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浦添地域健康情報活用基盤構築実証事業プロジェクト_平成

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浦添地域健康情報活用基盤構築実証事業プロジェクト_平成
浦添地域健康情報活用基盤
構築実証事業プロジェクト
平成21年度事業概要
日本システムサイエンス株式会社
浦添地域健康情報活用基盤構築
実証事業プロジェクトの特徴
■3省連携事業であり、それぞれが役割を持つ
 総務省 : 基盤の整備(SAML2.0、ID-WSF)
 厚生労働省 :PHR(健康チャレンジ日記、診療
情報、処方情報・調剤情報)、診療情報提供書
(診療ASP)、処方情報の電子化 他
 経済産業省 : PHRを用いた疾病管理のサービ
スモデル検証
■自治体を中心としたPHR実証事業である
 沖縄県浦添市における実証事業
 PHR普及に向けての自治体の役割が重要
1
浦添地域健康情報活用基盤構築実証事業プロジェクト
3省連携事業「健康情報活用基盤実証事業」では、個人の意思のもとに自分の健康履歴を蓄積し、医療や健康に役立てる
PHRを実現する。経済産業省の疾病管理サービスは “健康情報活用基盤”を構成する業務の1つとなる。
医師とフィットネスクラブが
連携する疾病管理
3省連携事業
健康サービス
事業者
保健システム
運動処方箋
診療情報提供書
医師等
登
録
医師等
疾病管理
サービス
健康チャレ
ンジ日記
地
域
医
電子カルテ/レセコン
運動記録、
食事指導記録等
健診結果等
療
連
携
電子処方箋
保
存
日常情報
健診情報
浦添健康情報活用基盤
運動プログラム
指導情報
診療情報
救急情報
調剤情報
利用者基本情報
服薬情報
匿名化
診療サマリ
調剤情報
服薬指導情報等
薬剤師等
閲
覧
市民
市民の
家族等
MIセンター
保健相談センター
地域包括支援センター
フィットネスクラブ
行政
医師会
歯科医師会
薬剤師会
2
浦添地域健康情報活用基盤の構成
<健康情報活用基盤>
処方・調剤情報
診療情報
健診情報
I
C
カード
/パスワード
I
D
健康チャレンジ日記
疾病管理
市民
経済産業省
厚生労働省
総務省
・シングルサインオン
・属性情報の流通
外部
システム
診療ASP
(診療情報提供書)
処方情報
電子化
3
浦添健康情報活用基盤を支える機能
浦添健康情報活用基盤では、疾病管理・健康チャレンジ
日記などの個々の事業アプリケーションが存在しており、
それらの情報を基盤の持つ仕組み(WSP/WSC)によ
り参照して、個人の健康履歴として構造化された健康情
報の形式で見ることができる。
■シングルサインオン
・1回の認証で複数のサービスを利用
■属性情報の流通
・他のサービスのデータを集めて表示
■PHRデータの構造に基づく健康履歴の参照
・属性情報流通の機能を利用
■倉庫DB
・情報の保管とポータビリティ
4
浦添健康情報活用基盤の概要と特徴
健康情報活用基盤(PHR)
■シングルサインオン
個別アプリケーション
■属性情報の流通
疾病管理
SSOログインメニュー
健康チャレンジ日記
DB
■PHRデータの構造に基づく
健康履歴の参照
■倉庫DB
情報の保管とポータビリティ
DB
疾病管理
WSP
健康
チャレンジ
日記
シングル
サインオン
(WSP : Web Service Provider)
健康履歴アプリケーション
各業務に散在する情報を
PHRデータの構造で把握
(WSC : Web Service Consumer)
●日常情報
●健診情報
●指導情報
●診療情報
WSC
Webアプリ
個人の
健康履歴
WSP
健康情報
健康情報(点線DBはディレクトリを保持)
倉庫DB
ポータビリティ
他PHR
事業者
5
実証事業の実施
紙ベース運用により疾病管理サービスのプロセス、指導方法をまとめ、ID/PW認証
とICカード認証の2段階でシステム化していった。
4月
8月
11月
12月
疾病管理
システム開発
移行
紙ベース運用
ID/PW認証
での実施
11名
運動処方せん
見直し
移行
参加者:9名
単独システムで
稼動
SSOによる
稼動
ICカード認証
での実施
17名
活動マスタ
Update
6
疾病管理サービスモデルと健康の見える
■月1回の医師の診察
⇒ 週1回のフィットネスでの健康指導
化
■健康情報の見える化と開示による個別指導
月1回
医師の診察
これまで
月1回
医師の診察
(運動処方せん作成/見直し)
参照
PHR
(体重、体脂肪等)
フィットネスクラブ
週1回
健康指導
<浦添市 疾病管理サービスモデル>
7
疾病管理サービスモデルの構成
■医師は糖尿病の疾病管理全体の指導を行う。
■健康運動指導士は運動を中心とした指導を行う。
健康運動指導士による
週サイクルの指導
生活習慣病
医師による
健康手帳
月1回の診察
(運動処方せん作成/見直し)
患者の
運動と状態の把握
健康運動指導士は、医師
が行う生活全体の指導の
中で、運動を中心とした指
導を実施する
●健康の見える化
●患者のやる気の醸成
浦添モデル
アンチエイジング
・ダイエット
医師は、糖尿病に関する日常生活全体
の指導を行う
①グラフ化体重表
②浦添方式呼吸法
③弥生式咀嚼法
④減量にはバランスのとれた低カロリー
の夕食と身体活動量の増加が有効
・食事/食事時間
・運動/歩数計
・お酒
8
疾病管理の提供サービス
利用者(患者)の開示設定により、医師・フィットネス
クラブは必要な情報を参照できる。
<PHR/作成・更新>
■医師
運動処方せん
検査結果(血糖値等)
■フィットネスクラブ
(健康運動指導士)
運動プログラム
フィットネス問診
(整形外科的問診)
体力測定
■利用者(患者)
運動実施結果
9
疾病管理の提供サービス
疾病管理では、医師⇔利用者(患者)⇔フィットネスクラブ の3者間でサービスが提供される。
PHRとしてそれぞれが作成する情報を参照し合うことにより、各人に合った診療・指導を可能と
する。利用者の同意により、医師・フィットネスクラブでの情報の作成・参照が可能となる。
運動プログラム
(実施結果)
更新
利用者
(患者)
フィットネスで作成し
た運動プログラムに
対して利用者が実
施結果を登録する
<凡例>
医師
参照
連携
フィットネス
クラブ
疾病管理
PDCAサイクル
運動プログラム
運動処方箋
療養計画書
フィットネス
問診
検査結果
運動プログラム
作成に必要な整
形外科的な質問
体力測定
フィットネス
アンケート
(紙)
10
画面例 : 運動プログラム
運動プログラムは 日常生活の運動と施設の運動からなり、
メッツ・エクササイズを取り入れて実際の運動量を把握する。
(「エクササイズガイド2006 」 )
11
画面例 : グラフ化
体力測定
グラフ化
12
個人の健康に及ぼす効果
運動処方せんの内容を具体化し、運動の継続を実現する。
さらに健康を見える化することにより、健康向上の効果をあげる
フィットネスクラブ
・運動の開始
何をすれば
運動になるのか
・運動の実施
効果があるのか
具体化
プログラム化
見える化
効果
・運動の継続
どうすれば効果が
あがるのか
・カウンセリング
・指導
運動処方せん
利用者(患者)
の健康
生活習慣
改善
数値改善
13
疾病管理サービスの導入
クリニック
浦添総合病院
健診センター
フィットネスクラブ
ヘルスアップステーション
うらそえ
浦西医院
まじゅんらんど
下地内科
ジスタス
■医師とフィットネスクラブの役割
・医師 : 疾病管理全体に対する指導
‘浦添式アンチエイジング・ダイエット’
‘生活習慣病健康手帳’
・フィットネスクラブ : 運動指導とカウンセリング
14
MIセンターによるICカードの発行
1.がんじゅうカードの発行
2.がんじゅうカード紛失時の運用
3.がんじゅうカード損壊時の運用
4.PINロック解除申請
5.PIN失念時の運用
6.退会時の運用
7.がんじゅうカード更新時の運用(申請書持参の場合)
8.がんじゅうカード更新時の運用(申請書郵送の場合)
9.登録情報変更の運用
10.付帯機器・資料紛失・損壊時の運用
15
ICカードの発行プロセス
利用者(患者)
医師
フィットネス
情報システム
情報政策課
MIセンター
ユーザ登録申請書
兼ICカード申込書
本人
確認書類
MIセンター
窓口での
処理
NSS
SB
市内就労者の場合は、
社員証、または社印を確認
同意書
住基確認
ユーザ
登録
「運転免許証」「パスポート」
「住基カード(写真付)」のい
づれか、或いは、健康保険証
+窓口での口頭確認
ID/PW
ユーザ登録申請書
兼ICカード申込書
(COPY)
MIセンター担当者名を確認
申請書記述項目を確認
PKI依頼
発行通知とPIN番号通知書
を同梱して普通郵便で送付
PKI
ICカード
NSSから郵送
ICカード
発行通知
・発行済がんじゅうカード
・がんじゅうカード受領書
・がんじゅうカードリーダ受領書
+送付状を簡易書留で送付
PIN番号
通知書
ICカード
ICカード
読込み
①ID/PWでログイン
②ユーザ情報とICカードを
紐付け
ICカード
発行通知
発行通知に記述されている
本人確認文書により確認
ICカード受け取り
( ICカード発行通知持参)
ICカード
MIセンター
窓口での
処理
PIN番号
通知書 ID/PW
・ICカードR/W、
・ドライバー、
・導入説明書
自宅PCでの利用が
ある場合に提供
がんじゅうカード
受領書 ICカードR/W
受領書
凡例
普通郵便での送付
窓口(MIセンター)でのやりとり
簡易書留での送付
電話連絡
情報システムでの処理
16
事業の持続可能性
事業主体を明確にして、ビジネス形態、課金形態をまとめる
<健康サービス事業者>
疾病管理サービス
健康チャレンジ日記
検討要素
●会員数
●売上
●運用費用
●初期費用
等
医師会
ジスタス
ヘルスアップ
ステーションうらそえ
まじゅんらんど
初期費用、運用費用
アプリケーション
アプリケーション
情報基盤
<PHRシステム事業者>
17
事業の持続可能性 : 金と情報の流れ
疾病管理サービスのビジネスモデル成立のためには、関連する人・組織、IT提供者
としてのPHR事業者(運動処方箋/運動プログラム)のコスト、サービス料の目的と
金額等を分析・算定して、そのフィジビリティを検討する
情報提供者
サービス利用者
サービス提供者
サービス利用料
利用者本人
①実施結果
健康機器情報
②運動処方箋
健康運動
指導士
③運動プログラム
サービス利用料(
?)
医師
①②③
すべて
利用者本人
・ヘルスアップステーションうらそえ
・まじゅんらんど
・ジスタス
健康運動
指導士
疾病管理AP
情報システム使用料
・医師
PHR事業者
PHRシステム
①②③
すべて
サービス・プロバイダ
浦添市
ITプロバイダ
疾病管理AP
凡例
カネ
情報
18
事業の持続可能性 : 提供サービスの形態
フィットネスクラブの形態に対応した新しいサービス形態
と課金・コストを考える
フィットネスクラブ
まじゅんらんど
サービス提供形態/利用料
1回単位の利用料とレッスン料
新しいサービス
の形態
サービスの拡充
新しいサービス
の目的
利用者の増加
コストの考え方
1
行政型A
2
行政型B
1
行政型A
2
行政型B
3
民間型
3
民間型
新規有償サービス
ジスタス
月会費
ヘルスアップ
ステーションうらそえ
開催コース参加料
会員サービスの拡充
新規会員獲得
新規有償サービス
既存会員の継続
新コースの設定
利用者の増加
( コスト = ITの仕組み利用料 + フィットネスクラブの労務費・経
費 )
19
事業の持続可能性 : 提供サービスの形態
新しいサービス形態と課金・コストを考える
フィットネス
クラブ
の視点
新サービスの提供
/既存サービスへの付加価値
手数料
コスト
1 行政型A
課金
2 行政型B
利益
コスト
・運動療法
・能動的なサービス(患者/住民
の健康ライフスタイル指導)
・健康に関するトータルなサービス
/ワンストップサービス
・コーチングサービス(行動変容)
・医療ネットワークとの連携機能
・サービスの統合化(医・食・美)と
個別化 等
コスト
患者/住民
の視点
コスト
<コストの考え方>
課金
3 民間型
新しいサービス形態
20
疾病管理サービスの実施
•紙ベース運用からIT利用による疾病管理サービスへ
•ドキュメントの見直しと新機能の取り入れ
・運動処方せんの見直し
・整形外科的問診、体力測定の導入
•浦添市役所・MIセンターがユーザ管理
・ユーザ登録、ICカード発行
•歩数計による歩数のカウントと記録
・平均 5000歩(日)
•運動プログラムによるエクササイズの計算
・平均 23.6エクササイズ
•歩数計(活動量計)によるエクササイズの比較
・計算エクササイズと測定エクササイズ
21
疾病管理サービスの実施結果
ダイエット効果、及び体力向上が現れ、継続中断は1名
3ヶ月前
体重
87.3
30.0
BMI
体脂肪率
28.4
腹囲
99.6
平均
3ヵ月後
85.0
29.1
28.3
96.3
%
97.4
97.0
99.6
96.7
3ヶ月前
筋力
握力
3.3
敏捷性
座位足開閉
1.8
1.7
柔軟性
長座体前屈
前進脚力
10m速歩
1.7
平衡性
閉眼片足立ち
3.3
全身持久力 6分間歩行
1.7
平均
3ヵ月後
3.2
2.8
2.8
3.3
3.3
3.3
%
95.0
154.5
170.0
200.0
100.0
200.0
22
実証事業の進捗状況と今後の課題

健康チャレンジ日記、疾病管理実証に関しては既に
開始。
健診情報参照や診療情報閲覧サービスも開始。

処方情報の電子化(処方情報・調剤情報・服薬情
報)、および匿名化による情報の2次利用は次年度
予定
●
参加クリニックの拡大と実証事業参加患者数の拡大
●
PHRサービス事業としての事業主体の明確化
・サービスの提供、ITの提供、行政の関わり
23
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