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8・9月 合併号

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8・9月 合併号
8・9 月
合併号
平成 27 年
No.417
7 月、8 月に行われた平成 27 年度 オープンキャンパスのようす。 医学部、 保健学部、 総合政策学部、 外国語学部、 看護
専門学校で 5,827 名の高校生や保護者が参加しました
● オ ー プ ン キ ャ ン パ ス を 振 り 返 っ て
● 平 成 27 年 9 月 入 学 式
2
●東京都・立川市合同防災訓練に
4
当 院 の 東 京 DMAT 隊 員 が 参 加
● 2015 年 度 集 中 ケ ア 認 定 看 護 師 教 育 課 程 入 学 式
10
●三鷹市老人クラブ連合会と共催 健康長寿講演会開催
10
● 平 成 27 年 9 月 卒 業 式
4
●杏林・羽村コモンズを開催
5
●目標管理制度における表彰式を開催
5
○八王子だより
●保健学部 須田健二講師が第 10 回クリアランスギャップ
9
大石知世さん、 丹野あゆみさん
○教職員紹介(30)
11
○文化・スポーツ
●三鷹キャンパスで総合防災訓練を実施
12
12
研究会学術集会で Best Presentation Award を受賞
6
●私立医科大学野球大会・熱戦リポート
● マレーシア・ニライ大学と学術交流協定を締結
6
● 広 報 ・ 企 画 調 査 室 酒 井 あ か ね 職 員
●日英中トライリンガルキャンプを実施
7
全国教職員卓球大会 年代別個人戦準優勝
13
● 「教育・文化週間」 期間中のイベントのご案内
14
○三鷹だより
●被ばく線量を大幅に抑えられる X 線血管撮影装置を
アジアで初導入
8
●救急医学 樽井武彦准教授に東京消防庁から感謝状
8
● 医学部 白土健助教が統合医療機能性食品国際会議で
The Young Investigator Award 2015 受賞
○ 救命救急センター開設
Road to 50th
(17)
15
○井の頭キャンパス建設状況(6)
16
・井の頭キャンパス建設募金寄付者芳名
・学園関係著作物の紹介 ・寄付金申込者芳名
9
・教職員メディア情報
平成 27 年度オープンキャンパスを振り返って
◎保健学部・総合政策学部・外国語学部◎
今 年 度 の オ ー プ ン キ ャ ン パ ス の 開 催 に あ た っ て は、
また、各学部、学生支援課及び広報・企画調査室等
総合政策学部及び外国語学部は開催日を 1 日減らし
の各ブースは、パネル展示や模型等を活用して、来校
て 3 回(昨年は 4 回) 実施しました。 平成 28 年 4 月
者がイメージしやすいよう多種多様なプログラムを用
の入学者は、新天地「井の頭キャンパス」で授業を行
意し、相談に応じました。さらに、国際交流課は、パ
う こ と に な り ま す。 受 験 生 が 実 際 に 通 学 す る 井 の 頭
ネル展示や相談コーナーの設置、英語・中国語サロン
キャンパスを見学できないため、八王子キャンパスへ
及びアクティブラーニング室の施設を開放し、語学教
の来校者は昨年度に比べて少なくなるのではないかと
育の体験、留学先大学等の紹介及び海外留学に関する
危惧していましたが、3 学部ともすべての開催日にお
相談に応じました。
いて、来校者数は昨年度を上回りました(次ページの
八 王 子 及 び 三 鷹 キ ャ ン パ ス 共 に、 無 事 に オ ー プ ン
表参照)。
キャンパスを終了することができました。実施に向け
これは、高校訪問時における高校教員への周知はも
て、念入りな準備と当日は万全の体制をとっていただ
ちろん、広報・企画調査室との連携による大学HPで
きました各学部、各部署の教職員の皆様に厚く御礼を
の告知、駅構内のサイネージの活用及び大手新聞を利
申し上げます。
用したキャンパス移転を含む広報活動により、本学の
平成 28 年度は、 いよいよ井の頭キャンパスでオー
知名度が上昇したものと考えています。
プンキャンパスを実施します。各学部の特長を活かし
オープンキャンパスでは、3 学部とも日常生活で興
ながら、来校者のニーズに応えるべく、早い段階から
味をいだくような話題に関する模擬講義や体験実習
準備を進めてまいります。引き続き、教職員の皆様の
を組みました。 入試相談コーナーでは平成 27 年度と
ご支援とご協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申
28 年 度 入 試 の 相 違 点 や、 推 薦・ 一 般 入 試 の 志 願 者 倍
し上げます。
率 等、 数 字 を 示 し な が ら 具 体 的 に 説 明 を 行 い ま し た。
(入学センター)
◎医学部◎
医 学 部 オ ー プ ン キ ャ ン パ ス は、7 月 25 日(土)、8
るアドバイスや日々の講義、勉強、クラブ活動等の学
月 15 日( 土 ) の 両 日 13 時 か ら 大 学 院 講 堂 と 臨 床 講
生生活についてパワーポイントを使うなどして紹介し
堂 で 開 催 し、 延 べ 869 名 が 参 加 し ま し た。 当 日 は 渡
ました。各学年のイメージが湧く内容でとても良かっ
邊 卓医学部長の挨拶から始まり、楊 國昌教授、森 秀
たとの意見があり好評でした。
明教授(7/25)、髙橋信一教授、大荷満生准教授(8/15)
入試概要の説明が終了した後、場所を移動して個別
による医学部及び医学部付属病院の施設等の紹介を含
相談会を実施しました。対話形式で在学生から学生生
む 三 鷹 キ ャ ン パ ス 全 体 の 説 明 を 行 い ま し た。 そ の 後、
活の様子を聞く機会は受験生にとって入学後の自分の
昨年度も好評だった模擬講義を実施しました。7 月は
姿がイメージしやすく、保護者にとっても、安心でき
解剖学教室の松村讓兒教授が『眼のはなし』をテーマ
るものであったようです。
に眼と脳の関係性、 眼の構造について、8 月は衛生学
参 加 者 ア ン ケ ー ト に よ る と、「模 擬 講 義」 や「先 輩
公衆衛生学教室の吉田正雄講師が『今、そして未来の
からの一言」に反響がありました。このことから、今
生(いのち)を衛(まも)る』をテーマに、衛生の起
回のオープンキャンパスを通じて杏林大学医学部を深
源と歴史についてそれぞれ講義を行いました。
く知ってもらう良い機会になったと思います。
先輩からの一言では、1 年生・3 年生が受験に関す
2 KYORIN GAKUEN
(医学部事務部事務課)
●オープンキャンパス参加者数 (外国語学部・総合政策学部・保健学部・医学部)
平成 27 年度
平成 26 年度
前年比
学部
会場
7/25(土)8/1(土)8/15(土) 計 (A) 7/26(土)7/27(日)8/2(土)8/16(土) 計 (B)
(A-B) (A/B)
外国語学部 八王子
197
161
241
599
124
108
114
166
512
87 117%
総合政策学部 八王子
81
71
109
261
63
22
67
82
234
27 112%
970
1,132
2,104
793
880
1,673
431 126%
八王子
2※
609
779
1,388
598
702
1,300
88 107%
三鷹 (看護学科)
保健学部
小計
2
1,579
1,911
3,492
1,391
1,582
2,973
519 117%
医学部
三鷹
326
543
869
348
544
892
-23 97.4%
合計
606
1,811
2,804
5,221
535
130
1,572
2,374
4,611
610 113%
※保健学部開催日ではなかったが参加者は入学センターが対応
◎看護専門学校◎
7 月 25 日( 土 )、8 月 21 日( 金 )・22 日( 土 ) に
談コーナーや寮見学にも多くの方が参加されました。
看護専門学校舎の第一教室、看護・医学研究棟で行わ
他 校 と 開 催 日 が 重 な り ま し た が、3 日 間 の 参 加 者
れたオープンキャンパスに全国各地から受験生及び保
総数は 606 名と昨年度を上まわる結果となりました。
護者の方が参加されました。
参加者からは、「皆さんが親切丁寧に説明してくれて、
当日は古賀良彦校長の挨拶に始まり、学校紹介ビデ
とても参考になりました。是非こちらで学びたいと思
オの上映と平成 28 年度入試概要等説明、 先輩からの
い ま す」「案 内 ス タ ッ フ の 方 々 の 対 応 が と て も 良 く 好
一 言 と し て 本 校 3 年 生 2 名 か ら 入 学 し た 理 由、 入 学
感 を 持 ち ま し た」「校 長 先 生 が 直 接 お 話 し し て く れ る
後の勉強と学生生活、本校の魅力等を語ってもらいま
の で 学 校 の 良 さ が 表 れ て い る と 思 い ま す」「付 属 病 院
した。その後、参加者は模擬演習・体験コーナー、模
での実習環境がとても良いと思いました」等の言葉が
擬授業、寮見学などに参加しました。
寄せられました。
看護・医学教育研究棟実習室では、専任教員と在校
10 月 に は 推 薦・ 社 会 人 入 試 が 始 ま り、 来 年 1 月 に
生の指導のもと、妊婦体験、老年体験、心肺蘇生体験、
一般入試Ⅰ期、更に 3 月には一般入試Ⅱ期が実施され
洗髪体験、聴診体験、沐浴体験、手洗い体験などのコー
ます。今回のオープンキャンパス参加者から 1 人でも
ナ ー を 設 け、 様 々 な 体 験 を し ま し た。 ま た、「体 位 変
多くの方が本校を受験されることを願っています。
換」をテーマに専任教員が一般の参加者に対して分か
(看護専門学校事務課)
りやすく模擬授業を行い、教員と在校生による個別相
●オープンキャンパス参加者数 (看護専門学校)
平成 27 年度
平成 26 年度
来場者
7/25(土) 8/21(金) 8/22(土)
計 (A)
7/26(土) 8/22(金) 8/23(土)
受験生
132
114
126
372
100
103
126
保護者
48
39
57
144
41
33
50
未記入者
42
13
35
90
19
5
20
合計
222
166
218
606
160
141
196
前年比
計 (B)
329
124
44
497
(A-B)
43
20
46
109
(A/B)
113%
116%
205%
122%
KYORIN GAKUEN
3
平成 27 年 9 月 入学式
ました。そして、自身の研究生活を振り返り、研究には
統計学的手法や計画的に物事を進める力などが求めら
れると話し、「研究や勉強に費やした努力により、物事
を多角的・多面的に考えられるようになる。努力し続け
る皆さんへの支援を私たちは惜しみません。充実した楽
しい学生生活を送ってください」と激励しました。
キャンパスを吹く風に秋の気配を感じる 9 月 15 日、
祝 辞 に 立 っ た 坂 本 ロ ビ ン 外 国 語 学 部 長 は、 米 国 第
八王 子 キ ャ ン パ ス で平成 27 年 9 月入学式が行 わ れ ま
32 代 大 統 領 フ ラ ン ク リ ン・ ル ー ズ ベ ル ト の 夫 人 で 国
した。式には学部・大学院に入学した留学生が出席し、
連代表などを務めたエレノア・ルーズベルトのことば
参列した教職員は学生たちの新生活のスタートを祝い
「未来は美しい夢を信じる人のためにある」を紹介し、
ました。
「明 る い ニ ュ ー ス ば か り で は な い 現 在 だ が、 新 し い 未
は じ め に、 渡 邊 卓 医 学 部 長・ 医 学 研 究 科 長 が 学 事
来をつくるチャンスと考え、これから始まる学生生活
報 告 を 行 い、 秋 入 学 者 と し て 外 国 語 学 部 に 2 名、 大
で多くのことにチャレンジしてほしい」 と伝えまし
学 院 国 際 協 力 研 究 科 に 10 名、 大 学 院 医 学 研 究 科 に 1
た。そして「今日、美しい未来に一歩を踏み出した皆
名の計 13 名を迎えたことを伝えました。
さんを応援します」とメッセージを送りました。
続いて跡見 裕学長が式辞を述べました。跡見学長は、
最後に入学生宣誓を行った中国からの留学生リ イ
新入生たちに歓迎の言葉を贈るとともに、「日本の文化
イ ク さ ん は、「粘 り 強 く 勉 学 に 励 み、 失 敗 や 経 験 か ら
を学び、日本人学生と交流を深めてほしい」と呼びかけ
多くを学びたい」と決意を述べました。
平成 27 年 9 月 卒業式
さんが始めのころ抱いていた志、未熟な頃の自分をい
つまでも忘れないで、それをバネにさらに先に進んで
ください」とはなむけの言葉を贈りました。
また、教員を代表して大川昌利総合政策学部長・国
際 協 力 研 究 科 長 が 祝 辞 を 述 べ ま し た。 大 川 学 部 長 は、
富裕になることを人生目標とする人の幸福度は低くな
9 月 12 日( 土 ) 午 前 11 時 か ら 三 鷹 キ ャ ン パ ス 大
るという『幸福の経済学』の研究成果を紹介した上で、
学院講堂で平成 27 年度(前期) 学位記授与式及び平
「 杏 林 学 園 で 学 ん で こ ら れ た 皆 さ ん な ら ば、“ よ り よ
成 27 年 9 月 卒 業 式 が 行 わ れ、33 名 が 学 び 舎 を あ と
い人生 ” を送るためにはコスト計算や金銭的評価より
にしました。
もずっと重要な価値をもつものがあるということに気
こ の 日 学 位 を 授 与 さ れ た の は、 大 学 院 で は 医 学 研
づいておられることと思います。皆さんがこれから社
究科 6 名、 保健学研究科 3 名、 国際協力研究科 7 名、
会に出て器用に世渡りしたくなった時には、これだけ
学部では総合政策学部 12 名、 外国語学部 5 名の合わ
は絶対譲ることは出来ないという重要な価値、どんな
せて 33 名です。
にコストがかかっても人類が “ より良い ” 未来のため
式 で は 始 め に 渡 邊 卓 医 学 部 長・ 医 学 研 究 科 長 が 学
に守り続けなければならない価値というものがあるの
事報告を行ったあと、研究科・学部の代表者に各研究
だということを思い出していただきたい」とこれから
科長・学部長から学位記が授与されました。
社会に向かう心構えを説きました。
続 い て 跡 見 裕 学 長 が 式 辞 を 述 べ ま し た。 跡 見 学 長
式典終了後、各研究科・学部に分かれて卒業生一人
は卒業生にお祝いの言葉を述べた後「世阿弥の言葉に
ひとりに学位記が授与されると、厳粛な空気はようや
“ 初 心 忘 る べ か ら ず ” と い う 文 言 が あ り ま す。 通 常 は
くくつろいだ雰囲気に変わり、卒業生が恩師を囲んで
初 期 の 志 を 忘 れ て は な ら な い と 理 解 さ れ て い ま す が、
記念写真を撮ったり、晴れ姿を参観した家族からお祝
実は、始めたころの未熟な自分を恥ずかしいと思った
いの言葉を受けたりする姿が会場のあちらこちらで見
気持ちを忘れないようにという意味とのことです。皆
られました。
4 KYORIN GAKUEN
地 ( 知 ) の拠点整備事業
「杏林・羽村コモンズ」を開催
大学との連携は、羽村市民の生涯学習の原点となる取
り組みです。今後も杏林大学との結びつきがさらに強
化されるよう願っています」とメッセージを寄せました。
松田剛明副理事長からは「地(知)の拠点整備事業の
取り組みが、このような形で羽村市と地域交流を深め
る活動に繋げられたことを大変嬉しく思っています」
と感謝の言葉が贈られました。
「杏 林・ 羽 村 コ モ ン ズ」 が、9 月 12 日 と 13 日 に 羽
学 生 に よ る 羽 村 市 で の 活 動 と し て、 総 合 政 策 学 部
村市生涯学習センターゆとろぎで開催されました。
木 暮 健 太 郎 准 教 授 の ゼ ミ 生 5 名 に よ る「 若 者 フ ォ ー
本学は文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採
ラム」、 保健学部理学療法学科 石井博之准教授と 3 名
択されたことを契機に、羽村市と包括的な連携協定を
の 学 生 に よ る「ス ポ ー ツ 機 会 の 提 供 プ ロ グ ラ ム」、 外
締 結 し、 様 々 な 活 動 を 行 っ て い ま す。「杏 林・ 羽 村 コ
国 語 学 部 井 手 拓 郎 准 教 授 の ゼ ミ 生 6 名 に よ る「商 店
モンズ」では本学教職員と羽村市の代表者、同市職員
街の活性化プロジェクト」、 外国語学部 坂本ロビン教
によるトークセッションや学生による羽村市での活動
授 の ゼ ミ 生 4 名 に よ る「 羽 村 市 の 外 国 人 観 光 客 増 加
発表のほか、ポール・スノードン副学長、総合政策学
のための提案」がそれぞれ発表されました。
部 岩隈道洋准教授、 保健学部 千田晋治講師、 医学部
ま た、 総 合 政 策 学 部 進 邦 徹 夫 教 授、 羽 村 市 東 口 商
吉田正雄講師による公開講座などが行われ、多くの市
店 街(株) く ら 蔵 代 表 取 締 役 佐 藤 和 義 氏、 羽 村 市 企
民、関係者が来場しました。
画総務部長 井上雅彦氏、 地域交流推進室長 古本泰之
12 日の開会式では、 跡見 裕学長から「本学が羽村
准教授によるトークセッションでは、地域をめぐる今
市と連携を深めるために取り組んできたことをこの
後の取組みについて熱い議論が交わされました。
フォーラムでお伝えし、今後の展開のためにどのよう
13 日 の 本 学 教 員 に よ る 4 つ の 公 開 講 座 で は、 各 講
なことが必要か、ご指導ご助言をいただけたら幸いで
座とも 50 名前後の聴講者が集まり、 講演後には熱心
す」と挨拶があり、続いて、並木心羽村市長が「杏林
に質問する姿が見られました。
目標管理制度における表彰式を開催
7 月 31 日( 金 ) 外 来 棟 10 階 第 一 会 議 室 で、 平 成
容から選出しました。個人では、医療安全管理部の池
26 年 度 目 標 管 理 制 度 表 彰 式 が 開 催 さ れ、 個 人 1 名、
田大輔係長、団体では、薬剤部(化学療法調剤室・注
団体 1 部署が表彰されました。
射調剤室)が選ばれました。
この表彰は、事務職・技術職・技能職に実施してい
表 彰 者 の ほ か 各 部 署 の 上 長 や 関 係 者 が 参 加 す る 中、
る目標管理制度において、他職員の模範となるような
松田剛明副理事長より表彰状および記念品が手渡さ
優れた取組みや地道な活動を粘り強く行い学園に貢献
れ、それぞれに感想をそえて祝辞が述べられました。
した職員、部署目標を達成した団体等に対して行うも
こ の あ と、 各 表 彰 者 よ り そ れ ぞ れ の 活 動 内 容 や 成
ので、前年度に引き続き 2 回目の開催です。
果、結果について報告がありました。
表彰対象者は推薦による候補者を募り、その活動内
(総務部人事課)
KYORIN GAKUEN
5
表彰者名(所属部署)
池田大輔係長
(医療安全管理部)
薬剤部
主な活動状況
・新たな手法でインシデント報告を分析し、従来のインシデントレポートシステムをより有効活用することに成功。
・杏林メディカルフォーラムで発表を行い、高評価を得た。
・がん化学療法薬歴表を電子化することに成功し、各関連部署での情報共有を確立させた。
(化学療法調剤室・注射調剤室)・業務の効率をはかるとともに医療安全に貢献した。
八王子だより
第 10 回クリアランスギャップ
保健学部 須田健二講師が 研 究 会 学 術 集 会
Best Presentation Award 受賞
保健学部臨床工学科の須田
流 量 測 定 装 置 を 開 発 し、 そ の 性 能 を 報 告 し ま し た。
健 二 講 師 が、8 月 29 日 に 横
この機械は従来の血流計と比べても流量誤差が少な
浜 で 開 催 さ れ た 第 10 回 ク リ
いことを明らかにし、医療現場での実用化が期待さ
アランスギャップ研究会学術
れたことが高く評価され、今回の受賞となりました。
集会で「圧電素子を用いた血
須田講師は「皆様のご期待に沿えるように、透析
流量測定装置(QB モニター)
医 療 の 現 場 で の 実 用 化 を 目 指 し て 研 究 に 励 み ま す」
の開発と既存の流量計との
と受賞の喜びを語っています。
比 較 検 討 」 を 発 表 し、Best
今回の受賞について臨床工学科の副島昭典教授
Presentation Award を 受 賞 し
は「患者監視装置のローラーポンプの特性を利用し
ました。
て、その振動を電圧の変化量に変換するアイデアに
今回の発表では、血液透析において透析効率に影響
独創性がある」と話しています。
を与える重要な因子の一つである血流量に着目し、従
(保健学部臨床工学科血液浄化療法学研究室)
来からある血流計と原理・構造が異なる全く新しい血
マレーシア・ニライ大学と学術交流協定を締結
本 学 と マ レ ー シ ア の ニ ラ イ 大 学 は 平 成 27 年 4 月 2
授 業 は 全 て 英 語 で 行 わ れ て い ま す。 緑 豊 か な 広 大 な
日付で、両大学の友好協力を促進するため、学術交流
キャンパスには留学生も居住する学生寮も完備されて
協定を締結しました。
います。
ニライ大学は 1997 年に創設されたマレーシア国内
この協力協定をきっかけに、先ずは外国語学部の学
で高いランキングに位置する私立大学です。クアラル
生を中心にニライ大学への留学プログラムを進めてい
ンプール市内から車で約 40 分ほどの場所に位置して
く予定です。 (国際交流課)
おり、大学の近くにはニライグループが運営する英国
両大学の学術交流内容は、 以下のとおりです。
式学習法を用いたインターナショナルスクールやホス
・学位取得や語学プログラムを含むその他のコースへの学生の受入れ
ピタリティ学部の学生が実習を行うリゾートホテル等
・教職員および学生の交換
も あ り ま す。 学 生 数 約 3,000 名 の 内 約 900 名 が 外 国
人留学生であり、マレーシア人学生と世界各国からの
留学生が共に学ぶ国際色豊かな大学です。同大学では
経営学部、理工学部、ホスピタリティ・観光学部、保
健学部、教養学部の 5 学部 11 学科と 2 研究科があり、
6 KYORIN GAKUEN
・情報、 教材、 出版物の交換
・共同教育企画、 研究活動およびシンポジウム
・教職員教育
・学術・教育の相互質保証
・その他、 両機関による相互の同意が得られる分野
杏園祭で NHK「ニュース 7」
寺川奈津美 気象キャスターが講演
第 6 回杏林大学
グローバルシンポジウムを開催
今 回 の グ ロ ー バ ル シ ン ポ ジ ウ ム で は、 本 学 が 取 り 組 ん
で き た 海 外 留 学 の 促 進 に よ り、 学 生 の 海 外 留 学・ 研 修
で 得 ら れ た 成 果 に つ い て 発 表・ 評 価 す る と と も に、 今
後のグローバル人材の育成のあり方について考察を行
います。
「海外留学の促進と成果~大学のグローバル化における
杏林大学の実績と展望~」
■日時
2015 年 10 月 17 日 (土)
13 時~ 16 時
■会場
杏林大学八王子キャンパス
D 棟 1 階 108 教室
■定員
10 月 11 日(日)八王子キャンパスで開催する杏園祭で、
N H K 「 ニ ュ ー ス 7」 の 寺 川 奈 津 美 気 象 キ ャ ス タ ー に
よる講演会を開催します。
講 演 で は、 気 象 デ ー タ の 分 析 方 法 や 台 風・ 豪 雨 な ど の
自 然 災 害 の 脅 威 と そ の 備 え な ど、 気 象 ニ ュ ー ス の 難 し
さ や 重 要 性、 そ し て 面 白 さ な ど を、 ス タ ジ オ で の こ ぼ
れ話も交えて話していただきます。
2015 年 杏園祭講演会「気象ニュースの魅力」
■講師
寺川奈津美氏
■日時
2015 年 10 月 11 日 (日) 15 時~ 16 時 30 分
■会場
杏林大学八王子キャンパス
200 名 (先着順)
E棟 402 教室
■定員
399 名
入場無料、申し込み不要
日英中トライリンガルキャンプを実施
今 年 度 の 日 英 中 ト ラ イ リ ン ガ ル キ ャ ン プ が 8 月 24
客をターゲットにしたグループと英語圏の観光客を
日・25 日に、 多摩永山情報教育センターで実施され、
ターゲットにしたグループに分かれ、調査を開始しま
高 校 生 6 名、 高 校 の 教 員 2 名、 外 国 語 学 部 生 19 名
した。各グループともインターネット等で収集した情
( チ ュ ー タ ー と し て 参 加、 う ち 4 名 は 留 学 生 )、 教 職
報をディスカッションを繰り返しながら長時間かけて
員 9 名が参加しました。
プレゼン資料としてまとめあげました。
は じ め に、 外 国 語 学 部 北 村 一 真 准 教 授 が、 今 回 の
翌日、グループ毎に企画プレゼンを行いました。英
キ ャ ン プ で 取 り 組 む 課 題、「訪 日 外 国 人 対 象 の 旅 行 企
語圏のカップルや夫婦を対象にした「大阪・京都 2 泊
画を考える」について説明を行いました。
3 日の旅」、初めて来日する中国人男女を対象にした「若
与 え ら れ た 課 題 に つ い て の 背 景 な ど を 知 る た め に、
者 の た め の ツ ア ー イ ン 東 京」 な ど が 発 表 さ れ ま し た。
2 名の学生から、 日本のインバウンド観光についての
いずれも事前の入念なリサーチと濃密なディスカッ
プレゼンテーションがあり、訪日観光客数は世界で第
ションを感じさせる素晴らしいプレゼンでしたが、教
30 位、 ア ジ ア で も 第 8 位 と、 観 光 大 国 に は ま だ ま だ
員 に よ る 講 評 で は 辛 口 な 感 想 や 提 案 も 出 さ れ ま し た。
程遠い現状等が示されました。
最 後 に 2 名 の 学 生 が、 ア メ リ カ と イ ギ リ ス に 留 学
続 い て、 リ サ ー チ・ デ ィ ス カ ッ シ ョ ン と プ レ ゼ ン
した体験談を披露し、2 日間のプログラムを終了しま
テーションの基本について学んだ後、大学生と高校生
した。
か ら 成 る 5 つ の 混 成 チ ー ム を 作 り、 中 国 語 圏 の 観 光
(高大接続推進室)
KYORIN GAKUEN
7
三鷹だより
被ばく線量を大幅に抑えられる X 線血管撮影装置をアジアで初導入
当 院 に 先 行 し て 同 装 置 を 用 い て す で に 400 例 以 上
の手術実績を持つドイツ・ライプチヒ心臓病センター
循環器科のフィリップ・ソマー准教授によると、X 線
照射量は平均して 10 分の 1 にまで低減している臨床
結果があるということです。さらに、心臓内部の鮮明
な描出も可能で、頻脈性不整脈の治療である、電気生
理学的検査や心筋焼灼術、心臓再同期療法に使用する
左心室用の植込み型除細動器・ペースメーカーリード
外来棟地下 1 階の血管撮影室に心臓カテーテル手術
挿入といった手技に有用性があるということです。
用の MediGuide™ テクノロジー・システムを併せ持っ
この装置を用いて治療にあたった循環器内科の副島
た 最 新 型 X 線 血 管 撮 影 装 置 を 導 入 し、7 月 21 日 か ら
京 子 臨 床 教 授 は、「血 管 や 疾 患 等 の 画 像 が 一 段 と 鮮 明
稼働が始まりました。
に見えるため、よりスムーズに的確な手技が行えるよ
心臓カテーテル手術は一般的に 1 時間半から 5 時
うになりました」と話しています。
間かかり、その間の検査や手術時に患者や医師ら医療
放 射 線 科 診 療 科 長 の 似 鳥 俊 明 教 授 は、「7 月 か ら 稼
従事者が受ける放射線の被曝をどれだけ低減できるか
働 し た 本 装 置 で の 症 例 数 は ま だ 9 例 で す が、 当 院 で
は、医療機関にとって常に課題となっています。
も X 線照射量は従来の 8 分の 1 ほどに低減されてい
今回導入された MediGuide™ テクノロジー・システ
ます。身体への負担が少ない本装置を、手術を待つ沢
ムは、これまで術中に透視が必要となるたびに照射し
山 の 患 者 さ ん へ こ れ か ら 活 か し て い き ま す。 現 在 は、
て い た の と 違 い、 あ ら か じ め 録 画 さ れ た X 線 透 視 画
不整脈疾患治療での活用が主となりますが、将来的に
像を心拍に同期して連続再生することにより、X 線の
は臨床試験を重ね、他の疾患にも手術適応の範囲を広
照射時間を短縮し、放射線被曝量を大幅に低減させる
げていきたいと思います」と抱負を述べています。
ことが可能になるというものです。 同装置は 2014 年
8 月 5 日には医療担当記者への説明・視察会が行わ
11 月 に 厚 生 労 働 省 の 薬 事 承 認 を 受 け、 今 年 7 月 ア ジ
れ、30 名近くの報道陣が参加しました。
アで初めて当院が導入しました。
救急医学教室 樽井武彦准教授に東京消防庁から感謝状
救急業務の充実発展に多大な貢献をしたとして、救
月 7 日(月)、 貴 賓 室 で 行 わ れ、 東 京 消 防 庁 消 防 司 監 急医学教室 樽井武彦准教授に東京消防庁から「救急業
安田正信救急部長から感謝状が手渡されました。
務協力者に係る救急部長感謝状」が贈られました。こ
樽 井 准 教 授 は、「指 導 医 の 仕 事 は、 杏 林 大 学 医 学 部
れ は、 救 急 医 療 週 間(9 月 6 日 ~ 12 日) に、 救 急 業
付属病院の名前を背負い、救急科全体で取り組んでい
務の充実発展に多大な貢献をした個人や団体に、東京
ますので、個人というよりは救急科の皆さんと一緒に
消防庁救急部長が感謝状を授与するものです。
戴いた感謝状だと思っております。今後も気を引き締
今回の表彰は、 東京消防庁救急隊指導医を約 13 年
めて、引き続き救急のために頑張ってまいります」と
務めている樽井准教授の、その長年の活動実績が顕著
表彰の喜びを話していました。
であると認められたことによるものです。 贈呈式は 9
左から、松田博青理事長、新藤博救急医務課長、安田救急部長、樽井准教授、岩下光利病院長、松田剛明副理事長、
山口芳裕教授、 野尻一之事務部長
8 KYORIN GAKUEN
衛生学公衆衛生学教室 白土 健助教が第 23 回統合医療機能性食品国際会議で
The Young Investigator Award 2015 を受賞
7 月 25 日、26 日 に 札 幌 で 開 催
fibroblast L929」 で は、 マ ウ ス 皮 膚 繊 維 芽 細 胞 L929
さ れ た 第 23 回 統 合 医 療 機 能 性 食
を用いて皮膚のコラーゲン分解を促進するマトリック
品国際会議で衛生学公衆衛生学
ス メ タ ロ プ ロ テ ア ー ゼ -9 の 発 現 が H2O2 刺 激 に よ り
教 室 の 白土 健助教が The Young
増 加 し、ETAS が そ れ を 軽 減 す る メ カ ニ ズ ム を 明 ら か
Investigator Award 2015 を受賞し
にしました。この結果は、皮膚の老化機構の解明と新
ました。
たな予防法の開発に寄与する事が期待されます。本学
白土助教は、紫外線や加齢に
会において、この発表が特に優れた研究発表であると
より細胞内で増加する活性酸
評価されこの度の受賞となりました。
素が皮膚細胞に与える影響に
白土助教は、「受賞を励みとしてさらに検討を進め、
対 す る 酵 素 処 理 ア ス パ ラ ガ ス 抽 出 物(ETAS) の 効 果
ETAS の 皮 膚 老 化 予 防 へ の 応 用 に 貢 献 し た い」 と 話 し
を 検 討 し て き ま し た。 今 回 の 発 表、「Enzyme-Treated
ています。
Asparagus Extract attenuates hydrogen peroxide-induced
(衛生学公衆衛生学教室教授 木崎節子)
matrix metalloproteinase-9 expression in murine dermal
東京都・立川市合同防災訓練に当院の東京 DMAT 隊員が参加
上自衛隊医療統制官とともに艦内医療救護活動の指
揮・ 調 整 を 担 い ま し た。 ま た 医 師 1 名・ 看 護 師 2 名
で 構 成 さ れ た チ ー ム は、 他 の 東 京 DMAT 隊 や 日 赤 救
護 班、 自 衛 隊 衛 生 班 と 医 療 救 護 活 動 に 従 事 し ま し た。
重症の傷病者が艦内に運び込まれると、各隊が協力し
て専門治療を施し、被災地域外の医療機関に搬送する
ための準備を整えました。
今回の訓練に参加した救急科の加藤聡一郎助教は
「 先 の 東 日 本 大 地 震 で も、 自 衛 隊 や 緊 急 消 防 援 助 隊、
9 月 1 日(火)、 東 京 都・ 立 川 市 合 同 総 合 防 災 訓 練
東 京 DMAT 隊 等 は、 都 道 府 県 知 事 の 要 請 に 基 づ き 各
が開催され、東京都内各所で医療救護活動訓練が行わ
地で活動を展開しました。しかしその多くは、あらか
れ、当院からも東京 DMAT 隊員が参加しました。
じめ十分な準備と協力体制がとれないまま実施されて
今 回 の 防 災 訓 練 は、 多 摩 直 下 地 震(M 7.3) に よ り
お り、 こ れ ら の 経 験 か ら 多 機 関 の 連 携 を 見 据 え た 調
特に甚大な被害を受けた立川や臨海部で多数の傷病者
整 と 訓 練 が 進 め ら れ て い ま す。 当 科 と し て も、 東 京
が発生したという想定のもと、様々な訓練が実施され
DMAT 活動の強化・習熟に取り組んでおり、 今回はそ
ま し た。 そ の な か で 当 院 の 東 京 DMAT 隊 は、 東 京 湾
の一環として新たな連携活動の試行と検証を行いまし
洋上に停泊する海上自衛隊護衛艦「いずも」を利用し
た。これからも北多摩南部の災害拠点病院として、地
た医療救護活動訓練に参加しました。
域 や 都 民、 国 民 に 最 大 限 の 貢 献 が で き る 方 法 を 模 索
「いずも」に到着した当院の東京 DMAT 隊から、医師・
し、準備と経験を重ねていきたいと思います」と話し
事務員各1名が統括役として医療統制本部に入り、海
ています。 (病院庶務課)
KYORIN GAKUEN
9
2015 年度 集中ケア認定看護師教育課程入学式
集中ケア認定看護師教育課程第七期生の入学式が 9
では基本的な知識を得ることはもちろん、知識を知性
月 1 日(火)、外来棟 10 階第 1 会議室で行われ、入学
に変えることが重要です。臨床では答えが出ないこと
生 20 名が集中治療領域の看護のエキスパートを目指
を追求することが多いですが、継続して追求すること
して研修のスタートを切りました。
によって、専門性を高めたり、人間性や創造力を豊か
入学式では、入学者全員の名前が読み上げられたあ
にしたりすることができます。自分でむさぼり食うよ
と、総合研修センターの赤木美智男センター長が挨拶
うに学んで認定審査に合格して下さい。また、健康に
し、「研修では、色々なことに積極的に関わってご自身
留意し、一緒にがんばりましょう」と激励しました。
がそれぞれの現場に戻った時に活かせるよう、意識し
これに対し、研修生を代表して石賀聡子さんが「病
ながら研修に臨んでください」とこれからの長い研修
める人の身体、心についてより深く学び、常に理想の
期間への心構えを説きました。続いて看護部の道又元
看護を探求し、看護師として人間として成長すべく研
裕看護部長から、「全国の集中ケア認定看護師の数は今
鑽いたします」と力強く誓いの言葉を述べました。
年で 1,000 名を超え、今年度も 4 施設で約 100 名の方々
研 修 生 は こ れ か ら 7 か 月 間、 尾 野 敏 明 主 任 教 員 の
が同じ志を持ってこの研修に臨んでいます。この研修
指導のもと専門研修を受け、認定試験に臨みます。
三鷹市老人クラブ連合会共催
健康長寿講演会「腎臓病にならないために」を開催
歳まで生きられる三鷹市を作っていきたいと思いま
す」と挨拶しました。
こ の あ と、「腎 臓 病 に な ら な い た め に」 と 題 し た 要
教授による講演会が行われました。講演では、腎臓の
構造や働き、 腎臓病には慢性腎臓病と急性腎障害の 2
種 類 あ る こ と な ど を 解 説 し、「腎 臓 病 の 症 状 が 3 ヶ 月
以上続く慢性腎臓病は動脈硬化を引き起こし、心臓病
9 月 15 日(火)、三鷹市公会堂さんさん館において、
や脳卒中にもなりやすくなります。早期から生活習慣
当院と三鷹市老人クラブ連合会との合同行事として健
を見直し、腎臓を守ってください」と呼びかけました。
康長寿講演会を開催しました。15 回目となる今回は、
次に、小田管理栄養士が「腎臓にやさしい食事の基
腎臓内科 要伸也教授と、 栄養部 小田浩之管理栄養士
本」 と題する講演を行い、年齢が上がるにつれて食塩
が講演を行い、三鷹市老人クラブ連合会会員と一般市
摂取量が増える傾向にあること、減塩に取り組むには食
民合わせて約 60 名が参加しました。
品に含まれた食塩量を知る必要があることなどを紹介
はじめに、三鷹市老人クラブ連合会会長の高橋景市
しました。
氏より「高齢になると人工透析を受ける人が増えてき
講 演 会 終 了 後、 今 回 も 杏 林 学 園 関 連 会 社 の ㈱ KRL
ます。 今日の講演を聴いて正しい食生活を守り、100
より、カロリーゼロのキャンディーやハンカチのプレ
歳を目標に健康に生きていきましょう」と挨拶があり
ゼントが配られました。
ました。
参加者からは「とても勉強になるので毎回参加して
続いて、岩下光利病院長が「当院は三鷹市の医師会
います。今回のお話を聴いて、食生活を見直したいと
に所属していますので、皆さんと一緒に、健康に 100
思いました」といった感想が聞かれました。
10 KYORIN GAKUEN
職 員 紹 介
教
第
30 回
杏林学園で働いている様々な職種の皆さんを紹介していきます。 実はこんな人だった…!など、 新しく教職員の輪
が広がる、 そんなコーナーです。
(た ん の あ ゆ み)
(お
お い し と も よ)
●
●看護師 大石
知世 ●
● ● ● ● ● ●八王子事務部庶務課 丹野あゆみ
● ● ● ● ● 看護師の長澤智宏さんから紹
介いただきました、手術部看護
師 の 大 石 知 世 で す。「 手 術 部 っ
て何科なの?」とよく聞かれま
すが、私はいつも「外科」と答
えます。実際一日に複数の手術
を担当するのですが、1 件ごと
に診療科が変わることが多いた
め、すべての科の知識が必要で
1 年目は休日も勉強に充てな
いと業務ができないことも多くありました。3 年目に
なった現在は、最難関の心臓血管外科手術で安全確実
かつスピーディーな手術ができるように経験を積んで
いる最中で、まだ一人前になるための修行期間だと感
じています。
趣味は沢山あります。絵を描くことが好きで、中学・
高校は美術部でした。同期の誕生日にケーキのイラス
トを描いたポストカードを贈ったこともあります。
手術部では、職
員の休憩室に飾る
誕生日カレンダー
を3年目看護師
が作るのが伝統な
ので、今年はカレ
ンダー制作に凝っ
ています。裁縫も 手 作 り の 誕 生 日 カ レ ン ダ ー。 春 の 花 を 切 り
好きで、仕事道具 絵 で 表 現 し て み ま し た
を入れるポーチを作ったり、同期の結婚祝いにぬいぐ
るみを作ったりとかなり充実した休日を過ごしていま
す。社会人になってからは、実家暮らしでお金に余裕
が出てきたことを有効活用すべく、自己投資もしてい
ま す。1 年 目 は 仕 事 に 関 す る 勉 強 で 精 一 杯 で し た が、
余 裕 の 出 て き た 2 年 目 か ら は 毎 年 ひ と つ、 新 し い こ
とに挑戦することにしています。昨年からは健康維持
のためにトレーニ
ングを始め、今年
からは英会話をは
じ め て み ま し た。
早く実行しないと
絶対に「いつかや
ろう…」で終わっ
てしまうので、ま
同 期 の 結 婚 祝 い に 手 作 り の テ デ ィ ベ ア を プ ずはチャレンジす
レゼント。 喜んでもら え ま し た
ることを大切にし
ています。来年以降は、資格を取ったりイラストコン
テストに作品を出展しようかなどと画策中です。
次回は外来手術室でお世話になっている杏林大学医
学部付属看護専門学校時代からの同期で 1 ‐ 5 病棟看
護師の扇田萌里さんを紹介します。
保健学部教務課那花友里さん
から紹介いただきました、八王
子事務部庶務課の丹野あゆみで
す。入職初日、三鷹キャンパス
で研修を受けた後、そのまま「庶
務課の横林課長を訪ねて」との
メ モ を 握 り 緊 張 い っ ぱ い の 中、
当時の庶務課があった I 棟 3 階
のドアをノックしたことが、今
も鮮明に思い出されます。あれ
から 10 年以上が経ちました。
庶務課の業務は、学生よりも教職員の方々との関わ
りが多くなります。また、八王子キャンパスと三鷹キャ
ンパスをつなぐ窓口でもあり、電話応対に始まり、人
事・厚生関係の手続き、調査の回答、請求書関係等さ
まざまな業務があります。今まで多くの教職員の方々
に お 世 話 に な り、 沢 山 の こ と を 学 ば せ て も ら い ま し
た。これからも笑顔で努力してまいります。
働く中で一番の
楽しみは、同じ部
署の先輩方や他部
署の方々(紹介い
ただいた那花さん
と も ^_^) と の
ランチタイムで
す。いろんな話題
が飛び交い、先日 中 国 語 の で き る 職 員 さ ん 達 か ら “你 好” 、“明
は「自分が最後に 天 ” な ど の 挨 拶 を 教 わ り ま し た
食べたい物」の話で盛り上がり、私が悩みに悩んだ末
にあげた食べ物はカレーでした。楽しくコミュニケー
ションをとることで、午後にむけたリフレッシュがで
きています。
私のリラックス方法の一つは、文房具です。出かけ
た先でも文房具が置いてある店には立ち寄ってしまい
ます。一番のお気に入りは、季節のはがき、カードや
出かけた先々で買ったポストカード等
レターセットで
す。カードをあけ
るとケーキが飛び
出てきたりして魅
力的です。季節の
便りなど友人、知
人に送ることが多
いので、受け取っ
た人が喜ぶ顔をイ
メージしながら選ぶ時間が楽しくて、見ているだけで
気分転換になります。秋も近づき、ハロウィンの時期
にもなるので今から楽しみです
次 回 は、 い つ も お 世 話 に な っ て い る 総 合 情 報 セ ン
ターの浅野綾子さんを紹介します。
KYORIN GAKUEN 11
文化・スポーツ
「日ごろから心構えを」三鷹キャンパスで総合防災訓練を実施
本部・病院地区・学校地区の自衛消防隊員は非常放
送と同時に防災センター前に集まり、部隊編成をした
後、センタープラザでの初期消火訓練に臨みました。
初期消火訓練には一般職員も加わって約 100 名が参
加、消火器を使って火元を想定した的に向けて放水し
たり、散水栓を使用した放水訓練を行ったりしました。
会場の一角では、病院栄養部の職員たちによる炊き
8 月 30 日(日) か ら 9 月 5 日(土) ま で の 防 災 週
出し訓練があり、炊き出しセットの具材に熱湯を入れ
間 に 合 わ せ て、 三 鷹 キ ャ ン パ ス で 9 月 1 日、 首 都 直
て 15 分 蒸 ら し た あ と、 パ ッ ク に 詰 め て 50 名 分 の 食
下型地震を想定した平成 27 年度震災総合防災訓練が
事を作り、参加者に配りました。
行われました。
病院では災害時の食料備蓄として、患者さんと職員
訓 練 は「 三 鷹 市 で 震 度 6 強 の 地 震 が 発 生 し た 」 と
用 に 3 日 分 に 相 当 す る 約 6,000 食 の 非 常 用 保 存 食 を
い う 想 定 で 行 わ れ、 午 後 3 時、 館 内 に 地 震 発 生 を 告
備えているということです。 げる非常放送が流れました。三鷹キャンパスの各部署
最 後 に、 岩 下 光 利 病 院 長 か ら 講 話 が あ り、「い ろ い
では身の安全確保や避難経路の確認などの初動対応訓
ろと災害が報道されていますが、心構えを忘れないよ
練 が 行 わ れ、 病 院 で は 防 災 資 機 材 や 非 常 用 物 資 の 点
うにお願いします」と参加した職員に日ごろの備えの
検・確認が進められました。
大切さを呼びかけました。
私立医科大学野球大会・熱戦リポート
第 37 回日本私立医科大学協会加盟大学職員野球大
会が、8 月 27 日、28 日に栃木県総合運動公園野球場
で行われました。
26 日からの予定が雨の影響で一日順延しましたが、 幸
一
杏林大学
3
岩手医科大学 2
二
0
0
三
0
0
四
0
0
五 六
0 0
0 2
七
3
2
八
0
0
九
計
0
6
1X 7
(投手-捕手) 加藤-中野
い天候も回復し参加 17 大学が熱い戦いを繰り広げました。
2 点タイムリー 3 塁打を許し、逆転されてしまいました。
杏 林 大 学 の 1 回 戦 の 相 手 は 抽 選 の 結 果、 強 豪 の 岩
最終回の 7 回表、後がない杏林大学は 9 番境、1 番
手医科大学との対戦となりました。
染谷の連続ヒットでチャンスを作り、相手のミスで同
試合は杏林大学の攻撃で始まり、 初回、3 番加藤の
点に追いつくと、5 番渡邊のタイムリーヒットで計 3
ヒ ッ ト と 盗 塁 で チ ャ ン ス を 作 り、4 番 中 野 の タ イ ム
点を追加し、ついに逆転。その裏の攻撃を抑えれば勝
リーヒットで先制すると、更に 6 番中井のタイムリー
利 と い う 7 回 裏、 守 備 の ミ ス が 絡 み 2 点 を と ら れ 同
3 塁打で 2 点を追加する幸先の良い幕開けとなりまし
点に追いつかれるものの、加藤が切り抜け、なんとか
た。その裏、守備のミスが絡み 2 点を返されたものの、
延長戦に持ち込みました。
その後先発投手のエース加藤は 5 回まで相手をヒッ
延長戦は相手投手に抑えられて勝ち越し点を奪えず
ト 1 本 に 抑 え る 好 投 を 続 け ま し た。 試 合 が 動 い た の
にいると、9 回裏に守備のミスをつかれサヨナラ負け
は 6 回 裏。 加 藤 が相手打線に捕まりピンチを招 く と、
を喫してしまいました。
12 KYORIN GAKUEN
試合は敗れてしまいましたが、選手一同、持てる力
くご協力をいただきました職場関係者の皆様とチーム
を十分発揮し、最後まで全力でプレーをすることがで
派遣にあたりご尽力下さいました人事課の方々にこの
きました。また、何よりも野球を通じて他大学の方と
紙面をもちまして厚く御礼申し上げます。
野球部部長・監督 薬剤部 篠原 高雄
交流、懇親を深められたことは大きな糧となりました。
最後に学園職員野球部を多方面よりご支援いただい
主将 井の頭キャンパス開設準備室 加藤 真人
ております松田理事長をはじめ、選手派遣にあたり快
副主将 病院管理部 土方 将旗
守備位置
部長・監督
主将(投手)
副主将(外野手)
捕手
内野手
内野手
内野手
内野手
選手名
篠原 高雄
加藤 真人
土方 将旗
中野 貴仁
島 幸夫
渡邊 健太
染谷 将伸
中井 健裕
所属部署名
薬剤部
井の頭キャンパス開設準備室
病院管理部
入学センター
保健学部
看護部(CICU)
看護部(手術部)
放射線部
守備位置
内野手
内野手
内野手
外野手
外野手
外野手
外野手
選手名
池田 郁夫
田中 匠
西田 悠一郎
飯泉 齊志
境 晋平
若林 俊夫
林 良幸
所属部署名
放射線部
看護部(S-4)
リハビリテーション室
医事課(外来)
人事課
リハビリテーション室
リハビリテーション室
広報・企画調査室 酒井あかね職員
全国教職員卓球選手権・年代別シングルスで準優勝
城県)にフルセットの末勝利するなどして決勝に進み
ま し た。 決 勝 戦 の 相 手 は 2 連 覇 を ね ら う 奈 良 県 の 選
手でした。試合はセットカウント0対3で敗れ、準優
勝でした。
愛知・名古屋市で開催された第 41 回大会の女子シ
ン グ ル ス・ 一 般 の 部 で 3 位 に な っ て 以 来 の ラ ン ク 入
りを果たしたことについて酒井職員は、「10 年ぶりに
出 場 し た 昨 年 は、 初 戦 で 第 1 シ ー ド の 選 手 に 負 け て
愛知県豊田総合体育館(スカイホール豊田)で 8 月
しまいましたが、今回は組み合わせもよく、決勝まで
5 日から 3 日間にわたって行われた全国教職員卓球選
進めました。最後は実力差を見せつけられる一方的な
手権大会の女子シングルス・フォーティの部で広報・
展 開 と な っ て し ま い ま し た が、 一 流 選 手 と 対 戦 で き
企画調査室の酒井あかね課次長が準優勝に輝きました。
て、とても勉強になりました。また大会出場にあたり
今年は 60 回目の記念大会で、 全国から幼稚園から
様々な面で支えてくださった学園関係者の方々に感謝
大学までの教職員やその OB、OG など 632 名が参加し、
します」と話しています。
酒井職員は本学園から一人、東京チームの一員として
酒井職員は都道府県対抗の団体戦にも参加し、東京
大会に臨みました。
都は 1 回戦で熊本県を破りましたが 2 回戦で昨年に
酒 井 職 員 は 大 会 2 日 目 の 女 子 シ ン グ ル ス・ フ ォ ー
続き連覇した奈良県に敗れました。 またダブルスは 2
テ ィ の 部 に 出 場 し、 昨 年 ベ ス ト 4 の シ ー ド 選 手( 宮
回戦で富山県に敗れました。
杏林大学医学部管弦楽団 第 30 回記念定期演奏会
日時:10 月 31 日 (土) 17:30 開演 (17:00 開場)
場所:武蔵野市民文化会館大ホール
(JR 三鷹駅より徒歩約 15 分) 入場無料・全席自由
指揮:阿部 肇
曲目:チャイコフスキー作曲 交響曲第 5 番 ホ短調 作品 64
チャイコフスキー作曲 バレエ組曲
「くるみ割り人形」より 作品 71a
J. シュトラウス作曲 喜歌劇 「こうもり」 序曲
第 30 回記念定期演奏会には OB・OG も多数参加します。
KYORIN GAKUEN 13
「教育・文化週間」期間中のイベントのご案内
文部科学省は、教育・文化に関する国民の理解を深
文 化 に 関 す る さ ま ざ ま な イ ベ ン ト が 開 催 さ れ ま す が、
め、 そ の 充 実 振 興 を 図 る こ と を 目 的 と し て、 例 年 11
杏林学園でも、下記の行事を展開します。いずれも入
月 3 日の「文化の日」 を中心に 11 月 1 日から 7 日ま
場 無 料(た だ し、11 月 1 日 の パ ー プ ル ス ト ラ イ ド 東
での一週間「教育・文化週間」を設定しています。教育・
京 2015 は有料) です。 ご家族連れなどでどうぞお出
文化週間の歴史は古く、 昭和 34 年から開始され、 今
かけ下さい。
年で 57 回目を迎えます。 この期間中、 全国で教育や
名 称
杏林大学公開講演会
内 容
日にち
「高齢者のアルコール性認知症」と題して 10 月 17 日(土)
会 場
三鷹ネットワーク大学
医学部 松井敏史准教授が講演
桐朋学園病院内コンサート
桐朋学園の学生による杏林大学病院内での 10 月 17 日(土)
杏林大学病院外来棟 1 階待合ホール
ボランティアコンサート
杏林大学公開講座
「お父さんの健康 前立腺がんの最新治療 10 月 24 日(土)
杏林大学公開講演会
「社会言語学の魅力に迫る!」と題して外 10 月 31 日(土)
八王子学園都市センター
法」と題して医学部 桶川隆嗣教授が講演
三鷹ネットワーク大学
国語学部 八木橋宏勇准教授が講演
杏林大学医学部管弦楽団
第 30 回記念定期演奏会
杏林大学公開講演会
医学部学生管弦楽団が毎年実施している公 10 月 31 日(土)
武蔵野市民文化会館大ホール
開定期演奏会
「がんと共にすこやかに生きる」と題して 10 月 31 日(土)
杏林大学大学院講堂
がん患者・看護者等を対象に定期的に実施。
今回は「自分を失わない!ストレスマネジ
メント」と題する講演を行う
パープルストライド東京 2015 「膵臓がん」について、患者・家族を対象 11 月 1 日(日)
木場公園
とした疾患啓発の一環として行うイベント
(有料)
杏林大学公開講演会
「認知症を考える ~症状・治療・予防」と 11 月 11 日(水)
羽村コミュニティセンター
題して医学部 神﨑恒一教授が講演
杏林大学公開講演会
「これって病気?~抜け毛のしくみとその 11 月 12 日(木)
杏林大学大学院講堂
第 44 回杏林医学会総会
異常」と題して医学部 大山学教授が講演
「女性の医学」と題して医学部 小林陽一教 11 月 21 日(土)
杏林大学第一講堂
市民公開講演会
授等が講演
文部科学省ホームページ「教育・文化週間」へのリンク(http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/kyoiku-bunka/)
14 KYORIN GAKUEN
Road to 50th
懐かしの学園風景(17)・救命救急センター
2016 年の学園創立 50 周年まであとわずか。学園の歴史を懐かしい写真とともに振り返る Road to 50th、今回は
救命救急センター開設をテーマにお伝えします。
救命救急センターは東京都の要請に基づき、術後管理の専門施設として昭和 54 年 10 月 1 日、平成 22 年に取り
壊された旧 3 病棟の 1 階部分に開設されました。当時、東京都では日本医大、東邦大、国立東京第二病院(現 国
立病院機構東京医療センター)に続いて 4 番目の開設となっており、本センターは主として三多摩地区を担当す
ることとなっていました。救命救急センター長は林田健男教授、副センター長は現理事長の松田博青教授でした。
旧第 3 病棟 1 階の救命救急センター
カンファレンス風景
ナースステーション
ベッドサイドの風景
(写真は島崎修次教授退任記念誌より引用)
当時の病床数は、ICU12 床、CCU5 床を含む 30 床でした。 看護職員は 23 名配置されていましたが、 現在では
100 名を超える看護職員が配置されています。
ま た、 三 次 救 急 搬送患者数は 160 名足らずで し た。 し か し、 翌 年 よ り 患 者 数 は 急 増 し、 毎 年 1,000 名の 患 者
が搬送されるようになりました。 設備は、 当時の最新のサーボ 900B 型、 ベネット MA Ⅱなど合わせて 11 台の
人工呼吸器を保有していましたが、現在では、18 台設置されています。
平成 5 年 5 月に現在の救命救急センター棟を開設し、 その後、 平成 6 年 12 月に厚生省から高度救命救急セン
ターに認定されました(現在、東京都内には日本医科大と当院の 2 施設のみ)。
◆教職員の皆さまへ◆ 懐かしい写真や思い出話を広報・企画調査室までお寄せください
Road to 50th
KYORIN GAKUEN 15
井の頭キャンパス建設状況
井の頭キャンパス開設準備室
経理部施設課
報告書 No.6
このコーナーの連載が始まってから 1 年が経過し、1 月のキャンパス完成まで残り約5ヶ月となりました。
建設現場では、外装の作業が大詰めを迎え、内装等の作業が着々と進められています。一部の建物では足場の
解体が行われ、新キャンパスの全景が少しずつ姿を現し始めています。
工事のようす
本部棟
【保健学部東棟:8 月 4 日撮影】
1 階 フ ロ ア で す。 天 井 の 配 管 工 事 が 進 め ら れ
ています。
【8 月 26 日撮影】
正 面 外 部 に 面 す る 6 本 の 柱 の 表 面 は、1 枚 1
枚丁寧に貼られた御影石で覆われています。
吉祥寺通り
A 保健学部
西棟
B 保健学部
東棟
C 本部棟
【9 月 14 日撮影】
本部棟のシンボルである三角屋根とペディメ
ントが姿を現しました。
【総合政策学部・外国語学部研究棟:8 月 31 日撮影】
足 場 が 外 さ れ、 吉 祥 寺 通 り か ら 外 観 が 見 え る
ようになりました。
16 KYORIN GAKUEN
D 総合政策学部・
外国語学部研究棟
E 総合政策学部・
外国語学部講義棟
F 医学部・共用棟
【8 月 24 日撮影】
工 事 現 場 の 囲 い に は、 近 隣 の 保 育 園 や 老 人 福 祉 施 設 の 皆 さ
んによって描かれた絵などが掲示されています。
井の頭キャンパス建設募金 寄付者ご芳名一覧
杏林学園
50 周年記念
平 成 26 年 6 月 1 日 か ら 始 ま っ た 募 金 は、 平 成 27 年 8 月 31 日 現 在 ま で に 832 件 284,729,704 円 の 寄 付 を い
ただきました。7 月 1 日から 8 月 31 日までにご寄付いただいた個人、 企業・法人の皆様のご芳名を掲載いたし
ます。ご協力誠に有難うございます。なお、ご芳名 覧は冊 のみの公表とさせていただいております。
※この寄付者ご芳名一覧は、申込書の中の本会報への掲載方法のお尋ね (名前・金額を掲載、名前のみ、匿名で金額のみ、掲載しない)
へのご回答をそのまま掲載させていただきました。 ご回答のなかった方はお名前のみの掲載とさせていただいております。
※手続きの関係により、 一部記載されていない方がおります。 次号に掲載いたしますので、 ご了承ください。
■個人(五十音順) ※敬称略
ご芳名のみ
ご芳名・金額
掲載希望せず
金額のみ
【役員・教職員】
100,000 円
1名
20,000 円
1名
飛田 武
60,000 円
1名
鈴木 宏治
中島 優
20,000 円
1名
伊野 汐美
摂津 樹
中村 喜行
江口 由美
髙橋 豊
半田 祐樹
小宮山 栄
竹井 章子
緑川 吉勝
小柳 幸喜
竹部 秀洋
村上 由美子
山藤 哲司
千田 恵美子
矢野 英和
清水 公一
土田 裕之
山岸 光昭
末次 信一
津幡 創
渡邊 智志
赤江 昌博
亀田 博司
戸丸 典昭
井澤 里穂
川瀬 俊光
中條 孝義
糸賀 一男
熊谷 克夫
藤山 忠孝
岩佐 隆司
酒井 敏恭
正兼 茂樹
大貫 文明
佐々木 秋子
山田 さつき
荻原 建男
総合政策学部杏会 渡邊 勝
天蔵 千晴
菰田 照子
新倉 保
新江 賢
近藤 由理香
似鳥 俊明
池田 悟史
境 晋平
原 秀彦
石田 幸枝
坂本 岳士
富士 早苗
小笠原 準悦
須田 健二
正木 忠彦
小野里 よし子
高橋 洋一
舛田 一樹
川嶋 敏雄
武田 千津
森 秀明
杏林大学医学部
化学教室
田中 信弘
八木橋 宏勇
天良 功
山田 深
釘宮 聡
兎澤 惠子
吉田 望
木暮 健太郎
中島 延淑
米津 哲也
小林 邦典
中野 かおる
荒井 勲
松田 宗男
吉田 聖子
相羽 公則
坂井 敦紀
森田 千冬
鬼島 正典
須長 修二
森 康昭
幸村 裕
藤野 圭一
安田 誠一
小島 一雄
持田 昌彦
礒部 剛喜
鈴木 一夫
伊藤 克英
【教職員 OB】
下川 哲徳
【杏会(医学部)】
松原 萬里子
200,000 円
【杏会(保健学部)】
【杏会(総合政策学部)】
KYORIN GAKUEN 17
ご芳名のみ
ご芳名・金額
掲載希望せず
金額のみ
【杏会(外国語学部)】
大橋 健太郎
鈴木 昌幸
中村 久美子
外国語学部杏会
髙橋 雅則
濵田 成樹
加藤 和史
田中 一光
峯岸 昌美
加藤 毅
千野 繁雄
森尻 潤
狐塚 富夫
徳永 三郎
渡邊 勝
塩原 文彦
土澤 考一
渡辺 裕二
白井 源晃
豊田 真奈美
鈴木 貴和
中島 敏彦
木下 哲郎
小榑 二世
【同窓会(医学部)】
白石 雅久
100,000 円
1名
小榑 記代子
【同窓会(外国語学部)】
アメリカンフット
ボール部卒業生有志他
120,000 円
【その他】
穴沢 素子
500 円
小川 孝一
計 34 名
■企業・法人 (五十音順) ※敬称略
ご芳名のみ
ご芳名・金額
金額のみ
掲載希望せず
【企業】
(株)ムトウ
5,000,000 円
アクテリオンファーマシューティカルズジャパン ( 株 ) (株)池田理化
クリタ・ビルテック(株)
(株)エムエス
大日本住友製薬(株)
(株)トーカイ
フクダ電子(株)
(株)ニホンフッセキサービス
(株)AZUMA
【法人】
計 4 団体
【井の頭キャンパス建設募金事務局】
TEL:0120-50-1665(フリーダイヤル) 平日(月~金)9:00 ~ 17:00
mail:[email protected]
18 KYORIN GAKUEN
学園関係著作物の紹介
◆
◆
◆
メガ FTA 時代の新通商戦略:現状と課題
編著者 馬田啓一 杏林大学総合政策学部客員教授 他
出 版 文眞堂
定 価 3,132 円
発 行 2015 年 7 月 15 日
頁 数 262 ページ
寄付金申込者芳名
6・7 月分
メガ FTA 時代に日本企業の強みをどう活かしていくか。本書は、メガ FTA に
よって変容する通商秩序の行方を見据えながら、グローバル化するサプライ
チェーン(供給網)の実態と、東アジアの FTA(自由貿易協定)が日本の経
済と企業に与える影響を検証しつつ、メガ FTA 時代の新たな通商戦略の現状
と課題を様々な視点から考察している。3 部 16 章の構成。
このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとう
ございます。皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
◆寄付金寄付者芳名
病院施設充実費
金 200,000 円 及川隆夫様
医学部 奨学寄付金 匿名寄付 43 件 24,908,600 円
(衛生学公衆衛生学、外科学Ⅰ、外科学Ⅱ、眼科学、形成外科学、耳鼻咽喉科学、腫瘍内科、整形外科学、内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学Ⅲ、
泌尿器科学、皮膚科学、病理学、放射線医学)
教職員メディア情報
ポール・スノードン 8 月 21 日
杏林大学副学長
静岡新聞
古賀良彦
7 月 19 日
医学部教授
NHK ラジオ第 1
7 月 20 日
新 聞・ 雑 誌・ テ レ ビ な ど マ ス コ ミ の 取 材 を 受 け、 テ レ ビ に 出 演 し た り あ る い は 記 事 に
掲 載 さ れ た 教 職 員 の 皆 さ ま を ご 紹 介 し ま す。(広 報・ 企 画 調 査 室 で 把 握 し た も の を 掲 載
しています)
9 月に英国で開かれる小泉八雲の展示会に向け協力する様子が紹介される
「マ イ あ さ ラ ジ オ」 の か ら だ の キ モ チ の コ ー ナ ー で、“ ミ ン ト の 香 り で 脳 リ フ レ ッ シ ュ ”
をテーマに解説
「とくダネ!」 で、“ おにぎりによるコミュニケーション ” のテーマで解説
フジテレビ
わ か さ 9 月 号 別 冊 プ レ ミ ア 特 別 企 画 「癒 し 脳 波 を 増 や す! 認 知 力 も 高 め る!」 の コ ー ナ ー で、 ぬ り 絵 の 脳 ト レ に つ
脳活道場 vol.4
8月3日
いて解説
「主治医が見つかる診療所」 で、 良質な睡眠ポイントを解説
テレビ東京
8 月 10・17 日
ヘルスケアのコーナーで、 睡眠中も機能している脳について解説
日本教育新聞
8 月 15 日
BS スカパー
8 月 16 日
BS TBS
8 月 16 日
「元気に死ぬテレビ!」 で、 高齢者が喪失ストレスと上手に付き合える人が長寿でいられ
るという研究結果を紹介
「まるわかり!日曜ニュース深掘り」で、
『 うつ病』と『睡眠』の深い関係~不眠うつを予防・
改善するには?~と題して解説
「マイあさラジオ」 の脳と健康のコーナーで 「ためしてスッキリ!快眠術」 と題して解説
NHK ラジオ第 1
雑誌 「安心」
脳の回転が 20 歳若返ると臨床試験で実証された健脳食品 『クリルオイル』 について解説
2015 年 10 月号
プレジデントウーマン
睡眠ドクターが教える 「熟睡する技術」 のコーナーで、 質の良い睡眠について解説
2015 年 10 月号 vol.6
渡邊衡一郎
8月9日
ウィークエンド・ケアタイム「ひだまりハウス」 で、 双極性障がい (躁うつ病) の治療法
医学部教授
ニッポン放送
やうつ病の薬について解説
KYORIN GAKUEN 19
似鳥俊明
8月6日
杏 林 大 学 病 院 が ア ジ ア で 初 導 入 し た 「エ ッ ク ス 線 被 爆 量 が 大 幅 に 低 減 さ れ る X 線 血 管 撮
医学部教授
日経デジタルヘルス
影装置」 についてコメント
副島京子
おくたま経済新聞
医学部教授
化学工業日報
9月6日
日本経済新聞他
徳嶺譲芳
日経メディカル
「誤薬投与、処置ミス、患者取り違え…ヒヤリとしたあの瞬間」の特集で、中心静脈穿刺は適切
医学部准教授
2015 年 9 月号
な手技を身に付けていなければ、エコーガイド下でも動脈誤穿刺を起こすリスクが高いと指摘
髙橋信一
週刊文春
胃がん最新攻略法の特集で、 ピロリ菌の特性や除菌治療などについて解説
医学部教授
9 月 17 日号
劉 迪
8 月 10 日
中国の日本観を論じる
総合政策学部教授 新民週刊 (上海)
8 月 25 日
9 月 3 日に北京で行われる軍事パレートをめぐる中国政治問題について解説
日本経済新聞
中国語版 (日経中文網)
月刊誌 「貿易と関税」
馬田啓一
巻 頭 コ ラ ム 「視 点 論 点」 で、「日 本 の メ ガ FTA 戦 略 の 課 題」 と 題 し て、TPP な ど 正 念 場 を
総合政策学部客員教授 8 月号
迎えた日本のメガ FTA 交渉について論説
田久保忠衛
7 月 22 日
解説コラム 「正論」 の中で、“ イラン核合意は 「歴史的成果」 か ” と題して論説
杏林大学名誉教授
産経新聞
SAPIO
巻 頭 鼎 談 で、“ 中 国 の ゴ ー マ ン 経 済 攻 勢 に 日 米 は TPP で 対 抗 せ よ! ” の テ ー マ で 櫻 井 よ し
8 月増刊号
8月3日
こ氏と対談
「JINF 今週の直言」 で、“ 中国の 「海洋大国」 化はインド洋でも進展 ” と題して論説
国家基本問題研究所 Web サイト
8月9日
「そこまで言って委員会」 の 「保守論客からの緊急提言・チーム櫻井の大日本大改造計画
大阪読売テレビ
8 月 10 日
スペシャル」 の中で、 日本の外交等についてスタジオでコメント
「コメントライナー」 で、“ 首相の戦後 70 年談話を考える ” と題して論説
時事通信社
8 月 15 日
終戦記念特番「淳と隆の週刊リテラシー ~戦後 70 年『靖国』を本気で考えるスペシャル」
TOKYO MX
で、 戦後 70 年と靖国神社について田原総一朗氏らと討論
8 月 17 日
「JINF 今週の直言」 で、“ 中国は安倍談話を赤面せずに読めるか ” と題して論説
国家基本問題研究所 Web サイト
8 月 17 日
“ 憲法は国の生存に優先するのか ” と題して論説
週刊 世界と日本
8 月 19 日
解説コラム 「正論」 の中で、“ 謝罪にけじめをつけた安倍談話 ” と題して論説
産経新聞
9 月 11 日
「櫻 LIVE 君の一歩が朝(あした)を変える!」で、” 安倍首相生出演!秋の対談スペシャル、
インターネット生放送 言論テレビ 安 保 法 制 ー 歴 史 的 使 命 を 完 う す る 覚 悟 と 戦 略 ” を テ ー マ に 櫻 井 よ し こ 氏 と 田 久 保 名 誉 教
授が安倍首相と対談
杏林大学
通訳翻訳ジャーナル
通訳・翻訳が学べる主な大学&大学院として掲載される
Vol.26 No.4
杏林大学病院
8月2日
「病院の実力」 で、 看護外来の利用実績等が掲載される
読売新聞
9月6日
「病院の実力」 で、 がん拠点病院としての診療実績等が掲載される
読売新聞
◇ お 願 い◇ 広報・企画調査室を経由せずに、 取材や出演を直接受けられた場合は、 広報 ([email protected]) までご連絡下さい。
発 行 平 成 27 年 9 月 30 日
あんず編集委員会
東 京 都 三 鷹 市 新 川 6-20-2
連 絡 先 ℡ 0422-44-0611
杏林大学広報・企画調査室
20 KYORIN GAKUEN
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