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平成26年度 駿河スマイル・プロジェクト 活動報告書

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平成26年度 駿河スマイル・プロジェクト 活動報告書
平成26年度
駿河スマイル・プロジェクト
活動報告書
1
はじめに
今日市民ニーズが多様化・高度化し、行政に対し自ら変革することが求められている中、
駿河区役所においては、これまでの窓口サービスをさらに向上させ、常に“笑顔”で用事を
済ませることができることを目的に、若手職員が「駿河スマイル・プロジェクト(以下SS
P)」を立ち上げました。
今年度は、窓口サービス向上のための4つの目標を掲げ、目標達成のための重点施策を策
定し、区長・副区長による庁内巡視や各種研修、市民アンケートの実施等、様々な事業を実
施してきました。
これらの事業内容や職員の感想を報告書としてまとめることで、職員が何を学んだのか、
どんなレベルアップをしたのかが明らかになってくるのではないかと思います。
1
2
活動の目的、体制
(1) 目的
「常に区民の皆様が、“笑顔”で用事を済ませることができる区役所に」
・窓口サービスの向上
・区民満足度の向上
・駿河区役所のイメージ向上
・業務の効率化
・職員の人材育成
(2) 成果指標
区民満足度 70%以上
結果 71.7%(駿河区)
(平成 26 年度市民意識調査「私はこう思う」職員の接遇に関する設問への回答より)
(3) 体制
・プロジェクトオーナー
駿河区長 海野 耕司
【役割】全体的見地からの活動方針の決定、活動内容への理解、評価と支援
・プロジェクト責任者
副区長
堀越 隆正
【役割】統括責任者、活動に関する検討と承認
・プロジェクトリーダー
駿河区戸籍住民課長
三輪
【役割】活動内容検討、進捗管理、オーナーとの調整
・メンバー
駿河市税事務所
主事
駿河区地域総務課 主任主事
駿河区戸籍住民課 主任主事
駿河区保険年金課
主事
駿河区生活支援課
主事
駿河区保育児童課
主事
駿河区高齢介護課
主事
安田 洋一郎
油井 直子
橋本 真里子
深井 郁哉
保田 崇行
青山 貴恵
石上 英子
・事務局
参与兼駿河区地域総務課長
【役割】活動の支援、調整
2
杉山
孝志
純市
3
重要施策
駿河区役所窓口サービス向上の
ための重点施策
駿河スマイル・プロジェクト
目標1
明るく、利用しやすい区役所を目指します。
来庁者に気持ちよく利用していただくために、施設の利用状況・
動線等を常に考え、改善に努めます。
①駿河スマイル・プロジェクトを立ち上げます。
駿河区役所の窓口サービスを向上するため、各課の若手職員を中心メンバーとした
プロジェクトを立ち上げ、課の枠組みを超えた区役所としての幅広い視点から検討します。
また、1年間の活動を検証し、次年度の活動に活かします。
②施設の安全管理・円滑な運営について検討します。
・区長、副区長による定期的な巡視を行い、区民目線に立った指摘事項等を基に、案内
サインの見直しや、清潔感のある職場づくりを行います。また、原則として次回巡視まで
(約1か月後)に改善を図ります。
・区役所内のレイアウトについて、客観的な数値や来庁者の視点を基に検討します。
-1-
3
目標2
正確に・早く・気持ちのよいサービスを提供します。
来庁者の立場に立った応対をするため、職員の意識や
能力の向上を図ります。
①各種研修を実施します。
・接遇能力の向上のため、接客のプロであるホテルマンによる接遇研修を実施します。
・職員の意識向上のため、区長による研修を行います。駿河区役所勤務の全職員(非常勤・
臨時・パート職員含む)が受講します。
【常に駿河区民の方に自分が何ができるかを意識し、行動できる職員を目指します。】
②接客に関するスローガンを設定し、朝礼時に唱和します。
全職員の接遇意識を向上するため、各課ごとにスローガンを設定し、朝礼時に唱和します。
③各課共通の業務リストを作成し、活用します。
・来庁者の意図を正確にくみ取るために、外国語の話せる人、手話のできる人等の業務に
役立つ「人材リスト」を作成し、各課で活用します。
・来庁者を目的の場所にスムーズにご案内するため、既存の「各課業務リスト」の見直しを
行い、各課に配置します。
-2-
目標3
安心・安全な窓口を目指します。
区民の安心・安全を守るため、職員の危機管理能力を高めます。
①来庁者の命を守るために、救命講習を受講します。
来庁者に緊急事態が発生した場合、職員が適切な応急手当を行うことができるように、
救命講習を受講します。
②災害時に来庁者の安心・安全を確保できるように、来庁者
避難誘導訓練を行います。
開庁時に地震等が発生した場合に、来庁者を安全に避難誘導できるよう訓練を行い、
災害発生時の作業の流れの把握、役割分担の確認、問題点の抽出及び改善を行います。
③個人情報保護等に対応できるよう危機管理研修を実施します。
危機管理意識を更に高めるため、個人情報保護を中心とした危機管理研修を実施します。
-3-
4
目標4
区民目線で考えます。
区民の想いや意見を業務に反映させます。
①市民アンケートを実施します。
駿河区役所の接遇等に関するアンケートを定期的に実施します。また、出された意見に
ついては速やかに対応します。
②「市民の声」システムに寄せられた意見を活かします。
「市民の声」システムに寄せられた意見等を、課長会議を通じて共有し、区役所全体で
活かします。
-4-
5
4
実施事業の各項目の実施内容
(1) 定例会議
回
年
月
日
内容
1
・PTの目的・概要・スケジュール説明
・自己紹介
平成 26 年4月 30 日(水) ・役割分担
・ワークショップ
「駿河区役所や業務について、日頃感じていること」
2
平成 26 年5月 26 日(月)
3
平成 26 年6月 13 日(金)
4
・重点施策について
平成 26 年7月 23 日(水) ・区長講義について
・接遇研修について
5
・重点施策の進捗状況について
平成 26 年8月 19 日(火) (各課業務リスト、危機管理研修、救命講習、避難
誘導訓練)
6
平成 26 年9月 17 日(水)
7
重要施策の進捗状況について
(危機管理研修、各課業務リスト、接遇研修、救命
平成 26 年 10 月 24 日(金)
講習、避難誘導訓練、来庁者数調査、市民アンケー
ト)
8
・重点施策の進捗状況について
(危機管理研修、各課業務リスト、救命講習、避難
平成 26 年 11 月 26 日(水)
誘導訓練、市民アンケート)
・平成 26 年度報告書及び平成 27 年度方針について
9
・アンケート内容の確認及び分類
・今後の方向性について
・重点施策の実施について
・避難誘導訓練について
※葵区地域総務課防災係より事前レクチャー
・重点施策の進捗状況について
平成 26 年 12 月 26 日(金) (避難誘導訓練について、市民アンケートについて)
・平成 26 年度報告書及び平成 27 年度方針について
10
・市民アンケートについて
平成 27 年1月 15 日(木) ・平成 26 年度報告書について
・平成 27 年度重点施策について
6
(2) 区役所内巡視
月1回、区長又は副区長と、その月の当番の課の職員とSSPメンバーが区役所内
を巡視し、区民目線で問題点・課題点を見つけた。原則次回巡視まで(約1か月後)
に指摘事項を改善し、SSPメンバーが改善事項を確認した。
【改善されたこと】
・掲示物や案内表示の整備(貼り方・位置の見直し、貼り換え)
・ご案内とフロア案内図を見やすい大きさに変更。
・各フロアの案内板に、主な業務内容と窓口番号を追加して記載。
・汚れていた場所の掃除
・暗くなっていた蛍光灯の取替え
・課内やカウンターの整理
・通路の障害物除去
・駐輪場のタイル補修
・自動ドアの修繕
等
【次年度以降引継】
・吹き抜けのガラスに目隠しシールを貼る。
・一部通路から見えにくい大会議室看板を、見やすく設置し直す。
・1階の庁内案内表示や掲示物について、デザイン、掲示方法をさらに見直す。
※掲示物の整備
※案内図の新規作成
7
(3) 総合案内の位置検討
① 目的
駿河区役所の総合案内は、正面玄関側入口に設置されているが、反対の駐車場側入口
から来庁する市民の方が多く、職員間で総合案内の位置が分かりにくいのではないかと
考えられていたため、今回調査することとなった。
② 調査方法
・来庁者数調査
正面玄関側入口と駐車場側入口に職員を配置し、カウンターで来庁者数を数える。
日を空けて2日行った。
・市民アンケート
現在の総合案内の位置を変えた方がよいかどうか、来庁者にアンケート調査した。
③ 調査日及び調査結果概要
・来庁者数調査
平成 26 年 6月 20 日(月)
駐車場側入口 1,307 人
>
正面玄関側入口
約2.3倍
平成 26 年 10 月 27 日(月)
駐車場側入口 1,021 人
>
正面玄関側入口
約2.2倍
559 人
464 人
いずれも、駐車場側入口からの来庁者数は、正面玄関側入口からの2倍以上。
・アンケート
平成26年6月2日(月)から6月30日(月)まで21日間
平成26年11月10日(月)から12月10日(水)まで22日間
回答者282人
回答者1,071人
総合案内があることを「知らなかった」、また知っていても「わかりにくい」
としている来庁者は半数以上いるものの、位置を変えた方が良いと感じている割
合は全体の 11.6%であった。
④ まとめ
来庁者は駐車場側入口の方が2倍以上多いが、今回のアンケートにおいて「位置
を変えた方が良い」とする割合は約1割に留まったことから、来庁者は総合案内の
位置は現段階において移設・増設する必要性を感じていない。
今後も区民ニーズの変化を見極めながら、継続して調査していく。
8
※平成 26 年 11 月 10 日(月)~平成 26 年 12 月 10 日(水)アンケート結果
~皆様の声を窓口サービス向上に活かします~
アンケートにご協力お願いします
窓口サービスの向上を目指し、アンケート調査を実施しています。皆様により一層満足して
いただける窓口サービスの実現に努めてまいりますので、ご協力をよろしくお願いします。
Q1
本日はどちらの入口から入ってこられましたか?レ点をつけてください。
□駐車場側入口
800
Q2
□その他 (
□SBS通側入口
二階連絡通路
80
191
駿河区役所SBS通側入口に総合案内があることをご存知でしたか?
※戸籍住民課正面の 10 番窓口は総合案内ではありません。
□知っていた
□知らなかった
469
600
矢印に従って進んでください。
総合案内を利用したことがありますか?
□ある
□ない
用事のある課への行き方は、どうやって
わかりましたか?(複数可)
240
360
□区役所内の案内表示を見た。
□玄関の案内板を見た。
□職員にきいた。
□もともと知っていた。
□その他(
)
総合案内の位置はわかりやすいですか?
□わかりやすい
□わかりにくい
282
77
264
76
107
222
59
総合案内の位置について、考えに近いものを1つだけ選んでください。
□場所を変えたほうがよい ⇒裏面の地図に○をつけてください。
□そのままでよい
□わからない・どこでもよい
□その他(
)
9
125
694
174
68
)
(4) 駿河区長による階層別研修
① 目的
・駿河区役所に勤務する職員としての心構えと職務遂行に必要な知識の習得
・区長との直接的なコミュニケーション
② 研修内容
・仕事の段取り力とワーク・ライフ・バランス
・望ましいこれからの職員のあり方
・駿河区役所職員としての心構え
③ 研修対象者及び日時、参加者
全17回、238人が参加
係長研修(参事・主幹・副主幹)
平成 26 年7月 24 日(木)
午後3時から3時45分
参加者数 10 人
平成 26 年7月 24 日(木)
午後4時から4時45分
参加者数 13 人
平成 26 年7月 25 日(金)
午後3時から3時45分
参加者数 12 人
平成 26 年7月 25 日(金)
午後4時から4時45分
参加者数
8人
採用4年以上研修(主査・主任主事・主事・再任用職員)
平成 26 年8月 13 日(水)
午後3時から3時 45 分
参加者数 22 人
平成 26 年8月 13 日(水)
午後4時から4時 45 分
参加者数 21 人
平成 26 年8月 14 日(木)
午後3時から3時 45 分
参加者数 20 人
平成 26 年8月 14 日(木)
午後4時から4時 45 分
参加者数 13 人
平成 26 年8月 20 日(水)
午後4時から4時 45 分
参加者数 10 人
平成 26 年8月 21 日(木)
午後3時から3時 45 分
参加者数 12 人
平成 26 年8月 21 日(木)
午後4時から4時 45 分
参加者数 7 人
採用3年以下研修(主事)
非常勤・臨時研修(非常勤職員・臨時職員・パート職員)
平成 26 年9月 11 日(木)
午後3時から3時 45 分
参加者数 15 人
平成 26 年9月 12 日(金)
午後3時から3時 45 分
参加者数 21 人
平成 26 年9月 12 日(金)
午後4時から4時 45 分
参加者数 22 人
平成 26 年9月 17 日(水)
午後3時から3時 45 分
参加者数 21 人
平成 26 年9月 18 日(木)
午後3時から3時 45 分
参加者数 10 人
平成 26 年9月 18 日(木)
午後4時から4時 45 分
参加者数 12 人
10
④ 参加した職員の声
・SSPの活動について、区役所内でのものと思っていましたが、区域全域に及ぶ
ものだったので、この先、駿河区がどれだけ良くなるのか興味がわいた。
・常にポジティブな考え方を持ち、職場内に影響出来るようにする事がとても大切
ああ
だと感じた。
・仕事への丁寧な考え方が非常に参考となった。
・もう少し区長の話を実例を交えて伺いたいです。
≪SSP担当者のコメント≫
区長のスケジュール調整や打ち合わせなど、大変な部分、ご迷惑をおかけした部分もありました
が、庁内のほぼ全員の方に参加してもらい、とても嬉しく、達成感がありました。
11
(5)接遇研修
① 目的
・接遇能力の向上及び窓口業務の見直し
・市民サービスの向上
② 研修内容
・ホテルサービスの一例
・第一印象の大切さ、挨拶・ご案内の仕方
・お客様の気持ちになって対応することの大切さ
③ 講師
ホテルセンチュリー静岡
取締役副総支配人兼営業部長
藤原
章滋
氏
④ 研修対象者
駿河区役所及び長田支所に勤務する職員(非常勤・臨時・パート職員含む)
⑤ 研修日時及び参加者数
全2回 125人が参加
・平成 26 年 10 月 29 日(水)午後1時から2時 30 分
・平成 26 年 10 月 29 日(水)午後3時から4時 30 分
参加者数 64 人
参加人数 61 人
⑥ 参加した職員の声
・類似性の法則の話は面白かった、活用したい。
・藤原様の話し方が参考になった。
・民間の話がきけて新鮮だった。
・クレーム対応の具体策が知りたい。
・様々な企業の企業努力を知りたい。
・さらに高度な接遇の話を聞きたい。
≪SSP担当者のコメント≫
講師の貴重なお話・体験談は、業務に活かせるだけではなく、面白みがあり共感をもてるもので
した。職員のアンケート結果からも接遇研修はとても有意義であり、実施することができて良かっ
たと思います。
12
(6)危機管理研修
① 目的
駿河区役所における個人情報の保護と漏えい
防止に努め、職員一人一人の個人情報保護の
意識強化を図ることで、事務事業事故を未然に防ぎ、
危機管理意識の高い職場づくりを行う。
② 研修内容
・個人情報の保護について
・静岡市の事務事業事故の事例紹介
③ 講師
静岡市役所 危機管理課職員
④ 研修対象者
駿河区役所及び長田支所に勤務する職員(非常勤・臨時・パート職員含む)
⑤ 研修日時及び参加者数
全4回 192人が参加
・平成 26 年 10 月 10 日(金)午前 10 時から 11 時 30 分
参加者数
55 人
・平成 26 年 10 月 10 日(金)午後2時から3時 30 分
・平成 26 年 11 月 5日(水)午前 10 時から 11 時 30 分
・平成 26 年 11 月 5日(水)午後2時から3時 30 分
参加者数
参加者数
参加者数
49 人
44 人
44 人
⑥ 参加した職員の声
・改めて危機管理について考えるきっかけとなった。
・今後、課内のリスクチェックを行いたいと思った。
・たくさんの事例を紹介して頂いてよかった。
・問題があったときに単にチェック体制を強化するだけでは、
根本的解決にならないのでは。
≪SSP担当者のコメント≫
個人情報を扱う課ばかりなので、改めて危機管理について考えるきっかけとなればと思う。忙し
い中多くの職員が参加することができて良かった。
13
(7) 救命講習
① 目的
来庁者に緊急事態が発生した場合、
職員が適切な応急手当を行うことができる
ようにする。
② 研修内容
・ビデオ教材視聴による応急手当の方法
・心肺蘇生法
・AED使用方法
③ 講師
静岡市消防局OB
2名×2回
延べ4名
④ 研修対象者
駿河区役所及び長田支所に勤務する職員(非常勤・臨時・パート職員含む)
⑤ 研修日時及び参加者数
全2回 24人が参加
・平成 26 年 11 月 19 日(火)午後1時から4時
参加者数
13 人
・平成 26 年 11 月 25 日(火)午後1時から4時
参加者数
11 人
⑥ 参加した職員の声
・大変わかりやすい研修でした。人工呼吸が難しかった。
・呼吸をしていない人には心肺蘇生がいかに大切かを学ぶことができま
した。AEDすることに自信がつきました。
・実際に心肺蘇生法をやってみると、うまくできないところもあった。
今後も研修を受け復習することで実際に行う時は落ち着いて行動でき
るようにしたいです。
≪SSP担当者のコメント≫
他の研修に比べて参加人数が少なかったです。有事の際に必要な技術であるため来年度はより多く
の職員に受講してもらえるようにしていきたいです。
14
(8) 避難誘導訓練
① 目的
開庁時に大規模地震や火災が発生した際に、
来庁者及び職員の安全を確保するため、
職員が取るべき行動及び役割などを周知徹底し、
防災意識の向上を図る。
② 訓練内容
・消火活動の確認
・情報伝達の確認
・来庁者(車いす利用者・子連れ・負傷者含む)の適切な避難誘導
③ 参加対象者
駿河区役所に勤務する職員(正規職員のみ)
④ 訓練日時
平成 26 年 12 月 17 日(水)午後5時 20 分から5時 40 分
⑤ 参加者数
102人
⑥ 参加した職員の声
・避難経路の意識付けができたと思う。
・声掛けがすくない。
・火災の状況が分からない中での避難誘導は危険。
・来庁者をどのように誘導してよいか分からなかった。
・各自が果たす役割の内容やそれに対する理解があいまいである。
・危険個所付近に、呼びかけの人員配置が必要では。
≪SSP担当者のコメント≫
自分自身が被災地に派遣していたときに、地元の職員と話す中で、開庁時の避難誘導を適切に行
うことの必要性を改めて感じました。寒い中参加して頂いた職員に感謝しています。
15
(9) 業務リスト
① 目的
来庁者を目的の場所にスムーズにご案内するために作成。
② 活用方法
各課職員に配布した。来庁者から問い合わせがあった際に参考にする。
16
(10)人材リスト
① 目的
日本語での対応が難しい外国人が来庁した際、カードに記載されている職員に通訳
を依頼する。
② 活用方法
各課に配布した。
≪SSP担当者のコメント≫
今回は見やすいようA4用紙にまとめましたが、次年度以降より細かく丁寧な案内になるよう、い
ろんな人の意見を踏まえながら改善していきたいと思います。
17
(11)接客スローガン
① 目的
接遇意識の向上
② 活用方法
朝礼で唱和する。
③ 各課のスローガン
市税事務所
わかりやすい言葉で、市民に納得してもらえる説明を心掛けます。
地域総務課
まず笑顔で声かけをします
戸籍住民課
早く 正確に 気持ちよく
保険年金課
法的根拠に基づき市民の皆様に公平な対応をします。
長田支所
市民満足度 90%以上を目指します
生活支援課
相手の立場に立った対応をします。
保育児童課
ハートスマイルでお帰りいただこう!
高齢介護課
訪れた市民に良い印象でお帰りいただきます
※戸籍住民課
※保育児童課
※地域総務課
※市税事務所
18
(12)市民アンケート(接遇)
① 満足度
・平成 26 年6月2日(月)から6月 30 日(月)までの 21 日間
項目を「満足」「普通」「不満足」の3つに分類したうち、「満足」と回答した割合
73.8%
・平成 27 年1月 19 日(月)から 21 日(水)までの3日間
項目を「満足」
「ほぼ満足」
「普通」
「やや不満足」
「不満足」の5つに分類したうち、
「満足」「ほぼ満足」と回答した割合
95.2%
② 寄せられた意見抜粋
(良い意見)
・丁寧に対応して頂いた。
・分かりやすかったです。
・一つ一つ丁寧でわかりやすく説明していただきました。ありがとうございます。
・窓口がどこか軽く見渡していたら声をかけてくれて良い。笑顔で対応してくれた。
・色々用紙の不備があったにも関わらず、非常に丁寧に説明して頂き助かりました。
・分からないことを説明すると、丁寧に教えてくれた。
・親切で丁寧な対応をしてくれました。とても感じ良かったです。
・若い男性の方でしたが、とても丁寧に対応してくれました。
・手際が良い。
・書類関係の事なので分からず丁寧に教えて頂きありがとうございます。
助かりました。
(改善に関する意見)
・自分の順番が後回しになった。
・説明不足
・事務的な感じでした。
・書類の書き方が難しい。
・支所で手続が済ませられないのは大変不便
19
(13)市民の声
① 目的
駿河区役所各課に寄せられた意見等について、他課でも同内容の意見が寄せられる
ことがないよう、他課と共有する。
② 実施方法
駿河区役所各課に寄せられた意見等を、課長会議を通じて他課と共有し、区役所全
体で活かしていく。
③ 寄せられた市民の声と対応
寄せられた意見
対応
駿河区役所にある車いすのタイヤに 庁舎内の車いすについて、毎週1回、空気
空気がきちんと入っていないようで 圧やブレーキのきき等の保守点検を行い、
したので、確認してください。
記録簿に記載することとした。
精神障害者福祉手帳の申請で区役所
を尋ねましたが、総合案内でこちら
ではないと冷たい対応で不愉快でし
た。
総合案内受付業務の委託先事業者に対
し、業務の再確認と気持ちの良い市民応
対を実施するよう指導及び注意を促し、
精神保健福祉手帳の申請窓口を誤って案
内した施設あて、正しい窓口を伝え、今
後の適切な窓口案内の協力依頼を行っ
た。
窓口の隣同士が近すぎるので、離し 窓口同士を可能な限り間隔を確保し、相談
てください。
内容が隣窓口に聞こえないよう配慮した。
・駿河区役所の窓口の方は早口で
怖い印象を受けるので、ゆっくり
話をしてください。
職員の接遇能力を高めるために、接客の
・窓口担当職員の口調で不快な思い プロであるホテルマンによる接遇研修を
をしました。
実施した。
・電話応対がとても横柄な態度で
不快でした。
20
5
今年度の活動総括
今年度はプロジェクトの初年度ということもあり、重点施策の決定に時間を要しました
が、多くの職員が協力し、予定した重要施策すべてを実施することができました。
今年度の大きな成果は、自分たち職員が、「区民の皆様に対し何ができるのか」という
ことを本気で考えるきっかけになったことだと考えています。
SSPのメンバーをはじめ、区役所全職員が、区役所の業務そして環境を、来庁者の視
点から見直し、また様々な研修を受講することで、一人ひとりの能力や視野の向上が図れ
たものと考えています。その結果、広報課が実施した平成 26 年度市民意識調査「私はこ
う思う」の職員の接遇に関する設問において、満足度 71.7%という目標の 70%を超える
結果を得ることができました。
一方で、まだまだ改善すべき部分も残っています。来年度以降も、SSPの活動をさら
に発展・充実させ、来庁される区民の皆様が“笑顔”で用事を済ませることができるよう
区役所全体で取り組んでいきたいと考えています。
21
SSPメンバーからのコメント…
・駿河市税事務所 安田 洋一郎
全く経験したことのない活動で常に暗中模索状態でした。周りの人たちに迷惑をかけつ
つ協力をしてもらい、何とか 1 年を終えることができました。非常にいい勉強になり、貴
重な経験を積むことができたと感じています。
・駿河区地域総務課 油井 直子
若手メンバーが多い中で、一緒に考え、悩みながら進んできた1年でした。初めての経
験にとまどいながらも一生懸命事業を進めてくれたメンバー、どんなことも率先してやっ
てくれたリーダー、本当にありがとうございました。芽が出てきたSSPの活動が、この
先もっと強く区役所全体に根付いていくといいなと思います。
・駿河区戸籍住民課 橋本 真里子
リーダーとして関わらせて頂きましたが、リーダー経験やチームで何かをする経験が今
まで不足しており、かなりメンバーに迷惑をかけたと思います。しかしながら、個人的に
とても重要な経験をさせていただきました。
・駿河区保険年金課 深井 郁哉
業務が忙しい中での参加でしたが、研修の企画や運営をしたり、人前で司会をしたりす
ることがなかったので、とてもよい経験ができました。課の皆さんにも理解をいただき、
本当にありがとうございました。
・駿河区保育児童課 青山 貴恵
課を越えたPTの参加は初めての経験であり、かなりの緊張の中でのスタートでした。
日常業務との兼ね合いが大変でしたが、徐々にメンバーとも親しくなっていき、協力して
多くの事業を実施でき自分の糧となりました。多くの人に支えて頂きながらの実施でした
が、初年度のSSPに参加でき嬉しく思います。
・駿河区生活支援課 保田 崇行
通常業務との両立が大変でしたが、普段の業務では体験することができない貴重な経験
をすることができました。来年度はより多くの職員に SSP の活動内容を周知していけるよ
うに頑張っていきたいです。
・駿河区高齢介護課 石上 英子
1年目何もわからないまま始めて、多くを盛り込んだせいか、慌ただしかったイメージ
があります。2年目になれば、もっと時間的余裕もできると思います。他の課のメンバー
の皆さんと共同作業ができて楽しかったです。
22
平成27年2月
駿河スマイル・プロジェクト
1
Fly UP