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国際社会 学部の 歩き方
東京 学 大 語 外国 会 社 国際 の 部 学 方 歩 き度 入 学 生 版 年 6 1 0 2 東 京 外 国 語 大 学 国 際 社 会 学 部 の 歩 き 方 年度入学生版 目 次 1. 国際社会学部の4年間 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 履修モデル集・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3. 国際社会学部の教員が選ぶ一年生への推薦図書・・・・・・・・・・・ 4. 国際社会学部教員一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5. 学生生活で困ったら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2. 国際社会学部の 5 年間! 国際社会学部では、世界のさまざまな地域の複雑な仕組みを分析し理解する能力をもってグロー バルな視点から問題を考え、解決できる実践的な能力を備えた人物の育成を目指しています。 現代の国際社会の成り立ち、世界のさまざまな国と地域で生じている問題とその本質を理解する ためには、適切な方法を身につける必要があります。国際社会学部は、諸地域の政治・経済・社会と その歴史についての知識を深めるとともに、社会科学と関連する諸分野の方法論を体系的に学ぶこ とができる学部です。国際社会学部での四年間を通じて、グローバル化の急速な進展の中で生じて いる紛争や対立、地球環境の悪化やエネルギー問題、地域間・階層間の格差と貧困などの諸問題の 根源を洞察し、問題解決の道筋を示すことのできる分析力と行動力を培ってください。 国際社会学部の 27 の地域/39 の地域言語! 皆さんは入学とともに専攻する地域と地域言 語をもちます。自らの地域と地域言語を大切にして、大学での学びを組み立てて下さい。 北西ヨーロッパ 英語 ラテンアメリカ スペイン語 ポルトガル語 中央ヨーロッパ ドイツ語 東南アジア第 1 地域 インドネシア語 ポーランド語 マレーシア語 チェコ語 フィリピン語 西南ヨーロッパ第 1 地域 フランス語 東南アジア第 2 地域 イタリア語 タイ語 ラオス語 ベトナム語 カンボジア語 ビルマ語 西南ヨーロッパ第 2 地域 スペイン語 南アジア ポルトガル語 ウルドゥー語 ヒンディー語 ベンガル語 ロシア ロシア語 西アジア・北アフリカ アラビア語 ペルシア語 トルコ語 中央アジア ロシア語 アフリカ 英語 オセアニア 英語 北アメリカ 英語 モンゴル語 ウズベク語 東アジア 中国語 朝鮮語 日本 日本語 ※言語は各地域の地域言語 A 1 入学から卒業まで! 皆さんの履修する授業は「世界教養プログラム」と「専修プログラム」に分けられます。世界教養プロ グラムは言語文化学部と共通のカリキュラムです。専修プログラムは国際社会学部独自の授業で構成さ れています。ここでは、履修の大まかな流れをつかむための枠組みだけを示しますので、授業の取り方は 『履修案内』をよく読んでください。 卒業までには定められた単位を修得する必要があり、これを卒業要件といいます。3年次への進級のた めには、2年次の終わりまでに一定の単位を修得する必要がありますが、これを進級要件といいます。 卒業所要単位と進級要件は以下の表の通りです。言語科目の単位は専攻地域によって異なるので、 『履 修案内』で確認をしてください。専修プログラムの「導入科目」 「概論科目」 「選択科目」は所属するコー スの授業の単位を一定数以上含むことが必要になります。 卒業所要単位の内訳! 進級要件 単位数 言語科目 世界教養 プログラム 地域科目 教養科目 導入科目 概論科目 専修 プログラム 選択科目 卒業所要 単位数 地域言語 # 15※ 地域言語 % 教養外国語 GLIP英語科目 地域基礎 基礎リテラシー 基礎演習 世界教養科目 スポーツ・身体文化科目 導入科目 概論科目 講義科目(専門演習含む) 本ゼミ 卒業論文演習 卒業論文・卒業研究 関連科目 卒業所要単位数 合計 36※ 選択したコースから単位以上 選択したコースから単位以上 選択したコースから単位以上 ! ※言語科目の必要単位数の内訳は専攻地域によって異なります。 ! コースとゼミの選択【2年次! 春学期】! 2年次の春学期終了時には、皆さんの希望にもとづいてコースとゼミ(注:指導教員が開講する専門演 習が「本ゼミ」です。普段は「ゼミ」と呼びます)が決まります。 2年生に進級すると、コースとゼミを選ぶための説明会や意向調査が始まります。コースは何を専門的 に学びたいかによって選択することになります。選択するコース・ゼミについては1年次から考え始め るようにしましょう。とくに導入科目、世界教養科目の履修に際しては、2年次以上で専門的に学びたい ことを意識して、関連の深い授業を履修するようにして下さい。 2 国際社会学部の 4 コース! 国際社会学部には専門性に則して3つのコースがあります。皆さんの希望にもとづき所属するゼミと ともにコースが決まるのは2年次の春学期終了時です。導入科目からコースを意識して履修するように してください。それぞれのコースに所属している教員の専門分野はこの冊子の最後に掲載してあります。 また、各コースの教員からの推薦図書リストは ページに掲載してあるので、専門分野を学ぶ参考にし てください。 ■地域社会研究コース 地域間・国家間のグローバルな関係を踏まえつつ、対象とする地域(エリア)の歴史や現代社会を専門 的に学修する、地域に焦点を合わせたコースです。 ■現代世界論コース 現代世界が直面する問題を対象とし、社会学、ジェンダー、カルチュラルスタディーズ、社会思想など の領域を中心に、最新の方法で取り組むコースです。 ■国際関係コース 社会科学の方法論を体系的に学び、法学、政治学、経済学、国際関係論、国際協力論などの学問分野を 専門的に学修するコースです。 5 年間の履修の流れ! 1年次 2年次 3年次 コース・ ゼミ決定 4年次 選択科目 ゼミ〔本ゼミ・卒論演習〕 概論科目 導入科目 教養科目〔世界教養科目、基礎演習、 〔世界教養科目〕 基礎リテラシー、スポーツ身体科目〕 言語科目〔地域言語、教養外国語、).+2英語科目〕 地域科目 3 卒業 論文 / 卒業 制作 国際社会学部! 導入科目(3127 年度)! 1 年生はまず、専修プログラムでは 8 単位の導入科目をどのように履修するかを計画する必要がありま す。以下は 2016 年度に開講する各コースの導入科目です。一年次は言語科目の時間数が多いため履修登 録する授業数は、授業内容はシラバスで確認をしてください。 春学期・夏学期開講 コース 地域社会研究コース 現代世界論コース 国際関係コース 授業科目名 地域社会研究入門Ⅰ㻭 地域社会研究入門Ⅰ㻭 地域社会研究入門Ⅰ㻭 地域社会研究入門Ⅰ㻭 現代世界論入門ⅠA 現代世界論入門ⅠA 現代世界論入門ⅡA 現代世界論入門ⅢA 経営学入門㻭 経済学入門㻭 経済学入門㻭 国際関係論入門㻭 国際関係論入門㻭 国際関係論入門㻭 政治学入門㻭 法学入門㻭 担当者名 左右田 直規 リレー 篠原 琢 リレー 鈴木 茂 佐藤 空 㻱 ジョン ポーター 㻱 今福 龍太 リレー 朴 紅蓮 李 昤京 渡辺 周 宇野 公子 蒲生 慶一 東 史彦 㻱 篠田 英朗 渡邊 啓貴 松永 泰行 鈴木 美弥子 学期 春学期 春学期 春学期 春学期 春学期 春学期 春学期 春学期 春学期 春学期 春学期 夏学期 春学期 春学期 春学期 春学期 月㻞 水㻟 水㻠㻙㻡 木㻡 月㻟 水㻢 金㻞 水㻠 火㻠 金㻞 月㻞 集中 水㻞 木㻞 木㻞 火㻡 秋学期・冬学期開講 コース 地域社会研究コース 現代世界論コース 国際関係コース 授業科目名 地域社会研究入門ⅠB 地域社会研究入門Ⅰ㻮 地域社会研究入門ⅠB 現代世界論入門ⅠB 現代世界論入門ⅡB 現代世界論入門ⅢB 現代世界論入門ⅢB 経営学入門㻮 経済学入門㻮 経済学入門㻮 国際関係論入門㻮 政治学入門㻮 政治学入門㻮 法学入門㻮 担当者名 篠原 琢 篠原 琢 リレー 金井 光太郎 本橋 哲也 㻱 五十嵐 ミュゲ 㻱 マニュエル・ヤン 㻱 大川 正彦 渡辺 周 宇野 公子 蒲生 慶一 井尻 秀憲 ポルトゥ 㻱 若松 邦弘 鈴木 美弥子 学期 秋学期 秋学期 秋学期 冬学期 秋学期 秋学期 秋学期 秋学期 秋学期 秋学期 秋学期 秋学期 秋学期 秋学期 月㻞 水㻟 水㻠 集中 月㻟 火㻟 木㻡 木㻞 金㻞 月㻞 木㻝 火㻡 月㻡 火㻡 ! ※授業科目名の「A」は春・夏学期開講、 「B」は秋・冬学期開講を示しています。同一授業科目名でも担 当教員が異なる場合は、A と B で独立した内容の授業になっています。 ※担当者名に「E」とある授業は英語による授業です。 ! 4 国際社会学部で社会を学ぶ! ■インターンシップ! 就職活動につながるインターンシップ以外にも、広く社会や仕事を知るためのインターンシップの機 会が用意されています。海外でのインターンシップの機会もあるので、積極的に参加してください。 ! ■公務員試験対策授業! 国際社会学部では、国家公務員総合職試験の受験科目区分に対応した授業がそろっています。外務省 専門職、地方公務員の試験にも対応しています。詳しくは ページをみてください。 ■ボランティア活動! ボランティア活動は、VOLAS(ボランティア活動スペース:研究講義棟 2 階)で紹介をしているほか、 活動の相談、サポートも行なっています。 ! 国際社会学部で世界を学ぶ! ■留!学! ショートビジット、派遣留学、休学留学など多様な留学の機会があります。1年生の夏学期から参加で きるプログラムもあります。 ■英語による授業! 英語によって行なわれる授業は世界教養プログラムの GLIP 英語科目のほか、専修プログラムでも多く 開講されています。英語による授業の履修は世界中から外語大に学びにきている留学生と交流するチャ ンスでもあります。 〔特色ある授業の例(世界教養科目)〕! 世界教養科目「地域の視点から B:大学生のための世界史Ⅰ・Ⅱ」(春学期・秋学期! 月曜 3 限)! 地域を学ぶ基礎になるのが世界史の素養です。高校までの世界史を復習したいひと、日本史を中 心に学んできたので世界史を改めて学びたいひとなど、積極的に履修してください。 世界教養科目「キャリアデザイン論 C:KFUSP がつなぐ世界と日本」(秋学期! 水曜 6 限)! JETRO(日本貿易振興機構)と本学との提携授業。グローバルビジネスの最前線をジェトロから 派遣された講師陣から学ぶことができます。 世界教養科目「世界のなかの日本 C:日本の文化遺産」(秋学期! 木曜 3 限)! 身近な地域の文化遺産、歴史遺産を学ぶことは、海外で日本の文化や社会を伝えることにもつな がります。 5 国際社会学部で学びはじめるための 履 修 モ デ ル 集 導入科目、概論科目、選択科目、そして世界教養科目のなかからどのような組み合わせ で履修をするかは、とても多くの選択肢があります。また、何を学ぶかをこれから探した いと考えているひとも多いでしょう。 一年生が履修する導入科目や世界教養科目は、これから専門性を深めていくための土台に なります。すでに学びたいことがあるひとは、二年次以上での履修も見すえて一年次からの 履修計画をたててみてください。 また、偶然受けた授業から刺激をうけて学びたいことが見えてくることもあります。興味 をもったことを大切にして、様々な授業を受け、視野をひろげるようにしてください。 ここからは国際社会学部の教員が、それぞれのテーマに即して、お勧めの授業の組み合わ せを示した「履修モデル集」です。授業の取り方を考えるときに参考にしてください。 【履修モデルの一覧】 ☆高い語学力とグローバルな世界への適応力を身につけ、それらを手段に国際的な環境のなかで仕 事をしていきたい人の履修モデル ☆現代世界の成り立ち、現象の背後の複雑な構造を深く学びメディア・マスコミ・報道・出版といっ た分野で活躍することを目指す人の履修モデル ☆激動のアジアを知りたいひとの履修モデル ☆アフリカの今を知りたいひとの履修モデル ☆国際関係論を学びたいひとの履修モデル ☆国際金融論・開発経済論・経済発展論を学びたいひとのための履修モデル ☆金融機関で働きたいひとの履修モデル ☆国際的なビジネスの世界で活躍したいひとの履修モデル ☆企業経営について学びたいひとの履修モデル ☆国際的な視野から政治を学びたいひとの履修モデル ☆公務員になりたい(法を学びたい)ひと 法律科目の履修モデル ☆社会科・世界史・日本史の教員になりたいひとの履修モデル ☆国家公務員総合職試験対応の授業の履修の仕方~卒業生から ! 6 高い語学力とグローバルな世界への適応力を身につけ、それらを手段に国 際的な環境のなかで仕事をしていきたい人の履修モデル 高い語学力とグローバル世界への適応力をふまえ、国際的環境のなかで仕事をしていくためには、政治 学、経済思想史、社会学、人類学、グローバル・スタディーズなど多様な学問の知見が求められます。各 分野を横断的に総合させた思考を身につけることで、地域と世界における人間の生の現状について、公正 な判断をもてる国際社会人となってください。 ■導入科目 現代世界論入門ⅠA:沖縄から考える沖縄(現代世界論コース) 現代世界論入門ⅡA:ジェンダー論入門(現代世界論コース) 地域研究入門ⅠB:歴史から見る現代社会(地域社会研究コース) 現代世界論入門ⅢB:生命・自然・歴史の政治学(現代世界論コース)…等から履修 ■概論科目 現代世界論概論ⅡA:宗教社会学(現代世界論コース) 現代世界論概論ⅠA:現代世界論概論(現代世界論コース) 地域社会研究概論ⅡA:地域社会と経済生活(地域社会研究コース) …等から履修 現代世界論概論ⅢB:現代世界論のフレームワーク(現代世界論コース) ■選択科目 グローバル・スタディーズ(現代世界論コース) 新時代知性論A:時間形象論(現代世界論コース) 新時代知性論A:メディア文化論(現代世界論コース) 社会人類学A:社会人類学特殊講義(現代世界論コース) 社会人類学B:民族誌(現代世界論コース) 哲学社会思想(現代世界論コース) 政治理論(現代世界論コース) …等から履修 ■世界教養科目 「地域社会と共生」 「キャリアデザイン論」 「文化のおもしろさ」 「国際社会をひもとく」 ・・・の区分を中心に履修 7 現代世界の成り立ち、現象の背後の複雑な構造を深く学びメディア・マス コミ・報道・出版といった分野で活躍することを目指す人の履修モデル ジャーナリズムやメディアにかかわる分野で活躍するには、グローバルな視点に立った現代社会に対す る広い知識と高い問題意識、鋭い分析力が求められます。とくに現代社会におけるコンフリクトの主要な 軸になっている、経済、ジェンダー、エスニシティ、宗教に関する問題にアプローチするためのフレーム ワークについて学ぶことをすすめます。 ■導入科目 現代世界論入門ⅡA:ジェンダー論入門(現代世界論コース) 現代世界論入門ⅢA:現代世界の問題を考える(現代世界論コース) 国際関係論入門 A:国際関係論基礎(国際関係コース) 国際関係論入門 A:国際秩序論(国際関係コース) 現代世界論入門ⅠB:カルチュラル・スタディーズへの招待(現代世界論コース) 現代世界論入門ⅢB:現代世界の問題を考える(現代世界論コース) ・・・等から履修 ■概論科目 現代世界論概論ⅠA(現代世界論コース) 地域社会研究概論ⅠA:世界史を考える(地域社会研究コース) 国際関係概論 A(国際関係コース) 現代世界論概論ⅢB:カルチュラル・ポリティクス(現代世界論コース)・・・等から履修 ■選択科目 新時代知性論 A:メディア文化論(現代世界論コース) グローバル・スタディーズ A:戦争・経済・メディアをめぐる思想(1)(現代世界論コース) グローバル・スタディーズ B:戦争・経済・メディアをめぐる思想(2)(現代世界論コース) エスノポリティクス A(現代世界論コース) エスノポリティクス B(現代世界論コース) ジェンダー論 B:軍事主義とジェンダー(現代世界論コース) 社会学 A1:国際移動論(現代世界論コース) 国際地域論 B:グローバル時代の地域統合―ジャーナリストが世界を斬る(国際関係論コース) ・・・等から履修 ■世界教養科目 文化のおもしろさ A1:日本の出版文化を知る,世界の文化 B:現代社会と宗教について考える, 国際社会をひもとく B:社会紛争の構造と力学を知る, 人間と環境 B:科学・技術・社会とエコロジーの思考方法 キャリアデザイン論1B:メディアの現在と未来を考える(朝日新聞提携講義) ・・等から履修 8 激動のアジアを知りたいひとの履修モデル 多様性に満ち、魅力あふれる激動のアジア。経済発展と社会変容、宗教の復興、民主化などのダイナミ ックな変化に注目し、その背景と今後の行方を把握しましょう。他方、紛争と対立、貧困や格差など直面 する様々な課題にも目を向け、その原因と解決の道も探ってゆきましょう。アジア地域を多角的かつ総合 的に理解するには、歴史学、政治学、経済学、社会学、人類学など人文・社会科学の研究手法を身につけ つつ、関連する様々な学問領域を横断して貪欲に学ぶ姿勢が求められます。 ■導入科目 地域社会研究入門 IA・IB:地域研究の最先端 I&II(地域社会研究コース) 地域社会研究入門 IA:地域研究入門(地域社会研究コース) 現代世界論入門ⅠA:日本帝国主義の社会史的考察(現代世界論コース) 政治学入門 A・B:政治分析入門(国際関係コース) ・・・等から履修 ■概論科目 地域社会研究概論ⅡA:地域研究方法論(地域社会研究コース) 地域社会研究概論ⅡA:文書史料論(地域社会研究コース) 地域社会研究概論ⅡB:ヒストリカル・エリア・スタディーズ(地域社会研究コース) 地域社会研究概論ⅡB:地域社会と経済生活(地域社会研究コース) 現代世界論概論ⅢB:カルチュラル・ポリティクス(現代世界論コース) 国際政治概論 B:国際関係論基礎(国際関係コース) ・・・等から履修 ■選択科目 東アジア地域研究 A:中国の経済改革産業(地域社会研究コース) 東アジア地域研究 B:朝鮮の宗教と社会(地域社会研究コース) 東アジア地域研究 B:中台関係論(地域社会研究コース) 東南アジア地域研究 A:現代東南アジア経済論(地域社会研究コース) 東南アジア地域研究 B:マレーシア歴史社会論講義(地域社会研究コース) 南アジア地域研究 A:近現代日本インド関係史(地域社会研究コース) 南アジア地域研究 B:ベンガル地域研究(地域社会研究コース) 社会学 A・B(現代世界論コース) エスノポリティクス A・B(現代世界論コース) 国際関係論 A・B(国際関係コース) 平和・紛争論 A・B(国際関係コース) ・・・等から履修 ■世界教養科目 「地域の視点から」「国際社会をひもとく」などに区分されている授業科目 ■地域基礎 専攻地域の地域基礎に加えて、他の関連地域の授業も履修することで、地域への理解を深めることがで きます。 9 アフリカの今を知りたいひとの履修モデル アフリカ地域専攻がスタートして 4 年。近年のアフリカ地域の重要性の高まりとともに、アフリカ関連 の授業は年々充実してきました。地域研究コースでは特定の地域に密着した視点を学ぶことができます。 国際関係コースで開講される授業では、アフリカと世界の関係を通して、より深く現代社会の課題を知る ことができます。また現代世界論コースの授業では、アフリカに限らずさまざまな事象を深く理解し、そ れに対峙する自分の思考を鍛えることができます。所属コースの授業に偏らず、興味にしたがって自由に 履修計画を立てることをお勧めします。 ■導入科目 国際関係論入門 A:国際秩序論(国際関係コース) 地域社会研究入門ⅠA:地域研究の最先端(地域社会研究コース) 政治学入門 A:政治分析入門(国際関係コース) 現代世界論入門ⅡA:ジェンダー論入門(現代世界論コース) ・・・等から履修 ■概論科目 社会調査法:量的分析手法(国際関係コース) 国際協力概論 A:Survey of Contemporary World and International Organiztion(国際関係コース) 国際関係概論 A(国際関係コース) 地域社会研究概論ⅠA:世界史を考える(地域社会研究コース) ・・・等から履修 ■選択科目 アフリカ地域研究 A:アフリカ農業を考える(地域社会研究コース) アフリカ地域研究 A:マダガスカルの文化と社会入門(地域社会研究コース) アフリカ地域研究 A:アフリカ地域研究への生態学的アプローチ(地域社会研究コース) アフリカ地域研究 B:アフリカ文化論(地域社会研究コース) アフリカ地域研究 B:ナイル河口地域をめぐる Geopolitics(地域研究コース) 国際地域論 A:アフリカと開発(国際関係コース) 国際地域論 A:現代アフリカの政治経済(国際関係コース) 国際地域論 B:アフリカとグローバリゼーション(国際関係コース) 国際協力論 B:アフリカ開発援助政策、その現状と課題(国際関係コース) 国際関係論 B:国際人口移動と国際協調(国際関係コース) ・・・等から履修 ■世界教養科目 国際社会をひもとく A・B(モハメド・アブディン) Politics in Postcolonial Africa: from “Modernization” Project to Conflicts, Challenges in Post Cold War 地域の視点から:大学生のための世界史 地域の視点から:アジア・アフリカ・フィールドサイエンス研究基礎 ■地域基礎 アフリカだけでなく、関連の深い他地域や、植民地経験を持つアジアやラテンアメリカの授業も合わせ て履修するとそれぞれの地域がたどった歴史や現状を比較することができ、より深い地域理解につながり ます。 10 国際関係論を学びたいひとの履修モデル 国際関係論は、広い専門領域、課題に関わる分野です。国際社会・機構の仕組み、国際法・国際政治学、 国際経済・金融、紛争・平和・環境・貧困・格差・難民などのグローバルイシュー。また、民主主義、ナ ショナリズムなど政治思想・理論、地域統合、世界各地域の秩序・制度、政治・経済事情などの地域事情 について知りたいといった関心とも関連します。 将来、 国際機関・国際的非営利組織、外交官、公務員、国際的なビジネスの世界、国際協力の仕事やジャー ナリストになりたいと考えているひとに関連の深い領域です。 ※ 国際関係コース希望の学生は、導入科目はできるだけ国際関係コースの卒論演習を担当する教員の授 業を優先して履修することが望ましい。 ■導入科目 国際関係論入門 A:国際関係論基礎,国際関係論入門 A:国際秩序論 国際関係論入門 A:Introduction to International Organization,法学入門:法学,経済学入門, 政治学入門:政治分析入門、政治学基礎(以上、国際関係コース) 地域社会研究入門ⅠA・B:地域研究の最先端(地域社会研究コース) 現代世界論入門:Japan in the World(現代世界論コース) ・・・等から履修 ■概論科目 国際関係概論 $,国際法概論ⅠA・B:国際法,国際経済論概論 A・B:国際貿易論, 国際協力概論 A:Survey of Contemporary World and International Organization(以上、国際関係コース) 地域社会研究概論ⅡA(地域社会研究コース),現代世界論概論ⅠA(現代世界論コース) ■選択科目 国際関係論 A・B:ヨーロッパ国際関係史・EU 論,平和・紛争論 A・B:紛争解決論, 経済学 A:国際経済論,国際経済学 A・B,比較政治論 A:西欧現代政治論,国際教育論,国際協力論, 国際地域論,国際金融論(以上、国際関係コース) ヨーロッパ地域研究 A1,ユーラシア地域研究 A2,東アジア地域研究 B, 中東地域研究 B3(以上、地域社会研究コース),社会思想論 A・B(現代世界論コース) ・・・等から履修 ■世界教養科目 ※世界教養についてはテーマ解説のような授業よりも、理論・歴史・思想を学ぶための学術的な基礎力養 成の授業を優先して学習することが望ましい。・ 年生は語学授業の負担が大きいので、国際関係コー ス希望の学生は、世界教養・導入科目はできるだけ国際関係コースの卒論演習担当教員の授業を優先して 履修することが望ましい。 Topics in the Middle East in International Politics国際社会をひもとく 日本文化について考える世界から日本を見る 現代社会における科学技術を考える,文化人類学を学ぶ知と文化に挑む 等 11 国際協力を学びたいひとの履修モデル 国際協力について学んでいくためには、政治学、経済学、社会学、法律学、人類学、地域事情など幅広い学問 のそれぞれが有益です。ここでは基本的な素養を身につけながら、特に国際協力分野に関わりのある科目を選 びました。 ■導入科目 国際関係論入門 A:国際秩序論(国際関係コース) 経済学入門 A:経済学入門 A(国際関係コース) 法学入門 A:法学(国際関係コース) 地域社会研究入門 IA・IB:地域研究の最先端 I&II(地域社会研究コース) 現代世界論入門ⅡA:ジェンダー論入門(現代世界論コース) ・・・等から履修 ■概論科目 国際協力概論 $:Survey of Contemporary World and International Organizations(国際関係コース) 国際協力概論 %:国際協力と国際法(国際関係コース) 国際法概論 $・%:国際法 $,・,,(国際関係コース) 国際関係概論 A:国際関係概論 A(国際関係コース) ・・・等から履修 ■選択科目 平和・紛争論 A:紛争解決論(国際関係コース) 平和・紛争論 A・B(国際関係コース) 国際機構論 A・B(国際関係コース) 経済協力論 A・B(国際関係コース) 国際教育論 A・B(国際関係コース) アフリカ地域研究 A:アフリカ農業を考える(地域社会研究コース) アフリカ地域研究 A:マダガスカルの文化と社会入門(地域社会研究コース) 経済学 A:開発経済学と地域研究(国際関係コース) 経済学 A:開発計画論(国際関係コース) ・・・等から履修 ■世界教養科目 〔地域の視点から〕〔国際社会をひもとく〕に区分されている授業科目 ・地域基礎 専攻地域の地域基礎に加えて関連の深い他の地域の授業も履修することで、地域への理解を深めること ができます。 12 国際金融論・開発経済論・経済発展論を学びたい ひとのため の履修モデル 開発経済論、国際金融論を学びたいと考えているひとは、国際関係コースに関連する授業が多く開 講されています。まずは経済学の基礎を学んだうえで、開発経済、国際金融等の授業を履修してくだ さい。地域社会研究コースにも関係する授業が開講しているので、あわせて履修してください。 ■導入科目 経済学入門 A:経済学入門 A(国際関係コース) 経済学入門 B:経済学入門 B 経営学入門 A:経営学入門 A(国際関係コース) 経営学入門 B:経営学入門 B 地域社会研究入門 IA・IB:地域研究の最先端 I&II(地域社会研究コース) ■概論科目 国際経済概論 A:国際貿易論Ⅱ(国際関係コース) 国際経済概論 B:国際貿易論Ⅰ(国際関係コース) 国際経済概論 A:国際金融論(国際関係コース) 経営学概論 A・B:経営学概論(国際関係コース) 地域社会研究概論ⅡA:地域社会と経済生活(地域研究コース) ・・・等から履修 ■選択科目 経済学 A:経済発展論Ⅰ(国際関係コース) 経済学 B:経済発展論Ⅱ(国際関係コース) 経済学 A:ミクロ経済学 Ⅰ(国際関係コース) 経済学 B:ミクロ経済学Ⅱ(国際関係コース) 経済学 A2:マクロ経済学Ⅰ(国際関係コース) 経済学 B:マクロ経済学Ⅱ(国際関係コース) 国際経済学 A:国際経済論Ⅰ(国際関係コース) 国際経済学 B:国際経済論Ⅱ(国際関係コース) 経済学 A:開発経済学と地域研究(国際関係コース) 経済学 A:開発計画論(国際関係コース) 経済学 B:計量経済学入門(国際関係コース) 東南アジア地域研究 A:現代東南アジア経済論(地域研究コース) ・・・等から履修 13 金融機関で働きたいひとの履修モデル 日本の大手金融機関も近年,海外の金融機関に資本参加したり買収したりすることで,急速に国際展開 を進めています.そのため,自分の選択した地域について,とりわけ経済や経営,法律の観点から勉強を 進めておくと,就職やその後のチャンスが広がると考えられます.ここでは,経済と経営,法律のディシ プリンを身につけるための授業を紹介します. ■導入科目 法学入門 A:法学 法学入門 B:民法総論 経済学入門 A:経済学入門 A 経済学入門 B:経済学入門 B 経営学入門 A:経営学入門 A 経営学入門 B:経営学入門 B ・・・などなど.金融機関で働く上では,法律と経済,経営のいずれについても基礎を理解していると望 ましいでしょう.しかし大手金融機関の活動は国際化していますから,これらの授業だけでなく,地域研 究コースや現代世界論コースの授業を履修し,自分の選択した地域に関する理解を深くしていけば,より 活躍の可能性が広がるはずです. ■概論科目 社会調査法:社会調査法(量的分析手法) 国際経済概論 A:国際金融論 経営学概論 A:経営学概論 A 経営学概論 B:経営学概論 B 国際経済概論 A:国際貿易論Ⅱ 国際経済概論 B:国際貿易論Ⅰ ■選択科目 国際法 B:国際法 B 経済学 A:国際経済学(ヨーロッパ経済統合論) 法学 A:ビジネス法 経済学 A:ミクロ経済学 Ⅰ 法学 A:会社法 経済学 A2:マクロ経済学Ⅰ 法学 A:債権法 A 経済学 B:ミクロ経済学Ⅱ 法学 B:親族法・相続法 経済学 B:マクロ経済学Ⅱ 法学 B:債権法 B 経済学 B:計量経済学入門 法学 B:会社法・商法 経営学 A:経営マーケティング論 A 東南アジア地域研究 A:現代東南アジア経済論 経営学 A:金融ファイナンス論 A (地域研究コース) ユーラシア地域研究 A:ロシア・東欧経済システム論 経営学 B:経営マーケティング論 B (地域研究コース) 経営学 B:金融ファイナンス論 B ※数多くの科目が開講されているため,法学か経済学,経営学のうち,いずれか 1 つないしは 2 つのディ シプリンを中心的に履修すると,各ディシプリンがしっかりと身につくでしょう. ■世界教養科目 人間と環境 B:Topics in Introductory Statistics for Social Sciences キャリアデザイン論 1B:企業を見る目を養う 14 国際的なビジネスの世界で活躍したい ひとの履修モデル 国際社会学部を卒業する皆さんは,業種にかかわりなく国際的なビジネスの現場において,各地域の歴 史や文化,現地の人々の生活などについて幅広い知識を期待されていることが多いようです.本頁では, それに加えて,ビジネスの世界に関する専門的な内容を扱う授業を履修して,地域をビジネスの視点から 見るために,お薦めの授業を紹介します. ■導入科目 経済学入門 A:経済学入門 A 経済学入門 B:経済学入門 B 経営学入門 A:経営学入門 A 経営学入門 B:経営学入門 B 地域社会研究入門 IA:地域研究の最先端 I 現代社会と現代史(地域社会研究コース) 地域社会研究入門 IB:地域研究の最先端 II 歴史からみる現代社会(地域社会研究コース) ・・・などなど.企業や経済を中心的な考察の対象として扱うのは,経済学や経営学の授業ですが,それ 以外にも幅広く,それも国際関係コースだけでなく,地域研究コースや現代世界論コースの授業を履修し, 自分の選択した地域について基礎を学習してください. ■概論科目 経営学概論 A:経営学概論 A 社会調査法:社会調査法(量的分析手法) 経営学概論 B:経営学概論 B 現代世界論概論ⅠA:現代世界論概論ⅠA(現代世界論コース) 地域社会研究概論ⅡA:地域社会と経済生活(地域研究コース) ■選択科目 経済学 A:国際経済学(ヨーロッパ経済統合論) 南アジア地域研究 A2:ベンガル地域研究入門(1) 経済学 A:ミクロ経済学 Ⅰ (地域研究コース) 経済学 A2:マクロ経済学Ⅰ ユーラシア地域研究 B:露西亜経済の歴史的考察 経済学 B:ミクロ経済学Ⅱ (地域研究コース) 経済学 B:マクロ経済学Ⅱ 経営学 A:経営マーケティング論 A 経済学 B:計量経済学入門 経営学 A:金融ファイナンス論 A 経営学 B:経営マーケティング論 B 経営学 B:金融ファイナンス論 B ■世界教養科目 人間と環境 B:Topics in Introductory Statistics for Social Sciences キャリアデザイン論 1A:現代日本の企業経営を学ぶ/地球社会に生きる-社会人からのメッセージ キャリアデザイン論 1B:Topics in Global Business and Leadership-Innovation キャリアデザイン論 1B:企業を見る目を養う キャリアデザイン論 1B・2B:グローバルビジネスを学ぶⅠ・Ⅱ ■地域基礎 地域基礎 2A(南アジア 2):インド社会経済史入門 15 企業経営について学びたいひとの履修モデル 企業や経営に関する授業は,国際関係コースで開講されています.科目名に経営学という言葉が含まれ ている授業の他,企業や経営に関する数量的なデータを分析するため方法を学ぶ授業や,社会人の方から 経営や働くことについて話を聞く授業を履修すると,経営についてより深く,多面的な考察が出来るよう になるでしょう. ■導入科目 経済学入門 B:経済学入門 B(国際関係コース) 経営学入門 A:経営学入門 A(国際関係コース) 経営学入門 B:経営学入門 B(国際関係コース) 地域社会研究入門 IA:地域研究入門(地域社会研究コース) ・・・などなど.企業や経営を中心的な考察の対象として扱うのは,経済学や経営学の授業ですが,それ 以外にも幅広く,それも国際関係コースだけでなく,地域研究コースや現代世界論コースの授業を履修し, 自分の選択した地域を見る眼を養ってください. ■概論科目 経営学概論 A:経営学概論 A 社会調査法:社会調査法(量的分析手法) 経営学概論 B:経営学概論 B 現代世界論概論ⅢB:現代世界論のフレームワーク(現代世界論コース) ・・・など. ■選択科目 経済学 A:国際経済学(ヨーロッパ経済統合論) 経済学 A:ミクロ経済学 Ⅰ 経済学 B:ミクロ経済学Ⅱ 経済学 B:計量経済学入門(国際関係コース) 経営学 A:経営マーケティング論 A(国際関係コース) 経営学 A:金融ファイナンス論 A(国際関係コース) 経営学 B:経営マーケティング論 B(国際関係コース) 経営学 B:金融ファイナンス論 B(国際関係コース) 東アジア地域研究 A:中国の経済改革と産業(地域研究コース) 東アジア地域研究 B1:供給側から見た中国経済(地域研究コース) ・・・などなど. ■世界教養科目 人間と環境 B:Topics in Introductory Statistics for Social Sciences キャリアデザイン論 1A:現代日本の企業経営を学ぶ/地球社会に生きる-社会人からのメッセージ キャリアデザイン論 1B:Topics in Global Business and Leadership-Innovation キャリアデザイン論 1B:企業を見る目を養う キャリアデザイン論 1B ・2B:グローバルビジネスを学ぶⅠ・Ⅱ 16 国際的な視野から政治を学びたいひとの履修モデル 政治に関する科目は、基礎的な科目と、それらの履修を踏まえた応用的な科目が配置されています。そ れぞれにおいて、政治学の学習の核となる基幹的な科目と、関連する科目があります。以下は 2016 年度 の科目です。あくまでも目安と考えてください(担当者の敬称略、<>は科目名)。 基礎的な科目 ・必ず履修すべき科目(基幹的な科目) <政治学入門> 国際関係コース導入科目、1年生春期~ *同科目のなかで、松永泰行、若松邦弘の開講授業。いずれかないし両方。 <国際政治概論>ないし<国際関係概論> 国際関係コース概論科目、2年生春期~ *同科目のなかで、井尻秀憲、渡邊啓貴、篠田英朗、中山裕美の開講授業。4単位以上の履修を推奨 ・履修した方がよい科目(関連する科目) 憲法は政治を考える際の枠組みとなります。 <憲法を読み解く> 憲法 斎藤一久(非常勤) 世界教養プログラム、1年生春期~ 公務員試験科目にそって政治学、行政法の授業も開講されています。基礎事項の確認に使えます。 <政治学> 政治学 豊福実紀(非常勤) <法学> 行政法 山本英嗣(非常勤) 公務員試験向け科目(授業案内では国際関係コース選択科目欄に記載)、2年生秋期~ 応用的な科目 ・履修を強く推奨する科目(基幹的な科目) <比較政治論> 国際関係コース選択科目、2年生秋期~ *同科目のなかで、松永泰行、若松邦弘の開講授業。いずれかないし両方。 ・各論(関連する科目) 各国ごとの政治の検証は、地域研究コースの選択科目に多くの授業があります。 以下は 2016 年度の例です。以降の年度では別の内容や科目に変更となる可能性もあります。(* は国際関係コース選択科目、他は地域研究コース選択科目) <比較政治論>* <アメリカ地域研究> <アメリカ地域研究> <東アジア地域研究> <東南アジア地域研究> <中東地域研究> <中東地域研究> <中東地域研究> <中東地域研究> <ユーラシア地域研究> <国際地域論>* 現代フランス政治論 渡邊啓貴 ラテンアメリカ政治 宮地隆廣 コスタリカ政治 宮地隆廣 現代台湾政治 小笠原欣幸 東南アジア島嶼部政治経済論 鳥居高(非常勤) 近現代東アラブの政治思想・政治運動 青山弘之 湾岸アラブ諸国の政治経済概説 堀拔功二(非常勤) 現代イランの政治文化 斎藤正道(非常勤) 再考:パレスチナ/イスラエル紛争 錦田愛子 伝統文化と民主化 木村理子(非常勤) 現代アフリカの政治経済 武内進一(非常勤) ・そのほか(関連する科目) 政治をその背景の規範や思想の歴史から考えたい人には、政治哲学、政治思想史という分野があります。 現代社会論コースの選択科目に関係科目があります。 <政治理論>のなかで大川正彦の開講授業/<哲学・社会思想>のなかで岩崎稔の開講授業 17 公務員になりたいひと 法律科目の履修モデル ※法を学びたいと考えているひとも、この法律科目の公務員を目指す履修モデル、およ び「国家公務員総合職」で挙げられている授業を参考にしてください。 国家公務員は総合職と一般職で、地方公務員は地方自治体により、試験科目は異なります。さらに、各 試験について、試験区分や、出題科目のウェイトに差があります。しかし、いずれにしても、法律、政治、 経済の主要科目が試験科目となっており、これらを学ぶことが、試験合格につながります。 ■導入科目 法学入門 A : 法学(国際関係コース) 法学入門 B : 民法総論(民法総則編)(国際関係コース)・・・等から履修 ■概論科目 国際法概論(国際関係コース) ・・・等から履修 ■選択科目 法学 A・B : 債権法(民法債権編)(国際関係コース 偶数年開講) 法学 A・B : 物権法(民法物権編)(国際関係コース 奇数年開講) 法学 A・B : 刑法(国際関係コース) 法学 A・B : 行政法(国際関係コース) 法学 A・B : 商法(国際関係コース) 法学 A : 労働法(国際関係コース 奇数年開講) 法学 B : 家族法(民法親族・相続編)(国際関係コース 偶数年開講) 政治学 B : 政治学(概説)(国際関係コース) 政治学 B : 公共政策(国際関係コース) 国際関係史 B : 国際関係論(国際関係コース) 法学 A : 憲法 実戦編(国際関係コース 夏学期集中講義) 法学 B : 行政法 実戦編(国際関係コース 冬学期集中講義) 法学 A :ビジネス法(国際関係コース 夏学期集中講義) ・・・等から履修 【世界教養プログラム】 ・世界教養科目 「憲法を読み解く A・B」 ・・・等から履修 注:国家公務員総合職の試験区分は、「法律区分」「経済区分」「政治・国際区分」「教養区分」 等があります。公務員試験について詳しくは、グローバル・キャリア・センターで配布される「外 交官・国家公務員総合職プログラム」の案内なども参照してください。 18 社会科・世界史・日本史の教員になりたいひとの履修モデル 中学校「社会科」、高校「地歴科」の教員になるためには、歴史学、地理学、社会学、政治学、経済学、 法律学、哲学、人類学、教育学など幅広い学問の素養が求められます。教員免許状取得に必要な授業に加 えてそれらの分野をバランスよく学ぶことで、深い専門性をもった視野の広い教員を目指してください (教員免許状取得の詳細は『教職ガイド』参照)。 ■導入科目 地域社会研究入門:歴史的地域研究入門(地域社会研究コース) 地域社会研究入門:現代史と映像・地域研究の探究の意義と実際(地域社会研究コース) 現代世界論入門:Japan in the World(現代世界論コース) 現代世界論入門:ジェンダー論入門(現代世界論コース) 法学入門 A(国際関係コース)☆ ・・・等から履修 ■概論科目 地域社会研究概論Ⅱ:画像資料論(地域社会研究コース) 地域社会研究概論ⅡB:世界史を考える(地域社会研究コース)☆ 現代世界論概論ⅡA:社会学(現代世界論コース) 国際法概論(国際関係コース)☆ ・・・等から履修 ■選択科目 日本地域研究 A1:日本の歴史-地域社会と人々のくらし(地域社会研究コース) ヨーロッパ地域研究 A1:ヒトラーの「東方生存圏」構想とホロコースト(地域社会研究コース) ユーラシア地域研究 A2:中央アジア史概説(地域社会研究コース) 東アジア地域研究 B:中国の歴史-香港を通してみる近現代の歴史と社会(地域社会研究コース) 中東地域研究 B2:近現代東アラブ地域政治(地域社会研究コース) 人文地理学 A,自然地理学 B,地誌学 A・・・(地域社会研究コース)☆ 現代世界史論 A,政治学理論,社会学,哲学・社会思想, 社会人類学,教育社会学(現代世界論コース)☆ 経済学,国際教育論(国際関係コース)☆ ・・・等から履修 (☆・・・教職の指定科目) ■世界教養科目 文化のおもしろさ:哲学☆、文化のおもしろさ:文化人類学、大学生のための世界史、 人間と環境 $:教育学基礎 ☆ 〔地域の視点から〕〔国際社会をひもとく〕に区分されている授業科目 ■地域基礎 専攻地域の地域基礎に加えて関連の深い他の地域の授業も履修することで、地域への理解を深めること ができます。 19 国際社会学部卒業生( 年度卒業 国家公務員総合職合格)からの 履修アドバイス ~国家公務員総合職試験対応の授業の履修の仕方~ 本学生の皆さんの中には、国際社会で広く活躍したい!外交官になって日本の将来を切り拓いていきた い!という高い志を持った人がいるのではないでしょうか。そのためにはまず、国家公務員総合職試験ま たは外務専門職試験を受験、合格し、官庁訪問といった採用面接を経て、内定に至る必要があります。 本学においては、日本の行政官、或いは外交官を目指す学生に対し、国家公務員総合職試験対応の授業 を開講しています。受験を考えている学生は、以下に示す履修手引きを参考に、各自、履修していってく ださい。 国家公務員総合職試験【法律区分】 国家総合職試験は第 1 次試験(択一試験)と第 2 次試験(記述試験及び人事院面接)に分かれています。 第 1 次試験では、基礎能力試験と専門試験に分かれており、このうち専門職試験(法律区分)においては、 計 40 題、出題されます。内訳を見ると、必修の憲法(7 題)、民法(12 題)、行政法(12 題)が 31 問出 題され、残りの 9 問は、商法、刑法、労働法、国際法、経済学・財政学の中から自分で選択し回答するこ とになります。 1 次試験で合格した受験生は、2 次試験を受験することになります。2 次試験の記述試験では、憲法、民 法、行政法、国際法、公共政策の中から 3 科目選択し、回答することになります。 履修の狙い 主要 科目の勉強 国家公務員総合職試験の内容を見て分かる通り、法律区分を受験するうえでは、憲法、民法、行政法が 出題の中で大きなウェートを占めます。 1 次試験においては、憲法、民法、行政法は必修選択科目であり、40 問中 31 題を 3 科目で占めること になります。また 2 次試験においても、ほとんどの学生は、憲法、民法、行政法を選択することになると 思います。したがってこの主要 3 科目と呼ばれる憲法、民法、行政法を、試験までにどれだけ理解し学習 することができたかが、合否の分かれ目になるといっても過言ではありません。 以上のことから、履修するにあたっては、憲法、民法、行政法の科目を優先的に履修するよう計画し、 確実に学習の理解を深めるようにしましょう。 選択科目の勉強 次に選択科目の履修方法ですが、1 次試験の択一試験では、商法、刑法、労働法、国際法、経済学・財 政学の中から選択することになります。このうち、お勧めの科目は、国際法、刑法、経済学・財政学の 3 科目です。 まず国際法についてですが、選択科目の中からこの科目のみ、2 次試験の論文記述において選択するこ とができる科目であるため、試験対策上も効率が良いといえます。加えて、国際法を 2 次試験の科目とし て選択できるということは、受験対策上大きな意味を持ちます。 2 次試験においては、憲法、民法、行政法、国際法、公共政策の中から 3 科目を選択し回答することに 20 なるわけですが、通常、主要 3 科目である憲法、民法、行政法を 1 次対策としてメインに学習しているた め、2 次試験においてもこの 3 科目を選択する学生が多いです。 ところが、試験本番では、必ずしも自分の得意とする分野、対策してきた分野から出題されるわけでは なく、逆に自分が苦手とする分野から出題されることも十分にありえます。この場合、憲法、民法、行政 法のみ 2 次対策として準備をしていた学生は、たとえ苦手な分野といえどもこの 3 科目を選択する他あり ません。しかし国際法も勉強していた学生は、苦手な分野が出題された科目を切ることができ、国際法の 科目を選択することができるわけです。つまり、2 次試験において 4 科目の選択肢を持って試験に臨むこ とができ、その中から自分にとって回答しやすい 3 科目を選べることになります。 残りの 2 科目である刑法、経済学・財政学については、残りの選択科目の中では比較的勉強しやすい科 目であるため、お勧めしていますが、こればかりは個人差もあるため各自にとって勉強しやすい科目を選 択しても構いません。重要なことは自分にとって勉強しやすい科目を探し出し、より多く点数を獲得でき るようにするべきです。 以上、総合職試験を大局的に分析し、どのように履修・勉強していくべきか述べてきましたが、いずれ にしても最も重要なことは、憲法、民法、行政法の 3 科目をしっかりと勉強していくことです。選択科目 を勉強する余裕がない人、主要 3 科目の勉強で手一杯の人、主要 3 科目すら危うい人もいると思います。 その場合、以下に示している履修例のように、選択科目も履修・勉強するのではなく(独自でフォローし ていく必要は生じますが)、まずは主要 3 科目に絞って履修・勉強し確実に得点を得られるようにしてい きましょう。ではどの時期にどの科目を履修していくのか、見ていきましょう。 履修モデルの提案 〈1~2年次〉 春学期 授業科目名 授業題目 担当教員名 法学入門 B 民法総論 鈴木美弥子 秋学期 秋学期は、主要 3 科目である憲法、民法、行政法の基礎・知識の習得を徹底的に図ります。 授業科目名 授業題目 担当教員名 憲法を読み解く A 憲法 A 斎藤一久 法学 A 行政法(行政法総論) 山本英嗣 法学 A 物権法 A 法学 A 債権法 A 鈴木美弥子 21 〈3年次〉 春学期 春学期においては、主要 3 科目の基礎・知識の習得を完了すると同時に、選択科目の基礎・知識の習得も目 指します。 授業科目名 授業題目 担当教員名 憲法を読み解く B 憲法 B 斎藤一久 法学 B 物権法 B 法学 B 債権法 B 鈴木美弥子 法学 B 行政法 2(行政救済法) 山本英嗣 法学 A 刑法入門 井田良 国際法 A 国際法ⅡA 松隈潤 夏学期 夏学期においては、1 次試験及び 2 次試験対策として、主要 3 科目の演習を実施します。 授業科目名 授業題目 担当教員名 法学 A 憲法演習講義 斎藤一久 法学 B1 行政法(実践編) 山本英嗣 秋学期 秋学期では、2 年生の秋に主要 3 科目においてはすでに履修しているので、3 年次では選択科目の履修に専念 します。 授業科目名 授業題目 担当教員名 法学 B 刑法入門 井田良 経済学 B 財政学入門 山重慎二 経済学 経済事情 JETRO 国際法 B 国際法ⅡB 松隈潤 冬学期 冬学期は、2 次対策として応用の講義を履修することになります(但し憲法については夏に履修することにな ります)。 授業科目名 授業題目 担当教員名 国際法 B 国際法 事例研究 佐俣紀仁 22 国際社会学部の教員が選ぶ! 一年生への推薦図書! 国際社会学部の教員が選んだ、専門分野を学び始める一年生向けに選んだ推薦図書です。授業で紹 介される推薦図書とあわせて、関心をもったものから手にとってみてください。本を推薦した教員の 所属するコースごとにまとめてあります。 地域別の推薦図書は、図書館のホームページ上にある「学生のための基本文献ガイド:TUFS-ビブ リオ」でも紹介されています。 ↓〈東京外国語大学附属図書館ホームページ〉 ! ! ! ! ■地域社会研究コース! 〈世界史・トランスリージョナル〉 歴史学研究会(編)『史料から考える 世界史 20 講』(岩波書店、2014 年) 羽田正『新しい世界史へ―地球市民のための構想』(岩波新書、2011 年) 木畑洋一『二〇世紀の歴史』(岩波新書、2014 年) 塩川伸明『民族とネイション―ナショナリズムという難問』(岩波新書、2008 年) パトリク・オウジェドニーク(阿部賢一・篠原琢訳) 『エウロペアナ―二〇世紀史概説』 (白水社、2014 年) 〈ヨーロッパ〉 クシシトフ・ポミアン(松村剛訳) 『増補・ヨーロッパとは何か―分裂と統合の 1500 年』 (平凡社ライ ブラリー、2002 年) 南塚信吾/秋田茂/高澤紀恵(編)『新しく学ぶ西洋の歴史 アジアから考える』(ミネルヴァ書房、 2016 年) 浅野和生『ヨーロッパの中世美術―大聖堂から写本まで』(中公新書、2009 年) 23 近藤和彦編『ヨーロッパ史講義』(山川出版社、2015 年) 近藤和彦『イギリス史 10 講』(岩波新書、2013 年) 指昭博編『はじめて学ぶイギリスの歴史と文化』(ミネルヴァ書房、2012 年) 柴田三千雄『フランス史 10 講』(岩波新書、2006 年) 北村暁夫・伊藤武(編)『近代イタリアの歴史 16 世紀から現代まで』(ミネルヴァ書房、2012 年) 北村暁夫・小谷眞男(編)『イタリア国民国家の形成 自由主義期の国家と社会』(日本経済評論社、 2010 年) 立石博高(編)『概説 近代スペイン文化史:18 世紀から現代まで』(ミネルヴァ書房 2015 年) ピエール・ヴィラール(藤田一成訳)『スペイン史』(白水社、文庫クセジュ、1992 年) 金七紀男『ポルトガル史〈増補新版〉』(彩流社、2010 年) 白木太一『一七九一年五月三日憲法(ポーランド史史料叢書1)』(東洋書店、2013 年) 松戸清裕『ソ連史』(ちくま新書、2011 年) 〈アジア〉 白石隆『海の帝国―アジアをどう考えるか』(中央公論新社、2000 年) 網野善彦『日本社会の歴史〈上〉〈中〉〈下〉』(岩波新書、1997 年) 並木頼壽・杉山文彦(編著)『中国の歴史を知るための 60 章』(明石書店、2011 年) 吉澤誠一郎『清朝と近代世界―19 世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉』(岩波新書、2010 年) 今井昭夫(編代) ・東京外国語大学東南アジア課程(編) 『東南アジアを知るための 50 章』 (明石書店、 2014 年) 桃木至朗『歴史世界としての東南アジア(世界史リブレット)』(山川出版社、1996 年) 生田滋・石澤良昭『世界の歴史 13 - 東南アジアの伝統と発展』(中公文庫、2009 年) 新井政美(編)『イスラムと近代化―共和国トルコの苦闘』(講談社選書メチエ、2013 年) 林佳世子『オスマン帝国の時代(世界史リブレット)』(山川出版社、1997 年) 宇山智彦(編著)『中央アジアを知るための 60 章 第2版』(明石書店、2010 年) 宇山智彦・藤本透子(編著)『カザフスタンを知るための 60 章』(明石書店、2015 年) ティムール・ダダバエフ『社会主義後のウズベキスタン:変わる国と揺れる人々の心』(アジア経済 研究所、2008 年) 〈日 本〉 宮本常一『忘れられた日本人』(岩波文庫、1984 年) 小熊英二『単一民族神話の起源』(新曜社、1995 年) テッサ・モーリス=スズキ『日本を再発明する』(以文社、2014 年) 岩波書店編集部編『日本の近現代史をどう見るか』(岩波新書、2010 年) 〈アメリカ〉 油井大三郎『好戦の共和国アメリカ―戦争の記憶をたどる』(岩波新書、2008 年) 紀平英作・亀井俊介『世界の歴史 23 アメリカ合衆国の膨張』(中公文庫、2008 年) 24 高橋均・網野徹哉『世界の歴史 18 ラテンアメリカ文明の興亡』(中公文庫、2009 年) 国本伊代・中川文雄『ラテンアメリカ研究への招待〈改訂新版〉』(新評論、2005 年) 〈オセアニア〉 藤川隆男(編)『オーストラリアの歴史―多文化社会の歴史の可能性を探る』(有斐閣アルマ、2004 年) 山本真鳥(編)『世界各国史 オセアニア史』(山川出版社、2007 年) 青柳まちこ(編)『もっと知りたいニュージーランド』(弘文堂、1997 年) 〈アフリカ〉 グギ・ワ・ジオンゴ(宮本正興・楠瀬佳子訳)『精神の脱植民地化』(第三書館、1985 年) 平野克己『経済大陸アフリカ』(中公新書、2013 年) 川端正久・落合雄彦(編)『アフリカ国家を再考する』(晃洋書房、2006 年) 宮本正興・松田素二(編)『新書アフリカ史』(講談社現代新書、1997 年) 白戸圭一『日本人のためのアフリカ入門』(ちくま新書、2011 年) 〈その他の分野〉 坂井豊貴『多数決を疑う:社会的選択理論とは何か』(岩波新書、2015 年) 青木昌彦『比較制度分析序説:経済システムの進化と多元性』(講談社学術文庫、2008 年) ■現代世界論コース! 〈グローバル・スタディーズ〉 アルジュン・アパドゥライ(藤倉達郎訳) 『グローバリゼーションと暴力―マイノリティーの恐怖』 (岩 波書店、2010 年) ジョン・ケネス・ガルブレイス『不確実性の時代』(講談社学術文庫、2009 年) 伊豫谷登士翁『グローバリゼーションとは何か』(平凡社新書、2002 年) 田中浩『在日外国人―法の壁、心の壁 第三版』(岩波書店、2013 年) 安田浩一『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書、2010 年) 〈社会学、ジェンダー論、教育社会学〉 ピーター・L・バーガー『社会学への招待』(普及版)(思索社 2007 年) 土井隆義『友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル』(ちくま新書、2008 年) アンソニー・ギデンズ(松尾精文他訳)『社会学 第五版』(而立書房 2009) 伊藤公雄ほか『女性学・男性学--ジェンダー論入門 改訂版』(有斐閣アルマ、2011 年 ) 見田宗介『社会学入門―人間と社会の未来』(岩波新書、2006 年) 斎藤美奈子『モダンガール論』(文春文庫、2003 年) 25 角田由起子『性と法律―変わったこと、変えたいこと』(岩波新書、2013 年) 堤未果『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書、2008 年) 〈政治哲学〉 間宮陽介『市場社会の思想史』(中公新書、1999 年) 橋場弦『民主主義の源流―古代アテネの実験』(講談社学術文庫、2016 年) マイケル・ウォルツァー(大川正彦・川本隆史訳)『解釈としての社会批判』(ちくま学芸文庫、2014 年) ■国際関係コース! 〈国際政治学、国際関係論〉 平島健司・飯田芳弘『ヨーロッパ政治史 改訂新版』(放送大学教育振興会、2010 年) 石川真澄・山口二郎『戦後政治史 第三版』(岩波書店、2010 年) 篠田英朗『国際紛争を読み解く五つの視座 現代世界の「戦争の構造」』 (講談社選書メチエ、2015 年) 篠田英朗『平和構築入門―その思想と方法を問いなおす』(ちくま新書、2013 年) 篠田英朗『国際社会の秩序』(東京大学出版会、2007 年) 篠原一『市民の政治学―討議デモクラシーとは何か』(岩波書店、2004 年) 〈経済学、経営学、開発経済〉 パンカジ・ゲマワット(望月衛訳)『コークの味は国ごとに違うべきか』(文芸春秋社、2009 年) ビジャイ・ゴビンダラジャン/クリス・トリンブル(渡部典子訳)『リバースイノベーション』(ダ イヤモンド社、2012 年) 三枝匡『戦略プロフェッショナル』(日本経済新聞社、2002 年) 佐野誠『99%のための経済学―誰もが共生できる社会へ』(新評論、2012 年) アマルティア・セン(大石りら訳)『貧困の克服―アジア発展の鍵は何か』(集英社新書、2002 年) 志賀櫻『タックス・イーター―消えていく税金』(岩波新書、2014 年) 〈法学、国際法〉 小田滋(著)、酒井啓亘・田中清久(補訂)『国際司法裁判所 増補版』(日本評論社、2011 年) 最上敏樹『国際機構論 第二版』(東京大学出版会、2006 年) 柳原正治『グロティウス―人と思想 新装版』(清水書院、2014 年) 26 国際社会学部! 教員一覧! 国際社会学で専修プログラムの授業を担当している専任教員の一覧です(この一覧には専門演習、卒論 演習を担当していない教員も含まれています)。 ■地域社会研究コース! 教員名 専門分野 研究室 e-mail 青木 雅浩 モンゴル地域研究 826 HP で確認してください 青山 弘之 現代東アラブ地域の政治・思想・歴史 837 [email protected] 新井 政美 オスマン近代史、トルコ現代史 834 [email protected] 伊東 剛史 イギリス近代史,人と動物の関係史,感情史, 626 [email protected] 537 [email protected] 506A [email protected] 痛みの文化史 今井 昭夫 ベトナムのナショナリズム運動史・思想史、民衆 宗教史、ベトナム戦争のオーラルヒストリー 大石 高典 アフリカ地域研究 小笠原 欣幸 現代台湾政治、台湾の選挙、中台関係 858 [email protected] 小川 英文 考古学と近代国民国家、フィリピンの狩猟採集社 637 [email protected] 760 [email protected] 659 [email protected] 会と農耕社会との相互関係の歴史過程 小田原 琳 イタリア近現代史、イタリア地域社会研究、 ナショナリズム、ジェンダー 金井 光太朗 アメリカ政治史、国民国家,公共性, ソーシャル・キャピタル 菊池 陽子 東南アジア近現代史、ラオス近現代史 639 [email protected] 久米 順子 スペイン中世美術史、西洋美術史、 726 [email protected] 853 [email protected] キリスト教文化 倉田 明子 中国近代史(太平天国史、キリスト教史) 、 中国地域史(香港・広東省、上海近辺) 小松 久男 中央アジア近現代史・地域研究 857 [email protected] 佐々木 孝弘 アメリカ合衆国南部社会史 660 [email protected] 澤田 ゆかり 中国の産業変動、労働関係、社会保障、 852 [email protected] ジェンダー問題、地域開発 篠原 琢 チェコを中心とする中央ヨーロッパの近現代史 718 [email protected] 島田 志津夫 中央アジア地域研究(特に現在のウズベキスタン 854 [email protected] とタジキスタンの領域) 27 島田 周平 人文地理学、政治生態学(ポリティカル・エコロ 721 [email protected] ジー) 、アフリカの農業経済学 鈴木 茂 ブラジル・ラテンアメリカの歴史と現代の社会 618 [email protected] 鈴木 義一 現代ロシア経済論、ソ連経済史、比較経済体制論 704 [email protected] 芹生 尚子 フランス社会経済史 761 HP で確認してください 左右田 直規 マレーシア政治社会史を中心とした東南アジア島 601 [email protected] 647 [email protected] 嶼部の近現代史 相馬 保夫 ドイツ・中欧近現代史、 ドイツ・ヨーロッパ地域研究 巽 由樹子 ロシア近代史・出版文化史 703 [email protected] 谷口 晋吉 インド社会経済史、ベンガル農業史、カースト 733 [email protected] 論、植民地近代論、現代南アジアの経済開発問題 千葉 敏之 西洋史・西洋中世学、歴史学・歴史補助学 649 [email protected] 友常 勉 日本思想史、近現代部落史、宗教と芸能 ※ [email protected] 丹羽 泉 宗教学、宗教社会学(朝鮮宗教論・朝鮮文化論) 860 [email protected] 野本 京子 日本近現代史、日本地域社会研究 818 [email protected] 福嶋 千穂 近世ポーランド・リトアニア史、ウクライナ史 717 [email protected] 藤井 毅 南アジア近現代史(南アジア歴史・文化・社会 809 [email protected] 531 [email protected] 論) 、ヒンディー語 宮田 敏之 東南アジア経済研究、タイ地域研究、 タイ社会経済研究 宮地 隆廣 ラテンアメリカ地域研究、比較政治、開発研究 732 [email protected] 山内 由理子 文化人類学(オーストラリア先住民の研究) 625 [email protected] 吉田 ゆり子 日本近世史、日本の文化財・地域社会の歴史 819 [email protected] 米谷 匡史 日本思想史・社会思想史、 820 [email protected] 617 [email protected] アジア/日本の関係史・思想史 ルシオ デ ソウザ 近代ヨーロッパ-アジア関係 ※・・・アゴラ・グローバル 階 ■現代世界論コース! 教員名 専門分野 研究室 今福 龍太 混合体論、群島論、メディア研究、書物論、修辞学 501 [email protected] 岩崎 稔 哲学、政治思想 518 [email protected] 大川 正彦 政治学(政治学原論、政治哲学) 、社会倫理学 546 [email protected] 加藤 美帆 教育社会学、家族社会学、ジェンダーと教育 528 [email protected] 28 e-mail 金 富子 ジェンダー論・ジェンダー史、植民地期朝鮮教育史 552 [email protected] 栗田 博之 社会人類学、文化人類学、メラネシア研究 514 [email protected] 中山 智香子 現代経済思想を中心とするグローバルスタディーズ 504 [email protected] ポーター ジョン 日本近現代史、都市社会史、貧困史 522 [email protected] 真島 一郎 文化人類学、社会思想史、アフリカ民族誌学、 503 [email protected] 517 [email protected] グローバルスタディーズ 李 孝徳 ポストコロニアル研究、カルチュラル・スタディー ズ、レイシズム・スタディーズ、表象文化論 ■国際関係コース! 教員名 専門分野 研究室 e-mail 井尻 秀憲 国際関係の理論とアジア太平洋地域研究 547 [email protected] 伊勢崎 賢治 平和構築、紛争予防 526 [email protected] 宇野 公子 国際経済学、経済協力、開発経済 549 [email protected] 岡田 昭人 比較・国際教育学、教育協力論、 532 [email protected] 異文化コミュニケーション 蒲生 慶一 マクロ経済学、国際経済学、先進国経済論 557 [email protected] 坂井 真紀子 開発社会学、仏語圏アフリカ、東アフリカの農村開発、 720 [email protected] モラルエコノミー 篠田 英朗 平和構築、紛争解決、国際秩序 505 [email protected] 鈴木 美弥子 民法、消費者法、環境法 555 [email protected] 田島 陽一 国際経済学,開発経済学,メキシコ経済論 556 [email protected] 出町 一恵 国際金融論 830C [email protected] 中山 裕美 国際政治学 830A [email protected] 松隈 潤 国際法、国際組織法、国際人権法、国際経済法 550 [email protected] 松永 泰行 比較政治学、政治社会学(争議政治) 、国際関係論 524 [email protected] 山田 文比古 日本外交論、現代外交論、フランス政治外交論 620 [email protected] 若松 邦弘 比較政治(先進諸国) 、西欧政治 661 [email protected] 渡辺 周 経営学 渡邊 啓貴 国際関係論、EU 論、米欧関係論、比較同盟論、 830B 548 [email protected] [email protected] フランス政治、外交論、文化外交論 2016 年 4 月 1 日現在 29 ~学生生活で困ったら~ 学生生活で何か困ったことがあったら、外大の学生支援システムを 積極的に活用してください。相談内容によって様々な窓口があります。 ■学生相談室 HP: http://www.tufs.ac.jp/common/is/gakusei/soudan/soudan.html 勉学上の問題から、進路、身体や心の健康、そして日常生活の問題まで、ありとあらゆる内容の相談を受け 付けています。場所は研究講義棟1F入口左側エレベーター前。 Email: [email protected] Tel: 042-330-5560 ■保健管理センター HP: http://www.tufs.ac.jp/hoken/ 学生・職員の心身両面の健康状態の保持・増進を支援します。病気にかかったとき、ケガをしたとき、健康 に関する相談をしたいときなどに、利用することができます。また、精神面での悩みについては、カウンセラ ーが相談を行うとともに、カウンセリングを通じて悩みの解決を援助します。 Email: [email protected] Tel: 042-330-5188 ・ハラスメント相談室 HP: http://www.tufs.ac.jp/campuslife/harassment/ セクシュアル・ハラスメントやアカデミック・ハラスメントなどの様々なハラスメントについての相談を受 け付けています。 Email: [email protected] ■学生課 経済的な理由などで授業料の納入が難しい、経済的に困っている、などの場合には、学生課の窓口で相談を 受け付けています。授業料免除や奨学金など、様々な学生支援の制度についての情報を提供します。 学生係(授業料等の免除、学生生活支援等について) 学生係(厚生担当)(奨学金、保険等について) Tel: 042-330-5177 Tel: 042-330-5175 キャリア支援係(就職相談等について) Tel: 042-330-5173 Email: [email protected] Email: [email protected] Email: [email protected] ■グローバル・キャリア・センター HP: http://www.tufs.ac.jp/campuslife/careersupport/ 学内の各種ガイダンス、企業説明会などの他、アドバイザーによる個別相談制度を設け、学生の皆さんのキ ャリアプランニングを支援しています。研究講義棟 2 階です。 Email: [email protected] Tel: 042-330-5833 ■学習相談デスク HP: http://www.tufs.ac.jp/common/library/lc/ 文献の検索や収集、レポートの作成、ゼミなどでのプレゼンテーション、卒業論文の作成など、大学での学 習方法についての相談を受け付けます。場所は附属図書館 4 階。 Email: [email protected] ■留学支援共同利用センター HP: http://www.tufs.ac.jp/studyabroad/exchange_out/ryugakushien.html 留学に関する資料が閲覧できるほか、留学相談を受け付けます。場所は事務棟の1階です。 Email: [email protected] Tel: 042-330-5113 ■~ 年生は専攻地域の教員、 年生以上はゼミの指導教員が様々な相談に乗ってくれます。 30 !3127 年度! 国際社会学部! 学部運営体制! 吉田ゆり子 金井光太朗 篠原 琢 今福龍太 松隈 潤 千葉敏之 学部長 副学部長 地域社会研究コース コース長 現代世界論コース コース長 国際関係コース コース長 学部長補佐(改革・広報担当) 鈴木 茂 左右田直規 加藤美帆 学部長補佐(入試担当) 学部長補佐(学生担当) 学部長補佐(教務担当) 地域代表教員! ! 北西ヨーロッパ 中央ヨーロッパ 西南ヨーロッパ第一地域・第二地域 ロシア 伊東剛史(春学期のみ金井光太朗) 相馬保夫 篠原琢 鈴木 義一 南アジア 小松 久男 丹羽 泉 米谷匡史 佐々木孝弘 鈴木 茂 坂井 真紀子 山内 由理子 宮田敏之 藤井 毅 西アジア・北アフリカ 青山 弘之 中央アジア 東アジア 日本 北アメリカ ラテンアメリカ アフリカ オセアニア 東南アジア第一地域・第二地域 国際社会学部の歩き方 2016 年度入学生版 2016 年 3 月発行 東京外国語大学 国際社会学部 表紙デザイン:田中綾音(2015 年度 外国語学部 卒業生) 東京 学 大 語 外国 会 社 国際 の 部 学 方 歩 き度 入 学 生 版 年 6 1 0 2