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世界の女性たち
このコーナーでは、かながわ女性センターのホームページ 世界の女性たち 「海外女性時事情報(ニュース)」に掲載している記事の 一つを紹介します。このウェブサイトでは、国連関係の記 事を翻訳/抄訳し、外国の女性の状況をお伝えしていま 抄訳し、外国の女性の状況をお伝えしていま す。(http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f70139 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f70139) 急速な普及の波に押され、実態が把握しにくい新しいツールに 急速な普及の波に押され、実態が把握しにくい新しいツールにどこかで不安を感じつつも、インターネットを 不安を感じつつも、インターネットを 利用せざるを得ない現代。便利さと楽しさを享受する反面、 便利さと楽しさを享受する反面、子どもの教育という点でも新 子どもの教育という点でも新たな問題に対処を迫ら れています。オンライン上の子どもたちの安全を守るための の子どもたちの安全を守るための教育についてのニュースをご紹介します。 ニュースをご紹介します。 インターネット安心デー、児童オンライン保護の世界的規模の取組を国連が支持 インターネット安心デー、児童オンライン保護の世界的規模の取組を国連が 国連ニュースセンター 国連および連携機関は、本日のインターネット安心デー *1 2014.2.11 を記念し、子どもと若者のより安心なオンラ イン利用のために、特に教育戦略に注目します。 イン利用のために、特に教育戦略に注目します。(中略) ジェノバに拠点を置く国際電気通信連合( 国際電気通信連合(ITU)は、“調査によると、全ヨーロッパの子どもの約半数が、 調査によると、全ヨーロッパの子どもの約半数が、 自分の部屋でオンラインアクセスし、今や 自分の部屋でオンラインアクセスし、今や12歳から15歳の4分の1が専用のタブレットを持っていることがわ が専用のタブレットを持っていることがわ かる。”と述べています。写真やビデオを送受信したり、投稿したり と述べています。写真やビデオを送受信したり、投稿したりするためのスマートフォンの使用は急 スマートフォンの使用は急 増しています。しかし専門家は、子どもたちが新しいアプリや機器を受け入れる速さに、彼らのオンライン の安全技術が追いついていないと述べています。 セクスティング *2、いじめ、送りつけられる露骨な(性的、暴力的な)内容、見知らぬ人からの性的な 誘いは、現代のティーンエイジャーがオンラインで 誘いは、現代のティーンエイジャーがオンラインで日々直面する危険となりました。それにもかかわらず大 危険となりました。それにもかかわらず大 人の認識は、若者がオンラインで何をしているかについて、しばしば あいまいで無頓着”だとITUは指摘 人の認識は、若者がオンラインで何をしているかについて、しばしば“あいまいで無頓着 しています。 ITUの調査では、オンラインでの活動について 調査では、オンラインでの活動について、92%の親が子どもに対して明確なルールを設けていると言 の親が子どもに対して明確なルールを設けていると言 っているのに対し、34%の子どもがルールはないと言っている事が明らかになりました。また、調査を受け の子どもがルールはないと言っている事が明らかになりました。また、調査を受け た親の85%が、ペアレンタルコントロール ペアレンタルコントロール*3ソフトウウェアのことを知っていながら、実際に ソフトウウェアのことを知っていながら、実際にインストール したのは30%でした。 また、親は、子どもの安全を守るためにオンラインの世界を十分に知っていると思いがちなのに対し、 子どもの安全を守るためにオンラインの世界を十分に知っていると思いがちなのに対し、 子どもの安全を守るためにオンラインの世界を十分に知っていると思いがちなのに対し、イ ンターネットセキュリティ専門のマカフィ社の ンターネットセキュリティ専門のマカフィ社の2012年の調査で「5分の4のティーンエイジャーは、オンライ ィーンエイジャーは、オンライ ンで行っていることをどうやって親に知られないようにするかを知っている どうやって親に知られないようにするかを知っている」と答えていることがわか と答えていることがわかった こともITUは指摘しています。 「一般的には、子どものインターネットアクセスを制限することが答えではありません。ネットの乱用や 誤用について子どもが親に話さない理由のひとつは、親がインターネット接続を切ってしまうという典型的 な反応をするためです。これでは子どもは更にオンライン活動をより秘密に行うことになり、逆効果です。」 とITU事務総局長トゥレは言っています。 トゥレは言っています。 その代わりにITUは、オンラインの安全について、親、教師、生徒向けに は、オンラインの安全について、親、教師、生徒向けに5歳からでも受けられる、より充 らでも受けられる、より充 実した教育を提唱しています。この 実した教育を提唱しています。このインターネット安心デーを記念する取組のひとつとして、ワークショッ を記念する取組のひとつとして、ワークショッ プを行い、インターネットの危険性 い、インターネットの危険性を理解し、自分の子どもをより安全に守ることのできるツールについて を理解し、自分の子どもをより安全に守ることのできるツールについて 学べるよう親を支援しています。また またITUには年間を通して、子どものための教育的な授業をオンラインで 年間を通して、子どものための教育的な授業をオンラインで 提供できるように、国連児童基金(ユニセフ)や、スカイプなどの技術産業パートナーと授業で協力する計 画もあります。 注*1インターネット安心デー:1999 1999年EU委員会は“より安全なインターネットプログラム より安全なインターネットプログラム(Safer Internet Programme)”を立ち上げ、 げ、2004年よりインターネット安心デー(Safer Safer Internet Day Day)を記念 して取組を進めてきたが、今では世界中にその活動が広まっている。 *2 セクスティング(sex+texting) ):性的なテキストメッセージや画像を送受信すること 信すること *3 ペアレンタルコントロール:インターネットなどの インターネットなどの電子メディアにおいて親が機能 機能を制限すること ※全文はこちらをご覧ください。 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f70139/p789795.html p789795.html 12