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Part2 インプラントの視座 インプラントの最適応症とは 西原英志 (西原デ、ンタルオフィス) 臨床におけるインプラントの位置 西 堀 雅一 ・ 武 内 謙 典 (西堀歯科医院) インプラント埋入時の考慮点 赤野弘明 (赤野歯科医院) 欠損補綴における MIとしてのインプラント修復 日高 豊彦 (日高歯科クリニック) 補綴臨床別冊 診断と治療方針のコンセンサス 2 0 05年 5月 25 日発行 園~¥温) インフラントの視座 -プランナー 西原英志 .ゲスト 赤野弘明・西堀雅一・日高豊彦 現在,高い予知性をもっインプラントは ,システム化も進み ,広く臨床に定着 し つつあるが ,コストパフ ォーマンス ,外科的リスク等々を考えた時,本当に最善 の方法なのか? 最適応症を確認するとともに ,審美修復 , 即時埋入などの最近 の潮流についても検証する. .ゲスト 赤野弘明 AkanoHi roal くl 赤野歯科医院 〒 590 ・0 103 大阪府堺市深阪商 1 14 Phone: 072-234-8241 Fa x :072-234-8241 E -m a i l :akano@ wi t he .ne. j p 1964 年 大阪府生まれ 1990年 大阪大学歯学部卒業 1994年 ペンシルハ ニア大学歯周補綴科にで研修 1 995年 PI D畠山歯科勤務 1997年 赤 野 歯 科 医 院 開 設 西堀雅一 Ni s hi bor iMasakazu 西堀歯科医院 干1 51 0 0 51 東京都渋谷区千駄 ヶ 谷 13 0 -8 第 7大京ビ ル4F Phone:03-3403-8885 Fa x :03-3403-8776 E-mail :masa -n ishi b o ri @ab.wakwak.co 1957年 東 京 都 生 ま れ 1984年 昭和大学歯学部卒業 1 991年 ペンシ ルパニ 7大学歯周科修了 1993年 同大学歯周補綴科修了 屈歯科医院勤務 同 年 西i 1999年 東京医科歯科大学高齢者歯科学講座非常勤諮師 2004年 昭和大学歯科矯正学教室非常勤講師 日高豊彦 HidakaToyohiko 日高歯科 7リニ ック 〒2 12-0027 神奈川県川崎市幸区新塚越 201 ルリエ新川崎 3F Phone:0445221580 Fa x :044549-4894 Em a i l : h dc@p f 7 . s one . tne. j p 1 956年 宮 崎 県 生 ま れ 1 982年 鶴見大学歯学部卒業 1986年 日高歯科クリニ y ク開設 阿古11¥温)インフラントの視座 臨床におけるインフラン卜の位置 西堀雅一 武内謙典 N i shi b o r iMasakazu Tak eu c h iKensuke 西堀歯科医院 現在,インプラントは│ 臨床の場において欠くこと のできない治療法の一 つになっている.インプラン また,健康な歯周組織であっても,付着-の量が大 きく減じている症例では,動掃が増す可能性もある . ト を 使 用 す る に あ た り , 出 入 す る た め の 官 の 評価 や 動揺そのものは一定の動指度で落ち着くかぎりは病 今l 床する必要が イ ン プ ラ ン ト の サ イ ズ , 本 数 を 十 分H 的な状態とは いえないが,動揺するがゆえに患者が あるが,同時に,患者固有の│ 皮合に対する配慮と歯 J 問 機 能 に 不 満 を 訴 え る場合は,タj合 歯 に 対 し て な │ 出I 周 炎 の コ ン ト ロー ル も な さ れ な け れ ば な ら な い . ん ら か の 処 置 が 必 要 に な っ て く る .対 合 歯 に 根 管 治 療 が な さ れ て い て , 特 に 不 適 切 な ポ ス トが装 着 さ れ 多数歯欠損 ているときには, 1.臼歯部遊離端欠損におけるインプラント l Y n根 破 折 の 危 険 性 も 常 に 考 え て お かなければならない. 従 来 ま で は , 片1 W J tl 二あるいは両側性遊Iil i l ' 端欠如に 以 上 の剖!由から,対 合箇I が 失 わ れ た 場 合 牛1長 則 対 し て は 部 分 床 義 歯 が 用 い ら れ て き た . もちろん義 的に さ ら な る 治 療 が必 攻:とされ. こ の よ う なリスク 歯はいまでも臨床において数多く使用されている については,インプラント埋入前に十分患者に説明 が , 本 質 的 に 義 歯 の 沈 下 の 問 題 は避けることのでき がなされる必要がある.さらに,忠者にブラキシズ な い 問 題 で あ る . 一 般的にはレストなどを用し、て支 ムやクレンチングなどの習癖がある場合は,特にリ 持 域 を 増 す こ と で 対 応 さ れ る が, 支 台 歯 の トラブル スクが増すだろう . を経!放することも多々生ずる. 方 , イ ン プ ラ ン トを J F J い る こ と に よ って義歯の 2. 前 歯 部 遊 離 端 欠 損 に お け る イ ン プ ラ ン ト 沈 下 の 問 題 を 解 決 す る こ と が で き る . また,同 一 歯 般 的 に , 犬 歯 を 含 ん だ 5本 な い し 6本 以 上 の 前 切l 内 の 残 存I 逝に対しでも余分なストレスを加えるこ $ 欠損,時に小臼歯者│ 地!度までの欠損を含んだも 歯音 1 とがない . し た が っ て , 片 側 性 あ る い は 両 側 性 遊 蹴 のを「上野i前歯部遊 VJH~~;fd 欠損」と H乎ぶようである . 端欠損症例においてインプラントは品も適切な治療 このような欠損に,可撒性の部分床義歯を使用し 法 と 考 え ら れ る が , 同 時 に , イ ン プ ラ ン トに よ る 弊 た 場 合 は , 安 定 し た 前 歯 音1 $ 1 皮合誘導を与えることが 害 も考慮{されなくてはならないであろう . a wし く . さ ら に 下 顎 前 1!lfiによる突き上げで義歯の回 E ま ず , イ ン プ ラ ン トの 対 合l a i に対する配慮が必要 転 沈 下 が 起 こ り や す い . そ の 結 果 , 前 歯 部 の1 渇肉が 密が健全な歯周組織をもち,根管治療 である . 対 合 I 痛んだり,義歯の;i.lJ[:脱が起こりやすくなる . こ の 状 や大がかりな補綴処置がなされていない場合は特に ) に欠損が生じ,いわゆるすれ速いl 皮合 況は,臼歯音1 問題を起こすことはないと考えているが,歯周組織 に近づくほど顕著となると考えられている . の 炎 症 が コントロ ー ル さ れ て い な け れ ば , イ ン プ ラ ' T J i j ・1 指音 1 $ 遊離端欠損は,上下顎の│皮合関係を考える ン トは対 合 歯 に 対 し て 外 傷 的 に 作 用 し ,さらなるイτ l うえで,特にJ 二顎で、問題となることが多く,下顎で 新の喪失を招くおそれがある. は 川題 と さ れ る こ と が 少 な い " 36 補綴臨床別問/診断と治療方針のコ ンセンサス 恒三孟孟亘 インプラントの視座 症例 1 臼歯部避難端欠損 図 1 上顎臼歯部における重度歯周炎の急性 発作で来院 図 2,3 抜歯後のオーパ ージ工 図 4 抜歯後のパノラマ写真 y 卜とオ ーバーバイト .骨格的な問題が存在した 図 5 前歯部校合誘導の確立を目的として 上顎骨切り術を行 った 図 6 臼歯部にインプラントを埋入 インプラン卜による日交合高径の確立 図 7 最終補綴物装着時.臼歯部による校合支持と前歯部日交合誘 導が再現できた 本 症例 は . 臼 l 羽部 l 皮 合l 1 i li 唆への対 応 くその1). 日本的手1 1 玄印 ; 1会 雑誌, 57( 3) 25- 32, 2004 に発表したものである P R A C T I C EI NP R O S T H O D O N T I C SE x l r aI s s u e/C o n s e n s u sb u i l d i n g0 1d i a g n o s i sa n dt h e r a p e u t i cp o l i c y 37 また,固定性のブリッジを用いて修復するには, その欠損部の距離が長く,セメントのウオッシュア ウ ト, 歯 牙 の 動 揺 , 鍛 着 部 の 破 折 な と 長 期 的 な 予 後に不安を覚えることが多々ある . 機 能 而 に お け る 問 題 点 は ほ ぼ 解 決 さ れ た と い っ てよ い の で は な い だ ろ う か. 長 期 間 に わ た っ て 機能 し た 場 合 , 歯 牙 と イ ン プ ラ ントの挙動の違いから皮合になんらかの不都合が 以上の内容を踏まえ,前歯部遊離端欠損,特に上 生ずる 可 能 性 は 否定で、きないが,基本的に,歯牙を 額における場合の特有の問題点を以下に列挙する. 皮 合 を イ ン プ ラ ン トの み 喪失したとしても,全体のl ① 下顎前歯部の突き上げによる,上顎可撒性義 歯の回転沈下. ② そ の 結 果 , 長 期 的 に は 特 に ク ラ ス フ。 義l ! l f i にお いて,維持力が低下し,義歯がはずごれやすくなる傾 向がある . ③ 可t l &性有J I 綴 物 に な る と , そ の 結 果 , 前 歯 部│ 皮 合 誘 導 が 不 安 定 になりやすい. ④ 多くの場合, ロ ン グ ス パ ン の 欠 損 形 態 で あ る ため,固定性補緩物の適応、となりにくい . で支持できるような設計が事前に考慮されていれ ば,大きな問題にはならないだろう . ロ 単独歯欠損 1.臼 歯 部 に お け る 単 独 歯 欠 損 単独歯欠損におけるインプ ラントの最大の意義 は,いままで行われてきたブリッジによる治:療に比 べ,両│ 務在歯を削合しない点にあると考えている. もちろん,適切に設計されたブリッジは長期間にわ t J l 日出欠損 以 上 の 理 由 か ら , 過 去 に お い て は 前 方 遊l たり機能することが知られているが,削合によるエ l綴 を す る う え で い く つ か の 問 題 点 を 抱 え た 鄭 は,ネi ナメル質の喪失,歯髄 へ の 影 響 な ど を 考 え れば,イン 症 例 の ー っと して 考 え ら れ て い た が , イ ン プ ラ ン ト プラン トのf 変 位 性 は 明 ら か で あ ろ う .特に臼歯音 1 5で が臨床に多用されるようになり,これらの問題点が は 皮 合 力 に 耐 え う る で あ ろ う サ イズのインプラン 解消されるようになってきた. トを盟入できれば,治療法の第一 選択と考えている . そ こ で , イ ン プ ラ ン トを 用 い て 前 方 遊 離 端 欠 損 を 上 顎 臼 歯 部 に お い て は , 上 顎j 同の存在がときに十 治療した場合,どのような利点と欠点があるかを考 分 な サ イ ス の イ ン プ ラ ン トの J l[入を阻むことがある え て み た い . ま ず 利 点 を 列 挙 してみる . が,現在ではさまざまなテクニックによる上顎洞挙 ① 固 定 性 で あ る か ら , 可1 放性義歯で‘みられた回 転沈下は起こらず,患者にとって快適である . ② 固定性であるから,安定した前歯部岐合誘導 を付与することができる . 上手│ 庁が普 及し,このような'骨量 の 問 題 点 を ほ ぼ 解 決 している . しか し, -,ご顎臼歯部では様 ~;13 が異なり , 下 顎 管 の 存 在 は い ま だ に 解 決 さ れ ず に い る .抜歯後, I 剖骨骨の吸収が大きく,また,下顎管が高位に存在 欠点と思われる点は以下のとおりである. す る 場 合 は , 比 較 的 短 い イ ン プ ラ ン トで対応するか, ① あるいは骨の垂直的増加が望まれる . イ ン プ ラ ン ト に よ る 治 療 は 一 般 的 に 部 分 床義 歯を mい た 治 療 に 比 べ 治 療 期 間 が 長 く な る . 多 く の 長期経過をみた論文では, 短 い イ ン プ ラ ン l f f J槽'高の量一がインプラン ト; 埋入のために不十 トは 標 準 的 な サ イ ズ の イ ン プ ラ ン トあ る い は そ れ よ 分 で あ れ ば な ん ら か の 骨 造 成 法 が必 要 と な り , そ の りも長いものに比べて予後が悪いとされている .近 結 果 , 治 療 期 間 が さ ら に 長 期化 する . 年,表面が粗な性状なものによる短いインプラン ト ② ③ 1 ・ E槽 骨 の 欠 損 量 に よ っ て は 審 美 的 な 補 綴 物 を 作製することが困難な場合がある. @ インプラントと歯牙のl 皮合力に対する挙動の 違い. こ の よ う な 予想さ れ る 問 題点に閲して,主桜美的な 面で患者の満足,あるいは理解が得られるかぎり, 38 補綴臨床別冊/診断と治療方針のコンセンサス 国え,これらの報告では通常のサイズに比 の 報 告 がi して変わ らない成功 率 を 示 し て い る も の も あ る . し かし,臼歯部における単独歯欠損において短いイン プラン トの 報 告 は 現 状 で は ほ と ん ど 存 在 せ ず , こ の よ う な 部 位 に 対 す る 短 い イ ン プ ラ ン トの適応の成否 に│ 刻しては不明である . 直孟孟正亘 インプラントの視座 垂直的骨造成に関しては 造成を手段 fき もあるが, 1 1 寺に 1 0m mを超える 位 の 骨 量 , 特 に そ の 骨 闘 が重 要 視 さ れ て き て い る . 一 般的に下 !Jjl~ 臼 lllij' 部における 適応症であれば, 燐在歯の リー ズ ナ ブ ル な 審 美 性 と l 骨の増量は技術的に困難なことが多く,また成功 し 削 合 を 避 け る と い う イ ン プ ラ ン トの 最 大 の 利 点 を 活 た場合でも数 1 1 1 m程 度 の 増加l に終わることも多い. かすことができる. 以 上 か ら , 下 部i 臼歯部における単独歯インプラン 機 能 町 で は , 犬l i l i における単独歯欠損に対するイ トの 困1 1 1 1; さが 理 併 さ れ る だ ろ う . 下 顎 臼 l 通部におしミ ンプラン トの適応がし、まだ不明である . 犬 歯 は 当 然 て は そ の 骨 量 が限定される場合, CT撮 影 が 必 須 で ! l j l 方力を負担する状況にあることが多 │ 皮合における 1 あ り , 場合 に よ っ て は ブ リ ッ ジ の 適 応 が 優 先 さ れ な く , 単 独 の イ ン プ ラ ン トで そ の側 方 力 を 長 期 に わ た 生l の削合 を 了 承 し な い け れ ば な ら な い . 患 者 が 隣 在I り 保 持 で き る か ど う か , そ の 適 応 に 関 して は 慎 重 で 場 合 に か ぎ り , そ の 長 期 的 予 後 に お け る リス ク を 説 な け れ ば な ら な い . 現状,骨'との接触 査 を 増 や す た 明 , : E l J I 解のうえで単独歯欠損における短いインプラ めに,荷重に耐 えうるであろう十分なサイズのイン ン 卜の 使 用 が 許 さ れ る も の と 考 え て い る . プラン トが 使 え る 場 合 に 使 用 さ れ る べ き で あ ろ う . 口 2. 前 歯 部 に お け る 単 独 歯 欠 損 歯周病とインフラン卜 一般 │ 臨床で最も多く遭遇する歯周炎は,慢性歯周 前I 密部における単独歯欠損では,若手美性の雌立が 最 も 大 き な 課 題 で あ る . 近 年多 くの論文により,市I f ' 炎に分類され,プラ ー ク喫;型,糖尿病などのリスク 前 診 査が 雌立さ れ , そ の 適 応 が よ り 明 確 に な っ てき ファクタ ー をコン トロー ル す る こ と に よ り 卜分 反 応 ている . I燐在協の付着の状 況 ,歯肉の ~I~ 状,担入部 す る と さ れ て い る .一 方 ,以 前 ,広汎型若年性歯周炎, 症例 2 前歯部単独欠損 図8 J J歯根‘上L歯冠破折にて来院 図 9 抜歯と 同時にイ ンプラン 卜を埋入 図1 1 術 後正 面観 図 10 術 後 X線写 真 Qd qd U 内 MM nHV c, E l - a u p q a ! " u Au l r e h a 向 u d OS H 同 S " n O q a JHU nH n u s -nu i n u H u J n u l - nH nu n u s u n s 。u s " n 内 RS B U S l F﹄﹄ a 同 f l vA TE M m n u 、 nu nu ・ ・ 守 nHu HHH nU M町内 nH H nvE 'E 、 nu n u l E H 'E 守 nEU n ν ' n t u “ a n n 症例 3 侵襲性歯肉炎とインプラント 図 12~ 14 28歳,女性.前歯部における見た 目を気にして来院 図 15 術前 X線写真.重度の骨吸収が認められる 図 16 術前ポケ ッ トチャート 図 17 大きなオ ーパー ジェ ッ トを示す 40 補綴臨床別冊/診断と治療方針のコ ンセンサス E 重 量 インプラントの視鹿 図 18 矯正治療により,審美性の改善と,骨形態の修正 を行 った 9 術前の右側臼歯部 図1 図2 0 ~は 口 蓋根、~は近心頬側根と遠心根を残した 図2 1 術 前 の 司 .近心 l こ深い骨縁下 欠損がある 図2 2 矯正による近心への歯体移動.その結果見かけの骨欠損 は消失している 図 23 司遠心にインプラン 卜を埋入 P R A C T I C EI NP R O S T H O D O N T I C SE x t r aI s s u e/C o n s e n s u sb u i l d i n g0 1d i a日n o s i sa n dt h e r a p e u t i cp o l i c y 4 1 図 25 矯正的挺出により,骨形態を修正 図 24 r 子 全周にわたる骨縁下 欠損 図 26 術後正面観 図 27 術後 X線写真 図 28 術後ポケ ッ トチャー ト 本 症 例 は , 臼 曲 部l 皮合 j 針域への対応 〈 その 2). ' 1 1 本l Y 'i科医師会雑誌. 5 7( 5 ) 42 補綴臨床別冊/診断 と治療方針のコ ンセンサス 25- 31, 2004. に発表したものである . 雇立正副 インプラントの視座 急速進行 'I~Iー 歯周炎,あるいは雌治性 ü1fi 周炎といわれ 本を主1入し,これらの忠者を, Gr oupA ( 慢性的周炎 ていたものは,現在侵製性歯周炎として分類されて により歯牙を喪失し, 21本 の イ ン プ ラ ン ト を 担 入 いる . これらの歯周炎では, 一 般 的 な 機 械 的 清 掃 に された 8人)と, GroupB( 歯 周 炎 の 既 往 の な い , 91 対 す る 反 応 が 怒 く , い ま だ 治 療 法 が 雌立さ れ て い な 本 の イ ン プ ラ ン トを担! 入 さ れ た 45人 ) と に 分 瀕 し い.現状,機械的消掃とともに,利│ 菌検査に基づく抗 た へ 10年 間 の 飢 察 W J間 後 , Group A の 生 存 率 は 生 剤 の 全 身 投 与 が 模 索 さ れ て い る . 非 常 に毒 性 の 強 90.5% , Group B の 生 存 率 は 96. 5% で あ っ た . い紺│ 閣の│ 共j 与と,キI U T i l ¥ Tに 対 す る 強 い 感受 性 を も っ 個 GroupA は B よ り も 有 意 にインプラン ト周 囲 炎 が多 体とが相互にかかわることで,このように治療に反 か った ( 28.6% v s .5 . 8%).以 上 か ら , 慢 性 歯 周 炎 に 応しづらい状況が成立していると考えられている . より歯牙を失 っ た忠者のインプラン ト は,歯Ji~'J 炎以 Ii周炎,1 11¥忠者に,イン 慢 性 歯 周 炎 あ る い は 侵 襲 性l 外 のJ l ! l 由で歯牙ーを 失っ た 忠 者 の イ ン プ ラ ン ト よ り も プラン トを用いた場合 , 歯 周 炎 の な い 場 合 に 比 較 し 生 存率 が 低 く , 生 物学 的合 併 症 が多 い と 報 告 し た . てその予後に差が出るのであろうか? Nevins, Nevi nsらカ湾民告 し た よ う に 的 周 治 j J iカ { j j ! ! i 切 に Lang e r らは,主H~ 治性歯周疾 忠患 者におけるインプ 行 わ れ た4 1 、 者におけるインプラン 卜の 使 用 は 多 く の ラント治療で,良好な結果が得られたと述べた 2 ¥間 場 合 成 功 を 収 め て い る が , Mengelら に よ る 侵 裂 性 交対象には部分欠損, ,1!lfil羽 !~JI }ili~ 老?ともに含まれてお 歯周炎におけるインプラント治療の長期予後への疑 り , 二 人の世簡1 周 病専 専i . 1 ' 門 吋 1 可 l i 医 に より 1 岨 山 埋 立 盟 盟 1 . 入 された合計計占 3 0 ω 9 問 , Karoussisらによ る 似 性 歯 周 炎 に 関 す る リ ス ク 本のインフプ。ラント カ 7 が うf言刊 ; 1 の呈 示 は.今 後 注7 2 i j A Eく仰│ 究 さ れ る必 要 が あ る だ ろ で で 、 は9 郎8%σ の〉成功を示した .こ れ ら の 結 果 か ら .歯 周 う. い ず れ に し て も イ ン プ ラ ン ト 担 入 に 先立 ち , 適 Jす る 感 受 性 の 非 常 に 高 い 患 者 に お い て も , 疾患にy. 切 な 炎 症 の コ ン ト ロ ー ル は 必須で、あろう . インプラン ト治療 で 良 好 な 結 果 が 得 ら れ る と し た . イン プ ラ ン ト は │ 二I J空内のあらゆる菌汚ニの欠損 に対 一方 , Mengelらは広汎型侵襲性歯Ji'i J 炎 (GAgP)で I 川 、られるようにな っ て き た . ま た , 骨 移 植 や してJ' 治療を 受 けた患者・ 5 人よ沙L ~ 似性的周炎 ( GCP ) i GBRi 去 を 併 用 す る こ と で , 従来 困 i o Hと 考 え ら れ て で 治 療 を 受 け た 患 者 5人 に そ れ ぞ れ 36本 , 12本 の きた部位に対しでも,その適応が拡大されている . インプラン トを埋入し, GAgPは 5il 三I I J J ,GCPは 3年 欠 煩 形 態 , 残 存 骨) d : ,I 皮合関係に対する十分な配信 間 そ れ ぞ れ 3カ 月 ご と に リ コ ー ル を 行し入 │ 臨床桁標 と l~'i 周炎に関する炎症のコントロールがイン プ ラン と歯肉 縁 下車I U薗叢を評価l iした 川.その結果,インプラ トの 長 J U JI ' J ' J -成 功 の 上 で、 重要 と 考 え て い る . ン ト の 成 功 率 は G CP グル ー プ 100% , GAgPグル ー プ 88.8% だ っ た . GAgPグル ー プ で成 功 率 が 低 か 参考文献 1 )j 1 ;イ ヒ' ; j ; : i f i:p e ' l s on al c Ol 1 1 l 1 1u n i ca t i on, 2 0 0 3 . っ た も の の 統 計 的 に 有 志、 な 差 がなく, 3年と 5~f の 2)Ne vi ns ,M., Lan ge ' l ,B .: Thes uc ce s sf u ll1s eo fo ss e oi nt e 経 過 観察 か ら , 広 汎 1 U侵 裂 性 歯 周 炎 と 広 汎 型 慢 性 的 g ' l a L e 1 ci l 1 1pl ant sf ・ l Ot het ' l ea b l l e n to ft he' l e c al ci L T a n tpe ト ' l 周 炎 で、 治療を 受 けた j 記者におけるイ ンプラン ト治療 o1 co n t alp a t i ent ゅj .Pe l ' i o d o u t o l . ,66( 2) 1 5 0- 1 5 7,1 9 9 5 . ,R .,Schro1 ce ' l ,T .,Flo ' l es-1 ce-]acoby,L .: 3 ) Mengel は,良好な結裂が得られる 可 能 性 があると報告した . , Oss eoi n L egr a t ec Ji l 1 1p la n t si np a t i巴n L st re a t ec Jf orgener a , しかし, GAgPグループでは, 3 ヵ 月 ご と の メ ン テ ナンスにもかかわらず, 3il 三を 超 え て か ら 歯 牙 周 囲 でさらなる付着の喪失を示した.疾忠の進行を十分 に排除できなかったことから, GAgPグル ー プ の 長 則 的予 後 に つ い て い ま だ に 疑 問 が 残 る と し て い る . Karoussi s,I . K .らは, 53人の忠者ーに I TIDental Implan tSystem の h o l lowscrewimplant s( HS) 112 i lz e 1 cchron icper ioc Jon t it i sanc J gen er a i lz 巴1 caggr e s si v e cont i t i s :3-an1 c5-yea ' l' e sl Il t so fap ' l ospect i ve p e ri o1 ' l 1 1s t l l dy. f .Pe1'/:odontol.,72( 8): 977- 989, 2 0 0 1 l ong-t el , 4)Ka ' l o l ls si s,1 ,K .,Sal v i,G.E. ,Hei t z-Mayfiel 1 c,L .J . , B' l agge ' l ,U .,Haml 1 1e ' l l e,C .H. ,μUlg,N .P.:l 必n g-t er l 1 1 i mplantp ' l ognos i si np a t ien t swi t hanc Jwi t hol l tah is t o" y o fch ' l o n i cper io1 co n ti t i s:a1 0-yea ' lp ' l OSp巴c t i vec ohor t s t l l1 cyoft heI TIDen t a l1 I 1 1p l a n tSystel 1 1 .Clill.01'al h n t l a n t s .Re s . .1 4( 3 ) 32 9- 339,2 0 0 3 . P R A C T I C EI NP R O S T H O D O N T I C SE x l r aI s s u e C o n s e n s u sb u i l d i n g0 1d i a g n o s i sa n dI h e r a p e u l i cp o l i c y 43 総体として, EBMは 大事 だ と 思 い ま す . しかし , インフラントの EBMの 考 え 方 と し て 「 目 前 の 事 実 」 す な わ ち 患 者 そ れ ぞ れ の 倒 別 性 も 無 視 で き ま せ ん . その意味で, 適応症をめぐって 経過から導かれる事実もふまえて討論できればあり がたいと思し、ます . 口 西原 最適応症とは 西原 まず,最適応症と思われる症例とは? 日高 最 適 応 症 と い う 点 で・ は , 若 年 者 を 除き, 全 近未来に超高齢社会となるこの国で,患者 身状態が安定していれば,すべての欠損修復はイン さんのためになって,なおかつ自分のためにもなる プ ラ ン ト の 適 応 症 だ と 思 っ て い ま す . コ ス ト, 治 療 日本型歯科医療とは何か? 少し大きすぎるテーマ 期 I'M~ , 外 科 的 侵 袈 と い っ た 欠 点 は あ り ま す か ら , リ 日本の歯科医療の向上のために臥米か ム ーパフソレ,フィックスのデンチャ ー の利点,欠点と らの EBMの 流 れ の プ ラ ス 聞 を 評 価 し つ つ , 日 本 で 比較して,患者さんが選択するものだと思います. 椛 わ れてきた歯科 医 療 の 土 壌 の よ さ を 融合させる こ 欠損ネrIi綴という点では,インプラン卜が最もミニ なのですが, とで,実り多い未来を指向したいと思います. きょうの座談会は, r インプラン マムインタベーションな治療法だととらえています. トの 最 適 応 症 と 西堀 固定性補綴におけるインプラントの利用は 思われる{象をクリアーにし,そう判断した根拠,治 多くの│臨床例と論文が示すとおり,有用であること 療方針の根拠を 呈示」していただけたらと考えてい は ま ち が い あ り ま せ ん . 可t 放性音1 ¥ 分 床 義l liIiにおける ま寸 .そ し て , イ ン プ ラ ン ト の 適 用 が オ ー パ ー ト リ ー 利 用 に ついては, 一 部 の 適 応 を 除 き 今 後 の 謀 題 だ と トメントなのかア ンダ ー トリート メン トなのか,ま 思 っています¥ 手│ イ1 9 た , イ ン プ ラ ン ト の コ ス トノTフォ ー マンス,タn十 赤野 イン プラン トが 最 適 応 と 考 え ら れ る 場 合 と な リ ス ク , 処 置 後 の リスクなと に つ い て も う か が い は, たいと思っています. 長期 的に見て]J券 っ て い る と と も に , 患 者 の 満 足 が 得 ε イ也の t台双引去と上 ~jll交して, インフ。 ラント σ コほう 7う f もう 一 つ,インプラントは, 1歯 あ る い は 1根 に られるような場合であり,これはほぼ多数歯欠損あ 1本 と さ れ て き た の で す が, 多 様 な イ ン プラン 卜の るいは遊端欠損の補級,あるいは両│ 燐在歯がヴァー ある現在,長さ,直径,表面性状などが本数に及ぼ ジンティ ー ス の 場 合 と 考 え ら れ ま す .今 回 選 ん だ 症 す影響についても,討 例 3は,保存 不 可 能 と判断した歯牙を抜歯した場合, j 様 隊 信 │ 策 j長 式 をとど さらに, インフプ。 ラント治療において│ 岐 皮合右 l f i欠 損 に い た る と と も に , 臼 I 岩部での安定した 多 数i う与与 え る ベ き か , そ れ を 実 現 す る た め に ど う 間 接 法 l 皮合 支 持 と と も に ア ン テリア ・ポ ス テ リ ア ガ イ ダ ン でつくりあげていくかもお聞き したいと思います. i i ! ' i i I ; J ]に与えることが因襲Iiとなる症例です . スを : 苧 a また, 5年 , 1 0年と い う 月 日 の な か で 天 然 歯 は 動 いていくのに対し,インプラントは動かない.それ 口 審美性について を同じ 一 口 肢 の な か に 共 存 さ せ っ つ い か に │ 皮合再構 西原 審美 についてはどのようにお考えですか. 成をしていくのか,メンテナンスの中でどうチェッ 日高 若手美 的 要素 と し て は 1簡 の 修 復 か ら 総義 クをしていくのかなどたくさんの疑問があります. 歯 ま で , 到 達 目 標 は 同 じ だ と と ら え て い ま す .ただリ ' ! J [1奇埋入, 最 後 に , イ ン プ ラ ン トにおける 審美, J ム ー パ ル デ ン チ ャ ー と遠い 天 然 歯 の 修 復 で は 歯 周 組 即 時 荷重 な ど に つ い て , 欧 米 に お い て は 果 敢 に な さ 織との構造イ木を理解していなくてはいけないし,歯 れていますが,先生方のお考えはいかがでしょう . それぞれのカントゥアにも配慮しなくてはいけない. 60 補綴臨床別冊/診断と治療方針のコンセンサス 直 孟 孟 通)インプラントの視座 図 1 歯周組織と調和した審美修復 〈日高〉 イ ン プ ラ ン トの 場 合 に は お と は 生 物 学 的 に 構 造 あ っ た り す る と 思 い ま す . そ の 点 , イ ン プ ラ ン トで が全 く速いますから,同じ手作美 的結果:を出すために は廃用性萎縮が生じて,頬側のI 主i肉 や 骨 レ ベ ル が 下 は, い ろ い ろ と 悪 戦 苦 闘 し な け れ ば い け な い と こ ろ がるような気もするのですが・・・・ が 出 て く る .患 者 さ ん の 希望 ど お り に 行 う に は , ま 日高 雌か に , 前 歯 部 は 臼 mに 比 べ る と フ ァ ン ク ず 位 置 の 問 題 が あ り , 上 音I ) f l : l j :i主についても難しい点 ションはあまり与えないので,そうした傾向がある が多く生ずるので,いかに術前に条件を詰めておく かもしれません. ただ,インプラントが出入されて かがいっそう 重 要 で す . い た 期 間 が 長 い ほ ど 骨 と イ ン プ ラ ン トの 接 触 率 は 高 前歯部では特に歯問乳頭について議論され かったとする論文もありますから・・・・・・.インプラン卜 ることカ f多 い と 思 い ま す .イ ンプラン ト聞にはで き 庄リモデリングを繰り返しています. 周 囲 の 骨 も 生j 西原 な い が 1本 で は 条 件 に よ る と い う こ と で す が , そ の あたりの基準というのはいかがでしょう 西堀 基 本 的 に は , 近遠 心 的 な 高 さ に 関 しては, 口 即時埋入 ・即時荷重 日高 「即時性 Jに 閲 し て は ,イ ミデイエ ート プ i lの ア タ ッ チ メ ン 卜レ ベ ル が し っ か り し て い 両 隣 在l レー スメン ト, イ ミ デ イ エ ー ト ロ ー ド , イ ミデイエ ればそこのレベルまでは回復します. ー卜 フ ァ ン ク シ ョ ン と い う ふ う に わ け で 考 え る べ き そうですね. しかし,乳頭部の骨はインプ でしょう . 私 は プ レ ー ス メ ン 卜 は し ま す が , 現 在 の ラントが保っているのではなく, I 燐りの 1 主i に 保 って ところロードはほとんどかけません. イミデイエ ー もら って い る わ け で す か ら . 問題 は 頬側 で す トロードとい わ れ る も の で も , ま ず レジ ン に よ る プ 日高 西原 頗 側 の レベ ル を コ ン トロール するために, 紺│ いものを埋めるか,それとも涼めに入れるか・・・・・¥ 日高 大 切 な の は ,頬 側 の 骨 の 厚 み が ど れ く ら い ロビジョナルレストレーションでロードをかけて, そ れ か ら 最 終 修 復 物 を 装着 す る の か , 当 初 か ら イ ミ デイエー卜に最終修復物でロードをかけるのかで, 残 って い る か で す よ ね. インプラントの頬側に 2 違 っ て き ま す .イ ミデイエ ート フ ァ ン ク シ ョ ン と い mmくらい残っていれば, リセ ッ シ ョ ン し な い だ ろ 手美性,発音, I 国 / 1 などのファンクションを うのは,手1 うと思える . そ れ だ け の シ チ ュ エ ー シ ョ ン が と れ な イ ミ デ ィ エ ー ト に と い う, 究極 の チ ャ レ ン ジ で す . 葉 側 よ り に 入 れ れ ば一 応 患 者 の j j l i ¥ j 足 いとなると,仁l 現在,私にとってイミデイエートロードを行う基 は得られる . も ち ろ ん オ ク ル ー ジ ョ ン の 問 題 も あ り 準 は , ク ロ スア ー チ ス プ リ ン トができる,または, ま す し , 逃 げ の 手 で す が. あ と は 骨 を 作 る か ど う か す で に オ ッ セオイ ンテグレ ー シ ョ ン の 得 ら れ た イ ン ですね. 1本 の イ ン プ ラ ン ト の 場 合 は │ 燐在歯との距 プラントと連結する場合だけです. ) jif'と唇側の厚みをいかに時保するかだと思います . m イミデイ エート プ レ ー ス メ ン ト の 利 点 は , 治 療 期 歯 は 機 能 し て い る こ と に よ っ て,また歯根 間が短縮できるということと,周囲組織の保全がで J I 莫の力によって,骨が保たれたり,支持のレベルが きること,欠点は,難しいということと,感染と抜 西原 P R A C T I C EI NP R O S T H O D O N T I C SE x l r aI s s u e/C o n s e n s u sb u i l di n g0 1d i a g n o s i sa n dI h e r a p e u l i cp o l i c y 6 1 図 2 抜歯即時埋入を行い、同日にプロビジョナルクラウンを装着 〈 日高〉 i 4Ii即時であればギャップの問題をクリアーにしなけ 西原 ればいけないことです. 赤野 くよりは,骨の l 吸 収 が 少 な く な る と 思 う の で す が. E I 一 つ疑問点があるのですが,若手美的な理 E た と え ば 頬側 の骨盤が, 0 . 51 1 1 1 1 1あ っ た 場 合 , イ ン プ ラ ン トを 入 れ る こ と で な く な っ て し ま う で フ ラ ッ プ レ ス に す る と か , 抜 歯 即 時J .ill.入するとい と , 口 叢 の 骨 盤 ま で一 気 に 減 る 懸 念 は あ り ま せ ん う 話 が あ っ て , そ う す る と , あ た か も 頬側 の 骨 が 技 か? るようにいわれるのですが,基本的に骨の治癒に │ 期 ・ ・・ ・ るのか, そ う で は な い の か ・ ・ しては同じだと思うのです.部い骨盤であろうが厚 日高 イ ン プ ラ ン トを 埋 め た ほ う が , 条 件 が よ く な すき間に l 飢f ! ) j が入っていわゆる骨伝導する い骨盤であろうが,抜歯してフラップを閉じた段階 かもしれませんが, 一 方 , J U l流 の 阻害 条件 に も な る か で , 頬側 の 骨 レ ベ ル と 厚 み が 減 少 す る . そ の 時 に , もしれない .ただ,前 I 弱音1 ¥ の場合は,抜歯即時でやっ たまたま残っている骨壁が非常に薄い場合には,な 劫合 に は , 当然, 歯 の 方 向 に イ ン プ ラ ン トを 入 れ れ たj くなってしまう .だから,より リセ ッ シ ョ ン を す る . ば1 t l i側 に 傾 い て い き 修 復 の 問 題 が 起 き て く る . イン そ れ に 追 随 し て 軟 組 織 が 変化 す る と い う の は , こ プラン トと抜 i l i l託部のギャップカf出 る の だ っ た ら ,} i 質 れ は も う い た し方 な い 生 体 の 流 れ だ と 思 う の で す . 側 にギャ ップを集 め て き て 増 骨 を 則j 待するというの したがって,骨監ーが部い場合は変化 を予 想 し に く い さい、ます . ソ フ ト テ ィ ッ シ ュ の も一 つ の 考 え 方 だ と j ので、抜 I 詣 と 同 時 に 骨 移 植 を 行 い ( ソ ケ ッ トプ リザー 部分は,フレ ッシ ュ ・オベイ ト ・ポンティ ックの よう ブ), デ イ レ ー ドを選択 します . な 形 で サ ポ ート すると, l .21 1 1 1 1 1ぐ ら い の リ セ ッ シ 西掘 抜いて,待っていれば,それは予想がつき ヨンですむと Koi sが 述 べ て い ま す の で , そ れ と 同 ま す よ ね , 治 っ た 段 階 で 埋 め る か ら . しかしその時 じ こ と が い え る と 思 い ま す . Kanら の 一 連 の 報 告 で には, も 抜 歯 即 時 に イ ン プ ラ ン トを 埋 入 し , プ ロ ビジョナ もうイ可もなくなっているということもあるの で は な い か. パ ッ カ ル プ レ ー トが残せるか,残せな ルを装着 したものは, いかというのは大きい違いです. し 、. た と え ば イ ン プ ラ ン トを 埋 め る と い う の は , ボ ー ングラフトを して い る の と 同 じ で は な い で す か . 何 か を 埋 め て , そ こ の ギ ャ ッ プ を 小 さくする . L Lの 場合,ただ抜いて閉じれば,多分しばらくすると頬 側 壁がず、っ と引 っ こんでくる . 西原 I I 次組織の吸収が明らかに少な イ ミ デ イ エ ート プ レー ス メ ン トで す が , 実 感 と し て 普 通 の デ イ レ ー ドとかステ ー ジドアプロ ー チでやった場合と, 比 較 し て ど う な の で す か . 西堀 自分自身,なぜ赤野先生のようにデイレー 口茶側の骨盤から 9~i ド で は な く て , イ ミ デ イエ ート で や る の か な と 考 え 1f!1J までの骨壁:の距 VJH~ よりも,インプラントを埋めた てみると,フラップは,どんなフラップでも,聞け ら,頬側 壁 ま で の 距 離 を ず っ と 短 く で き る の で は な れば必ず骨吸収が起こるし,必ずアタッチメントロ い で す か. イ ン プ ラ ン トを 補 頃 材 と 考 え れ ば ギ ャ ッ スが起こる . だ か ら , 両 │ 燐在歯のアタッチメントが プ が小 さ く な る か ら , そ の 分何 も し な い で、 放ってお しっかりしていれ』ましているほど,フラップを聞い 62 補綴臨床別冊/診断と治療方針のコンセンサス ー孟孟孟量 インプラントの視座 た瞬間に片側は下がる . だから,フラップはいじら うし,そこまで、待ってインプラントというのが一 番 ずに切開を入れて,抜歯して,治るのを待つ. 組屈的には正しいとは思うのですが,そこまで待っ 抜 い て 埋 め よ う と 思 っ た 1守に,その段階でフラッ プを し て い る の は 怖 い で す が , パ ピ ラ は い じ り た く てやらなければいけない治療なのかは疑問です. 西原 経1 1 寺的変化で皆さんにうかがいたいのは, ないから,パピラをはずした切開組を入れることに アノ〈ットメントとフイクスチャーとのギャップ,そ な る . 軟 組 織 の 面 か ら 見 た と き に , イ ミ デ イ エ ート れから何 はよいのかなと思います. .5111111 は 吸 収 す え ば ギ ャ ッ プ か ら 少 な く と も 1~ 1 日高 1 1 1 1 1 1吸 収 す る の か と い う こ と で す . たと 即時埋入のデー タをみても,やはり軟組織 るだろうという こ と に な る と , 探 く 埋 め れ ば 埋 め る は若干は下がっていますから,即時:J: A入 で 全 く 下 が ほど,両隣在歯からすると,そこに清掃ができない ら な い と い う の で は な い . 成 功 す る た め に は 1111111 領 域 を つ く っ て い る わ け で す.審 美的には少し深め ぐらいは下がる覚悟で即日寺埋入するべきだと思うの に埋めたほうがよいのだろうけれども,そこにどん です.だから,理想的位置に軟組織があったとした どんポケットができてくるとどうなのでしょう. ら , 抜 歯 す る 前 に 矯 正 で 1111111程 度 挺 出 さ せ , 歯 周 日高 審美的にはコントロールしやすいというこ 組織がついてきたところで処置をしないと,審美的 とだけで,それ以外のメリットは何もないと思いま に失敗する雌率は高いだろうと患い、ます. す.それを 主 主体が許してくれるだろうと思う人はそ 西原 では,秋組織をいじらないこと以外は,イ 0年 以 上 経 過 の 論 文 という こ と で す ね . そこは, 1 ミデイエ ー トの 意 味 は な い ? 赤野 うするし,そう思わない人はしないだろうしという 若い先生で,イミデイエートは骨がなくな らないからよいのだと勘違いされていることが結構 のを私は知らないので,それなりの長期の話がまだ ないと こ ろ に 不 安 は 感 じ ま す . あるのです.イメージ的に,骨が吸収しないのでイ 私にも先ほどの西堀先生のリセッションの話と同 ミデイエ ー トが よ い と い う ふ う に 誤 解 さ れ て い る . 様 な ケ ー ス が あ り ま す . セ ッ ト し て 2年 7カ 月 目 に 自分でも困っているケースですが,抜歯し 急 にリセッションしたのです.それまでうまくいっ てすぐにあまり多くフラップを開かずにインプラン て い る な と 安心 し て い る と ,急、に リセ ッションする 卜を 埋めま し た , 頬 側 の 骨 は 相 当 薄 か っ た の で , 頬 ことがある.こういう経験をすると , 1 0年 以 上 経 過 西掘 側のほうにスペースを聞けて,深めに埋めたので す . 2回 法 で 治 療 し ま し た . そ う し て , 補 綴 し た の ですが, 2年 後 に 碩側 の 骨 が な く な り リ セ ッション したというケースがあります. それで大あわてで軟 口 機能か審美か 西原 日高先生は,すべてが適応症であるという お話をされていたのですが, 組織のグラフトをしたのですが・ ・ ・・ . だ か ら イ ミ デ イ エ ー ト で や っ たから必ず骨がなく ならないというのは正しくない,それは赤野先生の おっしゃるとおりだと思うのですが,でも,そのよ ということと, i す べ て に 適応 で き る 」 i すべてが適応症である」というこ ととは,少しニュアンスが違うと思うのですが. 日高 イ ン プ ラ ン ト 以 上 に ク ラ ウ ン ブ リ ッジや リ t 友い ムーバブルにメリットがあることは何かと考えてい 1 t : xっ て お い た ら , 骨 J I 及I 1 又してインプラン くと,あまり思いつかない.長い経過でみれば,ク う な 状 態 に な る よ う な イ ン プ ラ ン トだったら, てし l まらく し た デ ー タ を 渇望 したくなります. ト 埋 入 す ら で き な か っ た の か な とも思います. ラウン・ブリッジやリムーバブルのデンチャ ーのほ 抜1 忠商に骨補填材を入れてその後インプラ うが対合歯にやさしいかなと思いますし,ペリオの ン トを 入 れ て い っ た 場 合 に ど う か ? 厚 み は 得 ら れ 進んだケ ースにインプラントを使うのは対合歯を痛 るかもしれないですけれど,やはりそれが完全に骨 め つ け て し ま う の で こ わ い 最 初J のころは,そこ に 置 換 さ れ る に は 5年 , 6i l 三という 1 1 寺聞が必要だろ までダメージを与えるとは思わなかったので, 日高 i I i 周 P R A C T I C EI NP R O S T H O D O N T I C SE x t r aI s s u eIC o n s e n s u sb u i l d i n g0 1d i a日n 日s i sa n dt h e r a p e u t i cp o l i c y6 3 図3 ネ i I i 綴 ケ ースなどにも適用していたのですが,そうし えるという こと で す ね . 成 人 の 場 合 で , ど ん な 欠 損 た場合には対合歯の寿命が短くなることを経験して があっても,まず第一 の 選 択 は イ ン プ ラ ン 卜にする. います . ブ リ ッジの生存 率 に つ い て は , 宮 地 先 生 ら の 統 計 で a 患者さんが治療に何を望んでい る の か ? 確定的 なもののほうがよいのか,先々再治療があってもな は 8年 程 度 だ と 思 い ま したが・・ 西堀 それは術者のテク ニ ックと患者のプラ ー ク おを残すことを望むのかということを るべく自分のl コン トロール に左右されると思し、ますので, 一 概 に 患 者 さ ん が 選 ぶ べ き だ と 思 い ま す .先 ほ ど の 歯 周 補 生存率の データでは比較できないと思いますが,正 織 の よ う な ケ ー ス で は , イ ン プ ラ ン トの 対 合 歯 も 予 時に治療されたクラウン・ブリッジは捨てたもので 知l 性 は な い の で , 抜 歯 して い ま の う ち に 上 下 と も イ はないと思います.文 献 上 で イ ン プ ラ ン ト の 成 功 率 ンプラン トにするのか,歯を長く残したいのか- 0% だ か ら イ ン プ ラ ン ト の ほ う が よ い と い う の が9 西原 赤 野 先 生 の イン プラン トを 使 う 最 大 の 目 的 皮 合 崩 壊 症例 を食いとめるということでしたね. は , I 赤野 │ 皮合崩壊症例だから使うというわけではな は,どうかなと思います. 西原 その意味では,長期になってくると,今度 はペ リイ ン プ ラ ン タ イ テ イ ス の 問 題 も あ る し 皮合 い で す が 皮 合 崩 壊 症例 に お い て の リス ク を 承 知 し の問題もあることを考えると,まだいまの論文では 理解したうえで使っていきたいと思っています. 予 測 の 範 囲 で し か な い 部 分 も 結 構多 い で す よね. 西原 とマコ時点で、インプラン トを適用 して 踏 み 込 むのか? 日高 ペ リイ ン プ ラ ン タ イ テ ィ ス の 細 菌 も 歯 周 病 たとえばすでにI 皮合崩壊症例である場合 の剥I 1 菌と非常に似ているということですから,ベリ と,その過程にある症例 がありますよね.たとえば, イ ン プ ラ ン タ イ テ ィ ス の 問 題 で イ ン プ ラ ン トの 予 知 ペ リオ が そ こ そ こ進 ん で , 司 が 欠 損 , ま た 両 │ 燐在 性 を 語 る 場 合 は ,結 局 そ の 患 者 さ ん そ の も の が , ペ 的 は も う 修 復 さ れ て い る と い う 時 点 で , ブ リ ッジを リオ の フ ァ ク タ ーカ汗良いで、しようヵ、ら , クラウン ・ 選 択 す る の か , イ ン プ ラ ン トを選択するのか...... ブ リ ッ ジ で も デ ン チ ャ ー でも イ ンプラン トで も , 同 赤野 司 欠 損 のj 揚合は,ブ リ ッジの生存率を考 じようにリスクがあるわけです. 慮 す る と , イ ン プ ラ ン トの ほ う が ブ リ ッ ジ の 生 存 索 た と え ば , 顎 関 節 疾 患 者 は イ ン プ ラ ン トが だ め に より高い . さ ら に 両 隣 在 歯 へ の 負 担 も 少 な く な る と な る 確 率 が 高 い と さ れ 禁 忌 症 か も しれ ないですが, と も に , そ の 歯 牙 に 問 題 が 生 じ た 場 合 , 単独 で の 処 で、は顎関節症の人はパ ー シ ャ ル デ ン チ ャ ー の ほ う が 置 が 可 能 な 場合があるので, イン プラン 卜を第一 選 よ い の か と い う と , そ う い う わ け で は な い .す べ て の Iiを切 削 す る か も 考 択に考えます.もちろん両隣在i 歯 科 治 療 に 対 す る リス ク フ ァ ク タ ー な の で す か ら . 慮します. 西原 ということは,患者さんが望めばではなく て , 承 諾 す れ ば , す べ て の 欠 損 を イ ン プ ラ ン トに か 64 補綴臨床別冊/診断と治療方針のコンセンサス このようにインプラントだけのリスクはあるのか と考えていくと,全部が適応症だという話になって しまうー・・ ・ ¥ 直孟立正重量 インプラントの視底 図 4 アクレッシブなペリオに対してインプラン 卜を用いた症例 ( 西堀〉 イ ン プ ラ ン 卜はそこまでいっていなくて, ! l f i l 塩 害 ! l ' l で-あ は 全 然 違 っ て く る で し ょ う し,上下と も1 コ ン ト ロ ー ル されたク ロニ ックペ リオド ンタイテイ 皮合力が回復 れ ば , 本 数 が 少 な く て も こ の 程 度 ま でl ス トに 閲 し て は , 少 し 前 ま で は 山 間 病 で な い j 記者 1 ' , ていますから,ネiIi*援物もしく するというデータは 1 に埋入したイ ンプラン トの 成 功 率 と 差 が な く , ア グ はインプラン トを必 裂 と す る 対 合 の様式などによって レ ッ シ ブ の ペ リ オ に 関 し て は , い か に コ ン トロール 必 袈 本 数 が 決 ま ってくるのかなと足川、ます . 西堀 しでも,イ ンプラン 卜の喪失率が市し、かもしれない 基本原則は主!の本数があってまずいという問題 とされていた.それが最近は,もしかすると長期の は多分ないだろうから,そこから 今 度はどれを間引 ク ロ ニ ッ ク の ペ リ オ に お い て も , イ ン プ ラ ン トの サ くかというのは,いわゆる通常のフィックスドブリ バイパルレートが低くなるかもしれないという程度 ッジをやる場合と全く 同 じ考 え で よ い の で は な い か だ か ら , イ ン プ ラ ン ト を ペ リオ の 忠 者 さ ん に 埋 め た ぷって います. なと 個 人 的 に は j か ら と い っ て , 本 当 に サ パ イ パ ル レ ー トが 低 い か ど 西原 どちらかというと,インプラントの設計と うかはまだ、わからない . ペ リオ の 人 に イ ン プ ラ ン 卜 いうのは,ともすると上部構造物優先で,何をつく を使ってはいけないという言i 1Tで、はなくて,そこさえ る か , だ か ら , そこに主i!.める.こうすれば きれいに もまだ十分にはわかっていない状態であるというの いくだろうということを考えがちですけれども,欠 が現状かなということです. 損 l~'ì列からすると, 西原 訴 さ れ れ ば , イ ン プ ラ ン トを適 j , i : . ; し た い. 加 圧因 子 ,受圧条件,要するに そのあたりのノ〈ランスをとりたい 7うfた め に イ ン プ ラ そ の ほ う が 患 者・ さんも幸福でしょうし,方程式がで ントを使いたいという方向もあると思うのですけれ きるし,機能的 にもパー シャルデンチャーより使え ども・・・ るだろうという ニ 別別で す ね . しかし,欠損が大きく 西堀 言 い 方 を 変 え れ ば ¥ た と え ば力u J .:F因子を減 0な リ ス ク の なってくると,本数の問題とか,外科1 ' 玉条件を高め ら す た め に 抜 歯 を す る ぐ ら い な ら , 受j 問 題 が生 じ て き ま す . Pa r t lで 触 れ た 1 4i ! B前 後 の 残 るためにインプラン トをイ史う . 手l't~極的に 1~ っ ていく 存症例というケースにインプラントを使うというのは, ということでなくて,やはり設計からしでもフルマ かなり厳しいところもあるかなという気もします. ウスで考えるわけです. 赤野 口 多数歯欠損に対する設計 欠 損 が あ る か ら イ ン プ ラ ン トを 入 れ る の で 1 句なフォ ー ス ハ ラ ン ス を よ く 検 討 し , は な く , 全 体' 1 日高 それは残存状態によりますね.たとえば極 プランニングをしっかり行い,必要な本数のインプ 端な話, ヒ顎では自分の歯がなんとか機能する程度 ラ ン ト を 組 入 す る . 多 す ぎ る イ ン プ ラ ン トはそれを に 残 っ て い て 下 顎 は 全 部 な い と い っ た 1寺に何本必弘t 支 え る 骨 に と っ て 栄 養供給が不利と なるだけでな かという話と,上下とも前方部だけが残 って,後方 く,ベリインプランタイティスになるリスクもその 部 が全 く な い と い う 場 合 に は , 必 嬰 な 本 数 と い う の 本数分増加します. P R A C T I C EI NP R O S T H O D O N T I C SE x t r aI s s u e C o n s e n s u sb u i l d i n g0 1d ia g n o s i sa n dt h er a p e u t i cp o l i c y 65 図 5 多数歯欠損に対するインプラン 卜〈 西堀〉 インプラントに付与する股合 アップされていなくて,この状態のままでよいと し ているのであれば, I キ rIi綴を変えたからとい って , 次に多数歯になってくると,誤差の r : JJ 芭 , 顎│ 刻 節 症 が 治 る わ け で は な い 」 と い う 説 明ののち, 間接法の限界の問題皮合をどう与えるかといった それでもよいからやってくれといわれた場合に,は 点 も 問 題 に な る か と 思 い ま す . イ ン プ ラ ン 卜に与え じめて 手 を つ け る こ と に な り ま す . 西原 皮合についてはどのようにお考えですか? るl 赤野 西原 そうで、すね . 顎 関 節 症 に │ 刻 して は , い つ 発 歯の大きさ,ガイドについては天然歯と同 症するかという問題と,それが発症していないから 皮合接触 の 程 度 は 歯 じ よ う に 作 っ て い ま す .しかし, 1 大丈夫かという問題も含めて,すごく難しい問題が 根J ) 英のないインプラン トの ほ う を 弱 め に 調 節 しよ う あ り ま す が, そ れ と は別 に , た と え ば全 顎的 な 処 置 としていますが,現実には理想どおりになっている が 必 要 だ と い う 判 断 は ど の よ う に さ れ ま す か. かどうかわかりません.ただ,パラファンクション のケースなどでは,グループファンクションにした り│ 皮頭傾斜角をゆるく した りはしていますが・ ・ ・ ・. 日高 赤野 まずは と l 三迎!的な │ 皮合の状態なのか,病的な l 皮合の状態なのかを分ける必要があります. つまり皮合性の問題で'同・吸収を起 こし て い る な 私は基本的に従来の修復物と同じです.大 とか,歯牙がこわれたり喪失しているとか考えたり カfか り な ク ラ ウ ン ・ブ リ ッ ジ に よ る 1多f 夏であれ』ま, する .診 断 を し て l 皮合を変えなければいけない場合 皮合 を 与 え , 総 義 歯 で あ れ ば , パ イ ラ 犬歯ガイドのl も,どれがこの.1,記者さんにマッチする │ 皮合かわから 世, 欠 損 形 テ ラ ル な 状 態 で 補 綴 物 を つ く る .歯 の 位 i ・・ ・ ・ . ない・・ 態によっては,グループファンクションも含め状況 に よ っ て この 三 者 を 使 い 分 け し ま す. 日高 まず下顎の水平的な位世は総義歯と同じよ うに決めていきます. ゴシックア ー チを有歯顎でも 西堀 夜、も基本的に日高先生と同じ考えです . 使 い ま す . そ の 場合 に , ア ベ ックス か タ ッ ピ ン グ ポ 西原 顎関節症状のある場合は? イン卜かという点で‘は,基本 1~19 には,タッピングポ 日高 基 本的に,まず最初は顎│調節症状があ って イン トを 採 用 し ま す . ガ イ ダ ン ス は , 最 初 に わ り と なおかっそれが患者さんが不快で、あると思っている チョッパー ぎみにします.宅 i 手美 的 に 歯 が あ ってと い かどうかで分けます.顎関節症状があれば,まず, I Jに勝 手 な ガ イ ダ ン ス を つ け る の う と こ ろ か ら , 主刊[ M 定を治すために専門医を紹介します. そ れ が 顎関全1 ですけれど,それはなるべくチョッパーのもの. グ い や だ と い う 方 で も , 必 ず M R1を 揃 っ て , 基 質 的 ラインドタイプのほうが顎関節症の確率は高いです 問 題 を 何 ヰ 決 し た ほ う が よ い と い う 判 断 を し た 場合 , から,ただ,それだけの理由です. 歯 科 治 掠 が 危 険 で あ る こ と を理解しても らう . 1月題 ク リ ック音がある, 開口孟 も 少 し少ないなと' は椛かにあるけれども,患者さんのなかでクローズ 66 補綴臨床別冊/診断と治療方針のコンセンサス そ れ と も う 一 つは, Iこ れ はカ、イ ドが 足 り な い か な」と思った時に強くするのはすごく大変ですが, 削 っていく 作 業 は 簡 単 な の で , 角 度 が 合 わ な そ う だ 画主主亘量 インプラントの視座 なと思えば.そこから少しずつゆるめていく. 守りたいなという考えと,寺住美 的,バランス的に, ゆるめた結栄, 3,4,5に 当 た っ てきた場合には, 解 剖 学 的 に よ い 位i 泣だろうと忠われる位置に復元し グル ー プフ ァ ン ク シ ョ ン に す る な ど, プロ ビ ジョナ てあげるという考えと , 来たしてどちらを選択すべ ルを煮詰めていくという 71~ で単 純に前方 ・ 倶IJ 方で臼 きか? 1 的 背¥ 1を i l j l f ' l 刻す る よ う ガ イ ダ ン ス を 決 め て い き ま す . 西原 日高 よい位ili:に復元するという考え方ではやら な い で す ね . 先ほどいったように,ネl r綴 が で き な い 第一顎 位 の 決 め 方 な の で す が , た と え ば ゴ シ ック ア ー チ を と ら れ て 雌 認 さ れ る と い う こ と は , か ら と か , 患 者 さ ん が平 年義 的 に 前 歯 を 長 く し た い と 有歯加で歯牙があると,そこで干渉しますよね. か , そ う い う 理 由 が あ る か ら や る だ け で す .磨 耗 し 挙 上 し て と っ て 皮合 出上で、インサイザル W i耗 し た 状 態 で , そ れ で た 状 態 で よ い の で あ れ ば ,J i 三位世にくるまで下げていきます.途中でど ピンがま 有 I i綴がなんとかでき, 手 作美 的 に 忠者 さ ん が 気 に し な こかの l~j があたれば,それが税当!!J二 で、の !l!JVJ 接 f仙 と いのであれば,その状態でやります. 日高 判 断 し ます . 西原 川本 人 の デ ー タ で は 半 分 ぐ ら い が グ ルー プ 挙 上中 日が結柿一大きいと皮顕│配合位と上げ フ ァ ン ク シ ョ ン で す ね . そ れ を チ ョ ッ パ ー タイプに たH 寺の誤差 が 大 き い の で は ? 皮 合 挙 上 す る と l 皮合 筒すと, j 心者 さ ん が す ご く 前 回 で 皮 み づ ら い と い 力 が 上 が っ てという , j ] J I i 共l 節とは別の問題が指摘さ い ま せ ん か. 西原 日高 れることがよくあるのですけれども- 受 け入れられる人とそうでない人がいま 日高 船 型上で、診断したことを,患者の 口 腔 内 で す . 1w~ 端な話,入れて , 3-411寺間後に飛び込んで 1 さの範囲でしょう .そ れ に 行うとしても,誤差 は 微 調 3 くるプjも い ら っ し ゃ い ま す . その場合, " [少 し ゆる │ 皮令挙上して有I i綴 物 を 作 る わ け で は な く , あ く ま で め る か ら , こ れ で 使 ってみて」 と調整して,それを 峠 初 の 診 断で・ はそこから始めていくということです . 繰り返していくこともあるし,どうしても無理だと , ) ! jJ i i ' i にと って l 皮合 挙 上 は よ い こ と で は な い と 思 う いわれたら,グループフ ァンクションで修復するし ので,基本的に │ 皮合挙上することは目標とはしない. かない. したくはないけれども,宇flì~~J 物のクリアランスがな グル ー プフ ァ ン ク シ ョ ン し か受 け 入 れ ら れ な い よ いという迎 1 1 : 1 で、岐令挙上することはあります . 上 げ うな 忠 者 さ ん と い う の は . 限界Jlli動ということを型 るおの f少 し 多 い 場 合 は 皮 合而 だ け の ス プ リ ントを f J f i o (して 動 か しても らっ て も , い ろ い ろ な 方 向 に 動 か 作 っ て , そ れ を 接 着 しま す . 経 過 観察 して, OKと 1 臨床 笑 感ですけれど, してしまう方が多いようです. な っ たら , 最 終 的 に は オ ク ル ー ザ ル ラ イ ン が そ ろう そ れ が 特 徴 的 か な と い う 気 がします. 犬I 主l の角度とグルー プファンクションとい 西原 ように補綴をしていきます. 先生のイメージとして, 1臨床経過のなかで, う の は 分 け て 考 え た ほ う が よ い と 思 う の で す .結局, 副長岐折が多いとか,有1綴 │ 皮合挙上 した症例 が 特 に I 犬 歯 の 角 度 が ゆ る く て も ,I 皮頭傾斜をゆるくすれば, 物 の 破 損 が 多 い と い っ た 実 感 は あ り ま す か. それはプロテクテイ ッ ドオクルージョンになる . け 西原 日高 れども 1え 顕 傾 斜 が 少 々 あ っ て も グ ル ー プ フ ァ ン ク シ 特 に は な い で す . た だ│ 皮耗で訟│ 冠長が短く ョンにする場合もある . そ の 振 り 分 け の 仕 方 は ? な っ たケースは悲習癖が原因である;場合が多いです 日高 か ら , プ ロ テ ク シ ョ ン ガ ー ド ま た は ナ イ トガー ドを に修彼物が最もこわれにくい│皮合が犬歯誘導なのだ 装 着 し て も ら っています. 西原 い や , そ こ で は 振 り 分 け な い で す.力 学 的 例は変わらないと 上 げ た 症 例 と 上 げ な い がt と思 っ て い ま す か ら . 西原 いうことですね.問題があるものは,極力いじりた 考 え 方 に よ っ ては, 立 て な い と 逆 に グ ラ イ ンデイングの運動にな って , 外 傷 が か か り や す い の くないなというのは,どなたも同じだと思います. 位 に しろ , い ま あ っ た も の を │ 皮合挙上に しろ, なi で は な い か と い う よ う な 立 見 も あ り ま す よね . 7' p o n H M r n u c c"u' 自 内 l u u n c n v rd Au hU i 内 Rb a S " n d 勾 U n u n Hg n H w d ﹄伺 n u n u - JHU l - nH MU HU LHu n a s nH n u p a n u n E u 内 n u u u s n a a r - TE- PトL nEU MN 、 nu nHuw nHH ︽Hu nHU 内HU HHH TE' 、 nu ﹁﹄ L ー MN刊 n v ' 7 nEU nEU nHH 1 ・ RH ' ・ n v 西原 口] J 空内には問題は起きていないけれども, インプラントのところだけ抜;けカf強 い と い う よ う な 場合は,どうされますか. 日高 本当にタッピングっぽくやってくれている のかクレンチングに近い状態で、抜けが強いのかを雌 認します.カチカチl 皮んでくださいといってもグツ と│ 皮む人には, 言 葉を変え,タッ ピ ン グ を す る よ う に 誘 導 し た 状 態 を も う 1巨l 見 ま す.それでも当たりが 強ければ,わず、かに落としたりすることはあります . 図 6 理想的な校合の与え方とは・・・〈赤野〉 赤野 入れた時に,どこか強い当たりがあれば当 然調整します. それで経過を見ていて,非常に強い ロ 股合調整 当た り が 出 て い る と し た ら , そ れ は 調 推 す る の で す けれど,ただ,それによ っ て 顎 位 を 戻 そ う とか,変え すべての天然歯を含めて,われわれが作る よ う と か い う の は 無 理 だ な と 思 い ま す . 調整という 補 綴 物 も い わ ゆ る ク ロ ー ジャ ー ス ト ッ プ や イ コ ラ イ のは,歯が割れたりとか,あるいはポーセレンが欠 ザ ー , も し く は プ ロ キ シ マ ル コ ン タ ク トな ど , す べ けたりするのを避けたいと思っているのですよね. 日高 てが理想的にコントロールされているわけではな 日高 イン プ ラ ン トの 対 合 歯 が や ら れ る 場 合 1 い.つ ま り , ペ リ オ や カ リ エ ス の メ イ ン テ ナ ン ス と - 2年でそうなるので, 長 期 の 経 過 後 に そ れ が 起 こ 同様に l 皮合のメインテナンスを続けていかなければ る と す れ ば , ペ リ オ や 悪 習 癖 な ど他 の 問 題 だ と 思 い ならない. ます.けれども,ポ ーセレンが破折するのも,私は イ ン プ ラ ン トの 場 合 に は , 移 動 し な い 分 多 少 繊 細 惑 い こ と だ と 思 っ て い な い の で , 1~2 年で割れた な調整が必要で、しょうが,フィックスのブリッジで ら術 者 の ミ ス の 可 能 性 が高 u、ですが, 長 J 期切の経過仁 も当然移動 しづらいですから,やはり │ 皮合調整は必 にチツフプ。し て く る の は , む し ろ 当たり 前 の こ と だ と I 交合面をメタル 要 だ ろ う し , デ ン チ ャ ー であれば, ! 思っています.天然歯でも,エナメル質には無数のクラ に置換しでも,リベ ース の 問 題 等 を 含 め て , 位 置 の フクが入っているわ けですし , 欠 け た り し ま す . 欠 ずれは当然生じてくるだろうから,調整の必要性が けたからといって必ずしも修復するわけではなく, 生じてきます.それが顕著なのはやはり前歯で,は 形態修正で対応することも多いわけですから ずれてきた患者さんを見ると,入れて│ 皮ませるとや 患 者 は 常 に 一 定 で は な く , 突 如 ブ ラ ク サ ー になっ たらそれだけ強く当たる . けれども,セット時から た り し ま す . わすの、なチップであれば,丸めであけ、 そうだったわけではなく,やはりそれだけ動いてい るだけで十分だと思いますし,割れ方が大きければ るのだと思います. 再 生 しますが.歯医者がつく った 修 復 物 だ け が 永 遠 西原 l 皮合調整すべきなのか,アダブテーション に任せたほうがよいのか・・・ ・・ ・. 西堀 ' = 1 "切 歯 が 強 く 当 た って不 都 合 が 出 て き た と にもたなければいけないという必要は私はないだろ うなと思います. 西原 自分が入れたものは守りたいのですけれ いうのなら,下顎の前歯を削るとか矯正するとか, 一 │ 二 ど,やはり 一 番 守 り た い の は , そ の 患 者 さ ん の 固 有 顎 の 前 歯 を 削 る と い う 話 は あ る と 思 う の で す け れ ど. *1だと思うので の│ 皮合機能であり,その患者さんの1 日高 い ろ い ろ な 変化 が 起 き る 患 者 さ ん の 口 の 中 す.有効に用いることで,患者さん全体の口腔内の に,たまたまインプラン トがあるというだけなので, 機能と君子美 を 長 期 的 守 っ て い く た め に イ ン プ ラ ン ト 特別なl 皮合調整をするわけではない . を使うというふうに明!解することができま した. 68 補綴臨床別冊/診断と治療方針の コンセンサス