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12・1月 合併号

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12・1月 合併号
12・1 月
合併号
平成 26 年・27 年
No.412
山梨県富士吉田市から望む富士山
●年頭挨拶
2
● 136 社が参加 産学連携キャリア支援交換会を開催
4
● “ 企 業 が 求 め る グ ロ ー バ ル 人 材 像 ” を 巡 り、
●医学部感染症学 神谷茂教授が
国 際 ノ ー ト バ イ オ ロ ジ ー 学 会 President に 就 任
13
●佐藤俊研修医が日本救急医学会総会・学会集会で受賞
13
5
● 病 院 病 理 部 鈴 木 瞳 技 師 が 第 53 回 日 本 臨 床 細 胞 学 会
秋期大会で優秀演題賞を受賞
14
「第 2 回 Go Global Japan Expo」 に 参 加
5
● 第 43 回 杏 林 医 学 会 総 会 を 開 催
14
● 杏 林 AP 推 進 委 員 会 主 催 FD/SD を 開 催
6
● 第 1 回院内縫合結紮チャンピオンシップを開催
15
企業と懇談会
●文科省グローバル事業
(25) 久保純一さん、 北村一真さん
○教職員紹介
●文科省がんプロ養成事業
16
○文化・スポーツ
がん患者コーディネーター養成コース修了
7
● COC 事 業 で 「防 災 ふ れ あ い フ ェ ア」 を 開 催
7
●公開講座 5 年連続提供の教員に
●第 2 回 羽村市・杏林大学連携協議会を開催
8
いちょう塾から感謝状
17
● 平 成 26 年 度 医 学 教 育 等 関 係 業 務 功 労 者 表 彰
9
●第 63 回桐朋学園院内コンサートを開催
17
○八王子だより
●各 病 棟 で
看護専門学校生によるキャンドルサービス
●保健学部 岡本博照准教授が
日本民族衛生学会優秀論文賞を受賞
10
2014 年春学期ベストティーチャー賞を発表
10
● 教 職 員 対 象 に AED 講 習 会 を 開 催
11
○三鷹だより
● 平 成 26 年 度 看 護 専 門 学 校 戴 帽 式 を 挙 行
●小児病棟に一足早くサンタさん
子どもたちにプレゼント
● 総合政策学部
11
18
○ KRL だより
● 第 15 期 決 算 報 告 ・ 第 16 期 事 業 計 画
19
(14)
○
to 50th
Road
初の永年勤続職員表彰
21
○井の頭キャンパス建設状況(3)
22
● 平成 26 年度看護専門学校戴帽式記念講演会を開催 12
・井の頭キャンパス建設募金 寄付者芳名
● 医学部感染症学 小林富美惠教授が
・12 月 の 理 事 会 ・ 評 議 員 会
・各種助成金
「三日熱マラリア」で日印研究交流を開始
・寄 付 金、 物 件 申 込 者 芳 名
・教職員メディア情報
12
18
新年のご挨拶
皆様に新年のご挨拶を申し上げます。
三鷹キャンパスでは引き続き病院・研究棟の一部の改修を行い、夫々の部門で
の利便性を高める工夫をこらしております。
八王子キャンパスの移転工事は略々予定通りに進行しており、今年末若しくは
来年初頭に完成の見込みであります。従って年末から明年にかけて移転作業を行
い、4 月からはこの新キャンパスで教育研究活動を行いたいと思っております。
学園が存続していく為には、創立の理念を変えることなく、少子化を始めとす
る社会情勢の変化や人々の価値観が変化する中で、その理念を実現していく具体
的な対応が必要であり、この移転もその対応の一つと考えております。
一方では私共を取りまく経済情勢は相不変厳しいものがありますが、皆様と共
理事長 松田 博青
に精一杯努力し、学生、保護者、患者さんやご家族、納税者の方々の期待に少し
でも応えて行きたいと思っております。
引き続き教職員の皆様のご協力を御願いし、併せて本年の皆様の御多幸をお祈りして、新年のご挨拶と致しま
す。
新年、明けましておめでとうございます。
昨年は、付属病院における病棟新設や大規模工事はありませんでしたが、手術
支援ロボットの増設や現在進行中のハイブリット手術室の工事など、さらなる高
度先進医療を行う環境を整えつつあります。また、地域医療連携の強化、外来待
ち時間の短縮、紹介率・逆紹介率の向上および高齢患者への対応については継続
して取り組む所存です。
一 方、 国 は 次 回 の 診 療 報 酬 改 定 に 向 け て 医 療 機 能 4 区 分(高 度 急 性 期、 急 性
期、回復期、慢性期)の境界点や取り扱い疾患についての議論を進めております。
特に肺炎、心筋梗塞、脳卒中などの救急対応の調査が行われており、これらの対
副理事長 松田 剛明
応が不十分と見なされた場合は、急性期病床を削減される恐れがあります。従っ
て、3 次救急部門や私の担当する ATT(Advanced Triage Team: 救急初期診療チーム)
は、それらの救急患者の受け入れ部門としてより強化する予定です。関係する各
診療科には、当院が入院患者の約4割が救急外来由来という超急性期病院であることを再認識して頂き、これま
で以上のご協力をお願い致します。
大学 4 学部については、 引き続きグローバル化と地域交流を主軸に改革を推進して行きたいと思います。 医
学部においては、クリニカルクラークシップでの海外実習を進めておりますが、本年は実習先のニューヨーク州
立大学からの学生が臨床実習に本学を訪れる予定です。 この取り組みを始めて 5 年余りが経ちますが、 このよ
うに相互に学生を派遣出来るようになりました。さらにこの取り組みを加速するために、外国人医師や模擬患者
による英語での医療面接などもグローバル化教育の一環として導入する予定です。保健学部においては、看護学
科を手始めに短期留学を行っておりますが、他学科においても積極的に英語教育を行い、他大学との差別化を図っ
て 行 き た い と 思 い ま す。 文 系 2 学 部 に お い て は、 留 学 制 度、 入 試 方 法、 カ リ キ ュ ラ ム 編 成 お よ び 就 職 率 な ど の
課題に、教職員一同が受験生や在学生の視点に立って積極的に取り組んで頂きたいと思います。
井の頭キャンパスの工事もお陰様で順調に進んでおります。今年の年末には素晴らしい校舎を見ることが出来
るでしょう。毎年申し上げておりますが、私は、上述した取り組みを通じて本学を国際的な総合大学とし、社会
に必要とされ、人の役に立つ人財育成に力を注ぎたいと考えております。学園の皆様には、本学発展のために一
層のご協力をお願いし、新年のご挨拶と致します。
2 KYORIN GAKUEN
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、教職員を始め関係者の方々には大変お世話になりました。この場を借
りて御礼申し上げます。
さて、 本学は昨年も文部科学省の事業である 1)“ 大学教育再生加速プログラム
(高 大 接 続)” と、2)“ 女 性 研 究 者 研 究 活 動 支 援 事 業 ” に 応 募 し、 と も に 採 択 さ れ
ま し た。1) は “ 日 英 中 ト ラ イ リ ン ガ ル 人 材 育 成 の た め の 高 大 接 続 ” を 目 指 し た
もので、外国語学部、総合政策学部が主体となるものですが、医・保健両学部の
協 力 の も と 全 学 的 に こ れ を 推 進 し た い と 思 い ま す。 本 学 が 既 に 採 択 さ れ て い る
“ グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 推 進 事 業 ” と “ 地(知) の 拠 点 整 備 事 業 ” と も 関 連 を 有 す
学長 跡見 裕
る も の で す の で、 ま す ま す 総 合 的 な 展 開 を せ ね ば な り ま せ ん。2) は 昨 年 立 ち 上
げた研究推進センターが事業の主体となります。男女共同参画とともに、女性研
究者の環境整備を進めねばなりません。3 年間で 4 つの文科省プロジェクトに採
択されたことは、本学の力を示すものです。
また平成 28 年度には井の頭キャンパスの開設という、大きな事業があります。
これらの事業の推進のためには、杏林学園のすべてを傾注する必要があります。皆様とともに新しい杏林大学
に向けて頑張りたいと考えておりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
New Year’s Greetings to all Students and Staff of Kyorin University! The year 2014
was my first full year at Kyorin, and I found it most rewarding. I am looking forward
to continuing to work with everyone in 2015. This New Year is the Year of the Sheep,
and sheep have a reputation in the West for following without thinking; but I do
hope that we will all not simply follow others in what we think and do, but will use
our independent imagination and creativity in working towards a fine future for the
University.
This year is also our final year at the Hachioji Campus, since we shall move to the
new Inokashira Campus in April, 2016. For those of us who are based at Hachioji,
this will be our last chance to enjoy the mountain air, the blossoms in spring, and
the changing leaves in autumn. On the other hand, we can begin to make plans for a
more integrated study and research environment, more lively surroundings, and better
副学長 Paul Snowden
access to and from various parts of Tokyo. All in all, I am sure that our new campus
will encourage us all to think and act more globally while still engaging ourselves with the local community. Finally, in 2015 we shall reach our goal, which we promised to the Ministry of Education, of 50 overseas partners. Please make good use of this fine opportunity to travel, study and do research in another country and culture.
皆様、新年あけましておめでとうございます。
私にとって初めて 1 年を通し杏林大学で過ごすこととなった 2014 年度は、 とても有意義な年となりました。
本年度も昨年同様皆様とともに歩んでいけたらと思っております。
今年は未年です。 西洋では羊は “ 自分で考えることなく他人に従う ” と言われていますが、 私たちは単に他人
の考えに従うのではなく各々の想像力や創造性を大いに発揮し本校の輝かしい未来に向け努力し続けていけたら
と願っております。
また今年は、2016 年春の井の頭キャンパス移転に向け八王子キャンパス最後の年となります。 八王子キャン
パスの学生や教職員の皆様にとっては春の杏の花、 秋の紅葉など恵まれた自然環境を満喫できる最後の年です。
その一方で、三鷹キャンパスに近くなることにより学部間の壁を越えた融合を目指すことが可能になります。そ
れに加え都心へのアクセスの良さやキャンパスライフを取りまくさまざまなことなども期待できるでしょう。新
キャンパス開設はコミュニティとの結びつきを保ちつつ、一方では本校の更なるグローバル化を推し進めるもの
となるでしょう。
最後に、2015 年度は文科省により本校が採択されたグローバル人材育成事業の条件のひとつである 50 の海
外校との協定締結という目標を達成します。どうかこの素晴らしい海外での学習・研究の機会を大いに活用して
ください。
KYORIN GAKUEN
3
新年おめでとうございます。
皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年度は、第 3 病棟屋上に設置されたヘリポートの本格的な運用が始まりました。
元旦からヘリポートが使用され、2 月の大雪時には多摩山岳地域より患者さんの
搬送が行われ、使用頻度が多くなって参りました。今後も患者搬送や遠隔地病院
での緊急手術支援などに使用していく予定です。
今回で3回目の受審となる日本医療機能評価機構による病院機能評価でも高い
評価を得ることが出来、3月に更新認定されました。全職員の努力の結果が高評
価に繋がり、誇らしく思うとともに、改めて職員の皆様に感謝申し上げます。
病院長 甲能 直幸
本年も、杏林大学病院の更なる発展のために、皆で力を合わせて努力をしてい
きたいと考えております。皆様のご理解、ご協力、また、ご指導ご鞭撻をお願い
申し上げます。
最後になりましたが、本年が皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
産学連携キャリア支援交換会が盛大に開催される
力 に 感 謝 い た し ま す。 景 気 は 回 復 基 調 に あ り ま す が、
今なお就職活動をしている学生がおります。また、3
年生の就職活動も来年3月から始まります。引き続き
本学学生にお声をかけていただくように宜しくお願い
いたします」と挨拶しました。続いて、保健学部、総
合政策学部、外国語学部の教員とキャリアサポートセ
ンターの職員が紹介されました。
このあと、乾杯に移り、竹中工務店の田中隆吉常務
執行役員が参加企業を代表して「今後も杏林大学の発
キャリアサポートセンターは年末恒例の「産学連携
展と学生の就職支援に努めてまいりたいと思います」
キャリア支援交換会」 を昨年 12 月 1 日(月) に新宿
と挨拶して乾杯の音頭を取りました。
の京王プラザホテルで開催しました。
最後に、参加者の間で情報交換が行われ、企業関係
キャリア支援交換会には日頃学生の採用やインター
者は本学の教職員と名刺を交換しながら今年度の自社
ン シ ッ プ の 受 け 入 れ、 キ ャ リ ア 授 業 の 講 師 派 遣 な ど
の大卒の求人の現況や来年度の採用計画などについて
本学の就職支援業務に支援、協力をしている企業 136
熱心に説明していました。この中では今年度の4年生
社 か ら 人 事 担 当 者 な ど 215 名、 ま た 本 学 か ら 松 田 博
の 求 人 を 継 続 し て い る と い う 企 業 が 多 く 見 受 け ら れ、
青理事長をはじめ教職員 47 名など総勢 260 名余りが
本学関係者が求人の人数や説明会の日程などについて
参加しました。
熱心に質問していました。こうして、キャリア支援交
最初に松田理事長、松田剛明副理事長、跡見裕学長、
換会は終始熱気と和やかな空気に包まれ、盛会のうち
ポール・スノードン副学長が紹介されたあと、跡見学
に終了しました。 (キャリアサポートセンター)
長が「本学の就職支援業務に対する皆様の日頃のご協
4 KYORIN GAKUEN
“ 企業が求めるグローバル人材像 ” を巡り、企業と懇談会
に共通していることは、語学力が高いだけでなく、そ
れに加えてコミュニケーション能力、リーダーシップ
力、 交 渉 能 力 等 が 不 可 欠 と し て い る 点 で し た。 ま た、
多くの企業では、事業の世界展開にもとづくグローバ
ル人材を育成するため、現地法人での実務研修等を含
む様々な社員研修プログラムを実施していることがわ
かりました。
懇談会後半の意見交換は大変参考となるもので、本
昨 年 12 月 1 日 ( 月 )、 初 め て の 試 み と し て「 企 業
学が試行しているグローバルルーブリックにも反映さ
が求めるグローバル人材像」について伺う懇談会を新
せることとしています。
宿の京王プラザホテルにおいて開催いたしました。
この懇談会は、引き続き開催する予定です。
こ の 懇 談 会 は、 海 外 へ の 事 業 展 開 を 行 っ て い る グ
ローバル企業5社から、求めるグローバル人材像、グ
【懇談会に参加いただいた企業】
ローバル人材を育成するための社内教育等についてお
①竹中工務店(ゼネコン)
話を伺い、本学での教育事業に反映させることを目的
②三機工業(設備工事)
に開催されたものです。
③エイチ・アイ・エス(旅行業)
は じ め に、 跡 見 裕 学 長 よ り 開 催 の 趣 旨 説 明 が あ り、
④エノテカ(ワイン輸入・販売)
続いて各社の人事担当者から、自社の取り組みについ
⑤タチエス(自動車シートメーカー)
て説明がありました。
グローバル人材に求められるものとして全ての企業
(国際交流センター)
グローバル推進事業採択校による
「第 2 回 Go Global Japan Expo」に参加
体のプレゼンテーションや相談コーナー、各国の料理
が提供される Go Global Kitchen 等が行われました。本
学 も 大 学 相 談 ブ ー ス と プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン に 参 加 し、
多 く の 高 校 生、 保 護 者 の 方 々 か ら 入 試 や 授 業、 留 学、
新キャンパス移転など多岐にわたる相談を受けました。
このイベントは関西で開催されたため、関西地区の
高校生に対して杏林大学をアピールする良い機会とな
り ま し た。 外 国 語 学 部 英 語 学 科 4 年 塩 野 早 希 さ ん も
文部科学省及び経済社会の発展を牽引するグロー
ニュージーランドの留学経験者として参加し、高校生
バ ル 人 材 育 成 支 援 採 択 大 学 の 主 催 に よ る 第 2 回 GO
参加型イベントのサポートや留学経験のプレゼンテー
GLOBAL JAPAN EXPO が昨年 12 月 21 日(日) 関西学
ションを行い、多くの高校生に留学の重要性、ニュー
院大学において開催されました。
ジーランドの魅力を大いに伝えていました。
「 グ ロ ー バ ル キ ャ リ ア か ら 進 学・ 留 学 を 考 え よ う 」
本イベントが今後、グローバル人材の育成につなが
をテーマに楽しんで学べる高校生参加型企画が多く催
ることを願っています。 (国際交流センター)
され、著名人とのトークセッション、大学・企業・団
KYORIN GAKUEN
5
杏林 AP 推進委員会主催 FD / SD を開催
たことやフィールド教授のグローバルセミナー出張講
義などが、また地域との連携では新潟県阿賀町での農
家宿泊・物産展開催や武蔵境活性化委員会との連携な
どが紹介されました。グローバルな留学先として、ア
ジア諸国を視座に行先を開拓しているとのことです。
そして本学の高大接続には、多くの高校、地域、海
外と結ぶハブまたはコアとしての役割を期待している
と締めくくりました。
伊藤校長
中原国際部長
次 に、 中 原 先 生 は 180 年 も 昔 に 遡 る 理 系 の 私 塾 と
まだ正月も明けきらぬ 1 月 5 日(月) に杏林 AP 推
しての順天高等学校の歴史から話が始まりました。明
進委員会主催の「平成 26 年度 高校と大学をつなぐ
治 維 新、 終 戦、 現 代 の グ ロ ー バ ル 化 と い う 3 つ の 開
FD/SD」 が 大 学 院 講 堂 で 行 わ れ、70 名 弱 の 教 職 員 が
国の中で、日本人は外圧を能動的に変換してきた点を
参加しました。
指摘しました。 順天高等学校では 1964 年の東京オリ
稲 垣 大 輔 高 大 接 続 推 進 室 長 の 司 会 で、 跡 見 裕 学 長
ンピックの年から高校生の海外派遣が始まり、現在で
の挨拶の後、聖徳学園高等学校の伊藤正徳校長が「つ
は 海 外 修 学 旅 行 で 生 徒 全 員 に 拡 大 し て い る そ う で す。
ながる力、つなげる力 高校教育における外部連携の
1980 年代のジャパン・アズ・ナンバーワンの時代には、
可能性」と題して、つづいて順天高等学校の中原晴彦
多くの在外教育施設が日本人子弟向けに設立されバブ
国際部長が「日本のグローバル化と高校教育」と題し
ルの崩壊とともに閉鎖された施設も多いことを、ご自
て講演を行いました。
身も勤務されていた経験に基づいて話されました。当
伊藤先生は、まず、青少年意識調査(内閣府)結果
時と現代のグローバル化の時代との対比で、経済戦士
から、日本の若者の自己肯定感が低く不安感が他国に
を支えるための教育から、不調な経済を革新してゆけ
比べ高いことを指摘し、決められた知識や技能を授け
る 人 材 育 成 を 教 育 に 期 待 さ れ て い る と 話 さ れ ま し た。
る だ け の 減 点 方 式 の 教 育 を 問 題 と し ま し た。21 世 紀
SGH に 指 定 さ れ て い る 順 天 高 校 で は 父 兄 か ら 英 語 教
型 の 学 び は International Baccalaureate(IB) な ど で 示 さ
育について質問されることも多いようです。しかし文
れる新しい学習者像をもとにしたアクティブラーニン
部 科 学 省 も SGH 指 定 の 概 要 で、 英 語 力 と か 経 済 戦 士
グが重要だとし、そのための基礎知識を高校で学ぶこ
を育成することを求められているわけではなく、問題
とが必要だとしました。そしてロールモデルとしての
解決力やコミュニケーション力等の国際的素養が示さ
社 会 企 業 家 を 引 き 合 い に、 聖 徳 学 園 で は OECD PISA
れています。すなわちグローバル市民です。
キ ー コ ン ピ テ ン シ ー と 同 様 な「人 と つ な が る」「知
そして、 最後に IB Learner のプロファイルの最初に
識をつなげる」「世界とつながる」 の 3 つのつながる
示される「探究する人」の育成のため高大接続が重要
力の育成に力を入れていると話されました。
であると締めくくりました。
そのためには高校の中のみでの教育には限界があ
その後の質疑応答では、入試方法なども含め活発な
り、実績を積んできた杏林大学との連携、地域との連
やり取りがされ、最後にスノードン副学長が、周到な
携、そしてローカルからグローバルへ飛躍といった実
準備をされたご講演にお礼を述べ閉会しました。
践例を紹介しました。杏林大学とは、例えばオランダ
大使の聖徳学園での講演にスノードン副学長が同席し
6 KYORIN GAKUEN
(高大接続推進室)
【がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン】
平成 26 年度 保健学研究科
「がん患者コーディネーター養成コース」修了
がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事業の
の 講 義、 本 プ ラ ン 保 健 学 研 究 科 代 表 中 島 恵 美 子 教 授
一つとして、本学大学院保健学研究科では「がん看護
の 講 義 の 他、 が ん 看 護 に ま つ わ る ス ペ シ ャ リ ス ト の
専 門 看 護 師 養 成 コ ー ス」「が ん 患 者 コ ー デ ィ ネ ー タ ー
方々により講義・演習を受け、最終日には受講生から
養 成 コ ー ス(イ ン テ ン シ ブ コ ー ス)」 が 設 置 さ れ て い
の事例提供を受け、事例検討を実施し、今後のがん看
ます。そのうち、
「 がん患者コーディネーター養成コー
護のあり方も含め意見交換を行いました。
ス(インテンシブコース)」が昨年 9 月 21 日から 3 ヵ
本年度においてもリンパ浮腫緩和に対するリンパ
月間のプログラム 全 20 回の講義(演習含む)を終え、
マッサージの技術演習やコーディネーションスキルを
12 月 14 日に修了しました。
学ぶための体験学習は特に受講生から大変好評でし
2 年目を迎えたこのコースでは、 がん患者さんの症
た。自己啓発の為に参加した方が多く、受講生にとっ
状マネジメントに必要な知識や技術、病院から在宅へ
て有意義で、大変学びの深い時間となりました。本コー
移行するためのコーディネート学習などが学べるよう
スは次年度も開講致しますので、がん看護に興味のあ
に更に充実したプログラムが組まれ、 今年度は 15 名
る方は是非ご参加下さい。
が受講しました(看護師 ( 杏林 )7 名・看護師 ( 他施設 )2
名・ 大 学 教 員 3 名 ( 連 携 校 2 名・ 他 校 1 名 )・ 保 健 学
研究科大学院生 3 名)。
が ん 医 療 に 従 事 す る 看 護 師 に 対 し、「が ん 看 護 を 学
び、短期間にがん医療とその看護、並びに地域連携を
推進する基礎的知識を習得し、がん患者に対し質の高
い看護が実践出来るようになる事」という到達目標の
もと、本事業責任者である古瀬純司教授の腫瘍学総論
昨年 9 月 19 日には、 がん治療、 がん薬物療法、 臨
床 試 験 に 関 す る 基 礎 的 な 知 識 を 短 期 間 に 修 得 で き る、
医学研究科「臨床試験コーディネーター養成(インテ
ンシブ) コース」 を受講した 33 名が、 約半年間のプ
ログラムを終え、修了証書を手にしました。
(がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン事務局)
【COC 事業】
「防災ふれあいフェア」を開催 600 名余の親子連れで賑わう
市 民 に 楽 し み な が ら 防 災 意 識 を 高 め て も ら お う と、
と、八王子消防署の全面的な協力を得て初めて行われ
本学主催・八王子消防署共催の「防災ふれあいフェア」
たものです。
が 昨 年 11 月 30 日、 八 王 子 キ ャ ン パ ス で 開 か れ、 親
同 フ ェ ア は、 八 王 子 キ ャ ン パ ス の D 棟・E 棟・F 棟
子連れなどで賑わいました。
前の広場や、F 棟の 4 教室など、広いスペースを使って、
こ の「 防 災 ふ れ あ い フ ェ ア ~ 家 族 で 楽 し む 防 災 訓
はしご車搭乗体験や煙体験、倒壊建物救助訓練、初期
練!~」 は、 平 成 25 年 度 文 部 科 学 省 の「地(知) の
消火訓練、放水訓練、応急救護、火災発見大声体験、ロー
拠点整備事業」に採択されたことを受け、本学保健学
プ渡り訓練など、盛りだくさんのイベントが展開され
部救急救命学科の教育資源を社会貢献の形で活かそう
ました。スーパーボールすくいやバルーンアートなど
KYORIN GAKUEN
7
子ども向けのイベントも用意されたこともあって、開
開催するのは珍しいということです。
場前から親子連れの市民が次々と訪れました。そして
本学は「地(知)の拠点整備事業」の採択を受け、
「都
煙が充満したテントの中を潜り抜ける煙体験や命綱を
市型高齢社会の健康と安心」を主題に、学生と地域関
つけてロープ渡りをするレスキュー訓練、炎めがけて
係者が共に学ぶ「生きがい創出」、退職団塊世代の「健
放水する初期消火訓練など思い思いに各コーナーで防
康 寿 命 延 伸」、 大 規 模 自 然 災 害 に 備 え る「災 害 に 備 え
災訓練を体験していました。
るまちづくり」について、三鷹市・八王子市・羽村市
このフェアには八王子消防署から署員 40 名が参加
と連携し、講演会をはじめ様々な取り組みを進めてい
し た ほ か 消 防 車 両 6 台 も 出 動 し、 子 ど も た ち を は し
ます。今回のイベントは、このうちの「災害に備える
ご車の先の籠に載せて 30 mの高さまでのばす搭乗体
ま ち づ く り 」 の 1 事 業 と し て 企 画 し た も の で、 中 心
験を手伝ったり、校舎屋上からロープで降下する訓練
になって取り組んだ保健学部救急救命学科の和田貴子
を披露して集まった人たちの拍手を浴びていました。
教授は「イベントを通じて市民の皆さんに防災意識を
また、 本学からも救急救命学科の学生 40 名を含む
高めてもらうとともに、本学が防災に取り組んでいる
70 名 が 参 加 し、 日 ご ろ の 授 業 の 成 果 を 活 か し て 応 急
ことを知ってもらう良い機会になったと思います。学
救護の指導にあたるなどしました。
生たちも現場の消防署員とふれ合い、教訓になったと
この日は曇り空ながら時折薄日のさすまずまずの天
思います。これをきっかけに救急救命学科の教育につ
気で、午後 3 時までに 635 名の方が会場を訪れました。
いて、 これまでの “ 救急救命 ” に加えて、“ 防災教育 ”
八王子消防署によると、防災訓練は各大学でも行わ
まで分野を広げることも検討したい」 と話していま
れていますが、市民を対象に大学がこうしたフェアを
す。
はしご車搭乗体験
心臓マッサージの指導を受ける参加者
平成 26 年度 第 2 回 羽村市・杏林大学連携協議会を開催
進 室 長(協 議 会 会 長)、 地 域 交 流 推 進 室 副 室 長、 八 王
子事務部長、地域・大学間コーディネーター、地域交
流課長等 7 名が出席しました。平成 26 年度羽村市・杏
林大学連携事業計画に基づく事業の実績を確認すると
と も に、 平 成 27 年 度 の 連 携 事 業 の 検 討 が 行 わ れ、 新
規提案事業についても活発な意見交換が行われました。
こ れ ま で も 地 域・ 大 学 間 コ ー デ ィ ネ ー タ ー、 学 生、
教職員の協力のもと、 年度計画された 43 件の連携事
昨 年 11 月 28 日( 金 ) 本 学 八 王 子 キ ャ ン パ ス に お
業による地域活動が羽村市関係者とともに行われてい
いて、 平成 26 年度第 2 回の連携協議会が開催されま
ま す。 引 き 続 き、「地(知) の 拠 点 整 備 事 業」 を 始 め
した。協議会には羽村市より企画総務部長(協議会副
とする地域交流活動を推進していきます。
会長)、産業環境部長、福祉健康部長、生涯学習部長、
この協議会は年 2 回開催されることとなっており、
企画政策課主査等 6 名が出席、本学からは地域交流推
次回は来年 4 月に開催予定です。 (地域交流課)
8 KYORIN GAKUEN
平成 26 年度医学教育等関係業務功労者表彰
文部科学省は、医学教育の関係業務で特に功績のあった方を毎年、医学教育関係業務功労者として表彰してい
ます。 今年度本学から付属病院放射線部係長 池端 久技師、 臨床検査部係長 森田惠子技師が選ばれ、 昨年 11 月
20 日(木)、ホテルフロラシオン青山において表彰式が行われました。
お二人とそれぞれの上長より寄せられた喜びのコメントを紹介します。
放射線部係長技師 池端 久
この度学園より推薦を頂き、 文部科学省から平成 26 年度医学教育等関係業務
功労者の表彰を受けました。今回の受賞は、よき先輩方のご指導と同僚の支援の
おかげであると感謝いたします。
昭和 62 年に杏林大学病院放射線部に入職した当初は、 他の病院では経験出来
ない高性能な装置と高度医療の環境に戸惑いましたが、不安と重圧を感じながら
も仕事を終えた時の安堵感と達成感を味わった事が思い出されます。以来、放射
線診断部門を中心に従事し、特に消化管の撮影と診断の補助には強い思いをもっ
て向き合ってまいりました。 今後も日進月歩の放射線診療の中で、 安全と信頼、
そして最新医療を提供する事に全力で取り組み、患者さんに満足して頂けるよう
に私自身もさらに技術の向上を目指し、学園と病院の発展のために寄与したいと
思っております。
受賞するにあたり、支えてくれた家族に感謝するとともに、学園並びに病院関係者と職場の多くのスタッフに
御礼を申し上げます。
所属上長の大戸眞喜男 放射線部技師長より
池端係長が、 平成 26 年度医学教育等関係業務功労者として表彰され大変うれしく思っております。 池端係長
技師は、 認定資格「胃がん X 線検診技術部門 B 検定」 を取得し、 撮影技術並びに読影の補助等を率先して指導
し、技術の向上とチーム医療に尽力されたことが認められたものと思います。今後の更なる活躍を期待しており
ます。
臨床検査部係長技師 森田惠子
この度学園から推薦をいただき、 文部科学省から「平成 26 年度医学教育等関
係業務功労者表彰」を受けてまいりました。
私は臨床検査部に 1982 年に入職し、 約 32 年の間、 検体検査 8 年、 生理検査
24 年従事してまいりました。臨床検査部は女性の多い職場で、とてもアットホー
ムな職場です。
それゆえに子育てをしながらもくじけることなく、現在まで務めることができ
ました。これもひとえに検査部長をはじめ諸先輩方、同僚、後輩の皆様のご理解・
ご協力のおかげと厚くお礼申し上げます。
医療の進歩に伴なって、検査も同様に進歩・多様化を続ける中、より正確で迅
速な検査結果を提供できるよう日々努力し、今後もチームワークの良い働きやす
い職場になるよう努めてまいりたいと思います。
所属上長の高城靖志 臨床検査部技師長より
この度、森田係長が医学教育等関係業務功労者に表彰されたことを大変うれしく思っています。
森田係長は臨床検査部に 1982 年に入職され、革新の進む臨床検査分野の発展に尽力されてきました。
1990 年から担当している呼吸機能検査では臨床の先生方とともに多くの業績を残されたことが評価され、 公
益社団法人東京都臨床検査技師会の学術部幹事として、長年に亘り後進の指導をされています。
今後も多くの臨床検査技師の技術向上のため、ご活躍されることを期待しています。
KYORIN GAKUEN
9
八王子だより
保健学部 岡本博照准教授が日本民族衛生学会優秀論文賞を受賞
保健学部公衆衛生
本論文は、消火活動や人命救助の業務などに従事す
学教室の岡本博照准
るため社会的責任が重く、自らの命の危険を伴うなど
教授(専門:救急医
身体的負担が大きく、さらに高い緊張感を強いられて
療の疫学) が、昨年
精神的負担も大きい職能集団である消防官を研究の対
11 月 21 日 か ら 22
象 と し た も の で、 岡 本 准 教 授 が 保 健 学 部 和 田 貴 子 教
日につくば市で開催
授らと以前から共同で研究を続けてきた消防官のメン
さ れ た 第 79 回 日 本
タルヘルスについて、とくに消防指令要員の仕事のス
民族衛生学会総会に
トレスとメンタルヘルスの関連を検討し報告していま
おいて、優秀論文賞
す。
を受賞しました。
杏林大学としては、昨年度の医学部吉田正雄講師に
この論文賞は、 岡
引き続き、歴史あるこの学会の優秀論文賞を連続で受
本 准 教 授 が Journal
賞したことになります。
of Health and Human
岡本准教授は昨年 4 月に本学医学部衛生学公衆衛
Ecology に 投 稿 し た 論 文 “ 某 市 消 防 局 の 消 防 指 令 要 員
生学教室より保健学部公衆衛生学教室に異動しまし
の職業性ストレス , 燃えつきおよび抑うつについて ”
た。教育の負担がかなり増してはいますが、引き続き
に 対 し て 授 与 さ れ た も の で、 過 去 1 年 間 に こ の 雑 誌
研究者としても高いアクティビティーを保って活動で
に投稿された論文の中から、最も優れた論文に与えら
きるようサポートしていきたいと考えます。
れる賞です。
(保健学部公衆衛生学教授 照屋浩司)
総合政策学部 2014 年春学期ベストティーチャー賞
業内で実施される学生による授業評価アンケートで満
足度が最も高かった教員に送られるもので、講義部門
と 学 際 演 習 部 門 が あ り あ す。2014 年 春 学 期 は、 講 義
部門では内藤高雄先生(基礎簿記Ⅰ)と木村有里先生
(経 営 組 織 論 Ⅰ) が、 学 際 演 習 部 門 で は 斉 藤 崇 先 生 と
藤原究先生のグループがそれぞれ受賞されました。と
りわけ藤原先生の悲願がかなった瞬間でした。尚、ベ
内藤教授
木村准教授
左から、斉藤准教授、藤原講師
2014 年 春 学 期 の ベ ス ト テ ィ ー チ ャ ー 賞 が 発 表 さ れ
ま し た。「ベ ス ト テ ィ ー チ ャ ー 賞」 と は、 学 期 末 に 授
10 KYORIN GAKUEN
ストティーチャー賞受賞の先生方の授業は、翌年度の
オープンキャンパスで公開されます。
(総合政策学部)
教職員対象に AED 講習会を開催
迫技能を数値で表示できる人形を用いて心肺蘇生法を
修得しました。
この講習会は、バイスタンダー(救急現場に居合わ
せた人)として必要な救命の知識・技術を身につけて
もらうため、応急手当普及員の資格を有する救急救命
学科の学生が指導員となって、授業の一環として実施
しました。
キ ャ ン パ ス 内 や、 公 共 施 設 等 に お い て も AED の 設
置促進が図られており、救命技術の普及は多くの方の
昨 年 12 月 12 日 ( 金 )、 八 王 子 キ ャ ン パ ス で 保 健 学
命を守るため必要なものです。
部 救 急 救 命 学 科 の 2 年 生 が イ ン ス ト ラ ク タ ー と な り、
今後もこのような講習会を通して学生の指導力向上
学園教職員を対象とした AED 講習会を実施しました。
と、教職員及び市民への普及を目指してまいります。
今回の講習会には7名の教職員が参加して、胸骨圧
(保健学部救急救命学科助教 井田喜明)
三鷹だより
平成 26 年度看護専門学校戴帽式を挙行
て患者さんに献身できる看護師になってください」と
の 訓 示 が あ り ま し た。 沢 井 美 穂 杏 会 会 長 か ら の 祝 辞、
祝電の紹介後には、付属病院看護管理職会と同窓会か
ら戴帽生代表に花束が贈呈されました。
◆戴帽式を終えて 戴帽生 岡田 淳葉
戴帽式は、看護の道を進むことを改めて実感できる
ものでした。普段の学習や実習で看護を学んで考える
ことは沢山ありました。特にナイチンゲール誓詞の唱
和が印象的でした。そこには看護の道を進む上で忘れ
昨 年 11 月 15 日( 土 ) 三 鷹 キ ャ ン パ ス 松 田 記 念 館
てはならない言葉があると思いました。
に お い て 看 護 専 門 学 校 第 39 回 生 の 戴 帽 式 が 行 わ れ、
また、ナースキャップをいただきキャンドルを持ち
2 年生 102 名が式に臨みました。
ながら歩いているときに、清く忠実に誠実に生きて看
こ の 式 典 は こ れ か ら 始 ま る 専 門 分 野 実 習 に 向 け て、
護を行なう人生を歩みたいと強く思いました。そのた
自 ら の 看 護 へ の 認 識 を 深 め、 決 意 を 新 た に す る た め
めに、今出来ることを一生懸命に行い、学校外でも看
に、松田博青理事長はじめ多くの学園関係者の出席の
護師を目指す者としてふさわしい生活を送ろうと決意
もと行っています。
しました。自分の内面を磨く為、長所と短所をしっか
戴帽式では、戴帽の儀により、教員からナースキャッ
り知り、長所は大切に、短所は改善していける素直な
プをつけてもらった戴帽生は壇上に上がり、ナイチン
人になりたいと思います。他人に対しては理解する努
ゲール像から “ 献身の心 ” を表わした火を自分のキャ
力を惜しまず、時には理解されないことに耐える、優
ンドルへ灯していきました。そして、キャンドルを手
しい強い人でありたい。学校の先生方、友人、家族に
に、一同でナイチンゲール誓詞を唱和しました。
対する感謝の気持ちを常に持ち、看護師を目指して進
跡 見 裕 学 長 か ら 式 辞 が 送 ら れ た 後、 古 賀 良 彦 校 長
んでいきたいと思います。
から「患者さんがどんなことを思っているのか、同じ
(医学部付属病院看護専門学校)
目の高さで一緒に物事を見るように努め、誇りをもっ
KYORIN GAKUEN 11
平成 26 年度看護専門学校戴帽式記念講演会を開催
厳を守り、自立(自律)して暮らすことが出来るコミュ
ニティを創るために、チームとして助け合いの力を育
ん で い る 現 在 の 活 動 内 容 を 紹 介 し て い た だ き ま し た。
◆戴帽式記念講演会に参加して 3 年 廣嶋 理華
私は実習でお世話になった患者様のことを思い出し
ました。患者様の中には癌の治療は行わず、疼痛コン
トロールなど対症療法を中心に行っている方もいらっ
し ゃ い ま し た。 私 は ご 本 人 ご 家 族 の 関 わ り に お い て、
今日先生がお話しされたような、苦しみを取り除く事
昨年 12 月 13 日(土)「共に生きる-ケアタウン小
に効果がある援助が出来ていただろうか、と改めて自
平クリニックの取り組み」というテーマで戴帽式記念
問しました。苦痛の中にいる人が求めるものは「話し
講演会を行いました。講師の山崎章郎先生は聖ヨハネ
相手」「理解されたい」「触れ合い」であり、人は心か
会病院桜町病院でホスピス科部長を歴任され、現在は
ら聞いてもらえることにより、気持ちは落ち着き、考
ケアタウン小平クリニック院長として地域の中で「最
えが整い、生きる力が湧くことを学びました。苦しむ
後まで住みたいコミュニティを創る」を目標に活躍さ
人が求めるものを常に心に留め、支援することの出来
れています。
る看護者となれるよう努力を怠ることなく進んでいき
講演ではホスピスケアの要点について、終末期の方
たいと思いました。
へのスピリチュアルケアの条件(話し相手、理解、触
今後医療に携わる者として大切な考え方を教えてい
れ 合 い)、 地 域 で 看 取 り を す る こ と の 有 効 性 に つ い て
ただいた貴重な講演会でした。
説明がありました。そして、地域で最後まで人権・尊
(医学部付属病院看護専門学校)
医学部感染症学 小林富美惠教授
「三日熱マラリア」で日印研究交流を開始
昨 年 6 月、 文 部 科 学 省 の 戦 略 的 国 際 科 学 技 術 協 力
究 大 学 院(PGIMER) 医 寄 生 虫 学 部 門 の ラ ケ シ ュ・ シ
推進事業「日本-インド研究交流」 の 26 年度新規課
ガール教授と今後の研究計画や双方の役割分担、来年
題として「三日熱マラリア」に関する研究が採択され
度以降に開催が予定されているシンポジウムの企画・
たことを受けて、医学部感染症学の小林富美惠教授が
立案、若手研究者の招聘計画などについて意見交換し
昨年 11 月 8 日から 13 日までインド・チャンディガー
ました。
ルを訪れ、インド側の研究者とマラリア重症化の早期
マラリアの重症化は一般的には熱帯熱マラリアで起
診断技術の開発に向けて本格的な協議を行いました。
きますが、インドでは最近三日熱マラリアによる重症
本 事 業 は、 文 科 省 の 委 託 を 受 け て、 科 学 技 術 振 興
化例が増加しているということで現地ではこの問題へ
機構(JST) が国際研究交流を支援するために平成 15
の関心が高く、小林教授は地元紙のインタビューを受
年 度 か ら 実 施 し て い る も の で、 昨 年 6 月、 日 本 と イ
け、「日 本 ― イ ン ド 二 国 間 研 究 交 流」 の 開 始 が 各 紙 で
ンド間の研究交流として、小林教授が日本側の研究代
大きく取り上げられました。記事ではこの二国間研究
表 を 務 め る 研 究 交 流 課 題:「三 日 熱 マ ラ リ ア の 重 症 化
交流の意義や、PGIMER で行われた小林教授と新倉 保
に お け る TLR の 役 割 と 重 症 化 を 予 知 す る 早 期 診 断 技
助教(感染症学)の講演の内容などが紹介されていま
術の開発」 が、 平成 26 年度の新規課題として採択さ
す。 れました(注:TLR は細胞表面にある受容体タンパク
研究交流を開始した小林教授は「今、インドは乾季
質の一種)。
ですが、来年度の雨季(マラリア流行期)に研究が効
採択後初めてとなる今回のインド訪問で小林教授
率よく進むように、双方連絡を取り合ってしっかりと
は、インド側のカウンターパートである医学教育・研
準備をしていきたいと思います」と話しています。
12 KYORIN GAKUEN
医学部感染症学 神谷 茂教授が
国際ノートバイオロジー学会理事長に就任
IAG は、 ヨ ー ロ ッ パ・ 米 国・ ア ジ ア( 日 本 と 韓 国 )
のノートバイオロジー(無菌生物学)とその関連領域
を扱う研究者から構成されている学会で、3 年毎に国
際 シ ン ポ ジ ウ ム(ISG) が 開 催 さ れ ま す。 昨 年 9 月 に
ロ シ ア・ サ ン ク ト ペ テ ル ブ ル グ 市 に て 第 18 回 ISG が
開 催 さ れ、 次 回(2017 年 ) は 日 本 で の 開 催( 会 長:
広島大学一戸辰夫教授)が決定しました。
当教室ではこれまでにヘリコバクター・ピロリ、ク
ロストリジウム、正常細菌叢など無菌生物学関連の研
本 学 医 学 部 感 染 症 学 の 神 谷 茂 教 授 が 2014 年 9 月
究が行われてきました。今後、教室での無菌生物学研
24 日付で、国際ノートバイオロジー学会 International
究 の 他 に IAG President と し て 本 学 会 の 活 性 化 な ら び
Association for Gnotobiology(IAG)の President に就任
に若手研究者の研究奨励などの点での指導が期待され
しました。
ています。
(医学部感染症学教室)
佐藤 俊研修医が日本救急医学会総会・学術集会で受賞
日本救急医学会総会・学術集会の研修医セッションに
お い て、「感 染 と 清 涼 飲 料 水 の 多 飲 水 を 契 機 と し た 糖
尿 病 ケ ト ア シ ド ー シ ス の 一 例」 を 発 表 し、「座 長 推 薦
演 題」 を 受 賞 し ま し た。「座 長 推 薦 演 題」 は、 発 表 さ
れ た 演 題 の 中 か ら 優 秀 な 研 修 医 に 贈 ら れ る 賞 で あ り、
今回のシンポジウムで、この演題が高く評価され、受
賞となりました。
受賞に当たり佐藤研修医は「松田剛明教授を始めと
し た ATT 科 の 先 生 方 の 丁 寧 な ご 指 導 に よ り、 こ の よ
うな身に余る賞をいただくことが出来ました。これに
決して傲ることのないよう、今後とも精進を重ねてい
当院の佐藤 俊研修医(写真右) が、 昨年 10 月 28
きたいと思います」と話しています。 (ATT 科)
日( 火 ) か ら 30 日( 木 ) に 福 岡 で 行 わ れ た 第 42 回
KYORIN GAKUEN 13
病院病理部 鈴木 瞳技師が
第 53 回日本臨床細胞学会秋期大会で優秀演題賞を受賞
昨 年 11 月 8 日( 土 )、
会 で す。 近 年 は 細 胞 の 形 態 学 的 診 断 ば か り で は な
9 日(日) に海峡メッセ
く、分子細胞学的研究や機器による細胞の自動診断
下 関 で 開 催 さ れ た 第 53
など新しい技術の導入についても活発に議論・検討
回日本臨床細胞学会秋期
がなされています。
大会で病院病理部の鈴木
今回の演題は、リンパ節の細胞診検体で良悪性の
瞳技師が「リンパ節細胞
鑑別が困難と判定された症例の細胞形態学的な分析
診における良悪性鑑別困
結果を発表したものです。結果的に困難例を少なく
難症例の検討」と題した
するためには検体の適切な処理と細胞を詳細に観察
演題を発表し、優秀演題
することが重要とされました。
賞を受賞しました。
鈴木技師は「このような名誉ある賞をいただき大
日本臨床細胞学会は 1961 年に第 1 回総会が開催さ
変 嬉 し く 思 っ て お り ま す。 今 後 も 症 例 数 を 増 や し、
れて以来、細胞診断学・臨床細胞学の学術研究とその
診断の手助けとなるよう努めて参ります」と抱負を
成果を実地臨床に応用することを推進する歴史ある学
述べています。 (病院病理部)
第 43 回杏林医学会総会を開催
hypertension)でした。
続いて、 市民公開講演会 “ がん医療の最前線~がん
の予防と最新治療 ” が開催されました(座長:医学部
腫瘍内科学 古瀬純司教授)。
医学部内科学(腫瘍)の長島文夫准教授より「がん
薬 物 療 法 の 進 歩 と 外 来 在 宅 が ん 診 療 に つ い て」、 次 い
で、 医 学 部 外 科 学(消 化 器 一 般) 阿 部 展 次 准 教 授 よ
り「からだにやさしい消化器がんの二つの最新治療〜
昨 年 11 月 15 日( 土 ) に 大 瀧 純 一 保 健 学 部 長 を 会
内視鏡治療と腹腔鏡下手術〜」をテーマに講演いただ
長 と し て 第 43 回 杏 林 医 学 会 総 会 が 開 催 さ れ ま し た。
きました。最後に国立がん研究センターがん予防・検
第三内科学教室が幹事教室となり、医学部の解剖学教
診研究センターセンター長の津金昌一郎先生より「が
室、薬理学教室、外科学教室、耳鼻咽喉科学教室、保
んを遠ざける生活習慣」 の特別講演をいただきまし
健学部の救急救命学研究室が当番教室となって総会が
た。
運営されました。
140 名 定 員 の 会 場 が 満 席 に な る ほ ど 多 数 の 市 民 の
杏林医学会総会・事務総会では、 平成 25 年度の事
方々にご参加いただき、皆様興味深く各講演に耳を傾
業報告、 決算報告、 監査報告が承認され、 平成 27 年
けられていました。質疑応答も活発に行われ予定時刻
度の事業予定および予算案が提起され、承認されまし
をオーバーして成功裏に市民公開講演会が終了いたし
た。 事務総会後に第 23 回杏林医学会賞・第 3 回杏林
ました。
医 学 会 研 究 奨 励 賞・ 第 3 回 学 生 リ サ ー チ 賞 授 与 式 お
このあと、医学部共同研究プロジェクト・研究奨励
よび記念講演が行われました。
賞受賞者の中間報告ならびに保健学部共同研究プロ
今回の杏林医学会賞受賞者は、医学部第二内科学の
ジェクト・個人研究奨励賞受賞者の報告が行われ、医
相 見 祐 輝 研 究 員(現 杏 林 CCRC 研 究 所 特 任 助 教、 論
学 部 か ら 7 名、 保 健 学 部 か ら 4 名 の 受 賞 者 に よ り 研
文 タ イ ト ル は Single nucleotide polymorphisms of the
究成果が発表されました。同報告と並行して一般講演
ALK1 and ENG genes in patients with pulmonary arterial
が行われました(演題数 21)。 本講演は例年若手研究
14 KYORIN GAKUEN
者にとって有意義な学術交流の場になっているものと
けいただきました先生方、ならびに杏林医学会員各位
思われます。
に感謝申し上げます。
本総会の運営にご協力いただきました各教室の先生
(杏林医学会総務幹事 医学部感染症学教授 神谷 茂)
方、講演していただきました先生方、座長をお引き受
第 1 回院内縫合結紮チャンピオンシップを開催
参 加 し た の は、 学 生 4 名 と 研 修 医 ら 医 師 11 名 で、
この中には大会前にクリニカルシミュレーションラボ
でトレーニングを積んで臨んだ学生もいました。
縫 合 結 紮 の 技 術 競 技 は、 内 視 鏡 下 で 縫 合 結 紮 を 2
回行うというもので、結果は以下のとおりでした。
第 1 位 20 秒 71 橋本佳和助教 (消化器・一般外科)
第 2 位 22 秒 78 小澤秀浩さん (医学部 4 年生)
第 3 位 24 秒 06 森俊幸教授 (消化器・一般外科)
左から橋本佳和助教、 小澤秀浩さん、 森俊幸教授
森 教 授 は、 第 1 位 の 橋 本 助 教 の 記 録 に つ い て「 こ
内 視 鏡 下 の 縫 合・ 結 紮 の 技 術 を 競 う 第 1 回 院 内 縫
の 記 録 は 驚 異 的 で 簡 単 に 破 る こ と は 難 し い」 と 語 り、
合結紮チャンピオンシップが、昨年 11 月 15 日(土)、
第 2 位に入った医学部 4 年生の小澤君の健闘を称え
医師と医学生 15 名が参加して当院クリニカルシミュ
ていました。
レーションラボで行われました。
同教室では、大会は各科医師や研修医、学生のモチ
この大会は、学生、研修医ばかりでなく病棟医に腹
ベーションアップに繋がるとして今年も開催を予定し
腔鏡手術の技術的側面に関心を持ち研鑽を積んでもら
ており、縫合結紮に自信のある方や技術力を上げたい
いたいと、この年から消化器・一般外科学教室が始め
と望んでいる人はぜひご参加くださいと呼びかけてい
たものです。
ます。
「女性研究者研究活動支援事業キックオフシンポジウム」
本学は 昨年 10 月末に平成 26 年度文部科学省の科学技術
人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(一般
型)」 に選定され、
・女性研究者の上位職登用をさらに増加させる
・ライフイベントと仕事の両立困難を理由とする離職者ゼロ
を目指す
・女子学生の大学院進学を支援し女性研究者の裾野拡大を図
るとともに、 研究力の向上を目指す
な ど を 目 的 に、 男 女 共 同 参 画 推 進 室 を 設 置 し て 活 動 を 始 め
ました。
この事業の一環として、来る 1 月 24 日(土)、下記の要領で、
キ ッ ク オ フ シ ン ポ ジ ウ ム を 開 催 し ま す。 教 職 員 の 皆 さ ん の
参加をお待ちしています。
記
日 時:2015 年 1 月 24 日 (土)14:00 ~ 16:10
会 場:杏林大学三鷹キャンパス 大学院講堂
(杏林大学男女共同参画推進室 内線 3248)
KYORIN GAKUEN 15
職 員 紹 介
教
第
25 回
杏林学園で働いている様々な職種の皆さんを紹介していきます。 実はこんな人だった…!など、 新しく教職員の輪
が広がる、 そんなコーナーです。
(く ぼ●
じ ゅ ん い ち)● ●外国語学部講師 北村 一真
(き●
た む ら か ず ま)
●臨床工学技士 久保 純一
● ● ● ● ● ● ● ● ● C-ICU看護師の今中良
太さんからご紹介いただきま
した、臨床工学技士の久保純
一 で す。 私 は 平 成 22 年 に 入
職 し、 現 在 は 主 に 透 析 セ ン
ターとC-ICUで働いてい
ます。業務内容は急性血液浄
化や補助循環装置の操作、医
療機器の保守管理に関する院
内での勉強会などを行ってい
ます。
昔の同級生などにはよく「どうして臨床工学技士に
なったの?」と聞かれます。最初は明確な理由がない
まま臨床工学技士になり、杏林大学病院に入職しまし
た。 し か し、 現 在 5 年 目 に な り、 各 部 署 そ れ ぞ れ に
異なる良さが分かるようになりました。例えばC-I
CUでは、重症な患者さんが多く、複雑な病態がいく
つも重なり、どうしたらいいのかなど常に模索しなが
ら業務を行っています。そのことが患者さんにとって
少しでもプラスになった時にやりがいを感じます。そ
して、分からないことについてもっと知ろうと、さら
なる努力につながっています。
↑ 昨年最後の登山、 神奈川県の塔ノ岳からの眺めです
仕事の話が長くなりましたが、少しだけ自分の趣味の
話 を し ま す。 私 は 年 に 数 回、 登 山 を す る こ と と 毎 週 TV
の生放送で海外サッカーの試合を見ることを楽しみにし
ています。
趣味と呼べるほどのものではないので、現在新たな趣
味を模索中です。アイスランドにいってみたい、スカイ
ダイビング、スノーボードに挑戦・・・などやりたいこ
とはたくさんありますが、全然
実行できていません。いろいろ
なことに挑戦してその中から趣
味を見つけていければ、と考え
ています。とりあえず、今年の
目標はスキューバーダイビング
の資格とスカイダイビングをす
ることです。
次回は、C-ICUに常駐し
↑ ひいきにしている
ている薬剤師の伊藤香織さんを
海外のサッカーチーム!
紹介します。
16 KYORIN GAKUEN
入 学 セ ン タ ー の「 ま ゆ ゆ 」
こと、長谷川愛友さんからご
紹介いただきました、外国語
学部講師の北村一真です。外
国語学部の英語及び英語学の
授業を担当しています。
これといった趣味もないの
で、 中 学・ 高 校 の 頃 (90 年
代後半 ) にハマっていたゲー
ム の 話 を し よ う と 思 い ま す。
中学から高校 1 年生くらいにかけて、下校途中にゲー
ムセンターに足繁く通い、 当時流行っていた 2D 対戦
格 闘 ゲ ー ム を 毎 日 の よ う に や っ て い ま し た。 好 き な
キャラクターを操って敵キャラクターの体力をゼロに
する、というだけの単純なものなのですが、キャンセ
ル・連続技・ガードカウンター等、多彩なシステムが
プレイヤー同士の対戦の駆け引きに深みを与えてい
て、友人や他校の生徒たちとトコトンやり込みました。
個人的に特に魅力を感じたのが、複数の攻撃を相手
のキャラクターに連続で叩き込む「連続技」というテ
クニックです。キャラクターは攻撃を受けると、通常
の状態に戻るまでに一瞬の隙 ( ガード不能状態 ) がで
きるため、手際よ
く次の攻撃操作を
行うことで、複数
の攻撃が流れるよ
うに「繋がり」ま
す。 な か ん ず く、
必殺技や超必殺技
を組み込んだ連続
技は、操作も難し
いですが成功すれ ↑昨年夏期に実施した TOEIC 合宿での一コマ
ば相手に大ダメージを与えられるので、対戦の緊張感
を高めるのに不可欠な要素でした。
当時はゲームセンターでしかプレイできなかったよ
うなゲームも今ではスマートフォンのアプリなどで安
価 に 手 に 入 り、Wi-Fi を 使 っ て 部 屋 に い な が ら 全 国 や
海外のゲーマーと対戦できるようになっています。つ
いつい懐かしくなって購
入してしまったりするの
で す が、 な ん と、20 年
経 っ て も 複 雑 な「 連 続
技」の操作方法を体が覚
えています。習慣とは怖
↑ 格闘ゲームの 1 シーン。 相手のの い な と 思 う の と 同 時 に、
けぞりが終わる前に必殺技を入力 語学学習においても頭だ
けでなく体に記憶させることがいかに重要かを痛感す
るばかりです。
次回は、教務課の氏江規雄課長をご紹介します。
文化・スポーツ
公開講座 5 年連続提供の教員にいちょう塾から感謝状
対外経済政策)、原田奈々子教授(専門:会計学)、外
国語学部の八木橋宏勇准教授(専門:認知言語学・社
会言語学)に感謝状が贈られました。
なお、原田教授は内藤高雄教授、高田京子准教授と
ともに講座を提供しており、代表して感謝状を受けま
した。
授与式は、 昨年 12 月 7 日(日) 八王子学園都市セ
ンター・イベントホールで行われました。今年度の表
彰者は 12 名で、八王子学園都市大学学長 青山佾学長
八王子学園都市事務局が主催する「いちょう塾」は、
より一人ひとりに感謝状が贈られました。
市民を対象に八王子地域の大学等が講座を提供する学
いちょう塾で開講している講座の内容は、小野田教
びの場となっており、本学も総合政策学部、外国語学
授は国際貿易や環境政策に関するもの、原田教授は簿
部、保健学部の教員が講座を提供しています。
記の初歩に関するもの、 八木橋准教授は翻訳や言葉・
このたび、5 年連続でいちょう塾に講座を提供した
文化に関するものです。
として総合政策学部の小野田欣也教授(専門:日本の
第 63 回杏林大学病院内コンサートを開催
てくれました。 続く曲は “ 冬のうたメドレー ” と題し
て、「たき火」「冬景色」「ペチカ」「雪」といった馴染
み深い童謡などの曲が演奏され、入院患者さんや子ど
もたちが、手を叩いてリズムを取りながら曲を楽しむ
姿も見られました。その後、イベールの「木管五重奏
の た め の 3 つ の 小 品 よ り 全 楽 章」 が 演 奏 さ れ、 曲 目
ク リ ス マ ス を 間 近 に 控 え た 昨 年 12 月 20 日( 土 )、
は終了となりました。
桐朋学園大学音楽学部による院内コンサートが外来棟
プログラムの終わりに、松田博青理事長より、演奏
待 合 ホ ー ル に て 開 催 さ れ ま し た。 こ の コ ン サ ー ト は
者や桐朋学園の小柳敏志理事長、玉置善己理事、小野
1999 年 7 月から毎年 4 回、 桐朋学園のご厚意により
潔演奏科長をはじめ関係者の皆様へ長年に渡るご厚
行われています。
意に謝辞が述べられました。桐朋学園の小柳理事長か
毎回好評を博している本コンサートは、今回も入院
らは「年も瀬となる忙しないこの時期に、演奏を通し
患 者 さ ん や お 見 舞 い の 方 な ど 約 130 名 が 雨 の 降 り し
て、ひと時でもゆったりと楽しんでいただけたら何よ
きる中、会場に集まりました。
りです。どうか、お体をお大事に、よい年をお迎えく
第 63 回となる今回は、松澤美保奈さん(フルート)、
だ さ い。 来 年 も ぜ ひ 本 学 生 の 演 奏 を お 聴 き く だ さ い」
金 仙亜さん(オーボエ)、 青木 萌さん(クラリネッ
と話がありました。
ト)、佐藤友架さん(ホルン)、牧野裕美さん(ファゴッ
松 田 理 事 長 に よ る ア ン コ ー ル の リ ク エ ス ト を 受 け、
ト)に出演いただきました。
ク リ ス マ ス の 楽 し い メ ド レ ー 曲 と し て、「き よ し こ の
観 客 の 期 待 が 高 ま る 中、 一 曲 目 に モ ー ツ ァ ル ト の
夜」「ジ ン グ ル ベ ル」 な ど が 演 奏 さ れ、 明 る く 温 か い
オペラ「魔笛」 序曲が演奏され、 続いて J.S. バッハの
雰囲気の中、コンサートが終了しました。
「カンタータ 第 140 番 “ 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ ”」、
その後も、入院患者さんやお見舞いの親子連れなど
パ ッ ヘ ル ベ ル の「カ ノ ン」、 ダ ン ツ ィ の「木 管 五 重 奏
が 演 奏 者 を 囲 み、 楽 器 の 音 色 を 聴 か せ て も ら う な ど、
曲 変ロ長調 第 1 楽章」 が演奏されました。 曲の合間
熱気は冷めやりませんでした。
には、演奏者が初心者にもわかりやすく作品を解説し
次回のコンサートは 4 月 4 日(土)の開催予定です。
KYORIN GAKUEN 17
患者さんへ安らぎと笑顔の贈り物
看護専門学校生によるキャンドルサービス
ちが手作りのクリスマスカードを患者さん一人ひとり
に手渡しました。
クリスマスキャロルの合唱が始まると、患者さんた
ちは付き添いの家族や看護師と共に病室から出てき
て、キャンドルライトを手にした聖歌隊の行進を見学
しました。患者さんからは「とてもきれいな歌声ね」
「こ
う し た 行 事 が あ る の は い い で す ね。 あ り が と う」「せ
めて気持ちだけでも明るくなれて嬉しい」などの感想
クリスマスを間近に控えた昨年 12 月 18 日(木)夜、
が聞かれました。
医学部付属看護専門学校の学生たちが当院の各病棟を
クリスマスカードには、看護専門学校の全学生が一
訪問し、キャンドルサービスを行いました。
枚一枚想いを込め、 手書きで “ このひと時があなたに
このキャンドルサービスは日頃臨床実習でお世話に
と っ て 安 ら ぎ に な り ま す よ う に ”“ こ の 歌 声 が 私 た ち
なっている患者さんへ感謝の気持ちを込めて、看護専
からのプレゼントです ” などと綴っています。
門学校の恒例行事として行っています。今回は約 140
キャンドルサービスに参加した学生たちは「患者さ
名の希望学生が参加し、5 つのグループに分かれ、 各
んが目を潤ませて聞き入ってくださった姿に、こちら
病 棟( 第 1 病 棟、 第 2 病 棟、 第 3 病 棟、 中 央 病 棟、
も 心 が 震 え ま し た」「こ う し た 形 で 患 者 さ ん へ 安 ら ぎ
外科病棟)のそれぞれのフロアを「きよしこの夜」
「い
をお渡しできて嬉しいです。今後の実習の励みになり
つくしみ深き」などのクリスマスキャロルを合唱しな
ます」などと感想や抱負を語っていました。
がら周り、サンタクロースとトナカイに扮した学生た
小児病棟にサンタさん 子供たちにプレゼント
ころに住んでいますか? ” という問いには「雪のたく
さ ん 降 る、 寒 い と こ ろ で す 」、“ 今 日 の お 昼 は な に を
食べましたか? ” という問いには「クリスマスケーキ
を食べてきました!」などと答えていました。
みんなでクリスマスソングを歌った後には、子ども
た ち 一 人 ひ と り に サ ン タ ク ロ ー ス が 声 を 掛 け な が ら、
タオルやマグカップなどのプレゼントを手渡しまし
た。なかには、びっくりしてしまい、こわごわとプレ
ゼントを受け取る子や、お返しにメッセージカードを
昨年 12 月 12 日(金)、小児病棟(第 1 病棟 3 階)に、
手渡す子もいました。
サンタクロースとトナカイ、かわいいツリーの妖精が
子どもたちと記念撮影をした後、サンタクロース一
訪れました。
行はプレイルームまで来られない子どもたちのため
まず、プレイルームで看護師が、入院している子ど
に、各病室や ICU 病棟へ足を運び、プレゼントとメッ
もたちや親御さんと一緒に、手洗いの歌のクリスマス
セージを届けて廻りました。
バージョンやあわてんぼうのサンタクロースを手話つ
今 年 で 3 回 目 と な る こ の 慰 問 活 動 は、 認 定 特 定 非
きで歌ったり、紙芝居をしたりしました。
営利活動法人難病のこども支援全国ネットワークの協
この後、サンタクロースとトナカイ、ツリーの妖精
力のもと行われ、サンタクロース・トナカイ・ツリー
が登場すると、子どもたちから一斉に驚きと歓声が上
の妖精には製薬会社の方々が扮して参加してくれまし
がりました。サンタクロースへは、事前に子どもたち
た。
が用意した質問を投げかけ、“ サンタさんはどんなと
18 KYORIN GAKUEN
KRL だより
第 15 期事業報告・第 16 期事業計画
昨年 12 月 19 日(金)に開催された(株)KRL 定時株主総会において、第 15 期決算報告(平成 25 年 10 月 1
日~平成 26 年 9 月 30 日) 及び第 16 期事業計画(平成 26 年 10 月 1 日~平成 27 年 9 月 30 日) が承認されま
したのでお知らせいたします。
Ⅰ.第 15 期事業報告
損益状況は末尾記載の損益計算書の通り、大幅な赤字を計上した前期からは改善し、売上高、売上総利益とも
著しく増加したものの、 計画した黒字への転換を達成出来ず、2 期連続で経常損失を計上するに至り、 杏林学園
に対する株主配当、指定寄付とも実行出来ませんでした。
詳細は以下の通りです。
1. 前期 5 月に開所した老人ホーム(アプリコ武蔵小金井)では、前期 8 千万円に及ぶ赤字を計上。今期は当初
から全社挙げての営業活動を行った結果、6 月に満室になりましたが、年間を通しての収益改善は図れず、前
期同様赤字となり、収益向上、経費削減の必要性を残した運営状態でした。
2. 病院の第 2 病棟再編工事により直営店舗(理・美容室、 介護福祉用品店) 及び管理店舗(スターバックス)
は学園の協力を得て円滑に増床、移転しました。その成果として、ローソン(14 期中に移転)、介護福祉用
品店については売上高及び営業利益が著しく増加し、 第 2 病棟再編後の通行量減少による売店(第 1 病棟
地階)での売上減を十分カバーする好業績を上げました。またそれぞれの店舗が患者、学生及び教職員のニー
ズに応えたサービスの提供と向上に努めました。
3. 学園から委託された学生・職員寮、駐車場及び食堂の管理業務に関する主要事業は次の通りです。
①学園の借り上げ寮の減少に呼応して業務委託料の減額 ②病院駐車場のタイムズとの提携により学園の収
益確保を図りつつ機器、看板等 の更新、向上 ③ 3 年来実施している学生、教職員への還元の継続 4. 不動産業の資格を取得し、学生のための賃貸住宅物件情報ネットワークの活用により三鷹、八王子双方にお
いて利用者、仲介料が増加しました。
5. 外部の営業に関しては、SPD の売上は増加したものの、売店運営では、赤字解消を優先して交渉し、第一段
階として改善の具体策を検討、実施しました。
6. 人材事業に関しては、学園への派遣及び請負業務を円滑に遂行することを第一に取り組みました。また改正
労働者派遣法に規定された系列内(杏林学園) での派遣割合を 80%未満に下げるため営業活動を続けてき
ましたが、系列に関する適用解釈が明確となり(保有株式数が過半数超であること)該当しないとの回答を
得ました。
7. 平成 17 年許可・取得した建設業について、経営業務管理責任者及び専任技術者の人件費をも吸収出来ない
実績のため廃業手続きを行いました。
損益計算書
(単位:千円)
第 14 期実績 第 15 期計画 第 15 期実績
売上高
1,684,477
1,985,734
1,850,762
売上総利益
734,951
861,673
873,426
販売費及び一般管理費
816,135
840,016
886,747
営業損益
△ 81,184
21,657
△ 13,320
営業外損益
828
850
△ 2,607
経常損益
△ 80,356
22,507
△ 15,927
KYORIN GAKUEN 19
Ⅱ.第 16 期事業計画
第 16 期においては、過去2期続いた赤字経営から脱却、安定経営を回復し、改めて当社設立の目的である「杏
林学園の財政的基盤の安定、強化に寄与」の原点に戻り株主配当の復活と指定寄付の実行及び「患者、学生及び
教職員のニーズに応えたサービスの提供と向上」を達成するため全社一丸となって取り組むこととします。
第 16 期計画において、売上高は 1,943 百万円、営業利益は 40 百万円です。
詳細は以下の通りです。
1. 杏林学園創立 50 周年及び井の頭キャンパス誕生を目前にした年であるので、KRL として担当出来る分野が
あれば参加出来るよう申請します。
2. 15 期末になってようやく黒字転換した老人ホーム「アプリコ武蔵小金井」 の運営を軌道に乗せるため具体
的且つ実効性のある管理を行います。
3. 直営店舗であるローソン、売店(第 1 病棟地階)、理・美容室、介護福祉用品店、カフェの売上増・収益増は、
当社の重要課題として、今期においても、サービス向上を徹底するとともに、売上、利益の目標達成を図る
ためそれぞれの特色を生かした運営を行います。特に、第 2 病棟の再編成後売上の低下した売店での売上・
収益を挽回する具体策を実行します。
尚、八王子キャンパスのサブウェイは、平成 27 年 8 月 20 日で 5 年を経過し、契約満了する機会に更新せず、
前期授業終了の 7 月末日で撤退します。
4. 学園から委託された業務である学生・職員寮、駐車場、郵便室、自販機、食堂の管理では、業務を適切に遂行、
サービス向上に努め、学生・教職員食堂運営に伴う還元策については利用者にアピールする内容で継続しま
す。また学生・職員寮については、既に策定された計画案に沿って運営するとともにグローバル人材育成事
業に伴い必要となる留学生受け入れの施策を学園とともに計画、実行します。
5. 三鷹、八王子キャンパスにてスタートした学生のための賃貸住宅物件情報ネットワークをより積極的に推進
することにより、学生への便宜を図り、不動産業として収益性向上にもつなげます。
6. 新規顧客の開拓は、今後とも当社の売上・利益を増加させるため不可欠でありますが、これまで開拓した病
院内の売店、SPD 業務に関して、収益性を高めるべく見直しと効率的な活動を行い、営業赤字を改善出来な
い店舗は閉鎖します。
7. 人材事業部の計画に関しては、労働契約法、労働者派遣法等規制の変化に迅速に対応出来る柔軟な姿勢を持
ちながら、学園への派遣及び受託している業務を円滑に遂行することを第一とし、収益の向上策をも模索し
ます。
今期におきましては、目標とする収益を確保し、経営の安定を図りながら杏林学園に寄与できますよう運営い
たしますので、当社の活動に関し、杏林学園の皆様には、一層のご理解とご協力並びに忌憚のないご意見を賜り
ますようお願い申し上げます。
(代表取締役 村田晋一)
20 KYORIN GAKUEN
Road to 50th
懐かしの学園風景(14)・初の永年勤続職員表彰
2016 年の学園創立 50 周年まであとわずか。学園の歴史を懐かしい写真とともに振り返る Road to 50th、今回は初
の永年勤続職員表彰を紹介します。
初めての永年勤続職員表彰式は三鷹キャンパス医学部第 1 講堂で行われました
平成 8 年 9 月に制定された永年勤続職員表彰規程にもとづき、 平成 9 年 1 月 4 日、 初めての杏林学園永年勤
続職員表彰式が行われ、勤続 30 年、勤続 20 年以上の教職員 200 名が表彰されました。
この時勤続 20 年以上で表彰された保健学部臨床検査学准教授の田村髙志さんは、 これらの写真を見て「杏林
学園の創生期から短期大学、医学部、付属病院で共に頑張ってきた教職員が一堂に会して表彰を受けた時を懐か
しく思い起こしました。 しかし、 この会場にいた方々の多くはすでに退職されていて一抹の寂しさを感じます。
来年、創立 50 年を迎える学園の発展の歴史と共に歩めたことを感慨深く思います」と話されました。
同じく 20 年の節目の表彰に感無量だったという准看護師の中村暁美さんは、 この間にはいろいろな思い出が
あり、なかでも「旧外来診療棟で救急外来診療を行っていたころ、松田博青先生が迅速に救急隊に対応し、患者
を診察する姿が大変印象的でした」と当時を振り返り感想を寄せてくれました。
◆教職員の皆さまへ◆ 懐かしい写真や思い出話を広報・企画調査室までお寄せください
Road to 50th
KYORIN GAKUEN 21
井の頭キャンパス建設状況
井の頭キャンパス開設準備室
経理部施設課
報告書 No.3
昨年 12 月からは、地上階の工事が本格的に始まりました。
井の頭キャンパス開設まで 1 年 3 ヶ月あまり。今年もキャンパスの建設状況を伝えていきます。
工事のようす
大学本部棟
【11 月 18 日撮影】
免震装置の上部に当たる鉄筋組立作業が着々と進
められています
吉祥寺通り
保健学部
西棟
【12 月 2 日撮影】
鉄筋で作られた骨組みにコンクリートを流し込む
ための型枠を作っています
保健学部
東棟
大学本部棟
文系学部
研究棟
文系学部
講義棟
共用厚生棟
【共用厚生棟:11 月 18 日撮影】
コ ン ク リ ー ト の 打 設 (流 し 込 み) を し て い る と こ
ろ で す。 こ れ で、6 棟 す べ て が こ こ ま で の 作 業 を
終了しました
並木沿いに飾られたイルミネーション
【保健学部西棟:12 月 16 日撮影】
建物 1 階部分の鉄筋組立作業に入りました
【工事現場を彩るイルミネーション】
冬の夜景を近隣の方に楽しんでいただける
よ う に、 年 末 に は ツ リ ー な ど イ ル ミ ネ ー
ションの飾り付けを行っていました
青 色 LED で 彩 ら れ た シ
ンボルツリー
22 KYORIN GAKUEN
井の頭キャンパス建設募金 寄付者ご芳名一覧
杏林学園
50 周年記念
平 成 26 年 6 月 1 日 か ら 始 ま っ た 募 金 は、 平 成 26 年 12 月 31 日 ま で に 279 件 69,030,000 円 の 寄 付 を い た だ
きました。当日までにご寄付いただいた個人、企業・法人の皆様のご芳名を掲載いたします。ご協力誠に有難う
ございます。なお、ご芳名 覧は冊 のみの公表とさせていただいております。
※この寄付者ご芳名一覧は、申込書の中の本会報への掲載方法のお尋ね (名前・金額を掲載、名前のみ、匿名で金額のみ、掲載しない)
へのご回答をそのまま掲載させていただきました。 ご回答のなかった方はお名前のみの掲載とさせていただいております。
※手続きの関係により、 一部記載されていない方がおります。 次号に掲載いたしますので、 ご了承ください。
※募金のお願いは、 教職員の方々から呼びかけさせていただいています。 今後は企業や法人、 同窓会のみなさまにもお願いをして
まいります。
■個人(五十音順) ※敬称略
ご芳名のみ
ご芳名・金額
掲載希望せず
金額のみ
【役員・教職員】
松田 剛明
1,000,000 円
青柳 貴德
蒲生 忍
朝野 聡
川村 真理
浅野 稔
木﨑 節子
飯島 基予
杏林 CCRC 研究所教職員一同
石井 博之
久保 佑美子
市川 弥生子
齋藤 智志
大関 政晴
櫻井 拓也
岡田 洋二
篠原 高雄
加藤 聡一郎
細田 香織
金子 哲也
松田 和晃
300,000 円
1名
20,000 円
1名
【教職員 OB】
中竹 俊彦
100,000 円
相澤 忠一
鶴ヶ崎 好美
岩﨑 公生
鳥羽 由松
大野 秀樹
中川 泰男
岡井 治
中村 信幸
川口 孝一
小池 秀海
後藤 元
堀田 洋子
武井 謙次
横矢 重臣
長谷川 眞理子
長谷川 洋一
【同窓会】
豊田 篤
100,000 円
布留川 潔
100,000 円
【その他】
加藤 匡子
500,000 円
1名
300,000 円
1名
計 14 名
■企業・法人 (五十音順)
ご芳名・金額
ご芳名のみ
金額のみ
掲載希望せず
【企業】
(株)帝国ホテル
【法人】
(福)康和会 久我山病院
2,000,000 円
(医)正悠会
みたか中村脳神経外科クリニック
・寄付に際していただいたメッセージをいくつか紹介します
「杏林学園のより一層の発展を心より願っております」
「元職員です。 ますますの発展を願っております」
「平素より大変お世話になっております。 新キャンパス移転開校が成功する為に、 微力ながらも何かお手伝いさせて戴け
るのを希望いたしております」(職員)
【井の頭キャンパス建設募金事務局】
TEL:0120-50-1665(フリーダイヤル) 平日(月~金)9:00 ~ 17:00
mail:[email protected]
KYORIN GAKUEN 23
12 月の理事会・評議員会
理事会
日 時 平成 26 年 12 月 5 日 (金)
場 所 帝国ホテル 本館 2 階 蘭の間
議案・報告
1 平成 27 年度予算編成方針について
8 教授人事
2 長期借入金について
9 杏林大学医学部付属看護専門学校学則の一部改正について
3 井の頭キャンパス建設 (追加工事) について
10 消 費 税 転 嫁 に 関 す る 中 小 企 業 庁 の 指 導 に 対 す る 措 置 に つ
4 ハイブリッド手術室(高度救命救急センター)の新設について
いて [報告]
5 血管撮影装置の更新について
11 杏林大学役職規程に基づく役職者の選任について [報告]
6 空調設備更新工事について (医学研究科実験動物施設)
12 女性研究者研究活動支援事業の採択について [報告]
7 窓建具改修工事について (看護・医学教育研究棟)
評議員会
日 時 平成 26 年 12 月 5 日 (金)
場 所 帝国ホテル 本館 2 階 蘭の間
議案・報告
1 平成 27 年度予算編成方針について
7 窓建具改修工事について (看護・医学教育研究棟)
2 長期借入金について
8 消費税転嫁に関する中小企業庁の指導に対する措置につい
3 井の頭キャンパス建設 (追加工事) について
て [報告]
4 ハイブリッド手術室(高度救命救急センター)の新設について
9 杏林大学総合政策学部及び外国語学部杏会の経理問題に対
5 血管撮影装置の更新について
する学園の措置 (代位弁済) について [報告]
6 空調設備更新工事について (医学研究科実験動物施設)
各種助成金
◆
◆
◆
平成 26 年度
公益社団法人日本透析医会研究助成
須田 健二 保健学部臨床工学科血液浄化療 血液透析中における再循環率の計測と抜針警報装置の開発
80 万円
法学講師
公益社団法人 日本透析医学会 コメディカルスタッフ研究助成
須田 健二 保健学部臨床工学科血液浄化療 電気的インピーダンスの変化を用いた抜針検知システムの開発 30 万円
法学研究室講師
公益財団法人黒住医学研究振興財団 第 22 回研究助成金
大河戸光章 保健学部臨床検査技術学科病理 肛門管上皮内腫瘍における細胞診判定基準に関する研究
100 万円
学研究室講師
寄付金・物件寄付申込者芳名
10・11 月分
このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとう
ございます。皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
◆寄付金寄付申込者芳名
教育研究募金
お名前のみ掲載 山田博子様
医学部 奨学寄付金 匿名寄付 54 件 40,620,000 円
(衛生学公衆衛生学、外科学Ⅰ、外科学Ⅱ、眼科学、救急医学、形成外科学、高齢医学、耳鼻咽喉科学、小児科学、心臓血管外科学、整形外科学、
精神神経科学、内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学Ⅲ、内科学腫瘍内科、脳神経外科学、泌尿器科学、皮膚科学、病理学、放射線医学)
◆物件寄付申込者芳名
物件名・規格など
陶器『齊躍登高双鹿瓷盤』
数
1点
設置・使用場所
寄付者名
医学資料情報センター棟 7 階 理事長室 中華民国 監察院院長 張博雅 様
王侠軍 作 『 好合 』
1点
第 2 病棟 1 階 患者図書室
24 KYORIN GAKUEN
齋藤英昭 様
教職員メディア情報
島村直幸
10 月 1 日
新 聞・ 雑 誌・ テ レ ビ な ど マ ス コ ミ の 取 材 を 受 け、 テ レ ビ に 出 演 し た り あ る い は 記 事 に 掲 載
(広報・企画調査室で把握したものを掲載しています)
された教職員の皆さまをご紹介します。
2014 年 ア メ リ カ 中 間 選 挙 update 2: 中 間 選 挙 と ア メ リ カ 外 交 - 3 つ の 脅 威 と 国
総合政策学部准教授 東 京 財 団「 中 間 選 挙 研 究 内政治への対応
プロジェクト」
10 月 24 日
2014 年アメリカ中間選挙 update 3:中間選挙とアメリカ外交 - 中間選挙直前の国
東 京 財 団 「 中 間 選 挙 研 究 際環境とアメリカの対応
プロジェクト」
12 月 10 日
2014 年アメリカ中間選挙 update 4:中間選挙とアメリカ外交 - 混合型脅威に直面
東 京 財 団 「 中 間 選 挙 研 究 するレイムダックのオバマ外交
プロジェクト」
上野景文
11 月 8 日
外国語学部客員教授 キリスト新聞
12 月 26 日
霞関会 HP( 論壇 )
「西ヨーロッパでは ” 文明戦争 ”」と題した聖イグナチオ教会での上野客員教授の講
演を紹介 http://www.kirishin.com/2014/11/2014118-15.html
「混沌の時代」 に思う―カミ・正義が乱立し、 暴力が乱舞する世界で、 今日の国際
社会がさらされている「歴史的挑戦」を、4 つの挑戦という文明論的観点から論述
http://www.kasumigasekikai.or.jp/cn3/rondan.html
古賀良彦
11 月 16 日
医学部教授
TBS
11 月 17 日
NHK 総合
11 月 20 日
産経新聞
11 月 20 日
Web サイト 「All about」
12 月 8 日~ 12 月 12 日
NHK ラジオ第 1
12 月 20 日
「駆け込みドクター!運命を変える健康診断」で、うつ病の特徴と対応について解説
情報番組「あさイチ」 盛りつけの極意の意外な効果として食事のいろどりと脳機
能について解説
「脳の働き高め集中力アップ」 のテーマで、 温かいスープを飲むとアルファ波が多く
みられ、脳の働きを高める効果があると解説
「3 つの『R』でストレスに疲れた脳を活性化」のテーマで、ストレス対処法の「3 つの R」
について解説
「ラジオあさいちばん」 「しなやか脳でいきいき人生~脳の働きと活性化法~」 を
テーマに脳に関する 5 つのトピックスを解説
「脳の健康を保つ食事とは」をテーマに食事と脳の働きについて解説
日本経済新聞
滝澤 始
11 月 17 日~ 11 月 21 日
医学部教授
TBS ラジオ等
健康情報番組「明日も元気」で、喘息について解説
杏林大学
11 月 20 日
東京都小金井市で「食」で市を盛上ようと活動する学生団体「いがねこ」が取り上
読売新聞
げられ本学の学生が紹介される
12 月 10 日
当院の最先端医療とグローバル教育の取組みが紹介される
大學新聞
井本 滋
11 月 25 日
医学部教授
TBS
12 月 11 日
生活・情報番組「いっぷく」の中で、乳がんの早期発見のポイントについて解説
乳がんのラジオ波焼灼療法の治療などについて話す
読売新聞夕刊
櫻井裕之
11 月 25 日
岡山大研究グループと共同で、世界初の、ラットで腎臓に似た立体組織作製に成功
医学部教授
産経新聞
したことが掲載される
11 月 26 日
「マイナビニュース」
森 俊幸
11 月 27 日
内視鏡手術で世界初「8K」カメラを搭載した内視鏡手術を行ったことが紹介される
医学部教授
読売新聞夕刊
後藤 元
11 月 28 日
杏林大名誉教授
読売新聞
「高齢者の脅威、肺炎を知る」と題して基調講演した内容が掲載
杏林大学病院
11 月 28 日
「医師 7 人に消防総監督感謝状」として、「ビッグエス・リレーマラソン&ペアマラ
No.1613 東都よみうり
医療ルネサンス・青森フォーラムで「肺を守ろう~最短命県返上へ~」をテーマに
ソン 2014in 夢の島」 に参加した本院医師の人命救助活動に対し感謝状が贈られた
ことが掲載される
12 月 8 日
病院の実力で、「大腸がん治療」が掲載される
読売新聞
KYORIN GAKUEN 25
熊谷文枝
12 月 5 日
杏林大学名誉教授
馬田啓一
英国の調査研究機関 Flamingo International より、「日本人にとって家・家庭・家族と
は:現状と未来」というテーマで電話インタビューを受ける
国 際 貿 易 投 資 研 究 所 WEB APEC の 新 た な 争 点:FTAAP 構 想 を め ぐ る 米 中 の 対 立」 と 題 し て、 ア ジ ア 太 平 洋 の
総合政策学部教授 ジャーナル
新通商秩序の構築をめぐって繰り広げられる米中の主導権争いについて論説
「フラッシュ」12 月 9 日
週刊東洋経済
特集「2015 年大予測:ニッポンの岐路」 の中で、「TPP 妥結か漂流か、2015 年は最
新春合併特大号
後の機会?」と題するインタビュー記事が掲載
東原英二
12 月 10 日
連載コーナー「医療ルネサンス」で、多発性嚢胞腎の進行を抑える新薬について述
医学部特任教授
読売新聞
べる
髙橋信一
12 月 10 日
医学部教授
夕刊フジ
田久保忠衛
「正論」
「ニッポン病院の実力」のコーナーで、ピロリ菌の除菌法などについて解説
『ウソが栄えりゃ、国が亡びる』(潮匤人 著)の書評が掲載される
杏林大学名誉教授 平成 26 年 12 月号
12 月 17 日
「コメントライナー」で、“ 米国防長官ヘーゲル氏の辞任に思う ” と題して論説
時事通信社
「正論」
「衆院選で忘れてはならぬ 憲法改正のラスト・チャンス」と題して論説
平成 27 年 1 月号
「正論」
「追悼 さよなら岡崎久彦大使 時流をつくり出した」と題して追悼文を寄せる
平成 27 年 1 月号
ポール スノードン 12 月 22 日
広告特集「グローバル教育フォーラム」での発言が掲載
大学副学長
日本経済新聞
塩川芳昭
12 月 27 日
医 TV スペシャル「正しく理解しよう脳卒中」 をテーマに、 脳卒中の発症時や症状
医学部教授
BS 朝日
について解説
加藤雅江
12 月 28 日
NHK スペシャル「子どもの未来を救え~貧困の連鎖を断ち切るために~」の番組で、
患 者 支 援 セ ン タ ー NHK 総合
救命救急現場等での患者の実例に関してインタビュー出演
課長
宮方基行
医学部助教
日々更新中!
26 KYORIN GAKUEN
発 行 平 成 27 年 1 月 16 日
あんず編集委員会
東 京 都 三 鷹 市 新 川 6-20-2
連 絡 先 ℡ 0422-44-0611
杏林大学広報・企画調査室
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