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決算説明資料
決算説明資料
株式会社タダノ
2004年
2004年5月
~ 世界に、そして未来に誇れる企業を目指して ~
※予測に関する注意事項
・本資料は情報提供を目的とするものであり、本資料による何らかの勧誘を目的とするものではありません。
・本資料(業績計画を含む)は、現時点で入手可能な信頼できる情報に基づいて作成しておりますが、リスクや不確実性を含んで
おり、当社はその確実性・完全性に関する責任を負いません。ご利用に際しては、ご自身の判断にてお願い致します。
Ⅰ.会社概要及び決算概要
1
会社概要
【会社名】
会社名】
株式会社タダノ(1948
株式会社タダノ(1948年
1948年8月24日設立)創業者
24日設立)創業者 多田野 益雄
1955年国内初の油圧式トラッククレーンを開発
1955年国内初の油圧式トラッククレーンを開発
【代表者】
代表取締役社長(CEO
代表取締役社長(CEO)
CEO)多田野 宏一
【本社】
香川県高松市新田町甲34
香川県高松市新田町甲34番地
34番地
【主な事業】
建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車の製造販売
【事業所】
東京事務所(
東京事務所(墨田区)
墨田区)、高松工場(
、高松工場(高松市)
高松市)、志度工場(
、志度工場(さぬき市)
さぬき市)
【拠点】
(国内)
国内) 3支社、10
支社、10支店、
10支店、22
支店、22営業所(海外)北京事務所、シンガポール事務所、中東事務所
22営業所(海外)北京事務所、シンガポール事務所、中東事務所(
営業所(海外)北京事務所、シンガポール事務所、中東事務所(UAE・
UAE・ドバイ)
ドバイ)
【関係会社】
国内子会社 18社、国内関連会社
18社、国内関連会社 6社、海外子会社 9社、海外関連会社 2社
【資本金】
13,021百万円
13,021百万円
【売上高】
96,636百万円
96,636百万円(04
月期)
百万円(04年
(04年3月期)
【従業員数】
連結 2,335名、単独
2,335名、単独 1,018名
1,018名(04年
(04年3月期)
月期)
【株式】発行済 【株式】発行済 129
発行済 129百万株
129百万株 株主数 11,787
株主数 11,787名
11,787名(04年
(04年3月期)
月期)
【主要な子会社】 (04年
04年3月期)
・建機事業
ファウン
ファウン(
ファウン(独・バイエルン州)
独・バイエルン州)
売上高
売上高
タダノ・ファウン(
タダノ・ファウン(同上)
同上) 国際機械商事㈱(
国際機械商事㈱(東京都港区)
東京都港区)
㈱タダノアイメス(
㈱タダノアイメス(東京都港区)
東京都港区)
従業員数
11,588百万円 11,588百万円 381人 (
381人 (90
人 (90年に買収)
90年に買収)
15,198百万円 15,198百万円 72人 (
72人 (91
人 (91年設立)
91年設立)
9,468百万円 9,468百万円 11,278百万円
11,278百万円
26人 (
26人 (90
人 (90年子会社化)
90年子会社化)
27人 (
27人 (00
人 (00年子会社化)
00年子会社化)
※協和興業を04
※協和興業を04年
04年4月1日付で商号変更し、中古クレーンの販売子会社へ業態変更した。
四国機工㈱(
四国機工㈱(香川県仲多度郡)
香川県仲多度郡)
3,329百万円 3,329百万円 126人 (
126人 (89
人 (89年子会社化)
89年子会社化)
・空気圧機器事業、その他事業
㈱ニューエラー
㈱ニューエラー(
㈱ニューエラー(大阪市生野区)
大阪市生野区)
3,809百万円 3,809百万円 128人
128人
(89年子会社化)
89年子会社化)
2
2004年3月期決算のポイント
損益計算書 z
z
z
z
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
(単位:百万円)
◆7年ぶりに売上が増加に転じる。
96,636 (+
(+16.3%)
16.3%)
5,237(+
5,237(+78.7
(+78.7%)
78.7%)
4,874 (+
(+70.1%)
70.1%)
2,757( −
2,757( − %)
前期は純損失637
前期は純損失637
⇒車両搭載型クレーンがディーゼル排ガス規制対応のトラッ
⇒車両搭載型クレーンがディーゼル排ガス規制対応のトラッ
ク買い替え需要を背景に大幅増加。
車両搭載型クレーン(
車両搭載型クレーン(国内)
国内) 99億円
99億円 → 158億円
158億円
⇒中東・アフリカ向け建設用クレーンが原油価格の高値安
⇒中東・アフリカ向け建設用クレーンが原油価格の高値安
定を背景に大幅増加。
建設用クレーン(
建設用クレーン(海外)
海外)
貸借対照表
z 総資産
142,472(△
(△1,119
142,472
(△1,119)
1,119)
z 株主資本
64,457(+
64,457(+2,313
(+2,313)
2,313)
146億円
146
億円 → 197億円
197億円
◆売上の増加とそれに伴う生産効率の向上、
タダノ改新計画に基づく収益構造改革の
※( )内は、損益計算書は前年同期増減率、
貸借対照表は前期末比であります。
03/3期
推進効果により、営業利益・経常利益共に
大幅増加。
04/3期
設備投資額
495百万円
724百万円
減価償却費
1,232百万円
1,114百万円
為替レート(EUR)
118.14円
131.03円
為替レート(US$)
125.35円
115.99円
◆当期純利益は3
当期純利益は3年ぶりに黒字へ。
※設備投資額にはリース契約分を含んでおります。
3
損益計算書(対前期比較)
03/3期
金額
比率
(単位:百万円)
04/3期
比較増減
金額
比率
売上高
83,065 100.0%
96,636 100.0%
売上原価
64,546
77.7%
72,668
75.2%
8,121
1,163
1.4%
537
0.6%
-625
売上総利益
19,682
23.7%
24,505
25.4%
4,823
販管費
16,751
20.2%
19,267
20.0%
2,516
2,931
3.5%
5,237
5.4%
2,306
-64
0.0%
-363
-0.4%
-298
経常利益
2,866
3.5%
4,874
5.0%
2,008
特別損益
-3,598
-4.4%
-340
-0.3%
-3,258
税引前当期利益
-731
-0.9%
4,534
4.7%
5,266
法人税等
-141
-0.2%
1,679
1.7%
1,821
-47
-0.1%
-96
-0.1%
-49
-637
-0.8%
2,757
2.9%
3,395
割賦販売利益
営業利益
営業外損益
少数株主利益
当期純利益
13,571
【増減のポイント】
◆原価率改善2.5%
原価率改善2.5% 2.5% 77.7% → 75.2%
但し、中国合弁会社向け技術ノウハウ売上 4.8
億円という特殊要因あり。
◆販管費増加だが、売上比率は前期並み
販管費 167
販管費 167億円
167億円 → 192億円
192億円
売上比率 20.2% → 20.0%
・売上増加に伴う変動費増加 7億円
・人件費増加 4億円
(
(業績回復に伴う賞与引当増)
業績回復に伴う賞与引当増)
・貸倒引当金繰入増加
・貸倒引当金繰入増加 8億円
◆特別損失
・投資等損失引当金 3億円
・固定資産除売却損 2億円
4
貸借対照表(対前期比較)
金額
比率
(単位:百万円)
04/3期
比較
増減
金額
比率
手許資金
15,725
11.0%
16,961
11.9%
1,235
売上債権
58,853
41.0%
55,157
38.7%
-3,696
棚卸資産
21,845
15.2%
21,385
15.0%
-460
3,309
2.3%
5,420
3.8%
2,110
流動資産計
99,734
69.5%
98,925
69.4%
-809
有形固定資産
29,601
20.6%
28,197
19.8%
-1,404
無形固定資産
174
0.1%
133
0.1%
-40
投資その他の資産
14,082
9.8%
15,216
10.7%
1,134
⇒利益増加、株式含み益の増加による
⇒利益増加、株式含み益の増加による
固定資産計
43,858
30.5%
43,547
30.6%
-310
◆土地再評価に係る繰延税金負債増加、評価差
143,592 100.0% 142,472 100.0%
-1,119
03/3期
その他
資産合計
【増減のポイント】
◆売上増加だが、売上債権は減少
588億円
588億円 → 551億円
551億円
⇒車両搭載型及び海外売上増による
⇒車両搭載型及び海外売上増による
売上債権の回転期間短縮(258.6
売上債権の回転期間短縮(258.6日
258.6日 → 208.3日)
208.3日)
◆有利子負債の削減
431億円
431億円 → 341億円
341億円
⇒03
⇒03年
12月社債償還100
03年12月社債償還
月社債償還100億円。
100億円。 ◆繰延税金資産(
繰延税金資産(固定)
固定)の減少48
の減少48億円
48億円 → 26億円
26億円
額金は減少。
⇒土地含み損に係る繰延税金相当額を土地再評価差
⇒土地含み損に係る繰延税金相当額を土地再評価差
仕入債務
20,183
14.1%
23,788
16.7%
3,604
有利子負債
43,174
30.1%
34,189
24.0%
-8,985
繰延税金負債 7億円 → 29億円
29億円
土地再評価差額金 10億円
10億円 → ▲5億円
その他
16,783
11.7%
18,724
13.2%
1,940
負債計
80,141
55.8%
76,702
53.9%
-3,439
1,306
0.9%
1,312
0.9%
6
62,144
43.3%
64,457
45.2%
2,313
143,592 100.0% 142,472 100.0%
-1,119
少数株主持分
資本計
負債・資本計
額金から差し引き、繰延税金負債に計上。
◆コミットメントラインの設定
⇒03
⇒03年
11月主要取引銀行3
行との間で、総額50億円
03年11月主要取引銀行
月主要取引銀行3行との間で、総額50
50億円
のコミットメントライン設定。
5
キャッシュ・フローの概要
「タダノ改新計画」に基づく収益構造改革及び売上債権回転期間の短縮等により、営業
活動によるキャッシュ・フローが大幅に増加。
税引前当期純利益 45億
45億
売上債権減少 33億
33億
仕入債務増加 32億
32億
営業活動CF
営業活動CF
プラス 106億
106億
その他 4億
有価証券売却 2億
固定資産売却 7億
その他 1億
投資活動CF
投資活動CF
プラス 6億
固定資産取得 4億
社債償還 100億
100億
長期借入金増加 56億
56億
財務活動CF
財務活動CF
マイナス 99億
99億
短期借入金返済 49億
49億
その他 6億
総合CF
総合CF
プラス 13億
13億
6
セグメント別売上高
(単位:百万円)
( 百万円)
120,000
建設用クレーン
車両搭載型クレーン
高所作業車
建機事業その他
空気圧機器事業
その他事業
96,636
100,000
83,065
80,000
30,938
28,200
60,000
9,279
8,925
40,000
20,000
16,140
03/3期
金額
36,269
金額
比率
比較増減
金額
増減率
建設用
クレーン
31,883 38.4%
36,269 37.5%
4,386
13.8%
車両搭載型
クレーン
10,218 12.3%
16,140 16.7%
5,922
58.0%
高所作業車
8,925 10.7%
9.6%
353
4.0%
その他
28,200 34.0%
30,938 32.0%
2,738
9.7%
建機事業
79,227 95.4%
92,628 95.8%
13,400
16.9%
9,279
空気圧機器業
1,315
1.6%
1,399
1.5%
84
6.4%
その他事業
2,522
3.0%
2,608
2.7%
86
3.4%
合計
83,065
100%
96,636
100%
13,571
16.3%
10,218
31,883
比率
04/3期
海外売上比率
30.1%
31.4%
1.3%
0
03/3期
04/3期
7
海外仕向地別売上高推移
( 百万円)
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
ヨーロッパ
アメリカ(北米・中南米)
アジア(中国含む)
中近東
アフリカ他
合計
為替レート(EUR)
為替レート(US$)
海外売上比率
99/3期
16,058
5,595
5,492
2,931
1,815
31,894
145.46円
130.89円
28.9%
00/3期
13,575
4,775
3,855
1,962
1,067
25,235
121.67円
113.96円
26.7%
01/3期
11,435
3,619
4,225
2,142
956
22,379
99.63円
107.83円
23.8%
02/3期
9,754
3,325
4,368
3,098
1,524
22,072
108.80円
121.54円
25.0%
03/3期
10,893
3,042
5,362
3,602
2,066
24,968
118.14円
125.35円
30.1%
04/3期
11,978
3,859
5,185
5,663
3,696
30,384
131.03円
115.99円
31.4%
※為替レートは期中平均レート。(海外子会社12
※為替レートは期中平均レート。(海外子会社12月決算のため、
12月決算のため、1
月決算のため、1-12月の平均)。
12月の平均)。02/3
月の平均)。02/3期以前は
02/3期以前はDM
期以前はDMを
DMをEURに換算し
EURに換算し
たものを表示しております。
8
国内建設投資の推移と見通し
(兆円)
90
政府投資:政府建設投資
民間投資:民間建設投資
80
70
60
50
40
30
20
10
0
01年 02年 03年 04年
85年 86年 87年 88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年
度見 度見 度見 度見
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
込み 込み 通し 通し
政府投資 19.3 20.7 22.5 23.3 24.2 25.7 28.6 32.3 34.2 33.2 35.1 34.5 32.9 33.9 31.9 29.9 27.7 24.9 22.5 20.5
民間投資 30.6 32.7 38.9 43.2 48.8 55.6 53.7 51.6 47.4 45.4 43.8 48.2 42.2 37.4 36.5 36.1 33.0 31.5 31.5 31.5
建設投資 49.9 53.5 61.5 66.6 73.1 81.4 82.4 83.9 81.6 78.7 79.0 82.8 75.1 71.4 68.5 66.1 60.8 56.5 54.1 52.0
※ 数字はすべて名目建設投資。予測は、(財)建設経済研究所の「建設投資の見通し」(
数字はすべて名目建設投資。予測は、(財)建設経済研究所の「建設投資の見通し」(平成16
平成16年
16年1月21日発表)による。
21日発表)による。
9
国内建機出荷金額の推移
(社)日本建設機械工業会の統計資料、予測は2004年2月19日発表
( 億円)
16,000
建設ク:建設用クレーン
全建機:全建設用機械
14,000
7年振りに増加に転じる
12,000
(背景)排ガス対応機や更新需要
10,000
底打ち
8,000
6,000
4,000
2,000
0
建設ク
全建機
90年度
91年度
92年度
93年度
94年度
95年度
96年度
97年度
98年度
99年度
00年度
01年度
02年度
03年度
04年度
予測
3,593
15,177
3,998
14,645
3,051
12,505
2,379
11,335
2,116
12,041
2,475
12,244
2,909
13,333
2,356
10,699
1,465
7,908
1,215
7,631
1,140
7,552
885
5,904
757
5,032
887
5,713
994
5,941
※ 建機工統計の建設用クレーン区分には、当社でいう建設用クレーン以外に、車両搭載型クレーン、高所作業車、クローラクレーン
等が含まれております。
10
建設用クレーンの国内総需要の推移
( 台)
8,000
GRGR-600N
ピーク時 91年
91年3月期 6,755台
6,755台
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
底打ち
2,000
1,000
0
85年 86年 87年 88年 89年 90年 91年 92年 93年 94年 95年 96年 97年 98年 99年 00年 01年 02年 03年
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
607
下期総需要 1,314 1,390 1,849 2,755 3,039 3,489 3,173 2,276 1,749 1,788 1,933 2,327 1,417 913 812 762 569 530
571
上期総需要 1,302 1,383 1,653 2,467 2,609 3,266 3,367 2,766 2,035 1,737 1,863 2,247 1,821 1,019 792 697 644 536
通期総需要 2,616 2,773 3,502 5,222 5,648 6,755 6,540 5,042 3,784 3,525 3,796 4,574 3,238 1,932 1,604 1,459 1,213 1,066 1,178
※ 数字は当社調べ。
11
建機事業(建設用クレーン)
国内シェア 51%で
油圧式建設用クレーン国内総需要1,178台
1,178台(03年度、台数、当社調べ
(03年度、台数、当社調べ)
年度、台数、当社調べ)
51%で1位 油圧式建設用クレーン国内総需要1,178
⇒ 総需要は7
総需要は7年振りに増加へ(前期比 10%増)
10%増)
ラフテレーンクレーン25
ラフテレーンクレーン25t
25t吊りを中心とした買い替え需要や新製品GR
吊りを中心とした買い替え需要や新製品GRGR-600N(60t吊り
600N(60t吊り)
吊り)投入で堅調に
推移したが、オールテレーンクレーンの販売減少。国内売上高は、165
推移したが、オールテレーンクレーンの販売減少。国内売上高は、165億
165億3千5百万円(前期比96.2%)
百万円(前期比96.2%)
都市部のクレーン稼働率は高いがクレーン工事料金低下傾向で、お客様は厳しい経営環境続く。
【ラフテレーンクレーン 】
【オールテレーンクレーン】
・国内建設用クレーンの中心機種。総需要の92%
・国内建設用クレーンの中心機種。総需要の92%
・都市開発、高架・橋梁工事向け大型クレーン。
・市街地の建築工事に欠かせない都市型クレーン。
総需要の4%
総需要の4%
・コンパクトな車体で、挟小地でも性能発揮。
・大きな吊り上げ性能、大型の機種だが
・クレーンの運転席と自動車の運転席が兼用。
小回り性にも優れる。 ・12
・12t
12t∼60t吊り
60t吊り19
吊り19機種
19機種
・70
・70t
70t∼550t吊り
550t吊り8
吊り8機種
(国内向け 8機種
(国内向け 9機種
海外向け 11機種)
11機種)
海外向け 0機種)
・キャリアは独ファウン製
GAGA-1500N
GRGR-500N
12
建機事業(建設用クレーン)
【トラッククレーン】
・走行性に優れたトラックに架装したクレーン。
国内総需要の4%
国内総需要の4%、主に海外向け
4%、主に海外向け
・遠距離移動に優れる。
・7
・7t∼80t吊り
80t吊り14
吊り14機種
14機種
(国内向け 4機種 海外向け 10機種)
10機種)
TLTL-250M
・キャリアは日産ディーゼル製
∼監督官庁∼
・国土交通省(
・国土交通省(自動車の規制)
自動車の規制)及び厚生労働省(
及び厚生労働省(クレーンの規制)
クレーンの規制)
・ここ数年、NOx
・ここ数年、NOx・
NOx・PM等排ガス規制、騒音規制が強化傾向。
PM等排ガス規制、騒音規制が強化傾向。
∼主な国内販売先と特徴∼
・クレーン工事業(ゼネコンの一次・二次下請で、クレーンオペレーター付でクレーンを現場派遣)
・業界慣行で手形による割賦販売が多く、ここ数年はファイナンスリース会社経由へシフト。
・建設需要の低迷とゼネコンの発注単価下落で、ここ数年お客様の経営体質も二極化。
(02
(02年
(02年3月期、貸倒引当金等 約60億円計上
60億円計上)
億円計上)
13
不良債権処理の状況
(単位:百万円)
当社
国際機械商事㈱
㈱タダノアイメス
合計
貸倒引当金【02年3月期末残高】
3,222
3,724
1,963
8,909
貸倒損失処理【03年3月期実績】
件数
20
24
4
48
処理対象債権額
1,017
967
162
2,146
損失額
587
967
155
1,709
貸倒損失処理【04年3月期実績】
件数
16
6
9
31
処理対象債権額
429
197
606
1,232
損失額
263
197
606
1,066
貸倒損失処理【05年3月期計画】
件数
14
12
12
38
処理対象債権額
2,189
544
1,247
3,980
損失額
1,852
420
1,247
3,519
※上記の貸倒損失及び引当金には、破産等債権に係る貸倒引当金を含んでおります。
14
建設用クレーンの世界総需要の推移
(台)
※中国・旧ソ連国産の建設用クレーンは含まず。
14 ,000
12 ,000
10 ,000
8 ,000
6 ,000
4 ,000
2 ,000
0
North America
EU
Other Coun tries
Japan
Total
Japan share
198 8 1 989 1 990 199 1 1 99 2 1 993 19 94 199 5 1 996 1 997 19 98 1 99 9 2 000 20 01 20 02 2 003
1,5 18
1,7 28
44 9
5,2 44
8,9 39
58 .7%
2,6 83
1,9 39
536
5,6 84
10 ,84
52 .4%
2,40 7
2,47 0
5 71
6,75 5
12,2 0
55.4 %
1 ,251
2 ,248
91 8
6 ,619
1 1,03
6 0.0%
1,0 70
2,0 09
1,3 16
5,0 42
9,4 37
53 .4%
1,12 4
1,23 8
945
3,83 1
7,13 8
53.7 %
1,15 9
1,12 0
7 04
3,50 5
6,48 8
54.0 %
1,3 72
1,2 72
86 8
3,7 11
7,2 23
51 .4%
1,7 77
1,5 02
1,0 26
4,3 84
8,6 89
50 .5%
1,99 8
1,70 2
1,37 9
3,82 1
8,90 0
42.9 %
2 ,614
2 ,110
8 95
2 ,151
7 ,770
2 7.7%
2,4 72
2,2 68
554
1,6 67
6,9 61
23 .9%
2,28 1
2,39 2
559
1,49 3
6,72 5
22.2 %
1,49 0
2,29 0
8 12
1,37 8
5,97 0
23.1 %
1 ,175
2 ,031
7 57
1 ,085
5 ,048
2 1.5%
954
1,9 95
896
1,1 54
4,9 99
23 .1%
※ 1.海外のデータは暦年ベース。
2.海外市場の89
.海外市場の89~
89~91年は
91年はSYSTEMATIC
年はSYSTEMATIC及び
SYSTEMATIC及びCIMA
及びCIMAの統計データより当社推計。
CIMAの統計データより当社推計。 92~
92~2003年は
2003年はCIMA/CEMA/FEM
年はCIMA/CEMA/FEMの統計データより当社推計。
CIMA/CEMA/FEMの統計データより当社推計。
3.日本市場の89
.日本市場の89~
89~91年は期単位で集計。
91年は期単位で集計。
15
地域別需要機種構成(03年暦年ベース)
03年暦年ベース)
T/C
総需要 4,999台
4,999台 ※中国・旧ソ連国産の建設用クレーンは含まず。
R/C
A/C
北米 954
北米 954台
954台
欧州 1,995
欧州 1,995台
1,995台
T/C 228台・
228台・R/C
台・R/C 499台・
499台・A/C
台・A/C 227台
227台
T/C 28台・
28台・R/C
台・R/C 317台・
317台・A/C
台・A/C 1,650台
1,650台
アジア(日本含む) 1,343
アジア(日本含む) 1,343台
1,343台
T/C 134台・
134台・R/C
台・R/C 1,099台・
1,099台・A/C
台・A/C 110台
110台
中近東・アフリカ 518
中近東・アフリカ 518台
518台
その他 189
その他 189台
189台
T/C 118台・
118台・R/C
台・R/C 211台・
211台・A/C
台・A/C 189台
189台
T/C 32台・
32台・R/C
56台・A/C
101台
台・R/C 56台・
台・A/C 101台
※T/Cはトラッククレーン、
T/Cはトラッククレーン、R/C
はトラッククレーン、R/Cはラフテレーンクレーン、
R/Cはラフテレーンクレーン、A/C
はラフテレーンクレーン、A/Cはオールテレーンクレーンを表す。
A/Cはオールテレーンクレーンを表す。
ISC
ISC(
ISC(AEM/CEMA/FEM)
AEM/CEMA/FEM)データより当社集計。
16
建機事業(建設用クレーン)
世界シェア 22%で
22%で1位 油圧式建設用クレーン
世界総需要4,999
世界総需要4,999台
4,999台(03年暦年、台数、当社調べ)
(03年暦年、台数、当社調べ)
⇒ 原油の高値安定等で中東・アフリカ向けが大幅増加、北米向けも堅調。
海外売上高は、197
海外売上高は、197億
197億3千3百万円(前期比134.3%)
百万円(前期比134.3%)
欧州エリア [主にオールテレーンクレーン市場]
主にオールテレーンクレーン市場]
【タダノ・ファウン(独/
【タダノ・ファウン(独/バイエルン州)】
北米エリア
【タダノ・アメリカ(米/
【タダノ・アメリカ(米/テキサス州ヒューストン)】
中国エリア [主にトラッククレーン市場]
主にトラッククレーン市場]
【当社及び北起多田野(
【当社及び北起多田野(北京)
北京)起重機】
その他エリア
【当社】
・当社製ラフテレーンクレーン 12t
12t吊り∼80
吊り∼80t
80t吊りの11
吊りの11機種
11機種
8t吊り∼80
・当社製トラッククレーン
吊り∼80t
80t吊りの10
吊りの10機種
10機種
・ファウン製オールテレーンクレーン 35t
35t吊り∼230
吊り∼230t
230t吊りの9
吊りの9機種
・仕向地の自動車等の法規制に合致させる必要あり、新機種開発は通常2
・仕向地の自動車等の法規制に合致させる必要あり、新機種開発は通常
2∼3年要。
このため、油圧ショベルに見られるような中国向け需要急増は建設用クレーンには当てはまらない。
17
建機事業(建設用クレーン)
建設用クレーン売上高(海外)
(百万円)
建設用クレーン売上高
下期
上期
5 0 ,0 00
( 百万円)
30,000
20,000
19,733
14,275
12,949
14,698
4 0 ,0 00
3 9 ,0 07
10,000
3 6,2 69
3 4 ,3 82
3 1 ,8 83
0
世界シェア 00年度
01年度
02年度
03年度
(暦年ベース) 16.8%
17.8%
19.9%
22.3%
3 0 ,0 00
1 9 ,5 83
1 9,0 27
1 6 ,9 22
1 6 ,2 47
建設用クレーン売上高(国内)
2 0 ,0 00
( 百万円)
30,000
24,732
21,432
20,000
17,184
16,535
1 0 ,0 00
1 9 ,4 23
1 7 ,4 60
1 5 ,6 36
1 7,2 41
0 1 年度
0 2 年度
0 3年度
10,000
0
0
00年度
01年度
02年度
03年度
国内シェア 45.3%
49.6%
49.6%
51.0%
0 0 年度
18
建機事業(車両搭載型クレーン)
【カーゴクレーン】
国内シェア 48%で
国内総需要17,810台
17,810台(03年度、台数、当社調べ)
(03年度、台数、当社調べ)
48%で1位 国内総需要17,810
⇒ 03年度は、首都圏を中心としたディーゼル排ガス規制対応のトラック買い替え需要を背景に、
03年度は、首都圏を中心としたディーゼル排ガス規制対応のトラック買い替え需要を背景に、
需要大幅増。売上高161
需要大幅増。売上高161億
161億4千万円(前期比158.0%
千万円(前期比158.0%)
158.0%)
・通常のトラックに架装した小型クレーン。
TM-ZR304
・貨物の積載・運搬・設置作業等が1
・貨物の積載・運搬・設置作業等が1台で可。物流用途、造園業や建設業用途。 TM-
・小型・中型・大型トラック架装用に多数の機種 0.49t
0.49t∼4.9t吊り
4.9t吊り
・トラックディーラーの間接販売。
∼監督官庁∼
・主に厚生労働省(クレーンの規制)
∼主な販売先と特徴∼
・国内トラックディーラー
・トラック需要に左右される傾向、及びバンタイプの増加によりトラックへのクレーン架装率低下が課題。
19
建機事業(車両搭載型クレーン)
( 台)
カーゴクレーン総需要(当社調べ)
3 0,00 0
下期
上期
普通トラック総需要
( 台)
7 7,15 0
1 3,31 0
7 5,30 0
7 8 ,6 00
1 17 ,36 0
12 0 ,0 00
7,00 0
16 ,14 0
1 5 ,0 0 0
17 ,8 1 0
1 1,55 7
80 ,0 0 0
10 ,0 4 0
1 1 ,3 9 2
1 0 ,2 1 8
9 ,09 5
60 ,0 0 0
6 ,03 1
5 ,5 09
5 ,4 1 1
6,0 90
40 ,0 0 0
6,1 70
5 ,0 0 0
6,5 60
0 0 年度
0 1 年度
02 年度
-5.0%
-11.5%
20 ,0 0 0
7 ,04 5
5 ,52 6
5 ,8 82
03 年度
0 0年度
0 1 年度
02 年度
0 3 年度
+59.0%
国内シェア 45.4%
46.6%
46.9%
47.7%
7 ,7 7 0
6,31 0
5,0 30
0
0
前年同期
+1.5%
増減率
下期
上期
1 0 ,0 0 0
1 2 ,6 50
1 1 ,2 00
1 0,00 0
車両搭載型クレーン売上高
14 0 ,0 00 2 0 ,0 0 0
10 0 ,0 00
2 0,00 0
( 百万円)
4 ,8 0 7
0
20
建機事業(高所作業車)
国内シェア 24%で
トラック搭載タイプ国内総需要3,822台
3,822台(03年度、台数、当社調べ
(03年度、台数、当社調べ)
年度、台数、当社調べ)
24%で2位 トラック搭載タイプ国内総需要3,822
⇒ 03年度は、ディーゼル排ガス規制対応の買い替え需要を背景に増加。
03年度は、ディーゼル排ガス規制対応の買い替え需要を背景に増加。
売上高92
売上高92億
92億7千9百万円(前期比104.0%
百万円(前期比104.0%)電力電工・通信向けで苦戦、レンタル・一般向け善戦。
104.0%)電力電工・通信向けで苦戦、レンタル・一般向け善戦。
スーパーデッキ
・電気・通信工事用
∼監督官庁∼
(通信用3
(通信用3機種、電工用3
機種、電工用3機種)
・主に厚生労働省
・看板や内外装等の一般工事用
(高所作業車の規制)
(一般用10
(一般用10機種、クローラ
10機種、クローラ1
機種、クローラ1機種、ホイール5
機種、ホイール5機種)
∼主な販売先と特徴∼
・足回りはトラックだけでなく、
・電力電工、通信、レンタル、一般、国
ホイール、クローラもあり。
土交通省や道路公団等。
・高度な制御技術を装備した
・ここ数年、電力電工・通信の設
独自製品「スーパーデッキ」 5機種
備投資抑制で需要減。
・高架道路や橋梁点検のための
・当社は、高付加価値のスーパーデッ
キ及び高架橋梁点検車の販売に
「高架橋梁点検車」 3機種
注力。
21
建機事業(高所作業車)
( 台)
国内高所作業車総需要(当社調べ)
4 ,0 0 0
下期
3,822
高所作業車売上高
( 百万円)
1 0 ,0 0 0
上期
9,433
9,034
8,925
下期
上期
9,279
8 ,0 0 0
3 ,0 0 0
2,839
2,845
2,801
2,118
5,388
4,581
4,838
4,917
6 ,0 0 0
2 ,0 0 0
1,474
1,480
1,566
4 ,0 0 0
1 ,0 0 0
1,704
1,365
1,365
1,235
00 年度
01 年度
0 2 年度
0 3 年度
+4.5%
+0.2%
-1.5%
+36.5%
0
前年同期
増減率
4,452
4,087
4,361
0 0年度
0 1年度
02 年度
03 年度
国内シェア 28.1%
27.2%
28.2%
24.1%
2 ,0 0 0
4,044
0
22
建機事業(その他)
⇒ 部品、修理、中古車等のその他の売上高は、都市型直上高架工事機械約11
部品、修理、中古車等のその他の売上高は、都市型直上高架工事機械約11億円、中国合
11億円、中国合
弁会社への技術ノウハウ約5
弁会社への技術ノウハウ約5億円の売上もあって、309
億円の売上もあって、309億
309億3千8百万円(前期比109.7%
百万円(前期比109.7%)
109.7%)
【中古クレーン】
・デフレを背景に中古クレーンの売上増加。
下取りだけでなく、仕入販売も。
【部品修理】
・修理は指定サービス工場の売上。当社は部品売上
【環境関連商品】
・木材チップ化装置
・石膏ボード分別機
・石膏ボード分別機
建設廃木材
【都市型直上高架工事機械】
・京浜急行電鉄㈱の蒲田駅周辺の立体交事業
向けに開発した高架工事専用のクレーン。
木材チップ
木材チップ化装置
23
建機事業(その他)
その他売上高
(中古車等)
( 百万円)
2 0 ,0 0 0
( 百万円)
下期
上期
1 7,78 9
1 6,7 95
2 0 ,0 0 0
その他売上高
(部品、修理、建機周辺商品
・環境関連商品他)
下期
上期
1 6 ,8 0 7
1 5 ,8 6 8
1 5 ,0 0 0
1 5 ,0 0 0
9 ,15 2
1 4 ,1 3 1
1 2,6 75
8 ,15 2
8 ,0 7 3
9 ,0 2 2
1 0 ,0 0 0
1 1,57 9
7 ,3 1 0
1 0 ,0 0 0
5 ,61 2
5 ,0 0 0
8 ,63 7
8 ,63 3
1 2 ,3 3 2
6 ,68 8
6 ,8 0 1
5 ,0 0 0
7 ,7 9 4
7 ,7 8 5
0
5 ,96 7
5 ,98 6
5 ,5 3 0
0 0年度
0 1 年度
0 2 年度
6 ,8 2 0
0
0 0年度
0 1 年度
0 2 年度
03 年度
03 年度
24
空気圧機器事業・その他事業
空気圧機器事業売上高
( 百万円)
3 ,00 0
その他事業売上高
( 百万円)
3 ,00 0
下期
上期
2 ,7 2 8
2 ,77 8
下期
上期
2,5 22
2 ,50 0
2 ,00 0
2 ,50 0
2 ,00 0
1 ,7 9 4
1 ,50 0
880
1 ,00 0
50 0
2 ,6 0 8
1,3 15
1 ,3 9 9
1 ,50 0
727
1 ,00 0
1 ,3 8 4
1 ,41 3
1,2 47
1 ,3 3 0
1 ,13 9
52 1
6 88
1 ,3 4 4
1 ,36 4
1,2 74
1 ,2 7 7
00 年度
0 1 年度
0 2 年度
03 年度
50 0
913
61 7
6 27
672
0 1 年度
0 2 年度
03 年度
0
0
00 年度
25
Ⅱ.中期経営計画の概要
26
中期経営計画の骨子
1.社風の変革
1.社風の変革
学習し、成長しつづける組織文化を構築する。
2.収益構造の改革
2.収益構造の改革
日本市場の回復に頼ることなく、自力で収益構造を改革し、財務体質を強化する。
3.事業構造の転換
3.事業構造の転換
三・脱:日本依存、建設依存、耐久財依存から自律的に脱皮する。
◆タダノ Value
◆アライメント
アライメント
中期計画と年次計画、親会社と子会社間の事業戦略、
企業全体の方針と個人目標などあらゆる場面にアライ
メントを取る。
◆三・性の視点
三・性の視点
タダノ Valueを明確にし、業績評価・人事考課へ反映さ
Valueを明確にし、業績評価・人事考課へ反映さ
せる。
◆質のレベルアップ
質のレベルアップ
三・性とは、「柔軟性」「関係性」「独自性」のこと。
一つひとつの意思決定や日常業務において、三・性という
3つの視点を大切にする。
商品・サービスの品質に加え、経営、組織、個人や業務
まで含めた広義の「質」のレベルアップを図る。
27
数値計画
売
国
海
海
原
経
経
総
上
高
価
常
利
常 利 益
資
2007年
2007年3月期
2009年
2009年3月期
計 画
計 画
目 標
966億円 966億円 1,150億円 1,150億円 1,300億円 1,300億円 650億円 650億円 650億円 650
億円 662億円 662億円 303億円 303
億円 率
31.4% 31.4% 35% 35% 690億円 690億円 460億円 億円 460
40% 40%
率
益
率
産
75.2% 75.2% 48億円 億円 48
5.0% 5.0%
76.0% 76.0% 50億円 億円 50
5.0% 5.0%
73.5% 73.5% 100億円 億円 100
8.7% 8.7%
73.1% 73.1% 130億円 億円 130
10.0% 10.0%
1,424億円 1,424億円 3.4% 3.4%
1,450億円
1,450億円 億円 3.4% 3.4%
1,570億円
1,570億円 億円 6.4% 6.4%
1,620億円 1,620億円 8.0% 8.0%
178億円 178億円 230億円 230億円 220億円 220億円 110億円 110億円 45.2% 45.2% 47% 47% 49% 49% 55% 55% 外
比
2005年
2005年3月期
実 績
1,000億円
1,000億円 億円 650億円 650億円 350億円
億円 350
億円
内
外
2004年
2004年3月期
ROA(
ROA ( 経常利益ベース)
実 質 有 利 子 負 債
自 己 資 本 比 率
50% 50% ◆投資計画
◆投資計画
今後3
今後3年間で50
年間で50億円
50億円
◆人員計画
◆人員計画
04年
04年3月期(連結2,335
月期(連結2,335人、単独
2,335人、単独1,018
人、単独1,018人)水準を維持し、
1,018人)水準を維持し、3
人)水準を維持し、3年間で約50
年間で約50人を海外分野にシフト
50人を海外分野にシフト
◆想定レート(
◆想定レート(105
想定レート(105円
105円/US$、
US$、130円
130円/EUR)
EUR)
※上記3
※上記3年計画は、中国事業での合弁会社の位置付けを現状レベルとして計画。
28
国内競争戦略
1.建設用クレーン
1.建設用クレーン
トップポジションの強化
• 底打ち、緩やかな増加見込む。
• マーケットシェアと販売条件のバランスを重視。
• 「営業品質の強化」
(非価格要因・マーケティング機能強化、債権管理の徹底、販売条件改善)
2.車両搭載型クレーン
2.車両搭載型クレーン
市場変動への対応力強化
• 当面排ガス特需見込む。その後への備え。
• 「トラック分野のトップシェアの堅持」、「非トラック分野の深耕」
(需要増地域への人員シフト、非トラック部門へ専任担当)
3.高所作業車
3.高所作業車
シェアアップへ
• 電力電工向けを含め、現状レベル需要で推移見込む。
• 劣勢分野への取り組み
29
海外事業戦略「グローバル50」
グローバル50
グローバル50
3年後 40%
年後 40%
(海外売上高比率50%
(海外売上高比率50%を目指す)
50%を目指す)
5年後 50%
年後 50%
1.グローバル商品の早期開発と市場投入
1.グローバル商品の早期開発と市場投入
• 04年
04年4月の世界三大建機展 バウマ(独)に、グローバルシリーズ第一弾 オールテレーンクレーン新
製品2
製品2機種を出展。
• 今後3
今後3年間で、オールテレーンクレーン3
年間で、オールテレーンクレーン3機種、ラフテレーンクレーン5
機種、ラフテレーンクレーン5機種、トラッククレーン4
機種、トラッククレーン4機種を
開発・発売予定。
2.コスト競争力の強化
2.コスト競争力の強化
• コストダウン 新製品製品原価の20%
新製品製品原価の20%削減(
20%削減(04
削減(04年
04年3月期比)
3.品質力強化
3.品質力強化
• 海外生産製品の品質レベルを日本レベルへ
4.事業の強化推進
4.事業の強化推進
• 欧州事業のテコ入れ(設計・品質強化要員の増強)
• 北米事業の強化(投入機種の拡充)
• 中国事業の早期立ち上げ(中国事業室の新設)
5.海外サービスネットワークの拡充
5.海外サービスネットワークの拡充
• タダノの海外サービス拠点を増強。
• 海外サービス代理店のレベルアップ
30
)
地域別当社シェア(03年
03年/06年暦年ベース
/06年暦年ベース)
グローバルシェア 22.4%
(総需要 4,999台)
4,999台)
3年後 シェア25%
年後 シェア25%以上へ
25%以上へ
中国、旧ソ連国産の建設用クレーンは含まず。
(総需要予測 5,400台)
5,400台)
当社シェア
2003年
2003年
2006年
2006年
欧州 03
欧州 03年
03年1,995台→
1,995台→ 06年
06年1,800台
1,800台
北米 954台→
954台→ 1,280台
1,280台
当社シェア 9.7%
当社シェア 9.7%→
9.7%→ 15%
当社シェア 4.1%
当社シェア 4.1%→
4.1%→ 10%
中近東・アフリカ 518
中近東・アフリカ 518台→
518台→ 520台
520台
アジア(日本含む) 1,343
アジア(日本含む) 1,343台→
1,343台→ 1,530台
1,530台
その他 189台→
189台→ 280台
280台
当社シェア 38.2%
当社シェア 38.2%→
38.2%→ 40%
当社シェア 49.0%
当社シェア 49.0%→
49.0%→ 50%
当社シェア 16.4%
当社シェア 16.4%→
16.4%→ 30%
※数値はISC
※数値はISC(
ISC(AEM/CEMA/FEM)
AEM/CEMA/FEM)データによる当社推定及び当社による予測値。
31
NEXT事業戦略、TLB戦略
◆NEXT事業戦略
NEXT事業戦略
3年後 売上高70
100億円へ
億円へ
年後 売上高70億円、
70億円、5
億円、5年後 100
年後 100
1.脱・建設依存 分野の拡大(建機周辺事業の深耕)
2.既存の環境事業の深耕(システム化による付加価値向上、商品力の強化)
3.コンポーネント事業の強化(シリンダー、ブーム等)
・
・04年
04年4月付でコンポーネント事業部の新設
◆トータルライフビジネス(TLB
トータルライフビジネス(TLB*)
TLB*)戦略
*)戦略
1.中古クレーン事業の強化推進
・国内及び海外の中古事業をタダノアイメス(
・国内及び海外の中古事業をタダノアイメス(04
・国内及び海外の中古事業をタダノアイメス(04年
04年4月付で協和興業を改称)に一元化
2.リユース新事業の展開(リニューアル、メンテナンス等)
3.グローバルネットワークの構築
・ファウン(独)、タダノマルチコ(シンガポール)、タダノ中東事務所(
・ファウン(独)、タダノマルチコ(シンガポール)、タダノ中東事務所(UAE
・ファウン(独)、タダノマルチコ(シンガポール)、タダノ中東事務所(UAE)
UAE)の連携強化
*TLBとは・・・
TLBとは・・・
例えば、商品のライフサイクルをトータル的に捉えてリユース・メンテナンスなどに注力、ユーザーの課題解決のためのソ
フトの提供、消費財ポーションの大きい商品の意識的開発、更には消費財そのもののビジネス化に取り組んでいくこと。
32
Ⅲ.業績予想
33
2005年3月期業績予想
(単位:百万円)
04/3期
売上高
05/3期予想
金額
比率
金額
比率
96,636
100.0% 100,000
100.0%
【中期経営計画の初年度】
◆国内競争戦略
1.建設用クレーン
・トップポジションの強化
営業利益
5,237
5.4%
5,000
5.0%
経常利益
4,874
5.0%
5,000
5.0%
当期純利益
2,757
2.9%
2,800
2.8%
・収益改善と債権管理の強化
・収益改善と債権管理の強化
2.車両搭載型クレーン
2.車両搭載型クレーン
・需要地区への柔軟な対応
3.高所作業車
3.高所作業車
中間 1株あたり配当金
-円
中間 3.75円
期末 5.00円 期末 3.75円
・シェアアップ
年間 5.00円 年間 7.50円
◆海外戦略
・輸出、欧州事業の拡大
04/3期
05/3期予想
設備投資額
724百万円
860百万円
減価償却費
1,114百万円
1,299百万円
為替レート(EUR)
131.03円
130.00円
為替レート(US$)
115.99円
105.00円
※設備投資額にはリース契約分を含んでおります。
・グローバル50
・グローバル50の準備期間とし、
50の準備期間とし、
中国事業の事業基盤を確立
●鋼材等値上げの影響
●為替変動の影響
34
2005年3月期業績予想(セグメント別売上高)
(単位:百万円)
04/3期
金額
05/3期予想
比率
建設用
クレーン
36,269 37.5%
車両搭載型
クレーン
16,140 16.7%
金額
比率
41,868 41.9%
【セグメント別ポイント】
比較増減
金額
増減率
5,599
15.4%
◆建設用クレーン +55
建設用クレーン +55億円
55億円
(国内)A/Cの拡販、R/C売価
(国内)A/Cの拡販、R/C売価
アップにより売上増37
アップにより売上増37億円
37億円
高所作業車
9,279
9.6%
15,802 15.8%
9,611
-338
-2.1%
332
3.6%
9.6%
見込む。
(海外)欧州、中東向けで売上増
18
18億円見込む。
18億円見込む。
その他
30,938 32.0%
28,399 28.4%
-2,539
-8.2%
◆車両搭載型クレーン
建機事業
92,628 95.8%
95,680 95.7%
3,052
3.3%
ほぼ横ばい見込む。
ほぼ横ばい見込む。
168
12.0%
空気圧機器事業
1,399
1.5%
1,567
1.6%
◆高所作業車
ほぼ横ばい見込む。
ほぼ横ばい見込む。
その他事業
2,608
合計
96,636
海外売上比率
31.4%
2.7%
2,753
2.7%
145
5.6%
100% 100,000
100%
3,364
3.5%
33.4%
2.0%
◆建機事業その他 △25
建機事業その他 △25億円
25億円
前期の直上高架、技術ノウハウ計
前期の直上高架、技術ノウハウ計15
前期の直上高架、技術ノウハウ計15億円
15億円
の減少補えず、減少見込む。
35
2005年3月期業績予想(海外仕向地別売上高)
(百万円)
35,000
【海外仕向地別ポイント】
33,403
◆ヨーロッパ +16
ヨーロッパ +16億円
16億円
30,384
・新製品投入効果、中古車で売上増見込む。
・新製品投入効果、中古車で売上増見込む。
30,000
◆アメリカ
13,567
25,000
・ほぼ横ばい見込む。
・ほぼ横ばい見込む。
11,978
ヨーロッパ
アメリカ
20,000
3,997
3,859
15,000
4,935
5,185
・ほぼ横ばい見込む。
・ほぼ横ばい見込む。
中近東
◆中近東 +12
中近東 +12億円
12億円
アフリカ他
・原油関係の需要増見込む。
・原油関係の需要増見込む。
◆アフリカ他 +3億円
10,000
5,663
アジア
◆アジア
6,862
・アフリカ減少、オセアニアとロシア向けで増加見込む。
・アフリカ減少、オセアニアとロシア向けで増加見込む。
5,000
3,696
4,039
04/3期
05/3期予想
●中国合弁会社の状況
0
36
Ⅳ.参考資料
37
トピックス①
◆バウマ展
⇒ 世界三大建機展のひとつ、「bauma
世界三大建機展のひとつ、「bauma 2004」がドイツのミュンヘンにて
2004」がドイツのミュンヘンにて3
」がドイツのミュンヘンにて3月末開催。
A/C5
A/C5機種、R/C1機種、レッカー車1
機種、R/C1機種、レッカー車1機種を出展。
世界戦略機種の第一弾であるA/C2機種(ATF160G
世界戦略機種の第一弾であるA/C2機種(ATF160GATF160G-5 160t吊り、
160t吊り、ATF110
t吊り、ATF110G
ATF110G-5110t吊り)は、
5110t吊り)は、
「当社の有する高度なクレーン作業制御技術」と「ファウン社の有する軽量化技術」の双方を
最大限に活用した機種で、多くのお客様から高い評価を得ました。
特に、ATF160G
特に、ATF160GATF160G-5に標準装備した「リフトアジャスター(地切り補正
装置)」(特許出願中)
は、世界で初めて実用
化したクレーン制御技
術です。
38
トピックス②
◆中国合弁会社の状況
⇒ 北起多田野(
北起多田野(北京)
北京)起重機有限公司(資本金2
起重機有限公司(資本金2千万US$
千万US$、
US$、当社出資25
当社出資25%)
25%)
新工場の竣工が当初予定3
新工場の竣工が当初予定3月末より遅れており、5
月末より遅れており、5月の見込み。6
月の見込み。6月に移転、7
月に移転、7月より合弁製品の生
産開始予定。
(現地報告によると、2003
(現地報告によると、2003年暦年の中国国内の建設用クレーン総需要は約
2003年暦年の中国国内の建設用クレーン総需要は約9,500
年暦年の中国国内の建設用クレーン総需要は約9,500台。中国は主にトラッ
9,500台。中国は主にトラッ
ククレーン市場で、16
ククレーン市場で、16t吊り以下で
16t吊り以下で67
t吊り以下で67%強、
67%強、25
%強、25t吊りで
25t吊りで23
t吊りで23%で、ほとんどが小型の吊り上げ能力
23%で、ほとんどが小型の吊り上げ能力
のクレーン。)
4月中旬撮影
39
製品に関わる排ガス規制の概要
規制値の単位:g/kWh
規制値の単位:g/kWh
当社製品等
所管
法令等
国交省
・トラック
旧運輸)
(カーゴクレーン (旧運輸)
架装対象)
架装対象)
(省令)
省令)
道路運送
車両の保
安基準
03年
03年
(H15)
04年
04年
(H16)
06年
06年
(H18)
10月
10
月
07年
07年
(H19)
9月
08年
08年
(H20)
09年
09年
(H21)
10年
10年
(H22)
NOx PM
2.0 0.027
9月
10月
10
月
【生産】
新短期 KS
新短期 KSKS-(12t超)
(12t超)
NOx
NOx・
NOx・PM法車種規制
PM法車種規制 4.5
*新車登録後8
*新車登録後8~10年経過で対象
10年経過で対象
PM
0.25
【登録】
(適用地域)
適用地域)東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・愛知県・三重県・大阪府・兵庫県。
・トラッククレーン
東京都
条例
(千葉県、埼
玉県、神奈
川県も類似)
川県も類似)
国交省
(旧建設)
旧建設)
・ラフテレーン
クレーン
国交省
(旧運輸)
旧運輸)
(通達)
通達)
建設機械
に関する
技術指針
(省令)
省令)
道路運送
車両の保
安基準
11年
11年
(H23)
新短期 KRKR-(12t以下)
12t以下) 新長期(3.5
新長期(3.5t
3.5t超)
自動車
NOx・
NOx・PM法
PM法
(適用:条例のみ)
適用:条例のみ)
05年
05年
(H17)
新型車10
10月
月 継続生産車9
新型車10
継続生産車9月
NOx PM
3.38 0.18
・オールテレーン
クレーン
・高所作業車
(トラックタイプ)
トラックタイプ)
02年
02年
(H14)
強化時期はH17/4
H17/4以降で知事が定める日
以降で知事が定める日
強化時期はH17/4
10月施行
10
月施行
運行規制
運行規制強化
PM
0.25
10月
10
月
平成10
10年
年
平成10
(1次規制)
【運行】
平成19
19年
年75kW
130kW(3次規制)
次規制)
平成19
75kW~
kW~130kW(3
9月
直轄工事使用規制(2
直轄工事使用規制(2次規制)
平成18
18年
年130
130kW
kW~
平成18
kW~560kW(3次規制)
560kW(3次規制)
NOx
6.0
新型車10
10月
月
新型車10
*新車登録後7
*新車登録後7年経過で対象
PM
0.18
PM
0.20
継続生産車9
継続生産車9月
NOx PM
3.6 0.17
【使用=生産】
【使用 生産】
平成19
19年
年75kW
平成19
75kW~
kW~130kW
ディーゼル特殊自動車平成15
ディーゼル特殊自動車平成15年規制
15年規制
平成18
18年
年130
130kW
kW~
平成18
kW~560kW
【生産】
※ 油圧ショベルやホイールローダー等も、ラフテレーンクレーンと同様に直轄工事使用規制の適用対象。
40
Fly UP