27年度「北陸信越地区踏切道路調整連絡会議」各県分科会の実施状況】
新潟県分科会
12月4日
長野県分科会
11月26日
石川県分科会
12月9日
富山県分科会
12月8日
-5-
検
証
評
価
・ 地域公共交通確保維持改善事業においては、多様な関係者の連携により、地域公共交通の確保・維持を図るとともに地域
公共交通の利用環境の改善、地域公共交通の充実を図るための計画策定や利用促進の取組への支援を行ってきました。
特に、改正地域公共交通活性化再生法(平成26年11月施行)に基づき地方公共団体が策定することができることとなっ
た「地域公共交通網形成計画」の策定については、地域公共交通調査等事業により支援を行い、北陸信越運輸局管内で
は、平成28年3月までに、11件の地域公共交通網形成計画が策定されました。
・ 鉄道施設の安全性向上、鉄道の利便性の向上、鉄道駅におけるバリアフリー化にそれぞれ支援を行い、輸送サービスの改善・
向上を図りました。
・ 個々の踏切道について、地域のニーズに対応したきめ細かな調整を行うため、各県分科会を実施し、個別の具体的な問題点
等について把握するとともに、速効対策、抜本対策の迅速な事業化に向けた法指定箇所の抽出等の調整を図りました。
(3)ユニバーサルデザインの考え方に基づく各施策の推進
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
「どこでも、誰でも、自由に、使いやすく」というユニバーサルデザインの考え方に基づき、高齢者、障がい者だけでなく、誰もが安心し
て便利に移動可能な、総合的なバリアフリー化の推進を図ります。
ア) 平成18年12月に施行された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー新法)の周
知を図り、市町村における基本構想の策定を働きかけるため、市町村に対し基本構想プロモーターを派遣します。基本構想に
基づいて交通事業者が行う移動円滑化のための施設整備等について支援し、生活関連施設等との面的な移動等円滑化を
推進し、あらゆる人が便利で安心して社会参加できる共生社会の実現を目指します。
イ) バリアフリー化を進めるためには、施設整備のみならず、「心のバリアフリー」が不可欠であることから「心のバリアフリー」の啓蒙、
啓発を行っていきます。高齢者、障害者等、特定の人専用という考え方ではなく、基本的にすべての人を利用者としてとらえ、
視野を広げて考える、ユニバーサルデザインの理念を踏まえ、「バリアフリー教室」の開催等を通じて、各施策への理解を深めて
いただきたいと考えています。さらに、バリアフリーに関わる各分野で活躍している方々との将来にわたる関係の強化及び協力体
制を構築するため、バリアフリーリーダー育成事業を推進します。
達
成
状
況
ア) 基本構想策定状況(平成28年3月末現在)管内16市町村17構想
・ 将来策定を考えている6市町村に対し基本構想プロモーターを派遣しました。
イ) 今後のバリアフリー施策の推進に協力をしていただける人材の確保・育成及び意見・情報交換等を行うこと、一般国民等に
対する啓発を目的とした「バリアフリー研修」等を平成27年度で管内5回開催しました。
検
証
評
価
・ 高齢者、障害者等、特定の人向けた施設整備という考え方だけではなく、基本的にすべての人を利用者としてとらえ、視野を
広げて考える、ユニバーサルデザインの理念を踏まえた、「心のバリアフリー」は運輸局の活動を通じて、国民の中に確実に浸透し
ています。平成28年度におきましては、「バリアフリー研修」の開催等を通じて、ユニバーサルデザインの理念に対する理解をよ
り一層浸透させていきたい考えています。さらに、参加者が主体的に「バリアフリー教室」を開催する等、地域での自発的な取り
組みを支援し、裾野を広げていきます。
-6-
5.環境にやさしい企業経営の促進等
(1)「エネルギーの使用の合理化に関する法律」(改正省エネ法)への対応
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
平成18年4月に改正施行された「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づき、 平成19年4月から一定規模以上
の輸送能力を有する特定輸送事業者は、エネルギー使用量等の定期報告書及び中長期計画所の提出が必要になりました。エネ
ルギーの使用の合理化を推進するため、これらから提出された報告書等により、特定輸送事業者としてきめ細かいエネルギー管理が
徹底されているか、必要な省エネ対策が講じられているか等を審査・確認するとともに、対策が遅れているようであれば必要な指導・
助言等を行います。
達
成
状
況
省エネ法の特定輸送事業者指定状況(平成27年度末現在)
貨物
鉄道
事業用
自家用
船舶
鉄道
新 潟
6
長 野
3
1
富 山
1
1
石 川
2
1
管内計
0
12
3
0
0
検
証
評
旅客
事業用
自家用
3
1
4
0
合計
船舶
0
9
5
2
3
19
価
・ 省エネ法の円滑な運用を図るために、引き続き周知・啓発を行っていくとともに、荷主と輸送事業者の協働により、より効果的
な省エネ対策が実施されるよう支援していく必要があります。
(2)運輸関係事業者のグリーン経営の推進
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
運輸関係事業者において、環境保全に向けた自主的な取組が継続的に行われるようグリーン経営(環境に配慮した経営)の
普及・促進を図ります。そのため、国土交通省及び交通エコロジー・モビリティ財団で作成した「グリーン経営推進マニュアル」の積極
的な活用を推進し、グリーン経営認証制度に基づく認証取得事業者の拡大に努めます。 これからも管内各県においてグリーン経
営講習会を随時開催するとともに、あらゆる機会を活用して運送事業者に働きかけ、より一層の拡大に努めます。また、グリーン経
営推進事業者を積極的にホームページで紹介するなど、事業者のみならず、ユーザーである利用者や荷主企業に対しても制度の
周知に努めます。
達
成
状
況
・ 交通エコロジー・モビリティ財団の支援により、グリーン経営認証登録のための講習会を長岡市(11月27日)及び新潟市
(11月28日)においてバス及びトラック事業者を対象として開催した。
【認証登録事業者数】
平成26年度
平成27年度 末現在
事業種別
新潟県
長野県
富山県
石川県
計
ト ラ ッ
バ ス
タ ク シ
倉 庫
ト ラ ッ
バ ス
タ ク シ
倉 庫
ト ラ ッ
バ ス
タ ク シ
倉 庫
ト ラ ッ
バ ス
タ ク シ
倉 庫
ト ラ ッ
バ ス
タ ク シ
倉 庫
ク 事
事
ー 事
事
ク 事
事
ー 事
事
ク 事
事
ー 事
事
ク 事
事
ー 事
事
ク 事
事
ー 事
事
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
業
社数
事業所数
68
122
4
5
2
7
3
5
50
91
4
9
3
5
2
7
91
104
0
0
5
5
4
4
47
56
1
1
5
7
4
8
256
373
9
15
15
24
13
24
-7-
社数
71
4
2
3
48
3
2
2
89
5
3
47
1
5
4
255
8
14
12
増減
3
2
1
1
2
事業所数
124
5
7
5
90
8
3
7
102
△1
△1
△1
△1
△1
5
3
56
1
7
8
372
14
22
23
△
△
△
△
増減
△
△
△
△
△
△
△
△
△
2
1
1
2
2
1
1
1
2
1
検
証
評
価
・ グリーン認証を取得した事業者数は着実に増加してきているものの、増加数には伸び悩んでいる傾向にあります。今後も一層
の認証取得を働きかけるとともに、事業者のみならず、荷主企業・利用者への認知度を上げる取組みが必要です。
Ⅱ 大気汚染に対する取組
1.自動車に係わる大気汚染対策
(1)自動車の点検整備の推進
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車技術安全部
自動車点検整備推進運動において、ポスターの掲出、チラシの配布やマイカー相談所の開設、街頭検査の実施等により、交通
事故問題や環境問題を背景とした点検・整備に係るユーザーコンプライアンスについて啓発します。
達
成
状
況
・ 局内等にポスターを掲示するとともに、市町村等の窓口にもポスターの掲示を依頼し、広報活動を行いました。
・ マイカー相談所を開設してチラシの配布やアンケート調査を行うとともに、街頭検査においても運転者に対しチラシ配布等を行
い、点検・整備の重要性について啓発しました。
【平成27年度マイカー相談所開設結果】
【平成27年度一般街頭検査結果】
新潟県
2回
新潟県
27回
4,668 台
長野県
1回
長野県
14回
2,488 台
富山県
1回
富山県
9回
1,107 台
石川県
1回
石川県
9回
1,982 台
合 計
59回 10,245 台
検
証
評
価
・ マイカー相談所を開設した結果、約5,399人の来場者があり、点検・整備の重要性について周知・啓発できたと考えます。
・ 一般街頭検査については、実施回数(59回)及び検査台数(10,245台)を実施することができ、運転者に対し点検・整
備の重要性について周知・啓発ができたと考えます。
(2)使用過程車の黒煙対策及び不正軽油の排除の推進
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車技術安全部
ディーゼルクリーン・キャンペーンにおいて、ディーゼル車の点検整備の励行を呼びかけるポスターの掲出、チラシの配布等を行うとと
もに、街頭検査を実施し、ディーゼル黒煙の測定を行い不適合車に整備命令を発令します。また、不正軽油使用車に対して適正
な燃料を使用するよう文書による警告等を交付しその排除に努めます。
達
成
状
況
・ 自動車点検整備推進運動において、支局・事務所窓口や局構内にポスターの掲示及び関係団体にポスターの配布を行い、
キャンペーンの広報活動を行いました。
また、「DPF(黒煙除去フィルタ)等の後処理装置付き車の正しい使用方法」について、整備管理者研修等において周知を
図りました。
・ 街頭検査の際にディーゼル車の黒煙検査も併せて行い、不適合車については整備命令を交付しました。
【街頭検査(ディーゼル車の黒煙検査)結果】
276 台
ディーゼル黒煙基準不適合車(整備命令交付)
2 台
・ 各県の不正軽油対策協議会等へ積極的に参加し不正軽油使用の排除等について協議しました。
・ 不正軽油の使用排除のための街頭検査を実施しました。
【平成27年度一般街頭検査(燃料検査)結果】
長 岡
長 野
松 本
富 山
石 川
合 計
新 潟
回 数
1
2
0
0
0
2
5
台 数
15
59
0
0
0
26
100
警 告
0
0
0
0
0
0
0
命 令
0
0
0
0
0
0
0
検
証
評
価
・ 街頭検査時の指導及び広報活動を積極的に行ったことにより、概ね所期の目標を達成したものと考えます。不正軽油燃料検
査は実施回数、検査台数をほぼ計画どおりに行うことで、不正軽油排除に向けたアピールができたと考えます。
-8-
(3)不正改造車排除運動の実施
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車技術安全部
不正改造車排除運動において、ポスターの掲出、チラシの配布、マイカー相談所の開設等により、自動車ユーザーに対して不正
改造の内容及びその危険性を啓発するとともに、街頭検査を実施し、基準不適合車には整備命令を発令し、その排除に努めま
す。
達
成
状
況
・ 不正改造車排除運動において、支局・事務所窓口や局構内にポスターの掲示及び市町村等に掲示依頼を行いました。
・ 各支局に迷惑改造車相談窓口を設置し、不正改造車に関する自動車使用者等からの相談に応じるとともに、自動車使用
者、関係事業者等から不正改造に関する情報を収集しました。
また、街頭検査を実施し不正改造車の排除に努めるとともに、不正改造の事例を紹介したチラシを配布することにより、自動
車使用者の不正改造に係る認識の向上を図りました。
【不正改造車排除運動強化月間における街頭検査結果】
実施回数
20回
検査台数
3,474台
法第54条の2(不正改造車)
10件
法第54条(整備不良) 33件
検
証
評
価
・ ポスター及びチラシ等により不正改造防止を周知するとともに、迷惑改造車相談窓口を設置し、不正改造車に関する相談に
応じるとともに、不正改造に関する情報収集を行ったことで、概ね所期の目標を達成したものと考えます。
・ 街頭検査においても相当数の車両検査を行い、不正改造車の排除について効果があったものと考えます。
2.船舶からの大気汚染防止対策
(1)船舶に対するオゾン層破壊物質の規制
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
フロン、ハロン等の物質を船舶の設備等において新たに使用することを禁止するとともにオゾン層を破壊しない物質を使った設備等
が普及することを目的として、船舶に対し定期的に立入検査を実施します。
達
成
状
況
・ 54隻に対して立入検査を実施しました。
検
証
評
価
・ フロンガス等を使用した設備等の船舶への設置が禁止されたため、立入検査を実施しその確認を行いました。禁止設備等を
新設したものはなく、大気汚染防止の効果が確認できました。
(2)船舶からの排出ガス対策
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
船舶に搭載されるディーゼルエンジンからの窒素酸化物(NOx)放出量が基準値に適合していることの確認・国際大気汚染
防止原動機証書の交付に加え、新造船及び法改正が適用される現存船に対して、船舶へのディーゼルエンジンの設置状況及び
使用燃料油の硫黄分濃度等について定期的な検査を実施し、国際大気汚染防止証書を交付し、船舶からの排出ガスによる大
気汚染の低減を図ります。
達
成
状
況
・ 申請に基づき、1隻に対し検査を執行しました。
検
証
評
価
・ 現在検査対象船舶に搭載されている原動機について、窒素酸化物(NOx)放出量が法に基づく基準値を満足しているこ
とが確かめられ、大気汚染防止の効果が確認できました。
-9-
Ⅲ 海洋汚染・プレジャーボート環境対策のための取組
1.船舶の海洋汚染対策
(1)PSCの実施
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
外国船舶に対しPSCを実施し、国際基準を満たしていないと認められた場合は是正を勧告し、重大な欠陥が認められた場合
は技術基準適合命令等を発出するとともに旗国に通報しています。
平成27年9月から11月までの3ヶ月間、東京MOU*が実施する「閉鎖区域立入りのための乗組員の習熟」に係るPSC
の集中検査キャンペーン(CIC)の期間中、当局においても、同キャンペーン(CIC)に係るPSCを重点的に実施しまし
た。
今後も、このようなPSCの実施により国際条約の安全基準に満たない船舶(サブスタンダード船)を排除することにより、日本
近海における人命や船舶の安全確保、海洋環境の保全等を図っていきます。
達
成
状
況
・ 欠陥、不備事故が多い旗国、船種及び東京MOUのShip Risk Profileにより設定されたTime Windowの期間を経過し
た船舶を中心に267隻についてPSCを実施しました。うち7隻について拘留し、改善を図りました。
(平成27年度実績)
・全検査隻数
267 隻
・全拘留隻数
7 隻
うち 5,000トン未満
116 隻
うち 5,000トン未満
8 隻
○船種別拘留隻数
一般貨物船
ケミカルタンカー
Ro-Ro船
ばら積み貨物船 検
証
7
6
0
1
0
評
隻中
隻
隻
隻
隻
○旗国別拘留隻数
カンボジア
ベリーズ
シンガポール
ニウエ
7
4
1
1
1
隻中
隻
隻
隻
隻
価
・ 日本海沿岸を航行して新潟港、伏木富山港に寄港する外国船舶はカンボジアの旗国が多く、しかも船齢30年~40年に
達するサブスタンダード船が運航されている例があります。そのため、このような船にPSCを集中的に実施し、その結果拘留船は
5,000トン未満の小型一般貨物船及びカンボジア船が多数を占めるなど、この海域における人命や船舶の安全の確保
及び海洋環境の保全に寄与しています。
(2)船舶油濁損害賠償保障法の的確な施行
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
「船舶油濁損害賠償保障法(油賠法)」の改正により、平成17年3月から、タンカー以外の外航船(総トン数100トン
以上)に船主責任保険(PI保険)の加入が義務づけられた。これにより燃料油による油濁損害及び座礁船舶撤去費用の支
払いを保証する有効な保証契約を有していることの確認のため、油賠法に基づく保証契約情報により入港船舶の事前審査を確
実に行い、無保険船舶の入港を排除することにより、海洋汚染等による損害の賠償を保障し、被害者保護の充実を図るとともに、
船舶の安全性の向上及び海洋環境の保全に努めます。
達
成
状
況
・ 油賠法に基づく保証契約情報の通報件数(平成27年度実績) 2,129 件(内新規通報件数 1,771件)
・ 外国船舶に対するPSCに併せて船舶油濁損害賠償保障法への加入状況の調査を行いました。
(平成27年度実績)
・船舶油濁損害賠償保障法における立入検査
278 件
・船舶油濁損害賠償保障法における命令発出件数
0 件
検
証
評
価
・ 保証契約情報は、代理店を通して通報されますが、国内に入港するほとんどの外国船舶について各運輸局に通報がされてお
り、このことにより国内を運航する船舶の安全対策が確保されています。今後も、保険未加入船舶の入港を防止するため、確
実に通報が行われるよう指導していく必要があります。
- 10 -
2.プレジャーボート環境対策の推進
(1)舟艇利用対策連絡会議の開催
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
小型船舶の利用振興を促進するために開催している「北陸信越舟艇利用対策連絡会議」の場において、関係機関、関係団体
等とともに舟艇の適切な係留・保管、廃艇処理体制の整備など官民が連携し、環境整備の推進に取り組みます。
達
成
状
況
・ 平成28年2月17日に開催した「第21回北陸信越舟艇利用対策連絡会議」において、国・地方自治体及び関係者と
の間で健全な舟艇利用振興対策について意見交換を行い関係機関等の連携を図りました。
検
証
評
価
・ プレジャーボートの環境対策については関係機関・団体等が連絡を密にして、引き続き、一丸となって推進していくこととしていま
す。
(2)廃船処理協議会の開催
平成27年度 アクションプランのポイント
海事部
プレジャーボートの廃船にあたり、広域的なリサイクル処理を運営するリサイクルセンター((一社)日本マリン事業協会)と共同
し、船舶所有者が適正かつ円滑な廃船処理を行うため、北陸信越廃船処理協議会を開催し、水域利用の適正化と生活環境の
保全に取り組みます。
達
成
状
況
・ 北陸信越廃船処理協議会を開催(平成28年2月17日)し、国・地方自治体及び関係者との間でリサイクルに係る情報共
有を行いました。
検
証
評
価
・ 関係者間でのリサイクルに係る情報の共有化を図りました。
・ 「FRP船リサイクルシステム」の周知・広報を継続し、円滑な廃船処理の普及促進を図ってい必要があります。
Ⅳ 循環型社会の形成に向けた取組
1.自動車のリサイクルの推進(自動車登録関係業務の円滑な実施)
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車技術安全部
自動車リサイクルの適確な実施のため、平成17年1月から使用済み「自動車の再資源化等に関する法律」(自動車リサイク
ル法)が施行されました。また、この一環として道路運送車両法が改正されるとともに、あわせて抹消登録制度が変更され、永久
抹消登録及び一時抹消登録後の解体届出等が新設されました。
当局では使用済み自動車のリサイクル促進及び不法投棄防止を推進するため、使用済み自動車のリサイクルに関する自動車抹
消登録制度について引き続き周知を図ります。また、公園等公共用地に不法に放置された自動車の排除について、地方自治体
等と連携を図りながら取り組みます。
達
成
状
況
・ 関係団体等や諸会議において適正な登録等について周知を図るとともに、マイカー相談所や窓口等において、一般ユーザーか
らの質問等があったときにその概要について説明しました。
・ 平成27年度における自動車リサイクル法に基づき使用済自動車が適正に解体され、
解体を事由とする永久抹消登録申請又は解体届された件数
新潟
長岡
富山
石川
長野
松本
管内合計
23,466 10,262 17,839 17,026 16,900
6,804
92,297
・ 情報提供依頼があった場合には関係情報を提供する等により、地方自治体と連携して不法放置自動車の排除に努めまし
た。
検
証
評
価
・ 自動車の抹消登録制度が改正されて以来10年半が経過し、一般にほぼ周知されつつあるものと考えます。しかし、適正に抹
消登録が行われて自動車のリサイクルが完結することから、今後とも適正な登録について周知に努めていくことが必要です。
- 11 -
2.FRP船のリサイクルの推進
海事部
平成27年度 アクションプランのポイント
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)船は、材料が高強度、廃船処理費用が高額なこと等から利用者による適正な廃船処理
が実施されず不法投棄されるなどの問題が発生しています。国土交通省では経済性に優れ、かつ環境に配慮したFRP廃船のリ
サイクルシステムを確立するため、平成12年度から5年間かけて、FRP船のリサイクルや使用済み製品をそのまま加工せずに
再利用する、リユースに係る技術開発をはじめとした諸課題についての調査・研究を進め、平成17年度から中国・四国・九州の
一部地域でリサイクルシステムの運用を開始し、平成19年度からは全国において同システムが運用されています。
当運輸局では、「北陸信越地区廃船処理協議会」を設置して、 FRP船の適正な廃船処理を推進しています。
達
成
状
況
・ 「北陸信越廃船処理協議会」を平成28年2月17日に新潟市において開催し、国及び地方自治体並びに関係機関と
意見交換を行い、FRP船の適正な廃船処理について連携を図りました。
(FRP船リサイクルの実績 解体隻数 単位:隻)
平成27年度 平成26年度 平成25年度 平成24年度 平成23年度 平成22年度 平成21年度 平成20年度
新潟県
長野県
富山県
石川県
計
検
証
3
1
1
2
7
評
4
0
0
3
7
3
0
39
10
52
10
0
4
7
21
3
0
3
9
15
3
0
4
31
38
2
0
1
2
5
4
0
0
1
5
価
・ 不法投棄の問題や、環境への配慮など廃船処理の趣旨が浸透してきており、適正な廃船処理が進められています。
・ 今後とも、船舶所有者への周知・広報活動を行うことが重要であり、不法投棄船の根絶及び排除活動を務めていくことが必要
です。
Ⅴ 環境意識の普及啓発の取組
1.環境意識に関する普及啓発活動の推進
(1)環境意識に関する啓発活動の推進(交通エコロジー教室の開催)
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
「交通エコロジー教室」とは、「交通と環境の問題」を広く国民の方々に考える機会を提供することにより、「環境負荷の小さい交通
体系」について理解を深めることを目的として平成18年度から実施しているものです。
モビリティ・マネジメント教育(交通環境学習)の普及を図るため、小中学校において取組んでいただける教員を発掘・サポート
し、「体験型の学習(教室)」等において、自治体や交通事業者、NPO等との連携をコーディネートするとともに、運輸部門CO
2排出量の半分が自家用乗用車より排出されていることから、一般ユーザ向けの自家用車使用における「エコドライブ10」の周知
をメインとしたイベントを開催します。
達
成
状
況
・ エコドライブ10の普及を図るため、連携可能なイベントに出展し、一般向けの啓発を行いました。
新潟県 10月(新潟市環境フェア)、富山県 10月(とやま環境フェア)、石川県 10月(技能まつり)
検
証
評
価
・ 連携可能な機会をとらえて積極的に普及啓発を行ってきました。今後ともエコドライブの啓発の仕方(見せ方)を工夫するな
ど、可能な限り啓発を実施していく必要がある。
- 12 -
(2)EST(環境的に持続可能な交通)の普及推進のための人材育成
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
長期的視野に立って交通・環境政策を策定・実施する取組の普及を推進するため、交通エコロジー・モビリティー財団が事務局と
なっている「EST創発セミナー」について、管内において関係自治体の要望を踏まえ、引き続きセミナー等の開催を計画してまいり
ます。
達
成
状
況
・ 平成27年度については、管内自治体からの要望がなく、開催しませんでした。
検
証
評
価
・ 今後も、将来ビジョンを検討するためのEST創発セミナーの開催について、有識者や先進地域の自治体や、地元自治体、
交通事業者及び市民団体に向けて、今後も普及推進PRしてまいります。
(3)低公害車普及のための啓発活動
平成27年度 アクションプランのポイント
交通政策部
環境関係等各種イベントの機会を活用し、低公害車の展示、低公害車に関するパネル等の展示、リーフレットの配布等により啓
発を図ります。
《平成27年度エコドライブ・低公害車普及促進イベント開催予定》
新潟県 10月(新潟市環境フェア)、 富山県 10月(とやま環境フェア)、 石川県 10月(石川技能まつり)
達
成
状
況
・ 低公害車(EV・PHV)の普及を図るため、低公害車に関するパネル等の展示、リーフレットの配布等を実施しました。
新潟県 10月(新潟市環境フェア)、富山県 10月(とやま環境フェア)、石川県 10月(技能まつり)
検
証
評
価
・ 次世代低公害車を中心に、自治体等が開催するイベント等において、今後も普及推進をPRしてまいります。
(4)環境保全優良事業者等の顕彰
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車技術安全部・交通政策部
① 環境保全優良事業者の表彰
低公害車の導入を積極的に行う等の環境対策に貢献した事業者に対し、運輸局長表彰を行います。
② 自動車に係る環境に優しい自動車整備工場優良事業者表彰
環境に優しい自動車整備事業場等ガイドラインに適合し、環境に優しい自動車整備事業場等として認められた事業場を表
彰し、環境対策への取組意識の喚起に努めます。
また、表彰した事業場については、当局のホームページに掲載します。
達
成
状
況
① 平成27年度は表彰の実績がありませんでした。
② 平成27年度は、運輸局長表彰19事業場、運輸支局長表彰23事業場を「環境に優しい自動車整備事業場」として
表彰し、当局のホームページに局長、各運輸支局長表彰事業場一覧を業態別に掲載しました。
運輸局長表彰
運輸支局長表彰
新潟県
9 事業場
新潟県
1 事業場
長野県
5 事業場
長野県
4 事業場
富山県
0 事業場
富山県
5 事業場
石川県
5 事業場
石川県
13 事業場
合 計
19 事業場
合 計
23 事業場
検
証
評
価
・ 表彰制度は環境施策を推進するためのインセンティブとして重要であり、今後とも本表彰制度を活用し、環境対策等に熱心に
取組んでいる者を表彰していく必要があります。
- 13 -
(5)自動車燃費一覧表の公表
平成27年度 アクションプランのポイント
自動車技術安全部
燃費性能の高い自動車の普及を促進するため、自動車燃費性能を評価し作成した「自動車燃費一覧表」を支局等の窓口に
閲覧用として備えるとともに当局のホームページに掲載します。
達
成
状
況
・ 支局窓口に閲覧用の資料を備えるとともに、当局のホームページに「自動車燃費一覧」をリンクを掲載し、閲覧できるようにしま
した。
検
証
評
価
・ ホームページに掲載することで、自動車ユーザー等に情報提供ができ所期の目標を達成したものと考えます。今後とも燃費の良
い自動車の普及のためにも情報提供に努めることが必要です。
2.行政における地球温暖化対策の着実な実施
平成27年度 アクションプランのポイント
総務部・交通政策部
当局では、「政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の抑制等のため実行すべき措置について定める計画」(平成
19年3月30日閣議決定)に基づき、職員各自が省エネルギーに対する自覚を持ち、以下の取組みを率先して実践すること
で、温室効果ガスの排出量の削減を推進しています。
また、今後、各運輸支局・自動車検査登録事務所における取組についても職員の意識の醸成を図り、協力を得ながら具体的な
目標を定めて推進します。このため、施設管理者を中心として、関係者や職員に対して情報の提供及び個々の意識の醸成に努め
ています。
なお、物品の調達やサービスの購入に当たっても、グリーン購入法に基づき、環境を考慮して出来る限り環境への負荷の少ないも
のを選択しています。
達
成
状
況
・ 政府の実行計画(平成19年3月31日閣議決定)の計画期間は終了しましたが、室内温度の管理等を適切に実施し
(重点的に実施した取組み)
1.公共交通機関の利用促進
2.エコドライブの積極的な実践
3.室内温度の適正管理の徹底
4.クールビズ、ウォームビズの励行
5.空調稼動時間及び期間の短縮
6.昼休み時間の消灯、共用部照明の間引き点灯
7.定時退庁(毎週水、金)の推進
・以上の事項については、本庁舎のみならず、各運輸支局等においても省エネの取組みを行いました。
・平成27年度は、政府節電実行計画等に基づき、着実な節電を実行し削減目標の達成に努めました。
検
証
評
価
・ 今後も節電等の省エネルギーの取組みを継続し、温室効果ガスの排出の抑制に努める必要があります。
- 14 -
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