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8・9月 合併号

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8・9月 合併号
8・9 月
合併号
平成 26 年
No.410
7 月、8 月に行われた平成 26 年度 オープンキャンパスのようす。 医学部、 保健学部、 総合政策学部、 外国語学部、 看護
専門学校で約 4,500 名の受験生や保護者が参加しました
● 医 学 部 佐 藤 徹 教 授 ら が Mayo Clinic で
● 文 科 省 「大 学 教 育 再 生 加 速 プ ロ グ ラ ム」 に
本学申請の事業計画が採択される
2
肺動脈形成術を指導
● 平成 26 年度オープンキャンパスを振り返って
2
● 第 55 回 全 日 本 病 院 学 会 総 会 で
● 平 成 26 年 9 月 卒 業 式
4
医学部 吉田正雄講師が最優秀・優秀演題賞受賞
● 平 成 26 年 9 月 入 学 式
5
●リハビリテーション室 石 田 幸 平 主 任 技 師 が
●新任教授紹介
6
第40回日本熱傷学会総会・学術集会学術奨励賞を受賞
● イギリス・ブライトン大 学 と 学 術 交 流 協 定 を 締 結
6
● 「救急の日」山口芳裕教授が講演
● 「国 連 ア カ デ ミ ッ ク イ ン パ ク ト」 に 参 画
7
当院 DMAT 活動に都知事感謝状
● 第 4 回杏林大学グローバルシンポジウム開催報告
7
● 東京都・杉並区合同総合防災訓練
● 「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」
15
15
16
17
当 院 DMAT 隊 員 も 参 加
18
看護系連携大学合同市民公開シンポジウムを開催
8
●当院の救急活動に東京消防庁から感謝状
18
● COC 事業・第 4 回 健 康 増 進 プ ロ グ ラ ム を 実 施
9
● ATT 科 が 三 鷹 救 急 業 務 連 絡 協 議 会 か ら 表 彰 さ れ る
19
● 杏 林 大 学 IR 勉 強 会 を 開 催
9
● 2014 年 度 集 中 ケ ア 認 定 看 護 師 教 育 課 程 入 学 式
19
○教職員紹介(23)
北 村 真 奈 美 さ ん、照 屋 浩 司 さ ん
20
●目標管理制度における表彰式を開催
10
○文化・スポーツ
○八王子だより
● 外国語学部 岩本和良准教授が Teacher of the Year 2013
●私立医科大学野球大会・熱戦リポート
21
11
● 「文 化 週 間」 期 間 中 の イ ベ ン ト の ご 案 内
22
○ Road to 50th(12)
23
台湾での国際シンポジウムに招聘される
11
○井の頭キャンパス建設状況(1)
24
● 外国語学部 TOEIC 合宿・英語合宿・中国語学内研修を実施
12
・井の頭キャンパス建設募金 寄付者名簿 ・学園関係著作物の紹介 ・教職員メディア情報
・7 月、9 月の理事会 ・寄付金・物件寄付申込者芳名
・各種助成金
を受賞
●総合政策学部 久野新准教授が
○三鷹だより
● 医 学 部 Best Teaching Department of the Year2013 の授賞式
14
平成 26 年度文科省「大学教育再生加速プログラム」に
本学申請の事業計画が採択される
文部科学省が今年度公募していた
具体的には、
プロジェクト事業「大学教育再生加
①グローバル人材成長に資する高校生と大学生が共に
速プログラム」の選定結果が 8 月
学ぶ教育機会の提供
20 日 公 表 さ れ、 本 学 が「 テ ー マ Ⅲ
・夏季・春季集中科目、土曜開講科目のオープン化
高大接続」で申請していた「日英
・TOEFL などの留学準備集中科目のオープン化
中トライリンガル育成のための高大接続」が採択され
・英語キャンプ、中国語キャンプなどの宿泊型学習
ました。
機会のオープン化
選定結果によりますと、5 月に申請があったのは 250
②グローバル人材育成高校、包括連携自治体の教育委
件(254 大学・短期大学・高等専門学校)で、このう
員会関係者との意見交換
ち 18%にあたる 46 件が採択されました。文部科学省
③高校生対象の大学教養レベル「グローバル関連科目」
の「大学教育再生加速プログラム」はテーマⅠ アク
の設置
テ ィ ブ・ ラ ー ニ ン グ、 テ ー マ Ⅱ 学 修 成 果 の 可 視 化、
④高校生持参の英文の指導などを行うライティングセ
テ ー マ Ⅲ 入 試 改 革・ 高 大 接 続 の 3 部 門 に 分 か れ て
ンターの設置
おり、本学が応募したテーマⅢの高大接続には全国の
19 大 学・ 短 期 大 学 が 申 請 し て い ま し た が、 こ の 中 か
などの事業を行い、これにより留学時期の早期化や留
ら千葉大学、東京農工大学、愛媛大学、三重県立看護
学期間の長期化を目指すとともに、高校で目標とする
大学とともに選ばれました。
到達レベルを HSK2 級かつ TOEIC®500 点、大学での到
本学が申請した事業の基本構想は、現在、外国語学
達レベルを HSK5 級かつ TOEIC®800 点を目指します。
部が中心となって全学的に展開している「経済社会の
本学では、 平成 21 年度に中期計画実行委員会内に
発 展 を 牽 引 す る グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 支 援」(旧 グ ロ ー
高大連携推進実行部会を立ち上げ、「高大接続」を学園
バル人材育成推進事業)の取り組みを高等学校へ積極
の重要な事業計画に位置づけてきました。高大連携の
的 に 開 放 す る こ と で、 本 学 の グ ロ ー バ ル 人 材 育 成 が
実績を基盤として、教育機会の提供に留まらず、グロー
拠って立つ認識を高校生にも普及し、グローバル人材
バル人材育成という教育目標を共有する高等学校との
になる志を持った若者の成長を促進しようというもの
連携に特化する形で、教育内容、教育方法、教育成果
です。
の発展的連携・接続を図っていくことにしています。
平成 26 年度オープンキャンパスを振り返って
◎保健学部・総合政策学部・外国語学部◎
平成 26 年度に入学センターが計画しているオ-プ
7 月 26 日、27 日は昨年と異なり地方主要都市から
ン キ ャ ン パ ス 7 回 の 内、 前 半 の 7 月 26 日( 土 )、27
の チ ャ ー タ ー バ ス に よ る 誘 導 は 行 い ま せ ん で し た が、
日(日)
(総合政策学部、外国語学部)と 8 月 2 日(土)、
4 月以降から高校訪問や進学関係企業が主催する説明
8 月 16 日(土)(保健学部、総合政策学部、外国語学
会・相談会・模擬講義等に昨年より多く参加して広報
部)の 4 回を開催いたしました(医学部は 7 月 26 日、
したことが効を奏し、総合政策学部については昨年の
8 月 16 日)。
2 日間と比較しても多く、 来場者数には集計されてい
今回対象となる平成 27 年度入学試験受験者は、 学
ない付き添いの保護者等も含めると実際はもっと多く
習指導要領に基づいた新教育課程での卒業見込み者と
の人が来られていたと思われます。プログラムは昨年
旧教育課程の既卒者が混在し、特に医療系学部の受験
に引き続きグローバル人材育成事業に関してポール・
者にとっては入学試験の出題範囲に関心が集まる年と
スノードン副学長より説明と相談対応をいただき、学
なりました。
部ごとの紹介、入試説明、各種相談会、模擬講義、キャ
2 KYORIN GAKUEN
ンパスツアー等が実施されました。また、井の頭キャ
三 鷹 キ ャ ン パ ス で は、 特 に 来 校 者 が 大 幅 に 増 え た
ンパスへの移転に関して広報・企画調査室が模型・パ
16 日 は、 各 説 明 会・ 相 談 会 場 の 前 に 列 が で き る な ど
ネルの展示と説明を行いました。
の混雑がありました。
8 月 2 日、16 日 は 八 王 子 キ ャ ン パ ス と 三 鷹 キ ャ ン
し か し、16 日 は 文 系 2 学 部 に お い て 期 待 を し て い
パスで開催しました。八王子キャンパスでは総合政策
た来校者の増加がなかったので、 平成 27 年度入試志
学部・外国語学部は 7 月のオープンキャンパスの内容
願 者 増 加 の 目 標 に 向 け、10 月 以 降 の オ ー プ ン キ ャ ン
を継続し、総合受付やキャンパス移転広報などは場所
パ ス(10 月 1 日(水) 講 義 見 学、10 月 11 日(土)・
を変更して実施しました。保健学部では学科紹介・模
12 日(日))、進学相談会(10 月 18 日(土)・東急ス
擬講義・体験実習・在学生への質問などを実施しまし
クエア)への参加者を増やすための広報活動を含めた
た。2 日は八王子まつりと重なった事も影響したのか、
課題も残りました。
シャトルバス待ちの列ができて八王子駅からの発車間
今夏のオープンキャンパスも、昨年に引き続き大き
隔を短縮するために増便したり、また準備していた昼
な事故等もなく無事終了できました。準備段階から実
食引き換え券についても急遽追加作成するといった事
施までご協力をいただいた教職員等の皆様に厚く御礼
態もありました。
申し上げます。 (入学センター)
◎医学部◎
医 学 部 オ ー プ ン キ ャ ン パ ス は、7 月 26 日 ( 土 )、8
動等の学生生活についてパワーポイントを用いて紹介
月 16 日 ( 土 ) の両日 13 時から大学院講堂と臨床講堂
しました。参加者からは、各学年のイメージが湧く内
に 於 い て 開 催 し ま し た。 渡 邊 卓 医 学 部 長 の 挨 拶 か ら
容でとても良いと好評でした。
始 ま り、7 月 26 日 は 丑 丸 眞 教 授、 大 荷 満 生 准 教 授、
入試概要の説明終了後、場所を移動して実施した個
8 月 16 日 は 髙 橋 信 一 教 授、 狩 野 葉 子 教 授 に よ る 医 学
別相談会には、多くの方が参加され大盛況でした。実
部及び医学部付属病院の施設等の紹介、三鷹キャンパ
際の学生生活の様子を聞く機会は受験生にとって入学
ス全体の説明を行いました。その後、昨年度も好評を
後の自分の姿がイメージしやすく、保護者にとっても、
いただいた模擬講義を実施しました。7 月は感染症学
安心できるものであったと思います。
教室の小林富美惠教授が「身近にせまる寄生虫」のテー
今年度実施したオープンキャンパスは、昨年度より
マで、寄生虫感染症の現状とその対策・予防法につい
約 100 名 多 い、892 名(2 日 間 延 べ 数 ) の 方 に ご 来
て、8 月は法医学教室の高木徹也准教授による「日本
場いただきました。参加者のアンケートで反響があっ
国内における死因究明制度の現状」をテーマに、死因
た の は、「 模 擬 講 義 」 や「 先 輩 か ら の 一 言 」 で し た。
究明制度の問題点・在り方ついてそれぞれ講義を行い
今回もオープンキャンパスを通じて杏林大学医学部を
ました。
広く知ってもらう良い機会になったと思います。 (医学部事務部事務課)
先輩からの一言では在学生の 1 年生・3 年生より受
験に関するアドバイス、日々の講義、勉強、クラブ活
●オープンキャンパス参加者数(外国語学部・総合政策学部・保健学部・医学部)
学部
会場
外国語学部
八王子
総合政策学部
保健学部
八王子
八王子
三鷹 ( 看護学科 )
小計
三鷹
合計
医学部
平成 26 年度
7/26(土)7/27(日) 8/2(土) 8/16(土)
124
108
114
166
63
348
535
22
130
67
793
598
1,391
1,572
82
880
702
1,582
544
2,374
計 (A)
512
平成 25 年度
計 (B)
571
234
1,673
1,300
2,973
892
4,611
211
1,637
1,119
2,756
795
4,333
前年度比
(A-B)
-59
(A/B)
89.7
23
36
181
217
97
278
110.9
102.2
116.2
107.9
112.2
106.4
KYORIN GAKUEN
3
◎看護専門学校◎
看 護 専 門 学 校 オ ー プ ン キ ャ ン パ ス は、7 月 26 日
マに専任教員が参加者に対して分かりやすく模擬授業
(土)、8 月 22 日(金)
・23 日(土)と 3 回行われました。
を実施しました。4 回に分けて行った寮見学にも、 多
参加者を地域別にみると、関東を中心に北海道、東北
くの方が参加されました。7 月は多くの学校と開催日
各県、新潟、静岡、鳥取、愛知、奈良、兵庫、大阪な
が 重 な っ た た め、3 日 間 の 参 加 者 数 の 合 計 は 497 名
どで、全国各地から受験生及び保護者の方々に参加い
と昨年度の参加者数には及びませんでしたが、8 月の
ただきました。
2 日間は、昨年を上回る参加者数となりました。参加
内容は、参加者全員に向けた古賀良彦校長の挨拶に
者 か ら は、「校 長 先 生 の 話 を 伺 っ て、 こ ん な に も 熱 意
始まり、 学校紹介ビデオの上映と平成 27 年度入試概
を持って教育して下さる学校は他にないと感じ、貴校
要 等 説 明、 先 輩 か ら の 一 言 と し て、 本 校 3 年 生 2 名
を 志 望 す る 思 い が 一 層 強 く な っ た」「在 校 生 の 話 が と
から入学した理由、入学後の勉強と学生生活、本校の
て も 良 か っ た。 今 後 の 進 路 選 択 に 生 か し た い」「学 生
魅力等を語ってもらいました。その後、模擬演習・体
た ち は 元 気 が よ く て、 と て も 良 い 感 じ を 受 け た」「校
験 コ ー ナ ー、 教 員・ 在 校 生 に よ る 個 別 相 談、 寮 見 学、
舎もとても綺麗、アットホーム」等の言葉をいただき
模擬授業等に自由に参加していただきました。
ました。
看護・医学教育研究棟実習室では、妊婦体験、老年
10 月には推薦・社会人入試が始まり、 来年 1 月に
体験、心肺蘇生体験、洗髪体験、聴診体験、沐浴体験、
一 般 入 試 Ⅰ 期、 更 に 3 月 に は 一 般 入 試 Ⅱ 期 が 実 施 さ
手洗い体験などのコーナーを設け、専任教員と在校生
れ ま す。 今 回 の オ ー プ ン キ ャ ン パ ス 参 加 者 か ら 1 人
の指導のもと、様々な体験をしていただきました。ま
でも多くの方が本校を受験されることを願っておりま
た、教員と在校生による個別相談コーナーにも、多く
す。 (看護専門学校 事務課)
の 参 加 者 が 訪 れ ま し た。 そ の 他、「体 位 変 換」 を テ ー
●オープンキャンパス参加者数(看護専門学校)
来場者
受験生
保護者
未記入者
合計
7/26( 土 )
100
41
19
160
平成 26 年度
8/22( 金 )
8/23( 土 )
103
126
33
50
5
20
141
196
小計
329
124
44
497
平成 25 年度
合計
366
120
53
539
増減
前年度比
-37
4
-9
-42
平成 26 年 9 月卒業式
パス大学院講堂で平成 26 年度学位記授与式及び平成
26 年 9 月卒業式が行われました。
今回学位を授与されたのは、大学院では医学研究科
6 名、 国 際 協 力 研 究 科 6 名、 学 部 で は 総 合 政 策 学 部
15 名、外国語学部 11 名の合わせて 38 名です。
式では大川昌利総合政策学部長・国際協力研究科長
が学事報告を行い、その後研究科・学部の代表者に各
研究科長・学部長から学位記が授与されました。つづ
いて、跡見 裕学長が式辞を述べました。
跡見学長は、「世界は、グローバルな視点を持った、
見識の高い人材を必要としています。こうした中、大
暑 さ も や わ ら ぎ、 秋 風 が 心 地 よ く 感 じ ら れ る よ う
学院或いは大学で学び、高度な知識と能力を備えた者
になった 9 月 12 日(金)、 午前 11 時から三鷹キャン
が 担 う 役 割 と い う も の は、 極 め て 大 き い と 言 え ま す。
4 KYORIN GAKUEN
卒業生の皆さん、これから社会に羽ばたき、存分に力
や道は切り拓かれます。また、皆さんは学生生活の中
を発揮してください。そしてたゆまぬ研鑽を積むこと
で、多くの友人や教職員と出会ったかと思います。そ
で、明るい未来が皆さんを待ち受けています」と卒業
うした心から語りあえる仲間を宝として、人生を豊か
生を激励しました。
なものとしていってください」と呼びかけました。
また、教員を代表して大瀧純一保健学部長・保健学
式終了後は、各研究科・学部に分かれ、卒業生一人
研究科長が祝辞を贈りました。大瀧学部長・研究科長
ひとりに学位記が授与されました。卒業生を代表して
は、「 大 学 院 或 い は 大 学 で 学 ん だ こ と を 基 礎 と し て、
学園長・学長賞を授与されたゴディムス・ミッシェル・
明日から皆さんは経験を直に得ていくこととなりま
ロ ラ ン ド さ ん(外 国 語 学 部 中 国 語・ 日 本 語 学 科) は、
す。そして、その経験が皆さんを豊かな人間として形
「ここで過ごした 4 年間の日々は、 決して楽な道のり
成する原動力となります。努力はすぐには報われるも
ではありませんでしたが、こうした異文化交流の積み
のではなく、時には我慢や忍耐を必要とします。しか
重ねによって得たものはとても大きく、有意義であっ
し、自らを信じ、目標に向かって進んでいけば、必ず
たと感じています」と話していました。
平成 26 年 9 月入学式
みを紹介しました。また、語学サロンや通訳・翻訳の
学習用に整備された教室などキャンパスの様々な施設
や制度を活用して力をつけてほしいと伝えました。そ
し て、「そ れ ぞ れ の 目 標 を 達 成 す る た め に も 健 康 に 十
分に気をつけて充実した学生生活を送ってほしい」と
激励しました。
次に、 総合政策学部 大川昌利学部長が祝辞として、
グローバルや国際化が示す意味などを紹介したうえ
で、「杏 林 大 学 で グ ロ ー バ ル な 視 点 や 考 え 方 を 身 に つ
けて、広く社会を見る目を養ってほしい」と伝えまし
平 成 26 年 9 月 入 学 式 が 9 月 16 日(火)、12 時 20
た。
分 よ り 八 王 子 キ ャ ン パ ス F 棟 150 教 室 で 行 わ れ ま し
これに対し、新入生を代表して外国語学部の陳朗さ
た。
ん は、「世 の 中 で 必 要 と さ れ る 高 い 専 門 性 と 国 際 感 覚
式 は、 学 部・ 大 学 院 の 教 員、 職 員 が 見 ま も る な か、
を身につけるために勉学に励み、学生同士お互いに助
この 9 月より杏林大学で学ぶ、 学生と大学院生 16 名
け合い、協力し合えるようにもなりたい」と宣誓文を
が出席して行われました。出席者の内訳は、国際協力
読み上げました。
研究科 13 名、外国語学部 3 名です。
この日は文系 2 学部で夏休みが明けた初日でした。
式 で は、 は じ め に 外 国 語 学 部 坂 本 ロ ビ ン 学 部 長 が
活気を取り戻したキャンパスに新入生たちは早速溶け
学 事 報 告 を 行 い、 続 い て 跡 見 裕 学 長 が 式 辞 を 述 べ ま
込んでいる様子で、「1 年間で日本語の力がどれだけ伸
し た。 学 長 は、 ま す 新 入 生 た ち に 歓 迎 の 言 葉 を か け、
びるか私自身も楽しみにしています」、「勉強はもちろ
杏 林 大 学 の 教 育・ 研 究 の 3 つ の 大 き な 柱 で あ る「 グ
んだが、日本の文化や食生活に関心があるのでいろい
ローバル教育」「地域での学び」「高大接続」の取り組
ろなことを体験したい」などと意欲を見せていました。
KYORIN GAKUEN
5
新任教授紹介
平成 26 年 9 月 1 日付けで教授に就任された先生の抱負をご紹介します。
平野 照之 教 授 (ひ ら の て る ゆ き)
所 属 医学部脳卒中医学教室
最終学歴 熊本大学医学部卒業
職 歴 昭 和 63 年 6 月 熊 本 大 学 医 学 部 附 属 病 院 第 一 内 科 研 修 医、 平 成 3 年 5 月 国 立 循 環 器 病
センター内科脳血管部門 レジデント、 平成 6 年 5 月 熊本大学第一内科 / 神経内科 医員、 平成 8 年
7 月 豪 州 メ ル ボ ル ン 大 学 National Stroke Research Institute Clinical Research Fellow、 平 成 10 年 8 月
熊本労災病院 内科副部長・神経内科、 平成 11 年 5 月 熊本大学医学部附属病院 医員、 平成 14 年 4
月 熊本大学医学部神経内 科 助 手、 平 成 18 年 4 月 同 講 師、 平 成 24 年 4 月 大 分 大 学 医 学 部第 三 内
科 / 神経内科 准教授、 平成 26 年 9 月 杏林大学医学部脳卒中医学 教授
抱 負
本年 9 月に開設された脳卒中医学教室を担当することになりました。 脳卒中を標榜する講座として日本では
二番目にあたります。本学では 2006 年 5 月から脳卒中センターが稼働しており、診療科の垣根を超えたチーム
医療体制やその診療成績は、 すでに内外から高い評価を受けています。2012 年 10 月には SCU を併設した新病
棟の運用も始まっており、今回の開講によって脳神経系疾患全体の診療・教育・研究がレベルアップするものと
期待されています。高度先進医療の提供、脳卒中専門医の育成、国内外への情報発信という、壮大なミッション
を仰せつかり、身の引き締まる思いで九州より赴任して参りました。
超高齢化社会を迎え疾病構造も大きく変容する中、 本学の位置する北多摩南部医療圏では 2035 年頃まで 65
歳以上の人口増加が予測されています。日本の国民病と言われる脳卒中は、いまだに死亡・要介護状態の主因で
あり、 高齢者に多いことは言うまでもありません。Stroke Unit における急性期リハビリテーション、rt-PA 療法
の適応時間延長、機械的血栓回収療法の導入、新たな抗血栓薬など、脳卒中を取り巻く環境はこの数年で大きく
様変わりし、確実に進歩しています。懸案であった脳卒中対策基本法も今秋には可決される見込みです。本学で
も長期的なビジョンを持って、脳卒中医療の質を向上させていきたいと考えています。皆様のご支援とご指導を
どうぞよろしくお願い申し上げます。
イギリス・ブライトン大学と学術交流協定を締結
ブライトン大学ホームページより
杏林大学とイギリスのブライトン大学は平成 26 年
ス南東部にある海岸沿いの街にキャンパスがあり、ブ
7 月 31 日付けで、両大学の友好協力を促進するため、
ラ イ ト ン の 街 は 歴 史 的 な 建 造 物、 ア ー ト、 ビ ー チ 等
学術交流協定を締結しました。
が堪能できるイギリス人にも留学生にも人気のエリ
両大学の学術交流内容は、以下のとおりです。
ア の 1 つ で す。 約 22,000 名 の 学 生 が 5 つ の キャ ン パ
・研究、教育の開発、教職員及び学生交換、スタッ
ス で 学 び、3,000 名 以 上 の 留 学 生 が 毎 年 入 学 す る 国
フデベロプメント活動
際 色 豊 か な 総 合 大 学 で す。 教 養(英 語 言 語・ 言 語 学、
・学生向け海外留学の共同開発、等
TESOL、 人文科学、 建築、 インテリア、 アート、 グラ
ブライトン大学は 1859 年にアートスクールとして
フィックデザイン、ファッション、メディア、映像)、
設 立 さ れ、1992 年 に 大 学 認 可 を 受 け ま し た。 イ ギ リ
教育&スポーツ(観光、ホスピタリティを含む)、ビジ
6 KYORIN GAKUEN
ネ ス、 保 健 & 社 会 科 学、 理 工 学 の 5 つ の 学 部・ 研 究
中心にブライトン大学への留学プログラムを進めて行
科に加え、サセックス大学と共同の医学部もあります。
く予定です。 (国際交流課)
この協定をきっかけに、まずは外国語学部の学生を
「国連アカデミック・インパクト」に参画
本 学 で は、「優 れ た 人 格 を 持 ち、 人 の た め に 尽 く す
ことのできる国際的な人材を育成する」という教育理
念に基づき、国際化拠点整備事業の拠点大学としてグ
ローバル人材育成事業を推進するとともに、その成果
を学内のみならず広く地域・社会への還元・波及に取
り 組 ん で い ま す。 こ う し た 取 り 組 み を 進 め て い く 中
で、本学は、このほど、国際連合から「国連アカデミッ
ク・インパクト」への参加が認められました。これを
機にグローバル化時代の諸課題の解決に向けて、これ
国連アカデミック・インパクトへの参加承認証
まで以上に貢献していきます。
国連アカデミック・インパクトとは
国連と世界中の高等教育機関を結び付け、さらに世
こなうことができます。また、国連アカデミック・イ
界各国の高等教育機関同士のグローバルなネットワー
ンパクト 10 原則(注)に資する活動に取り組むことで、
クを促進する取組みです。参加大学はこのネットワー
大学のグローバルな活動を世界に発信することができ
クを活用して、緊密な協力関係のもと、情報交換をお
ます。
(注)国連アカデミック・インパクト 10 原則
1. 国連憲章の原則を推進し、実現する
6. 人々の国際市民としての意識を高める
2.探求、意見、演説の自由を認める
7. 平和、紛争解決を促す
3. 性 別、 人 種、 宗 教、 民 族 を 問 わ ず、 全 て の 人 に 教
8. 貧困問題に取り組む
育の機会を提供する
9. 持続可能性を推進する
4. 高等教育に必要とされるスキル、 知識を習得する
10. 異文化間の対話や相互理解を促進し、不寛容を取
機会を全ての人に提供する
り除く
(総合政策学部)
5.世界各国の高等教育制度において、能力を育成する
第 4 回杏林大学グローバルシンポジウムを開催
開 会 の 挨 拶 で は 跡 見 裕 学 長 よ り、 こ の 度 文 部 科 学
省「大学教育再生加速プログラム テーマⅢ 高大接
続」において、本学の「日英中トライリンガル育成の
ための高大接続」 が採択された旨の報告がありまし
た。 こ れ は 外 国 語 学 部 を 中 心 と し て 展 開 し て い る グ
ローバル人材育成支援の取組みを高等学校へ積極的に
開放し、大学と高等学校が連携・接続することにより、
グローバル人材になる志を持った若者の育成を更に促
進していく事業であると説明しました。また跡見学長
9 月 6 日(土)、 三 鷹 キ ャ ン パ ス 大 学 院 講 堂 に て 第
は、昨年同じく採択された「地(知)の拠点整備事業」
4 回グローバルシンポジウム「高大連携によるグロー
についても言及し、この3つの事業を柱として、本学
バル人材育成」が開催され、本学の学生・教職員、一
の有する資源を有機的に活用し、地域に貢献していく
般来場者など 138 名が参加しました。
ことが伝えられました。
KYORIN GAKUEN
7
第 1 部 で は、 高 等 学 校 に お け る グ ロ ー バ ル 教 育 に
バル教育を拒否 した場合はどのように対応するのか」
ついて、 聖徳学園中学・高等学校 山名和樹 国際交流
と の 質 問 に、「グ ロ ー バ ル 社 会 と い う の は ダ イ バ ー シ
センター長および順天中学校・高等学校 中原晴彦 国
ティ(多様性)の社会であり、色々な考えを認めるの
際部長から、各高等学校の取組みが紹介されました。
もグローバル社会である。日本では、皆と同じでなく
第 2 部 で は、 坂 本 ロ ビ ン 外 国 語 学 部 長 が、 本 学 に
てはいけないという考え方が強く、一斉圧力のように
おけるグローバル人材育成について講演を行いまし
“ グローバルにならなくてはならない ” と追い立てら
た。坂本学部長は、本学が積極的に導入しているアク
れる。これでは拒否する生徒が出てくるのも当然であ
ティブラーニング方式に倣い、演台から降りて来場者
る。 自 主 性 を 尊 重 し、“ 好 き な こ と を や り な さ い ” と
とやりとりをしながら説明をすすめていきました。
後押しをすることが結局はグローバルな社会に繋が
休 憩 を は さ ん で 第 3 部 は、「高 大 連 携・ 接 続 に よ る
る」と述べました。
グローバル人材育成の可能性」 と題しパネルディス
最 後 に、 坂 本 学 部 長 は、「日 本 は こ れ ま で 自 国 の 文
カッションが行われました。パネリストとして登壇し
化を大切にしながら、様々な文化を取り入れ、それを
た 聖徳学園中学・高等学校 伊藤正徳 学校長は、高等
基に独自の文化を創り出してきた。今後日本がどのよ
学校におけるグローバル教育の問題点として、日本の
うにグローバル化していくのか大変楽しみである」と
入 試 シ ス テ ム の 壁(特 に 理 系 に 進 む 生 徒 に つ い て は、
述べ、閉会となりました。
必ずしもグローバル教育が入試で評価されるわけでは
参加者からは「グローバル人材を育成しようと試行
ない)や、グローバル教育に対応できる教員の不足が
錯誤している先生方の考えを聞ける貴重な機会となっ
挙げられるとし、その点では高大連携に大きな期待を
た」
「 大学だけでなく高等学校においても高度なグロー
していると述べました。
バ ル 教 育 を 実 施 し て い る こ と に 感 銘 を 受 け た 」「“ グ
第 1 部 に 続 き、 第 3 部 の パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン
ロ ー バ ル ” の 定 義 に つ い て 考 え る 良 い 機 会 に な っ た」
に登壇した中原国際部長は、会場からの「グローバル
との声も多く聞かれるなど、本事業のみならず、これ
教育に背を向けている生徒に対し、やる気を持たせる
から更に拡大していく高大連携事業においても大きな
仕 掛 け や 工 夫 を し て い る か。 ま た、 そ れ で も グ ロ ー
意義を持つシンポジウムとなりました。(国際交流課)
「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」
連携大学合同市民公開シンポジウムを開催
て、治療においてどのような医療サポートを受けられ
るのかを知っていただくとともに、患者さんとそのご
家族が必要とされる支援のあり方をチーム医療の視点
から考えようと、医師、看護師、がん相談支援室相談
員のがん看護専門看護師、薬剤師がそれぞれの立場か
ら講演を行いました。
こ の 中 で、 医 学 研 究 科 腫 瘍 内 科 学 の 古 瀬 純 司 教 授
は、 がん治療は手術・放射線治療・抗がん剤治療の 3
本 柱 で 行 わ れ る こ と を 説 明 し た う え で、「患 者 さ ん 一
人ひとりの状態にあわせて治療方針を選択する事が大
講演を行う中島教授
7 月 5 日(土)、三鷹キャンパス大学院講堂において、
切である。医療の進歩に伴い、苦しい思いをしないで
治療とつきあっていける時代になってきた。病気とう
「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」 の事
まくつき合っていくことが大事」と強調しました。ま
業 推 進 の 一 環 と し て、「が ん と 上 手 く つ き あ う た め に
た、保健学研究科看護学専攻の中島恵美子教授は、 抗
~抗がん剤治療の専門家からのアドバイス~」をテー
がん剤治療を受ける患者さんの身体と心の変化を報告
マに連携大学合同市民公開シンポジウムが開かれ、一
し、「医 療 者 は 治 療 に つ い て 情 報 提 供 し、 早 く か ら 副
般 市 民 を は じ め 医 療 関 係 者、 学 生 を 含 め 163 名 が 参
作用予防と対策が出来るように支え、よき相談者にな
加しました。
り得る存在なので、がんと上手くつきあうために気軽
シ ン ポ ジ ウ ム で は、 抗 が ん 剤 治 療 に ス ポ ッ ト を あ
に声をかけていただけたら嬉しい」と述べました。
8 KYORIN GAKUEN
さらに付属病院看護部の坂元敦子がん看護専門看護
ム」に取り組んでいます。 師 は、 当 院 の が ん 相 談 支 援 室 の 日 常 の 活 動 を 紹 介 し、
(杏林大学がんプロフェッショナル
「が ん を 治 療 中 の 患 者 さ ん と、 一 緒 に 悩 み を 整 理 し 答
養成基盤推進プラン事務局)
えを見つけていきましょう。がんになったらまずがん
相談支援室の部屋を訪ねて欲しい」と語りました。
本学は東京女子医科大学、帝京大学、駒澤大学と共
同で、 平成 24 年度採択された文部科学省大学推進事
業 が ん プ ロ フ ェ ッ シ ョ ナ ル 養 成 基 盤 推 進 プ ラ ン「都
市型がん医療連携を担う人材の実践的教育プログラ
質疑応答のようす
COC 事業
第 4 回 運動による健康増進プログラムを実施
別に 2 つのプログラムを同時進行しました。
1 つ目は本学 K 棟 3 階実習室で心肺運動負荷試験に
よる身体機能評価を行い、できるだけ数値で体力やリ
スクを明確にし、今後の運動の方向性を示すことを主
な目的として行いました。具体的には心電図などの医
療機器を用いて心拍数、二酸化炭素量を測りながら効
率的に脂肪燃焼がされるための心拍数を算出し、効果
的な運動を学びました。
2 つ目は同じく 2 階実習室で、 体力測定と身体機能
6 月 28 日(土)から連携市である羽村市と共同で、
評価に基づき、運動に関わる相談を受けました。例え
健康寿命延伸を目的とした「スポーツ機会の提供プロ
ば運動をすると腰が痛いとか、やせたいのに運動をし
グラム(プログラム担当:保健学部 石井博之准教授)」
ても効果がないなどといった個別の問題に対し、それ
が始まり、8 月 23 日(土)には 4 回目を実施しました。
ぞれに適切な運動を提案しました。
本プログラムは個々の運動能力を評価したうえで、運
参加者からは、理学療法士・看護師である教員から
動習慣のある方にはより目的に応じた効果的な、また
専門的な情報とアドバイスを受けることによって安心
これから運動を始める方には適切な運動プログラムを
して運動を続けられる、と大変好評でした。このような
提案することで、運動をより効果的で楽しいものとし
個人にあったプログラムを提供することにより、定期
て、継続していくための手助けになるよう、羽村市の
的な身体機能評価で運動の効果や問題点を明確にし、
スポーツ推進課、保健センターとタイアップして行っ
運動へのモチベーションを高め、継続することで、健康
ています。 今回は 7 名の市民を迎え、3 時間たっぷり
で活力ある人生を送る一助となることを願っています。
とマンツーマン指導を含めたプログラムを行いまし
(地域交流課)
た。今回は、運動を既に行っている方を対象に、目的
杏林大学 IR 勉強会の報告について
7 月 11 日( 金 )、 杏 林 大 学 IR 推 進 委 員 会 と 第 三
俯 瞰 図 ~」 と い う テ ー マ で、 同 大 学 の IR に 対 す る 先
次中期計画 FD・SD 実行部会の共催による IR 勉強会を、
駆的な取組を紹介していただきました。
八王子キャンパス E401 教室と三鷹キャンパス本部棟
講 演 で は ま ず、 小 野 氏 の 関 西 学 院 大 学 ア メ リ カ ン
3 階会議室を中継で結んで開催し、教職員(八王子キャ
フットボールのコーチとしての経験から、選手評価や
ン パ ス 74 名、 三 鷹 キ ャ ン パ ス 26 名) 計 100 名 が 参
戦 略 上 の デ ー タ 重 視 の 話 な ど 織 り 交 ぜ、「ど ん な 言 葉
加しました。
より数値が説得力をもつ」という論点で、IR とは「自
IR 勉 強 会 で は、 関 西 学 院 大 学 企 画 室 総 合 参 事 小 野
大学に関する定量的データを収集・分析・可視化して
宏氏を講師に迎え、「統合的マネジメントに基づく IR
マネジメントに活用する組織的機能」であると説明し
のあり方 ~経営企画から見た関西学院大学のデータ
ました。
KYORIN GAKUEN
9
その後、関西学院大学の財務、総合的学生支援、学
・学習成果
習成果、ブランディング(インパクト評価)、ダッシュ
・入試改革・教育改革
ボ ー ド、 可 視 化 と 共 有 等 に 関 す る IR 活 動 に つ い て 詳
・ 入 試 成 績 ‐ GPA( 入 学 後 の 成 績 )‐ 国 家 試 験 の
細な事例紹介がありました。
合格率
同氏はまた、IR は単独の活動ではなく、 中期計画、
・教員の研究業績の評価
自己点検・評価と密接に関連付け並行して行われるも
・ボランティア等の社会活動の経験と学習成果・就
の で、 中 期 計 画 に お け る 数 値 目 標 の 達 成 状 況 を 可 視
職との関係
化・ 把 握 す る、 即 ち PDCA サ イ ク ル の 特 に C・A の 位
・図書館利用行動と成績との関係 など
置づけとなる活動であると解説しました。
な お 今 後 開 催 し て ほ し い 勉 強 会 と し て、IR 関 連 や
参加者から終了後に回収したアンケートでは「関西
学 校 法 人 会 計、 国 家 施 策( グ ロ ー バ ル、 ロ ー カ ル )、
学 院 の 先 駆 的 な 取 組 み 事 例 を 聞 い て、IR に つ い て 理
受 験 者 増 の た め の 勉 強 会(SD) な ど を 希 望 す る 意 見
解が深まった」という感想が数多く寄せられました。
がありました。
ま た、 本 学 が IR と し て 取 組 む べ き 項 目 と し て、 次
今後も FD・SD として、IR の普及、 大学改革につな
のような意見が寄せられました。
がる 様々な勉強会を開催していきたいと思います。
(杏林大学 IR 推進委員会)
・総合的学生支援(EMIR)
目標管理制度における表彰式を開催
7 月 30 日(水) 外 来 棟 10 階 会 議 室 に て、 平 成 25
授与式では、表彰者のほか各部署の上長や関係者が
年 度 目 標 管 理 制 度 表 彰 式 が 開 催 さ れ、 個 人 2 名、 団
参加する中、松田剛明副理事長より、表彰状および賞
体 2 部署が表彰されました。
品が手渡され、一人ひとりに祝辞の言葉を述べられま
これは、事務職、技術職、技能職に実施している目
した。
標管理制度において、他職員の模範となるような優れ
授与式のあと、各表彰者より活動内容の報告があり
た取組み、あるいは地道な活動を粘り強く行い学園に
ました。加藤さん、村上さんの活動は学園内外で評価
貢献した職員と部署内の職員各々が目標を達成するこ
されていて、最初に活動発表を行った加藤さんは、自
とで部署の目標を達成した団体を表彰するもので、今
分が虐待の相談を受けた生徒との状況を語り、出席者
回初めて開催しました。
が虐待防止の取り組みの難しさを考えさせられる内容
表彰は推薦による候補者を募り、その活動内容から
でした。その他の表彰者もそれぞれの活動状況につい
表彰者を選びました。個人では、地域連携室・現患者
て熱く語りました。
支 援 セ ン タ ー 課 長 加 藤 雅 江 さ ん、 放 射 線 部・ 診 療 放
既に今年度も目標管理がスタートしていますが、来
射線主任技師村上晋也さん、団体では、国際交流課(国
年の表彰式では更に多くの職員、部署が表彰されるこ
際 交 流 セ ン タ ー)、 キ ャ リ ア サ ポ ー ト セ ン タ ー が 選 ば
とを期待しています。 (総務部人事課)
れました。
表彰者名(所属部署)
加藤 雅江さん
(地域連携室・現患者支援センター課長)
村上 晋也さん
(放射線部・診療放射線主任技師)
国際交流課(国際交流センター)
キャリアサポートセンター
加藤さん
10 KYORIN GAKUEN
村上さん
主な活動状況
虐待防止委員会の活動を通じて、院内外での虐待防止の指導に努めている。
早期に新しい治療法に対する検査方法を導きだし、判定基準を確立させた。
海外留学・研修への参加学生数を前年比 40%増加させた。
平成 25 年度就職率は 94%と、5 年ぶりに 90%台を達成した。
国際交流課の皆さん
キャリアサポートセンターの皆さん
八王子だより
外国語学部 岩本和良准教授が Teacher of the Year 2013 を受賞
外国語学部では 2013 年度より学生による授業評価
に 基 づ い て、「テ ィ ー チ ャ ー・ オ ブ・ ザ・ イ ヤ ー」 を
選出する制度を開始しました。厳正な審査の結果、初
代ティーチャー・オブ・ザ・イヤーには英語学科の岩
本和良准教授が選出され、授賞式が行われました。受
賞に際して、岩本准教授は「学生の皆さんからは日々
教わることばかりにもかかわらず、このような評価を
いただけたことにただただ恐縮しております。少しで
も皆さんのお役に立てるよう、これからも精進して参
ります。有難うございました」と喜びを語りました。
こ れ か ら も 外 国 語 学 部 で は、 授 業 内 容 を 向 上 さ せ、
左から、 ポール・スノードン副学長、 岩本准教授、 坂本ロビン学部長
学生にとって魅力のある授業を展開できるよう努めて
いきます。 (外国語学部 FD 委員会)
総合政策学部 久野新准教授が
台湾でのシンポジウムに招聘される
7 月 1 日(火)、 総合政策学部の久野 新准教授が台
中国大陸に関する政策全般を担当する行政院大陸委
湾 で 開 催 さ れ た「2014 年 日 台 米 安 全 保 障 対 話 シ ン ポ
員会(Mainland Affairs Council) の林祖嘉副主任委員、
ジウム」にパネリストとして参加しました(日本・世
貿易交渉全般を担当している経済部の経貿談判代表弁
界平和研究所、台湾・中華経済研究院(CIER)、米国・
公室(Office of Trade Negotiations) の曾永光副代表ら
戦略国際問題研究所(CSIS)の共催)。
と面会し、両岸関係政策や経済貿易分野に関連する情
同シンポジウムでは、日本、台湾、アメリカの国会
報収集や意見交換を行いました。
議員や研究者を中心に 20 名余りが登壇し、 アジア太
平洋地域における安全保障および地域経済統合の現状
と課題等について議論がなされました。
久野准教授は「TPP がアジア太平洋地域のサプライ
チェーンに与える影響」 に関するセッションに参加
し、TPP や RCEP の締結により期待される経済効果や
日本にとっての経済的な意義について報告を行いまし
た。
ま た 翌 7 月 2 日( 水 ) に は 他 の メ ン バ ー と と も に
総 統 府 に て 台 湾 の 呉 敦 義 副 総 統 を 表 敬 訪 問 し た ほ か、
台湾の呉敦義副総統を表敬訪問
KYORIN GAKUEN 11
外国語学部で TOEIC 合宿・英語合宿・中国語学内研修を実施
外国語学部では夏期休暇に語学の集中学習として TOEIC 合宿、英語合宿、中国語学内研修を実施しました。
●試験対策に特化した「TOEIC 合宿」
名が指導にあたりました。
初日の午後に模擬試験を行い、 弱点発見に努め、2
日目に弱点補強の特訓、3 日目の午前に再び模擬試験
を行う、というスケジュールでした。最終日の模擬試
験 で は 100 点 以 上 の ス コ ア ア ッ プ を 果 た し た 参 加 者
もいるなど、多くが手ごたえを感じていました。英語
合宿と異なり、机の上での勉強のみとなるため、最初
は緊張した面持ちでしたが、次第に、自分の弱点を発
見したり新しい気づきを得たり、どんどん意欲的に取
外国語学部ではこれまで夏期休暇に「英語合宿」を
り組む学生が増えていったことが印象的です。
実施してきましたが、今年度は新たな試みとして、
「英
3 日 間 で 劇 的 に 実 力 を 上 げ る こ と は 難 し い で す が、
語合宿」に加え TOEIC® 試験の対策に特化した「TOEIC
こ の 合 宿 を 通 じ て、 学 習 の リ ズ ム や 課 題 発 見 の 方 法、
合宿」を実施しました。8 月 5 日(火)から 7 日(木)
試験勉強の取り組み方などに対するヒントを掴んだ参
の 3 日間、八王子セミナーハウス(八王子市)で、英
加者も多いと思います。そのヒントを武器に継続的に
語学科と観光交流文化学科の 2・3 年生、計 23 名が参
学習を続ければ、必ず結果につながると確信していま
加 し、 坂 本 ロ ビ ン 学 部 長 を 含 め た 英 語 学 科 専 任 教 員 3
す。 (外国語学部講師 北村一真)
●ネイティブ教員と英語漬けになる「英語合宿」
学 生 は 5 つ の グ ル ー プ に 分 か れ、 各 グ ル ー プ に ひ
とりずつ英語のネイティブスピーカーがリーダーとし
て加わり、使用言語は英語のみとされました。その結
果、合宿が終わる頃には、学生の英語での発話が一段
と増えたように思います。アメリカやイギリス出身の
ネイティブスピーカー達と外国語である英語でやり取
りをする中で、異文化に触れ、コミュニケーションの
取り方を学ぶことができたのではないでしょうか。
また、毎日、記事を読んで英語で自分の意見を考え
英語合宿は8月1日(金)から3日(日)の3日間、
るなどの宿題が課されたため、考えを整理し、英語で
高尾の森わくわくビレッジ(八王子市)で実施され、1・
作文するといった英語力の強化に役立ったようです。
2 年生、計 59 名が参加しました。合宿のテーマは「文
この合宿が異文化に接した際にギャップを埋めよう
化」とし、異なる文化背景を持つ人との接し方などを
と努力をすること、英語にさらに興味を持ち、勉強を
自然に考えられるアクティビティを多く取り入れまし
続けることのきっかけになることを願います。
た。
12 KYORIN GAKUEN
(外国語学部講師 小林輝美)
●留学生と交流しながら語学力アップを目指す「中国語学内研修」
めのプログラムを行いました。午後は、中国協定校か
らの留学生が参加し、午前中に学んだ中国語を使って
留学生との交流を楽しみながら発音練習や会話練習を
行うなど、有意義な 3 日間となりました。
講座を受けた学生からは「たくさんの新出単語を覚
えるのは大変だったけど、日常で使えるフレーズなど
が学べてよかったです(基礎クラス)」「中国語の難し
さを改めて感じ、もっと頑張ろうと思いました(ステッ
8 月 4 日( 月 ) か ら 8 月 6 日( 水 ) の 3 日 間、 中
プ ア ッ プ ク ラ ス)」 と 積 極 的 な 声 が 聞 か れ、 ま た 午 後
国語のステップアップを目指した学内研修を八王子
の交流会に参加した留学生は「日本と中国の文化の違
キャンパスにて実施しました。 今回の学内研修は 1・
いや好きなアニメの話で盛り上がり、発音練習もみん
2 年生を対象としており、 中国語を専攻している中国
なまじめに取り組んでくれました」と語り、この学内
語学科の学生と第二外国語として中国語を学んでいる
研修を通じて個々の成長が見られたのではないかと感
英語学科・観光交流文化学科の学生合わせて 60 名が
じています。
参加しました。
今回の学内研修が学生にとって中国語を勉強する上
午前中は基礎クラス、ステップアップクラス、中国
での更なるモチベーションの向上に繋がってくれるこ
語検定対応クラスなどレベル別に 5 クラスに分かれ、
とを願っています。
(外国語学部助教 藤田由香利)
中国語ネイティブ教員の指導のもと、普段の授業で感
じた弱点の克服、中国語を話す力と聴く力を伸ばすた
杏林大学新聞第 12 号を発行
ざ す 在 学 生・ 夢 を か な え た 卒 業 生 と、 彼 ら を 支 え る
教職員 4 組に語っていただきました。
ま た、 本 学 が 昨 年 度 ま で に 採 択 さ れ た 二 つ の 文 部
科学省支援事業、「経済社会の発展を牽引するグロー
バ ル 人 材 育 成 支 援」 と「地(知) の 拠 点 整 備 事 業」
のこれまでの成果と 26 年度の取り組みを報告してい
ます。
優れた社会貢献やユニークな取り組みをしている
教 員 を 紹 介 す る 「杏 林 見 聞 録 」 は、 タ ジ キ ス タ ン 共
和 国 で の 障 害 者 支 援、 東 日 本 大 震 災 後 の 福 島 県 で の
被 災 地 支 援 を 続 け る、 保 健 学 部 作 業 療 法 学 科 の 河 野
眞准教授です。
学部生の生き生きとした様子を紹介する学部ト
ピックスや、外国語学部の金田一秀穂教授による 「金
田一教授の研究室から」、医学部 「健康ひとくちメモ」
杏林大学新聞 第 12 号の巻頭は、「君の夢の実現を
の連載もお楽しみください。
支 え た い 一 人 ひ と り の 力 を の ば す 授 業・ キ ャ リ ア
形 成・ 成 果 発 表・ 課 外 活 動 」 と 題 し、 夢 の 実 現 を め
KYORIN GAKUEN 13
三鷹だより
医学部「Best Teaching Department of the Year 2013」の
授賞式が行われました
献 し た 診 療 科 を 表 彰 す る、「Best Teaching Department
of the Year 2013」 の授賞式が、7 月 16 日(水) の医
学部教授会にて行われました。
こ の 賞 は、 学 生 に よ る BSL 授 業 評 価 ア ン ケ ー ト を
行い、上位 3 位に選出された診療科を表彰するもので、
2007 年に制定されてから今回で 7 回目となります。
昨 年 1 年 間(2013 年 度) の 結 果、 呼 吸 器 内 科、 整
形 外 科・ リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 医 学、 脳 神 経 外 科 の 3
診療科が受賞となり、 渡邊 卓医学部長から、 滝澤 始
左から、 塩川教授、 滝澤教授、 市村教授
教授、市村正一教授、塩川芳昭教授に表彰状が贈られ、
医 学 部 生 が 5 年 次 に 行 う 病 棟 実 習:BSL(Bed Side
評価が最も高かった呼吸器内科にはさらに記念の盾も
Learning) において、 その指導を通じて学生教育に貢
授与されました。
★ Best Teaching Department of the Year 2013 を受賞して★
呼吸器内科 滝澤 始教授
このたびは Best Teaching Department of the Year に選出いただき、 教室員一同大変栄誉に思っております。 臨
床教育は日々の実践であり、学生諸君にも診療チームの一員としての自覚をもって実習いただいています。短い
期間ではありますが、「よく聞き、 更に聞き、 さらに聴く」 という問診の大切さや、 一つひとつの所見をしっか
り診て、それを総合する姿勢を学んでもらえればと考えています。私たちも教育という双方向の活動を通じて成
長していきたいと思います。ありがとうございました。
整形外科・リハビリテーション医学 市村正一教授
運動器の外科を扱う整形外科では、BSL の学生になるべく実践的な教育ができるように心掛けてきました。 手
術の手洗い、ギプス固定の経験、脊髄造影や筋電図検査の見学など、座学では学べない実際の臨床現場を経験す
るカリキュラムになっております。学生のレポートを読みますと手洗いやギプスなどの評判が良く、また担当医
の熱心な指導に感謝する言葉も多くあります。整形外科は扱う範囲が広い割には国家試験の出題数が少なく、学
生に興味を持ってもらうには努力が必要ですが、 今後も工夫して充実した BSL ができるように努力いたします。
教室員、ならびにリハビリテーション医学の皆様に御礼申し上げます。
脳神経外科 塩川芳昭教授
このたび、脳神経外科学教室として 2010 年につづいて二回目の「Best Teaching Department of the Year」の栄
誉をいただき、 私どもの教室を挙げた BSL への取り組みが評価され大変うれしく、 また誇りに思うところです。
これは、 齋藤 勇前教授以来の教育重視を貫く教室の伝統であり、 教育責任者である佐藤栄志准教授の情熱が反
映されたものとも認識しております。
脳神経外科は、 本学では入局者が毎年 2 ないし 3 名程度の小規模な教室ですが、 専門医認定機構の定める 18
の基本診療科のひとつであり、学生にも「記憶に残る実習」をめざしてできるだけ参加型実習になるよう配慮し
ています。具体的には担当患者の bed side へ術前、術翌日、一週間後をめどに少なくとも三回以上の接点を持つ
ことを求め、試問の一問目でその感想を自分の言葉で話させたり、実習期間中に学生当直を義務付けて手術だけ
では な く 夜 間 の 救 急診療の実際を肌で感じさせ た り し て お り ま す。 今 後 も、 座 学 だ け で は な く BSL を 通 じ て 脳
神経外科の神髄を伝えることをめざして努力したいと存じます。
14 KYORIN GAKUEN
医学部第二内科学(循環器内科)佐藤 徹教授らが
Mayo Clinic で肺動脈形成術を指導
当院循環器内科の佐藤 徹教授と伊波 巧助教が、 ア
実施されていませんでした。しかし、それを主に岡山
メ リ カ・ ミ ネ ソ タ 州 の Mayo Clinic に お い て 慢 性 肺 血
医療センターと杏林大学病院で安全で有効な手技とし
栓塞栓症患者に対する肺動脈形成術の立ち上げを指導
て再開発し、世界的に注目されています。
するため招聘されました。
佐藤教授は「この手技の発展は杏林大学循環器内科
当 院 循 環 器 内 科 は、 慢 性 肺 血 栓 塞 栓 症 に 対 す る 肺
のチームワークの賜物ですが、日本国内のみならず世
動脈形成術を世界に先駆けて 2009 年より開始し、 既
界でもこの手技が普及して多くの患者さんが恩恵を受
に 120 例 を 施 行 し て い ま す。2013 年 11 月 に 行 わ れ
けられるよう努力して行きたいと思います」と話して
た ア メ リ カ 心 臓 病 学 会 で こ の 成 績 を 発 表 し た と こ ろ、
います。
Mayo Clinic Cardiovascular Center が 強 い 関 心 を 示 し、
同 科 の 吉 野 秀 朗 教 授 の 仲 介 を 経 て、2014 年 2 月 に 片
岡雅晴前助教をはじめとするチームで教育講演を行
いました。 そして約半年後の 8 月 10 日、 一例目の施
行を援助するため、佐藤教授と伊波助教がクリニック
のあるロチェスターに赴き、11 日に立 ち 会 い ま し た。
肺動脈形成術のポイントを先方の医療チームに理解し
てもらうのに 4 時間超かかりましたが、2 本の肺動脈
枝 を 開 通 し 成 功 裡 に 終 了 す る こ と が でき、 翌 12 日に
あわただしく帰国の途に就きました。
こ の 手 技 は、2001 年 に ア メ リ カ の ハ ー バ ー ド 大 学
で始められたものですが、合併症が多いためしばらく
第一例目の患者さんの治療後にカテーテル検査室で。 右から佐
藤 徹教授、Mayo Clinic Cardiovascular Center カテーテル治療部
門長 Dr. Gurpreet Sandhu 先生、 伊波 巧助教
医学部衛生学公衆衛生学 吉田正雄講師が
第 55 回全日本病院学会総会で 最優秀・優秀演題賞受賞
内 障 累 積 罹 患 率 と の 関 係 ~」 と「胃 瘻 患 者 へ の ST の
介入と経口移行の可能性に関するレトロスペクティブ
スタディ」に対してそれぞれ贈られたもので、約 700
題の演題から選考されました。
前 者 は、 日 本 全 国 に 居 住 す る 45 ~ 74 歳 の 約
76,000 人 を 対 象 に 5 年 間 の 追 跡 調 査 を 実 施 し、 肥 満
度(BMI) と 白 内 障 累 積 罹 患 率 と の 関 係 を 分 析 し た
研 究 で、BMI が 最 も 低 い 群 と BMI が 最 も 高 い 群 で は、
白内障罹患リスクが高くなる U 字型の傾向を示すこ
とを明らかにしたものです。後者は、脳血管疾患等に
よる嚥下障害のために、胃瘻を介する経管栄養が必要
第 55 回 全 日 本 病 院 学 会 総 会 が 8 月 30 日( 土 ) に
となった 45 ~ 99 歳の入院患者 84 人を対象に約 3 年
さいたま市で開催され、医学部衛生学公衆衛生学教室
間の追跡調査を実施し、胃瘻造設後に医師、看護師お
の 吉 田 正 雄 講 師 が 発 表 し た 2 演 題 が 最 優 秀・ 優 秀 演
よ び 言 語 聴 覚 士(ST) ら に よ る 医 療 チ ー ム が 介 入 す
題賞を受賞しました。
ることにより、経口摂取が可能となった患者の傾向や
これらの賞は、吉田講師の口演「多目的コホート研
特徴について分析した研究です。いずれの疾病も、高
究(JPHC Study) における白内障のリスク要因と一次
齢 化 の 進 行 が 顕 著 な わ が 国 で は、QOL 低 下 の 主 要 因
予 防 対 策 解 明 の た め の 分 析 疫 学 的 研 究 ~ BMI と 白
として予防対策の充実化が急がれる公衆衛生学的問題
KYORIN GAKUEN 15
であります。しかしながら、わが国ではこれまで、両
きました先生方、協力機関のスタッフの方々、そして
疾患に関する妥当性の高い疫学研究は実施されておら
何よりも本研究に協力して下さいました研究対象地域
ず、 わ が 国 の 中 高 年 者 の QOL の 維 持・ 向 上 と 健 康 寿
にお住いの皆様、患者様のお蔭と思っております。今
命の延伸に寄与する研究であることが高く評価されま
後もさらに研究に邁進し、研究の成果を社会に還元で
した。
きるように努めて参ります」と話しています。
(医学部衛生学公衆衛生学教室)
吉 田 講 師 は、「 こ の よ う な 名 誉 あ る 賞 を い た だ き、
大変嬉しく思っております。これもこれまでご指導頂
リハビリテーション室 石田幸平主任技師(作業療法士)が
第 40 回日本熱傷学会総会・学術集会学術奨励賞を受賞
平 成 26 年 6 月 5 日
( 木 ) か ら 6 日( 金 ) に
間に本誌に投稿された論文の中から、最も優れた論文
に与えられる賞です。
埼玉県さいたま市で開催
本 論 文 は、 当 院 熱 傷 セ ン タ ー(Burn Care Unit;
さ れ た 第 40 回 日 本 熱 傷
BCU) で入院加療を行った重症熱傷患者を調査し、 早
学会総会・学術集会にお
期リハビリテーション介入の重要性、重症熱傷患者特
いて当院リハビリテー
有の日常生活動作(Activities of Daily Living;ADL)の
ション室作業療法士の石
変化、リハビリテーションの役割と長期的な介入の必
田幸平さんが学術奨励賞
要性について明らかにしたものです。
を受賞しました。
石 田 主 任 技 師 は、「こ の よ う な 名 誉 あ る 賞 を い た だ
この学術奨励賞は日本
き、大変嬉しく思っております。論文を執筆するにあ
熱 傷 学 会 機 関 誌『 熱 傷 』
たり指導いただきました先生方、熱傷診療に関わるス
(Japanese Journal of Burn Injuries)に投稿した論文「熱
タッフの方々に感謝しております。今後も熱傷のリハ
傷専門施設におけるリハビリテーション -重症熱傷
ビリテーションに力を入れ、より良い治療を提供でき
に対するリハビリテーションの早期介入と継続の必要
るように努めて参ります」と謝意と抱負を述べていま
性 - 」 に 対 し て 授 与 さ れ た も の で、 こ れ は 過 去 1 年
す。 (リハビリテーション室)
平成 25 年度 経済社会の発展を牽引する
グローバル人材育成支援 事業成果報告書が完成
平成 25 年度の本事業の取り組みとその成果を「事業成果報告書」にまとめました。大学ホームページで PDF デー
タがご覧いただけます。
目 次
・学長挨拶
・経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援
事業の概要及び5ヵ年計画
・平成 25 年度の事業実績 (概要)
・卓抜した語学力養成
・スマートでタフな交渉能力の養成
・協定校開拓・交流事業の拡大
・学生の国際力育成
・大学のグローバル化、 教育の質保証の推進体制確立
・対外広報の展開
・平成 26 年度事業計画
・平成 24 年度事業評価 第三者評価委員会の開催概要
16 KYORIN GAKUEN
「救急の日」山口芳裕教授が講演 当院 DMAT 活動に都知事感謝状
9 月 9 日の救急の日
過 程・ 主 旨、 活 動 実 績 に つ い て 解 説 し た 上 で、「発 足
に因み、翌 10 日(水)、
10 年 を 迎 え、 さ ら な る 充 実・ 発 展 を 目 指 し て 整 備 を
東京都庁第一本庁舎 5
進 め て い ま す。NBC( 核・ 生 物・ 化 学 ) 災 害 に 対 す
階大会議場で「救急の
る 活 動 要 領 の 検 討・ 教 育 プ ロ グ ラ ム の 策 定 や DMAT
日シンポジウム」と「平
隊員数の確保および質の向上を図りながら、都民の安
成 26 年 度 救 急 医 療 関
心・安全にさらに寄与していきます」と、今後の取り
係 功 労 者・ 東 京 DMAT
組み方針について語りました。
関係功労者等知事感謝
このあとパネルディスカッションが行われ、山口教
状贈呈式」が行われま
授と東京都福祉保健局医療政策部の宮野收災害医療担
した。
当課長の進行のもと、東邦大学医療センター大森病院
シンポジウムに先
の 吉 原 克 則 教 授 な ど 7 名 の パ ネ リ ス ト が、 広 域 搬 送
立 っ て 行 わ れ た 贈 呈 式 で、 東 京 DMAT 指 定 病 院 と し
と臨時医療施設などについての発表を行いました。
て 東 京 都 知 事 か ら 当 院 に 対 し 感 謝 状 が 贈 ら れ ま し た。
そ の 後 質 疑 応 答 に 移 り、 一 般 の 方 か ら 寄 せ ら れ た
当院は、2004 年に東京 DMAT(災害派遣医療チーム)
「 日 頃 は ど の 様 な 訓 練 を し て い る の か 」「 ど う す れ ば
が 発 足 し た 当 初 か ら 活 動 に 参 加 し て お り、「都 の 救 急
DMAT の隊員になれるのか」 などの質問へ回答がされ
災害医療行政に積極的に参加し、災害現場で都民を含
ました。そして最後に、主催者側がこれからも地域に
む多数の人命の安全確保へ多大な貢献をした」として
密着して市民の安心・安全の確保に努めていくことを
授与されたもので、甲能直幸病院長が代表して感謝状
誓い、シンポジウムは閉会しました。
を 受 け 取 り ま し た。 当 院 の ほ か 東 京 DMAT 指 定 病 院
として国立病院機構災害医療センター、日本医科大学
付 属 病 院、 帝 京 大 学 医 学 部 附 属 病 院 の 3 病 院 に も 感
謝状が贈られました。
式典に続いて「東京都の災害医療の更なる充実に向
け て ~ 東 京 DMAT 創 設 後 10 年 の 取 り 組 み と 今 後 ~」
と 題 し た シ ン ポ ジ ウ ム が 開 催 さ れ、 東 京 DMAT 運 営
協議会会長で当院高度救命救急センターの山口芳裕教
授が基調講演を行いました。
こ の 中 で 山 口 教 授 は、 東 京 DMAT の 前 身 や 発 足 の
パネルディスカッション座長の山口教授 (左)
平成 25 年度「地(知)の拠点整備事業」の成果報告書
本学の 「新しい都市型高齢社会における地域と大学の統合知の拠点」 事業が平成 25 年度文部科学省 「地 (知)
の 拠 点 整 備 事 業」 に 採 択 さ れ た の を 受 け て、 昨 年 10 月 に 本 事 業 推 進 の 中 核 的 な 施 設 と な る 「杏 林 CCRC 研 究 所」
を設置し、 東京都三鷹市・八王子市・羽村市と連携しながら様々な取り組みを展開してきました。 それらの取り
組みとその成果をこのほど「地(知)の拠点整備事業成果報告書」にまとめました。 大学ホームページで PDF デー
タがご覧いただけます。
目 次 (抜粋)
・学長、 連携自治体首長挨拶
・事業概要
・平成 25 年度の事業実績
・成果報告
教育、 研究、 社会貢献活動
・杏林 CCRC ラウンドテーブル
杏林コモンズ
・地域・大学間コーディネーターの活動
・フォーラム開催 など
KYORIN GAKUEN 17
東京都・杉並区合同総合防災訓練に当院の DMAT 隊員も参加
第 3 病棟屋上ヘリポートでの患者受入れの様子
重症熱傷患者のヘリコプター搬送を調整する当院の東京 DMAT
隊員と荻窪病院の職員
8 月 30 日(土)、 杉並区内 3 カ所において東京都・
隊( 医 師 1 名、 看 護 師 2 名 ) と 患 者 役 の 事 務 員 1 名
杉 並 区 合 同 総 合 防 災 訓 練 が 開 催 さ れ、 当 院 か ら 東 京
を乗せた民間救急ヘリコプター(ドクターヘリ)が着
DMAT 隊員が参加して、 ヘリコプターによる患者の搬
陸しました。ローターの停止とともに患者を乗せたス
送・当院での受け入れが行われました。
トレッチャーが運び出され、ヘリコプター搬送患者の
合 同 訓 練 は、 東 京 湾 北 部 を 震 源 地 と す る 震 度 6 強
院内受入手順に沿って屋上で引き継ぎを行い、直ちに
の地震が発生したという想定で行われ、当院からは杉
救命救急センターへ運ばれました。
並区唯一の災害拠点病院である荻窪病院に東京 DMAT
今回の訓練を振り返って、参加した救急科の加藤聡
隊 1 隊を派遣しました。
一郎助教は「今回は東日本大震災の反省や教訓を生か
荻 窪 病 院 に 到 着 し た 東 京 DMAT 隊 は、 重 症 患 者 エ
す 新 た な 試 み と し て、 従 来 の 東 京 DMAT 活 動 要 綱 に
リアの担当医らと連携し、治療継続困難と判断された
ない形態の出動や、都が協定を結ぶ民間救急ヘリコプ
重症熱傷患者のヘリコプター搬送訓練を行いました。
タ ー と の 連 携 な ど が 行 わ れ ま し た。 有 事 の 際 に、 災
ヘリコプター搬送受入れ要請を受けた杏林大学病院
害拠点病院である我々が十分その役割を果たせるよ
の 第 3 病 棟 屋 上 ヘ リ ポ ー ト で は、 警 備 隊 が 万 が 一 に
う、屋上ヘリポートを活用した重症患者受入れや東京
備えた消火設備の準備など万全の態勢を敷き、救急科
DMAT の活動など、 これからも多くの準備と経験を重
の医師や看護師がストレッチャー等を用意して到着
ねていきたいと思います」と話しています。
を待ちうけました。11 時 43 分に、 当院の東京 DMAT
(医学部救急医学教室)
当院の救急活動に東京消防庁から感謝状
署長感謝状がそれぞれ 6 団体の合計 12 団体に贈呈さ
れ、当院に対しては、東京消防庁救急部長感謝状が三
鷹消防署の水野寿署長から野尻一之病院事務部長に手
渡されました。
各団体への感謝状授与に続いて、水野寿三鷹消防署
長が挨拶を行い、救急車の出場件数が増加している現
状 を 説 明 し な が ら「 東 京 消 防 庁 で は、 救 急 相 談 セ ン
ターの利用促進や現在作成中の『東京版救急受診ガイ
ド』の普及を進め、各医療機関等と連携を取りながら、
救 急 医 療 週 間 が 9 月 7 日( 日 ) か ら 1 週 間 実 施 さ
救急搬送を必要とする傷病者が迅速に医療を受けられ
れていることに因み、9 月 11 日(木)、三鷹消防署で
る体制の整備を進めてまいります」と抱負を述べまし
平成 26 年度救急業務協力者表彰式が行われました。
た。
この表彰式は、三鷹地域で日頃から救命講習等を積
来賓の清原慶子三鷹市長からは、表彰された各団体
極的に推進し、地域の人命の安全及び救急行政の推進
への激励があり、当院に対しては「チームとしての総
に貢献をしている団体・企業・医療機関に対して行わ
合力で対応していただいていることにかけがえのない
れているものです。
価値を感じております」と感謝の言葉がありました。
表彰式では、東京消防庁救急部長感謝状と三鷹消防
続いて、三鷹消防署の救急救命士らによる救急隊訓
18 KYORIN GAKUEN
練披露が行われ表彰式は終了となりました。
年度 7,546 名の救急搬送患者を受入れています。救急
当 院 を 代 表 し て 表 彰 を 受 け た 野 尻 病 院 事 務 部 長 は、
医療に注力してきた当院の活動が評価されたことを大
「北 多 摩 南 部 保 健 医 療 圏 の 中 核 病 院 と し て、 当 院 は 昨
変光栄に思います」と述べました。
ATT 科 (1・2 次救急初期診療科)が三鷹救急業務連絡協議会から表彰
当 院 の ATT 科 が 救 急 業 務 に 多 大 な 貢 献 が あ っ た と
後に行われた懇親会で、三鷹市消防署署長等から「杏
して、 三鷹救急業務連絡協議会から 2014 年の救急業
林大学病院は三鷹市にある唯一の大学病院として、救
務功労者として表彰されました。
急患者を多数受入れており、地域へ大きな貢献をして
表 彰 式 は、6 月 16 日( 月 )、 三 鷹 産 業 プ ラ ザ 2 階
いただいている」と謝意が述べられました。
で開催された三鷹救急業務連絡協議会定期総会で行わ
野 村 教 授 に よ り ま す と、 過 去 に は ATT 科 で の 診 療
れ、ATT 科を代表して野村英樹教授に表彰状が手渡さ
医が足りず十分な対応ができなかった時期もあったと
れました。
いうことですが、各診療科の理解・協力が得られるよ
この救急業務功労者表彰は、三鷹地域における救急
うになり、マンパワーが充実してきたことが地域への
医療へ貢献した医療機関へ贈られるもので、表彰式の
貢献に繋がっているということです。
2014 年度 集中ケア認定看護師教育課程入学式
集中ケア認定看護師教育課程の入学式が、9 月 1 日
に「担当教員や外部講師等がこれから皆さんを支えて
( 月 ) に 当 院 外 来 棟 10 階 第 1 会 議 室 で 行 わ れ、6 期
いきます。同じ目標を持った仲間を大切にし、大変な
生となる 24 名が出席しました。
こともあるかもしれませんが、楽しさに変えて、頑張っ
まず、小松由佳専任教員より研修生全員の名前が読
てください」と言葉が寄せられました。
み上げられた後、赤木美智男総合研修センター長より
これに対し、研修生を代表して神戸美樹さんより「初
式辞として、厳しい選考を通過した研修生達へ労いの
心を忘れることなく、人間性を高め、医療・看護の質
言 葉 と 共 に、「同 じ 目 標 を 持 つ 新 た な 仲 間 と の 出 会 い
の向上に貢献できるよう仲間との絆を大切に、勉学に
や学びはこれからの人生にとって大きな財産になるで
励んでいきます」 と固い誓いの言葉が述べられまし
しょう。高い志を持つ者同士、研鑽し合い、これから
た。
7 ヵ月に渡り頑張ってください。 来年 3 月の修了式で
研修生は、これから尾野敏明主任教員、小松由佳専
は、またこの場で、全員へ祝辞を送れることを願って
任教員の指導のもと、7 ヵ月間の専門研修を受け、 来
います」と励ましの言葉が贈られました。
年 5 月に実施される認定審査に臨みます。
続いて、道又元裕看護部長より入学者への祝辞と共
KYORIN GAKUEN 19
職 員 紹 介
教
第
23 回
杏林学園で働いている様々な職種の皆さんを紹介していきます。 実はこんな人だった…!など、 新しく教職員の輪
が広がる、 そんなコーナーです。
●乳腺外科 入学センター長)
●
● ● ● ● ● ● ●保健学部教授
● ● ●( ● ● 北村 真奈美医師
照屋 浩司
看護師の今中聖歌さんから
ご紹介いただきました、乳腺
外科の北村真奈美です。私は
平 成 23 年 に 杏 林 大 学 医 学 部
を卒業し、2 年間の研修期間
を経て乳腺外科に入局しまし
た。
普段の私はもっぱらお酒を
飲んでおいしいものを食べる
くらいでたいしたことはして
いませんが、学生時代は海外旅行に行くのが生き甲斐
で し た。 特 に 海 が 大 好 き で ス キ ュ ー バ ダ イ ビ ン グ を
やっていました。ですが、医師の仕事が始まると思う
ようには旅行に行けず、悶々とした日々を過ごしてい
ました。
そこで始めたの
が、熱帯魚を飼うこ
とです。といっても
魚よりサンゴが中心
で、魚はカクレクマ
ノミが1匹いるだけ
ですが、きれいなサ
ンゴを眺めながらの
ビールは至福の時で
↑自宅の水槽のサンゴ達
す。
また、海外好きが高じてイタリアのポジターノとい
う街で結婚式を挙げてしまいました。特に縁も所縁も
ありませんが、本当に素敵な街で大満足でした。夫も
院内にいるので、ご存じの方もいらっしゃるかも知れ
ま せ ん が、 自 分 の こ と も 紹 介 し て も ら え る と 調 子 に
乗っていたので、今回は割愛させていただきます。
↑眼 前に綺麗な海が広 が る ボ ジ タ ー ノ
私は乳腺外科医で
すが、本当に多くの
若い女性が癌と闘っ
ている姿を目の当た
りにして、少しでも
力になれればという
思いで働いていま
す。 最 近 で は ア ン
ジ ェ リ ー ナ・ ジ ョ
リーの一件で乳癌は
ますます注目され、当院でも近々遺伝専門外来が開設
される予定です。院内でもたくさんの女性が働いてお
り、実は不安をかかえているという方もいらっしゃる
かもしれません。何かお役に立てることがあれば、い
つでも気軽にご相談くださいね。
次回は、ICU 看護師の今中良太さんを紹介します。
20 KYORIN GAKUEN
八王子保健センターの柳川
奈巳さんからご紹介いただき
ました、保健学部公衆衛生学
の 照 屋 浩 司 で す。 三 鷹 か ら
八 王 子 に 異 動 し、 早 い も の
で 11 年目の夏を迎えました。
保 健 学 部( 一 部、 医 学 部 も )
での教育、研究と、入学セン
ターのお仕事をさせていただ
いております。
私の一番の楽しみは自宅でねことゴロゴロすること
なのですが、 今回は趣味と実益を兼ねた PC のお話を
し た い と 思 い ま す。 良 い 機 会 な の で、 私 が 所 有 す る
ThinkPad(以 下 TP) を 集 合 さ せ て み ま し た(研 究 室
の備品は省いてあります)。
実 は、TP 以
外にも 7 ~ 8 台
ほ ど ノ ー ト PC
が あ り、 ま た、
最近は徐々にタ
ブレットが増殖
中 で す。TP は、
メモリの増設や
ハードディスク
の 換 装、 キ ー
ボードの交換か
ら CPU ボ ー ド
の載せ替えまで
弄りまくりまし
た。一台だけ画
面に灯の入って
いるのが、自分
で初めて購入し
た IBM(当時)の TP530Cs で、OS は入れ替えてしまっ
ていますが Windows95 が立ち上がっているところで
す。 発 売 当 初 の 定 価 が 100 万 円 前 後 す る 物 も 何 台 か
含まれています。勿論、すべてを新品でゲットできた
わけではありません。今となっては、何十分の一の価
格で性能的により優れる PC やタブレットが手に入り
ますよね。最近ようやく依存症から抜け出しつつあり
ますが、キーボードの真ん中にある赤いスティック(マ
ウスやパッドの代わり)がないと全く仕事が捗らない
時期がかなり長かったです。オタクと言えばオタクな
のですが、これでも周りの先生方のサポートなどにも
役立っているんですよ。ですので、これからもこの道
を極めて行ければと思います。
次 回 は、 入 学 セ ン タ ー の 次 世 代、「ま ゆ ゆ」 こ と 長
谷川愛友さんを紹介します。
文化・スポーツ
私立医科大学野球大会・熱戦リポート
第 36 回日本私立医科大学協会加盟大学職員野球大
試合は 1 回戦に引き続き先発したエース加藤が相
会 が、8 月 27 日( 水 )、28 日( 木 ) に 栃 木 県 栃 木 市
手打線につかまり、3 回までに 3 対 0 とリードを許す
総合運動公園野球場において行われました。
展 開 と な り ま し た。 し か し、 そ の 裏 に 先 頭 の 田 島 が
前 日 か ら 降 り 出 し た 雨 の 影 響 が 心 配 さ れ た も の の、
ヒットで出塁し飯泉・西田も相手のミスを突き出塁し
幸い天候も回復し参加 14 大学が母校の名誉をかけ熱
て チ ャ ン ス を 作 る と、 続 く 若 林 の タ イ ム リ ー で 1 点
い戦いを繰り広げました。
を 返 し ま し た。 さ ら に 相 手 の ミ ス な ど で 4 点 を 奪 い、
杏 林 大 学 の 1 回 戦 の 相 手 は 抽 選 の 結 果、 昨 年 2 回
逆転に成功しました。しかし、その後再びエース加藤
戦で惜しくも敗れた強豪、東邦大学との対戦となりま
が相手打線の猛打と守備の乱れにつけ込まれ 5 点を
した。試合は東邦大学の攻撃で始まり連続タイムリー
奪われましたが、リリーフした投手島が相手打線を見
な ど で 3 点 を 奪 わ れ ま し た が、 そ の 裏 相 手 の エ ラ ー
事に封じました。3 点を追う最終回に林がヒットで出
で 1 点 を 返 し 2 点 を 追 う 幕 開 け と な り ま し た。 そ の
塁しチャンスを作りましたが、 試合は健闘むなしく 5
後 は エ ー ス 加 藤 も 本 来 の 調 子 を 取 り 戻 し て、2・3 回
対 8 で敗れてしまいました。
を 無 失 点 で 切 り 抜 け、 そ の 裏 に 2 番 若 林 が ヒ ッ ト で
試合は敗れてしまいましたが、選手一同、持てる力
出塁すると 4 番中野・6 番林のタイムリーなどで 3 点
を十分発揮し、最後まで全力でプレーをすることがで
をとり逆転に成功しました。 しかし、4 回にエース加
きました。また、何よりも野球を通じて他大学の方と
藤が相手の猛攻と守備のミスにより 4 点を奪われ再
交流、懇親を深められたことは大きな糧となりました。
び 逆 転 を 許 し て し ま い ま し た。3 点 を 追 う 最 終 回、3
最後に本学園職員野球部を多方面よりご支援いただ
番土方の四球、5 番加藤のヒットなどでチャンスを作
いております松田博青理事長をはじめ、選手派遣にあ
ると 7 番坂本の 2 点タイムリーで 1 点差まで詰め寄
たり快くご協力をいただきました職場関係者の皆様と
り ま し た。 さ ら に 相 手 の エ ラ ー で 同 点 に 追 い つ く と、
チーム派遣にあたりご尽力下さいました人事課の方々
2 番若林がサヨナラヒットを放ち 8 対 7 で杏林大学の
にこの紙面をもちまして厚く御礼申し上げます。
勝 利 と な り、 昨 年 の リ ベ ン ジ を 果 た し 2 回 戦 進 出 と
なりました。
野球部部長・監督 薬剤部 篠原高雄
2 回戦の相手は昨年準優勝に輝いた強豪、 日本大学
主将 井の頭キャンパス開設準備室 加藤真人
との対戦となりました。
副主将 病院管理部 土方将旗
出場選手
守備位置
部長・監督
主将(投手)
選手名
篠原 高雄
加藤 真人
所属部署名
薬剤部
井の頭キャンパス開設準備室
副主将(捕手)
投手
内野手
内野手
内野手
内野手
外野手
外野手
外野手
土方 将旗
島 幸夫
飯泉 齊志
中野 貴仁
西田 悠一郎
若林 俊夫
坂本 岳士
田島 紳介
林 良幸
病院管理部
保健学部
医事課(外来)
入学センター
リハビリテーション室
リハビリテーション室
保健学部
薬剤部
リハビリテーション室
1 回戦結果
東邦大学
杏林大学
一
3
1
二
0
0
三
0
3
四
4
0
五
0
4×
計
7
8
四
2
0
五
3
0
計
8
5
(投手-捕手) 加藤-土方
2 回戦結果
日本大学
杏林大学
一
0
0
二
1
0
三
2
5
(投手-捕手) 加藤、 島-土方
KYORIN GAKUEN 21
「教育・文化週間」期間中のイベントのご案内
文部科学省は、教育・文化に関する国民の理解を深
年で 56 回目を迎えます。 この期間中、 全国で教育や
め、 そ の 充 実 振 興 を 図 る こ と を 目 的 と し て、 例 年 11
文 化 に 関 す る さ ま ざ ま な イ ベ ン ト が 開 催 さ れ ま す が、
月 3 日の「文化の日」 を中心に 11 月 1 日から 7 日ま
杏 林 学 園 で も、 本 週 間 及 び そ の 前 後 2 週 間 程 度 の 間
での一週間「教育・文化週間」を設定しています。教育・
に下記の行事を展開いたします。いずれも入場無料で
文化週間の歴史は古く、 昭和 34 年から開始され、 今
す。ご家族連れなどでどうぞお越しください。
名 称
杏林大学公開講演会
内 容
日にち
会 場
「海外に学ぶアクティブシニア」と題して CCRC 研究所の 10 月 11 日(土)三鷹ネットワーク大学
松田智生客員研究員が講演を行います。
桐朋学園病院内コンサート 桐朋学園の学生による大学病院内でのボランティアコン 10 月 18 日(土)杏林大学病院外来棟 1 階待合ホール
サートです。年 4 回開催しており、今回で 62 回目となり
杏林大学公開講座
ます。
「健康と運動」と題して保健学部の石井博之准教授が講演 10 月 25 日(土)八王子学園都市センター
杏林大学公開講座
を行います。
「文明論から見た西欧」と題して外国語学部の上野景文客 10 月 30 日(木)八王子学園都市センター
員教授が講演を行います。
杏林大学医学部管弦楽団 医学部学生管弦楽団の公開定期演奏会として毎年実施して 11 月 1 日(土) 三鷹市公会堂「光のホール」
第 29 回定期演奏会
杏林大学公開講演会
いるものです。
「高齢者肺炎の特徴と対処法」と題して医学部の河合伸教 11 月 1 日(土) 杏林大学大学院講堂
授と医学部付属病院医療安全管理部中村貴枝子師長が講演
杏林大学公開講座
を行います。
「応急処置 身の回りの危険」と題して保健学部の和田貴子 11 月 8 日(土) 八王子学園都市センター
教授が講演を行います。
杏林大学 COC 公開講演会 「怒鳴らない子育て~お母さんと子どもの快適なコミュニ 11 月 8 日(土) 三鷹ネットワーク大学
ケーションを目指して~」と題して杏林大学病院患者支援
杏林大学公開講演会
センターの加藤雅江課長らが講演を行います。
「新たに展開した薬疹の世界」と題して医学部の塩原哲夫 11 月 12 日(水)杏林大学大学院講堂
杏林大学公開講演会
教授が講演を行います。
「がん医療の最前線」と題して医学部の古瀬純司教授が講 11 月 15 日(土)杏林大学第一講堂
杏林大学公開講座
演を行います。
「これからの高齢者介護~誰がどのように担うべきか~」11 月 15 日(土)八王子学園都市センター
杏林大学公開講演会
と題して総合政策学部の岡村裕准教授が講演を行います。
「ジブリ映画字幕翻訳から学ぶ異文化間コミュニケーショ 11 月 22 日(土)三鷹ネットワーク大学
ン」と題して外国語学部の八木橋宏勇准教授が講演を行い
ます。
文部科学省ホームページ「教育・文化週間」へのリンク(http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/kyoiku-bunka/)
22 KYORIN GAKUEN
Road to 50th
懐かしの学園風景(12)
2016 年の 50 周年まであと 1 年半になりました。学園の歴史を振り返るこのコーナーでは、今回も懐かしい写真を紹介いたします。
昭和 51 年の第 4 回杏祭 (学園祭) の模様
現在の同アングルからの撮影
現在では、 向って左側に講義棟 (1F:食堂) がありますが、 当時は右側に講義棟とサービスセンター (臨床講堂・ボイラー・食堂等)
があり、 左側には短大と臨床検査棟がありました。
平成 2 年の杏林大学病院
当時は、 三鷹高校の向かいに駐車場があり (左上)、 大学正門を入って右側に第 1 病棟がありました (右上)。
そして、 現在の第 1 病棟の位置に外来棟があり (左下)、 救命救急センターは旧第 3 病棟の中にありました (右下)。
◆教職員の皆さまへ◆
教職員の皆さまも、「こんな懐かしい写真あるいは思い出話がある!」 等、 ぜひ広報・企画調査室までお寄せく
ださい。このコーナーで紹介していきたいと思います。
KYORIN GAKUEN 23
井の頭キャンパス建設状況
井の頭キャンパス開設準備室
経理部施設課
報告書 No.1
井の頭キャンパスの建設工事が 2014 年 6 月から始まりました。 このコーナーでは、2016 年 4 月の開設までの
建設状況を写真とともに紹介していきます。
【南側から全景を臨む:3 月撮影】
井の頭キャンパス建設地の敷地面
積 は 3.47 ヘ ク タ ー ル。 半 年 前 ま
では何も無い更地でした。
工事のようす
【正門周辺:5 月 26 日撮影】
敷 地 内 に は 様 々 な 重 機 や 建 材 が 運 び 込 ま れ、
工事の下準備が始まりました。
吉祥寺通り
【文系学部研究棟:7 月 22 日撮影】
建物の土台となる基礎の工事で、地面を掘削
しているところです。
保健学部
西棟
保健学部
東棟
大学本部棟
文系学部
研究棟
文系学部
講義棟
【大学本部棟:9 月 3 日撮影】
掘削と地盤改良の作業が終わ
り、いよいよ基礎の配筋作業が
始まりました。
共用厚生棟
【保健学部東棟:7 月 26 日撮影】
右側写真の装置で土の中にセメ
ントと水を流し込んで柱を作
り、地盤を補強をする作業をし
ています。
工事現場の一角には柱・外壁などの実物
大模型が作られています。
(9 月 9 日撮影)
場内の通路にはすすきの通りや国際通り、 銀座通りなどの名前が
付けられ、 厳しい現場での遊び心が感じられます。
【しばらくは基礎の工事が行われ、12 月から地上階の工事が始まる予定です。】
24 KYORIN GAKUEN
井の頭キャンパス建設募金 寄付者ご芳名一覧
杏林学園
50 周年記念
平 成 26 年 6 月 1 日 か ら 始 ま っ た 募 金 は、 平 成 26 年 9 月 9 日 現 在 ま で に 161 件 43,730,000 円 の 寄 付 を い た
だきました。当日までにご寄付いただいた個人、企業・法人の皆様のご芳名を掲載いたします。ご協力誠に有難
うございます。なお、ご芳名一覧は冊子のみの公表とさせていただいております。
※この寄付者ご芳名一覧は、申込書の中の本会報への掲載方法のお尋ね (名前・金額を掲載、名前のみ、匿名で金額のみ、掲載しない)
へのご回答をそのまま掲載させていただきました。 ご回答のなかった方は、 申込書に記載のとおりお名前のみの掲載とさせてい
ただいております。
※手続きの関係により、 一部記載されていない方がおります。 次号に掲載いたしますので、 ご了承ください。
※募金のお願いは、 教職員の方々から呼びかけさせていただいています。 今後は企業や法人、 同窓会のみなさまにもお願いをして
まいります。
■個人(五十音順) ※敬称略
ご芳名のみ
ご芳名・金額
掲載希望せず
金額のみ
【役員】
跡見 裕
田久保 忠衛
Paul Snowden
1,500,000 円
井戸 和男
谷口 恒明
小塩 節
1,000,000 円
井上 孝美
塚本 慶一
大川 昌利
則定 衛
甲能 直幸
松田 博青
小林 哲也
武藤 敏郎
坂本 ロビン
渡邊 卓
鈴木 武夫
10,000,000 円
500,000 円
1名
田口 晴彦
【教職員】
1,000,000 円
阿久澤 利明
高橋 良
200,000 円
1名
1,000,000 円
安藤 英視
千田 晋治
100,000 円
1名
加藤 信一
500,000 円
犬飼 浩一
塚本 尋
20,000 円
2名
高木 眞佐子
100,000 円
岩下 光利
土岐 真朗
横井 秀格
100,000 円
大戸 眞喜男
内藤 俊朗
晝間 大郎
40,000 円
丘島 晴雄
永井 茂
鵜澤 康二
20,000 円
落合 直美
仲山 達雄
久米 梢子
20,000 円
苅田 香苗
野尻 一之
小池 貴久
20,000 円
川﨑 勉
橋立 博幸
20,000 円
川名 典子
東原 英二
川村 治子
樋田 孝史
岸野 智則
平形 明人
金田一 秀穂
吹野 俊郎
窪田 靖志
蒔田 耕平
黒田 有子
松岡 弘芳
慶野 博
松村 讓兒
神﨑 恒一
三浦 和春
小塩 秋彦
宮首 弘子
小林 輝美
宮﨑 則行
小林 陽一
森 春子
塩川 芳昭
森 芳久
島 幸夫
森山 潔
志村 良浩
柳田 義男
杉山 政則
山崎 昭
諏訪部 直子
山﨑 登志郎
関澤 浩一
山田 達也
副島 昭典
山本 寛
高木 眞佐子
山本 実
高坂 宏一
和田 貴子
高橋 信一
渡邊 光惠
馬田 啓一
角田 透
森山 久美
KYORIN GAKUEN 25
ご芳名のみ
ご芳名・金額
掲載希望せず
金額のみ
【教職員 OB】
熊谷 文枝
1,000,000 円
新井 弘一
佐々木 加代子
高橋 正夫
1,000,000 円
池田 忠子
佐藤 ミヨ子
200,000 円
石井 良章
佐藤 泰司
久世 順子
100,000 円
伊藤 博美
島崎 修次
酒井 春子
100,000 円
伊藤 芳照
鈴木 芳男
梅澤 達雄
40,000 円
太田 正利
内藤 功
名古 安伸
40,000 円
奥村 力
長澤 俊彦
金森 政人
野本 英子
川地 美子
森 茂人
菊池 吉晏
由利 雅芳
堀 和生
齋藤 幸雄
【同窓会】
津田 幸二
20,000 円
飯沼 一将
大澤 一仁
梶浦 卓一
Hamit Sidik
20,000 円
1名
【その他】
榊原 公子
計 30 名
■企業・法人 (五十音順)
ご芳名・金額
ご芳名のみ
金額のみ
掲載希望せず
【企業】
(有)ヤマモト企画
1,000,000 円
【法人】
(医)幾瀬会
1,000,000 円
(医)成城さとうクリニック
【井の頭キャンパス建設募金事務局】
TEL:0120-50-1665(フリーダイヤル) 平日(月~金)9:00 ~ 17:00
mail:[email protected]
26 KYORIN GAKUEN
7 月・9 月の理事会
理事会
日 時 平成 26 年 7 月 28 日 (月)
場 所 杏林大学三鷹キャンパス 図書館棟 6 階大会議室
議案・報告
5 井の頭キャンパス関係及び支払計画 (経過報告) につ
1 杏林学園職員就業規則の一部改正について
いて [報告]
2 杏林大学学則の一部改正について
3 教授人事
6 創立 50 周年記念事業井の頭キャンパス建設募金につい
4 医師賠償責任保険 (病院分) の契約更新について
て [報告]
日 時 平成 26 年 9 月 8 日 (月)
場 所 杏林大学三鷹キャンパス 図書館棟 6 階大会議室
議案・報告
1 杏林学園組織及び処務規程の一部改正について
7 国連アカデミック・インパクトへの参加について[報告]
2 杏林大学学則の一部改正について
8 オレゴン州立大学との学術交流協定について [報告]
3 役職規程等に基づく大学役職者の選任について
9 ポートランド州立大学との学術交流協定について
[報告]
4 教授人事
5 消費税転嫁に関する中小企業庁の立入検査について
6 平成 26 年度 「大学教育再生加速プログラム」 の採択に
10 杏林大学総合政策学部及び外国語学部杏会の経理問題
について [報告]
ついて [報告]
寄付金・物件寄付申込者芳名
6・7 月分
このたびは本学園の募金事業等にご理解をいただき、多大なるご支援を賜り誠にありがとう
ございます。皆様からのご寄付はご芳志に沿って、有効に活用させていただきます。
◆寄付金寄付申込者芳名
医学部 奨学寄付金 匿名寄付 38 件 19,290,000 円
(外科学Ⅰ、外科学Ⅱ、眼科学、形成外科学、高齢医学、産婦人科学、精神神経科学、内科学Ⅰ、内科学Ⅱ、内科学Ⅲ、泌尿器科学、皮膚科学、
病理学、放射線医学)
◆物件寄付申込者芳名
物件名・規格など
半自動回転式ミクロトーム 他
数
1台
設置・使用場所
基礎医学研究棟 5 階 513 号室 他
谷口 善仁 様
車椅子
27 台
杏林大学医学部付属病院
平成 25 年度医学部卒業生一同 様
各種助成金
◆
◆
寄付者名
◆
平成 25 年度
公益財団法人 森永奉仕会 平成 25 年度 研究奨励金
伊藤紀子
医学部小児科学教室医員
ネフローゼ症候群における糖質ステロイド薬感受性に関わる 50 万円
遺伝子探索
KYORIN GAKUEN 27
学園関係著作物の紹介
◆
◆
◆
シュライアーマッハーの生涯 上
近代ドイツ観念論哲学および初期ロマン派文学と歩みをと
(ディルタイ全集 第 9 巻)
もにし、独自の宗教論や文献学的著作を通じて新しい宗教
編集・校閲者 齋藤智志 杏林大学外国語学部教授
性を告知したシュライアーマッハーの生涯と思考の展開を、
森田 孝 大阪大学名誉教授
当時の数多くの哲学者、神学者、詩人たちとの連関のうち
麻生 建 東京大学名誉教授
に位置づけ、西洋精神史の全体的地平のなかで叙述しよう
薗田 坦 京都大学名誉教授
とした、ディルタイによる精緻な伝記的研究の翻訳。シュ
竹田純郎 金城学院大学文学部教授
ライアーマッハー研究およびディルタイ研究の不朽の基礎
訳 者 浅沼光樹、伊藤敏子、中野修身、山口充、文献でありながら、浩瀚であるがゆえにその全体像が隠さ
山本幾生、山脇雅夫
れてきた作品の本邦初訳。その完成までに 15 年が費やされ
翻訳協力者 真壁宏幹
た。齋藤教授は、最終校閲を行い、解説を執筆した。
出 版 法政大学出版局
定 価 29,160 円
発 行 2014 年 7 月
頁 数 1282 ページ
「膵がん」と言われたら…
消化器がんのなかでも最も予後不良とされる膵がんの症状
著 者
跡見 裕 杏林大学学長
や検査法、治療法などをわかりやすく解説。図や表などが
阿部展次 杏林大学医学部外科学准教授 多用され、術式や術後後遺症、化学療法とその副作用につ
出 版 保健同人社
いても詳しく示されている。また、医療機関の選び方やセ
定 価 1,620 円
カンドオピニオンの活用法、治療にかかる費用もわかりや
発 行 2014 年 6 月 30 日
すく示されており、まさに「膵がんと向き合う」患者に寄
頁 数 127 ページ
り添った書物である。
Family Issues on Marriage, Divorce, and Older Adults in
Japan: With Special Attention to Regional Variations
著 者 熊谷文枝 杏林大学名誉教授
出 版 Springer
定 価 US$129.00 (Pre-Order Price: US$107.86)
発 行 December 14, 2014
頁 数 219 ページ
教職員メディア情報
古賀良彦
医学部教授
少子高齢化が進展する日本の人口・家族問題を、地域性お
よび、二重構造の視点から分析。
日本人社会学者による、歴史的・文化的・質的視点にもと
づき論ずる意欲的な英文書。
新 聞・ 雑 誌・ テ レ ビ な ど マ ス コ ミ の 取 材 を 受 け、 テ レ ビ に 出 演 し た り あ る い は 記 事 に 掲 載
(広報・企画調査室で把握したものを掲載しています)
された教職員の皆さまをご紹介します。
「健康管理」(保健文化社)
「PC と健康、 新たな視点」 と題して、LED・ブルーライトの健康への影響について
6 月 1 日号
解説
7 月 19 日
リ ラ ッ ク ス 法 の 紹 介 の 中 で、 緊 張 は た め 込 ま ず、 毎 日 の 生 活 の わ ず か な 時 間 を 見
日本経済新聞
つけ、 小まめにリラックスすることが大切などと語る
8月1日
番組 「きわめびと」 で、 臭気鑑定士の脳機能測定について解説と出演
NHK 総合
冨田泰彦
6 月 26 日~ 9 月 11 日まで 連続 12 回のドラマ 『木曜時代劇 「吉原裏同心」』 で医事指導
医学部准教授
NHK 総合
田島 治 7 月 22 日
睡 眠 薬・ 抗 不 安 薬 に 関 す る 特 集 記 事 の 中 で 患 者 の 自 己 判 断 で、 急 に 服 用 を や め る
保健学部教授
朝日新聞
ことの危険性について解説
古瀬純司
7 月 22 日
医学部教授
朝日新聞
杏林大学
「アピタル夜間学校から」 で、 がんの化学療法について解説
大学におけるデータ活用事例「日 経 テ レ コ ン」「日 経 BP 記 事 検 索 サ ー ビ ス」 の 活 用 事 例 と し て、 人 文・ 社 会 科
(日経メディアマーケティング社)学図書館の取り組みが紹介される
2014 年度版
7 月 23 日
教育学術新聞
8 月 20 日
教育学術新聞
28 KYORIN GAKUEN
「地 (知) の拠点整備事業」 の対象校に選定されたことに基づき、1 年生を対象と
した授業 「地域と大学」 が開始され、 その各学部での取り組みが紹介される
「キ ャ ン パ ス 万 華 鏡」 で、 ネ イ テ ィ ブ ス ピ ー カ ー と の 意 見 交 換 や 会 話 を 楽 し む 中
国語サロン・英語サロンが紹介される
加藤聡一郎
7 月 31 日
シリーズ企画「『患者を生きる』 つながって 東京 DMAT」 の 3・4 の中で、2 人の杏
医学部助教
朝日新聞
林大医師の東日本大震災時の宮城県気仙沼市での救出活動の様子が掲載される
井上孝隆
8月1日
医学部専攻医
朝日新聞
ピーター・マックミラン 大人の休日倶楽部
外国語学部客員教授 2014 年 8 月号
9 月 16 日
JR 東日本の冊子 「大人の旅俱楽部」 で、 富士山をテーマに作品を描き始めた経緯
について語る
「舟屋とうらしま伝説の里〜京都・伊根町〜」、
『 うらしま太郎』ゆかりの地にリポー
NHK world「Journeys in Japan」ターとして現地をたずねる
9 月 21 日
NHK BS1
杏林大学病院
9 月 17 日
俳 優・ 滝 田 栄 が 世 界 遺 産 を 巡 る 番 組 『「日 本 遺 産 物 語」 ~ 時 を 紡 ぐ 旅 ~』 に 出 演。
BS フジ
製作している版画 『新富嶽三十六景』 などが紹介される
8月3日
病院の実力で、「肺がん治療」 が掲載される
読売新聞
週刊朝日
「完 全 保 存 版 デ ー タ で み る 脳・ 心 臓 の い い 病 院 1358」 で、 脳 腫 瘍・ 脳 動 脈 瘤・ 心
2014 年 9 月 5 日増大号
臓病の手術実績等が紹介される
9月7日
病院の実力で、「乳がん治療」 が掲載される
読売新聞
山口芳裕
8月8日
医学部教授
NHK 総合
8 月 18 日
田久保忠衛
午後の情報番組 「情報まるごと」 に出演し、 熱中症について解説
「モ ー ニ ン グ バ ー ド」 の 番 組 内 で、 ス ズ メ バ チ に 刺 さ れ た 時 の 対 処 方 法 に つ い て
テレビ朝日
解説
8 月 14 日
解説コラム 「正論」 の中で、“「危険な台頭」 が迫る日本の覚悟 ” と題して論説
杏林大学名誉教授 産経新聞
8 月 29 日
“ イラク完全撤退は成功だったのか ” と題して論説
コメントライナー
漁火新聞 第 254 号
“ 日本にとっての危機は米の指導力低下だ ” と題して論説
2014 年 9 月 1 日発行
9月4日
解説コラム 「正論」 の中で、“ 報道の自由の重み分からぬ韓国 ” と題して論説
産経新聞
金田一秀穂
広報もりおか
外国語学部教授
2014 年 8 月 1 日号
8月7日
「よ み ほ っ と 日 曜 版」 で、“ ア イ ヌ 語 を 後 世 に 残 す ” と 題 し て、 祖 父 の 金 田 一 京 助
読売新聞
氏のアイヌ語研究について語る
8 月 15 日
記 者 の コ ラ ム の 中 で 日 本 語 に 関 し 「僕 た ち は 言 葉 を ち ゃ ん と 使 え な い」 と 語 っ た
読売新聞
ことなどが引用される
9月4日
オ ピ ニ オ ン 特 集 記 事 「耕 論」 で、 安 倍 晋 三 首 相 は 「言 葉 そ れ 自 体 が 行 為 だ と 自 覚
朝日新聞
すべき」 と解説
9 月 14 日
朝日新聞
上野景文
「もりおか寸評」 で、“ 盛岡の言葉は、 懐かしい言葉 ” と題して語る
8 月 17 日
外国語学部客員教授 BS テレビ朝日
かまくら春秋社
「著 者 に 会 い た い」 で、 祖 父・ 父 に ま つ わ る エ ッ セ ー を 一 冊 に ま と め た こ と が 紹
介され、 “ 金田一家日本語百年のひみつ ” について語る
「い ま 世 界 は」 の 番 組 内 で、 ロ ー マ 法 王 訪 韓 に つ い て の 解 説 (電 話 イ ン タ ビ ュ ー)
が放送される
「ことばのヨ・シ・ミ」欄(グラビア)に、建部元駐ルクセンブルク大使、浜中元駐ポ
星座 2014 年夕月号 No.70 ルトガル大使、本田元駐フィンランド大使と 共に登場
松井敏史
週刊朝日
大 量 の ア ル コ ー ル 飲 酒 は 認 知 症 の 発 症 リ ス ク を 高 め る 可 能 性 が あ り、 少 量 の ア ル
医学部准教授
2014 年 8 月 22 日号
コールは逆に認知症のリスクを低減すると解説
髙橋信一
8 月 24 日
医学部教授
読売新聞
跡見 裕
8 月 25 日
杏林大学長
日本経済新聞
「からだの質問箱」 で、 食道裂孔ヘルニアについて解説
「交 遊 抄」 で、 大 学 生 時 代 に 学 生 寮 「和 敬 塾」 で 過 ご し た 元 江 崎 グ リ コ 栄 養 食 品
社長江崎正道氏との日々について語る
KYORIN GAKUEN 29
島村直幸
8 月 25 日
2014 年 ア メ リ カ 中 間 選 挙 update 1: 中 間 選 挙 と ア メ リ カ 外 交 ― オ バ マ 外 交 と は
総合政策学部講師 東京財団「中間選挙研究プロジェクト」何だったのか ? と題して論説
櫻井裕之
8 月 27 日
医学部教授
シュプリンガー・ジャパン社 web サイト 研究の実例を紹介し、 電子書籍の利点について語る
大浦紀彦
週刊朝日
保健学部教授
2014 年 8 月 29 日号
宮﨑則行
月刊 「経済広報」9 号
シ ュ プ リ ン ガ ー・ イ ー ブ ッ ク ス を パ ッ ケ ー ジ で 導 入 し、 電 子 書 籍 を 使 っ た 実 験・
高齢者介護の褥瘡について解説
昨今の就職事情について語る
キャリアサポートセンター長 経済広報センター
◇ お 願 い◇ 広報・企画調査室を経由せずに、 取材や出演を直接受けられた場合は、 広報 ([email protected]) までご連絡下さい。
広報誌あんず 6・7 月合併号 (No.409) に一部誤りがございました。 お詫びして訂正いたします。
P.40 教職員メディア情報
誤)
正)
上野景文
The Japan News(6 月 21 日)バ チ カ ン と 日 本 の 外 交 に
上野景文
外国語学部
関する論考が紹介される
chiesa espresso 誌(7 月 4 日)
外国語学部 The Japan News
ての論考が掲載される
客員教授
The Japan News の論考(6
客員教授
6 月 21 日
7月4日
日本・バチカン関係につい
chiesa espresso 誌(ローマ) 月 21 日)が英仏西伊 4 か
国語で紹介される
日々更新中!
30 KYORIN GAKUEN
発 行 平 成 26 年 9 月 30 日
あんず編集委員会
東 京 都 三 鷹 市 新 川 6-20-2
連 絡 先 ℡ 0422-44-0611
杏林大学広報・企画調査室
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