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エグゼクティブフォーラム&交流会2004
情報交換・課題共有の貴重な場に 挨拶する代表取締役社長・安藤秀昭 ◆ご挨拶 2004年10月20日、東京・千代田区の大手町サンケイプラザに デルタウィンCFOパートナーズ 代表取締役社長 安藤秀昭 おいて、 「デルタウィンCFOネットワーク Executive Forum&交 ◆基調講演 流会2004」を開催。台風による荒天にもかかわらず、約250名の 経験豊かな特別講師2名に、事業再生マーケットの現状や課題、今後の展開な 方にご参加いただき、盛大な会となりました。 どについて、解りやすい要点解説と、鋭い分析、実践的なアドバイスをいただきました。 デルタウィンCFOネットワーク創設から2年。おかげさまで、 ネット ・第1部 「投資ファンドによる事業再生と今後の市場予測」 ワークメンバー(CFO候補) も350名の規模となり、弊社のお客さ 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科助教授 までありCFO候補の紹介先である投資ファンド様も55社となりま GCA(株)代表取締役 佐山展生氏 した(2004年10月現在)。年に一度、CFOネットワークメンバーと ・第2部 「市場型再生確立に向けて ―― 残された課題」 投資ファンド様、 お取引先様が一堂に会するExecutive Forum&交流会は、今年で2回目。企業再生の (株)産業再生機構 代表取締役専務COO 冨山和彦氏 豊富な経験をお持ちの講師2名による基調講演、3名のゲストによるミニライブトークなどを通して最新の ◆交流会(立食パーティー) 情報をいち早くご紹介するとともに、交流会では活発な意見交換が行なわれ、前回に引き続き大変好評 会場を移し、立食形式で行なわれた交流会では、 (株)MKSパートナーズ代表取 をいただきました。 締役社長・松木伸男氏の発声による乾杯に続き、現場で活躍中のターンアラウン ドマネージャー3名によるミニライブトークが披露されました。 基調講演 ● 1 基調講演 ● 2 投資ファンドによる事業再生と今後の市場予測 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科助教授/GCA(株)代表取締役 佐山 展生 氏 市場型再生確立に向けて 残された課題 (株)産業再生機構 代表取締役専務COO 冨山 和彦 氏 Profile Profile 1953年生まれ。京都大学工学部卒業後、帝人(株)に入社。 1960年生まれ。東京大学法学部卒業後、(株)ボストンコンサル 1987年、三井銀行(現三井住友銀行)に入社。1994年、 ニュー ティンググループに入社。1992年、 スタンフォード大学M.B.A.お ヨーク大学M.B.A.取得。1999年、ユニゾン・キャピタル(株)代表 よび公共政策過程修了。2001年(株)コーポレイトディレクション 取締役パートナー。2004年、GCA(株)代表取締役、一橋大学大 代表取締役社長。2003年、(株)産業再生機構代表取締役専務 学院国際企業戦略研究科助教授。事業再生実務家協会常務 業務執行最高責任者に就任。事業再生実務家協会理事、 日本 理事、 プレパッケージ検討委員会(学術博士) などとしても活躍中。 スタンフォード協会理事。幅広い産業分野で戦略立案やその実 M&A、倒産、 グループ経営、 プライベート・エクイティ・ファンドなど 行支援に経験を持ち、 また、 「旧日本リース」など大規模な破綻 の研究に従事し、主な著書に『日本的M&A実践講座』 (講談社)、 『事業再生の担い手と手法』 (商事法務) などがある。 基調講演の後は、会場を移して、Executive交流会を開催。和やかな雰囲 気の中、活発な情報交換を通じて、親睦を深めていただきました。この席上、代 経営再建の“生の体験談”を披露 表取締役社長・安藤秀昭が弊社の事業現況について「私どものCFO候補の 紹介先は、95%が投資ファンド様の投資先・買収先。うち50%が企業再生の CFOとして、30%が再生以外のバイアウト案件で、20%がベンチャーCFOとし 企業の再生から、 「アキヤマ印刷機械」といった中堅メーカーの て活躍している」と紹介し、 「会社設立から2年半。これまでさまざまな課題に直 再生支援まで、事業再生にも豊富な経験を有している。 面し、 そのたびに皆様に助けていただいた。今後も、 ご助力をいただきながら発 展させていきたい」と抱負を述べました ◎MBOは経営者自身の価値も高める! ◎企業再生のポイントは「人材」だ! 佐山氏は、 まずファンドによる事業再生の手法の一つ「バイアウト」について、 冨山氏は、市場の力で企業が再生していくための重要課題について解説。 その成立のプロセスを解説。とりわけMBO(Management Buy-out)が、企業 市場とは本来、非常にデリケートで、 “失敗”しやすいものである、 と前置き、 そ 価値を向上させるには極めて有効な手段であることを説き、 「MBOでとくに重 の“失敗”からいかに市場を守るかについて、氏の実際に手掛けた事例など 要なのは、成功すれば、企業価値はもちろん、経営陣自身の価値もアップする に基づいた見解を語りました。市場の失敗の社会的背景を説明した上で、企 という点だ」と、 そのメリットを説明。バイアウト市場の動向については、以前は 業再生の方法論について「いまの経済社会で、財務リストラだけでは、企業は 奥崎 祐子 氏 (株)MKSパートナーズ代表取締役社長・松木伸男 氏 田村 茂 氏 ベンチャーキャピタル主体の外資系ファンドが多かったのに対し、最近はバイ 再生しない。事業群・資産群の“選択と集中”を行い、事業のターンアラウン アウト主体の日系ファンドが増えている現状を紹介しました。また、事業再生市 ドを遂行する必要がある。そこで最大のポイントになるのは人材。日本の企業は、 場を取り巻く現在の環境を、 「事業再生のニーズに対して、M&Aのマーケットも、 現場の人材のポテンシャルは非常に高いが、 それを活かすマネジメント力が欠 資金的供給能力も充分にある。不足しているのは、人的供給能力だ」と分析。 けている」と述べるとともに、 “人”は企業の競争力の源泉であると強調。 「学 ミニライブトークでは、 オリックス(株)投資銀行本部のターンアラウンドマネージャー その上で「トップに良い経営者を起用すれば、 自然に良い人材が集まってくる。 歴偏重・終身雇用の旧い仕組みの中では、良い人材は育たないし、強力なマ として数多くの企業再生に貢献されている田村茂氏、ハウステンボス(株)でCFO管 企業の価値は、経営者によって90%以上決まるものだ」と、 トップマネジメント ネジメントも生まれない。的確な競争モデルがあってこそ、企業は再生し、産業 理本部長として企業再生を推進されている白川耕三氏、 そして、異色のターンアラウ の重要性を強調しました。 も再生する」と、旧来の“会社社会”を変革する必要性を指摘しました。 ンドマネージャーとして温泉旅館の立て直しに活躍中の、女将塾塾頭・奥崎祐子氏 白川 耕三 氏 の3名から、企業再生現場の“生の体験談”をお話しいただきました。 〒160-0022 東京都新宿区新宿2−8−18マルキビル3F TEL 03-5312-7227 FAX 03-5312-7228 URL http://www.deltawin.com E-mail [email protected]