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第6号
図書館だより 平成 28 年 10 月 26 日 横浜市立緑が丘中学校 学校司書 丸山 由香 読書週間(10/27(木)~11/9(水))が始まります。 緑が丘中学校では、ただいま合唱コンクールに向けて、真剣な練習が続く毎日ですが、 寒暖差の激しい日もありますので、体調管理に気を付けて、楽しく思い出に残る合唱コン クールにしてください。 秋といえば…芸術の秋・スポーツの秋・食欲の秋、そして「読書の秋」とも言いますね。 10/27㈭~11/9㈬は、読書週間になります。 どうぞ図書館でゆっくり本を読む時間を楽しんでください。 横浜市では、4月の図書館だよりでもお知らせしたように、読書活動に力を入れていて 以下のように本に親しむ日が定められています。 ◇毎月23日は、「市民読書の日」 ◇11月は、「市民の読書活動推進月間」 ◇11月第1金曜日は、「はまっこ読書の日」 (今年は、11/4(金)です) この機会に図書館で本を借りて、ゆっくり読んでみましょう。 以前からこの「図書館だより」で、お知らせ いろいろな本があります。 しているように、図書館にはいろいろな分野の本 があります。 物語を読みたい人、部活で役立つ本を探した い人、写真集や絵本をゆっくり見たい人…手に 取りたい本は様々だと思います。 お気に入りの一冊を見つけてみるのはいかが ですか? 予告 秋の読書イベントやります! 毎年、図書委員さんが中心になって秋の読書イベントとして、全校生徒で本の帯などを 作っています。今年もまた図書委員さんが全員参加のイベントを企画しています。 みなさんの協力が必要ですので、クラスで団結して完成させましょう。 後日、図書委員さんが各クラスで詳しいことを説明しますので、お楽しみに! 「ことば」のおもしろさ 合唱コンクールまでもう少しになり、みなさんのきれいな歌声が図書館まで聞こえてき て、幸せな気分になります。歌は、言葉と音楽が合わさって作られていますが、合唱の歌 や好きな歌手の歌詞にいいなあと思うことはありませんか? また、本やマンガやアニメなどの言葉に心を揺さぶられることもあるかもしれません。 今回は、そんないろいろな「ことば」について書いてみたいと思います。 私は、この時期になると、小学校の頃に聞いた短歌を思い出します。 まんじゅしゃ げ きつね り げん 「曼珠沙 華咲く野の日暮れは何かなしに 狐 が出ると思ふ大人の今も」(木下利玄) まんじゅしゃ げ ひ が ん ばな 曼珠沙華という花は知っていますか?別名、彼岸花とも言います。 この時期にはよく咲いていますが、赤がよく見かけられるこのような 花です。 この季節、夕方少し暗くなってきた頃、コン!と狐がでてきそうだなと 私も大人になったのに思います。なんだかかわいい短歌です。普段は、 あまりなじみのない短歌や俳句もたまにはいいものです。 マンガやアニメにも、名言がたくさんありますね。みなさんも心当たりがあるのでは ないでしょうか。図書館に『ぐっとくるまんがのセリフ①』 (すずき出版)という本があり の ます。残念ながらこのシリーズは 1 冊しかないのですが、いい言葉がたくさん載っていま すので、手にとってみてください。その中には私もぐっときた言葉がたくさんありました。 『…しってる?友達ってね。気づいたら、もう なってんの!』 (「君に届け」より) 友達っていいですね。お互いを大切にしていきたいものです。 『 「負けたことがある」というのが いつか大きな財産になる』 (「スラムダンク」より) スポーツをしていなくても共通するところがあるのではないかと思います。失敗したこ とがあったとしてもそれを自分でどう受け止め次につなげていくかで、後に自分にとって 大きなものとなりますね。 1 月には、校内で百人一首大会が開かれるので、みなさん百人一首を頑張って覚えると 思います。そんな時には、歌の意味も味わってみてください。 私は、小さいころは坊主めくりしかしなかったのですが、自分が中学生になった時に百 人一首大会があり、覚えなくてはならなくなりました。 その時にこの歌にドキッとしました。 『瀬をはやみ岩にせかるる滝川の す とくいん われても末にあはむとぞ思ふ』(崇徳院) よ 急流が岩で分かれ、その流れが先で一緒になるところに、恋心がなぞらえて詠んであり ました。ロマンチックな歌だなと思ったのを覚えています。 みなさんは、マンガの「ちはやふる」をご存知ですか?仲間と競技かるたに青春をかけ るお話です。図書館には、「ちはやと覚える百人一首」(あんの秀子著・講談社)という本 もあります。楽しんで百人一首を覚えてくださいね。 読書の秋を楽しみましょう